JPH06194696A - 光スイッチ - Google Patents

光スイッチ

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JPH06194696A
JPH06194696A JP5216298A JP21629893A JPH06194696A JP H06194696 A JPH06194696 A JP H06194696A JP 5216298 A JP5216298 A JP 5216298A JP 21629893 A JP21629893 A JP 21629893A JP H06194696 A JPH06194696 A JP H06194696A
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optical switch
switch according
waveguides
electrode
wafer
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JP5216298A
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Per O Granestrand
オロブ グラネストランド ペル
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Telefonaktiebolaget LM Ericsson AB
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    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/29Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the position or the direction of light beams, i.e. deflection
    • G02F1/31Digital deflection, i.e. optical switching
    • G02F1/313Digital deflection, i.e. optical switching in an optical waveguide structure
    • G02F1/3137Digital deflection, i.e. optical switching in an optical waveguide structure with intersecting or branching waveguides, e.g. X-switches and Y-junctions
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F2203/00Function characteristic
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  • Nonlinear Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つの偏光に対する駆動電圧の均一性が向上
され、駆動電圧の許容変動が大きくされるディジタル光
スイッチを提供する。 【構成】 電気光学材料のXカットもしくは近Yカット
単結晶ウェハを用いてディジタル光スイッチの基板を形
成する。上記ウェハ内にLiNbO3 の導波路を拡散さ
せてリボン形導波路を形成し、それにより上記ウェハの
近Z軸方向に光が伝播される。それらの導波路はY字形
状もしくはX字形状に形成され、また、それらの導波路
の出力Y分岐の屈折率は、それらの導波路に近接して形
成された電極が発生する電界により制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気光学効果により光信
号の変調もしくはスイッチングを行う薄膜光導波路を使
用した集積光回路に関し、特に、Xカット、もしくはほ
ぼYカットで、近Z軸方向伝播を行うディジタル光スイ
ッチに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバが通信、センサおよび他の応
用に次第に使用されるにつれて、光スイッチングは関心
の高いテーマとなってきている。特に関心が持たれてい
るのは、電気光学変換を行うことなく、光形式の信号を
スイッチングすることである。機械的スイッチやGaA
sおよびInP等の半導体材料で形成された集積光半導
体スイッチ等を使用して、いくつかの方向で試みがなさ
れてきた。
【0003】これらのスイッチの多くは、電気光学効果
をスイッチングに使用している。二次の、すなわち、力
−電気光学効果が全ての物質に存在し、それは印加され
る電界Eの二乗に比例する屈折率の変化Δnを指してい
る。線形、すなわち、ポッケルスの電気光学効果を示す
単結晶では、はるかに大きい屈折率変化が得られる。こ
の場合屈折率変化Δnは、印加される電界Eに正比例す
る。その効果は、非中心対称単結晶だけに存在し、得ら
れる屈折率変化は、電界Eの方向および光線の偏光に依
存する。公知の線形電気光学材料としては、カリウム・
ジヒドロジエン・ホスフェート(KDP)とそのジュウ
テリウム置換同形体(DKDPもしくはKD*P)、ニ
オブ酸リチウム(LiNbO3 )およびタンタル酸リチ
ウム(LiTaO3 )、およびヒ化ガリウム(GaA
s)およびテルル化カドミウム(CdTe)等の半導体
が含まれる。
【0004】今日、最も熟成した集積光回路(IOC)
の製造技術の一つはTi:LiNbO3 であり、それに
は、ニオブ酸リチウムの中にチタンを拡散させて形成さ
れるリボン形状のガイドを含む。ニオブ酸リチウムのガ
イドは、単結晶ウェハ内に形成され、その上には縦方向
電極がリボン状ガイドに隣接して配置されている。電極
は、電位差が印加された時に、屈折率の局所的な値を修
正する。
【0005】この技術では、単一モードファイバに適し
た良好なスポットサイズを有する比較的低損失のチャネ
ルを簡便に形成することができる。しかしながら、重要
な問題点がある。すなわち、LiNbO3 部品は、元
来、偏光依存性であり、結晶方位に応じて、特定の直線
偏光を励起する必要がある(Zカットの例に対しては、
「正常な」横方向電気モードTE、もしくは「異常な」
横方向磁気モードME)。しかるに、単一モードファイ
バの出力における偏光状態(SOP)はランダムな挙動
を示す。この問題は、通常、LiNbO3 成分の固有の
偏光依存性を調節するのに適した技術を使用して解決さ
れるが、そのためにシステムは複雑化する。
【0006】偏光に依存しないスイッチおよび変調器に
対する多数の考え方がある。例えば:Electron
Lett.,第23巻(1987年),第1167〜
1169頁のエム・コンドウ等の論文“低駆動電圧およ
び低損失偏光無依存LiNbO3 光導波路スイッチ”;
Appl.Phys.Lett.,第35巻(1979
年)、第748〜第750頁のアール.シー.アルファ
ーネスの論文“重み付け結合を用いた偏光無依存光方向
性結合器スイッチ”;IEEE Journ.Quan
tum Electron.第QE−18巻(1982
年)、第1772−1779頁のオー.ジー.レイマー
等の論文“多数のΔβ逆転およびガウス・テーパー関数
の部分を有する偏光無依存光スイッチ”;IEEE J
ourn.Lightwave Tech.,第LT−
2巻(1984年)、第51〜55頁のエル.マッコー
ガンの論文“λ=1.3μmにおける低損失偏光無依存
電気光学スイッチング”;Electron.Let
t.,第20巻(1984年)、第496〜497頁の
ワイ.ブールボン等の論文“Ti:LiNbO3 ストリ
ップ導波路を有する偏光無依存変調器”;IEEE J
ourn.Quantum Electron.,第Q
E−17巻(1981年)、第959−964頁のエ
ヌ.ツカダ等の論文“偏光に鈍感な集積光スイッチ:新
しいアプローチ”;SPIE第835巻、集積光回路技
術V、(1987年)、第132〜135頁のジェー.
イー.ワトソンの論文“ニオブ酸リチウム中の低電圧偏
光無依存導波の方向性結合器スイッチ”;Journ.
Lightwave Tech.,第LT−4巻(19
86年)、第1717〜1721頁のジェー.イー.ワ
トソン等の論文“ニオブ酸リチウム上に集積された偏光
無依存1×16導波光スイッチ”;Applied P
hysics Letters,第3巻(1978
年)、第944頁のダブリュー.ケイ.バーンズ等の論
文“偏光無依存動作の干渉計形導波路変調器”;Fou
rth European Conferenceon
Integrated Optics(ECIO '8
7),第36〜39頁のピー.グレイン ストランド等
の論文“偏光無依存光スイッチ”;Electron.
Lett.,1988年、ピー.グレインストランド等
の論文“ΔβおよびΔβ変調を用いた偏光無依存スイッ
チおよび偏光分割器“;Techn.Digest o
f Integrated and Guided W
ave Optics Conf.(IGWO '8
9),ペーパーMAA3、第10〜13頁のジェー.エ
ル.ナイチンゲール等の論文“Ti非拡散ニオブ酸リチ
ウム中の低電圧偏光無依存光スイッチ”;Japane
se Journal of Applied Phy
sics,第27巻(1986年)、第L696〜L6
98頁のケイ.タキザワ等の論文“偏光無依存、かつ、
光学的破損に鈍感なLiNbO3 干渉計形導波路変調
器”;Techn,Digest OFC 1988
年、ペーパーTHA3のワイ.シルバーベルク等の論文
“ディジタル光スイッチ”;IEEE Journ.L
ightwave Techn.,第LT3巻(198
5年),第1277〜1280頁のエッチ.エフ.テイ
ラーの論文“偏光無依存導波光変調器およびスイッ
チ”;Proceedings ofthe Topi
cal Meeting on Integrated
Photonics Resarch,Hilton
Head,SC,1990年,第38〜39頁のテ
ィ.ポールマン等の論文“LiNbO3 上の偏光無依存
スイッチ”;を参照されたい。偏光無依存スイッチに関
する最初の実験結果は、1979年にアルファネスによ
り報告された。
【0007】偏光無依存スイッチを作成する方法は、2
つの偏光に対する条件が類似している結晶方位を利用す
ることである。これは電気光学的に誘起される摂動が等
しく、かつ、TEおよびTMモードが、ほぼ同じ結合長
を有することを意味する。Z軸が伝播方向である「等方
性方位」は、このような方位の例である。ここで、両方
の偏光とも、正常の屈折率であり、したがって、チタン
(Ti)の濃度に起因する屈折率の摂動は、2つの偏光
に対して等しい。これは結合長がほぼ等しいことを意味
する。2つの偏光に対して電気光学的に誘起される屈折
率の摂動は、電気光学γ係数γ12およびγ22(簡略化添
字記号)によって起こされるものである。これらは、大
きさが等しく、符号が反対であり、γ12およびγ22に共
通の添字「2」はこれらの摂動がY軸に沿った外部電界
に対応していることを意味している。ここで、1つの複
雑な要因は、2つの偏光はほとんど同期していること
と、2つの偏光の間の結合を行う(γ12およびγ22と同
じ大きさの)一つの電気光学係数が存在するということ
とである。このγ係数はγ61であり、簡略化されない記
号では1,2,1と表示される。添字6(簡略化されな
い表示では1,2)は、XおよびY軸方向に沿った電界
間の結合に対応している(表示形式については後述す
る)。結合は、第2の添字により示されるようにX軸に
沿った外部電界により誘起される。
【0008】この配向においてスイッチの良好な性能を
得るためには、このTE−TM変換を回避しなければな
らない。しかしながら、不要な(TE⇔TM)と必要な
(ΔnTM,ΔnTE)摂動とは、外部電界の異なった成分
に対応しているので、成分の適切な設計によりこの結合
を回避することができる。
【0009】Z軸方向伝播コンセプトの一つの利点は、
2つの異なる偏光に対して同じ屈折率(通常値)となる
ことである。したがって、2つの偏光に対する屈折率が
異なる場合に生じるパルス幅拡大に起因する帯域幅の劣
化がない。
【0010】(TEおよびTMモードの偏光のそれぞれ
のパルスの部分における異なる速度を意味する)屈折率
の差は、伝播方向に直角なZ軸を有する結晶配向を使用
する場合に生じ、ビットレートの許容値を、これらの配
向における10cm長のチップに対し、チャネル当り、お
およそ10Gbit/sに制限する。しかしながら、波
長分割多重やコヒーレント技術等の他の原理により情報
がスタックされる場合には、THz範囲内の情報帯域幅
はこれらの配向のスイッチによっても切り換えられ得
る。
【0011】Z軸方向伝播コンセプトのもう一つの利点
は、両偏光がほぼ同じ伝達関数を有することである(一
般的に、他のコンセプトに対しては、偏光無依存とは、
スイッチを2つの偏光無依存スイッチ状態に置くことは
できるが、「中間点における」無依存性ではないことを
意味する)。このことは、例えば、線形(小信号)変調
応用を考える場合には最も重要である。
【0012】前記した全てのスイッチは、いわゆる干渉
計形スイッチであり、モードの建設的および破壊的干渉
に基いているので、それらはすべて振動する伝達関数を
有する。しかしながら、もう一つの可能性があり、それ
は、干渉測定の代わりに、モード分類(モード・ソーテ
ィング)に基くデバイスを使用することである。IEE
E Journ.of Quantum Electr
on.,第QF−11巻(1975年)、第32〜35
頁のダブリュ.ケイ.バーンズ等の論文“プレーナ誘電
体分離導波路におけるモード変換”、およびTech.
DigestOFC,1988年,ペーパーTHA3
のワイ.シルバーベルク等の論文“ディジタル光スイッ
チ”を参照されたい。
【0013】図1にモード分離スイッチ100を示す。
それは2×2デジタル光スイッチであり、一方の側の非
対称Y分岐導波路101と他方の側の対称Y分岐導波路
102とから構成されている。後の分岐102は、電極
103および104を介して電界を印加することにより
非対称にすることができる。変換が断熱的(充分遅い)
であれば、非対称Y分岐導波路101はモード分類を行
うことができる。ここで、モード分類とは、実効屈折率
が最も高い入力導波路のチャネルモードは、分岐に沿っ
て徐々に変化し、チャネルが互に接近して相互に影響を
及ぼし合う2つのモードの領域の1次局部正規モード
(基本モード)になることを意味する(局部正規モード
間には電力の転送は行われず、チャネルが大きく分離す
れば、1次モードはチャネルモードの形状を有する)。
同様に、他方のチャネルのモードは、2次モード(すな
わち、第1の高次モード)に変化する。したがって、幅
が広いチャネルの信号は、中間領域で1次モードに変換
され、幅が狭いチャネルの信号は中間領域の2次モード
へ変換される。同様に、電極103,104へ電圧を印
加することにより、スイッチ100の他方の半分の10
2も非対称になれば(すなわち、奇数の屈折率摂動が誘
起されると)、中間領域内の1次モード(幅が広い入力
チャネルに対応する)は、屈折率が最も高い出力チャネ
ルに変化し、反対に、2次モードは、屈折率が最も低い
出力チャネルに変化する。
【0014】出力Y分岐の非対称性は電気光学的に変え
られるため、屈折率摂動が充分大きく、かつ、変換が断
熱的であれば、デバイスは2×2スイッチとして作動す
る。電極にゼロ電圧が印加されると、両信号に対して3
dBの分割(スプリッティング)が生じる。
【0015】図2に、TEモード(実線)およびTMモ
ード(破線)に対するXカットディジタル光スイッチの
伝達関数を示す(差に注意されたい)。図2からわかる
ように、伝達関数は、干渉計形スイッチの振動的な動作
は行わないで、駆動電圧が十分に大きければ、スイッチ
は偏光無依存で動作する。
【0016】ディジタル光スイッチの重要な利点は、そ
のすばらしい安定した性能である。DCドリフトおよび
温度変動により不安定性は、「実効」印加電圧の変動と
して現れ、充分に高い電圧の動作点を選択してあれば、
小さい伝達関数の勾配を持っディジタル応答によって、
誘起されるスイッチ状態の摂動を減衰させる。
【0017】ディジタル光スイッチの他の一つの利点
は、ゼロ電圧で得られる電力の分割である。これは、例
えば、あるスイッチ・マトリクスの応用において、一斉
同報が要求される場合には特に重要である。
【0018】図3に、ディジタルスイッチを選択するこ
とが非常に魅力的なスイッチ・マトリクスの構成を示
す。IEEE Journ.of Quantum E
lectron.,第QE−22巻(1986年)、第
964〜967頁のアール.エー.スパンクの論文“大
形非閉塞光空間スイッチのアーキテクチャ”を参照され
たい。ここでは、1×2スイッチが必要とされ、それは
上記スイッチは図4の1×2ディジタル光スイッチの構
成(Xカットの例)に簡単化できることを意味する。
【0019】図4に示すスイッチにおいて、入力単一モ
ードチャネル131の中の信号により、2つのモードの
領域132の1次モードが励起され、このモードは、3
個の電極133,134および135により適切な電界
を印加することにより(すなわち、133,135は接
地され、134は充分な大きさの正もしくは負の電位と
されるか、あるいは134は接地され、133,135
は充分な大きさの正もしくは負の電位とされる)、最も
高い有効屈折率を持った出力に変換される。もし、マト
リクスが適切に設定されていれば、信号は、好ましくな
い出力信号を形成する前に2個のスイッチの中で消滅す
るので、図3の構成は良好なクロストーク特性を有す
る。(以下に述べる不動態の分割−能動的結合動作の場
合にはこうはならない)。スパンクの論文を参照された
い。
【0020】構成の良好なクロストーク性能により、個
々のスイッチ素子のクロストーク条件は緩和されるが、
これは有利なことである。その理由は、グレインストラ
ンド等の論文に示されているような電子的に調整可能な
方向性結合器を用いることと比べて、ディジタル光スイ
ッチを用いてクロストークを極端に低くすることはより
困難であるからである。
【0021】スイッチ素子としてディジタル光スイッチ
を使用した図3のスイッチマトリクスの他の一つの重要
な特徴は、一つの入力からいくつかの出力に信号が分配
される一斉同報機能を簡便に実現することができること
である。この場合、マトリクスの最初の半分内のいくつ
か(もしくは全て)のスイッチは3dB電力分割に設定
されるが、ディジタル光スイッチの場合にはゼロ電圧で
達成される。
【0022】上記の結合器(カプラ)又はスイッチのお
のおのには、複雑な構成、手のこんだ実施および/また
は制御、制限されたビットレート容量、および環境に対
する過度の感受性というような欠点がある。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一つの特徴
は、2つの偏光に対する駆動電圧の均一性が向上され、
同時に、駆動電圧の許容変化幅が大きいことである。こ
の許容幅は、安定な性能と密接に関連している。スイッ
チ状態は、動作点の近くの駆動電圧の変化に対して比較
的に鈍感であり、また、温度変化の影響は、例えば、
「実効」電圧の変化として現われるため、スイッチは良
好な安定性能を有する。したがって、駆動の複雑さ(ド
ライバの数、電圧の許容範囲)は緩和される。
【0024】本発明の他の一つの特徴は、改良された製
造公差および(関連した)クロストークと、(スイッチ
を通過する信号の最大ビットレートに対応する)瞬時帯
域幅、および(同時に切換えることができる多くのチャ
ネルを含むことがある全波長領域に対応する)全帯域幅
の両方の帯域幅がおおきくなることである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来のディジ
タル光スイッチのいくつかの他の欠点を緩和する。例え
ば、2つの偏光間の有効屈折率の差による上記のビット
レートの制限が減少される。また、本発明は、2つの偏
光は通常異なる電気光学係数を有するという事実によ
り、2つの偏光に対して異なった伝達関数を持つという
欠点も緩和する。加えて、本発明は、通常異常屈折率を
生じさせる偏光の効果も緩和する。信号のこの部分は、
Liの外部への拡散により生じる表面導波作用を受け、
それにより、例えばスイッチ・マトリクス内のスイッチ
の性能が劣化する。しかしながら、本発明では、選定さ
れた配向により、これが回避される。
【0026】本発明のこれらの特徴およびその他の特徴
は、ディジタル光スイッチの基板を形成する電気光学材
料のXカットもしくは近Yカット単結晶ウェハを含む本
発明により達成される。Ti:LiNbO3 の導波路が
ウェハ中に拡散されて、リボン導波路が形成される。こ
れらの導波路は、Y字形を形成し、その屈折率は、それ
に近接して形成された電極により制御される。
【0027】
【実施例】光スイッチをTi:LiNbO3 で製造する
場合、Z軸方向に印加される電界によるZ軸方向の屈折
率変化に対応する最強の電気光学γ係数(簡略化添字記
号ではγ33、非簡略化添字記号ではγ333 )を使用でき
るような結晶配向が通常選定される。これらの配向は、
ZカットXまたはY軸方向伝播、YカットX軸方向伝
播、およびXカットY軸方向伝播である。例えば、一例
として、ZカットY軸方向伝播とは、伝播が主として結
晶のY軸方向に行われ、かつ、表面がZ軸に直角となる
ように、光チャネルが整列されることを意味する。この
ように方位では、Z軸は伝播方向に直角である。
【0028】本発明と従来技術の違いの一つは伝播方向
に対するZ軸の配向である。本発明では、伝播方向は、
XもしくはY軸に沿うのではなく、Z軸にほぼ平行であ
る。
【0029】例えば、ニオブ酸リチウムのウェハ材料
は、結晶構造を有する。図8に、結晶学的a,b,c座
標系と関連した直角、右側座標系X,Y,Zの配向を示
す。この座標系の軸は、X軸が結晶学的a軸の方向を指
示し、Z軸が光軸である結晶学的c軸の方向を指示する
ように選定されている。ニオブ酸リチウムは二重屈折率
を有しその屈折率は回転楕円面で描かれる。楕円面と
X,Y面との交点は円となり、X,Z面との交点は楕円
面となり、その主軸は円の直径となる。円の半径に対応
する大きさの屈折率により結晶内のZ軸方向に単色光線
が生じる。屈折率の大きさは、光線の偏光の方向とは無
関係であり、すべての偏向方向の光線が、結晶の中を通
り、等速で伝播する。これに対して、他の方向に伝播す
る光線は、屈折率の大きさがさまざまであることによる
固有の偏光を有し、これらの大きさは伝播方向とZ軸と
の間の角度に依存する。方向が同じで偏光面が異なる光
線が異なる速度で結晶中を伝播する。その結果、両方の
固有偏光に電力を含んでいる光パルスは、伝播方向がZ
軸方向からそれている場合には、結晶中で通過する時
に、パルスが長くされる。それにより、結晶材料ででき
た構成素子が作動できる高パルス周波数が制限される。
【0030】上方パルス周波数の高い素子を得るため
に、本発明により、導波路181〜183の方向がZ軸
の方向と実質的に一致するように、ウェハの配向が選定
される。光波の振動モード、すなわち表面に平行に偏光
されたTEモードおよび表面に直角に偏光されたTMモ
ード、はこの場合ほぼ共通の伝播速度を有する。光が与
えられた導波路内を進行する程度は、結晶内に誘起され
る電界により影響される。弱電界に対するポッケルの効
果にしたがって、電界により屈折率楕円面の形状が変え
られる。
【0031】最も一般的な3次元の例では、27のテン
ソル要素を有する第3ランクのテンソルにより、変化が
数学的に記述される。それは通常γij,kとして示され、
ここで添字i,j,kの想定値は、1,2もしくは3で
ある。添字は、直角、右側座標系に関連している。(最
初の2つの添字は、いわゆる簡略化添字では、一緒にま
とめられることもあり、1,1は1、2,2は2、3,
3は3、2,3は4、1,3は5、1,2は6として示
される)。テンソル要素γi,j,k は、電位差当りの長さ
(ボルト当りm)の物理的ディメンションを有し、それ
は電界により得られる振動モードの間の変化の測定値で
ある。屈折率のこのような変化は、スイッチングを実施
できるように振動モードTM,TEに対して影響を与え
る。
【0032】本発明による光スイッチは、偏光無依存で
ある。単結晶ウェハの配向は次のように選定される。
【0033】結晶学的X,YもしくはZ軸に沿わないチ
ャネルの配向が選定されると、(チャネル内の2つの偏
光に対する)「有効」電気光学テンソルは(X,Y,Z
(1,2,3)における)「従来の」γ係数の線形結合
となる。
【0034】Z軸近傍の伝播方向がY−Z平面内にあっ
て、チャネルの中心軸が負のY軸と正のZ軸との間で、
正のZ軸から角度θだけそれた方向を指すように選定さ
れた場合におけるチャネルモードにより生じる2つの偏
光のそれぞれに対する有効γ係数を図6に示す。図から
分かるように、θ=0の時にγ係数の符号は異なり、そ
れはディジタル光スイッチとして純粋にZ軸方向の伝播
の配向は使用できないことを意味する(それは、別々の
偏光が別々のポートへ導かれて、スイッチではなくな
り、偏光分割器となるためである)。しかしながら、角
度θを、ほぼ10°まで増加させると、実効電気光学係
数と同じ大きさおよび符号が得られる。したがって、こ
の伝播方向をディジタル光スイッチに使用することがで
きる。ただし、これによって確定されるのは伝播方向だ
けであり、結晶カットについては、基本的に2つの異な
る方法を選定するこてができ、その両方とも興味深い
(2つの結晶カットしか興味がない理由は、電極を介し
て適切な電界を与えられるようにしなければならないか
らである)。もちろん、ここに記載されたものと同等な
結晶カットもある(例えば提案される任意のカットにお
いて、基板をさかさまにするか、もしくは、光伝播方向
を反転させた場合である)。
【0035】図6に示すように、本発明の最初の実施例
で提案された結晶カットはXカットであり、チャネル配
向は、2つのチャネルモードに対して等しい実効γ係数
に対応している(それはほぼ等しいことであり、「等し
い」点における厳密な動作は不要である)。この結晶カ
ットを選択する理由は、Xカット材料は、実際の使用
上、選択を簡単にする標準的配向であるからである。
【0036】図5に、本発明によるディジタル光スイッ
チの第1の実施例を示す。スイッチは、電気光学材料の
Xカット、単結晶ウェハ180により構成され、その上
にLiNbO3 電気光学材料にTiを拡散させることに
より、リボン形導波路1181〜183が形成されてい
る。導波路181〜183はY字形とされ、ウェハの上
面において、ウェハのZ軸にほぼ平行な第1の導波路1
81を含んでいる。この第1の導波路181は、Y形状
の脚を形成する。第2および第3の導波路182,18
3がウェハの上面に形成されている。第2および第3の
導波路182,183は、中間位置で第1の導波路18
1と交差することにより、Y形状の腕を形成する。電圧
を印加する第1の電極186がY形状の分岐間部に形成
されている。第1の電極186はウェハ180の上面に
形成され、実質的に第2および第3の導波路182,1
83の間にはさまれている。第2および第3の電極18
4,188は、Y形状の腕を形成する第2および第3の
導波路182,183の外側の縁部、すなわち境界に隣
接して形成されている。これらの電極184,188
は、接地され、第2および第3の導波路182,183
を間にして第1の電極と対向する位置にある。一般的
に、接地する電極と電位を印加する電極とは交換でき
る。
【0037】第1の電極186に強い電圧を印加する
と、誘起された電磁界により導波路の屈折率が変化し、
同業者には公知であるように、入射光は一つの導波路か
ら他の導波路へ切換えられる。
【0038】導波路181〜183の伝播方向は、ウェ
ハ180のZ軸に対して角度θを形成する。この角度は
好ましく0〜20°の鋭角である。前記したように、第
1の導波路181の伝播方向とZ軸との間に形成される
鋭角θはほぼ10°とすることが最も望ましい。
【0039】前記したように、図5に示した構成による
配向に対する実効γ係数(伝播方向に直角な方向におけ
る電気光学係数)をZ軸と伝播方向との間の角度θの関
数として図6に示す。破線はTEモードの実効γ係数を
表わし実線はTMモードの実効γ係数を表わす。図から
知られるように、この実施例に対しては、Z軸と伝播方
向との間の角度θは、おおよそ10°が最良である。
【0040】そこでは、2つの偏光に対する実効γ係数
は符号および大きさが共に等しい。「純粋な」Z軸方向
伝播(θ=0°)では、大きさは等しいが符号が反対で
ある。γ係数が同じであることは、2つの偏光に対する
伝達関数が同じであることを意味し、小さい信号の変調
が可能となる。Z軸が伝播方向に対して直角である配向
に較べて、2つのモードに対する実効屈折率は、はるか
に互いに近接しているため、はるかに高いビットレート
を使用しない限り、前記の帯域幅の制限は目立たない。
また、光が本質的に通常の屈折率を持つため、外部拡散
の問題はずっとゆるやかになる。一方、これらの利点
は、従来の偏光無依存ディジタル光スイッチよりも30
%程度高い高目の駆動電圧の使用の代償として達成され
る。他方、図5の配向において存在する半漏洩モードに
よって、基板モードへの偏向結合に基くTE偏光に対す
る高い余分の損失、すなわち、TE−TM結合に基く余
分の損失(Optics Communicatio
,第27巻、(1978年)、第353〜356頁の
ジュー.トロキー、エム.カダの論文“LiNbO3
の異方性光導波路内の導波半漏洩モード”に記載)が生
じる。しかしながら、もし結晶配向が伝播方向のまわり
に90°回転されたならば、この欠点の無い配向が得ら
れる(例えば、前記トロキーの論文を参照されたい)。
結果として得られる配向は、近Yカット、近Z軸方向伝
播の場合となり、それは本発明の第2のバージョンに対
応している。(図6においては、Xカットの場合を想定
し、そこで行われるTEおよびTE偏光の割当の関係を
図解している。)この配向および正しいγ係数を使用し
たスイッチを図7に示す。
【0041】図7に近Yカット、近Z軸方向伝播のディ
ジタル光スイッチを示す。この配向では、図5のスイッ
チに影響を及ぼす半漏洩モードによる過剰損失が回避さ
れる。この本発明の実施例では、光スイッチは、X軸が
その表面内にあるLiNbO 3 電気光学材料の近Yカッ
ト単結晶ウェハ190を含んでいる。
【0042】ウェハ上面の第1の導波路191は、ウェ
ハ190のZ軸にほぼ平行になっている。第2および第
3の導波路192,193は、ウェハ190の上面に形
成され、第1の導波路191と交差し、Y形状の腕およ
び脚を形成する。第1の電極194は、第2の導波路1
92の一部分と実質的に一致するようにウェハ表面上に
配置され、第2の電極195は、第3の導波路193に
隣接し、かつ第3の導波路193と実質的に一致するよ
うに配置されている。第1の電極194には電圧が印加
され、第2の電極195は接地される。第1の電極19
4に比較的高い電圧を選択的に印加することにより、屈
折率が制御され、リボン形導波路内の光の伝播が制御さ
れる。
【0043】第1、第2および第3の導波路191〜1
93はLiNbO3 ウェハにTiを拡散して形成され
る。
【0044】第1の導波路191は、ウェハのZ軸に対
して鋭角θをなしている。好ましくは、鋭角θの値は0
〜20°の範囲内とされる。前記の理由で、鋭角θはほ
ぼ10°とすることが最良である。同様に、ウェハ19
0の法線は材料のY軸に対して0〜20°、好ましくは
10°の配向とされる。このスイッチの欠点は、近Yカ
ットとするために、特殊な結晶カットを必要とすること
である。それ以外では、このスイッチは、改良された全
帯域幅および安定度と、増加された瞬時帯域幅(両偏光
に対する実効屈折率がほぼ同じ)と、良好な線形性(同
一の両γ係数)と、減少した外部拡散と、低減された半
漏洩モードアクセス損失とを有する。
【0045】典型的に、特定のタイプのスイッチ素子と
配向および導波路のパラメータとに対して一定の電圧・
長さ積がある。これはデバイスの長さを2倍にする(例
えば、ディジタル光スイッチのY分岐の発散角度を2倍
にする)、特定のスイッチ状態を達成するために要する
電圧を半分にできることを意味する。LiNbO3 ディ
ジタル光スイッチに対する代表的な数値として、発散角
度(Y分岐の脚間角度)が0.004ラジアンであるス
イッチにおいて、ほぼ−15dBのクロストークに対し
(Xカット、Y軸方向伝播の例の場合)、通常の偏光を
切換えるのに要する電圧(高電圧を必要とする)は+/
−60ボルトである。本発明においては、いくらかより
高い電圧(30%程度高い)が予想される。
【0046】鋭角の範囲を0〜20°として、興味を持
ち得るケースをカバーすることができる。図6から分か
るように、この角度が非常に小さい(例えば、4°より
も小さい)と、実効電気光学係数の正しい相対符号が得
られない。
【0047】図9は、Xカット、近Z軸方向伝播の2×
2ディジタル光スイッチ200を有する本発明の第3の
実施例を示す。ディジタル光スイッチ200は単結晶L
iNbO3 ウェハを含み、その上に、Tiのリボン形ガ
イドが、一方の側では非対称Y分岐導波路201として
形成され、他方の側では対称Y分岐導波路202として
形成されている。後の分岐202は、電極203,20
4,205間に電界を発生させることにより非対称にす
ることができる。
【0048】それぞれの分岐201,202は接続され
てX形状を形成し、この分岐は、ウェハのZ軸に対して
鋭角をなす軸に対してほぼ対称とされる。鋭角は、他の
実施例のように、0〜20°の範囲内であり、好ましく
は10°である。
【0049】断熱変換であれば、非対称Y分岐201は
モード分類を行う。したがって、実効屈折率が最も高い
入力導波路のチャネルモードは、分岐に沿って徐々に変
換され、チャネルが互いに接近し、影響を及し合う2つ
のモード領域の1次局部正規モード(基本モード)へと
変化する(局部正規モード間には電力の転送はなく、大
きく分類した場合には、1次モードはチャネル・モード
の形状を有する)。同様に、他のチャネルのモードは、
2次モードに変化する。したがって、幅の広いチャネル
の信号は中間領域の1次モードに変化し、幅の狭いチャ
ネルの信号は中間領域の2次モードに変化する。スイッ
チ200の他方の半分202も非対称であれば(すなわ
ち、奇屈折率摂動が誘起される)、電極205に電圧を
印加し、かつ、電極203および204を接地する(も
しくはその逆とする)ことにより、(幅の広い入力チャ
ネルに対応する)中間領域の1次モードは、屈折率が最
も高い出力チャネルに変化し、逆に、2次モードは屈折
率が最も低い出力チャネルに変化する。
【0050】出力Y分岐非対称性は電気光学的に変えら
れるので、屈折率摂動が充分大きく、かつ、変換が断熱
的であれば、デバイスは2×2スイッチとして作動す
る。電極にゼロ電圧を印加すると、両信号に対して3d
Bの分割が生じる。
【0051】図10に近Yカット、近Z軸方向伝播モー
ドの分類スイッチ210である本発明の第4の実施例を
示す。モード分類スイッチ210は、2×2ディジタル
光スイッチとして作動し、かつ、LiNbO3 ウェハを
含み、その中では、一方の側に、拡散チタンのリボン形
光ガイドが非対称Y分岐導波路211として形成され、
他方の側に、対称Y分岐導波路212として形成されて
いる。後の分岐212は、電極213,214を用い
て、電界を印加することにより非対称性とすることがで
きる。
【0052】第3の実施例と同様に、各分岐211,2
12は、互いに接続されてX形状を形成し、分岐はウェ
ハのZ軸に対して鋭角をなす軸に対してほぼ対称とされ
ている。鋭角は他の実施例と同様に0〜20°の範囲内
とされ、好ましくは10°とされる。同様に、ウェハ1
90の法線は材料のY軸に対して0〜20°、好ましく
はほぼ10°の配向とされる。
【0053】第3の実施例と同様に、変換が断熱的であ
れば、非対称Y分岐はモード分類を行い、屈折率が最も
高い入力導波路のチャネルモードは、分岐に沿って徐々
に変換され、チャネルが互いに接近して影響を及し合う
2つのモード領域の1次局部正規モード(基本モード)
に変化する(局部正規モード間には電力の転送はなく、
大きく分離した場合には、1次モード(すなわち、第1
の高次モード)はチャネル・モードの形状を有する)。
同様に、他のチャネルのモードは、2次モードへ変化す
る。したがって、幅の広いチャネルの信号は、中間領域
の1次モードに変化し、幅の狭いチャネルの信号は、中
間領域の2次モードに変化する。電極213および21
4へ電圧を印加してスイッチ210の他の半分の212
も非対称とされる(即ち、奇の屈折率摂動が誘起され
る)と、中間領域の1次モードは屈折率が最も高い出力
チャネルに変化し、逆に、2次モードは屈折率が最も低
い出力チャネルに変化する。
【0054】出力Y分岐非対称性が電気光学的に変えら
れるので、屈折率の摂動が充分大きく、かつ、変換が断
熱的であれば、デバイスは2×2スイッチとして作動す
る。電極にゼロ電圧を印加すると、両信号に対して3d
Bの分割が生じる。
【0055】これらのスイッチに関して「ディジタル」
という用語は伝達関数と関連している(スイッチに加え
られた電力は、印加電圧の関数として出力される)。方
向性結合器のような干渉計形スイッチについては、電圧
応答が振動する伝達関数が得られる。ディジタル光スイ
ッチの場合には、モードの展開に基くモード分類動作が
示され、この振動は得られないことを意味する(特別な
場合として、屈折率の差が充分大きければ、たとい屈折
率の差が更に増加したとしても、全スイッチングが行わ
れて変化は起こらない)。したがって、伝達関数は「デ
ィジタル」となる。
【0056】特定実施例について本発明を開示し説明し
てきたが、本発明の範囲から逸脱することなく、変更や
修正を行うことができる。本発明の精神および範囲内に
含まれるこのような変更や修正は、全て特許請求の範囲
内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のディジタル光2×2スイッチを示す図。
【図2】図1に示したディジタル光スイッチに対し実験
により得られた伝達関数グラフ。
【図3】スイッチ・ツリーの構成を示す図。
【図4】図3に示したツリー構成において使用される1
×2ディジタル光スイッチを示す図。
【図5】Xカット、近Z軸方向伝播のディジタル光スイ
ッチを使用した本発明の第1の実施例のディジタル光ス
イッチを示す図。
【図6】Z軸と伝播方向との間の角度の関数として、図
5に示したスイッチの実効γ係数を示すグラフ。
【図7】近Yカット、近Z軸方向伝播のディジタル光ス
イッチを使用した本発明の第2の実施例を示す図。
【図8】LiNbO3 の座標系の結晶構造および方位を
示す図。
【図9】Xカット、近Z軸方向伝播の2×2ディジタル
光スイッチを使用した本発明の第3の実施例を示す図。
【図10】近Yカット、近Z軸方向伝播の2×2ディジ
タル光スイッチを使用した本発明の第4の実施例を示す
図。
【符号の説明】
100 モード分類スイッチ 101 非対称Y分岐導波路 102 対称Y分岐導波路 103 電極 104 電極 131 入力単一モードチャネル 132 モードの領域 133 電極 134 電極 135 電極 180 Xカット単結晶ウェハ 181 導波路 182 導波路 183 導波路 184 電極 186 電極 188 電極 190 近Yカット単結晶ウェハ 191 導波路 192 導波路 193 導波路 194 電極 195 電極 200 Xカット、近Z軸方向伝播の2×2ディジタル
光スイッチ 201 非対称Y分岐導波路 202 対称Y分岐導波路 203 電極 204 電極 205 電極 210 近Yカット近Z軸方向伝播モードの分類スイッ
チ 211 非対称Y分岐導波路 212 対称Y分岐導波路 213 電極 214 電極

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気光学材料のXカット単結晶ウェハ
    と、前記ウェハの上面にある第1の導波路であって、前
    記ウェハのZ軸にほぼ平行な軸を有する前記第1の導波
    路と、前記ウェハの上面にある第2およぴ第3の導波路
    であって、前記第1の導波路と、前記第2および第3の
    導波路とは、それぞれY字形状の脚および腕の方向をも
    って互いに交差する前記第2および第3の導波路と、前
    記第2および第3の導波路に隣接し、かつ、前記第2お
    よび第3の導波路により実質的に境界が定められる第1
    の電極と、第2および第3の電極であって、前記第2お
    よび第3の導波路に隣接し、かつ、前記第2および第3
    の電極の各々は前記第2および第3の導波路の一方を間
    において、前記第1の電極に対向する前記第2および第
    3の電極とを包含する光スイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光スイッチにおいて、前
    記電気光学材料は偏光依存材料を含む光スイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光スイッチにおいて、前
    記第1、第2および第3の導波路はLiNbO3 により
    構成されている光スイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光スイッチにおいて、前
    記第2および第3の電極は電気的に接地されている光ス
    イッチ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の光スイッチにおいて、前
    記第1の電極に電圧が印加される光スイッチ。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の光スイッチにおいて、前
    記第2および第3の電極に電圧が印加される光スイッ
    チ。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の光スイッチにおいて、前
    記第1の電極は電気的に接地されている光スイッチ。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の光スイッチにおいて、前
    記第1の導波路の前記軸は、前記ウェハの前記Z軸に対
    して鋭角をなしている光スイッチ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の光スイッチにおいて、前
    記鋭角は0〜20°の範囲内の値である光スイッチ。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の光スイッチにおいて、
    前記鋭角はほぼ10°である光スイッチ。
  11. 【請求項11】 電気光学材料の近Yカット単結晶ウェ
    ハと、前記ウェハの上面にある第1の導波路であって、
    前記ウェハのZ軸にほぼ平行な軸を有する第1の導波路
    と、前記ウェハの上面にある第2および第3の導波路で
    あって、前記第1の導波路と、前記第2および第3の出
    力導波路とは、それぞれY字形状の脚および腕の方向を
    もって互いに交差する前記第2および第3の導波路と、
    前記第2の導波路に隣接し、かつ、実質的に該第2の導
    波路に重なるように配置された第1の電極と、前記第3
    の導波路に隣接し、かつ、実質的に該第3の導波路に重
    なるように配置された第2の電極とを包含する光スイッ
    チ。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の光スイッチにおい
    て、前記電気光学材料は偏光依存材料を含む光スイッ
    チ。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の光スイッチにおい
    て、前記電気光学材料はLiNbO3 を含む光スイッ
    チ。
  14. 【請求項14】 請求項11記載の光スイッチにおい
    て、前記第2の電極は電気的に接地されている光スイッ
    チ。
  15. 【請求項15】 請求項11記載の光スイッチにおい
    て、前記第1の電極に電圧が印加される光スイッチ。
  16. 【請求項16】 請求項11記載の光スイッチにおい
    て、前記第2の電極に電圧が印加される光スイッチ。
  17. 【請求項17】 請求項11記載の光スイッチにおい
    て、前記第1の電極は電気的に接地されている光スイッ
    チ。
  18. 【請求項18】 請求項11記載の光スイッチにおい
    て、前記第1の導波路の前記軸は、前記ウェハの前記Z
    軸に対して鋭角をなしている光スイッチ。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の光スイッチにおい
    て、前記鋭角は0〜20°の範囲内の値である光スイッ
    チ。
  20. 【請求項20】 請求項18記載の光スイッチにおい
    て、前記鋭角はほぼ10°である光スイッチ。
  21. 【請求項21】 請求項11記載の光スイッチにおい
    て、前記材料のY軸は、前記ウェハの上面の法線に対し
    て、第2の鋭角をなすことにより前記近Yカットを形成
    する光スイッチ。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の光スイッチにおい
    て、前記第2の鋭角は0〜20°の範囲内の値である光
    スイッチ。
  23. 【請求項23】 請求項21記載の光スイッチにおい
    て、前記第2の鋭角はほぼ10°である光スイッチ。
  24. 【請求項24】 請求項11記載の光スイッチにおい
    て、前記ウェハのX軸は、前記ウェハの上面内にある光
    スイッチ。
  25. 【請求項25】 電気光学材料のXカット単結晶ウェハ
    と、前記ウェハの上面にある第1、第2、第3および第
    4の導波路であって、それぞれX字形状の腕の方向をも
    って互いに交差し、かつ、前記第1および第2の導波路
    のそれぞれに対し、更に前記第3および第4の導波路の
    それぞれに対し、ほぼ対称的に位置し、かつ前記ウェハ
    のZ軸とほぼ平行な軸を有する前記第1、第2、第3お
    よび第4の導波路と、前記第3および第4の導波路に隣
    接し、かつ、前記第3および第4の導波路により実質的
    に境界が定められる第1の電極と、第2および第3の電
    極であって、前記第3および第4の導波路に隣接し、か
    つ、前記第2および第3の電極の各々は前記第3および
    第4の導波路の一方を間において、前記第1の電極に対
    向する前記第2および第3の電極とを包含する2×2光
    スイッチ。
  26. 【請求項26】 請求項25記載の光スイッチにおい
    て、前記電気光学材料は偏光依存材料を含む光スイッ
    チ。
  27. 【請求項27】 請求項25記載の光スイッチにおい
    て、前記第1、第2、第3および第4の導波路はLiN
    bO3 により構成されている光スイッチ。
  28. 【請求項28】 請求項25記載の光スイッチにおい
    て、前記第2および第3の電極は電気的に接地されてい
    る光スイッチ。
  29. 【請求項29】 請求項25記載の光スイッチにおい
    て、前記第1の電極に電圧が印加される光スイッチ。
  30. 【請求項30】 請求項25記載の光スイッチにおい
    て、前記第2および第3の電極に電圧が印加される光ス
    イッチ。
  31. 【請求項31】 請求項25記載の光スイッチにおい
    て、前記第1の電極は電気的に接地されている光スイッ
    チ。
  32. 【請求項32】 請求項25記載の光スイッチにおい
    て、前記ほぼ対称的に位置する軸は、前記ウェハのZ軸
    に対して鋭角をなしている光スイッチ。
  33. 【請求項33】 請求項32記載の光スイッチにおい
    て、前記鋭角は0〜20°の範囲内の値である光スイッ
    チ。
  34. 【請求項34】 請求項32記載の光スイッチにおい
    て、前記鋭角はほぼ10°である光スイッチ。
  35. 【請求項35】 電気光学材料の近Yカット単結晶ウェ
    ハと、前記ウェハの上面にある第1、第2、第3および
    第4の導波路であって、それぞれがX字形状の腕の方向
    をもって互いに交差し、かつ、前記第1および第2の導
    波路のそれぞれに対し、更に前記第3および第4の導波
    路のそれぞれに対し、ほぼ対称的に位置し、かつ、前記
    ウェハのZ軸とほぼ平行な軸を有する前記第1、第2、
    第3および第4の導波路と、前記第3の導波路に隣接
    し、かつ、実質的に該第3の導波路に重なるように配置
    された第1の電極と、前記第4の導波路に隣接し、か
    つ、実質的に該第4の導波路に重なるように配置された
    第2電極とを包含する2×2光スイッチ。
  36. 【請求項36】 請求項35記載の光スイッチにおい
    て、電気光学材料は偏光依存材料を含む光スイッチ。
  37. 【請求項37】 請求項36記載の光スイッチにおい
    て、前記電気光学材料はNiNbO3 を含む光スイッ
    チ。
  38. 【請求項38】 請求項35記載の光スイッチにおい
    て、前記第2の電極は電気的に接地されている光スイッ
    チ。
  39. 【請求項39】 請求項35記載の光スイッチにおい
    て、前記第1の電極に電圧が印加される光スイッチ。
  40. 【請求項40】 請求項35記載の光スイッチにおい
    て、前記第2の電極に電圧が印加される光スイッチ。
  41. 【請求項41】 請求項35記載の光スイッチにおい
    て、前記第1の電極は電気的に接地されている光スイッ
    チ。
  42. 【請求項42】 請求項35記載の光スイッチにおい
    て、前記ほぼ対称的に位置する軸は、前記ウェハのZ軸
    に対して鋭角をなしている光スイッチ。
  43. 【請求項43】 請求項42記載の光スイッチにおい
    て、前記鋭角は0〜20°の範囲内の値である光スイッ
    チ。
  44. 【請求項44】 請求項42記載の光スイッチにおい
    て、前記鋭角はほぼ10°である光スイッチ。
  45. 【請求項45】 請求項35記載の光スイッチにおい
    て、前記材料のY軸は、前記ウェハの上面の法線に対し
    て、第2の鋭角をなすことにより前記近Yカットを形成
    する光スイッチ。
  46. 【請求項46】 請求項45記載の光スイッチにおい
    て、前記第2の鋭角は0〜20°の範囲内の値である光
    スイッチ。
  47. 【請求項47】 請求項45記載の光スイッチにおい
    て、前記第2の鋭角はほぼ10°である光スイッチ。
  48. 【請求項48】 請求項35記載の光スイッチにおい
    て、前記ウェハのX軸は、前記ウェハの上面内にある光
    スイッチ。
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