JPH06198364A - ハニカムコア - Google Patents

ハニカムコア

Info

Publication number
JPH06198364A
JPH06198364A JP35990692A JP35990692A JPH06198364A JP H06198364 A JPH06198364 A JP H06198364A JP 35990692 A JP35990692 A JP 35990692A JP 35990692 A JP35990692 A JP 35990692A JP H06198364 A JPH06198364 A JP H06198364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
honeycomb core
bending
cells
folds
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP35990692A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Yamazaki
誠 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical Nippon Light Metal Co Ltd
Priority to JP35990692A priority Critical patent/JPH06198364A/ja
Publication of JPH06198364A publication Critical patent/JPH06198364A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 強度を損なうことなく種々の曲げが可能なハ
ニカムコアを提供する。 【構成】 ハニカムコア1を構成する各セル2のセル壁
3に、セル2の配列方向と交差する折れ目4を形成す
る。これにより、各セル単位での拡縮変形を可能にし、
曲げによって生じるバランス応力をセル群全体に分散す
ることができる。したがって、小さな曲率半径の曲げに
対してもセル2を座屈させることなく、しかも2次曲
げ、3次曲げなど種々の曲げを与えることが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はハニカムコアに関する
もので、更に詳細には、その圧縮強度や曲げ剛性を損な
うことなく曲げを与えることができるハニカムコアに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハニカムコアはアルミニウム合
金等の薄板によって区画形成される多数の筒状空室(セ
ル)を蜂の巣状に連結した構造を有し、通常は両面に外
板を張り付け、平板のパネル(ハニカムパネル)として
建築物や船舶、自動車等における軽量で且つ圧縮強度な
どを必要とする構造部材に用いられる。一方、ハニカム
パネルを各種構造部材として適用するに当たり、曲面を
有するものが要望される。
【0003】しかしながら、ハニカムパネルに一般の板
材に対するのと同様の曲げを与えて曲面を形成しようと
すると、ハニカムコアが曲げに抗する性質を有すること
から、小さな曲率半径の曲面を形成することができな
い。通常ハニカムコアの各セルは六角形に形成されてお
り、このハニカムコアを無理に曲げようとするとバラン
ス応力の影響でセルに座屈が生じ、ハニカムコア本来の
圧縮強度や曲げ剛性を損なうことになる。
【0004】そこで、ハニカムコアの片面に平面切削を
施してテーパー状断面とすることで曲り易くし、このテ
ーパー状ハニカムコアを曲面型に押し付けて変形させた
状態でその両面に外板を接着して曲面パネルを得る方法
(特公昭60−5174号公報参照)や、正三角形のセ
ルを組み合わせてハニカムコアを構成すると共に、同じ
向きに配設されて隣合う三角形のセルの底部と頂部の端
縁を隣同士間は開放(略接触)しておくことで、十分な
可撓性を持たせるようにしたハニカムコア構造(特開平
4−210829号公報参照)が提案された。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者す
なわち平面切削による方法では、切削を行うため工程数
が多く、設備が大型化する問題がある。また、テーパー
状の平面切削を施すことで曲げ易くできるのは一方向の
曲げ(二次曲げ)に対してのみであって、二以上の曲面
が連続したいわゆる複曲面のような曲げ(三次曲げ)は
実現できない。また、後者すなわち隣同士のセルの端縁
間を開放したハニカムコア構造では、曲げを大きくでき
るが、三次曲げが実現できず、しかも、各セルが閉空間
になっていないため、圧縮強度や曲げ剛性が悪くなる欠
点がある。
【0006】この発明は上記従来技術の課題を解決し、
生産性に優れ、強度を損なうことなく種々の曲げが可能
なハニカムコアを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明のハニカムコアは、多数の筒状セルを並列状
に配列したセル群からなるハニカムコアにおいて、その
セル群の曲りを許容すべく各セルを区画形成するセル壁
にセルの配列方向と交差する折れ目を形成したことを特
徴とするものである。
【0008】この発明において、上記折れ目は、各セル
を区画形成するセル壁にセルの配列方向と交差する方向
に形成されていれば、その形状及び数は任意でよく、例
えば折れ目の断面形状をV字状、U字状あるいは台形状
等に形成することができる。この折れ目はセル壁の上下
方向に通し状に形成する方が好ましい。また、セルの形
状は任意でよく、例えば六角形、三角形、四角形あるい
は五角形等であってもよい。
【0009】
【作用】上記のように構成されるこの発明のハニカムコ
アによれば、各セルを区画形成するセル壁にセルの配列
方向と交差する折れ目を形成することにより、各セル単
位での拡縮変形が可能となり、曲げによって生じるバラ
ンス応力がセル群全体に分散することができる。したが
って、小さな曲率半径の曲げに対してもセルを座屈させ
ることなく、しかも2次曲げ、3次曲げなど種々の曲げ
を与えることが可能となる。
【0010】
【実施例】以下にこの発明の実施例について詳細に説明
する。
【0011】図1はこの発明のハニカムコアの一実施例
を示す斜視図である。同図に示されるハニカムコア1
は、六角形の筒状セル2を多数並列状に配列したセル群
からなり、各セル2を区画形成しているセル壁3の6つ
の辺のうち4つの辺には、セル2の配列方向と交差する
V字状の折れ目4が、セル壁3の一端から他端にかけて
形成されている。このように各セル2のセル壁3に折れ
目4が形成したことにより、曲げに対して各セル2が拡
縮変形し、ハニカムコア1の様々な方向への曲りが許容
される。
【0012】例えば、図2に示すように、ハニカムコア
1を円弧状に変形させるような曲げが2方向から加えら
れた場合、各セル2の一端が縮み他端が拡がってコア群
全体としては球面状に変形する。各セル単位での拡縮変
形が可能なため、曲げによって生じるバランス応力がセ
ル群全体に分散することになるので、小さな曲率半径の
曲げを加えてもセル2が座屈することなく、ハニカムコ
ア1本来の圧縮強度や曲げ剛性が保持される。
【0013】このハニカムコア1の材質は、アルミニウ
ム合金の外、スチール、銅、紙等、種々のものが適用で
きる。また、製造方法としては、図3に示すように、上
記折れ目4を有する台形状の凸部5aと凹部5bが交互
に形成された複数のハニカム構造体6を用意し、ハニカ
ム構造体6の凸部5aと凹部5bとを接着又はろう付け
して多数の六角形セル2を形成する方法や、図4に示す
ように、上記折れ目4のみを形成した板7を多数積層し
て千鳥状にろう付け又は接着した後、これを積層方向両
側から引っ張って多数の六角形セル2を形成する方法な
どが適用できる。また、上記折れ目4は、図5に示すよ
うにセル壁3の各辺に二筋ずつ形成してもよく、更に多
くしてもよい。
【0014】なお、上記実施例では、セル2が六角形に
形成され、その4つの辺に折れ目4を設けた場合につい
て説明したが、セル壁3の6つの辺に折れ目4を形成し
てもよい。
【0015】この発明のハニカムコアは、以上の実施例
以外にも種々の態様がある。以下に、その幾つかの例に
ついて説明する。
【0016】まず、セル形状については六角形の外、三
角形(図6参照)、四角形(図7参照)も適用でき、更
には円形でもよい。なお、図6では三角形の2辺のセル
壁3に折れ目4を設けた場合を示し、図7では四角形の
対向する2辺のセル壁3に折れ目4を設けた場合を示し
ているが、三角形あるいは四角形の全てのセル壁3に同
様に折れ目4を設けてもよい。
【0017】上記折れ目4の形状は、上記実施例のよう
な断面V字状に限られるものではなく、例えば図8
(a)に示すように、断面U字状に形成してもよく、あ
るいは図8(b)に示すように断面台形状に形成するこ
とも可能である。
【0018】また、ハニカムコア1の両面に外板(図示
せず)をろう付けする際の通気性を考慮して、図9に示
すように、セル壁3の折れ目4の部分に貫通孔8を形成
してもよい。
【0019】また、ハニカムコア1の両面に外板(図示
せず)を取付けてハニカムパネルとするに際し、断熱性
を更に向上させるために、各セル2内に発砲材を充填す
ることも可能である。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明のハニ
カムコアによれば、上記のように構成されているので、
以下のような優れた効果が発揮できる。
【0021】1)ハニカムコアの各セルを区画形成する
セル壁にセルの配列方向と交差する折れ目を形成したの
で、各セル単位での拡縮変形が可能となり、曲げによっ
て生じるバランス応力がセル群全体に分散することがで
き、小さな曲率半径の曲げに対してもセルを座屈させる
ことなく、しかも2次曲げ、3次曲げなど種々の曲げを
与えることができる。
【0022】2)上記1)の理由により、種々の曲面形
状のハニカムパネルを生産性良く製造することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のハニカムコアの一実施例を示す斜視
図である。
【図2】図1のハニカムコアに曲げを与えた場合の変形
の状態を示す部分斜視図である。
【図3】図1のハニカムコアの製造方法の一例を示す図
である。
【図4】図1のハニカムコアの製造方法の他の例を示す
図である。
【図5】この発明のハニカムコアを構成するセルの構造
の他の実施例を示す斜視図である。
【図6】この発明におけるセルの形状の他の実施例を示
す平面図である。
【図7】セルの形状の更に他の実施例を示す平面図であ
る。
【図8】この発明における折れ目の断面形状の他の実施
例を示す部分斜視図である。
【図9】折れ目の更に他の実施例を示す部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ハニカムコア 2 セル 3 セル壁 4 折れ目

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の筒状セルを並列状に配列したセル
    群からなるハニカムコアにおいて、 上記セル群の曲りを許容すべく各セルを区画形成するセ
    ル壁にセルの配列方向と交差する折れ目を形成したこと
    を特徴とするハニカムコア。
JP35990692A 1992-12-28 1992-12-28 ハニカムコア Withdrawn JPH06198364A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35990692A JPH06198364A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 ハニカムコア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35990692A JPH06198364A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 ハニカムコア

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06198364A true JPH06198364A (ja) 1994-07-19

Family

ID=18466903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35990692A Withdrawn JPH06198364A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 ハニカムコア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06198364A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5270095A (en) Member for a honeycomb core or panel requiring simple and compound curvatures
US5431980A (en) Formable cellular material with synclastic behavior
US5894045A (en) Cellular core structure building component
US6274216B1 (en) Honeycomb structure, particularly for absorbing sound and its production process
US3914486A (en) Shear form structures
US3227600A (en) Formable honeycomb
JPH06226889A (ja) パネル材およびこれを用いた複合パネル
US4035536A (en) Sandwich panel core
EP2155978A2 (en) Modular construction elements
JP3172986B2 (ja) ハニカムパネル
EP0684903B1 (en) Angled i-beam honeycomb structure
JPH06198364A (ja) ハニカムコア
JP4452159B2 (ja) パネル構造材
US3046638A (en) Method of producing hollow sheetmetal panel structures
US4573296A (en) Construction panel and method of providing the same
KR100620544B1 (ko) 하니컴코아
JP6983789B2 (ja) 密に充填した四面体から成るオープンコア構造を有するサンドイッチ状構造要素
JP3107477B2 (ja) ハニカムパネル
JP3167783B2 (ja) 鉄骨建築物用床ユニット
JPH0486252A (ja) ハニカム材
JP2842751B2 (ja) 剛性ボード
JPH10180914A (ja) ハニカムパネル
JP3237138U (ja) ドームおよび多角形状パネル
JPH0622955B2 (ja) ハニカムパネル構造体の製造法
JPH05318004A (ja) アルミニウム製サンドイッチパネル

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000307