JPH06203653A - 超電導ブスバー用導体 - Google Patents
超電導ブスバー用導体Info
- Publication number
- JPH06203653A JPH06203653A JP43A JP32735292A JPH06203653A JP H06203653 A JPH06203653 A JP H06203653A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 32735292 A JP32735292 A JP 32735292A JP H06203653 A JPH06203653 A JP H06203653A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- superconducting
- section
- conductor
- bus bar
- bending
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Landscapes
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 曲げ性に優れ、配線工事が容易な超電導ブス
バー用導体を提供する。 【構成】 断面扇形の超電導成形撚線1の所要数を断面
円形に配置して集合体となし、前記集合体を、断面を折
半する位置に絶縁シート2を介在させて撚合わせた超電
導ブスバー用導体。 【効果】 断面扇形の超電導成形撚線1を、断面円形に
撚合せたセクター型のものなので、曲げ異方性がなく又
曲げ応力が小さく、従って配線工事がし易い。
バー用導体を提供する。 【構成】 断面扇形の超電導成形撚線1の所要数を断面
円形に配置して集合体となし、前記集合体を、断面を折
半する位置に絶縁シート2を介在させて撚合わせた超電
導ブスバー用導体。 【効果】 断面扇形の超電導成形撚線1を、断面円形に
撚合せたセクター型のものなので、曲げ異方性がなく又
曲げ応力が小さく、従って配線工事がし易い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲げ性に優れ、配線工
事がし易い超電導ブスバー用導体に関する。
事がし易い超電導ブスバー用導体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超電導マグネット間や超電導マグ
ネットと電源間は、銅製ブスバーで接続されていたが、
超電導マグネットの大型化に伴い、大電流通電が可能な
超電導ブスバーが用いられるようになった。この超電導
ブスバー用導体には、例えば図2に示したような、絶縁
シート2を間に挟んで絶縁した2本の断面角形の超電導
成形撚線7の外周を絶縁テープ8で一体に巻き締めたも
のが用いられていた。
ネットと電源間は、銅製ブスバーで接続されていたが、
超電導マグネットの大型化に伴い、大電流通電が可能な
超電導ブスバーが用いられるようになった。この超電導
ブスバー用導体には、例えば図2に示したような、絶縁
シート2を間に挟んで絶縁した2本の断面角形の超電導
成形撚線7の外周を絶縁テープ8で一体に巻き締めたも
のが用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電源か
ら超電導コイルまでの距離が長く且つ経路が複雑な場合
は、超電導ブスバー用導体は種々の方向に曲げて配線さ
れる。この為前述の図2に示したような断面角形の超電
導ブスバー用導体は、曲げ方向や曲げ半径が制約されて
配線工事がし難いという問題があった。
ら超電導コイルまでの距離が長く且つ経路が複雑な場合
は、超電導ブスバー用導体は種々の方向に曲げて配線さ
れる。この為前述の図2に示したような断面角形の超電
導ブスバー用導体は、曲げ方向や曲げ半径が制約されて
配線工事がし難いという問題があった。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明はこのような状況に
鑑み鋭意研究を行った結果なされたもので、その目的と
するところは、曲げ異方性がなく又曲げ半径を小さくと
れる、配線し易い超電導ブスバー用導体を提供すること
にある。即ち、本発明は、断面扇形の超電導成形撚線の
所要数を断面円形に配置して集合体となし、前記集合体
を、断面を折半する位置に絶縁シートを介在させて撚合
わせたことを特徴とするものである。
鑑み鋭意研究を行った結果なされたもので、その目的と
するところは、曲げ異方性がなく又曲げ半径を小さくと
れる、配線し易い超電導ブスバー用導体を提供すること
にある。即ち、本発明は、断面扇形の超電導成形撚線の
所要数を断面円形に配置して集合体となし、前記集合体
を、断面を折半する位置に絶縁シートを介在させて撚合
わせたことを特徴とするものである。
【0005】本発明の超電導ブスバー用導体は、図1に
その構造を例示したように、断面扇形の超電導成形撚線
1の所要数を断面円形に配置して集合体となし、この集
合体を、断面を折半する位置に絶縁シート2を介在させ
て撚合わせたセクター型の撚々線である。前記の成形撚
線1は、例えば、Cuマトリックス中に多数本のNbT
iフィラメントを複合した超電導素線3をAl安定化材
4で被覆したAl安定化超電導線5を所要数撚合わせ断
面扇形に成形加工したものである。前記成形撚線1は、
電流分布を良好ならしめる為に、6本のAl安定化超電
導線5の中心にAl線6が1本配置してある。
その構造を例示したように、断面扇形の超電導成形撚線
1の所要数を断面円形に配置して集合体となし、この集
合体を、断面を折半する位置に絶縁シート2を介在させ
て撚合わせたセクター型の撚々線である。前記の成形撚
線1は、例えば、Cuマトリックス中に多数本のNbT
iフィラメントを複合した超電導素線3をAl安定化材
4で被覆したAl安定化超電導線5を所要数撚合わせ断
面扇形に成形加工したものである。前記成形撚線1は、
電流分布を良好ならしめる為に、6本のAl安定化超電
導線5の中心にAl線6が1本配置してある。
【0006】前記扇形の広がり角度θは、30度,60度,
90度等、その整数倍が 180度となる角度のものが一般的
であるが、その所要数を集合して断面半円形になればよ
く、種々の広がり角度の扇形成形撚線1を混在させて用
いることも可能である。本発明において、集合体の断面
を折半する位置に絶縁シート2を介在させる理由は、集
合体を+極と−極とに分離する為である。Heガス中で
発生し易い沿面放電を防止する為に、絶縁シート2は超
電導ブスバー用導体の外周に延長配置するのが好まし
い。絶縁シート2には、ポリアミド不織布やアラミド繊
維等のポリマー材が主に用いられる。扇形成形撚線1の
集合体を撚合わせるのは、前記成形撚線1のほぐれを防
止する為である。本発明において、極低温における電気
抵抗がCuより小さいAlを安定化材に用いたものの方
が熱的・電気的安定性に優れる。又軽量なので取扱い易
い。
90度等、その整数倍が 180度となる角度のものが一般的
であるが、その所要数を集合して断面半円形になればよ
く、種々の広がり角度の扇形成形撚線1を混在させて用
いることも可能である。本発明において、集合体の断面
を折半する位置に絶縁シート2を介在させる理由は、集
合体を+極と−極とに分離する為である。Heガス中で
発生し易い沿面放電を防止する為に、絶縁シート2は超
電導ブスバー用導体の外周に延長配置するのが好まし
い。絶縁シート2には、ポリアミド不織布やアラミド繊
維等のポリマー材が主に用いられる。扇形成形撚線1の
集合体を撚合わせるのは、前記成形撚線1のほぐれを防
止する為である。本発明において、極低温における電気
抵抗がCuより小さいAlを安定化材に用いたものの方
が熱的・電気的安定性に優れる。又軽量なので取扱い易
い。
【0007】
【作用】本発明の超電導ブスバー用導体は、断面扇形の
超電導成形撚線の所要数を断面円形に配置して集合体と
なし、この集合体を、断面を折半する位置に絶縁シート
を介在させて撚合わせたセクター型の構造のものなの
で、曲げ異方性がなく又曲げ半径を小さくとれる。依っ
て、配線工事がし易い。
超電導成形撚線の所要数を断面円形に配置して集合体と
なし、この集合体を、断面を折半する位置に絶縁シート
を介在させて撚合わせたセクター型の構造のものなの
で、曲げ異方性がなく又曲げ半径を小さくとれる。依っ
て、配線工事がし易い。
【0008】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。 実施例1 7.1 mmφのAl安定化超電導線の6本を、中心に同じ径
のAl線を入れてピッチ 260mmで撚合せて一次撚線とな
し、この一次撚線を広がり角度(θ)90度、半径(r)
20.4mmの断面扇形に成形した。次に前記扇形成形撚線の
4本を断面円形に配置して集合し、この集合体をピッチ
1395mmで撚合せて図1に示したのと同じ形状の超電導ブ
スバー用導体を製造した。前記集合体の中央位置には絶
縁シートを配置して+極と−極に分離した。絶縁シート
は超電導ブスバー用導体の外周にも延長配置して沿面放
電を防止した。絶縁シートにはクレープ処理を施したア
ラミド不織布を用いた。Al安定化超電導線には、1mm
φの多芯NbTi超電導素線を10本撚合わせ、これに9
9.9993 %の高純度Al材を熱間で押出被覆したものを
用いた。
る。 実施例1 7.1 mmφのAl安定化超電導線の6本を、中心に同じ径
のAl線を入れてピッチ 260mmで撚合せて一次撚線とな
し、この一次撚線を広がり角度(θ)90度、半径(r)
20.4mmの断面扇形に成形した。次に前記扇形成形撚線の
4本を断面円形に配置して集合し、この集合体をピッチ
1395mmで撚合せて図1に示したのと同じ形状の超電導ブ
スバー用導体を製造した。前記集合体の中央位置には絶
縁シートを配置して+極と−極に分離した。絶縁シート
は超電導ブスバー用導体の外周にも延長配置して沿面放
電を防止した。絶縁シートにはクレープ処理を施したア
ラミド不織布を用いた。Al安定化超電導線には、1mm
φの多芯NbTi超電導素線を10本撚合わせ、これに9
9.9993 %の高純度Al材を熱間で押出被覆したものを
用いた。
【0009】実施例2 実施例1で作製した一次撚線を、広がり角度(θ)60
度,半径(r)20.4mmの扇形成形撚線に加工し、この扇
形成形撚線を6本用いた他は、実施例1と同じ方法によ
り超電導ブスバー用導体を製造した。 比較例1 8.9 mmφのAl安定化超電導線の9本をピッチ 350mmで
撚合せて一次撚線となし、この一次撚線を厚さ17mm,幅
35mmの断面矩形に成形した。次にこの断面矩形の成形撚
線を絶縁シートを挟んで2本平行に並べ外周を絶縁テー
プで巻き締めて、図2に示したのと同じ形状の超電導ブ
スバー用導体を製造した。このようにして得られた各々
の超電導ブスバー用導体について曲げ性を調査した。結
果を表1に示した。曲げ性は、直交する2方向から曲げ
てその曲げ易さを感覚的に判定した。
度,半径(r)20.4mmの扇形成形撚線に加工し、この扇
形成形撚線を6本用いた他は、実施例1と同じ方法によ
り超電導ブスバー用導体を製造した。 比較例1 8.9 mmφのAl安定化超電導線の9本をピッチ 350mmで
撚合せて一次撚線となし、この一次撚線を厚さ17mm,幅
35mmの断面矩形に成形した。次にこの断面矩形の成形撚
線を絶縁シートを挟んで2本平行に並べ外周を絶縁テー
プで巻き締めて、図2に示したのと同じ形状の超電導ブ
スバー用導体を製造した。このようにして得られた各々
の超電導ブスバー用導体について曲げ性を調査した。結
果を表1に示した。曲げ性は、直交する2方向から曲げ
てその曲げ易さを感覚的に判定した。
【0010】
【表1】
【0011】表1より明らかなように、本発明例品(No
1〜2)は、いずれも曲げ半径 0.5mまで容易に曲げる
ことができた。又曲げ異方性は認められなかった。これ
に対し、比較例品のNo3は、曲げ半径が1〜1.5 mで曲
げ難くなった。特にフラットワイズ曲げが悪く異方性が
認められた。これは超電導ブスバー用導体が断面角形
で、導体の外側と内側に張力と圧縮力の曲げ歪みが生じ
た為と、外周を絶縁テープで巻き締めた為である。
1〜2)は、いずれも曲げ半径 0.5mまで容易に曲げる
ことができた。又曲げ異方性は認められなかった。これ
に対し、比較例品のNo3は、曲げ半径が1〜1.5 mで曲
げ難くなった。特にフラットワイズ曲げが悪く異方性が
認められた。これは超電導ブスバー用導体が断面角形
で、導体の外側と内側に張力と圧縮力の曲げ歪みが生じ
た為と、外周を絶縁テープで巻き締めた為である。
【0012】
【効果】以上述べたように、本発明の超電導ブスバー用
導体は曲げ異方性がなく又曲げ半径を小さくとれ、従っ
て配線工事が容易であり、工業上顕著な効果を奏する。
導体は曲げ異方性がなく又曲げ半径を小さくとれ、従っ
て配線工事が容易であり、工業上顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超電導ブスバー用導体の態様を示す構
造説明図である。
造説明図である。
【図2】従来の超電導ブスバー用導体の構造説明図であ
る。
る。
1 断面扇形の超電導成形撚線 2 絶縁シート 3 超電導素線 4 Al安定化材 5 Al安定化超電導線 6 Al線 7 断面角形の超電導成形撚線 8 絶縁テープ
フロントページの続き (72)発明者 森谷 三紀雄 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 断面扇形の超電導成形撚線の所要数を断
面円形に配置して集合体となし、前記集合体を、断面を
折半する位置に絶縁シートを介在させて撚合わせたこと
を特徴とする超電導ブスバー用導体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32735292A JP3282863B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 超電導ブスバー用導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32735292A JP3282863B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 超電導ブスバー用導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06203653A true JPH06203653A (ja) | 1994-07-22 |
JP3282863B2 JP3282863B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=18198189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32735292A Expired - Fee Related JP3282863B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 超電導ブスバー用導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3282863B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2680333A1 (de) * | 2012-06-25 | 2014-01-01 | Bruker EAS GmbH | NbTi-Supraleiter mit in Umfangsrichtung verteilten AI-Blöcken zur Gewichtsreduzierung |
-
1992
- 1992-11-12 JP JP32735292A patent/JP3282863B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2680333A1 (de) * | 2012-06-25 | 2014-01-01 | Bruker EAS GmbH | NbTi-Supraleiter mit in Umfangsrichtung verteilten AI-Blöcken zur Gewichtsreduzierung |
CN103515022A (zh) * | 2012-06-25 | 2014-01-15 | 布鲁克Eas有限公司 | 具有用于减轻重量的沿周向分布的铝块的NbTi超导体 |
US9251931B2 (en) | 2012-06-25 | 2016-02-02 | Bruker Eas Gmbh | NbTi superconductor with peripherally distributed Al block for weight reduction |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3282863B2 (ja) | 2002-05-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |