JPH06197094A - ディジタルマッチドフィルタ - Google Patents

ディジタルマッチドフィルタ

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JPH06197094A
JPH06197094A JP3352018A JP35201891A JPH06197094A JP H06197094 A JPH06197094 A JP H06197094A JP 3352018 A JP3352018 A JP 3352018A JP 35201891 A JP35201891 A JP 35201891A JP H06197094 A JPH06197094 A JP H06197094A
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JP
Japan
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weighting
signal
circuit
output
correlation value
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Pending
Application number
JP3352018A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Hamao
紀幸 浜尾
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
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Priority to DE4241882A priority patent/DE4241882A1/de
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタルマッチドフィルタにおいて、送信
電力を制御することなく、重み付けの変更により的確に
希望信号を得ることである。 【構成】 受信波はA/D変換器7,8によりマルチビ
ット化され、その各ビット毎に、コリレータ9,10に
おいて、設定値との相関がとられ、各相関値が重み付け
シフト回路20,21に加えられる。重み付けされた各
相関値は加算器13で加算され、2乗回路15を介して
出力される。出力された合成相関値は相関値判定回路2
2で、所定スレッシュホールド値と比較され、その結果
に応じて回路20の重み付け係数が変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタルマッチドフィ
ルタに係り、特にその各ディジタル相関値の重み付け方
法を改良するための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に、一般的な非同期型4ビット判
定ディジタルマッチドフィルタの構成を示す。同図にお
いて、1及び2は掛算器、3はキャリア発振器、4は9
0°移相器、5及び6はローパスフィルタ(LPF)、
7及び8はA/D変換器、9及び10はコリレータ、1
1及び12は固定型重み付け回路、13,14及び17
は加算器、15及び16は2乗回路である。図に示され
るように、非同期型ディジタルマッチドフィルタは、ま
ず信号を受信すると受信波を2つに分割し、その受信波
のキャリアと同じ周波数で、互いに位相が90度ずれた
周波数の信号と各受信波を掛算器1,2で掛け合わせる
ことによりベースバンドへ周波数変換し、Iチャンネル
とQチャンネルと言う2つの信号に分ける。その後、ロ
ーパスフィルタ5,6を介して夫々の信号をA/D変換
器7,8によりA/D変換し、受信信号をマルチビット
化する。そして、その各ビット信号をコリレータ9の夫
々により各リファレンスデータと相関を取り相関値を得
る。その後、夫々の相関値を各重み付け回路11によっ
て、各相関値のビットに重み付けをして加算器13,1
4により足し合わせる。このようにして得たIチャンネ
ルとQチャンネルの相関値を夫々2乗回路15,16で
2乗して加算器17により足し合わせ最終的な相関値を
得る。
【0003】図11(c)はA点での受信波の波形で、
希望波(a)と非希望波(b)との合成波で0000〜
1111までのディジタル値に対応する振幅を有する。
また図12(a)はB点での各ビットB0〜B3の波形
図、同図(b)はC点での各コリレータ0〜3の相関値
0〜C3の波形図、同図(c)はD点での加算された相
関値の波形図である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の方式では、希望波信号が他の妨害に対し充分に大
きい場合は理想的な相関値が得られるが、希望波送信源
が遠い場合や、同時に多くのスペクトル拡散(SS)通
信が存在するときなどはD/Uが大きくなり、妨害に対
して相対的に希望信号が小さくなってしまい、A/D変
換器により分解された後、上位ビットの方に希望波情報
が多く含まれているとは限らず、このような場合希望波
送信機の送信電力を上げてやると言う電力制御をしてや
らなくてはならなかった。
【0005】本発明の目的は、上述した従来の欠点を解
決し、受信機側の処理により、送信機が電力制御を行っ
たのと同じ効果を発揮し、希望信号を的確に得ることに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のディジタルマッチドフィルタは、受信信号
を受信信号のキャリアと同じ周波数信号によりベースバ
ンドへ周波数変換する周波数変換手段と、上記周波数変
換された信号を夫々マルチビット化するA/D変換手段
と、上記マルチビット化された各ビット信号と設定信号
との相関を取り夫々相関値を出力する複数のディジタル
コリレータと、制御信号に基づいて各コリレータの出力
の重み付けを変更する重み付けシフト回路と、上記各重
み付けシフト回路の出力を合成する合成手段と、上記合
成手段の出力と所定値とを比較し、その比較結果に基づ
いて上記制御信号を出力する判定回路と、より成ること
を要旨とする。
【0007】
【作用】本発明のマルチビット判定式のディジタルマッ
チドフィルタにおいて、受信信号はマルチビット化した
後、夫々のビットと設定値と相関をとってから、各相関
値に重み付けをして加算し最終的な相関値を得るが、上
記重み付けは、各ビット間において変更できる。
【0008】
【実施例】以下図面に示す本発明の実施例を説明する。
図1は本発明によるディジタルマッチドフィルタの一実
施例で、図10と同一符号は同一又は類似の回路をあら
わし、図10と違う所は、重み付け回路の変わりに、重
み付けシフト回路20,21を設け、相関出力を相関値
判定回路22により、判定してマルチビット化された夫
々の重み付けを変えられるようにした点にある。
【0009】本発明では、良好な相関出力が得られない
場合、重み付けのシフトを行うわけだが、この重み付け
シフトは、図2に示す方法を取る。まず、最初の状態図
2(a)で良好な相関値が得られなかった場合、重み付
けを同図(b)に示すように変える。それでも良好な相
関値が得られない場合は、同図(c),(d)と変えて
行く。こうすることにより、小さな希望信号を増幅した
のと同じこととなり、相関出力の改善が期待できる。こ
こでは、4ビット判定の例を取り上げたが、ビット数を
上げた場合も同様の方法により、より明確な効果があ
る。
【0010】図3(a),(b)は上記実施例における
C点、D点での波形を示し、A点、B点での波形は図1
1と同様である。
【0011】次に前記実施例の各回路の主要なものにつ
いて説明する。前記コリレータ9,10は、設定信号の
1データと、受信信号の1データとを1チップごとに比
較して、1データにおける設定信号と受信信号との一致
数を出力するというものであり、一般的な回路としては
図4に示される。同図で、S,RはNビットのシフトレ
ジスタ、EX−NOR1〜EX−NORNは排他的論理和
の否定回路、ADDは加算回路である。
【0012】例として、図4の1データ長を31チップ
(N=31)とする。まずこの図のレジスタRの各ビッ
トR1〜RNに設定信号REFERENCEの符号を1チ
ップずつのクロックRCLOCKに応答して記憶させて
おく。その後、レジスタSに受信した信号のベースバン
ド情報DATAをクロックSCLOCKに応答して順次
入力する。この時、S1とR1、S2とR2、…S31とR31
の内容の各々が一致したとき、EX−NOR1〜EX−
NORNより出力1が出される。それを加算回路ADD
により加算する。このようにして計算されたアウトプッ
トデータは、設定信号と信号が同一符号の場合、図5の
波形となる。重み付けシフト回路20,21の動作は図
6(a)〜(d)のようになる。
【0013】上述したようにコリレータの出力は図4の
加算器ADDの値である。よってこの値は、2進数によ
り表されている。従来は、このコリレータの値に示すよ
うに重み付け回路11により“固定の重み付け”が付け
られている。ここでは、23,22,21,20となってい
るが、実質的には、図6(a)に示すように20、2 -1,
-2,2-3である。ここで、コリレータによって出力さ
れる2進数の相関値に、この“重み付け”を付けると言
うことは、図6(b)に示すように各相関値を4段の各
シフトレジスタS1〜S4に置数しておき、S1の重み付
け係数が20のときは、コリレータ出力をそのままホー
ルドし、2-1のときは、コリレータ出力を右に1シフ
ト。同様に2-2のときは2シフト。2-3のときは3シフ
トと言うように処理して加算する。これは、図6(c)
に示すようにコリレータ出力のどの部分を抜き取るかと
考えることもできる。従来はこの抜き取る部分が夫々の
ビットにおいて固定であったのに対し、本発明は、どこ
を抜き取るかを自由に変えられる。
【0014】このようにどこを抜き取るかにより重み付
けを変えるわけであるが、どのように抜き取るかは例え
ば図6(d)に示すようにマイクロコンピュータ17に
プログラムしておけばよい。
【0015】図7に相関値判定回路22の一構成例を示
す。同図において、31はコンパレータ、32はオア回
路、33はD型フリップフロップ、34はインバータ、
35はアンド回路、36はクロックジェネレータ、37
はカウンタである。
【0016】まず、コンパレータ31に適正レベルのス
レッショルドを与えておく。加算器17からのコリレー
タの最終出力の相関ピークがこのスレッショルドを越え
なければオア回路32の出力は“0”のままである。し
かし、相関ピークが1度でもスレッショルドを越えれ
ば、フリップフロップ33より“1”がラッチされるた
め、オア回路32の出力は“1”となる。その後、イン
バータ34を通った信号と、クロックジェネレータ36
の出力をカウンタ37によりチップ数ぶん分周し、1つ
のパルス化した信号とをアンド回路35によりアンド演
算して、マイクロコンピュータMに送るシフト信号とす
る。マイクロコンピュータMでは、この信号を受け予め
記憶していたように重み付けを変更して行く。これらの
動作を示すタイミングチャートを図8に示す。このと
き、図を簡略化するためチップ数は7としてある。
【0017】上述した相関値判定回路による重み付けシ
フトの例を図9に示す。同図では、4ビット判定の場合
を例に取っている。まず、もともとの重み付けにより良
好な出力を得られないときは、重み付けの4つを見て、
一番上を一番下に移す。それでもだめな場合は、今度
は、上の3つだけを見て一番上を一番下に。これまただ
めな場合は、上の2つを見て入替えを行う。このように
理想的な出力を得られるまで重み付けを変えて行くわけ
である。なお、これは8ビット等の場合も同様で、8ビ
ットの場合は、最初は一番上を一番下に、次は上から7
つを見て一番上を一番下に、のようにシフトする。
【0018】
【発明の効果】上述したように本発明の回路構成にする
ことにより、SS通信において、送信機側による電力制
御と言う煩わしい操作を不要とし、また、SS通信の妨
害に対して大きな妨害除去効果を発揮する。なお、上述
した実施例では受信波を2系統のシステムで処理すると
したが、1系統または、3系統以上のシステムで処理で
きること明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】上記実施例の動作説明図である。
【図3】上記実施例のC点、D点での波形図である。
【図4】ディジタルコリレータの一構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】上記コリレータの出力波形図である。
【図6】重み付けシフト回路の動作説明図である。
【図7】相関値判定回路の一構成例を示すブロック図で
ある。
【図8】図7の回路の各部の波形図である。
【図9】図7の回路による重み付けシフトの動作説明図
である。
【図10】従来のディジタルマッチドフィルタを示すブ
ロック図である。
【図11】図10の回路の入力波形図である。
【図12】図10の回路の各部の波形図である。
【符号の説明】
1,2 掛算器 3 キャリア発振器 7,8 A/D変換器 9,10 コリレータ 13,14,17 加算器 20,21 重み付けシフト回路 22 相関値判定回路
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図1】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号を受信信号のキャリアと同じ周
    波数信号によりベースバンドへ周波数変換する周波数変
    換手段と、 上記周波数変換された信号をマルチビット化するA/D
    変換手段と、 上記マルチビット化された各ビット信号と設定信号との
    相関を取り夫々相関値を出力する複数のディジタルコリ
    レータと、 制御信号に基づいて各コリレータの出力の重み付けを変
    更する重み付けシフト回路と、 上記各重み付けシフト回路の出力を合成する合成手段
    と、 上記合成手段の出力と所定値とを比較し、その比較結果
    に基づいて上記制御信号を出力する判定回路と、 より成ることを特徴とするディジタルマッチドフィル
    タ。
JP3352018A 1991-12-13 1991-12-13 ディジタルマッチドフィルタ Pending JPH06197094A (ja)

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JP3352018A JPH06197094A (ja) 1991-12-13 1991-12-13 ディジタルマッチドフィルタ
DE4241882A DE4241882A1 (ja) 1991-12-13 1992-12-11
US07/990,291 US5293398A (en) 1991-12-13 1992-12-14 Digital matched filter

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