JPH06197446A - 電気・電子保護回路 - Google Patents
電気・電子保護回路Info
- Publication number
- JPH06197446A JPH06197446A JP36182692A JP36182692A JPH06197446A JP H06197446 A JPH06197446 A JP H06197446A JP 36182692 A JP36182692 A JP 36182692A JP 36182692 A JP36182692 A JP 36182692A JP H06197446 A JPH06197446 A JP H06197446A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semiconductor
- circuit
- high frequency
- electric
- overcurrent
- Prior art date
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- Pending
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- Thermistors And Varistors (AREA)
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の有する欠点を改善し、電気・電子回路
保護を提供することにある。 【構成】 グラファイト・有機複合素材から成る有機質
正特性半導体素子を、各電気・電子回路に設けた構成で
ある。
保護を提供することにある。 【構成】 グラファイト・有機複合素材から成る有機質
正特性半導体素子を、各電気・電子回路に設けた構成で
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】電気・電子保護回路に関し、電気
・電子回路に発生した過電流時の電気・電子装置を保護
することである。
・電子回路に発生した過電流時の電気・電子装置を保護
することである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気・電子装置の回路に発生する
過電流による電気・電子装置が損傷しないように、通常
は、ヒユーズ及び、サーキトブレーカーを使用するが、
なかには、無機質半導体素子による保護回路が提供され
ている。ヒユーズの場合いは、定価電流の1.5倍乃至
2倍の電流を流す位でないと、最初にスイチを入れた電
流でヒユーズが切れる恐れがある。また、電気・電子装
置が故障しているのに、ヒユーズが切れない場合いも時
にはあり、電気・電子装置が修理不能となることがあ
る。サーキトブレーカーは、過電流が流れば、電流によ
てサーモスタツトが動作して、スイツチを切るが、時に
は、周囲温度が高い状態では、定格電流でもスイチが切
れる難点がある。無機質正特性の半導体素子による電気
・電子装置の過電流の保護においては、過電流に即応し
て温度が上昇すると共に抵抗値が上昇して回路に流れる
電流を減少して電気・電子装置を保護するが、正特性に
成る前に、時には、負特性に成り、電流をより多く回路
に流す欠点が生ずる。また、上記の保護器材並びに、素
子を高周波(HF乃至UHF)電力回路に直接に接続し
て保護するには高周波特性(インピーダンス、抵抗値、
挿入損失関係)が問題になるので、高周波回路に使用で
きない。
過電流による電気・電子装置が損傷しないように、通常
は、ヒユーズ及び、サーキトブレーカーを使用するが、
なかには、無機質半導体素子による保護回路が提供され
ている。ヒユーズの場合いは、定価電流の1.5倍乃至
2倍の電流を流す位でないと、最初にスイチを入れた電
流でヒユーズが切れる恐れがある。また、電気・電子装
置が故障しているのに、ヒユーズが切れない場合いも時
にはあり、電気・電子装置が修理不能となることがあ
る。サーキトブレーカーは、過電流が流れば、電流によ
てサーモスタツトが動作して、スイツチを切るが、時に
は、周囲温度が高い状態では、定格電流でもスイチが切
れる難点がある。無機質正特性の半導体素子による電気
・電子装置の過電流の保護においては、過電流に即応し
て温度が上昇すると共に抵抗値が上昇して回路に流れる
電流を減少して電気・電子装置を保護するが、正特性に
成る前に、時には、負特性に成り、電流をより多く回路
に流す欠点が生ずる。また、上記の保護器材並びに、素
子を高周波(HF乃至UHF)電力回路に直接に接続し
て保護するには高周波特性(インピーダンス、抵抗値、
挿入損失関係)が問題になるので、高周波回路に使用で
きない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気・電子保護
回路の誤動作及び、高周波数特性を改善すると共に、無
機質正特性半導体素子より良好な動作をする事である。
回路の誤動作及び、高周波数特性を改善すると共に、無
機質正特性半導体素子より良好な動作をする事である。
【0004】
【課題が解決するため手段】グラファイト・有機複合素
材から成る任意形状の有機質正特性半導体素子を電気・
電子回路に設けたことである。
材から成る任意形状の有機質正特性半導体素子を電気・
電子回路に設けたことである。
【0005】
【作用】したがて、グラフアイト・有機複合素材の有機
質正特性の半導体素子を電気・電子回路に設けることに
より、電気・電子回路に発生した過電流による電気・電
子装置を保護し、高周波特性が良好なので、高周波回路
に直接接続する事ができる。
質正特性の半導体素子を電気・電子回路に設けることに
より、電気・電子回路に発生した過電流による電気・電
子装置を保護し、高周波特性が良好なので、高周波回路
に直接接続する事ができる。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図10に基ずい
て説明する。図1、図2,図3,は、グラファイト・有
機複合素材から成る有機質正特性の半導体素子1の正特
性動作説明図を示す。図4、図5,図6は、集積半導体
素子11、11a,11bの電源回路に接続した半導体
素子1b、1c,1dの動作特性説明図を示す。図7、
図8,図9は、高周波電力増幅回路に接続した半導体素
子1e、1f等の動作説明図を示す。図10は、周波数
特性を示す。
て説明する。図1、図2,図3,は、グラファイト・有
機複合素材から成る有機質正特性の半導体素子1の正特
性動作説明図を示す。図4、図5,図6は、集積半導体
素子11、11a,11bの電源回路に接続した半導体
素子1b、1c,1dの動作特性説明図を示す。図7、
図8,図9は、高周波電力増幅回路に接続した半導体素
子1e、1f等の動作説明図を示す。図10は、周波数
特性を示す。
【0007】これらの図において、有機質正特性の半導
体素子1乃至1fの動作及び、特性について説明する。
図1において、半導体1が接続していない状態で、スイ
ツチ6をONにして、電源2から誘導性負荷3に電線4
と5とを通じて電流を流すと、図2に示すように、過電
流i1が流れるが、半導体1を電線4に接続する事によ
り、過電流i1による発生熱により、半導体1の抵抗値
が瞬時に大きくなり、図3に示すように、定電流i2と
成り、過電流i1が誘導性負荷3に流れず、誘導性負荷
3には、通常の負荷電流が流れることに成り、過電流i
1による損傷は起きない。半導体1は、温度対抵抗の正
特性を示し、キュリー点を任意に決めることが出来ると
共に、スイツチ6を繰り返しON、OFしてもキュリー
点の位置が移動する事がない利点がある。
体素子1乃至1fの動作及び、特性について説明する。
図1において、半導体1が接続していない状態で、スイ
ツチ6をONにして、電源2から誘導性負荷3に電線4
と5とを通じて電流を流すと、図2に示すように、過電
流i1が流れるが、半導体1を電線4に接続する事によ
り、過電流i1による発生熱により、半導体1の抵抗値
が瞬時に大きくなり、図3に示すように、定電流i2と
成り、過電流i1が誘導性負荷3に流れず、誘導性負荷
3には、通常の負荷電流が流れることに成り、過電流i
1による損傷は起きない。半導体1は、温度対抵抗の正
特性を示し、キュリー点を任意に決めることが出来ると
共に、スイツチ6を繰り返しON、OFしてもキュリー
点の位置が移動する事がない利点がある。
【0008】半導体1乃至1fは、電流による温度対抵
抗の正特性が従来の無機質正特性半導体のように、一
時、負特性を示さず、常に、正特性を持ち、抵抗値も零
オームから数千キロオームまで瞬間に温度に比例して変
化出来る特徴があると共に、グラファイト素材が主体な
ので、高周波回路に使用しても、誘導・容量性が小さい
ので、周波数特性が良好なので、高周波回路におけるイ
ンピーダンス特性が良好である。また、従来のパワーサ
ミスタは負特性なので、誘導性負荷に使用するには、初
期抵抗が高いが、過電流による発熱が高いと、抵抗値が
急激に低くなり、誘導性負荷に流れる電流が多きくなり
損傷する事があるので、注意が必要である。
抗の正特性が従来の無機質正特性半導体のように、一
時、負特性を示さず、常に、正特性を持ち、抵抗値も零
オームから数千キロオームまで瞬間に温度に比例して変
化出来る特徴があると共に、グラファイト素材が主体な
ので、高周波回路に使用しても、誘導・容量性が小さい
ので、周波数特性が良好なので、高周波回路におけるイ
ンピーダンス特性が良好である。また、従来のパワーサ
ミスタは負特性なので、誘導性負荷に使用するには、初
期抵抗が高いが、過電流による発熱が高いと、抵抗値が
急激に低くなり、誘導性負荷に流れる電流が多きくなり
損傷する事があるので、注意が必要である。
【0009】図4における集積半導体素子11、11
a,11b等の電源回路に半導体素子1b,1c,1d
等を接続していない状態で、スイツチ13をONにして
電源12から電流を流すと、各集積半導体素子11、1
1a,11b等に、図2に示すような、パルス状の電流
が発生し、場合によては、損傷する可能性がある。した
がて、半導体素子1b1c,1d等を電源回路に接続す
る事により、パルス状の電流を図5に示すように抑制さ
れるので、各集積半導体素子11、11a,11b等が
損傷する影響を受けない。
a,11b等の電源回路に半導体素子1b,1c,1d
等を接続していない状態で、スイツチ13をONにして
電源12から電流を流すと、各集積半導体素子11、1
1a,11b等に、図2に示すような、パルス状の電流
が発生し、場合によては、損傷する可能性がある。した
がて、半導体素子1b1c,1d等を電源回路に接続す
る事により、パルス状の電流を図5に示すように抑制さ
れるので、各集積半導体素子11、11a,11b等が
損傷する影響を受けない。
【0010】図7に示す高周波電力増幅回路のトランジ
スタ23に、入力側より入力電力を加えて、トランジス
タ23で増幅して、次段の負荷27に増幅電力を与える
が、半導体1e,1fが接続していない状態で、コンデ
ンサー21、22と27、28とで、任意の周波数に同
調、インピーダンスマチング等を行なうが、周波数に同
調するトランジスタ23の入力と出力とのインピーダン
スマチングがなかなか出来ないときは、トランジスタ2
3に図8に示すように、電源25から過電流i1が流れ
て、トランジスタ23が損傷する。半導体素子1e,と
1fとを入力回路20と電源回路24とに接続して周波
数に同調、インピーダンスマチングがなかなか出来なく
とも、過電流i1により半導体素子1e,1f等の抵抗
値が温度に比例して高くなつているので、トランジスタ
23に流れる電流は、図9に示すように定格電流以下な
のでトランジスタ23は損傷する事がない。また、周波
数に同調、インピーダンスマチングが出来てくると、半
導体素子1e,1f等の抵抗値が減少していくので、ト
ランジジスタ23の電流は、定格増幅時の電流に落ちつ
くので、トランジスタ23は、損傷しない事と、図10
に示すように、半導体素子1e,1f等は、HF帯乃至
UHF帯までの周波数特性が良好なので、直接、高周波
電力増幅回路に接続する事が出来る利点がある。
スタ23に、入力側より入力電力を加えて、トランジス
タ23で増幅して、次段の負荷27に増幅電力を与える
が、半導体1e,1fが接続していない状態で、コンデ
ンサー21、22と27、28とで、任意の周波数に同
調、インピーダンスマチング等を行なうが、周波数に同
調するトランジスタ23の入力と出力とのインピーダン
スマチングがなかなか出来ないときは、トランジスタ2
3に図8に示すように、電源25から過電流i1が流れ
て、トランジスタ23が損傷する。半導体素子1e,と
1fとを入力回路20と電源回路24とに接続して周波
数に同調、インピーダンスマチングがなかなか出来なく
とも、過電流i1により半導体素子1e,1f等の抵抗
値が温度に比例して高くなつているので、トランジスタ
23に流れる電流は、図9に示すように定格電流以下な
のでトランジスタ23は損傷する事がない。また、周波
数に同調、インピーダンスマチングが出来てくると、半
導体素子1e,1f等の抵抗値が減少していくので、ト
ランジジスタ23の電流は、定格増幅時の電流に落ちつ
くので、トランジスタ23は、損傷しない事と、図10
に示すように、半導体素子1e,1f等は、HF帯乃至
UHF帯までの周波数特性が良好なので、直接、高周波
電力増幅回路に接続する事が出来る利点がある。
【0011】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に依る有
機質正特性の半導体素子回路は、キユウリー点が任意に
定めた点より移動することなく、瞬時でも、負特性にな
らない利点と、温度に比例して急速に上昇する抵抗値が
無限大に近い利点があり、高周波特性が良好である。
機質正特性の半導体素子回路は、キユウリー点が任意に
定めた点より移動することなく、瞬時でも、負特性にな
らない利点と、温度に比例して急速に上昇する抵抗値が
無限大に近い利点があり、高周波特性が良好である。
【図1、図2,図3】 有機質正特性半導体素子の正特
性の動作説明図
性の動作説明図
【図4、図5,図6】 集積半導体素子の電源回路に接
続した動作説明図
続した動作説明図
【図7、図8,図9】 高周波電力増幅回路に接続した
動作説明図
動作説明図
【図10】 周波数特性図
1〜1f・・有機質正特性の半導体素子 2・・・・・電源 3・・・・・誘導性負荷 4、5・・・電線 6・・・・・スイツチ i1・・・・過電流 i2・・・・定電流 11〜11b・・集積半導体素子 12・・・・電源 20・・・・入力回路 21、22・・コンデンサー 23・・・・トランジスタ 24・・・・電源回路 25・・・・電源 26・・・・負荷 27、28・・コンデンサー
Claims (1)
- 【請求項1】グラファイト・有機複合素材から成る任意
形状の有機質正特性半導体素子を電気・電子回路に設け
たことを特徴とした電気・電子保護回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36182692A JPH06197446A (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 電気・電子保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36182692A JPH06197446A (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 電気・電子保護回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06197446A true JPH06197446A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=18474990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36182692A Pending JPH06197446A (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 電気・電子保護回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06197446A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005038826A1 (ja) * | 2003-10-21 | 2005-04-28 | Tyco Electronics Raychem K.K. | Ptc素子および蛍光灯用スタータ回路 |
-
1992
- 1992-12-21 JP JP36182692A patent/JPH06197446A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005038826A1 (ja) * | 2003-10-21 | 2005-04-28 | Tyco Electronics Raychem K.K. | Ptc素子および蛍光灯用スタータ回路 |
JPWO2005038826A1 (ja) * | 2003-10-21 | 2007-02-01 | タイコ エレクトロニクス レイケム株式会社 | Ptc素子および蛍光灯用スタータ回路 |
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