JPH06196006A - 無電極低圧放電ランプ - Google Patents

無電極低圧放電ランプ

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JPH06196006A
JPH06196006A JP5162600A JP16260093A JPH06196006A JP H06196006 A JPH06196006 A JP H06196006A JP 5162600 A JP5162600 A JP 5162600A JP 16260093 A JP16260093 A JP 16260093A JP H06196006 A JPH06196006 A JP H06196006A
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Petrus H Antonis
ヘンドリクス アントニス ペトルス
Hendrik J Eggink
ヤン エヒンク ヘンドリク
Winand Hendrik Anna Maria Friederichs
ヘンドリク アンナ マリア フリーデリヒス ウィナンド
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Philips Electronics NV
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    • H05B31/00Electric arc lamps
    • H05B31/02Details
    • H05B31/06Electrodes
    • H05B31/08Carbon electrodes
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝熱素子として液体及びガーゼを有するパイ
プを使用しないですむ簡単な構造の無電極低圧放電ラン
プを得る。 【構成】 無電極低圧放電ランプは、管(5)のフレア
部分(6)に融着されたランプ容器(1)を有する。電
力カプラー(20)は、ランプ容器に取外し可能に取付
けられ、コイル(22)で取囲まれた軟磁性体コア(2
1)とこのコア内の伝熱素子(23)とを有する。この
伝熱素子は中実のロッドで、コイル(22)は管(5)
のフレア部分(6)に隣接した領域(8)にあり、弾性
材料がロッド(23)をコア(21)に側方に結合す
る。このランプの構造は、伝熱素子としての高価なヒー
トパイプを使用しなくてすむ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空気密に閉じられ且
つネック状の端部を有するランプ容器と、このランプ容
器に取外し可能に取付けられた電力カプラーとを有し、
前記のランプ容器は、稀ガスを有するイオン化封入物を
有し、その端部に、ランプ容器内に延在し、ランプ容器
に融着され且つ円筒状部分が連結されたフレア部分を有
する管を有し、前記の電力カプラーは、管内に、軟磁性
体のコアと、このコアのまわりのコイルと、コア内の伝
熱素子とを有し、この伝熱素子は、ランプ容器の外側に
延在し、そこでフランジを支持するようにした無電極低
圧放電ランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような無電極低圧放電ランプはEP
特許出願公開明細書第0456 289−A1及び更に
米国特許第5006752号より既知である。
【0003】この既知のランプの管は略々全ランプ容器
の長さを通じて延在している。コイルを有するコアは、
ランプ容器の内側にある管の端に位置する領域にある。
イオン化封入物への電力の良好な伝達がこれにより得ら
れる。
【0004】この既知のランプは、比較的大きな電力例
えば80から90Wの電力を消費するタイプのものであ
る。ランプの動作中熱が発生されるが、この熱は、コア
がそのキュリー点近く或は更にそれ以上の温度になるの
を防ぐために除去されねばならない。その理由は、比磁
気損失はキュリー点迄上昇する温度と共に著しく増加
し、同時に透磁率が減少するためである。
【0005】コアの過度の温度の危険を防ぐために、既
知のランプは、伝熱素子として、液体を含む中空パイプ
を有する。液体は、コアに位置するパイプの領域で蒸発
し、蒸気は、ランプ容器の外側の領域で凝縮される。凝
縮熱はフランジによって周囲に伝えられる。コア領域へ
の液体の流れ、コアの領域がフランジの上方にある場合
には重力に抗してもの流れを保証するために、液体を上
向きに吸い上げる毛細管構造を与えるようにパイプ内に
ガーゼが存する。液体及びガーゼを有する公知の管は非
常に高い熱伝達能力を有するので、ランプが比較的高い
効率で比較的大きな電力を消費することが可能である。
【0006】けれどもこの公知のランプの欠点は、パイ
プが高価な構成要素であるということである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、伝熱素子と
して液体及びガーゼを有するパイプを使用しないですむ
ようにした簡単な構造を有する冒頭記載の種類のランプ
を供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、コイルが、フ
レア部分に隣接する管の領域にあり、伝熱素子は中実の
ロッドで、このロッドは、弾性材料によって側方にコア
と結合されるようにすることにより、前記の目的を達成
したものである。
【0009】コイルとコアがランプ容器の端部に隣接し
て存するようにすることにより、これ等がランプ容器の
内側で少しの距離だけ延在するにも拘らず効率のよい電
力伝達が得られることが見出された。この好ましい結果
は、外部への比較的短かい熱伝達通路である。コアの材
料とロッドの材料の熱膨脹係数の差、コアのもろさ、及
びこれ等の寸法の公差のために、コアをロッドと緊密に
接触させることは容易ではない。コアからロッドへの熱
伝達、加えて、この熱伝達のためには比較的小さな表面
積しか利用できないコアからロッドへの熱伝達は、この
場合にロッドがコア内で有する公差によって更に著しく
妨げられる。このことは、ロッドはそのままでは、液体
を有するチューブと比較して熱伝達能力が小さいので不
利である。
【0010】けれども、ロッドとコア例えばフィリップ
ス社製の4C6のようなフェライト間の弾性材料による
側方での結合は、寸法上の公差及び熱膨脹係数の差の補
償を維持しながら良好な熱伝達を与える。
【0011】コイルの位置決め及び弾性材料の使用は、
例えば銅またはアルミニウム或はまたアルミニウムのそ
れに等しい熱伝達レベルを有する窒化アルミニウムのよ
うな伝熱性セラミック材料でつくられた比較的安価な中
実のロッドの使用を可能にする。
【0012】取外し可能な電力カップラーを有する本発
明のランプは、例えばランプ容器がこわれたりまたはも
との色とちがう光色を望む時、この場合ランプ全体を捨
てる必要なしにランプ容器を別との取かえることを可能
にする。このランプは実際に良好な発光効率を維持しな
がら数万時間例えば60,000時間点灯することが可
能である。
【0013】好ましい実施態様では、ロッドは、該ロッ
ドに向って例えば円錐状に狭くなる表面を有する例えば
銅、アルミニウムまたは真鍮例えばCuZn15でつくら
れたフランジを有する。その結果、フランジは、ロッド
からそむき且つ周囲との接触をつくるための永続性ある
表面を有する。他方において、ロッドとフランジはこれ
により一層良い熱接触を有し、同時にランプの電量は、
フランジが同じ高さの円筒状の断片であるとした場合よ
りも軽い。
【0014】ロッドとフランジは、締りばめ、或は代り
にはんだ、接着剤またはセメントによる固着、或はまた
ロッド周囲の焼ばめまたはクランプ連結によって結合す
ることもできる。別の方法は、ロッドをフランジにねじ
込んだりフランジをロッドと一体にすることである。
【0015】一実施態様では、ランプ容器内を延在する
管が、既知のランプに対しては普通の長さすなわち本発
明のランプの電力カプラーに対しては過度の長さを有す
る。この実施態様は、本発明のランプ容器を、比較的長
い電力カプラーを有する既知のランプに対して使用する
ことができるという利点を有する。
【0016】イオン化封入物は、例えば、アルゴン、ネ
オン、キセノン、または稀ガスの混合物、或は水銀を含
むことができる。
【0017】
【実施例】図1において、無電極低圧放電ランプは、真
空気密に閉じられ且つネック状端部2を有するランプ容
器1を有する。このランプ容器は、図では水銀と稀ガス
のイオン化封入物をまた内面にけい光粉末4を有する。
ランプ容器の端部2には、該ランプ容器に融着されて、
管5があり、この管5は、ランプ容器内に延在し、ラン
プ容器に融着され且つそこに円筒状部分7が連結された
フレア部分6を有する。
【0018】電力カプラー20がランプ容器1に取外し
可能に取付けられている。この電力カプラーは、管5内
の軟磁性体のコア21と、このコア21のまわりのコイ
ル22と、コア21内の伝熱素子23とを有する。この
伝熱素子は、ランプ容器の外側に延在し、そこにフラン
ジ24を支持する。
【0019】前記のコイル22は、フレア部分6に隣接
する管5の領域にあり、伝熱素子23は中実のロッド
で、このロッド23は、弾性材料25によってコア21
に側方に結合されている。この弾性材料によるパッキン
グは、コアからロッドへの良好な熱伝達を与える。
【0020】前記のフランジ24は、ロッド23に向っ
て狭くなる表面27を有する。図ではこのフランジは銅
よりつくられ、ロッド23と一体である。弾性材料25
は図ではシリコーンゴムである。合成樹脂のカラー9が
セメント10によりランプ容器のネック部分2のまわり
に固定されている。
【0021】電力カプラーとくらべると、円筒状部分7
は過度の長さを有する。図示のランプは、その寸法に応
じて例えば40から80Wの電力を消費することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無電極低圧放電ランプの一実施例の略
正面図である。
【符号の説明】
1 ランプ容器 2 ネック状の端部 5 管 6 フレア部分 7 円筒状部分 20 電力カプラー 21 コア 22 コイル 23 伝熱素子 24 フランジ 25 弾性材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘンドリク ヤン エヒンク オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ 1 (72)発明者 ウィナンド ヘンドリク アンナ マリア フリーデリヒス オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ 1

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空気密に閉じられ且つネック状の端部
    (2)を有するランプ容器(1)と、このランプ容器
    (1)に取外し可能に取付けられた電力カプラー(2
    0)とを有し、前記のランプ容器(1)は、稀ガスを有
    するイオン化封入物を有し、その端部(2)に、ランプ
    容器(1)内に延在し、ランプ容器(1)に融着され且
    つ円筒状部分(7)が連結されたフレア部分(6)を有
    する管(5)を有し、前記の電力カプラー(20)は、
    管(5)内に、軟磁性体のコア(21)と、このコアの
    まわりのコイル(22)と、コア(21)内の伝熱素子
    (32)とを有し、この伝熱素子は、ランプ容器(1)
    の外側に延在し、そこでフランジ(24)を支持するよ
    うにした無電極低圧放電ランプにおいて、コイル(2
    2)は、フレア部分(6)に隣接した管(5)の領域
    (8)にあり、伝熱素子(23)は中実のロッドで、こ
    のロッドは、弾性材料(25)によってコア(21)に
    側方に連結されたことを特徴とする無電極低圧放電ラン
    プ。
  2. 【請求項2】 フランジ(24)は、ロッド(23)に
    向って狭くなって行く表面(27)を有する請求項1の
    無電極低圧ガス放電ランプ。
  3. 【請求項3】 フランジ(24)はロッド(23)と一
    体である請求項2の無電極低圧放電ランプ。
  4. 【請求項4】 弾性材料(25)はシリコーンゴムであ
    る請求項1の無電極低圧放電ランプ。
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