JPH0619671Y2 - 砕岩機の防塵装置 - Google Patents
砕岩機の防塵装置Info
- Publication number
- JPH0619671Y2 JPH0619671Y2 JP1986044029U JP4402986U JPH0619671Y2 JP H0619671 Y2 JPH0619671 Y2 JP H0619671Y2 JP 1986044029 U JP1986044029 U JP 1986044029U JP 4402986 U JP4402986 U JP 4402986U JP H0619671 Y2 JPH0619671 Y2 JP H0619671Y2
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- crusher
- rock crusher
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- Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は油圧回路に設けた砕岩機作動用油圧弁を切り換
え，ピストンを作動して，砕岩機本体内に摺動自在に嵌
挿したチゼルを打撃する砕岩機の防塵装置に関するもの
である。
え，ピストンを作動して，砕岩機本体内に摺動自在に嵌
挿したチゼルを打撃する砕岩機の防塵装置に関するもの
である。
（従来の技術） 従来の砕岩機を第９図により説明すると，(1)が円筒状
の砕岩機本体，(2)が同砕岩機本体(1)内に摺動自在に嵌
挿したチゼル，(3)が同砕岩機本体(1)内に摺動自在に嵌
挿したピストン，(4)がシール部，(5)が上記砕岩機本体
(1)と上記チゼル(2)との摺動部で，油圧回路（図示せ
ず）に設けた砕岩機作動用油圧弁を切り換えて，ピスト
ン(3)を作動し，砕岩機本体(1)内に摺動自在に嵌挿した
チゼル(2)を打撃して，岩石(6)を破砕するようになって
いる。
の砕岩機本体，(2)が同砕岩機本体(1)内に摺動自在に嵌
挿したチゼル，(3)が同砕岩機本体(1)内に摺動自在に嵌
挿したピストン，(4)がシール部，(5)が上記砕岩機本体
(1)と上記チゼル(2)との摺動部で，油圧回路（図示せ
ず）に設けた砕岩機作動用油圧弁を切り換えて，ピスト
ン(3)を作動し，砕岩機本体(1)内に摺動自在に嵌挿した
チゼル(2)を打撃して，岩石(6)を破砕するようになって
いる。
（考案が解決しようとする課題） 前記第９図に示す従来の砕岩機では，岩石(6)を破砕し
ているときに発生する細片や粉塵(6a)等が砕岩機本体
(1)とチゼル(2)との摺動部やシール部(4)へ侵入して，
チゼル(2)やピストン(3)を損傷させるという問題があっ
た。
ているときに発生する細片や粉塵(6a)等が砕岩機本体
(1)とチゼル(2)との摺動部やシール部(4)へ侵入して，
チゼル(2)やピストン(3)を損傷させるという問題があっ
た。
本考案は前記の問題点に鑑み提案するものであり、その
目的とする処は、粉塵等の侵入に基づくチゼルやピスト
ンの損傷を防止できる砕岩機の防塵装置を提供しようと
する点にある。
目的とする処は、粉塵等の侵入に基づくチゼルやピスト
ンの損傷を防止できる砕岩機の防塵装置を提供しようと
する点にある。
（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために、本考案は、油圧回路に設
けた砕岩機作動用油圧弁を開方向に切り換え、同油圧回
路からの圧油によりピストンを前進させて、砕岩機本体
内に摺動自在に嵌挿したチゼルを打撃する砕岩機におい
て、前記砕岩機本体と前記チゼルとの摺動部へ圧力空気
を供給して粉塵等の外部から同摺動部への侵入を防止す
る圧力空気供給回路と、同圧力空気供給回路に設けた空
気開閉弁と、操作手段と、同操作手段の動きを前記空気
開閉弁及び前記砕岩機作動用油圧弁に伝えてこれらの弁
を空気開閉弁、砕岩機作動用油圧弁の順に開方向に切り
換える連結手段とを具えている。
けた砕岩機作動用油圧弁を開方向に切り換え、同油圧回
路からの圧油によりピストンを前進させて、砕岩機本体
内に摺動自在に嵌挿したチゼルを打撃する砕岩機におい
て、前記砕岩機本体と前記チゼルとの摺動部へ圧力空気
を供給して粉塵等の外部から同摺動部への侵入を防止す
る圧力空気供給回路と、同圧力空気供給回路に設けた空
気開閉弁と、操作手段と、同操作手段の動きを前記空気
開閉弁及び前記砕岩機作動用油圧弁に伝えてこれらの弁
を空気開閉弁、砕岩機作動用油圧弁の順に開方向に切り
換える連結手段とを具えている。
（作用） 本考案の砕岩機の防塵装置は前記のように構成されてお
り、操作手段を操作して、その動きを連結手段を介して
砕岩機作動用油圧弁に伝え、同削岩機作動用油圧弁を開
方向に切り換えて、油圧回路からの圧油によりピストン
を前進させ、砕岩機本体内に摺動自在に嵌挿したチゼル
を打撃して、岩石を破砕するときに、操作手段の動きを
圧力空気供給回路の空気開閉弁に伝え、同空気開閉弁を
開方向に切り換えて、ピストンが前進する直前に、圧力
空気を圧力空気供給回路から砕岩機本体とチゼルとの摺
動部へ供給して、粉塵等の外部から同摺動部への侵入を
防止する。
り、操作手段を操作して、その動きを連結手段を介して
砕岩機作動用油圧弁に伝え、同削岩機作動用油圧弁を開
方向に切り換えて、油圧回路からの圧油によりピストン
を前進させ、砕岩機本体内に摺動自在に嵌挿したチゼル
を打撃して、岩石を破砕するときに、操作手段の動きを
圧力空気供給回路の空気開閉弁に伝え、同空気開閉弁を
開方向に切り換えて、ピストンが前進する直前に、圧力
空気を圧力空気供給回路から砕岩機本体とチゼルとの摺
動部へ供給して、粉塵等の外部から同摺動部への侵入を
防止する。
（実施例） 次に本考案の砕岩機の防塵装置を第１図乃至第４図に示
す一実施例により説明すると，第１図の(1)が砕岩機本
体，(2)がチゼル，(3)がピストン，(4)がシール部，(4)
が上記砕岩機本体(1)と上記チゼル(2)との摺動部，(7)
(8)が上記砕岩機本体(1)に設けた圧力空気供給口，(9)
が上記シール部(4)の下方のピストン(3)の周りに形成し
た圧力空気供給室，(10)が圧力空気供給源，(11)が同圧
力空気供給源(10)から上記圧力空気供給口(7)(8)へ延び
た圧力空気供給回路，(12)が同圧力空気供給回路(11)に
設けたフイルタ，(13)が同圧力空気供給回路(11)に設け
たレギユレータ，(14)が同圧力空気供給回路(11)に設け
た開閉弁である。また(15)が圧力油供給源，(16)が同圧
力油供給源(15)から上記ピストン(3)の加圧室（図示せ
ず）へ延びた油圧回路，(17)が同油圧回路(16)に設けた
砕岩機作動用油圧弁，(18)が建設機械（第８図参照）の
運転席に設けた操作ペタルで，同操作ペタル(18)がリン
クを介して上記砕岩機作動用油圧弁(17)及び上記空気開
閉弁(14)に連結されている。上記リンクの系統を第２，
３図により具体的に説明すると，(21)が枢支点(19)を中
心に矢印Ｃ方向に回動可能なＬ字型リンク，(20)が同リ
ンク(21)の上端部と上記操作ペタル(18)とを連結するリ
ンク，(23)が下端部を中心に揺動するリンク，(22)が同
リンク(23)の上端部と上記リンクＬ字型リンク(21)の下
端部とを連結するリンク，(24)が上記リンク(23)の上端
部と上記砕岩機作動用油圧弁(17)のスプール(17a)とを
連結するリンクで，同リンク(24)の外端部には，第４図
（Ｉ）（II）に示すように長孔が設けられ，上記スプー
ル(17a)の外端部に固定したピンが同リンク(24)側の長
孔に摺動自在に嵌挿されている。なおＳ１は，同ピンの
ストローク範囲を示しており，このストロークＳ１が砕
岩機作動用油圧弁(17)の開作動を空気開閉弁(14)の開作
動に対して遅らせるようにする。また(27)が枢支点(26)
を中心に揺動自在なリンク，(25)が同リンク(27)の下端
部と上記リンク(23)の上端部とを連結するリンク，(28)
が上記リンク(27)の上端部と上記空気開閉弁(14)のスプ
ールとを直結するリンクで，操作ペタル(18)の矢印Ａ方
向への動きがリンク(20)に伝えられ，同リンク(20)が矢
印Ｂ方向に移動し，同リンク(20)の動きがＬ字型リンク
(21)に伝えられて，同リンク(21)が枢支点(19)を中心に
矢印Ｃ方向に回動し，同リンク(21)の動きがリンク(22)
に伝えられて，同リンク(22)が矢印Ｄ方向に移動し，同
リンク(22)の動きがリンク(23)に伝えられて，同リンク
(23)が下端部を中心に揺動し，その動きがリンク(25)に
伝えられて，同リンク(25)が矢印Ｄ方向に移動し，同リ
ンク(25)の動きがリンク(27)に伝えられて，同リンク(2
7)が枢支点(26)を中心に矢印Ｅ方向に回動し，同リンク
(27)の動きがリンク(28)及び空気開閉弁(14)のスプール
に伝えられて，同リンク(28)及び同空気開閉弁(14)のス
プールが矢印Ｆ方向（開方向）に移動する。また上記リ
ンク(23)の動きがリンク(24)及び砕岩機作動用油圧弁(1
7)のスプール(17a)に伝えられて，同リンク(24)及び砕
岩機作動用油圧弁(17)のスプール(17a)が開方向に移動
するようになっている。このとき，リンク(24)と砕岩機
作動用油圧弁(17)のスプール(17a)とは，長孔とピンと
を介して連結されているので，ストロークＳ１だけ空気
開閉弁(14)のスプールよりも遅く開方向に作動する。
す一実施例により説明すると，第１図の(1)が砕岩機本
体，(2)がチゼル，(3)がピストン，(4)がシール部，(4)
が上記砕岩機本体(1)と上記チゼル(2)との摺動部，(7)
(8)が上記砕岩機本体(1)に設けた圧力空気供給口，(9)
が上記シール部(4)の下方のピストン(3)の周りに形成し
た圧力空気供給室，(10)が圧力空気供給源，(11)が同圧
力空気供給源(10)から上記圧力空気供給口(7)(8)へ延び
た圧力空気供給回路，(12)が同圧力空気供給回路(11)に
設けたフイルタ，(13)が同圧力空気供給回路(11)に設け
たレギユレータ，(14)が同圧力空気供給回路(11)に設け
た開閉弁である。また(15)が圧力油供給源，(16)が同圧
力油供給源(15)から上記ピストン(3)の加圧室（図示せ
ず）へ延びた油圧回路，(17)が同油圧回路(16)に設けた
砕岩機作動用油圧弁，(18)が建設機械（第８図参照）の
運転席に設けた操作ペタルで，同操作ペタル(18)がリン
クを介して上記砕岩機作動用油圧弁(17)及び上記空気開
閉弁(14)に連結されている。上記リンクの系統を第２，
３図により具体的に説明すると，(21)が枢支点(19)を中
心に矢印Ｃ方向に回動可能なＬ字型リンク，(20)が同リ
ンク(21)の上端部と上記操作ペタル(18)とを連結するリ
ンク，(23)が下端部を中心に揺動するリンク，(22)が同
リンク(23)の上端部と上記リンクＬ字型リンク(21)の下
端部とを連結するリンク，(24)が上記リンク(23)の上端
部と上記砕岩機作動用油圧弁(17)のスプール(17a)とを
連結するリンクで，同リンク(24)の外端部には，第４図
（Ｉ）（II）に示すように長孔が設けられ，上記スプー
ル(17a)の外端部に固定したピンが同リンク(24)側の長
孔に摺動自在に嵌挿されている。なおＳ１は，同ピンの
ストローク範囲を示しており，このストロークＳ１が砕
岩機作動用油圧弁(17)の開作動を空気開閉弁(14)の開作
動に対して遅らせるようにする。また(27)が枢支点(26)
を中心に揺動自在なリンク，(25)が同リンク(27)の下端
部と上記リンク(23)の上端部とを連結するリンク，(28)
が上記リンク(27)の上端部と上記空気開閉弁(14)のスプ
ールとを直結するリンクで，操作ペタル(18)の矢印Ａ方
向への動きがリンク(20)に伝えられ，同リンク(20)が矢
印Ｂ方向に移動し，同リンク(20)の動きがＬ字型リンク
(21)に伝えられて，同リンク(21)が枢支点(19)を中心に
矢印Ｃ方向に回動し，同リンク(21)の動きがリンク(22)
に伝えられて，同リンク(22)が矢印Ｄ方向に移動し，同
リンク(22)の動きがリンク(23)に伝えられて，同リンク
(23)が下端部を中心に揺動し，その動きがリンク(25)に
伝えられて，同リンク(25)が矢印Ｄ方向に移動し，同リ
ンク(25)の動きがリンク(27)に伝えられて，同リンク(2
7)が枢支点(26)を中心に矢印Ｅ方向に回動し，同リンク
(27)の動きがリンク(28)及び空気開閉弁(14)のスプール
に伝えられて，同リンク(28)及び同空気開閉弁(14)のス
プールが矢印Ｆ方向（開方向）に移動する。また上記リ
ンク(23)の動きがリンク(24)及び砕岩機作動用油圧弁(1
7)のスプール(17a)に伝えられて，同リンク(24)及び砕
岩機作動用油圧弁(17)のスプール(17a)が開方向に移動
するようになっている。このとき，リンク(24)と砕岩機
作動用油圧弁(17)のスプール(17a)とは，長孔とピンと
を介して連結されているので，ストロークＳ１だけ空気
開閉弁(14)のスプールよりも遅く開方向に作動する。
次に前記第１図乃至第４図に示す砕岩機の防塵装置の作
用を説明する。操作ペタル(18)を矢印Ａ方向に操作する
と，同操作ペタル(18)の矢印Ａ方向への動きがリンク(2
0)に伝えられ，同リンク(20)が矢印Ｂ方向に移動し，同
リンク(20)の動きがＬ字型リンク(21)に伝えられて，同
リンク(21)が枢支点(19)を中心に矢印Ｃ方向に回動し，
同リンク(21)の動きがリンク(22)に伝えられて，同リン
ク(22)が矢印Ｄ方向に移動し，同リンク(22)の動きがリ
ンク(23)に伝えられて，同リンク(23)が下端部を中心に
揺動し，その動きがリンク(25)に伝えられて，同リンク
(25)が矢印Ｄ方向に移動し，同リンク(25)の動きがリン
ク(27)に伝えられて，同リンク(27)が枢支点(26)を中心
に矢印Ｅ方向に回動し，同リンク(27)の動きがリンク(2
8)及び空気開閉弁(14)のスプールに伝えられて，同リン
ク(28)及び同空気開閉弁(14)のスプールが矢印Ｆ方向
（開方向）に移動する。そのため，圧力空気供給源(10)
の圧力空気が圧力空気供給回路(11)→圧力空気供給口
(7)を介しシール部(4)よりも下部の圧力空気供給室(9)
に供給され，また圧力空気供給口(8)→破砕機本体(1)と
チゼル(2)との摺動部(5)へ供給される。また上記リンク
(23)の動きがリンク(24)及び砕岩機作動用油圧弁(17)の
スプール(17a)に伝えられて，同リンク(24)及び砕岩機
作動用油圧弁(17)のスプール(17a)が開方向に移動し，
ピストン(3)が下降してチゼル(2)を打撃し，同チゼル
(2)が下降して，岩石(6)が破砕される。このとき，細片
や粉塵(6a)等が飛散するが，上記のように圧力空気が供
給されており，同細片や粉塵(6a)等が上記摺動部(5)に
も，上記圧力空気供給室(9)にも，侵入しない。
用を説明する。操作ペタル(18)を矢印Ａ方向に操作する
と，同操作ペタル(18)の矢印Ａ方向への動きがリンク(2
0)に伝えられ，同リンク(20)が矢印Ｂ方向に移動し，同
リンク(20)の動きがＬ字型リンク(21)に伝えられて，同
リンク(21)が枢支点(19)を中心に矢印Ｃ方向に回動し，
同リンク(21)の動きがリンク(22)に伝えられて，同リン
ク(22)が矢印Ｄ方向に移動し，同リンク(22)の動きがリ
ンク(23)に伝えられて，同リンク(23)が下端部を中心に
揺動し，その動きがリンク(25)に伝えられて，同リンク
(25)が矢印Ｄ方向に移動し，同リンク(25)の動きがリン
ク(27)に伝えられて，同リンク(27)が枢支点(26)を中心
に矢印Ｅ方向に回動し，同リンク(27)の動きがリンク(2
8)及び空気開閉弁(14)のスプールに伝えられて，同リン
ク(28)及び同空気開閉弁(14)のスプールが矢印Ｆ方向
（開方向）に移動する。そのため，圧力空気供給源(10)
の圧力空気が圧力空気供給回路(11)→圧力空気供給口
(7)を介しシール部(4)よりも下部の圧力空気供給室(9)
に供給され，また圧力空気供給口(8)→破砕機本体(1)と
チゼル(2)との摺動部(5)へ供給される。また上記リンク
(23)の動きがリンク(24)及び砕岩機作動用油圧弁(17)の
スプール(17a)に伝えられて，同リンク(24)及び砕岩機
作動用油圧弁(17)のスプール(17a)が開方向に移動し，
ピストン(3)が下降してチゼル(2)を打撃し，同チゼル
(2)が下降して，岩石(6)が破砕される。このとき，細片
や粉塵(6a)等が飛散するが，上記のように圧力空気が供
給されており，同細片や粉塵(6a)等が上記摺動部(5)に
も，上記圧力空気供給室(9)にも，侵入しない。
また第５図（Ｉ）（II）は，上記砕岩機作動用油圧弁(1
7)のスプール(17a)の外端部に長孔を設け，上記リンク
(24)の端部にピンを固定した他の実施例である。
7)のスプール(17a)の外端部に長孔を設け，上記リンク
(24)の端部にピンを固定した他の実施例である。
また第６図は，操作ペタル(18)側のリンク(22)と，空気
開閉弁(14)側のリンク(28)及び砕岩機作動用油圧弁(17)
側のリンク(24)とをリンク(27)（枢支点(26)を中心に回
動するリンク(27)を介して連結した他の実施例で，枢支
点(26)からリンク(28)側までの距離をＬ１，枢支点(26)
からリンク(24)側までの距離をＬ２とすると，Ｌ１＜Ｌ
２で，この場合にも，砕岩機作動用油圧弁(17)のスプー
ル(17a)は，空気開閉弁(14)のスプールよりも遅く開方
向に作動する。
開閉弁(14)側のリンク(28)及び砕岩機作動用油圧弁(17)
側のリンク(24)とをリンク(27)（枢支点(26)を中心に回
動するリンク(27)を介して連結した他の実施例で，枢支
点(26)からリンク(28)側までの距離をＬ１，枢支点(26)
からリンク(24)側までの距離をＬ２とすると，Ｌ１＜Ｌ
２で，この場合にも，砕岩機作動用油圧弁(17)のスプー
ル(17a)は，空気開閉弁(14)のスプールよりも遅く開方
向に作動する。
また第７図は，空気開閉弁(14)のスプールを開方向に作
動すると，圧力空気回路(11)の空気圧がパイロツト圧回
路(30)を介し砕岩機作動用油圧弁(17)のスプール(17a)
に作用して，同スプール(17a)が開方向に移動するよう
になっている。この場合にも，砕岩機作動用油圧弁(17)
のスプール(17a)は，空気開閉弁(14)のスプールよりも
遅く開方向に作動する。
動すると，圧力空気回路(11)の空気圧がパイロツト圧回
路(30)を介し砕岩機作動用油圧弁(17)のスプール(17a)
に作用して，同スプール(17a)が開方向に移動するよう
になっている。この場合にも，砕岩機作動用油圧弁(17)
のスプール(17a)は，空気開閉弁(14)のスプールよりも
遅く開方向に作動する。
（考案の効果） 本考案の砕岩機の防塵装置は前記のように操作手段を操
作して、その動きを連結手段を介して砕岩機作動用油圧
弁に伝え、同砕岩機作動用油圧弁を開方向に切り換え
て、油圧回路からの圧油によりピストンを前進させ、砕
岩機本体内に摺動自在に嵌挿したチゼルを打撃して、岩
石を破砕するときに、操作手段の動きを圧力空気供給回
路の空気開閉弁に伝え、同空気開閉弁を開方向に切り換
えて、ピストンが前進する直前に、圧力空気を圧力空気
供給回路から砕岩機本体とチゼルとの摺動部へ供給し
て、粉塵等の外部から同摺動部への侵入を防止するの
で、粉塵等の侵入に基づくチゼルやピストンの損傷を防
止できる効果がある。
作して、その動きを連結手段を介して砕岩機作動用油圧
弁に伝え、同砕岩機作動用油圧弁を開方向に切り換え
て、油圧回路からの圧油によりピストンを前進させ、砕
岩機本体内に摺動自在に嵌挿したチゼルを打撃して、岩
石を破砕するときに、操作手段の動きを圧力空気供給回
路の空気開閉弁に伝え、同空気開閉弁を開方向に切り換
えて、ピストンが前進する直前に、圧力空気を圧力空気
供給回路から砕岩機本体とチゼルとの摺動部へ供給し
て、粉塵等の外部から同摺動部への侵入を防止するの
で、粉塵等の侵入に基づくチゼルやピストンの損傷を防
止できる効果がある。
第１図は本考案に係わる砕岩機の防塵装置の一実施例を
示す系統図，第２図は空気開閉弁と砕岩機作動用油圧弁
との連結手段を示す平面図，第３図はその側面図，第４
図（Ｉ）は第３図の矢印IV部分の拡大平面図，第４図
（II）は同部分の拡大側面図，第５図（Ｉ）は同部分の
他の実施例を示す拡大平面図，第５図（II）は同部分の
拡大側面図，第６図は空気開閉弁と砕岩機作動用油圧弁
との連結手段の他の実施例を示す側面図，第７図は空気
開閉弁と砕岩機作動用油圧弁との連結手段のさらに他の
実施例を示す系統図，第８図は操作ペタルの配置例を示
す側面図，第９図は従来の砕岩機を示す縦断側面図であ
る。 (1)……砕岩機本体，(2)……チゼル，(3)……ピスト
ン，(5)……摺動部，(11)……圧力空気供給回路，(14)
……空気開閉弁，(15)……砕岩機作動用油圧弁，(16)…
…油圧回路，(18)……操作手段、(19)〜(28)または(30)
……連結手段。
示す系統図，第２図は空気開閉弁と砕岩機作動用油圧弁
との連結手段を示す平面図，第３図はその側面図，第４
図（Ｉ）は第３図の矢印IV部分の拡大平面図，第４図
（II）は同部分の拡大側面図，第５図（Ｉ）は同部分の
他の実施例を示す拡大平面図，第５図（II）は同部分の
拡大側面図，第６図は空気開閉弁と砕岩機作動用油圧弁
との連結手段の他の実施例を示す側面図，第７図は空気
開閉弁と砕岩機作動用油圧弁との連結手段のさらに他の
実施例を示す系統図，第８図は操作ペタルの配置例を示
す側面図，第９図は従来の砕岩機を示す縦断側面図であ
る。 (1)……砕岩機本体，(2)……チゼル，(3)……ピスト
ン，(5)……摺動部，(11)……圧力空気供給回路，(14)
……空気開閉弁，(15)……砕岩機作動用油圧弁，(16)…
…油圧回路，(18)……操作手段、(19)〜(28)または(30)
……連結手段。
フロントページの続き (72)考案者 中山 一郎 兵庫県明石市魚住町清水1106番地の４ 三 菱重工業株式会社明石製作所内 (72)考案者 高橋 俊介 兵庫県明石市魚住町清水1106番地の４ 西 菱エンジニアリング株式会社明石技術部内 (56)参考文献 実開 昭55−159289（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭57−12076（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】油圧回路に設けた砕岩機作動用油圧弁を開
方向に切り換え、同油圧回路からの圧油によりピストン
を前進させて、砕岩機本体内に摺動自在に嵌挿したチゼ
ルを打撃する砕岩機において、前記砕岩機本体と前記チ
ゼルとの摺動部へ圧力空気を供給して粉塵等の外部から
同摺動部への侵入を防止する圧力空気供給回路と、同圧
力空気供給回路に設けた空気開閉弁と、操作手段と、同
操作手段の動きを前記空気開閉弁及び前記砕岩機作動用
油圧弁に伝えてこれらの弁を空気開閉弁、砕岩機作動用
油圧弁の順に開方向に切り換える連結手段とを具えてい
ることを特徴とした砕岩機の防塵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986044029U JPH0619671Y2 (ja) | 1986-03-27 | 1986-03-27 | 砕岩機の防塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986044029U JPH0619671Y2 (ja) | 1986-03-27 | 1986-03-27 | 砕岩機の防塵装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62156480U JPS62156480U (ja) | 1987-10-05 |
| JPH0619671Y2 true JPH0619671Y2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=30861452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986044029U Expired - Lifetime JPH0619671Y2 (ja) | 1986-03-27 | 1986-03-27 | 砕岩機の防塵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0619671Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55159289U (ja) * | 1979-04-27 | 1980-11-15 | ||
| JPS5712076U (ja) * | 1980-06-19 | 1982-01-21 |
-
1986
- 1986-03-27 JP JP1986044029U patent/JPH0619671Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62156480U (ja) | 1987-10-05 |
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