JPH06197855A - 清掃用具 - Google Patents

清掃用具

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JPH06197855A
JPH06197855A JP15149293A JP15149293A JPH06197855A JP H06197855 A JPH06197855 A JP H06197855A JP 15149293 A JP15149293 A JP 15149293A JP 15149293 A JP15149293 A JP 15149293A JP H06197855 A JPH06197855 A JP H06197855A
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JP
Japan
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mop
liquid agent
cleaning
liquid
floor surface
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Application number
JP15149293A
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English (en)
Inventor
Shozaburo Kobayashi
省三郎 小林
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Shimomura Komuten KK
Original Assignee
Shimomura Komuten KK
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Publication date
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来、床面清掃作業中に頻繁に行う必要があ
ったモップの水洗いを不要にし、また、清掃用具を前方
に押して前進させる又は後方に引いて後退させることに
より、水、洗剤等を床面に施与しながら床面を清掃でき
るようにし、床面の清掃作業の能率を高める。 【構成】 正三角柱又は正四角柱の形状のモップ台2の
側面に、紐状体、布状体からなる清掃部6を備えたモッ
プ1を着脱自在に装着し、また柄部4を備えた架台3を
上記モップ台2に着脱自在に止着する。モップ1はモッ
プ台内部から供給される水、洗剤等により湿潤される。
或は、架台3上に設置した液剤タンク23の液剤が床面
に散布され、この場合の弁26の開閉は柄部に設けた操
作レバー29により行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオフィルビル、ホテル、
大型店舗、病院、学校、体育館、工場、駅、地下街、車
両、船舶等の床面であって、主としてタイル、石材、木
質系床材等からなる床面を、水、洗剤、清掃薬品或は液
状ワックス等の液剤を施与しながら清掃する清掃用具に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィスビル等の床面の清掃に
は、多数本の糸を緩く授合わせたパイル紐をテープ或は
シート状の基布に縫い付ける等した清掃用モップが用い
られ、一般に、床面の汚れの除去や水気のある床面の掃
除にはモップを水で湿潤させた水モップを用い、単に床
面に残留している埃や細かい塵を除去するには清掃用モ
ップにダスト吸着性を有する油剤組成物を含浸させた乾
式のケミカルモップを用いている。
【0003】水モップはモップ中に含ませた水が汚れを
吸着するもので、或る程度以上汚れを吸着すると、逆に
汚れを床面に再散布するようになるので、清掃の進捗に
つれて頻繁に、モップ中に吸着した汚れを除去するため
のモップの水洗いを行う必要がある。そして、この水洗
いに当たっては、パイル紐の表面や内部に吸着され除去
が必ずしも容易ではない汚れや塵をも洗い出すように洗
う、洗ったモップの過剰な水を絞り取る、更にはモップ
の水洗いにより汚れた水を廃棄し、新しい水を用意す
る、等の面倒、繁雑な作業を行わねばならないので、頻
繁に行う必要があるモップの水洗いは、床面清掃作業の
能率を著しく損なうものである。
【0004】このような作業の繁雑さを多少でも軽減し
ようとしてモップをモップハンドルに着脱自在とし、清
掃作業で汚れを拭き取ったモップを水洗い済みのモップ
と交換して清掃を進め得るようにしたモップが近年利用
されるようになったが、この場合も、モップ交換の着脱
作業のほかに、モップの含水および過剰な水の絞り取り
の作業等を繰り返して行わねばならず、作業の面倒さ、
繁雑さを解消し得るものではない。
【0005】更に、上記の交換式のモップをも含めて、
水モップによる床面の清掃では作業者が水モップで床面
に8の字を描きながら後退するのが基本動作であり、こ
の場合作業者は水モップを持ち上げるように保持する必
要があり、上記動作を行うには腕力を必要とし、また作
業者の疲労が大きい。そして、水モップはケミカルモッ
プに較べて重量が大きくなることからモップ幅が狭く、
ケミカルモップの1/2、乃至1/3しかなくモップを
動かしたときに床面を拭き取る面積が小さいこととも相
俟って、水モップによる床面の清掃は甚だ能率が低い憾
みがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、水モ
ップによる床面清掃の上記のような問題点を解消し、清
掃現場での頻繁なモップの水洗いを不要とするととも
に、清掃用具を前方に押して前進させるもしくは後方に
引いて後退させることにより、水、洗剤等の液剤を施与
しながら、床面を清掃できる、腕力を必要とせず、疲労
が少なく、そして従来に較べて清掃作業を著しく高能率
化できる、新規な清掃用具を提案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の清掃用具は、正三角柱(筒)又は正四角柱(筒)の
形状を有するモップ台の側面に形成したモップ装着部
に、紐状体、布状体等からなる清掃部を備えた面状のモ
ップを着脱自在に装着し、上記装着されたモップの少な
くとも床面に接すべき一面を覆わないように、柄部を備
えた架台をモップ台に着脱自在に止着するとともに、
水、洗剤、清掃用薬品、液状ワックス等の液剤を清掃す
べき床面に施与する液剤施与手段を備えていることを特
徴とする。
【0008】また、本発明は、円筒形の液剤タンクの左
右部それぞれの外側に、正三角筒、正四角筒等の正多角
筒形の形状を有し該タンクを囲むモップ台を着脱自在に
係止するとともに、左右の該モップ台の側面に形成した
モップ装着部に紐状体、布状体等からなる清掃部を備え
た面状のモップを着脱自在に装着し、上記液剤タンクの
中央部に柄部と、液剤タンク内部を加圧するための空気
ポンプ、ガス蓄圧器等のガス加圧装置と、液剤タンクか
ら液剤を導出する導出管とを設け、床面に散液する散液
管を上記導出管に連通するとともに、上記導出管に開閉
弁を設け、該開閉弁の開閉を操作する操作部を柄部に設
けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記の構成を有する本発明の清掃用具において
は、正三角柱(筒)又は正四角柱(筒)の形状を有する
モップ台の側面に形成されたモップ装着部に、紐状体も
しくは布状体等からなる清掃部を備えた面状のモップを
着脱自在に装着しており、また該モップ台も交換可能に
形成されているので、今、床面の清掃を進めてモップ台
の一つの側面に装着されているモップ清掃部が汚れ切る
迄使用したときは、モップ台を回転させて他の側面に装
着されている清掃部がきれいな未使用のモップで床面を
清掃するようにすることができる。
【0010】すなわち、正三角柱(筒)の形状を有する
モップ台においては、3個の側面に装着されたモップの
清掃部を使用でき、正四角柱(筒)の形状を有するモッ
プ台においては4個の清掃部を使用できる。しかもモッ
プの清掃部の面積も大きくできるので、1台のモップで
広い面積の床面の清掃をカバーできる。そして、1台の
モップ台の各側面のモップを使い果たした場合は、モッ
プ台を交換して或はモップ台から汚れたモップを取り外
して新しいモップに交換してきれいなモップで床面の清
掃を続けることができる。
【0011】そして、本発明の清掃用具は水、洗剤等の
液剤を床面に施与する液剤施与手段を備えているので、
モップの清掃部による清掃時に同時に液剤を施与するこ
とができる。従って本発明の清掃用具によれば、従来の
水モップにおけるように清掃現場で頻繁にモップの水洗
いを行う必要がなく、また、モップに含水させる、モッ
プから過剰な水を絞り取る、汚水を廃棄する、新しい水
を準備する等の面倒、繁雑な作業も行う必要がないの
で、床面の清掃の能率が著しく向上する。
【0012】また、本発明の清掃用具によれば、作業者
は柄部により清掃用具を前方に押しながら前進する、も
しくは後方に引きながら後退する、或は清掃用具の前
進、後退を反覆することにより、床面の清掃を行うこと
ができる。従って、従来の水モップのように作業者の腕
力を必要とせず、作業者の疲労も少なく、作業能率も向
上する。本発明の清掃用具の上記構成及び作用は、次に
述べる実施例により更に明瞭となろう。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の詳細を実施例の図面に基づ
き説明する。図1〜図4は、本発明の第1実施例を示す
図面であり、図1は第1実施例の斜視図であり、図2は
第1実施例におけるモップ台の斜視図であり、図3はモ
ップの斜視図である。図4は第1実施例における架台の
側面図である。
【0014】図において、1はモップで、図3に示すよ
うに通水性の芯地5の片面にパイル紐等の紐状体或は布
状体よりなる清掃部6を縫い付け、接着等により設け、
芯地5の他の面の周縁部には、例えばマジックテープを
縫い付け、接着等して設けた着脱部7が設けられてい
る。2は三角柱の形状を有するモップ台で、その内部は
水、洗剤、清掃用薬品等の液剤を収容する液体容器を形
成している。該モップ台2の矩形状の各側面はモップ装
着部8を形成し、その周縁部にはマジックテープ等によ
る着脱部9が設けられており、モップ1の上記着脱部7
と協働してモップ装着部8にモップ1を着脱自在に装着
し得るようになされている。なお、上記の芯地5と清掃
部6とは必ずしも別体である必要はなく、例えば布体に
より芯地と清掃部とを一体に形成してもよい。
【0015】また、それぞれのモップ装着部8には、通
液口10が設けられ、更に該通液口10から供給される
液剤をモップ装着部8の表面に広く拡散させるための布
地等よりなる通液材11が通液口10を覆って延設され
ている(図2参照)。常時すなわち未使用時は、上記の
通液材を覆って例えばプラスチックプレートからなる着
脱自在な止液材12(図1参照)が装着され、このよう
に、通液材11及び止液材12を装着した上で、モップ
1がモップ装着部8に装着される。
【0016】上記の止液材12は、該止液材が装着され
ているモップ装着部のモップにより床面を清掃するとき
には、図1に示すように、取り除かれ、モップ台2内部
の液剤が通液口10、通液材11を経てモップ1の清掃
部6を湿潤させる。そして清掃部6が床面を拭掃すると
きに、液剤が床面に施与される。なお通液口10には、
液剤供給量を調節するために、通液性の適当な詰物を充
填してもよい。13は、モップ台2の内部に形成された
液体容器に液剤を供給するために、モップ台の三角柱の
底面に設けた給液口である。
【0017】2枚の板材を60度の頂角をなすように組
み立てた着脱自在な架台3がモップ台2の2個の側面に
跨がるように係止される。該架台1の一面には柄部4が
設けられており、清掃作業者は該柄部により実施例の清
掃用具を押しながら前進して床面に接しているモップ1
により床面を拭掃する。
【0018】図4に示す架台の場合は、柄部4により清
掃用具を後方へ引く動作は架台3がモップ台2から離脱
し易い難があるが、架台3のモップ台2への嵌合係止に
加えて例えば後記するようなマグネット板を用いて架台
3の両端をモップ台の三角柱の両底面に結合させる等し
てモップ台2と架台3との結合を強めることによって、
柄部4により清掃用具を後方へ引き床面を拭掃すること
も可能になる。架台3への柄部4の結合は、図4では、
柄部取付体15を架台に固定された軸14にスプリング
16を介して挿通し、柄部4の根元部を上記の柄部取付
体にピン結合しているが、種々の他の形式の結合方式を
採用することができるし、架台3と柄部4とを一体的に
形成することもできる。
【0019】上記説明した第1実施例の清掃用具におい
ては、床面の清掃によりモップ1の清掃部6が汚れ切っ
たときは、架台3をモップ台2から外し、モップ台2を
回転させて新しいモップ1が床面に接するようにし、清
掃の進行につれて次々ときれいな新しいモップを用いる
ことができる。3個のモップ1が全て汚れたときは、モ
ップ台2を交換することもできるし、或はモップ台2か
ら汚れたモップ1を取り外し、モップ台に新しいモップ
を装着することもできる。図1〜3にはモップ台が三角
柱の形状を有する場合を示したが、上記の第1実施例に
おいてモップ台の形状を四角柱とし、その4個の側面に
形成されたモップ装着部にそれぞれ着脱自在なモップを
装着するようにしてもよい。この場合、架台3は例えば
下向きのコ字状に形成し、四角柱の形状のモップ台に被
せ係止する。
【0020】図5〜図7に本発明の第2実施例の図面を
示している。図5は本発明の第2実施例の斜視図であ
り、図6はその側面図である。図7は第2実施例におけ
るモップ台2とモップ1との斜視図である。図1〜4に
おける符号と同一の符号は同一部分を示している。
【0021】第2実施例においては、正三角柱の形状を
有するモップ台2は、軽量化のため中空に形成されてい
る。モップ台の各側面のモップ装着部8、8、・・を1
個の布状体が包覆し、その合わせ目を図7に示すように
紐20で結ぶ、或はマジックテープその他適当な手段で
容易に解除可能に結合することにより、各モップ装着部
8、8、・・にモップ1を着脱自在に装着している。実
施例2の場合、モップ1には芯地と清掃部との区別がな
く、モップイコール清掃部の構成である。なお、図7は
モップ装着部8、8、・・を包覆する布状体の合わせ目
を紐20により結びつつある途中の状態を示している。
【0022】モップ1を装着したモップ台2上には、モ
ップ台の2個の側面上に跨がるように架台3が係止さ
れ、更に、架台3の両端に蝶番22により連結されてい
るマグネット板21をモップ台2の正三角柱の両底面と
磁気的に結合させている。このため、上記底面は鉄板等
の強磁性体により形成するかもしくは鉄板等の強磁性体
を接着等により貼着している。マグネット板21は上記
のように蝶番22で架台3に連結されているので、マグ
ネット板を上方に開き、架台を持ち上げることにより架
台3をモップ台2から容易に離脱することができ、架台
3はモップ台2に着脱自在である。また、架台3の後面
R(図6)側には柄部4が結着されている。
【0023】更に、架台3の上部には床面に施与する液
剤を収容する液剤タンク23が設けられ、該タンク23
から導出管25、25が下方に導出されて架台3の前面
F及び後面Rに沿って延長し、多数の分枝管28を備え
た散液管27に接続されている。導出管25には開閉弁
26が設けられており、柄部4に設けた操作レバー29
の操作により弁駆動体32を駆動して上記弁26の開閉
を行い得るように構成されている。
【0024】すなわち弁駆動体32は、例えば図8の斜
視図に示すとおり、架台3に固定された支持体33に軸
34により軸支されたレバー35の一端Sを操作レバー
29に接続されかつ保護チューブ31内に挿通されてい
る駆動ワイヤ30に接続し、レバー35の他端Tを開閉
弁26の弁体36(図9及び図10)の頭部37に当接
させるように構成されている。なお、図6では駆動ワイ
ヤ30及びこれを収容する保護チューブ31は、図面を
簡単にするため、中間部分を省略し、操作レバー29側
の端部と弁駆動体32側の端部のみを示している。
【0025】常時は、弁体36の頭部37は圧縮されて
いるスプリング39が伸長しようとする弾性的な復元力
により押し上げられ、弁体36が図9に示すように通路
260を遮断し、弁26は閉じた状態にある。柄部4の
操作レバーを絞り、駆動ワイヤを引っ張ると、一端Sが
駆動ワイヤに接続されているレバー35は、圧縮スプリ
ング38及び39の力に抗して、軸34を中心として、
図の開方向(時計廻り方向)に回転し、弁体36の頭部
37に当接しているレバー35の他端Tが弁体36を押
し下げ、図10に示すように通路260を開放する。す
なわち弁26が開の状態となる。このとき液剤タンク内
の液剤は導出管25、散液管27を経て分枝管28に流
下し、分枝管28から床面にもしくはモップ1に散布さ
れる。なお、24は液剤タンク23の給液口である。
【0026】上記の第2実施例においては、柄部4によ
り清掃用具を前方に押しながら床面を拭掃することも、
また柄部4により清掃用具を後方に引っ張りながら床面
を拭掃することもできる。床面にワックスを塗布するワ
ックス作業の場合は、清掃用具を押しながら前進する前
進清掃作業は、作業者がワックス塗布面上を歩くことに
なり、塗布表面を汚損してしまうだけでなく滑り易く危
険であるから、後方に清掃用具を引っ張りながら作業を
進める。また、トイレット内、机の下等の狭い場所の床
面の清掃には清掃用具の前進と後退との双方の作業が必
要である。
【0027】第2実施例においては、導出管25、散水
管27、分枝管28及び開閉弁26から成る散液系が架
台3の前面F側及び後面R側にそれぞれ1組設けられて
おり、開閉弁26は常時は閉の状態にあるが、操作レバ
ー29を絞れば、上記説明した通り、弁26が開き、液
剤タンク23の液剤を床面もしくはモップに散布するの
で、作業者が床の状態や作業状況により自由に液剤の散
布量を加減することができる。更に、作業方法により前
進作業中に前面Fに散液するか、後進作業中に後面Rに
散液するか、いずれにも選択自在に液剤を散布すること
ができる。
【0028】清掃作業によりモップ1が汚れ切ったとき
は、マグネット板21を外し、架台3を上方に持ち上げ
てモップ台2を回転させ、新しいモップに切換え、ま
た、モップ台2のモップ1の全てが汚れたときは新しい
モップ台に交換するか或はモップ台2に新しいモップを
装着するかして、清掃作業を効率よく継続できることは
第1実施例の場合と同様である。
【0029】上記説明した第2実施例の変形例を図11
及び図12に示している。図11は該変形例の側面図で
あり、図12は該変形例におけるモップ台とモップの斜
視図である。図から明らかなように、この変形例におい
てはモップ台2が正四角柱の形状であり、架台3がモッ
プ台2の形状に適合するように下開きのコ字型の形状に
形成されており、更に、架台3とモップ台2とが上記形
状を有し、両者の嵌合係止がきわめて安定していること
からマグネット板による止着を省略している。図11〜
12に示す変形例の構成は、上記の点以外は、図5〜7
に示した第2実施例の構成と同一であるから、変形例に
ついて説明を繰り返すことは省略する。
【0030】図13〜15に本発明の第3実施例を示し
ている。図13は第3実施例の斜視図であり、図14は
第3実施例におけるモップ台とモップとの斜視図であ
る。図15は第3実施例のほぼ中央部での横断面図であ
る。ただし、図15においてはモップ台の形状が正四角
筒に変形されている。
【0031】第3実施例においては、円筒形の液剤タン
ク23の右半部及び左半部に正三角筒(図13及び1
4)もしくは正四角筒(図15)の形状の左右1対のモ
ップ台2、2が液剤タンクにほぼ外接するように装着さ
れている。液剤タンク23の中央部には柄部4が設けら
れている。液剤タンク23はモップ台2、2に内接し、
モップ台2、2内で回転することができるので、柄部4
の床面に対する角度を清掃作業に適した角度に合わせる
ことができ、作業に適した角度でモップを前後に動かし
作業を進めることができる。尤も、液剤タンク23とモ
ップ台2、2とが内接、外接関係にあることは必要条件
ではなく、両者が内接、外接関係になくても、適当な手
段によりモップ台が液剤タンクに支持されており、かつ
液剤タンクがモップ台の内部で回転可能であればよい。
【0032】モップ台2、2の外周には、前記の第2実
施例におけると同様に、布状体を包覆して合わせ目を紐
20により結ぶ等してモップ1、1、・・が形成されて
いる。柄部4には、図15の断面図に示すとおり、例え
ば自転車用の空気ポンプと同様な空気ポンプ40が組み
込まれており、該ポンプは柄部4の内部を延長する内管
41を通じて液剤タンクの内部に連通している。空気ポ
ンプ40を押して液剤タンク内に空気を送り込み、タン
ク内の液面に空気圧を印加しておく。液剤タンク23内
では底面近くに導出管25の一端が開口しており、該導
出管は液剤タンク外に導かれ、柄部4に沿って延長し、
開閉弁26に接続され、更に可撓ホース42を介して散
水管27に連通している。なお可撓ホース42は両端部
のみを図示し、中間部分の図示を省略している。
【0033】開閉弁26は常時は閉じているが、弁体の
頭部37を押すと弁が開き、液剤タンク内の液剤が空気
圧により押出され、散水管27から床面に散布される。
液剤の出が悪くなったときは、空気ポンプ40を押して
液剤タンク内に空気を送り、液面加圧力を高める。弁体
の頭部を押したり離したりして散液量を加減し、床面の
状態や作業状況に合わせ自在に液剤の散布量を加減する
ことができる。散液管系は第2実施例におけると同様に
前面F側及び後面R側にそれぞれ設けており、作業方法
により前進作業中に前面F側に散水するか、後進作業中
に後面R側に散水する等適宜に選択して散液するが、散
液管系を前面側もしくは後面側何れか一方のみに設ける
ようにしても差支えはない。
【0034】濃度の高いワックス等、粘度が高く流動性
が悪い液剤の床面への施与は甚だ作業性が悪いものであ
ったが、第3実施例の清掃用具によれば、液剤タンク内
の空気圧力により液剤の流出が加速されるため、濃度の
高いワックス等の床面への施与も能率的にかつ均一に行
うことができる。
【0035】清掃作業の進行によりモップが汚れたとき
にモップ台2を回転させて新しいモップで清掃すること
ができ、またモップ台2の全面のモップが汚れたときに
モップ台を交換するもしくはモップ台のモップを交換し
て、床面の清掃を能率的に行い得る点は、前記した第1
実施例、第2実施例の場合と同様である。またモップを
真っ直ぐに前進又は後退させて清掃できることや、トイ
レ等の狭い場所では前進と後退とを繰り返して往復動さ
せて清掃することができ、作業性がよい等の点も、前記
した第2実施例の場合と同様である。なお、上記説明で
は、液剤タンク23内の液剤の加圧を空気ポンプ40を
用いて行う場合について述べたが、液剤の加圧は他の手
段を用いて行うことも可能であり、例えばガス蓄圧器を
用いて液剤を加圧するようにしてもよい。
【0036】本発明は上記説明した実施例及びその変形
例以外にも種々の変形変更が可能である。例えば、開閉
弁を開く機構を操作レバーと駆動ワイヤを用いて構成す
る代わりに乾電池を電源とする電気的手段により形成す
るとも可能であり、また第3実施例において柄部4を液
剤タンク23に直接止着する代わりに、タンク23の中
央部の外側に設けた架台に柄部を取付けるようにするこ
ともできる。更に、第2実施例において架台3上に設置
した液剤タンク23をモップ台2の内部に収容するよう
にするとともに空気ポンプ或はガス蓄圧器等のガス加圧
手段を設け、これにより液剤タンク内の洗剤を加圧して
導出管25より液剤を導出させるようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】上記説明した通りの構成、作用を有する
本発明の清掃用具によれば、床面の清掃中にモップの水
洗いを行う必要がない。すなわち、清掃の進行によりモ
ップが汚れたときはモップ台を回転させて新しいモップ
により清掃することができ、またモップ台の全面のモッ
プが汚れたときは、モップ台を新しいモップ台に交換す
るか或はモップ台から汚れたモップを取外し、きれいな
モップに交換して清掃を続けることができる。また、本
発明によれば、床面清掃のために必要な水、洗剤等の液
剤の床面への施与は、本発明の清掃用具を前方に押して
前進させ、或は後方に引っ張って後退させることによっ
てモップで床面を拭掃すると同時に施与することができ
る。
【0038】従って本発明の清掃用具によれば、きわめ
て能率よく床面を清掃することができる。また、従来の
水モップのように清掃作業者の腕力を必要とせず、作業
者の疲労も少ない。汚れたモップは清掃作業基地に持ち
帰り、纏めて洗浄機例えば洗濯機で洗浄することができ
る。
【0039】更に、本発明の前記した第2実施例及び第
3実施例においては、前記したとおり、床面の状態、作
業状況により液剤の散布量を適宜に加減することができ
るだけでなく、作業方法により前進作業中に前面に散液
するか、後進作業中に後面に散液するか等を適宜に選択
でき、床面への液剤の施与を著しく合理化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の斜視図である。
【図2】上記第1実施例におけるモップ台の斜視図であ
る。
【図3】第1実施例のモップの斜視図である。
【図4】第1実施例の架台の側面図である。
【図5】本発明の第2実施例の斜視図である。
【図6】第2実施例の側面図である。
【図7】第2実施例におけるモップ台とモップの斜視図
である。
【図8】第2実施例における弁駆動体の斜視図である。
【図9】弁開閉の説明図で、閉の状態を示している。
【図10】弁開閉の説明図で、開の状態を示している。
【図11】第2実施例の変形例の側面図である。
【図12】上記変形例におけるモップ台とモップとの斜
視図である。
【図13】本発明の第3実施例の斜視図である。
【図14】第3実施例のモップ台とモップとの斜視図で
ある。
【図15】第3実施例の横断面図である。
【符号の説明】
1 モップ 2 モップ台 3 架台 4 柄部 6 清掃部 8 モップ装着部 10 通液口 11 通液材 23 液剤タンク 25 導出管 26 開閉弁 27 散水管 29 操作レバー 32 弁駆動体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正三角柱(筒)の形状を有するモップ台
    の側面に形成したモップ装着部に、紐状体、布状体から
    なる清掃部を備えた面状のモップを着脱自在に装着し、
    上記装着されたモップの中の少なくとも床面に接すべき
    一面を覆わないように、柄部を備えた架台を上記モップ
    台に着脱自在に止着するとともに、水、洗剤、清掃用薬
    品、液状ワックス等の液剤を清掃すべき床面に施与する
    液剤施与手段を備えていることを特徴とする清掃用具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の清掃用具においてモッ
    プ台が正三角柱(筒)の形状に代えて正四角柱(筒)の
    形状を有することを特徴とする清掃用具。
  3. 【請求項3】 液剤施与手段が、モップ台の内部に形成
    された液剤タンクと、該タンクからモップ装着部に開口
    する通液口と、該モップ装着部に装着されかつ上記通液
    口から供給される液剤により湿潤されたモップとにより
    形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    清掃用具。
  4. 【請求項4】 液剤施与手段が、架台上に設置した液剤
    タンクと、該タンクから液剤を導出する導出管と、上記
    導出管に連通する散液管と、上記導出管に設けた開閉弁
    とから成り、該開閉弁の開閉を操作する操作部を柄部に
    設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の清掃用
    具。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の清掃用具において、液剤
    タンクを架台上に設置する代わりに、モップ台の内部に
    収容するとともに、液剤タンク内部の液剤を加圧する空
    気ポンプ、ガス蓄圧器等のガス加圧手段を設けたことを
    特徴とする清掃用具。
  6. 【請求項6】 円筒形の液剤タンクの左右部それぞれの
    外側に該タンクを囲むように正三角筒、正四角筒等の正
    多角筒形のモップ台を着脱自在に係止するとともに、左
    右の該モップ台の側面に形成したモップ装着部に紐状
    体、布状体からなる清掃部を備えた面状のモップを着脱
    自在に装着し、上記液剤タンクの中央部に柄部と、液剤
    タンク内部の液剤を加圧するための空気ポンプ、ガス蓄
    圧器等のガス加圧手段と、液剤タンクから液剤を導出す
    る導出管とを設け、床面に散液する散液管を上記導出管
    に接続するとともに、上記導出管に開閉弁を設け、該開
    閉弁の開閉を操作する操作部を柄部に設けたことを特徴
    とする清掃用具。
  7. 【請求項7】 散液管がモップ台の前方の側面側及び後
    方の側面側の双方に配設されていることを特徴とする請
    求項4、5又は6記載の清掃用具。
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