JPH06204490A - 半導体不揮発性メモリ - Google Patents

半導体不揮発性メモリ

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JPH06204490A
JPH06204490A JP4348460A JP34846092A JPH06204490A JP H06204490 A JPH06204490 A JP H06204490A JP 4348460 A JP4348460 A JP 4348460A JP 34846092 A JP34846092 A JP 34846092A JP H06204490 A JPH06204490 A JP H06204490A
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JP
Japan
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insulating film
gate
floating gate
source region
silicon
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Application number
JP4348460A
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English (en)
Inventor
Hisanobu Sugiyama
寿伸 杉山
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体不揮発性メモリのデータ書込特性を劣
化させることなく、それぞれのメモリセルのデータ消去
特性を均一にすること。 【構成】 本発明の半導体不揮発性メモリは、p型シリ
コン基板(10)に形成したゲート絶縁膜(14)、このゲート
絶縁膜(14)上にスタック形成したフローティングゲート
(16)、カップリング絶縁膜(20)、コントロールゲート(2
2)、そしてこのコントロールゲート(22)と、フィールド
酸化膜(12)をマスクとするイオン注入により形成したド
レイン領域(22)および、ソース領域(26)から構成され
る。フローティングゲート(16)のソース領域側のリン
(p)濃度を1×1020/cm3 以下とすることによ
り、シリコン粒径増大が抑制され、これにより実効ゲー
ト絶縁膜厚変動およびシリコン粒径変動が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスタックゲート構造の半
導体不揮発性メモリに関し、詳細には、それぞれのメモ
リセルのデータ消去特性を均一にする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】実施例の説明のために添付した図4を参
照して、従来の半導体不揮発性メモリを説明する。従来
の半導体不揮発性メモリはp型のシリコン基板(10)表面
に形成したゲート絶縁膜(図示されない)上に、フロー
ティングゲート(16)、このフローティングゲート(16)上
にスタック形成したカップリング絶縁膜(図示されな
い)およびコントロールゲート(22)、このコントロール
ゲート(22)とフィールド酸化膜(14)をマスクとするドナ
ーイオン注入により形成したn+ 型のドレイン領域(24)
およびソース領域(26)から構成される。ドレイン領域(2
4)はコンタクト(28)を介してビット線に接続され、コン
トロールゲート(22)はワード線に接続される。
【0003】フローティングゲート(16)は、減圧気相成
長法(LPCVD法)により、ゲート絶縁膜上に第1層
ポリシリコン層(16)を全面形成し、これをチャネル幅方
向にパターニングした後、カップリング絶縁膜および第
2層ポリシリコン層(22)を全面形成し、第1層および第
2層ポリシリコン層(16)(22)のチャネル長方向のパター
ニングを同時に行って形成される。従って、第1層およ
び第2層ポリシリコン層(16)(22)によりそれぞれ形成さ
れるフローティングゲート(16)とコントロールゲート(2
2)のチャネル長方向はセルフアラインされる。
【0004】フィールド酸化膜(14)は、アクティブ領域
をマスクするようにパターニングされたシリコンナイト
ライドをマスクとしてシリコン基板表面を熱酸化して約
400nm厚に形成され、このシリコンナイトライド・
マスク剥離後にシリコン基板(10)を熱酸化する等して約
10nm厚のゲート絶縁膜が形成される。ドレイン領域
(24)およびソース領域(26)はコントロールゲート(22)お
よびフィールド酸化膜(14)をマスクとしてシリコン基板
(10)にリン(P)等のドナーイオンを高濃度に注入して
+ 型に形成される。このドレイン領域(24)およびソー
ス領域(26)は後の熱処理により、約0.2μm横方向拡
散してフローティングゲートと重畳し、それぞれ後述す
るデータ書込領域およびデータ消去領域となる。
【0005】この半導体不揮発性メモリのデータ書込
は、コントロールゲート(22)とドレイン領域(24)間に5
0ms幅の所定電圧の単一パルスを印加するか、プログ
ラムベリファイで書き込み状態をモニタし、データ書込
が完了するまで1ms幅のパルスを繰り返し印加するこ
とによりワード単位、あるいはページ単位で行われる。
このデータ書込パルスにより、ドレイン領域(24)端部の
データ書込領域にホットエレクトロンが発生し、このホ
ットエレクトロンが前記高電界によってフローティング
ゲート(16)に注入されてデータ書込が行われる。
【0006】また、データ消去は、コントロールゲート
(22)とソース領域(26)間に所定の電圧のパルスを印加し
てソース領域(26)端部のデータ消去領域にトンネル電流
を流し、このトンネル電流により、フローティングゲー
ト(16)の電荷をソース領域(26)に放出することによりワ
ード単位、ページ単位、あるいはチップ単位で行われ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】それぞれのメモリセル
のデータ消去特性が不均一な半導体不揮発性メモリ(フ
ラッシュEEPROM)を一括データ消去すると、デー
タ消去が遅いメモリセルのデータ消去が完了するとき、
データ消去が早いメモリセルの電荷が過剰に放出される
ことによってそのチャネルがデプレション化し、ワード
線による選択に係わらず、デプレション化したメモリセ
ルの状態がビット線に出力される。
【0008】そこで、この問題の解決のため、従来の半
導体不揮発性メモリでは過剰電荷放出を防止する回路が
不可欠であった。また、この回路により、データ消去が
早いメモリセルの過剰電荷放出を防止するため、データ
消去が遅いメモリセルに電荷が残存して、出力ダイナミ
ックレンジが低下する問題を有する。また、フローティ
ングゲートの不純物濃度を低くすることによって、それ
ぞれのメモリセルのデータ消去特性を均一にする方法が
提案されているが、この方法によればデータ書込特性が
劣化する問題を有する。
【0009】本発明は、メモリセルのデータ消去特性が
不均一となる原因解明のための本件発明者等による研究
の成果であって、フローティングゲートのソース領域側
の不純物濃度のみを低下させることによって、データ書
込特性を劣化させることなく、メモリセルのデータ消去
特性を均一化するものであり、それにより、前記過剰電
荷放出防止回路を不要とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、フロ
ーティングゲートのシリコン粒径を、フローティングゲ
ートとソース領域の重畳部の短サイズ以下としたことを
主要な特徴とする。請求項2の発明は、フローティング
ゲートのシリコン粒径を1μm以下としたことを主要な
特徴とする。請求項3の発明は、フローティングゲート
のソース領域側のリン(P)濃度を1×1020/cm3
以下としたことを主要な特徴とする。請求項4の発明
は、フローティングゲートに砒素(As)イオンを注入
したことを主要な特徴とする。
【0011】
【作用】フローティングゲートのシリコン粒径を、フロ
ーティングゲートとソース領域の重畳部の短サイズ以下
とした請求項1の構成はシリコン粒配列による実効ゲー
ト絶縁膜厚変動を防止する。フローティングゲートのシ
リコン粒径を1μm以下とした請求項2の構成は、シリ
コン粒配列およびシリコン粒径変動による実効ゲート絶
縁膜厚変動を防止する。
【0012】フローティングゲートのソース領域側のリ
ン(P)濃度を1×1020/cm3以下とした請求項3
の構成は、ソース領域側のシリコン粒径のみを微小化
し、実効ゲート絶縁膜厚変動を防止すると共にドレイン
領域側のデータ書込特性を保証する。フローティングゲ
ートに砒素(As)イオンを注入した請求項4の構成
は、データ書込特性を保証する不純物濃度において、ソ
ース領域側のシリコン粒径を充分に微小化して実効ゲー
ト絶縁膜厚変動を防止する。
【0013】
【実施例】発明者等の研究により、フローティングゲー
トのソース領域側の不純物濃度を比較的低濃度とする
か、フローティングゲートのドーパントとして砒素(A
s)を使用することにより、データ書込特性を劣化させ
ることなくそれぞれのメモリセルのデータ消去特性を均
一化できることが判明した。
【0014】初めに、図1乃至図3を参照して、今日考
えられる本発明原理の説明を行う。従来プロセスにより
CVD形成したポリシリコン層には粒径が0.2μm〜
0.4μm程度のシリコン粒(SG)がランダムに配列され
ている。フローティングゲート(FG)はこのポリシリコン
層をパターニングして形成されるため、フローティング
ゲート(FG)とソース領域(S) が重畳する0.2μm(図
中に符号aで示すゲート長方向のサイズ)×1μm(ゲ
ート幅)程度の微小な領域(以下、データ消去領域と称
する)にシリコン粒(SG)の平坦と見做せる球面が配列さ
れたメモリセル、データ消去領域にシリコン粒(SG)の境
界が配列されたメモリセル、さらには、データ消去領域
に特に微小粒径のシリコン粒(SG)が配列されたメモリセ
ル等が出現する(図1および図2参照)。
【0015】半導体不揮発性メモリ(EEPROM)の
データ消去は、フローティングゲート(FG)とソース領域
(S) 間のゲート絶縁膜(OX)の電界Eに基づくトンネル電
流J=α・E2 exp(−β/E)により、フローティ
ングゲート(FG)の電荷をソース領域(S) に放出すること
により行われるため、ゲート絶縁膜(OX)厚が50nm以
下の半導体不揮発性メモリのトンネル電流は上記したよ
うなシリコン粒配列およびシリコン粒径変動に基づく実
効ゲート絶縁膜厚変動に大きく影響され、メモリセル間
のデータ消去特性を変動させる。なお、上式においてα
およびβは定数である。
【0016】また、MOSダイオードのスレショールド
電圧VthはVth=ΦGS−QSS/C0−QSC/C0 +2Φ
F で与えられる。ここに、ΦGSはゲート電極材料と基板
半導体との仕事関数差、QSSは表面状態電荷、QSCは表
面の空乏層の空間電荷、ΦFはエネルギーギャップの中
心から測ったフェルミレベル、C0 は単位面積当りのゲ
ート絶縁膜の静電容量である。そこで、シリコン粒(SG)
の界面に集中分布する傾向がある不純物の影響およびゲ
ート絶縁膜(OX)の静電容量の変動によってもメモリセル
間のスレショールド電圧Vthが変動し、データ消去特性
が不均一となる。
【0017】これに対して、ポリシリコン層のシリコン
粒(SG)径をデータ消去領域の短サイズa以下とする場合
には、全てのシリコン粒(SG)が粒径が等しく形成される
と仮定すれば、シリコン粒配列に基づく実効ゲート絶縁
膜厚変動がなくなり、従って、前記トンネル電流J=α
・E2 exp(−β/E)が一定となって、それぞれの
メモリセルのデータ消去特性が均一化される。また、ポ
リシリコン層のシリコン粒(SG)をデータ消去領域の短サ
イズaに比較してさらに微小に、例えば0.1μm以下
とする場合には、シリコン粒(SG)径変動による実効ゲー
ト絶縁膜厚変動も無視できる値とすることができる。
【0018】本発明はフローティングゲートのソース領
域側の不純物濃度を比較的低濃度とするか、フローティ
ングゲートのドーパントとして砒素(As)を使用する
等により、ポリシリコン層のシリコン粒をデータ消去領
域の短サイズaに比較して微小に形成する点を特徴と
し、これにより、それぞれのメモリセルのトンネル電流
変動およびMOSダイオードのスレショールド電圧変動
を抑制し、もってデータ書込特性を劣化させることなく
データ消去特性を均一化するものである。図4乃至図9
を参照して本発明の第一実施例を説明する。なお、図4
は実施例により製造された半導体不揮発性メモリの要部
平面図であり、図5は図4のb−b線断面図、図6乃至
図8は図4のa−a線断面図およびb−b線断面図であ
る。
【0019】図4および図5を参照すると、本発明の半
導体不揮発性メモリは第1の導電型(以下、第1の導電
型をp型、第2の導電型をn型として説明する)のシリ
コン基板(10)表面に形成したゲート絶縁膜(14)上に、前
記したデータ消去領域の短サイズa以下の粒径、好まし
くは0.1μm以下の粒径のシリコン粒により形成した
フローティングゲート(16)、このフローティングゲート
(16)上にスタック形成したカップリング絶縁膜(20)およ
びコントロールゲート(22)、このコントロールゲート(2
2)とフィールド酸化膜(12)をマスクとする第2の導電型
のイオン注入により形成したn+ 型のドレイン領域(24)
およびソース領域(26)から構成される。コントロールゲ
ート(22)は図示しないワード線に接続され、ドレイン領
域(24)はコンタンタクト(26)を介して図示しないビット
線に接続される。
【0020】フローティングゲート(16)は第1層ポリシ
リコン層をパターニングして形成される。この第1層ポ
リシリコン層のドレイン領域(24)側は、データ書込特性
を考慮して、リン(P)イオンが高濃度にイオン注入さ
れ、ソース領域(26)側は、データ消去特性を考慮して、
そのシリコン粒径が前記データ消去領域の短サイズa以
下、好ましくは粒径を0.1μm以下となるように、ポ
リシリコン層厚100nm当りドース量1×1015/c
2 (不純物濃度換算値1×1020/cm3 )以下でリ
ン(P)イオンが注入される。
【0021】なお、ドーパントとして砒素(As)を使
用する場合には、リン(P)イオンを使用する場合の約
1/2のシリコン粒径のポリシリコン層が得られるた
め、フローティングゲート(16)の全面に、データ書込動
作のみを考慮した高濃度のイオン注入をすることがで
き、イオン注入プロセスが簡素化される。次に、製造プ
ロセス例により本発明の半導体不揮発性メモリをより詳
細に説明する。上記構成される本発明の半導体不揮発性
メモリは以下のプロセスにより製造される。
【0022】(1) 減圧気相成長法(LPCVD法)によ
り、p型のシリコン基板(10)あるいはpウェル(以下、
シリコン基板に統一する)表面に約100nm厚のシリ
コンナイトライド(Si3 4 )を全面形成し、ホトリ
ソグラフィとSi3 4 エッチングによりフィールド領
域のSi3 4 を除去する。そして、このSi3 4
マスクとしてシリコン基板表面を熱酸化して約400n
m厚のフィールド酸化膜(12)を形成する。このフィール
ド酸化膜(12)はメモリセルを分離するものであり、全プ
ロセス終了後に約250nm厚となる。この後、シリコ
ン基板(10)表面を熱酸化する等して、アクティブ領域上
部に約10nm厚のゲート絶縁膜(14)を形成する。
【0023】次に、シランン(SiH4 )あるいはジシ
ラン(Si2 6 )をソースガスとする減圧気相成長法
により約100nm厚の第1層ポリシリコン層(16)を全
面形成し、これに約40keVのエネルギーで、ポリシ
リコン層厚100nm当りのドーズ量1×1015/cm
2 以下のリン(P)イオンを全面注入する。フローティ
ングゲート(16)のソース領域側(図面中央左側)のイオ
ン注入は本プロセスにより完了し、フローティングゲー
ト(16)のソース領域(26)側のリン濃度は1×1020/c
3 以下となる。(図6参照)。
【0024】(2) 少なくともフローティングゲート(16)
とソース領域(図面中央左)の重畳部のデータ消去領域
をマスクするパターン(図4参照)のレジスト(18)をマ
スクとして、第1層ポリシリコン層(16)に再度リン
(P)イオンを注入する(図7参照)。このイオン注入
プロセスにより、第1層ポリシリコン層(16)のドレイン
領域側(図面中央右側)は先に注入されたイオンと合わ
せて高濃度にイオン注入されることになり、データ書込
特性が保証される。
【0025】(3) 第1層ポリシリコン層(16)を熱酸化す
る等して約25nm厚のカップリング絶縁膜(20)を形成
し、図4の一点鎖線で示すパターンのレジスト(32)をマ
スクとして、カップリング絶縁膜(20)および第1層ポリ
シリコン層(16)のチャネル幅方向のパターニングを順次
行う(図8参照)。
【0026】(4) 減圧気相成長法により第2層ポリシリ
コン層(22)を全面形成し、第2層ポリシリコン層(22)、
カップリング絶縁膜(20)および第1層ポリシリコン層(1
6)のチャネル長方向のパターニングを順次行って、セル
フアラインされたスタック形状のフローティングゲート
(16)、コントロールゲート(22)を形成する。次に、コン
トロールゲート(22)およびフィールド酸化膜(12)をマス
クとしてシリコン基板(10)にリン(P)等のドナーイオ
ンを高濃度に注入して、コントロールゲート(22)とセル
フアラインするn+ 型のドレイン領域(24)およびソース
領域(26)を形成する。ドレイン領域(24)およびソース領
域(26)はこの後の熱処理により、約0.2μm横方向拡
散してフローティングゲートと重畳し、前述のデータ消
去領域となる(図9参照)。
【0027】フローティングゲート(16)のソース領域(2
6)側のみに比較的低濃度にリン(P)をイオン注入する
か、フローティングゲート(16)の全面に砒素(As)イ
オンを注入する本実施例によれば、データ消去領域の短
サイズに比較して微小シリコン粒のポリシリコン層が得
られ、シリコン粒配列、シリコン粒径変動に起因するメ
モリセル毎の実効ゲート絶縁膜厚変動を抑制することが
できる。この結果、それぞれのメモリセルのデータ消去
特性を均一化することができ、フローティングゲートの
電荷の過剰消去を防止する回路が不要となり、回路が簡
素化される。また、データ書込特性の劣化もない。
【0028】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明の半導体不揮発性メモリは第2層ポリシリコン層(20)
上にタングステンシリサイド(W/Si)のような高融
点金属シリサイド膜を重ねたポリサイド構造を採用する
ことができる。また、LDD(Lightly Dop
ed Drain)構造も採用することもできる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように本発明の半導体不揮発
性メモリは、フローティングゲートのソース領域側のみ
に比較的低濃度にリン(P)をイオン注入するか、フロ
ーティングゲート全面に砒素(As)イオンを注入する
ことにより、フローティングゲートのシリコン粒径をデ
ータ消去領域の短サイズに比較して微小とするため、シ
リコン粒配列、シリコン粒径変動に起因するメモリセル
毎の実効ゲート絶縁膜厚変動を抑制することができる。
この結果、それぞれのメモリセルのデータ消去特性を均
一化することができ、フローティングゲートの電荷の過
剰消去を防止する回路が不要となり、回路が簡素化され
る。また、データ書込特性の劣化もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための半導体不揮発性
メモリの要部拡大断面図。
【図2】本発明の原理を説明するための半導体不揮発性
メモリの要部拡大断面図。
【図3】本発明の原理を説明するための半導体不揮発性
メモリの要部拡大断面図。
【図4】本発明の一実施例の要部平面図。
【図5】図4のb−b線断面図。
【図6】実施例の製造プロセスを説明するための半導体
不揮発性メモリの要部断面図。
【図7】実施例の製造プロセスを説明するための半導体
不揮発性メモリの要部断面図。
【図8】実施例の製造プロセスを説明するための半導体
不揮発性メモリの要部断面図。
【図9】実施例の製造プロセスを説明するための半導体
不揮発性メモリの要部断面図。
【符号の説明】
10 シリコン基板 12 フィールド絶縁膜 14 ゲート酸化膜 16 第1層ポリシリコン層、フローティングゲート 18 レジスト 20 カップリング絶縁膜 22 第2層ポリシリコン層、コントロールゲート 24 ドレイン領域 26 ソース領域 28 コンタクト 30 レジスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 16/04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導電型のシリコン基板上に形成し
    たゲート絶縁膜と、 このゲート絶縁膜上にスタック形成したフローティング
    ゲート、カップリング絶縁膜およびコントロールゲート
    と、 コントロールゲートをマスクとする第2の導電型の不純
    物のイオン注入によりシリコン基板に形成したドレイン
    領域およびソース領域から構成され、 フローティングゲートのソース領域側のシリコン粒径
    を、フローティングゲートとソース領域の重畳部の短サ
    イズ以下としたことを特徴とする半導体不揮発性メモ
    リ。
  2. 【請求項2】 フローティングゲートのソース領域側の
    シリコン粒径を1μm以下としたことを特徴とする請求
    項1の半導体不揮発性メモリ。
  3. 【請求項3】 第1の導電型のシリコン基板上に形成し
    たゲート絶縁膜と、 このゲート絶縁膜上にスタック形成したフローティング
    ゲート、カップリング絶縁膜およびコントロールゲート
    と、 コントロールゲートをマスクとする第2の導電型の不純
    物のイオン注入によりシリコン基板に形成したドレイン
    領域およびソース領域から構成され、 フローティングゲートのソース領域側のリン(P)濃度
    を1×1020/cm3以下としたことを特徴とする半導
    体不揮発性メモリ。
  4. 【請求項4】 第1の導電型のシリコン基板上に形成し
    たゲート絶縁膜と、 このゲート絶縁膜上にスタック形成したフローティング
    ゲート、カップリング絶縁膜およびコントロールゲート
    と、 コントロールゲートをマスクとする第2の導電型の不純
    物のイオン注入によりシリコン基板に形成したドレイン
    領域およびソース領域から構成され、 フローティングゲートに砒素(As)イオンを注入した
    ことを特徴とする半導体不揮発性メモリ。
JP4348460A 1992-12-28 1992-12-28 半導体不揮発性メモリ Pending JPH06204490A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100358070B1 (ko) * 1999-12-27 2002-10-25 주식회사 하이닉스반도체 멀티 비트 플래쉬 메모리 셀 및 이를 이용한 프로그램 방법

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KR100358070B1 (ko) * 1999-12-27 2002-10-25 주식회사 하이닉스반도체 멀티 비트 플래쉬 메모리 셀 및 이를 이용한 프로그램 방법

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