JPH06204207A - 半導体材料を選択的にエッチングする方法 - Google Patents
半導体材料を選択的にエッチングする方法Info
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- JPH06204207A JPH06204207A JP4055324A JP5532492A JPH06204207A JP H06204207 A JPH06204207 A JP H06204207A JP 4055324 A JP4055324 A JP 4055324A JP 5532492 A JP5532492 A JP 5532492A JP H06204207 A JPH06204207 A JP H06204207A
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- H—ELECTRICITY
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- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
- H01L21/02—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
- H01L21/04—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
- H01L21/18—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体材料のウエーハの一部を、該基材が所
望の厚みになるまで選択的にエッチングし、薄い半導体
ウエーハを形成する方法を提供する。 【構成】 ウエーハ18は、p形の領域22及びこれに
隣接するn形の領域20から成るpn接合24を備え
る。両領域は共に化学的エッチング剤14の中に浸漬さ
れ、p形の領域の表面22aはエッチング剤に露呈され
る。第1の電圧値及び第2の電圧値を有する時間に対し
て変化する電圧波形を、エッチング剤を介してpn接合
に印加する。第1の電圧値は、pn接合の前後にゼロの
順方向バイアスを生じ、第2の電圧値は、pn接合の前
後に逆方向バイアスを生ずる。p形の領域は、n形の領
域に達するまで、エッチング剤により除去される。従っ
てp形の領域は概ね除去される。その結果生ずるn形の
領域を流れる電流によりn形の領域の表面に不活性化層
が形成され、この不活性化層がそれ以上のエッチングを
停止させる。
望の厚みになるまで選択的にエッチングし、薄い半導体
ウエーハを形成する方法を提供する。 【構成】 ウエーハ18は、p形の領域22及びこれに
隣接するn形の領域20から成るpn接合24を備え
る。両領域は共に化学的エッチング剤14の中に浸漬さ
れ、p形の領域の表面22aはエッチング剤に露呈され
る。第1の電圧値及び第2の電圧値を有する時間に対し
て変化する電圧波形を、エッチング剤を介してpn接合
に印加する。第1の電圧値は、pn接合の前後にゼロの
順方向バイアスを生じ、第2の電圧値は、pn接合の前
後に逆方向バイアスを生ずる。p形の領域は、n形の領
域に達するまで、エッチング剤により除去される。従っ
てp形の領域は概ね除去される。その結果生ずるn形の
領域を流れる電流によりn形の領域の表面に不活性化層
が形成され、この不活性化層がそれ以上のエッチングを
停止させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコン等の半導体材
料を電気化学的にかつ選択的にエッチングする方法に関
し、より詳細には、エッチングを自動的に停止して半導
体がエッチングされる厚みを制御することのできるシリ
コン基材を電気化学的にエッチングする方法に関する。
料を電気化学的にかつ選択的にエッチングする方法に関
し、より詳細には、エッチングを自動的に停止して半導
体がエッチングされる厚みを制御することのできるシリ
コン基材を電気化学的にエッチングする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子技術分野においては、単結晶シリコ
ンの非常に薄い基材の用途は多数存在する。例えば、
「自動車用の圧力センサ(A Pressure Se
nsorfor Automotive Applic
ation)」と題するJ.A.オークス(Oake
s)の報告(自動車用電子部品に関する第3回国際会議
の議事録(Proceedings Of Third
International Conference
On Automotive Eclectroni
cs)1981年10月、143−149ページ)に
は、単結晶シリコンから形成され、薄いダイアフラム領
域を有する圧力センサが記載されている。このオークス
の圧力センサの薄いダイアフラム領域等の薄いシリコン
基材を形成するためには、厚みのあるシリコン基材を所
望の厚みまでエッチングしている。
ンの非常に薄い基材の用途は多数存在する。例えば、
「自動車用の圧力センサ(A Pressure Se
nsorfor Automotive Applic
ation)」と題するJ.A.オークス(Oake
s)の報告(自動車用電子部品に関する第3回国際会議
の議事録(Proceedings Of Third
International Conference
On Automotive Eclectroni
cs)1981年10月、143−149ページ)に
は、単結晶シリコンから形成され、薄いダイアフラム領
域を有する圧力センサが記載されている。このオークス
の圧力センサの薄いダイアフラム領域等の薄いシリコン
基材を形成するためには、厚みのあるシリコン基材を所
望の厚みまでエッチングしている。
【0003】従来は、異方性のエッチング技術を用いて
シリコンの基材を形成していたが、その理由は、そのよ
うなエッチング技術は十分に高いpH値のエッチング剤
の中で、<100>及び<110>平面等の平面に沿っ
てではなく、<111>平面等の特定の結晶面に沿っ
て、よりゆっくりと選択的にエッチングを行うからであ
る。代表的なエッチング剤としては、KOH、NaO
H、LiOH、CsOH、NH4OH、エチレンジアミ
ン・ピロカテコール及びヒドラジンがある。これらのエ
ッチング剤の結晶方向の選択性に加えて、共にエッチン
グ剤の中に浸漬されたシリコン基材と電極との間に印加
される十分に高い一定の正のバイアスにより、シリコン
基材の表面に二酸化ケイ素の層を形成させる電流が生じ
る。二酸化ケイ素の層はエッチングに対する耐久性を有
しており、従ってシリコン基材のエッチングを効果的に
防止する。この現象は、「電気化学的なエッチングの停
止」と呼称される。シリコン基材の表面を不動態化する
ために必要とされるバイアスは、「不動態化電位(電
圧)」と呼ばれる。
シリコンの基材を形成していたが、その理由は、そのよ
うなエッチング技術は十分に高いpH値のエッチング剤
の中で、<100>及び<110>平面等の平面に沿っ
てではなく、<111>平面等の特定の結晶面に沿っ
て、よりゆっくりと選択的にエッチングを行うからであ
る。代表的なエッチング剤としては、KOH、NaO
H、LiOH、CsOH、NH4OH、エチレンジアミ
ン・ピロカテコール及びヒドラジンがある。これらのエ
ッチング剤の結晶方向の選択性に加えて、共にエッチン
グ剤の中に浸漬されたシリコン基材と電極との間に印加
される十分に高い一定の正のバイアスにより、シリコン
基材の表面に二酸化ケイ素の層を形成させる電流が生じ
る。二酸化ケイ素の層はエッチングに対する耐久性を有
しており、従ってシリコン基材のエッチングを効果的に
防止する。この現象は、「電気化学的なエッチングの停
止」と呼称される。シリコン基材の表面を不動態化する
ために必要とされるバイアスは、「不動態化電位(電
圧)」と呼ばれる。
【0004】電気化学的なエッチングの停止は、n形の
導電性を有する領域及びこれに隣接するp形の領域から
成り上記p形の領域及びn形の領域によりpn接合を形
成するシリコン基材から出発して、シリコン基材を形成
するために用いられてきた。n形の領域は、薄い基材に
望ましい厚みで形成される。出発基材は、p形の領域の
表面をエッチングされるように露呈した状態で化学的エ
ッチング剤の中に定置され、出発基材のn形の導電性を
有する領域と上記出発基材から隔置された化学的エッチ
ング剤の中の電極との間に一定の電圧が印加される。こ
の一定の電圧は、理想的にはp形及びn形の領域に何等
電流が流れ込まないように、pn接合を反対にバイアス
する。p形の領域は、この領域が完全に取り除かれるま
で、化学的エッチング剤によって異方性のエッチングを
受けて取り除かれる。p形の領域が完全に取り除かれた
後(エッチングにより取り除かれた後)に、n形の領域
がエッチング剤に露呈される。これによりn形の領域
は、電流を生じさせる電圧を有する相対的に低い抵抗値
の抵抗として作用する。不動態化層(例えば二酸化ケイ
素の)の形成を容易にする電圧にあるn形の領域を通る
電流により、化学的なエッチングを停止させる二酸化ケ
イ素の不動態化層がn形の領域の表面上に形成される。
これにより、所望の厚みを有する薄いシリコン基材が残
る。
導電性を有する領域及びこれに隣接するp形の領域から
成り上記p形の領域及びn形の領域によりpn接合を形
成するシリコン基材から出発して、シリコン基材を形成
するために用いられてきた。n形の領域は、薄い基材に
望ましい厚みで形成される。出発基材は、p形の領域の
表面をエッチングされるように露呈した状態で化学的エ
ッチング剤の中に定置され、出発基材のn形の導電性を
有する領域と上記出発基材から隔置された化学的エッチ
ング剤の中の電極との間に一定の電圧が印加される。こ
の一定の電圧は、理想的にはp形及びn形の領域に何等
電流が流れ込まないように、pn接合を反対にバイアス
する。p形の領域は、この領域が完全に取り除かれるま
で、化学的エッチング剤によって異方性のエッチングを
受けて取り除かれる。p形の領域が完全に取り除かれた
後(エッチングにより取り除かれた後)に、n形の領域
がエッチング剤に露呈される。これによりn形の領域
は、電流を生じさせる電圧を有する相対的に低い抵抗値
の抵抗として作用する。不動態化層(例えば二酸化ケイ
素の)の形成を容易にする電圧にあるn形の領域を通る
電流により、化学的なエッチングを停止させる二酸化ケ
イ素の不動態化層がn形の領域の表面上に形成される。
これにより、所望の厚みを有する薄いシリコン基材が残
る。
【0005】上述のタイプの電気化学的なエッチングに
おける問題は、幾つかのバイアスが反転されたpn接合
が、他のpn接合よりもかなり大きな漏洩を示す(すな
わち、反対方向に電流を伝達する)ことである。この漏
洩は、ロット毎にかなり変化するpn接合の逆抵抗の結
果である。その結果、p形の領域の表面の電圧は、pn
接合のロット毎に変化する。pn接合を電流が流れまた
p形の領域のエッチング表面に十分な正の電圧がある
と、不動態化層がp形の領域の上に形成され、該不動態
化層は、それ以上のエッチングを遮断し、これにより所
望の厚みの半導体ウエーハを得ることを阻害する。
おける問題は、幾つかのバイアスが反転されたpn接合
が、他のpn接合よりもかなり大きな漏洩を示す(すな
わち、反対方向に電流を伝達する)ことである。この漏
洩は、ロット毎にかなり変化するpn接合の逆抵抗の結
果である。その結果、p形の領域の表面の電圧は、pn
接合のロット毎に変化する。pn接合を電流が流れまた
p形の領域のエッチング表面に十分な正の電圧がある
と、不動態化層がp形の領域の上に形成され、該不動態
化層は、それ以上のエッチングを遮断し、これにより所
望の厚みの半導体ウエーハを得ることを阻害する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】電気化学的なエッチング技術を、pn接合を通
る逆バイアスの漏洩の変動に比較的敏感でないpn接合
に用いることが望ましい。
の手段】電気化学的なエッチング技術を、pn接合を通
る逆バイアスの漏洩の変動に比較的敏感でないpn接合
に用いることが望ましい。
【0007】上記目的のために、本発明は、n形の半導
体領域及び該n形の半導体領域に隣接するp形の半導体
領域から成るpn接合のp形の導電性を有する半導体領
域の一部を、上記pn接合を化学的エッチング剤の中に
定置することにより、除去する方法において、上記pn
接合間に時間に対して変化する電圧波形を印加する段階
を備え、該時間に対して変化する電圧波形の電圧値を、
上記pn接合間に実質的にゼロの順方向バイアスをもた
らす第1のレベルから、上記pn接合間に逆方向バイア
ス電圧をもたらす第2のレベルまで変化させ、これによ
りp形の半導体領域の一部をエッチングすることを特徴
とする方法を提供する。
体領域及び該n形の半導体領域に隣接するp形の半導体
領域から成るpn接合のp形の導電性を有する半導体領
域の一部を、上記pn接合を化学的エッチング剤の中に
定置することにより、除去する方法において、上記pn
接合間に時間に対して変化する電圧波形を印加する段階
を備え、該時間に対して変化する電圧波形の電圧値を、
上記pn接合間に実質的にゼロの順方向バイアスをもた
らす第1のレベルから、上記pn接合間に逆方向バイア
ス電圧をもたらす第2のレベルまで変化させ、これによ
りp形の半導体領域の一部をエッチングすることを特徴
とする方法を提供する。
【0008】本発明は、半導体材料の基材を電気化学的
にかつ選択的にエッチングする方法を提供し、この方法
においては、第1の電圧値及び第2の電圧値を有する時
間に対して変化する電圧を、化学的エッチング剤に露呈
された上記基材に印加する。これにより、p形の導電性
を有する基材の一部を選択的に取り除くと同時に、上記
n形の導電性を有する領域に到達するとエッチングを停
止する。
にかつ選択的にエッチングする方法を提供し、この方法
においては、第1の電圧値及び第2の電圧値を有する時
間に対して変化する電圧を、化学的エッチング剤に露呈
された上記基材に印加する。これにより、p形の導電性
を有する基材の一部を選択的に取り除くと同時に、上記
n形の導電性を有する領域に到達するとエッチングを停
止する。
【0009】本発明のある観点によれば、本発明は、n
形の半導体領域及び該半導体領域に隣接するp形の領域
から成るpn接合のp形の導電性を有する半導体領域の
一部を取り除く方法を提供する。この方法は、pn接合
を化学的エッチング剤の中に定置する段階と、時間に対
して変化する電圧波形を上記pn接合間に印加する段階
とを備え、上記時間に対して変化する電圧波形の電圧値
は、pn接合間に実質的にゼロの順方向バイアスをもた
らす第1のレベルから、pn接合間に逆方向バイアスを
もたらし上記p形の領域の一部をエッチングにより取り
除く第2のレベルまで変化する。
形の半導体領域及び該半導体領域に隣接するp形の領域
から成るpn接合のp形の導電性を有する半導体領域の
一部を取り除く方法を提供する。この方法は、pn接合
を化学的エッチング剤の中に定置する段階と、時間に対
して変化する電圧波形を上記pn接合間に印加する段階
とを備え、上記時間に対して変化する電圧波形の電圧値
は、pn接合間に実質的にゼロの順方向バイアスをもた
らす第1のレベルから、pn接合間に逆方向バイアスを
もたらし上記p形の領域の一部をエッチングにより取り
除く第2のレベルまで変化する。
【0010】本発明の他の観点によれば、本発明は、n
形の半導体領域及びこの半導体領域に隣接するp形の領
域から成るpn接合のp形の導電性を有する半導体領域
の一部を取り除く方法を提供する。この方法は、pn接
合を化学的エッチング剤の中に定置する段階と、pn接
合間に時間に対して変化する電圧波形を印加する段階と
からなり、上記時間に対して変化する電圧波形の電圧値
は、n形及びp形の両方の領域を不動態化するに必要な
電位よりも低い第1のレベルから、n形の領域を不動態
化するに必要な電位よりも高い第2のレベルまで変化す
る。
形の半導体領域及びこの半導体領域に隣接するp形の領
域から成るpn接合のp形の導電性を有する半導体領域
の一部を取り除く方法を提供する。この方法は、pn接
合を化学的エッチング剤の中に定置する段階と、pn接
合間に時間に対して変化する電圧波形を印加する段階と
からなり、上記時間に対して変化する電圧波形の電圧値
は、n形及びp形の両方の領域を不動態化するに必要な
電位よりも低い第1のレベルから、n形の領域を不動態
化するに必要な電位よりも高い第2のレベルまで変化す
る。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を、図面を参照して以
下に詳細に説明する。
下に詳細に説明する。
【0012】図面は必ずしも実際の寸法通りに描かれた
ものではないことを理解する必要がある。
ものではないことを理解する必要がある。
【0013】図1を参照すると、電気化学的なエッチン
グ装置10が示されており、このエッチング装置は、シ
リコンをエッチングするために有用であって、本発明の
方法を実施するために用いることができる。装置10
は、化学的な液体エッチング剤14を保有する容器12
を備えている。ウエーハ支持電極16が容器12の中に
あって、この支持電極は、シリコン等のエッチングすべ
き半導体材料製のウエーハ18をその上に有している。
ウエーハ18は、このウエーハを横断するn形の導電性
を有する領域20と、該領域20に隣接してpn接合2
4を形成するp形の導電性を有する領域22とを有して
いる。ウエーハ支持電極16は領域20に対して物理的
かつ電気的な接触を形成するが、液体の化学的エッチン
グ剤14からは、マスキング層25によって分離されて
いる。n形の領域20は、形成すべき半導体の所望の厚
みに等しい厚みを有している。ウエーハ18は、n形の
領域20がウエーハ支持電極16に接し、一方p形の領
域22がその表面22aに沿って液体の化学的エッチン
グ剤14に露呈するように、ウエーハ支持電極16に取
り付けられている。p形の領域22の一部だけを取り除
く場合には、マスキング層25は、p形の領域22の表
面22aを除いてウエーハ18の周囲に塗布される。
グ装置10が示されており、このエッチング装置は、シ
リコンをエッチングするために有用であって、本発明の
方法を実施するために用いることができる。装置10
は、化学的な液体エッチング剤14を保有する容器12
を備えている。ウエーハ支持電極16が容器12の中に
あって、この支持電極は、シリコン等のエッチングすべ
き半導体材料製のウエーハ18をその上に有している。
ウエーハ18は、このウエーハを横断するn形の導電性
を有する領域20と、該領域20に隣接してpn接合2
4を形成するp形の導電性を有する領域22とを有して
いる。ウエーハ支持電極16は領域20に対して物理的
かつ電気的な接触を形成するが、液体の化学的エッチン
グ剤14からは、マスキング層25によって分離されて
いる。n形の領域20は、形成すべき半導体の所望の厚
みに等しい厚みを有している。ウエーハ18は、n形の
領域20がウエーハ支持電極16に接し、一方p形の領
域22がその表面22aに沿って液体の化学的エッチン
グ剤14に露呈するように、ウエーハ支持電極16に取
り付けられている。p形の領域22の一部だけを取り除
く場合には、マスキング層25は、p形の領域22の表
面22aを除いてウエーハ18の周囲に塗布される。
【0014】液体の化学的エッチング剤14の中に対向
電極26が設けられており、該対向電極はウエーハ18
から隔置されている。対向電極26及びウエーハ支持電
極は、ポテンシオスタット28に電気的に接続されてい
る。照合電極30が、液体の化学的エッチング剤の中で
対向電極26とウエーハ18の間に位置している。照合
電極30もポテンシオスタット28に電気的に接続され
ており、これにより、ウエーハ支持電極16と対向電極
26の間の電圧を調節することができる。ウエーハ支持
電極16と対向電極26の間の電圧を調節することによ
り、ウエーハ支持電極16と照合電極30の間の電圧を
所望の値にすることができる。
電極26が設けられており、該対向電極はウエーハ18
から隔置されている。対向電極26及びウエーハ支持電
極は、ポテンシオスタット28に電気的に接続されてい
る。照合電極30が、液体の化学的エッチング剤の中で
対向電極26とウエーハ18の間に位置している。照合
電極30もポテンシオスタット28に電気的に接続され
ており、これにより、ウエーハ支持電極16と対向電極
26の間の電圧を調節することができる。ウエーハ支持
電極16と対向電極26の間の電圧を調節することによ
り、ウエーハ支持電極16と照合電極30の間の電圧を
所望の値にすることができる。
【0015】装置10の従来技術の操作においては、固
定バイアス(電圧)をウエーハ支持電極16と対向電極
26の間に与え、これによりバイアスpn接合24を反
転させる。pn接合24を流れる電流はほとんどなく、
従って表面22a上には不動態化層がないのが理想的で
ある。このような状態において、p形の領域22の表面
22aは、n形の領域20が液体の化学的エッチング剤
14に露呈されるまで、エッチングされる。n形の領域
20の表面が液体の化学的エッチング剤14に露呈され
るるとすぐに、pn接合24が除去され、電流がウエー
ハ支持電極16からn形の領域20を通って液体の化学
的エッチング剤14に流れ始める。n形の領域20を通
って液体の化学的エッチング剤14に電流が流れてお
り、また領域20の露呈された表面の電圧がn形のシリ
コンの不動態化電位よりも大きい場合には、二酸化ケイ
素の保護層が領域20の露呈された表面上に形成され
る。この二酸化ケイ素層は、エッチングに対して耐性を
有するので、領域20がさらにエッチングされるのを防
止する。図1の装置10の操作に関する上記従来技術の
方法における重大な問題点は、pn接合24を通って逆
方向バイアスが漏洩することである。この逆方向バイア
スの漏洩を予測することは困難であり、ある場合におい
ては必要とされるよりも低いpn接合24の逆方向バイ
アスの抵抗を示す。逆方向バイアスの抵抗が低下する結
果、pn接合24間における電圧降下は減少し、またこ
れにより、表面22aにおける電圧は、p形のシリコン
の不動態化電位よりも相対的に高くなる。その結果、表
面22a上には二酸化ケイ素の不動態化層が形成され、
該不動態化層はそれ以上のエッチングを防止し、従って
領域20の表面を露呈するために領域22の一部を完全
に除去するという最終的に必要とされる結果を得ること
ができない。
定バイアス(電圧)をウエーハ支持電極16と対向電極
26の間に与え、これによりバイアスpn接合24を反
転させる。pn接合24を流れる電流はほとんどなく、
従って表面22a上には不動態化層がないのが理想的で
ある。このような状態において、p形の領域22の表面
22aは、n形の領域20が液体の化学的エッチング剤
14に露呈されるまで、エッチングされる。n形の領域
20の表面が液体の化学的エッチング剤14に露呈され
るるとすぐに、pn接合24が除去され、電流がウエー
ハ支持電極16からn形の領域20を通って液体の化学
的エッチング剤14に流れ始める。n形の領域20を通
って液体の化学的エッチング剤14に電流が流れてお
り、また領域20の露呈された表面の電圧がn形のシリ
コンの不動態化電位よりも大きい場合には、二酸化ケイ
素の保護層が領域20の露呈された表面上に形成され
る。この二酸化ケイ素層は、エッチングに対して耐性を
有するので、領域20がさらにエッチングされるのを防
止する。図1の装置10の操作に関する上記従来技術の
方法における重大な問題点は、pn接合24を通って逆
方向バイアスが漏洩することである。この逆方向バイア
スの漏洩を予測することは困難であり、ある場合におい
ては必要とされるよりも低いpn接合24の逆方向バイ
アスの抵抗を示す。逆方向バイアスの抵抗が低下する結
果、pn接合24間における電圧降下は減少し、またこ
れにより、表面22aにおける電圧は、p形のシリコン
の不動態化電位よりも相対的に高くなる。その結果、表
面22a上には二酸化ケイ素の不動態化層が形成され、
該不動態化層はそれ以上のエッチングを防止し、従って
領域20の表面を露呈するために領域22の一部を完全
に除去するという最終的に必要とされる結果を得ること
ができない。
【0016】本発明の方法は、液体の化学的エッチング
剤の中に、単結晶型のシリコン等の、反対の導電性すな
わちn形の導電性及びp形の導電性の隣接する領域を有
する半導体材料を定置し、これら両方の領域の間にpn
接合を形成する段階を備えている。半導体材料は、p形
の領域を液体の化学的エッチング剤に露呈した状態で定
置される。半導体材料と、液体の化学的エッチング剤の
中にあって半導体材料から隔置される電極との間に時間
に対して変化する波形(バイアス)を与える。その波形
は、照合電極30としてAg/AgCl電極を用いて、
2つの電圧レベル例えばー1.6ボルト及び0ボルトの
間で変化させる。電圧は、p形の領域がエッチングを受
けn形の領域がエッチングを受けないいかなる速度にお
いても、上記2つの電圧の間で走査すなわちスキャンす
ることができる。この速度は、0.1mV/秒から10
0V/秒まで変えることができる。種々のスキャン速度
において、p形の領域及びn形の領域の間の選択的なエ
ッチングを変えることができる。電圧は、三角形、正弦
曲線型あるいはパルス型の種々の波形に沿ってスキャン
させることができる。半導体材料を効果的にエッチング
することができる範囲において、液体の化学的エッチン
グ剤の種類、その濃度及び温度を変えることができる。
シリコンに対しては、KOH、NaOH、LiOH、C
sOH、NH4OH、エチレンジアミン・ピロカテコー
ル及びヒドラジン等のエッチング剤を、5乃至95%の
濃度及び10°C乃至120°Cの間の温度で用いるこ
とができる。
剤の中に、単結晶型のシリコン等の、反対の導電性すな
わちn形の導電性及びp形の導電性の隣接する領域を有
する半導体材料を定置し、これら両方の領域の間にpn
接合を形成する段階を備えている。半導体材料は、p形
の領域を液体の化学的エッチング剤に露呈した状態で定
置される。半導体材料と、液体の化学的エッチング剤の
中にあって半導体材料から隔置される電極との間に時間
に対して変化する波形(バイアス)を与える。その波形
は、照合電極30としてAg/AgCl電極を用いて、
2つの電圧レベル例えばー1.6ボルト及び0ボルトの
間で変化させる。電圧は、p形の領域がエッチングを受
けn形の領域がエッチングを受けないいかなる速度にお
いても、上記2つの電圧の間で走査すなわちスキャンす
ることができる。この速度は、0.1mV/秒から10
0V/秒まで変えることができる。種々のスキャン速度
において、p形の領域及びn形の領域の間の選択的なエ
ッチングを変えることができる。電圧は、三角形、正弦
曲線型あるいはパルス型の種々の波形に沿ってスキャン
させることができる。半導体材料を効果的にエッチング
することができる範囲において、液体の化学的エッチン
グ剤の種類、その濃度及び温度を変えることができる。
シリコンに対しては、KOH、NaOH、LiOH、C
sOH、NH4OH、エチレンジアミン・ピロカテコー
ル及びヒドラジン等のエッチング剤を、5乃至95%の
濃度及び10°C乃至120°Cの間の温度で用いるこ
とができる。
【0017】本発明の方法に従って図1のエッチング装
置10を作動させる際には、ウエーハ18のp形の領域
22の露呈された部分を液体の化学的エッチング剤14
でエッチングする。図2は、対向電極26と比較された
ポテンシオスタット28によってウエーハ支持電極16
に印加される波形を、電圧対時間の関係で表すグラフを
示している。波形の電圧値は、Ag/AgCl電極であ
る照合電極30と比較した場合に、−0.5ボルト及び
−1.6ボルトである。−1.6ボルトの電圧値は、ゼ
ロの順方向バイアスを有し実質的に電流の流れないpn
接合24を生ずる。−0.5ボルトの電圧値は、約0.
9ボルトで逆方向にバイアスされたpn接合24を生ず
る。従って、pn接合24は、領域20から領域22へ
流れる漏洩電流を有することができる。ウエーハ支持電
極16に印加される波形の電圧値は、−1.6ボルト及
び0ボルトとすることができる。
置10を作動させる際には、ウエーハ18のp形の領域
22の露呈された部分を液体の化学的エッチング剤14
でエッチングする。図2は、対向電極26と比較された
ポテンシオスタット28によってウエーハ支持電極16
に印加される波形を、電圧対時間の関係で表すグラフを
示している。波形の電圧値は、Ag/AgCl電極であ
る照合電極30と比較した場合に、−0.5ボルト及び
−1.6ボルトである。−1.6ボルトの電圧値は、ゼ
ロの順方向バイアスを有し実質的に電流の流れないpn
接合24を生ずる。−0.5ボルトの電圧値は、約0.
9ボルトで逆方向にバイアスされたpn接合24を生ず
る。従って、pn接合24は、領域20から領域22へ
流れる漏洩電流を有することができる。ウエーハ支持電
極16に印加される波形の電圧値は、−1.6ボルト及
び0ボルトとすることができる。
【0018】次に図3を参照すると、ウエーハ支持電極
16に印加される図2の電圧波形と対向電極26に印加
される0ボルトを有する場合の、図1の装置10のほぼ
等価の電気回路が示されている。この等価の回路はpn
接合24の逆方向バイアス抵抗Rrbを備えており、該
バイアス抵抗Rrbは、表面22aの液体の化学的エッ
チング剤14との接触抵抗Rc、及びp形の層22の表
面22aと液体の化学的エッチング剤14の間のキャパ
シタンスCe−pの並列結合体と直列に接続されてお
り、上記バイアス抵抗Rrb及び並列結合体は、液体の
化学的エッチング剤14の抵抗Reと直列に接続されて
いる。抵抗Rrbに付された矢印は、逆方向のバイアス
を受けるpn接合の抵抗は、pn接合24のロット毎に
かなり変化することを表している。逆方向バイアスを受
けるpn接合のRrbに並列なキャパシタンスが存在す
るが、このキャパシタンスは、一般にこの用途において
は無視し得る程度の値であるので図示していないことを
注記しておく。
16に印加される図2の電圧波形と対向電極26に印加
される0ボルトを有する場合の、図1の装置10のほぼ
等価の電気回路が示されている。この等価の回路はpn
接合24の逆方向バイアス抵抗Rrbを備えており、該
バイアス抵抗Rrbは、表面22aの液体の化学的エッ
チング剤14との接触抵抗Rc、及びp形の層22の表
面22aと液体の化学的エッチング剤14の間のキャパ
シタンスCe−pの並列結合体と直列に接続されてお
り、上記バイアス抵抗Rrb及び並列結合体は、液体の
化学的エッチング剤14の抵抗Reと直列に接続されて
いる。抵抗Rrbに付された矢印は、逆方向のバイアス
を受けるpn接合の抵抗は、pn接合24のロット毎に
かなり変化することを表している。逆方向バイアスを受
けるpn接合のRrbに並列なキャパシタンスが存在す
るが、このキャパシタンスは、一般にこの用途において
は無視し得る程度の値であるので図示していないことを
注記しておく。
【0019】上に議論した従来技術の方法においては、
ウエーハ支持電極16と対向電極26の間に一定の直流
(DC)電圧が印加されるので、Ce−pは作動におい
ては何ら実質的な役割を果たさない。一般に、Rrb及
びRcは比較的大きな抵抗値を有し、またReは比較的
小さな抵抗値を有する。従って、pn接合24を逆方向
に電流が流れる時には、Rrbの変動は表面22aの電
圧に望ましくない大きな変化を生ぜしめる。この電流
は、p形のシリコンの不動態化電位よりも大きな電圧を
有する領域20に接続されると、p形の領域22の不動
態化層を形成し、この不動態化層はp形の領域のそれ以
上のエッチングを阻止する。
ウエーハ支持電極16と対向電極26の間に一定の直流
(DC)電圧が印加されるので、Ce−pは作動におい
ては何ら実質的な役割を果たさない。一般に、Rrb及
びRcは比較的大きな抵抗値を有し、またReは比較的
小さな抵抗値を有する。従って、pn接合24を逆方向
に電流が流れる時には、Rrbの変動は表面22aの電
圧に望ましくない大きな変化を生ぜしめる。この電流
は、p形のシリコンの不動態化電位よりも大きな電圧を
有する領域20に接続されると、p形の領域22の不動
態化層を形成し、この不動態化層はp形の領域のそれ以
上のエッチングを阻止する。
【0020】Ce−pのインピーダンスは、使用するエ
ッチング剤のタイプ、温度及び濃度の関数であり、その
値は、ウエーハ支持電極16及び対向電極26に印加さ
れる波形の周波数に反比例する。従って、液体の化学的
エッチング剤14及び印加される波形の周波数を適当に
選定することによりCe−pのインピーダンスを制御す
る。Ce−pはRcと並列であるために、並列結合体の
インピーダンスは、より低いインピーダンスを有する要
素によって制御される。従って、Ce−pのインピーダ
ンスが低ければ、Ce−p及びRcの並列結合体はより
小さくなる。この並列結合体の低いインピーダンスは、
Reの相対的に低いインピーダンスと直列に接続され、
従って、等価のインピーダンスはRrbのインピーダン
スに比較して相対的に低い。結局、表面22aの電圧
は、Rrbの値に変動があっても、対向電極26の電圧
に近く追従する。従って、本発明の方法を用いると、従
来技術の方法に比較して、表面22aの電圧をp形のシ
リコンの不動態化電位よりもより負の側のレベルに容易
に維持することができ、従ってその効率を増加すること
ができると共に製造コストを低減することができる。
ッチング剤のタイプ、温度及び濃度の関数であり、その
値は、ウエーハ支持電極16及び対向電極26に印加さ
れる波形の周波数に反比例する。従って、液体の化学的
エッチング剤14及び印加される波形の周波数を適当に
選定することによりCe−pのインピーダンスを制御す
る。Ce−pはRcと並列であるために、並列結合体の
インピーダンスは、より低いインピーダンスを有する要
素によって制御される。従って、Ce−pのインピーダ
ンスが低ければ、Ce−p及びRcの並列結合体はより
小さくなる。この並列結合体の低いインピーダンスは、
Reの相対的に低いインピーダンスと直列に接続され、
従って、等価のインピーダンスはRrbのインピーダン
スに比較して相対的に低い。結局、表面22aの電圧
は、Rrbの値に変動があっても、対向電極26の電圧
に近く追従する。従って、本発明の方法を用いると、従
来技術の方法に比較して、表面22aの電圧をp形のシ
リコンの不動態化電位よりもより負の側のレベルに容易
に維持することができ、従ってその効率を増加すること
ができると共に製造コストを低減することができる。
【0021】このCe−pの認識及びCe−pを利用す
るためのACバイアス波形の使用により、不動態化層が
形成される前に領域22を通して完全にエッチングする
ことが可能となり、従って効率を向上させると共に製造
コストを低減させる。
るためのACバイアス波形の使用により、不動態化層が
形成される前に領域22を通して完全にエッチングする
ことが可能となり、従って効率を向上させると共に製造
コストを低減させる。
【0022】次に図4を参照すると、本発明の方法を用
いてp形の領域22が完全にエッチングされた後の装置
10が示されている。ウエーハ支持電極16及び対向電
極26の電圧がn形の領域20を通る電流を生じてお
り、該電流は、n形の領域20の表面に二酸化ケイ素の
不動態化層(例えば二酸化ケイ素)32を形成する。こ
れによりエッチングが停止し、ウエーハ18に所望の厚
みの部分を残す。図2の電圧波形の周波数を十分に大き
くし、これにより、低い電圧値においてあるいは低い電
圧値付近において、不動態化層32が完全にエッチング
されてその下側のシリコンをエッチング剤に露呈させる
には十分な時間がないようにしなければならない。ウエ
ーハ18から取り除かれたp形の層22の中央部を有す
るウエーハ18は、圧力センサのベース部分の役割を果
たすことができ、n形の領域の露呈された部分はダイア
フラムとして作用する。
いてp形の領域22が完全にエッチングされた後の装置
10が示されている。ウエーハ支持電極16及び対向電
極26の電圧がn形の領域20を通る電流を生じてお
り、該電流は、n形の領域20の表面に二酸化ケイ素の
不動態化層(例えば二酸化ケイ素)32を形成する。こ
れによりエッチングが停止し、ウエーハ18に所望の厚
みの部分を残す。図2の電圧波形の周波数を十分に大き
くし、これにより、低い電圧値においてあるいは低い電
圧値付近において、不動態化層32が完全にエッチング
されてその下側のシリコンをエッチング剤に露呈させる
には十分な時間がないようにしなければならない。ウエ
ーハ18から取り除かれたp形の層22の中央部を有す
るウエーハ18は、圧力センサのベース部分の役割を果
たすことができ、n形の領域の露呈された部分はダイア
フラムとして作用する。
【0023】実験においては、p形の導電性を有する単
結晶シリコン製のウエーハを、60°Cの温度にあるC
sOHの50%水溶液である液体の化学的エッチング剤
14の中にあるウエーハ支持電極16上に定置した。白
金の対向電極26及びAg/AgClの照合電極30を
液体の化学的エッチング剤14の中に浸した。ウエーハ
支持電極16と対向電極26との間にバイアス電圧を印
加し、またポテンシオスタット28を用いて電圧を変化
させ、ウエーハ支持電極と照合電極30の間で測定した
場合に−1.6ボルト及び−0.05ボルトの間の三角
形の波形に沿ってスキャンを提供した。使用したポテン
シオスタット28は、EG&GAモデル番号273であ
る。スキャン速度は20mV/秒であり、このスキャン
速度はポテンシオスタット28によって制御した。連続
的なスキャンの下で、p形のウエーハはCsOHの50
%溶液中では不動態化せず、1時間当たり11μm(マ
イクロメートル)の速度でエッチングされた。このエッ
チング速度は、電圧を印加せずに60°CのCsOH5
0%溶液中で測定したエッチング装置と同一である。し
かしながら、同一の条件で処理したn形のウエーハは、
連続的なスキャンの下で不動態化し、そのエッチング速
度は無視し得る値であった。従って、隣接するp形及び
n形の領域を有する基材を、電圧の連続的なスキャン行
いながら化学的にエッチングすると、p形の層は完全に
除去され、エッチングは、不動態化層が形成された時
に、n形の領域で停止する。
結晶シリコン製のウエーハを、60°Cの温度にあるC
sOHの50%水溶液である液体の化学的エッチング剤
14の中にあるウエーハ支持電極16上に定置した。白
金の対向電極26及びAg/AgClの照合電極30を
液体の化学的エッチング剤14の中に浸した。ウエーハ
支持電極16と対向電極26との間にバイアス電圧を印
加し、またポテンシオスタット28を用いて電圧を変化
させ、ウエーハ支持電極と照合電極30の間で測定した
場合に−1.6ボルト及び−0.05ボルトの間の三角
形の波形に沿ってスキャンを提供した。使用したポテン
シオスタット28は、EG&GAモデル番号273であ
る。スキャン速度は20mV/秒であり、このスキャン
速度はポテンシオスタット28によって制御した。連続
的なスキャンの下で、p形のウエーハはCsOHの50
%溶液中では不動態化せず、1時間当たり11μm(マ
イクロメートル)の速度でエッチングされた。このエッ
チング速度は、電圧を印加せずに60°CのCsOH5
0%溶液中で測定したエッチング装置と同一である。し
かしながら、同一の条件で処理したn形のウエーハは、
連続的なスキャンの下で不動態化し、そのエッチング速
度は無視し得る値であった。従って、隣接するp形及び
n形の領域を有する基材を、電圧の連続的なスキャン行
いながら化学的にエッチングすると、p形の層は完全に
除去され、エッチングは、不動態化層が形成された時
に、n形の領域で停止する。
【0024】上に説明した発明は、化学的にエッチング
することができまた電流を通した時に不動態化層を選択
的に形成するシリコン以外の他の半導体材料製の半導体
にも用いることができる。
することができまた電流を通した時に不動態化層を選択
的に形成するシリコン以外の他の半導体材料製の半導体
にも用いることができる。
【図1】本発明の方法を実施するために用いることがで
きる装置の概略図である。
きる装置の概略図である。
【図2】本発明の方法に従って図1の装置に印加される
電圧波形を示す図である。
電圧波形を示す図である。
【図3】本発明の方法を用いる際の図1の装置の電気的
な等価物を示す図である。
な等価物を示す図である。
【図4】エッチングされた後の半導体を示す図1と同様
の概略図である。
の概略図である。
10 装置 14 化学的エッチング剤 16 第1の電極(ウエーハ支持電極) 18 ウエーハ 20 n形の領域 22 p形の領域 24 pn接合 25 保護カバー 26 第2の電極(反対電極) 32 不動態化層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591013573 マサチューセッツ・インスティチュート・ オブ・テクノロジー MASSACHUSETTS INSTI TUTE OF TECHNOLOGY アメリカ合衆国マサチューセッツ州02139, ケンブリッジ,マサチューセッツ・アベ ニュー 77 (72)発明者 スー−チー・サイモン・ワン アメリカ合衆国ミシガン州48310,スター リング・ハイツ,アードモア・ドライブ 4623 (72)発明者 ビンセント・モーリス・マクニール アメリカ合衆国マサチューセッツ州02143, サマーヴィル,ハリソン・ストリート 43 (72)発明者 マーティン・アーノルド・シュミット アメリカ合衆国マサチューセッツ州01867, レディング,ディアリング・ストリート 60
Claims (14)
- 【請求項1】 n形の半導体領域(20)及び該n形の
半導体領域に隣接するp形の半導体領域から成るpn接
合(24)のp形の導電性を有する半導体領域(22)
の一部を、前記pn接合を化学的エッチング剤(14)
の中に定置することにより、除去する方法において、 前記pn接合(24)間に時間に対して変化する電圧波
形を印加する段階を備え、該時間に対して変化する電圧
波形の電圧値を、前記pn接合間に実質的にゼロの順方
向バイアスをもたらす第1のレベルから、前記pn接合
間に逆方向バイアス電圧をもたらす第2のレベルまで変
化させ、これによりp形の半導体領域の一部をエッチン
グする方法。 - 【請求項2】 請求項1の方法において、第1の電極
(16)を前記n形の領域(20)に接続し、第2の電
極(26)を前記化学的エッチング剤(14)の中に入
れ、これにより、前記第2の電極を前記化学的エッチン
グ剤によって前記p形の領域から分離する段階を更に備
えることを特徴とする方法。 - 【請求項3】 n形の半導体領域(20)及び該n形の
半導体領域に隣接するp形の領域から成るpn接合(2
4)のp形の導電性を有するシリコン領域(22)の一
部を化学的にエッチングして取り除く方法において、第
1の電極(16)を前記n形の領域(20)に接続する
段階と、pn接合(24)を液体の化学的エッチング剤
(14)の中に定置する段階と、第2の電極(26)を
前記液体の化学的エッチング剤の中に入れて前記第2の
電極を前記液体の化学的エッチング剤によって前記p形
の領域から分離させる段階とを備え、更に、前記第1及
び第2の電極(16、26)間に時間に対して変化する
電圧波形を印加し、pn接合(24)の電圧値を、該p
n接合間に実質的にゼロの順方向バイアスをもたらす第
1のレベルから、前記pn接合間に逆方向バイアス電圧
をもたらす第2のレベルまで変化させ、これにより前記
p形の領域の一部をエッチングにより取り除く段階を備
えることを特徴とする方法。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかの方法におい
て、p形の領域(22)の一部がn形の領域(20)の
一部まで完全にエッチングにより取り除かれ、次に前記
n形の層の露呈された部分に不動態化層(32)が形成
されるまで、前記pn接合(24)間に前記時間に対し
て変化する電圧波形を引き続き印加する段階を更に備え
ることを特徴とする方法。 - 【請求項5】 n形の導電性を有する半導体領域(2
0)及び該半導体領域の表面を覆うp形の導電性を有す
る領域(22)から成るウエーハ(18)から、前記p
形の領域の一部をエッチングにより化学的に取り除き、
これにより前記p形の領域の下にある前記n形の領域の
一部を露呈させることにより、半導体ダイアフラムを形
成する方法において、第1の電極(16)を前記n形の
領域に接続する段階と、前記p形の領域を有する前記ウ
エーハを液体の化学的エッチング剤(14)の中に定置
する段階と、第2の電極(26)を前記液体の化学的エ
ッチング剤の中に入れて前記第2の電極を前記液体の化
学的エッチング剤によって前記p形の領域から分離させ
る段階とを備え、更に、前記第1及び第2の電極(1
6、26)間に時間に対して変化する電圧波形を印加
し、前記n形の領域(20)及び前記p形の領域(2
2)から成るpn接合(24)間に電圧の電圧値を、前
記pn接合間にほぼゼロの順方向バイアスをもたらす第
1のレベルから、前記pn接合間に逆方向バイアス電圧
をもたらす第2のレベルまで変化させ、これにより前記
p形の領域の一部をエッチングにより取り除く段階と、
p形の領域の一部が前記n形の領域の一部までエッチン
グにより完全に取り除かれ、次に前記n形の領域の露呈
された表面に不動態化層(32)が形成されるまで、前
記時間に対して変化する電圧波形を前記pn接合間に引
き続き印加する段階とを備えることを特徴とする方法。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかの方法におい
て、前記n形の領域(20)及び取り除くべきではない
前記p形の領域(22)の一部を、化学的エッチング剤
(14)が前記領域をエッチングにより取り除くことを
制限する保護カバー(25)により覆う段階を更に備え
ることを特徴とする方法。 - 【請求項7】 請求項2乃至6のいずれかの方法におい
て、前記印加電圧の電圧値を、約0ボルトから約−1.
6ボルトの範囲で変化させ、このように変化する電圧を
前記第1の電極(16)に印加し、一方前記第2の電極
(26)を0ボルトに保持することを特徴とする方法。 - 【請求項8】 請求項7の方法において、前記印加電圧
を、0.1から100V/秒の速度で変化させることを
特徴とする方法。 - 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかの方法におい
て、前記n形の領域(20)が、単結晶シリコンからな
ることを特徴とする方法。 - 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかの方法にお
いて、前記化学的エッチング剤(14)が、KOH、N
aOH、LiOH、CsOH、NH4OH、エチレンジ
アミン・ピロカテコール及びヒドラジンから成る群から
選択されたエッチング剤の水溶液であることを特徴とす
る方法。 - 【請求項11】 請求項10の方法において、前記化学
的エッチング剤(14)が、5乃至95%の水溶液であ
り、その温度が10°C及び120°Cの間にあること
を特徴とする方法。 - 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれかの方法に
おいて、前記印加電圧が三角形状の波形であることを特
徴とする方法。 - 【請求項13】 請求項1乃至11のいずれかの方法に
おいて、前記印加電圧が正弦波形であることを特徴とす
る方法。 - 【請求項14】 n形の半導体領域(20)及び該半導
体領域に隣接するp形の領域から成るpn接合(24)
のp形の導電性を有する半導体領域(22)の一部を、
前記pn接合を化学的エッチング剤(14)の中に定置
して取り除く方法において、前記pn接合(24)間に
時間に対して変化する電圧波形を印加する段階を備え、
前記時間に対して変化する電圧波形の電圧値が、前記p
形及びn形の両方の領域(22,20)を不動態化する
に必要な電位よりも低い第1のレベルから、前記n形の
領域を不動態化するに必要な電位よりも高い第2のレベ
ルまで変化することを特徴とする方法。
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- 1992-03-13 JP JP4055324A patent/JPH06204207A/ja active Pending
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