JPH06196056A - ガス開閉器 - Google Patents

ガス開閉器

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JPH06196056A
JPH06196056A JP23211693A JP23211693A JPH06196056A JP H06196056 A JPH06196056 A JP H06196056A JP 23211693 A JP23211693 A JP 23211693A JP 23211693 A JP23211693 A JP 23211693A JP H06196056 A JPH06196056 A JP H06196056A
Authority
JP
Japan
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hole
movable contact
arc
arc extinguishing
contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP23211693A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Shiga
悟 志賀
Takuji Fuji
卓司 富士
Yasuhiko Kanetaka
康彦 金高
Mutsuo Tsutsumi
睦生 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】消弧室部材の寿命を長くするとともに、構造も
簡素化させる。 【構成】消弧室16を形成する絶縁物50が可動コンタ
クト40の先端部を消弧室16内に導く穴50Aを備
え、可動コンタクト40をこの穴50Aの内壁面に摺動
させる。さらに、可動コンタクト40が消弧室16側の
端部から絶縁物50の穴50Aと摺動する部分へ連通す
る消弧穴12を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、SF6 ガスが充填さ
れたガス絶縁開閉装置に用いられるガス開閉器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガス開閉器は遮断器と異なり、要求され
る遮断容量が例えば数千ボルト数百アンペアであるため
に種々の消弧方式が考案されている。図9は、従来のガ
ス開閉器の構成例を示す断面図であり、閉成の状態が示
されている。固定コンタクト1が台座2にリング状のば
ね3で固定されている。この固定コンタクト1に円柱状
の可動コンタクト4が摺動可能に接触している。台座2
に絶縁物5が固定され、可動コンタクト4と固定コンタ
クト1との接触部を包囲し、内部に消弧室16を形成し
ている。固定コンタクト1は円周方向に複数に分割され
たものにより構成され、ばね3によって可動コンタクト
4を半径方向内方に押し付けている。このガス開閉器は
図示されていないタンク内に収納され、消弧性のガス中
に配されている。
【0003】図9の消弧室16内には絶縁スペーサ7を
介して積層された複数枚の薄鉄板6が配され、支持板
8、9によって挟持されている。支持板8、9は図示さ
れていない支えを介して絶縁物5に固定されている。な
お、薄鉄板6は可動コンタクト4を完全には周回してい
ない。薄鉄板6が図9の上部から矢印11の方向を見て
コの字状に形成され、このコの字の溝内に可動コンタク
ト4を貫通させ、薄鉄板6上に生ずる渦電流が可動コン
タクト4を周回するのを防いでいる。
【0004】図9のガス開閉器が開成されるときは、可
動コンタクト4が矢印11の方向に駆動される。可動コ
ンタクト4と固定コンタクト1との接触がなくなるとき
に両者間にアークが生ずるので、耐アーク性の金属が可
動コンタクト4の4A部、固定コンタクト1の1A部に
それぞれ設けられている。さらに、このアークはコンタ
クトの開離とともに伸びるが、薄鉄板6間の隙間10に
吸引されアークが冷却される。可動コンタクト4の先端
部が絶縁物5から抜け出るころにはアークが切れ電流遮
断される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の装置はアークによる薄鉄板の消耗が激し
いという問題があった。消弧室部材である薄鉄板は電流
遮断時に高温のアークに触れる。薄い鉄板の積層構造な
ので多数回電流遮断されると、薄鉄板の端部が溶損する
ためにその溶けた固まりが薄鉄板の隙間の入口を塞ぎが
ちになる。それによって、この隙間にアークが入りにく
くなり、アークの遮断特性が低下して来る。従来は、電
流遮断回数に応じて頻繁に消弧室部材を交換していた。
消弧室部材の寿命が短いので、ガス開閉器のメンテナン
スに多大の手間を要していた。また、構造も多数の薄鉄
板を積層するという複雑な構成になっていた。
【0006】この発明の目的は、消弧室部材の寿命を長
くするとともに、構造も簡素化させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
めに、この発明によれば、消弧ガスを充填した容器内に
互いに接離可能な可動コンタクトと固定コンタクトとが
収納され、この可動コンタクトと固定コンタクトとの接
触部を包囲し内部に消弧室を形成するとともに軸方向中
心に穴を有する絶縁物が固定コンタクト側に取り付けら
れ、この絶縁物の軸方向中心穴を前記可動コンタクトが
前記絶縁物の内壁面と摺動しながら運動するものにおい
て、前記可動コンタクトがその先端部から中心軸方向に
伸びるノズル穴と、このノズル穴と連通し、中心軸と直
角方向に伸びる貫通穴を備えたものとする。またかかる
構成において、貫通穴が可動コンタクトの軸方向に複数
個並べて設けられ、貫通穴の各直径を固定コンタクト側
に行くにしたがって大きくしてなるものとする。
【0008】また、上記目的を達成するために、この発
明によれば、消弧ガスを充填した容器内に互いに接離可
能な可動コンタクトと固定コンタクトとが収納され、こ
の可動コンタクトと固定コンタクトとの接触部を包囲し
内部に消弧室を形成するとともに軸方向中心に穴を有す
る絶縁物が固定コンタクト側に取り付けられ、この絶縁
物の軸方向中心穴を前記可動コンタクトが前記絶縁物の
内壁面を摺動し運動するものにおいて、前記絶縁物が前
記可動コンタクトの先端部が貫通する位置に内壁面から
消弧室外部へ連通する吹出穴を備えたものとする。ま
た、かかる構成において、吹出穴が絶縁物の軸方向に複
数個並べて設けられ、吹出穴の各直径を固定コンタクト
側に行くにしたがって小さくしてなるものとする。
【0009】
【作用】この発明の構成によれば、可動コンタクトがそ
の先端部から中心軸方向に伸びるノズル穴と、このノズ
ル穴と連通し、中心軸と直角方向に伸びる貫通穴を備え
た。この構成によって、ガス開閉器が開成されるときに
初期は消弧室内が封じ込まれているのでアーク熱によっ
て消弧室の内圧が上昇する。可動コンタクトが固定コン
タクトからさらに離れ、可動コンタクトの貫通穴が絶縁
物から抜け出す位置に達すると、そのノズル穴から通っ
て消弧室内の高圧ガスが吹き出す。この吹き出しによっ
てアークがノズル穴内へ引き込まれるのでアークが冷却
され電流遮断が行われる。
【0010】また、かかる構成に加えて、貫通穴を可動
コンタクトの軸方向に複数個並べて設け、貫通穴の各直
径を固定コンタクト側に行くにしたがって大きくする。
これによって、ガス開閉器の開成時に、可動コンタクト
の貫通穴は直径の小さいものから順に絶縁物から抜け出
るようになる。そのために、小電流の場合は、最初のガ
スの吹き出しによってアークが貫通穴内へ引き込まれる
ので、早期に電流遮断が行われる。電流が大きくなるに
つれて、後に絶縁物から抜け出る貫通穴からのガス吹き
出しによって電流遮断される。したがって、小電流にな
るにしたがって遮断時間を短くするように調整すること
ができる。
【0011】また、この発明の構成によれば、絶縁物が
前記可動コンタクトの先端部が貫通する位置に内壁面か
ら消弧室大分へ連通する吹出穴を備える。この構成によ
って、ガス開閉器が開成されるとき初期は消弧室内に封
じ込まれているのでアーク熱によって消弧室の内圧が上
昇する。可動コンタクトが固定コンタクトからさらに離
れ、可動コンタクトの先端部が吹出穴の位置を通過する
と、その吹出穴から消弧室内の高圧ガスが吹き出す。こ
の吹き出しによって、アークが吹出穴内へ引き込まれる
のでアークが冷却され電流遮断が行われる。
【0012】かかる構成に加えて、吹出穴を絶縁物の軸
方向に複数個並べて設け、吹出穴の各直径を固定コンタ
クト側に行くにしたがって小さくする。これによって,
ガス開閉器の開閉時に、消弧室内の高圧ガスが直径の小
さい吹出穴から順番に吹き出すようになる。そのため
に、小電流の場合は、最初のガスの吹き出しによってア
ークが吹出穴内へ引き込まれるので、早期に電流遮断が
行われる。電流が大きくなるにつれて、後段の吹出穴か
らのガス吹き出しによって電流遮断される。したがっ
て、小電流になるにしたがって遮断時間を短くするよう
に調整することができる。
【0013】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施例にかかるガス開閉器の構成を
示す断面図であり、閉成の状態が示されている。絶縁物
50は可動コンタクト40の先端部を消弧室16内に導
く穴50Aを備えている。可動コンタクト40は、この
穴50Aの内壁面を摺動する。さらに、可動コンタクト
40が消弧室側の端部から絶縁物50の穴50Aと摺動
する部分へ連通する消弧穴12を備えている。この消弧
穴12は可動コンタクト40の先端から軸中心部に明け
られたノズル穴12Aと、このノズル穴12Aの最奥部
(図では下端)で直角に折れ曲がって複数に分岐する
(図では左右方向)貫通穴12Bよりなる。
【0014】図1において、消弧室16内は封じ込まれ
ている。可動コンタクト40が矢印11の方向に向けて
開成駆動しはじめると、可動コンタクト40と固定コン
タクト1との間にアークが発生し、そのアーク熱によっ
て消弧室16の内圧が上昇する。図2は、図1の構成の
ものが開成される途中の状態を示す断面図である。消弧
穴12の貫通穴12Bが穴50Aから抜け出る位置に達
すると、消弧穴12から高圧ガスが吹き出す。このガス
吹き出しによって、アーク13が図2のようにノズル穴
12A内に引き込まれのでアーク13が冷却され電流遮
断が行われる。ガス開閉器が開成完了した状態は図示さ
れてないが、可動コンタクト40が穴50Aから抜け出
し図2のさらに下方へ駆動される。
【0015】図3は、この発明の異なる実施例にかかる
ガス開閉器の構成を示す断面図であり、閉成の状態が示
されている。消弧穴120がノズル穴12Aと、上下の
2個の貫通穴12C,12Dとにより形成され、下方の
貫通穴12Dの方が上方の貫通穴12Cより直径が小さ
くなっている。その他は図1の構成と同じである。図3
において、消弧室16内は封じ込まれている。可動コン
タクト41が矢印11の方向に向けて開成駆動しはじめ
ると、可動コンタクト41と固定コンタクト1との間に
アークが発生し、そのアーク熱によって消弧室16の内
圧が上昇する。
【0016】図4は図3の構成のものが開成される途中
の状態を示す断面図である。貫通穴12Dが穴50Aか
ら抜け出る位置に達すると、その貫通穴12Dから高圧
ガスが吹き出す。このガス吹き出しによって、アーク1
3が図4のようにノズル穴12A内に引き込まれるので
アーク13が冷却され電流遮断が行われる。しかし遮断
は小電流の場合だけである。より大きい電流の遮断は、
可動コンタクト41が下方にさらに進み、貫通穴12C
が穴50Aから抜けでる位置に達してからである。すな
わち、貫通穴12Dが穴50Aから抜け出た段階では、
可動コンタクト41がまだいくらも移動していないの
で、アーク13はまだ成長せず消弧室16内の圧力が上
昇しきっていない。しかも、貫通穴12Dの直径が小さ
いので、消弧穴120から吹き出すガス流は比較的弱
い。そのために、大電流の遮断はできないが、小電流は
遮断することができる。しかも、可動コンタクト41の
駆動距離が短い段階で電流遮断が行われるので、電流遮
断時間が短い。したがって、小電流は貫通穴12Dによ
って短時間で遮断され、大電流は貫通穴12Cによって
規定時間内で遮断される。図1の構成のように、貫通穴
12Bが軸方向に1つしか並べられない場合は、小電流
遮断の場合でも大電流と同様な遮断時間となり、それだ
け消弧室部材の寿命が短くなる。
【0017】なお、図3の実施例は貫通穴が2個の場合
であるが、一般に複数個の貫通穴を軸方向に並べ下から
直径を次第に大きくすることによって、中位の大きさの
電流も短時間で遮断することができる。貫通穴の直径お
よび貫通穴相互の離隔距離を適切に設定することによ
り、広い幅の電流を短時間に遮断することができ、消弧
室部材の長寿命化がはかれる。
【0018】図5は、この発明のさらに異なる実施例に
かかるガス開閉器の構成を示す断面図であり、閉成の状
態が示されている。絶縁物51は可動コンタクト4の先
端部を消弧室16内に導く穴51Aを備えている。可動
コンタクト4は、この穴51Aの内壁面を摺動する。さ
らに絶縁物51が穴51Aの内壁面から消弧室16の外
部へ連通する吹出穴14を備えている。この吹出穴14
は図の左右に向く2個の丸穴で形成されている。その他
の構成は図1のそれと同じである。
【0019】図5において、消弧室16内は封じ込まれ
ている。可動コンタクト4が矢印11の方向に向けて開
成駆動しはじめると、可動コンタクト4と固定コンタク
ト1との間にアークが発生し、そのアーク熱によって消
弧室16の内圧が上昇する。図6は図5の構成のものが
開成される途中の状態を示す断面図である。可動コンタ
クト4の先端部が吹出穴14の位置を通過すると、その
吹出穴14から消弧室16内の高圧ガスが吹き出す。こ
の吹き出しによって、図6のようにアーク15が吹出穴
14内へ引き込まれるのでアーク15が冷却され電流遮
断が行われる。ガス開閉器が開成完了した状態は図示さ
れていないが、可動コンタクト4が穴51Aから抜け出
し図6のさらに下方へ駆動される。
【0020】図7は、この発明のさらに異なる実施例に
かかるガス開閉器の構成を示す断面図であり、閉成の状
態が示されている。上下の2個の吹出穴14C,14D
が形成され、上方の吹出穴12Dの方が下方の吹出穴1
2Cより直径が小さくなっている。その他は図5の構成
と同じである。図7において、消弧室16内は封じ込ま
れている。可動コンタクト4が矢印11の方向に向けて
開成駆動しはじめると、可動コンタクト4と固定コンタ
クト1との間にアークが発生し、そのアーク熱によって
消弧室16の内圧が上昇する。
【0021】図8は、図7の構成のものが開成される途
中の状態を示す断面図である。可動コンタクト4の先端
部が吹出穴14Dの位置を通過すると、その吹出穴14
Dから消弧室16内の高圧ガスが吹き出す。このガス吹
き出しによって、アーク15が図8のように吹出穴14
D内に引き込まれるのでアーク15が冷却され電流遮断
が行われる。しかし、この遮断は小電流の場合だけであ
る。より大きい電流の遮断は、可動コンタクト4が下方
にさらに進み、可動コンタクト4の先端部が吹出穴14
Cの位置を通過してからである。すなわち、吹出穴14
Dの位置に可動コンタクト4の先端部が来た段階では、
可動コンタクト4がまだいくらも移動してないので、ア
ーク15はまだ成長せず消弧室16内の圧力が上昇しき
ってない。しかも、吹出穴14Dの直径が小さいので、
吹出穴14Dから吹き出すガス流は比較的弱い。そのた
めに、大電流の遮断はできないが、小電流は遮断するこ
とができる。しかも、可動コンタクト4の駆動距離が短
い段階で電流遮断が行われるので、電流遮断時間が短
い。したがって、小電流は吹出穴14Dによって短時間
で遮断され、大電流は吹出穴14Cによって規定時間内
で遮断される。図5の構成のように、吹出穴14が軸方
向に1つしか並べられていない場合は、小電流遮断の場
合でも大電流と同様な遮断時間となり、それだけ消弧室
部材の寿命が短くなる。
【0022】なお、図7の実施例は吹出穴が2個の場合
であるが、一般に複数個の吹出穴を軸方向に並べ下から
直径を次第に小さくすることによって、中位の大きさの
電流も短時間で遮断することができる。吹出穴の直径お
よび吹出穴相互の離隔距離を適切に設定することによ
り、広い幅の電流を短時間に遮断することができ、消弧
室部材の長寿命化がはかれる。
【0023】
【発明の効果】この発明は前述のように、絶縁物が可動
コンタクトの先端部を消弧室内に導く穴を備え、可動コ
ンタクトをこの穴の内壁面に摺動させる。さらに、可動
コンタクトが消弧室側の端部から絶縁物の穴と摺動する
部分へ連通する消弧穴を備える。この構成によって、従
来の装置のように薄鉄板を使用しないで済み、消弧室部
材の寿命が長くなる。メンテナンスの労力が節約される
とともに、構造も可動コンタクトの穴明けだけで済むの
で簡素化された。したがって、ガス開閉器のコストが大
幅に低減される。
【0024】かかる構成において、消弧穴が可動コンタ
クトの軸方向に複数並ぶ貫通穴を備える。これによっ
て、小電流側の遮断時間が短くなるので、消弧部材の寿
命がさらに長くなるとともに、遮断性能も向上する。ま
た、この発明の構成によれば、絶縁物が可動コンタクト
の先端部を消弧室内に導く穴を備え、可動コンタクトを
このノズル穴の内壁面に摺動させる。さらに、絶縁物が
ノズル穴の内壁面から消弧室外部へ連通する吹出穴を備
える。この構成によって、従来の装置のように薄鉄板を
使用しないで済み、消弧室部材の寿命が長くなる。メン
テナンスの労力が節約されるとともに、構造も絶縁物の
穴明けだけで済むので簡素化された。したがって、ガス
開閉器のコストが大幅に低減される。
【0025】かかる構成において、吹出穴を絶縁物の軸
方向に複数個備える。これによって、小電流側の遮断時
間が短くなるので、消弧部材の寿命がさらに長くなると
ともに遮断性能も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかるガス開閉器の構成を
示す断面図
【図2】図1の構成のものが開成される途中の状態を示
す断面図
【図3】この発明の異なる実施例にかかるガス開閉器の
構成を示す断面図
【図4】図3の構成のものが開成される途中の状態を示
す断面図
【図5】この発明のさらに異なる実施例にかかるガス開
閉器の構成を示す断面図
【図6】図5の構成のものが開成される途中の状態を示
す断面図
【図7】この発明のさらに異なる実施例にかかるガス開
閉器の構成を示す断面図
【図8】図7の構成のものが開成される途中の状態を示
す断面図
【図9】従来のガス開閉器の構成例を示す断面図
【符号の説明】
1:固定コンタクト、2:台座、3:ばね、4,40,
41:可動コンタクト、50,51:絶縁物、50A,
51A:穴、12,120:消弧穴、12A:ノズル
穴、12B,12C,12D:貫通穴、14,14C,
14D:吹出穴、13,15:アーク、16:消弧室
フロントページの続き (72)発明者 堤 睦生 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】消弧ガスを充填した容器内に互いに接離可
    能な可動コンタクトと固定コンタクトとが収納され、こ
    の可動コンタクトと固定コンタクトとの接触部を包囲し
    内部に消弧室を形成するとともに軸方向中心に穴を有す
    る絶縁物が固定コンタクト側に取り付けられ、この絶縁
    物の軸方向中心穴を前記可動コンタクトが前記絶縁物の
    内壁面と摺動しながら運動するものにおいて、前記可動
    コンタクトがその先端部から中心軸方向に伸びるノズル
    穴と、このノズル穴と連通し、中心軸と直角方向に伸び
    る貫通穴を備えたことを特徴とするガス開閉器。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、貫通穴が可
    動コンタクトの軸方向に複数個並べて設けられ、貫通穴
    の各直径を固定コンタクト側に行くにしたがって大きく
    してなることを特徴とするガス開閉器。
  3. 【請求項3】消弧ガスを充填した容器内に互いに接離可
    能な可動コンタクトと固定コンタクトとが収納され、こ
    の可動コンタクトと固定コンタクトとの接触部を包囲し
    内部に消弧室を形成するとともに軸方向中心に穴を有す
    る絶縁物が固定コンタクト側に取り付けられ、この絶縁
    物の軸方向中心穴を前記可動コンタクトが前記絶縁物の
    内壁面を摺動し運動するものにおいて、前記絶縁物が前
    記可動コンタクトの先端部が貫通する位置に内壁面から
    消弧室外部へ連通する吹出穴を備えたことを特徴とする
    ガス開閉器。
  4. 【請求項4】請求項3記載のものにおいて、吹出穴が絶
    縁物の軸方向に複数個並べて設けられ、吹出穴の各直径
    を固定コンタクト側に行くにしたがって小さくしてなる
    ことを特徴とするガス開閉器。
JP23211693A 1992-10-20 1993-09-20 ガス開閉器 Pending JPH06196056A (ja)

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JP23211693A JPH06196056A (ja) 1992-10-20 1993-09-20 ガス開閉器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-280362 1992-10-20
JP28036292 1992-10-20
JP23211693A JPH06196056A (ja) 1992-10-20 1993-09-20 ガス開閉器

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ID=26530295

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23211693A Pending JPH06196056A (ja) 1992-10-20 1993-09-20 ガス開閉器

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