JPH06200604A - タイル構造 - Google Patents

タイル構造

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JPH06200604A
JPH06200604A JP12884492A JP12884492A JPH06200604A JP H06200604 A JPH06200604 A JP H06200604A JP 12884492 A JP12884492 A JP 12884492A JP 12884492 A JP12884492 A JP 12884492A JP H06200604 A JPH06200604 A JP H06200604A
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JP
Japan
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tile
tiles
joints
cutting
present
Prior art date
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JP12884492A
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English (en)
Inventor
Akio Takatsu
昭生 高津
Shuji Nakamura
修司 中村
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Individual
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  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現場加工を容易にし、目地のないタイル貼面
でも簡単に施工することのできるタイル構造を提供する
こと。 【構成】 タイル11の小口12の肉厚部の切削又は切
断断面積を少なくした。例えば、小口12の幅方向に平
行に溝13をあらかじめ形成し、現場において小口部分
を所定の寸法に容易に切削又は切断できるようにした。 【効果】 タイルの小口の切削又は切断断面積を少なく
したので、現場において施工寸法に合わせて容易に加工
することができ、又、目地を省略して突き付けてタイル
を貼り上げることができる。そのため、目地の汚れやか
びなどがなくなり、高低差もなく、美しくて耐久性に優
れたタイル仕上面を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイル構造に係り、特に
床面や壁面に貼り付ける際に、タイル目地を省略した突
き付け貼りや施工寸法に合わせたタイル割りを好適に行
うことのできるタイル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】タイルを床面や壁面に貼り付ける施工を
行なうとき、従来は図10及び図11に示すように、タ
イル1を下地材2の上に下地モルタル3を介して、隣接
したタイル1どうしの間に数mmから10数mmの間隔
の目地4を設けて貼り付けていた。これは多数のタイル
1を割付けて施工するとき、施工寸法とタイル割付け寸
法とを調整し、施工に伴う誤差を吸収するためである。
そしてタイル貼り付け後、目地4には目地モルタル5を
充填していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来のタイル構造によると、目地4に充填された目地モル
タル5の表面に塵埃が付着したり、かびなどが発生して
汚れるという問題があった。また時間の経過とともに目
地モルタル5が摩耗し、タイル1の表面と目地モルタル
5の表面との間の段差が大きくなり、例えばタイル1上
を移動するキャスタなどが引掛かるという問題があり、
またそれが、タイル1及び目地4の損傷につながる恐れ
があった。
【0004】一方、目地4をなくしてタイル1どうしを
密着して貼り付けるためには、所定の施工寸法に合わせ
るために、端部のタイル1をグラインダで切削するか、
カッターで切断しなければならないが、従来のタイル構
造はこのような現場での加工に対する配慮に欠け、専門
のタイル職人と、専用のタイルカッターが必要であるば
かりか、さらに、切削又は切断に伴ってタイルが摩耗熱
のために変形し、正確な切削又は切断が難しく、従っ
て、精度の高いタイル貼り施工を行なうことが困難であ
った。
【0005】本発明の目的は上記の点に鑑みなされたも
ので、現場加工を容易にし、目地のないタイル貼面でも
簡単に施工することのできるタイル構造を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成は、タイ
ルの小口部に、空間部が形成されているタイル構造、ま
た、タイルの小口部が、タイル厚み方向に傾斜して形成
されているタイル構造、によって達成することができ
る。
【0007】
【作用】上記構成によれば、タイルの小口部を切削又は
切断するとき、グラインダ又はカッターなどの工具とタ
イル肉厚部との接触面積が少くなるので、摩擦熱の発生
が少く、切削によるタイルの変形が防止される。また、
専用の工具を用いなくても、切削又は切断を容易に行な
うことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明のタイル構造の実施例を、図面
を参照して説明する。
【0009】(実施例1)図1に本発明の第1の実施例
の構成を示す。タイル11の側面である小口12には、
幅方向に平行に凹部としての溝13が形成されている。
溝13は1本であってもよく、複数本であってもよい。
また溝13は四角形のタイル11の4つの小口12のう
ち、1面にのみ形成してもよく、複数面に形成してもよ
い。なお溝13はタイル焼成前に型などを用いて成形す
ることが望ましいが、タイル製造工場内において冷却し
ながら切削することにより溝13を形成することもでき
る。
【0010】本実施例によれば、施工幅に合わせて現場
において切削するとき、溝13の深さの範囲内を切削面
14として切削を行なえば、切削面14におけ肉厚部の
断面積が小さいので容易に切削を行なうことができる。
また切削による摩擦熱の発生も少いので、タイルの変形
がほとんどなく、寸法精度のよいタイル11が得られ
る。この結果、現場寸法に合わせて目地を省略してタイ
ル11を突き付けて貼り上げることができる。
【0011】更に本実施例によれば、タイル目地を省略
することができるので、目地の汚れやかびなどが発生し
ないタイル仕上面にすることができる。また、従来発生
したタイル面と目地との間の高低差が生じないので、例
えば工場や厨房などで運搬車を移動しても、キャスタな
どが引掛かってタイルを摩耗させたり破損させたりする
ことはない。
【0012】またタイル11を突き合わせて貼ればよい
ので、素人でもきれいにタイル貼り施工を行なうことが
できる。
【0013】(実施例2)図2に本発明の第2の実施例
の構成を示す。本実施例ではタイル21の小口に厚み方
向に溝22を形成し、溝22の深さの範囲内を切削面2
3とした。溝22はタイル21の表面に対して垂直でも
傾斜していてもよい。
【0014】本実施例によっても、タイルの切削又は切
断が可能である。タイルどうしの突き付け部に僅かな隙
間が生じたとしても、現在公知の防水材料を充填し、
又、タイル下地に防水材料を用いることにより、ほぼ完
全な防水性能をもたせることができる。
【0015】(実施例3)図3及び図4に本発明の第3
の実施例の構成を示す。本実施例ではタイル31の小口
32に、多数の不定形の凹部33を形成し、凹部33の
深さの範囲内を切削面34とした。本実施例によって
も、前述の実施例1と同様の効果がある。
【0016】(実施例4)図5及び図6に本発明の第4
の実施例の構成を示す。本実施例ではタイル41の小口
42に、凹部としての多数の小穴43を形成し、小穴4
3の深さの範囲内を切削面44とした。本実施例によっ
ても前述の実施例1と同様の効果がある。
【0017】(実施例5)図7に本発明の第5の実施例
の構成を示す。本実施例ではタイル51の小口部52
に、凹部としての多数の空洞53を形成し、空洞53が
形成された範囲内を切削面54とした。本実施例によっ
ても、前述の実施例1と同様の効果がある。
【0018】(実施例6)図8に本発明の第6の実施例
の構成を示す。図は本実施例構造のタイル61の断面図
である。タイル61の小口62は肉厚方向に傾斜面63
をもって形成されている。なお、傾斜面64は図では平
面となっているが、湾曲面等の曲面でもよい。また、図
では小口が欠けるのを防止するために、面64を取って
いるが、面取りがない構造でもよい。
【0019】本実施例によれば、切断又は切削面65の
肉厚部の断面積が小さいので容易に切削を行なうことが
でき、前述の実施例1と同様の効果を奏することができ
る。さらに、本実施例によれば、タイル小口の形状が単
純なので製作が簡単で、製造コストが低くなる。また、
図では、タイル表面(図の上方)が裏面(図の下方)よ
り拡大する形状となっているが、必要に応じてタイル裏
面を表面より拡大させて、突き付け貼り、或いは目地仕
上げ等も可能である。
【0020】図1乃至図8に示した各実施例によるタイ
ルは、図9に示すように突き付け線71を介して密着し
て貼り上げ施工することができる。しかも、工具も簡単
なものでよく、素人でも容易にタイルの貼り付けを行う
ことができる。なお、これらの実施例は、基本的には四
角形タイルで説明したが、多角形或いは円形若しくは楕
円形等にも適用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のタイル構
造によれば、タイル小口の切削又は切断を容易に行うこ
とができるので、いわゆる施工寸法のタイル割りが容易
であり、また、現場において施工寸法に合わせて容易に
加工することができ、目地を省略して突き付けてタイル
を貼り上げることができる。そのため、施工精度が向上
し、従来目地に発生していた汚れやかびなどがなくな
り、高低差もなく、美しくて耐久性に優れたタイル仕上
面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す断面説明図
である。
【図2】本発明の第2の実施例の構成を示す平面説明図
である。
【図3】本発明の第3の実施例の構成を示す斜視説明図
である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】本発明の第4の実施例の構成を示す斜視説明図
である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】本発明の第5の実施例の構成を示す側面説明図
である。
【図8】本発明の第6の実施例の構成を示す断面説明図
である。
【図9】本発明の各実施例によるタイルの貼り上り状態
を示す平面説明図である。
【図10】従来のタイルの貼り上り状態の一例を示す断
面説明図である。
【図11】図10の平面図である。
【符号の説明】
1,11,21,31,41,51,61 タイル 2 下地材 3 下地モルタル 4 目地 5 目地モルタル 12,32,42,52,62 小口 13,22 溝(凹部) 14,23,34,44,54,65 切削面 33 凹部 43 小穴(凹部) 53 空洞(凹部) 63 傾斜面 64 面取り 71 突き付け線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイルの小口部に、空間部が形成されて
    いるタイル構造。
  2. 【請求項2】 前記空間部は、溝、穴、又は空洞である
    請求項1記載のタイル構造。
  3. 【請求項3】 タイルの小口部が、タイル厚み方向に傾
    斜して形成されているタイル構造。
JP12884492A 1992-05-21 1992-05-21 タイル構造 Pending JPH06200604A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12884492A JPH06200604A (ja) 1992-05-21 1992-05-21 タイル構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12884492A JPH06200604A (ja) 1992-05-21 1992-05-21 タイル構造

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JPH06200604A true JPH06200604A (ja) 1994-07-19

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ID=14994786

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JP12884492A Pending JPH06200604A (ja) 1992-05-21 1992-05-21 タイル構造

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