JPH0619986Y2 - オ−プンラツク式気化器のシリンダ走行による自動清掃装置 - Google Patents

オ−プンラツク式気化器のシリンダ走行による自動清掃装置

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JPH0619986Y2
JPH0619986Y2 JP1987047337U JP4733787U JPH0619986Y2 JP H0619986 Y2 JPH0619986 Y2 JP H0619986Y2 JP 1987047337 U JP1987047337 U JP 1987047337U JP 4733787 U JP4733787 U JP 4733787U JP H0619986 Y2 JPH0619986 Y2 JP H0619986Y2
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JP
Japan
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panel
carriage
cylinder
brush
rack type
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JP1987047337U
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JPS63179485U (ja
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政人 吉田
正幸 一ノ瀬
勇夫 高橋
幸彦 阿部
義男 細田
陸雄 溝上
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Tokyo Electric Power Co Inc
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Kobe Steel Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、伝熱管をカーテン状に並設したパネル体であ
るオープンラック式気化器のシリンダ走行による自動清
掃装置に関する。
〔従来の技術〕
例えば、LNGなどの液化ガス用のオープンラック式気
化器では第5図に示すように気化器であるパネル1の上
側部巾方向に向かいトラフ2を配設し、このトラフ2か
ら水を溢れ出さしてパネル面に流している。この水によ
るパネル面の流下は、マイナス百何十度という超低温の
液体に対し気化器の伝熱効果を高めるために行われるも
のであるが、例えば海水や長い間貯水されていた真水を
使用した場合、その水に含まれたごみやスライム若しく
は微生物等でパネル面が汚れ、定期的に清掃が必要とな
る。
従来かかるパネル1の面の汚れは、気化器の運転を停止
し、第6図に示すように並列するパネル1,1間に足場
を設置して人力でブラシ又はジェット水による洗浄装置
を用いて取除いていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このような人力による清掃方法では、清掃作業
のために長期間(最低一週間)気化器の運転を停止しな
ければならず、また高所作業となるため必ず足場を必要
とし、この足場の組立、解体に手数がかかるとともに足
場材がぶつかり、パネル1の表面を損傷するおそれもあ
る。
さらに、並列されるパネル1,1間は0.5m〜0.6m程度
の挟隘部となるため充分な作業スペースが取れず作業性
が悪く清掃残りが生じやすい。また、充分汚れてから清
掃するために、清掃を行うまでの間で熱交換効率が低下
し、汚れで流下水膜も乱れやすくなる。
そこで、パネル1面に沿って移動可能な回転ブラシを設
け、これによりパネル1面を自動的に清掃することが考
えられる。しかし、この方向では回転ブラシはX,Y両
軸方向に移動できなければならないが、広いパネル1面
を取残さずブラシでこするには上下動用と横移動用のモ
ータを別個に設けて駆動するのでは両モータの動きを関
連して制御する方法が面倒である。一方、一つのモータ
でこれを兼用するにはモータからの伝達機構が複雑とな
る。特に気化器は液化ガスとの関係から清掃装置にはエ
アモータしか使用できないが、これは電動モータ等に比
べてきめの細かい制御が困難である。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、人手をか
けずに狭い間隔で並列するパネル面を一連の自動化作業
で清掃できるとともに、上下動する回転ブラシをブラシ
の巾よりも少しだけ小さい定まった巾で確実に1回ずつ
間欠的に横移動でき、これにより清掃残しを生じないオ
ープンラック式気化器のシリンダ走行による自動清掃装
置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、狭い間隔で並列した
気化器パネルの上側部巾方向にトラフを配設し、このト
ラフから水を溢れ出さして該水をパネル側面に流下させ
るオープンラック式気化器において、長手方向に沿って
水平な突条片を突設したレールを前記気化器パネルの上
部位置でこの気化器パネルに平行に架設し、該レールに
これをガイドとしてガイドローラで走行する台車を取付
け、該台車の下部にガイドフレームを設け、台車にブラ
シ上下用モータを固設し、該モータと、ガイドフレーム
に昇降自在に取付けた昇降ヘッドとをチェーン等で連結
し、前記昇降ヘッドにモータとこれにより回動する回転
ブラシを設け、前記台車にシリンダを水平にして端部を
軸着し、該シリンダのロッド端に前記突条片の端縁を挟
み込むチャック装置を取付け、このチャック装置は、下
部に設けたガイドローラで台車上に横移動自在に支承し
たことを要旨とするものである。
〔作用〕
本考案によれば、気化器パネルに対してトラフから海水
が流され、パネルの面は流下する水膜で覆われている。
台車はレールに走行可能に設置され、台車から垂下する
ガイドフレームはパネル間の中央に該パネルの面と平行
に位置し、このガイドフレームを抱くようにして取付け
られ、昇降ヘッド上の回転ブラシの刷毛先はパネルの面
に当接している。
この状態でモータを始動して回転ブラシを回転させれ
ば、その刷毛先はパネル面をこすり、流下する水も利用
して清掃が行われる。
一方、このように回転ブラシを回しながら昇降用のモー
タを駆動すれば、チェーンを介して昇降ヘッドがガイド
フレームに沿って昇降し、回転ブラシはパネル面を上下
に移動する。
このようにして回転ブラシをガイドフレームに沿って上
下に移動してパネル面を1条清掃し終わったならば、チ
ャック装置でレール側の突状片端をつかみ、シリンダの
ロッドを伸長又は縮める。
すると、このロッドの変化分だけチャック装置の固定個
所に対して台車がレールに沿って横移動し、ガイドフレ
ーム及び回転ブラシもその分だけ横移動する。前記ロッ
ドの変位長は回転ブラシの巾よりも少しだけ小さく設定
してあり、横移動終了後再度回転ブラシを上下動させれ
ば、回転ブラシの清掃軌跡は一部ラップされながら確実
にパネル面を横方向に広がっていくので、パネル面の全
面を確実にあますことなく清掃していくことができる。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説明する。
第1図は本考案のオープンラック式気化器のシリンダ走
行による自動清掃装置の1実施例を示す側面図、第2図
は第1図のA−A線断面図で、図中3はパネル1間の上
部位置で架設され、並列するパネル1と平行するレール
である。
前記レール3にこれをガイドとしてガイドローラ5aで
走行する台車5を取付け、該台車5の下部に角筒若しく
は円筒状のガイドフレーム6を設け、台車5にブラシ上
下用エアモータ7を固設し、該モータ7とガイドフレー
ム6にこれを抱くようにして昇降自在に取付けた昇降ヘ
ッド8とをチェーン9等で連結する。このチェーン9は
本実施例ではモータ7とガイドフレーム6の下端とに設
けたスプロケット間に掛け渡すチェーンベルトとした
が、1本物のチェーン若しくは1本物のワイヤーにか
え、その巻上げ、巻下げにより昇降ヘッド8を引上げた
り引下げたりするものでもよい。
第2図に示すように、前記昇降ヘッド8に、エアモータ
10とこれにより回動する回転ブラシ11を左右に計2連、
ブラシ11の刷毛がパネル1面に当接するように設けた。
図中12は、エアモータ10への給気制御を行うホースの処
理用リールを示す。
一方、レール3からその長手方向に沿って水平な突条片
13を突設した。
また、前記台車5にエアシリンダ14を水平にして端部を
軸着し、該エアシリンダ14のロッド14a端にエアシリン
ダ15により前記突条片13端を挟み込むチャック装置16を
取付けた。
このチャック装置16は、下部に設けたガイドローラ17で
台車5上に横移動自在に支承される。図中18はレール13
の下面に当接し、車輪4と対応して台車5のガタツキを
防止するガイドローラである。
次に使用法及び動作について説明すると、気化器パネル
1に対してトラフ2から海水が流され、パネル1の面は
流下する水膜で覆われている。
台車5はレール3に走行可能に設置され、台車5から垂
下するガイドフレーム6はパネル1,1間の中央に該パ
ネル1の面と平行に位置し、このガイドフレーム6を抱
くようにして取付く昇降ヘッド8上のナイロン製回転ブ
ラシ11の刷毛先はパネル1,1の面に当接している。
この状態でエアモータ10を始動して回転ブラシ11を回転
させれば、その刷毛先はパネル1面をこすり、流下する
水も利用して清掃が行われる。
一方、このように回転ブラシ11を回しながらエアモータ
7を駆動すれば、チェーン9を介して昇降ヘッド8がガ
イドフレーム6に沿って昇降し、回転ブラシ11はパネル
1面を上下に移動する。
このようにして回転ブラシ11をガイドフレーム6に沿っ
て上下に片道若しくは1往復ないし数往復させてパネル
1面を1条清掃し終わったならば、チャック装置16でレ
ール3側の突条片13端をつかみ、エアシリンダ14のロッ
ド14aを伸長又は縮める。
すると、このロッド14aの変化分だけチャック装置16の
固定個所に対して台車5がレール3に沿って横移動し、
ガイドフレーム6及び回転ブラシ11もその分だけ横移動
する。前記ロッド14aの変位長は回転ブラシ11の巾より
も少しだけ小さく設定してあり、横移動終了後再度回転
ブラシ11を上下動させれば、第4図に示すように回転ブ
ラシ11の清掃軌跡は一部ラップされながら確実にパネル
1面を横方向に広がっていく。
なお、回転ブラシ11がガイドフレーム6に沿って昇降す
る間、エアシリンダ15を縮めてチャック装置16の固定を
解除し、次いでエアシリンダ14を作動してこのチャック
装置16をスライドさせ、台車5の移動のための次のつか
み込みに備える。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案のオープンラック式気化器の
シリンダ走行による自動清掃装置は、多数並列するパネ
ル間の狭い個所に入り込んで人手をかけずに自動的にパ
ネル面を清掃でき、しかもこの場合気化器の運転を停止
することなく清掃作業を行える。また、人手を用いない
ので足場等も不要で、安全なものであり、しかも任意に
清掃を開始できるので、長期間を置かず小まめに清掃で
き、汚れをため込まず熱交換効率が低下した状態や流下
水膜が乱れやすくなる状態にあまんじることもないので
ある。
また、回転ブラシでパネルを上下に一条清掃し終えた毎
に、シリンダで確実に1ピッチずつ一部ラップしながら
横移動していくので、清掃残しがなく、該シリンダはモ
ータとは異なり場所をとらず装置全体をコンパクトにす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のオープンラック式気化器のシリンダ走
行による自動清掃装置の1実施例を示す側面図、第2図
は第1図のA−A線断面図、第3図は台車部分の正面
図、第4図は回転ブラシの軌跡を示す説明図、第5図は
オープンラック式気化器の部分斜視図、第6図は従来の
清掃例を示す説明図である。 1……パネル、2……トラフ 3……レール 5……台車、5a……ガイドローラ 6……ガイドフレーム、7……エアモータ 8……昇降ヘッド 9……チェーン、10……エアモータ 11……回転ブラシ、12……処理用リール 13……突条片、14,15……シリンダ 14a……ロッド、16……チャック装置 17,18……ガイドローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 阿部 幸彦 神奈川県横浜市緑区寺山町175 (72)考案者 細田 義男 神奈川県横須賀市久里浜2−28 C−24 (72)考案者 溝上 陸雄 兵庫県明石市大久保町大窪2242−7 (56)参考文献 特開 昭61−213499(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】狭い間隔で並列した気化器パネルの上側部
    巾方向にトラフを配設し、このトラフから水を溢れ出さ
    して該水をパネル側面に流下させるオープンラック式気
    化器において、長手方向に沿って水平な突条片を突設し
    たレールを前記気化器パネルの上部位置でこの気化器パ
    ネルに平行に架設し、該レールにこれをガイドとしてガ
    イドローラで走行する台車を取付け、該台車の下部にガ
    イドフレームを設け、台車にブラシ上下用モータを固設
    し、該モータと、ガイドフレームに昇降自在に取付けた
    昇降ヘッドとをチェーン等で連結し、前記昇降ヘッドに
    モータとこれにより回動する回転ブラシを設け、前記台
    車にシリンダを水平にして端部を軸着し、該シリンダの
    ロッド端に前記突条片の端縁を挟み込むチャック装置を
    取付け、このチャック装置は、下部に設けたガイドロー
    ラで台車上に横移動自在に支承したことを特徴とするオ
    ープンラック式気化器のシリンダ走行による自動清掃装
    置。
JP1987047337U 1987-03-30 1987-03-30 オ−プンラツク式気化器のシリンダ走行による自動清掃装置 Expired - Lifetime JPH0619986Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987047337U JPH0619986Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30 オ−プンラツク式気化器のシリンダ走行による自動清掃装置

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JP1987047337U JPH0619986Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30 オ−プンラツク式気化器のシリンダ走行による自動清掃装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63179485U JPS63179485U (ja) 1988-11-21
JPH0619986Y2 true JPH0619986Y2 (ja) 1994-05-25

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JP1987047337U Expired - Lifetime JPH0619986Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30 オ−プンラツク式気化器のシリンダ走行による自動清掃装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61213499A (ja) * 1985-03-19 1986-09-22 Kaihatsu Denki Kk 大型ボイラ−の炉壁清掃方法

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JPS63179485U (ja) 1988-11-21

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