JPH0620165Y2 - 減圧弁 - Google Patents

減圧弁

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JPH0620165Y2
JPH0620165Y2 JP13426288U JP13426288U JPH0620165Y2 JP H0620165 Y2 JPH0620165 Y2 JP H0620165Y2 JP 13426288 U JP13426288 U JP 13426288U JP 13426288 U JP13426288 U JP 13426288U JP H0620165 Y2 JPH0620165 Y2 JP H0620165Y2
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JP
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valve
pressure
spring
solenoid
pressure reducing
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JP13426288U
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Inventor
正道 畑中
Original Assignee
株式会社スズキ技研
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 通信ケーブルのほとんどは地下を通っており、浸水によ
る回線障害を防ぐため、これらにはガス連続供給方式で
ガスが封入されており、供給源として乾燥空気供給装置
が用いられている。
この考案は、主として、上記乾燥空気供給装置において
使用する減圧弁に関し、特にその2次圧の制御機能に関
するものである。
[従来の技術] 第2図に乾燥空気供給装置の一例の概略を示す。
12は空気圧縮機、14は脱湿ユニット、16は空気容
器である。
空気容器16の空気を減圧弁30によって一定圧力にし
てケーブル18に供給する。
ケーブル18内に、任意の間隔で圧力センサ20を設
け、ガス圧を監視する。
ケーブル18の一端から一定圧力でガスを供給しておく
と、ケーブルに漏洩がなければ、ガス圧分布はケーブル
全長にわたって一定である。
漏洩は発生すると、ガス圧分布は、孔の位置や大きさな
どによってきまる特定のパターンを画く。
漏洩箇所を検索する場合、たとえば、ケーブルのガス漏
洩量と供給端からのガス供給量が同じ流量で平衡状態の
ときは、各点に設置した圧力センサ20のデータをペー
パー上にプロットし、供給端から傾斜線と、端末からの
水平線との交点を求め、その付近を詳細に調査するとい
う方法をとる。
その場合、大気圧を基準とする相対圧力でガスを供給す
ると、圧力センサはケーブル内に封じ込まれていて測定
圧力値は絶対圧力となっている関係上、供給端に近いと
ころでは大気圧の変動をもろに受けて、ペーパー上のプ
ロットが不正確となり、漏洩箇所の推定に誤差が発生す
る。
そのため、絶対圧でガスを供給する必要がある。
大気圧や供給流量が変化しても、一定の絶対圧でガスを
供給する手段の従来の一例を第3図に示す。
30は減圧弁の全体で、直動形ノンリリーフ式として周
知のものである。
32は本体で、34は入口(1次側)、36は出口(2
次側)。
38は弁で、弁座39,弁体40,弁ばね42,ステム
44により構成される。
46はダイアフラム、48は調節ばね、50は調節ねじ
である。
ケーブルに通ずる2次回路52のガス圧を、常時、圧力
センサ54により検出し、基準圧力56と一致するよう
に、制御装置57によりフィードバック制御する。
すなわち、圧力センサ54の検出値を基準圧力56と比
較し、その偏差に対応する操作信号によってモーター5
8を回転し、ギア機構60と調節ねじ50を介して調節
ばね48の圧縮度を調節し、弁38の開き具合を調節し
て2次側のガス圧を制御する。
また、ギア機構60の減圧弁側の位置は、調節バネ48
の圧縮度合い(つまり2次圧力)の関数であり、制御系
の異常時に、任意の範囲を越えたら、ストップさせられ
るように、保護対策としてリミットスイッチ62,64
を設ける。
調節ねじ50(実際はそれに固定するギア)が、異常に
上昇または下降するとき、リミットスイッチ62などが
働いてモーター58を停止する。
[考案が解決しようとする課題] 上記のフィードバック制御方式は、 (1)回転機構をともなうので、潤滑油の保守が必要、 (2)構造が複雑で高価になる、 (3)異常状態で停電があり、かつ調節ばね48が圧縮さ
れた状態のときには、再スタート時に過大な圧力で供給
するようになる、 などの欠点がある。
[課題を解決するための手段] 弁38の開き具合を決めるのは、調節ばね48だけでな
く、弁38の弁ばね42も関係する。
本考案においては、この弁ばね42を利用する。
この考案は、第1図のように、 (1)調節ばね48による設定圧力を所定値より低くして
おくこと、 (2)弁38の下方にソレノイド66を設けて、それによ
って弁体40を弁ばね42の力に対抗して吸引できるよ
うにしておくこと、 (3)フィードバックの操作信号にもとづいて前記ソレノ
イド66の励磁電流を変化させ、これによって弁ばね4
2を吸引する力を変化させて、弁38の開き具合を調節
すること、 を特徴とする。
[実施例](第1図) 弁38のステム44を下方(上下は第1図、第2図につ
いていう)に延長し、ソレノイド66のプランジャ68
と連結する。
また、調節ばね48による圧縮力を従来の場合より低く
しておく。
2次側圧力が調節ばね48による圧力より低いときは、
ダイアフラム46が受ける力のバランスによりステム4
4は下に押し下げられて2次側に空気が入る。その圧力
が上昇し、調節ばね48による圧力以上になると、この
空気圧によりダイアフラム46が受ける力は調節ばね4
8によるものより強くなるので、ダイアフラム46の位
置は、より調節ばね側にシフトする。
これによりステム44は弁ばね42とソレノイド66の
励磁電流により自由に調節ができるようになり、調節ば
ねによる圧力以上ではソレノイドに流す電流により圧力
が可変できる。
調節ばね48は制御系から切り離されているので、従来
のように異常状態を検出するための機械的リミットスイ
ッチ62機構は不要である。
その代りに、制御装置57の電子回路にソレノイド66
の異常電流を検出する保護機構を追加する。
[作用] (1)圧力センサ54の検出値が設定値より低いとき: 励磁電流70(制御装置57からの操作信号にもとづい
て変化する)が増大し、弁体40がさらに下方に吸引さ
れ、弁38が開く。
(2)圧力センサ54の検出値が設定値より高いとき: 上記と反対に励磁電流70が減少し、弁38が閉じる。
以上のフィードバック制御により、2次ガス圧は設定値
に保たれる。
(3)停電などの事故の時: ソレノイド66の制御系が動作不能になっても、調節ば
ね48による通常の減圧弁動作で供給が行える。
再スタート時に異常な圧力を供給することはない。
[考案の効果] 2次側のガス圧を検出して基準圧力56と比較し、その
偏差に対応する操作信号にもとづいて弁38の開き具合
を調節する構成のフィードバック制御を行っている、減
圧弁において、 調節ばね48による設定圧力を所定値より低くしてお
き、かつ弁38の下方にソレノイド66を設けてそれに
よって弁体40を弁ばね42の力に対抗して吸引できる
ようにしておき、前記フィードバック制御の操作信号に
もとづいて前記ソレノイド66の励磁電流を変化させ、
これによって弁ばね42を吸引する力を変化させて、弁
38の開き具合を調節するようにしたので、 (1)フィードバック制御系の中に回転機構がないため、
潤滑油の保守が不要。
(2)構造が簡単で、低コストである。
(3)停電などで、ソレノイド66の制御系が動作不能に
なっても、調節ばね48による通常の減圧弁動作で供給
が行える。
(4)再スタート時に異常な圧力を供給することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の説明図、 第2図は乾燥空気供給装置の概略説明図、 第3図は従来技術の説明図。 12:空気圧縮機、14:脱湿ユニット 16:空気容器、18:ケーブル 20:圧力センサ、30:減圧弁 32:本体、34:入口 36:出口、38:弁 39:弁座、40:弁体 42:弁ばね、44:ステム 46:ダイアフラム、48:調節ばね 50:調節ねじ、52:2次回路 54:圧力センサ、56:基準圧力 57:制御装置、58:モーター 60:ギア機構 62,64:リミットスイッチ 66:ソレノイド、68:プランジャ 70:励磁電流

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次側のガス圧を検出して基準圧力56と
    比較し、その偏差に対応する操作信号にもとづいて弁3
    8の開き具合を調節する構成のフィードバック制御を行
    っている、減圧弁において、 調節ばね48による設定圧力を所定値より低くしてお
    き、 かつ弁38の下方にソレノイド66を設けてそれによっ
    て弁体40を弁ばね42の力に対抗して吸引できるよう
    にしておき、 前記操作信号にもとづいて前記ソレノイド66の励磁電
    流を変化させ、これによって前記弁体40を吸引する力
    を変化させて、弁38の開き具合を調節する、減圧弁。
JP13426288U 1988-10-14 1988-10-14 減圧弁 Expired - Lifetime JPH0620165Y2 (ja)

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JP13426288U JPH0620165Y2 (ja) 1988-10-14 1988-10-14 減圧弁

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JPH0255311U JPH0255311U (ja) 1990-04-20
JPH0620165Y2 true JPH0620165Y2 (ja) 1994-05-25

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JP2002266771A (ja) * 2001-03-07 2002-09-18 Max Co Ltd 圧縮機の遠隔制御装置
JP6555752B2 (ja) * 2016-01-22 2019-08-07 株式会社丸高工業 エアー工具作動システム
JP7424322B2 (ja) * 2021-01-19 2024-01-30 Smc株式会社 流体圧力制御装置

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