JPH06198091A - 縫製ガイド治具 - Google Patents

縫製ガイド治具

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JPH06198091A
JPH06198091A JP35853692A JP35853692A JPH06198091A JP H06198091 A JPH06198091 A JP H06198091A JP 35853692 A JP35853692 A JP 35853692A JP 35853692 A JP35853692 A JP 35853692A JP H06198091 A JPH06198091 A JP H06198091A
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JP
Japan
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guide
bead
sewing
base plate
skin
Prior art date
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Pending
Application number
JP35853692A
Other languages
English (en)
Inventor
Sohei Matsumoto
宗平 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TS Tech Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seat Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Seat Co Ltd filed Critical Tokyo Seat Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、縫製作業の軽減と共に、熟
練を要せず、作業者の熟練度に依存することなく縫製す
ることのできる縫製ガイド治具を提供することにある。 【構成】 縫製ガイド治具10は、上下の表皮材と巻玉
縁とを縫合するときに使用される治具であり、ミシンテ
ーブル上に配置されるベースプレート11と、このベー
スプレート11に形成されてミシン針の前方に配置され
る筒状ガイド12と、筒状ガイド12の後部位置に形成
された玉縁コードの位置決め部13と、から構成されて
いる。そして筒状ガイド12は第1ガイド21及び第2
ガイド22から構成され、第1ガイド21は先端側に形
成され第2ガイド22より突出して玉縁コードを案内
し、第2ガイド22は第1ガイド21の外側に形成され
玉縁表皮を案内し、この筒状ガイド12はベースプレー
ト11より玉縁コード及び玉縁表皮の入り口が上方に持
ち上がって形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は縫製ガイド治具に係り、
特に玉縁に布を巻いた、いわゆる巻玉縁を上下の表皮材
と共に縫製するときに好適な縫製ガイド治具に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来から座席の表皮材同志
の縫合部に、玉縁を介在させて意匠的効果を奏するよう
にすることが行われている。特に心材を布(織布、不織
布、合成皮革等を含む、本明細書において同じ)で包ん
だいわゆる巻玉縁は、高級感を醸しだすために好んで用
いられる。
【0003】この巻玉縁を用いた表皮材同志の縫合は、
心材となる玉縁と、この玉縁をくるんだ布と、縫合され
る表皮材同志を一緒に重ね合わせて、一緒に縫製するこ
とから、各構成部材の位置合わせが面倒であり手数が掛
かり、また縫製における蛇行が生じてしまうという不都
合があり、熟練者による縫製が要求されていた。しか
も、熟練者においても製品のバラ付きが生じることもあ
り、縫製時間等の生産効率において問題があった。
【0004】本発明の目的は、縫製作業の軽減と共に、
熟練を要せず、作業者の熟練度に依存することなく縫製
することのできる縫製ガイド治具を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る縫製ガイド
治具は、上下の表皮材と巻玉縁とを縫合するときに使用
される治具において、ミシンテーブル上に配置されるベ
ースプレートと、このベースプレートに形成されてミシ
ン針の前方に配置される筒状ガイドと、筒状ガイドの後
部位置に形成された玉縁コードの位置決め部と、から構
成された縫製ガイド治具であって、前記筒状ガイドは第
1ガイド及び第2ガイドから構成され、第1ガイドは先
端側に形成され前記第2ガイドより突出して玉縁コード
を案内し、第2ガイドは第1ガイドの外側に形成され玉
縁表皮を案内し、この筒状ガイドはベースプレートより
玉縁コード及び玉縁表皮の入り口が上方に持ち上がって
形成されてなることを特徴とする。
【0006】また前記筒状ガイドは、第1ガイド及び第
2ガイドの部分が分割されて開閉可能に形成すると好適
である。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。図1乃至図7は本発明の
一実施例を示すものであり、図1は縫製ガイド治具の斜
視図、図2は図1の平面図、図3は図2の矢印A−A線
から見た側面図、図4は図2のB−B線による断面図、
図5は縫合状態を示す説明斜視図、図6は上下の表皮材
と、玉縁コード及び玉縁表皮が装着された状態を示す図
3と同様な側面図、図7は縫製後の状態の部分説明断面
図である。
【0008】本例の縫製ガイド治具10は、下側表皮材
1,玉縁コード4を玉縁表皮5で包んだいわゆる巻玉縁
3,上側表皮材2を縫合するために使用されるものであ
り、ベースプレート11と、筒状ガイド12と、玉縁コ
ード4の位置決め部13と、を主たる構成要素として構
成されている。
【0009】本例のベースプレート11は、ミシンテー
ブルT上に配置されるものであり、図1で示されるよう
に、このベースプレート11の先端側(図1で左側)に
は、玉縁コード4を案内する玉縁コードガイド14が形
成されている。本例の玉縁コードガイド14は、玉縁コ
ード4の断面形状に合わせて円形の穴14aが形成され
た延出部14bから構成されている。
【0010】またベースプレート11の側部位置で、ベ
ースプレート11より短くミシン針6の前方に配置され
る筒状ガイド12(詳細は後述)が、支持部15で、ベ
ースプレート11より上方に持上げられて(本例ではベ
ースプレート11の厚さより浮き上がって)形成されて
いる。そして本例のベースプレート11には、ミシンテ
ーブルTに固定するための固定孔16が筒状ガイド12
と反対側の位置に形成されている。また筒状ガイド12
の支持部15側には、縫合される下側表皮材1の確認穴
17が形成され、筒状ガイド12の下部から支持部15
の前面側には切欠部20が形成されている。
【0011】さらに、筒状ガイド12の終端部位置近傍
には、表皮案内突起18が形成されている。この表皮案
内突起18は上側表皮材2の端部位置が、下側表皮材1
の端部位置を合わせる位置決めの役割を果すものであ
り、図5で示すようにベースプレート11の筒状ガイド
12側の端部位置と、その位置が一致するように構成さ
れている。
【0012】本例の筒状ガイド12は、第1ガイド21
及び第2ガイド22から構成され、第1ガイド21は第
2ガイド22より内側位置で、第1ガイド21の先端が
第2ガイド22より突出して形成されており、これらの
第1ガイド21及び第2ガイド22は、ベースプレート
11より玉縁コード4及び玉縁表皮5の入り口が上方に
持ち上がって形成されている。
【0013】そして第1ガイド21は、玉縁コードガイ
ド14に案内された玉縁コード4を、玉縁表皮5に包む
ために案内する。本例の第1ガイド21は、図3で示す
ように、玉縁コード4の断面形状に合わせた円形の孔2
1aが形成されており、図2で示すように、この第1ガ
イド21は第2ガイド22の途中まで形成されている。
【0014】本例の第2ガイド22は、上記玉縁コード
4を包む玉縁表皮5を案内するもので、図1及び図2で
示すように、第1ガイド21の外側に形成されており、
断面形状がU字状の穴22aが、上記第1ガイド21よ
り大きく形成されている。この第2ガイド22の穴22
aの幅は玉縁表皮5の幅より若干大きく形成されてい
る。従って、玉縁コード4を筒状ガイド12の第1ガイ
ド21で案内し、玉縁表皮5を筒状ガイド12の第2ガ
イド22で案内することにより、U字状に形成された玉
縁表皮5のU字内の底面に玉縁コード4を配置すること
ができる。
【0015】また上記筒状ガイド12の反第1ガイド2
1側には玉縁コード4の位置決め部13が形成されてい
る。本例の玉縁コード4の位置決め部13は、玉縁表皮
5の幅を加えた玉縁コード4の幅の凹部から形成されて
おり、この凹部位置に前記玉縁表皮5及び玉縁コード4
を配置することにより、U字状に案内された玉縁表皮5
と、玉縁コード4とを密着させることができる。
【0016】次に、上記構成からなる実施例の動作につ
いて、図5乃至図7を参照して説明する。先ず、ミシン
テーブルT上に、縫製ガイド治具10を配置する。縫製
ガイド治具10の配置は、ベースプレート11に形成さ
れた固定孔16とビス等の固定具19と、図示しないミ
シンテーブルT上の固定孔とを合わせて、固着する。こ
のとき、縫製ガイド治具10を構成する筒状ガイド12
がミシン針6の前方でミシン針6と一直線になるように
配置する。
【0017】次に図示しないロールに巻回された玉縁コ
ード4を玉縁コードガイド14の穴14aに通し、次に
第1ガイド21に通す。更に図示しないロールに巻回さ
れた玉縁表皮5を第2ガイド22に通す。そしてU字状
に形成された玉縁表皮5の内側底面に玉縁コード4と確
実に密着させるために、玉縁コード4の位置決め部13
に玉縁コード4を位置させる。
【0018】次に下側表皮材1の表面を縫製ガイド治具
10に向けて(即ち図5及び図6で示すように表面を上
側にして)、下側表皮材1の端部を、ベースプレート1
1より上方に浮き上がって配置された筒状ガイド12の
下に位置させ、上側表皮材2の表面を縫製ガイド治具1
0に向けて、上側表皮材2の端部を表皮案内突起18に
突き当てる。そして、確認穴17によって下側表皮材1
と、上側表皮材2との位置ずれがないように確認する。
これによって、下側表皮材1,玉縁コード4を玉縁表皮
5で包んだ巻玉縁3,上側表皮材2,とが所定位置でミ
シン針6によって縫合することができる。
【0019】このようにして縫合して、図7で示すよう
に、下側表皮材1,玉縁コード4を玉縁表皮5で包んだ
いわゆる巻玉縁3,上側表皮材2が縫合される。そし
て、矢印のように開く。
【0020】なお前記実施例において、ベースプレート
11はミシンテーブルTに固定するための固定孔16と
ビス等の固定具19によりミシンテーブルTと固定する
構成を示したが、ベースプレート11とミシンテーブル
Tの固定に関しては各種の公知技術を用いることがで
き、例えば、予めミシンテーブルTにベースプレート1
1の板厚と略同じスライド用の溝を形成し、ベースプレ
ート11をスライドさせてミシンテーブルTと固定する
ように構成することもできる。
【0021】また前記実施例においては筒状ガイド12
は、予め筒状に形成され、この中に玉縁コード4及び玉
縁表皮5を挿着する例を示したが、第1ガイド21及び
第2ガイド22は、玉縁コード4及び玉縁表皮5を案内
するように構成すればよく、例えば、上下の部分で分割
できるようにして、上下の部分を嵌め合わせ、或はスラ
イド係合させて筒状ガイド12に形成したり、さらには
支持部側或は反対側にヒンジ部を形成し、他端側を開閉
可能に形成して筒状ガイド12として形成してもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る縫製ガイド治具は、ミシン
テーブル上に配置されるベースプレートと、このベース
プレートに形成されてミシン針の前方に配置される筒状
ガイドと、筒状ガイドの後部位置に形成された玉縁コー
ドの位置決め部と、から構成され、筒状ガイドは第1ガ
イド及び第2ガイドから構成され、第1ガイドは先端側
に形成され前記第2ガイドより突出して玉縁コードを案
内し、第2ガイドは第1ガイドの外側に形成され玉縁表
皮を案内し、この筒状ガイドはベースプレートより玉縁
コード及び玉縁表皮の入り口が上方に持ち上がって形成
されてなるので、上側表皮材と下側表皮材との間で玉縁
コード及び玉縁表皮がそれぞれ第1ガイド及び第2ガイ
ドによって案内されて、各構成部材の位置決め等をせず
に、縫合することができる。
【0023】このように、本発明に係る縫製ガイド治具
を用いると、上下の表皮材の位置を確認するだけで、従
来のように玉縁と表皮材との位置決めを行わずに縫製す
ることができ、また縫製における蛇行も生じることな
く、熟練を要せず、作業者の熟練度に依存することなく
縫製でき、製品のバラ付きを防止し、縫製作業が楽にな
ると共に、縫製時間の短縮等の生産効率を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る縫製ガイド治具の斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2の矢印A−A線から見た側面図である。
【図4】図2のB−B線による断面図である。
【図5】縫合状態を示す説明斜視図である。
【図6】上下の表皮材と、玉縁コード及び玉縁表皮が装
着された状態を示す図3と同様な側面図である。
【図7】縫製後の状態の部分説明断面図である。
【符号の説明】 1 下表皮材 2 上表皮材 3 巻玉縁 4 玉縁コード 5 玉縁表皮 6 ミシン針 10 縫製ガイド治具 11 ベースプレート 12 筒状ガイド 13 位置決め部 21 第1ガイド 22 第2ガイド T ミシンテーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下の表皮材と巻玉縁とを縫合するとき
    に使用される治具において、ミシンテーブル上に配置さ
    れるベースプレートと、このベースプレートに形成され
    てミシン針の前方に配置される筒状ガイドと、筒状ガイ
    ドの後部位置に形成された玉縁コードの位置決め部と、
    から構成された縫製ガイド治具であって、前記筒状ガイ
    ドは第1ガイド及び第2ガイドから構成され、第1ガイ
    ドは先端側に形成され前記第2ガイドより突出して玉縁
    コードを案内し、第2ガイドは第1ガイドの外側に形成
    され玉縁表皮を案内し、この筒状ガイドはベースプレー
    トより玉縁コード及び玉縁表皮の入り口が上方に持ち上
    がって形成されてなることを特徴とする縫製ガイド治
    具。
  2. 【請求項2】 前記筒状ガイドは、第1ガイド及び第2
    ガイドの部分が分割されて開閉可能に形成されてなるこ
    とを特徴とする請求後記載の縫製ガイド治具。
JP35853692A 1992-12-28 1992-12-28 縫製ガイド治具 Pending JPH06198091A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102864587A (zh) * 2012-09-28 2013-01-09 南京际华三五〇三服装有限公司 帽顶缉压双线绱垫条模具
CN103526457A (zh) * 2013-10-08 2014-01-22 际华三五三四制衣有限公司 一种缝纫后腰带的模具
CN110042574A (zh) * 2019-04-12 2019-07-23 江苏尚诚纺织科技有限公司 一种单侧滚底边装置

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