JPH0619897Y2 - ワイヤハーネスクランプ - Google Patents

ワイヤハーネスクランプ

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JPH0619897Y2
JPH0619897Y2 JP1988113597U JP11359788U JPH0619897Y2 JP H0619897 Y2 JPH0619897 Y2 JP H0619897Y2 JP 1988113597 U JP1988113597 U JP 1988113597U JP 11359788 U JP11359788 U JP 11359788U JP H0619897 Y2 JPH0619897 Y2 JP H0619897Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
clamp
attachment
fixed
fixing piece
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Application number
JP1988113597U
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JPH0234887U (ja
Inventor
正剛 櫛引
英二 高橋
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Publication date
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ワイヤハーネスを自動車車体等に固定する際
に用いられるワイヤハーネスクランプに関するものであ
る。
[従来の技術] 現在自動車等に於ける各種電気配線は束ねてワイヤハー
ネスとして部品化し、自動車車体等の所定位置で固定す
る様にしており、ワイヤハーネスを車体等に固定する際
に用いられるのが合成樹脂製のワイヤハーネスクランプ
である。
従来、この種のクランプとして一般的なものに、実開昭
54−30297号或は第4図に示されるものがある。
第4図に於いて、ワイヤハーネスの軸心と同方向に延び
る偏平な添体部1の中央には垂直に立設する係止部2が
あり、添体部1の両端には前記係止部2が設けられてい
る側にテープ滑り止め用の凸部3が形成されている。
斯かる構成のクランプ4を用いてワイヤハーネス5を固
定する場合、添体部1をワイヤハーネス5に添わせ、添
体部1とワイヤハーネス5とを一緒にテープ6で巻付け
固縛し、クランプ4とワイヤハーネス5一体化した状態
で自動車等に設けた固定片7に係止部2を押込んでワイ
ヤハーネス5を固定するものである。
[考案が解決しようとする課題] ところで、前述した構造のクランプ4を用いてワイヤハ
ーネス5の電装作業を行なう場合、自動車車体等に固定
片7を予じめ固定しておき、同固定片7にワイヤハーネ
ス5にクランプ4を取付けた後、固定片7にクランプ4
の係止部2を嵌めることになる。つまり、テープ6を用
いてワイヤハーネス5に添わせた状態でクランプ4の添
体部1をワイヤハーネス5に取付けるわけであるが、実
際のワイヤハーネス5にはかなりの重量と曲げ剛さがあ
る。
このため、テープ6でワイヤハーネス5に取付けたクラ
ンプ4を車体等に固定した固定片7の位置まで動かすの
に、かなりの力を必要とするので、重労働が要求される
ばかりでなく、大きな力でワイヤハーネス5を保持した
まま、小型の固定片7にクランプ4の係止部2の芯を会
わせて、一挙に同係止部2を固定片7に嵌めるやっかい
な作業となる。
したがって、従来のクランプ4によると、クランプ4の
係止部2を固定片7に係合させるのに手間どる場合が多
く、著しい場合には、両者の係合をミスして固定片7の
先端でワイヤハーネス5の被覆が損傷されるので、作業
能率と重労働が問題になっている。
本考案の目的は、以上に述べたような従来のクランプの
問題に鑑み、かなりの重量と曲げ剛さのあるワイヤハー
ネスの電装作業の労力を軽減し、微妙な位置合わせを補
佐できるワイヤハーネスクランプを得るにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、ワイヤハーネスの外周面に沿って同ワイヤハ
ーネスの長さ方向に伸びる添体部と、同添体部の長さ方
向中央外面に設けられかつ車体等に固定された固定片に
係合できる係止部とを一体成形された樹脂製ワイヤハー
ネスクランプにおいて、前記ワイヤハーネスの外周面に
沿う樋状の前記添体部と、この添体部の外面の略接線方
向に開口された固定片挿入口を形成される前記係止部
と、前記固定片挿入口に対応した前記添体部の部分に片
持的に一体成形されかつ外表面が前記固定片挿入口に向
って円滑に連続された円弧断面の添体延出部とを備える
ワイヤハーネスクランプを提案するものである。
[作用] ワイヤハーネスと添体部とをテープで一緒に巻付け固縛
し、係止部と固定片とを係合させる。添体延出部は係合
時の際の案内とワイヤハーネスの保護機能を発揮する。
[実施例] 以下第1図〜第2図に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
本考案のワイヤハーネスクランプは、第3図に示すワイ
ヤハーネス5の外周面の一部に沿って同ワイヤハーネス
5の長さ方向に添わせることができる樋状の添体部8を
備えている。即ち、この添体部8の内面は、テープ6
(第3図)で取付けられるワイヤハーネス5との間に隙
間が形成されぬようにワイヤハーネスの外周面の曲率半
径に相当する曲率半径をもち、その長さ方向両端部外面
にはつばが突起した状態で一体成形される。
そして、前記添体部8の長さ方向中央外面には、車体等
に予め固定される固定片7を受入れる係止部2が一体に
成形してある。この係止部2は前記添体部8に両脚辺基
部を連結した“コ”字枠として添体部8に成形される
が、第2図から理解されるように、係止部2の添体部側
内面は同添体部8の外面と同じ曲率半径とされ、したが
って前記固定片7が挿入される固定片挿入口12(第3
図)は、前記添体部8の外面の接線方向に開口されてお
り、固定片7の先端の受入れのため固定片7に向って先
が拡がっている。
また、前記係止部2には前記固定片7の係合孔10に先
端つめが落込む弾性フック9が一体成形されるけれど
も、この弾性フック9の先端部には指を掛けることがで
きる。つまり、修理時等において、弾性フック9に指を
掛けて、同弾性フック9を撓わませると、弾性フック9
の先端つめが固定片7の係合孔10から外れるので、固
定片7とワイヤハーネスクランプ4との関係を釈放でき
る。
前記固定片挿入口12に面した前記添体部8の長さ方向
中央部には、前記ワイヤハーネス5の外周面に沿う円弧
断面の添体延出部13が一体に片持ち成形される。第3
図に示すように、同添体延出部13の曲率をもった外表
面は、添体部8の外面に連続した曲率半径とされ、その
内表面は取付けられるワイヤハーネス5の外周面に略一
致した曲率半径とされる。
次に、第3図を併用してワイヤハーネス5をクランプす
る場合について説明する。
ワイヤハーネス5にワイヤハーネスクランプ4を取付け
るには、粘着性テープ等のテープ6を用いればよい。即
ち、ワイヤハーネスクランプ4の添体部8をワイヤハー
ネス5の長さ方向に添わせ、テープ6で同添体部8をワ
イヤハーネス5に縛れば、ワイヤハーネス5とワイヤハ
ーネスクランプ4が完全に一体化する。この場合、添体
部8は樋状に成形されているので、ワイヤハーネス5に
なじみ良くワイヤハーネスクランプ4が固定されるが、
添体部8にはつば3があるため、巻付けられたテープ6
が添体部8から外れることはなく、外力が作用してもワ
イヤハーネス5に対するワイヤハーネスクランプ4の取
付けが緩るむのを防止できる。
次に、車体等に予め固定した固定片7にワイヤハーネス
クランプ4を取付けるのであるが、ワイヤハーネス5を
取付けられたワイヤハーネスクランプ4はかなりの重量
と抵抗とがある。このため、一挙にワイヤハーネスクラ
ンプ4の固定片挿入口12を固定片7に口合わせるする
のは困難な状態にある。
しかしながら、図示例のハーネスクランプ4の場合、固
定片7と固定片挿入口12の関係を略一致させ、添体延
出部13の外表面に固定片7の先端を当てがい、ハーネ
スクランプ4を強く固定片7に押付けるだけで、電装作
業を完了できる。即ち、円弧状の添体延出部13の外表
面は添体部8外面に連続しているので、同外表面に強く
押当てられた固定片7の先端は、係止部2を固定片挿入
口12に向かって摺動される。したがって、作業員は添
体延出部13に向かって固定片7の位置を粗調整すれ
ば、固定片7にハーネスクランプ4を固定できることに
なるから、狭い空間での作業能率が向上する。また、こ
の作業の際に、添体延出部13は固定片7に対向したワ
イヤハーネス5の周面を保護するので、固定片7の先端
によりワイヤハーネス5の被覆が損傷されるのも、防止
できる。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、狭い
空間内で行なわれる固定片に対するワイヤハーネスクラ
ンプの結合作業の能率化と労力軽減を図ることができ
る。つまり、作業員はかなりの重量と抵抗とがあるワイ
ヤハーネスに取付けたワイヤハーネスクランプの添体延
出部を固定片に当てがって強く押すだけで作業できるか
ら、狭い空間内での微妙な位置合わせ作業が要求されな
くなり、作業能率が向上し、固定片とワイヤハーネスク
ランプとの結合時の労力が軽減される。
また、本考案においては、添体延出部で固定片によりワ
イヤハーネスの被覆が損傷されるのが防止され、添体部
が樋状に成形されているので、密着したワイヤハーネス
とワイヤハーネスクランプとの関係が得られる付加的な
効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るワイヤハーネスクラン
プを示す斜視図、第2図は第1図のA−A断面図、第3
図は該ワイヤハーネスクランプの使用例を示す斜視図、
第4図は従来例の斜視図である。 2は係止部、5はワイヤハーネス、6はテープ、7は固
定片、8は添体部、12は挿入口、13は添体延出部を
示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤハーネスの外周面に沿って同ワイヤ
    ハーネスの長さ方向に伸びる添体部と、同添体部の長さ
    方向中央外面に設けられかつ車体等に固定された固定片
    に係合できる係止部とを一体成形された樹脂製ワイヤハ
    ーネスクランプにおいて、前記ワイヤハーネスの外周面
    に沿う樋状の前記添体部と、この添体部の外面の略接線
    方向に開口された固定片挿入口を形成される前記係止部
    と、前記固定片挿入口に対応した前記添体部の部分に片
    持的に一体成形されかつ外表面が前記固定片挿入口に向
    って円滑に連続された円弧断面の添体延出部とを備える
    ことを特徴とするワイヤハーネスクランプ。
JP1988113597U 1988-08-30 1988-08-30 ワイヤハーネスクランプ Expired - Lifetime JPH0619897Y2 (ja)

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JPH0234887U JPH0234887U (ja) 1990-03-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54120698U (ja) * 1978-02-14 1979-08-23
JPS60138318U (ja) * 1984-02-24 1985-09-13 古河電気工業株式会社 ワイヤ−ハ−ネス固定具
JPH0444569Y2 (ja) * 1986-06-24 1992-10-21
JP2520760Y2 (ja) * 1989-06-15 1996-12-18 株式会社小松製作所 可変の再生弁を有する方向切換弁

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JPH0234887U (ja) 1990-03-06

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