JPH06194438A - Ｇｐｓ受信機 - Google Patents
Ｇｐｓ受信機Info
- Publication number
- JPH06194438A JPH06194438A JP4357593A JP35759392A JPH06194438A JP H06194438 A JPH06194438 A JP H06194438A JP 4357593 A JP4357593 A JP 4357593A JP 35759392 A JP35759392 A JP 35759392A JP H06194438 A JPH06194438 A JP H06194438A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antennas
- signal reception
- receiving
- receiver
- reception level
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アンテナ故障時の無駄な受信レベル確認を回
避して測位開始までの時間の短縮を実現する。 【構成】 ＧＰＳ受信機はＧＰＳ衛星からの送信信号を
受信する複数のアンテナ１１、２１を備えている。演算
処理回路５は電圧Ｖｂ，Ｖｃにより各アンテナ１１，２
１の故障を検出し、切替スイッチ３の切替えを中止して
故障したアンテナ１１，２１の信号受信を中止する。故
障したアンテナ１１，２１の信号受信を中止するから、
無駄な受信レベルの確認はなされず、測位開始までの時
間が短縮される。
避して測位開始までの時間の短縮を実現する。 【構成】 ＧＰＳ受信機はＧＰＳ衛星からの送信信号を
受信する複数のアンテナ１１、２１を備えている。演算
処理回路５は電圧Ｖｂ，Ｖｃにより各アンテナ１１，２
１の故障を検出し、切替スイッチ３の切替えを中止して
故障したアンテナ１１，２１の信号受信を中止する。故
障したアンテナ１１，２１の信号受信を中止するから、
無駄な受信レベルの確認はなされず、測位開始までの時
間が短縮される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はＧＰＳ（グローバル ポ
ジショニング システム）衛星からの送信信号を受信し
て自己の位置、高度等を知るＧＰＳ受信機に関し、特に
複数の受信アンテナを設けたダイバーシティ方式のＧＰ
Ｓ受信機に関する。
ジショニング システム）衛星からの送信信号を受信し
て自己の位置、高度等を知るＧＰＳ受信機に関し、特に
複数の受信アンテナを設けたダイバーシティ方式のＧＰ
Ｓ受信機に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＧＰＳ受信機は、地球周回軌道に打ち上
げられた複数のＧＰＳ衛星からそれぞれ送信される軌道
情報と電波発射時刻のデータを受信して、測位計算を行
うことにより自己の位置と高度等を確定できるもので、
車両のナビゲーションシステム等への利用が考えられて
いる。
げられた複数のＧＰＳ衛星からそれぞれ送信される軌道
情報と電波発射時刻のデータを受信して、測位計算を行
うことにより自己の位置と高度等を確定できるもので、
車両のナビゲーションシステム等への利用が考えられて
いる。
【０００３】かかるＧＰＳ受信機を車両に搭載する場
合、受信用のアンテナを複数設けて（例えば特開平１−
３１４９８２号）、走行時のＧＰＳ衛星との相対位置変
化に伴い受信可能なアンテナに切り換えるダイバーシテ
ィ方式が注目されている。
合、受信用のアンテナを複数設けて（例えば特開平１−
３１４９８２号）、走行時のＧＰＳ衛星との相対位置変
化に伴い受信可能なアンテナに切り換えるダイバーシテ
ィ方式が注目されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ＧＰＳ衛星
からの発信周波数は１５７５．４２ＭＨｚと一定である
が、車両に達するまでにドップラーシフトを生じ、ある
いはＧＰＳ受信機の内蔵時計が衛星搭載の時計とずれて
いる場合等に、受信周波数を変更してサーチする必要が
ある。
からの発信周波数は１５７５．４２ＭＨｚと一定である
が、車両に達するまでにドップラーシフトを生じ、ある
いはＧＰＳ受信機の内蔵時計が衛星搭載の時計とずれて
いる場合等に、受信周波数を変更してサーチする必要が
ある。
【０００５】すなわち、各アンテナについて受信レベル
が充分であるか確認し、いずれも充分でない場合にはサ
ーチ周波数を変更する。この変更は２０回程度必要な場
合もあり、変更毎の受信レベルの確認に５秒程度要する
ことから、測位開始までの時間が増大する原因になって
いる。
が充分であるか確認し、いずれも充分でない場合にはサ
ーチ周波数を変更する。この変更は２０回程度必要な場
合もあり、変更毎の受信レベルの確認に５秒程度要する
ことから、測位開始までの時間が増大する原因になって
いる。
【０００６】特に一部のアンテナが短絡や断線で故障し
た場合には、かかるアンテナについては受信レベルの確
認は全く無駄である。また、断線したアンテナで受信を
行うとノイズ等により受信機が誤作動するという不具合
もある。
た場合には、かかるアンテナについては受信レベルの確
認は全く無駄である。また、断線したアンテナで受信を
行うとノイズ等により受信機が誤作動するという不具合
もある。
【０００７】本発明はかかる背景に鑑みてなされたもの
で、アンテナ故障時の無駄な受信レベル確認を回避して
測位開始までの時間の短縮を実現したＧＰＳ受信機を提
供することを目的とする。
で、アンテナ故障時の無駄な受信レベル確認を回避して
測位開始までの時間の短縮を実現したＧＰＳ受信機を提
供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を説明する
と、複数のＧＰＳ衛星からの送信信号を受信する複数の
アンテナ１１、２１を備えたダイバーシティ方式のＧＰ
Ｓ受信機において、上記各アンテナ１１，２１の故障を
検出する手段７１，７２と、故障が検出されたアンテナ
１１，２１の信号受信を中止する手段５とを具備してい
る。
と、複数のＧＰＳ衛星からの送信信号を受信する複数の
アンテナ１１、２１を備えたダイバーシティ方式のＧＰ
Ｓ受信機において、上記各アンテナ１１，２１の故障を
検出する手段７１，７２と、故障が検出されたアンテナ
１１，２１の信号受信を中止する手段５とを具備してい
る。
【０００９】
【作用】上記構成においては、アンテナ１１，２１の故
障を検出し、故障したアンテナ１，２１については信号
受信を中止するから、無駄な受信レベルの確認はなされ
ず、測位開始までの時間が短縮される。
障を検出し、故障したアンテナ１，２１については信号
受信を中止するから、無駄な受信レベルの確認はなされ
ず、測位開始までの時間が短縮される。
【００１０】また、断線したアンテナの信号受信が中止
されることにより、ノイズによる受信機の誤作動の問題
は生じない。
されることにより、ノイズによる受信機の誤作動の問題
は生じない。
【００１１】
【実施例１】図１において、受信機には第１系統と第２
系統の受信部１，２が設けられ、各受信部１，２はそれ
ぞれプリアンプを付設した受信アンテナ１１，２１と、
該受信アンテナ１１，２１が入力接続される高周波増幅
回路１２，２２とを有している。
系統の受信部１，２が設けられ、各受信部１，２はそれ
ぞれプリアンプを付設した受信アンテナ１１，２１と、
該受信アンテナ１１，２１が入力接続される高周波増幅
回路１２，２２とを有している。
【００１２】受信部１，２の後段には切替スイッチ３が
設けられ、選択された増幅信号がデータ復調回路４に入
力する。データ復調回路４ではミキサ部で周波数変換を
行い、続いてスペクトラム逆拡散により信号復調を行っ
て演算処理回路５へ取り込む。演算処理回路５はコンピ
ュータを内蔵しており、復調信号のレベルより受信感度
が充分か確認し、充分でなければ上記切替スイッチ３を
作動せしめて第１系統の受信部１から第２系統の受信部
２へ切替える。いずれの受信部１，２からの復調信号も
充分でない場合には、データ復調回路４のサーチ周波数
を変更して、再び第１系統の受信部２に切替える。
設けられ、選択された増幅信号がデータ復調回路４に入
力する。データ復調回路４ではミキサ部で周波数変換を
行い、続いてスペクトラム逆拡散により信号復調を行っ
て演算処理回路５へ取り込む。演算処理回路５はコンピ
ュータを内蔵しており、復調信号のレベルより受信感度
が充分か確認し、充分でなければ上記切替スイッチ３を
作動せしめて第１系統の受信部１から第２系統の受信部
２へ切替える。いずれの受信部１，２からの復調信号も
充分でない場合には、データ復調回路４のサーチ周波数
を変更して、再び第１系統の受信部２に切替える。
【００１３】電源６は過電流保護用の抵抗７１，７２を
介して各高周波増幅回路１２，２２の入力部に接続され
ており、各抵抗７１，７２に共通の高電位側の電圧Ｖ
ａ、および各抵抗７１，７２毎の低電位側の電圧Ｖｂ，
Ｖｃが演算処理回路５に入力している。しかして、演算
処理回路５は、電圧Ｖｂ，Ｖｃがアンテナ正常作動時の
電圧Ｖｏに等しいか確認し、等しくない場合には後述の
如くアンテナ故障と判定して、このアンテナ１１，２１
を含む受信部１，２への切替えを中止する。
介して各高周波増幅回路１２，２２の入力部に接続され
ており、各抵抗７１，７２に共通の高電位側の電圧Ｖ
ａ、および各抵抗７１，７２毎の低電位側の電圧Ｖｂ，
Ｖｃが演算処理回路５に入力している。しかして、演算
処理回路５は、電圧Ｖｂ，Ｖｃがアンテナ正常作動時の
電圧Ｖｏに等しいか確認し、等しくない場合には後述の
如くアンテナ故障と判定して、このアンテナ１１，２１
を含む受信部１，２への切替えを中止する。
【００１４】なお、この場合、Ｖｂ，Ｖｃ＜Ｖｏであれ
ば短絡故障、Ｖｂ，Ｖｃ＞Ｖａ−Ｖｏ1 であれば断線故
障と判定して、判定結果を後のディーラ等での修理のた
めに記憶しておく。上記電圧Ｖｏはある程度幅のある値
であり、Ｖｏ1 は比較的小さな一定値である。
ば短絡故障、Ｖｂ，Ｖｃ＞Ｖａ−Ｖｏ1 であれば断線故
障と判定して、判定結果を後のディーラ等での修理のた
めに記憶しておく。上記電圧Ｖｏはある程度幅のある値
であり、Ｖｏ1 は比較的小さな一定値である。
【００１５】以下、図２，図３のフローチャートを参照
しつつ、演算処理回路の作動を説明する。ステップ１０
０で電圧Ｖｂ，Ｖｃを入力し、Ｖｂ＝Ｖｏ、Ｖｃ＝Ｖｏ
であれば（ステップ１０１，１０２）、ステップ１０３
〜１０６で第１系統の受信部１での受信を行う。すなわ
ち、ステップ１０４で受信レベルが充分であれば復調し
たデータを入力する。車両の場合は二次元の測位ができ
れば良いから、三つの衛星のデータが必要であり、ステ
ップ１０６でデータが必要数得られたことを確認してス
テップ１１１で測位演算を行う。
しつつ、演算処理回路の作動を説明する。ステップ１０
０で電圧Ｖｂ，Ｖｃを入力し、Ｖｂ＝Ｖｏ、Ｖｃ＝Ｖｏ
であれば（ステップ１０１，１０２）、ステップ１０３
〜１０６で第１系統の受信部１での受信を行う。すなわ
ち、ステップ１０４で受信レベルが充分であれば復調し
たデータを入力する。車両の場合は二次元の測位ができ
れば良いから、三つの衛星のデータが必要であり、ステ
ップ１０６でデータが必要数得られたことを確認してス
テップ１１１で測位演算を行う。
【００１６】ステップ１０４で受信レベルが充分でない
場合には、切替スイッチ３を作動せしめて第２系統の受
信部２での受信に切り替え、以下、ステップ１０８〜ス
テップ１１０を行う。いずれの受信部１，２も受信レベ
ルが充分でない場合には、サーチ周波数を変更してステ
ップ１０８よりステップ１０３へ戻る。
場合には、切替スイッチ３を作動せしめて第２系統の受
信部２での受信に切り替え、以下、ステップ１０８〜ス
テップ１１０を行う。いずれの受信部１，２も受信レベ
ルが充分でない場合には、サーチ周波数を変更してステ
ップ１０８よりステップ１０３へ戻る。
【００１７】ステップ１０１でＶｂ＝Ｖｏでない場合に
はステップ１１８（図３）へ進み、Ｖｃ＝Ｖｏであれ
ば、第１系統の受信部１が故障したとして（ステップ１
１９）、以後、受信部１での受信レベルの確認を行うこ
となく、第２系統の受信部２のみで衛星電波の受信を行
い、測位する（ステップ１２０〜１２４）。
はステップ１１８（図３）へ進み、Ｖｃ＝Ｖｏであれ
ば、第１系統の受信部１が故障したとして（ステップ１
１９）、以後、受信部１での受信レベルの確認を行うこ
となく、第２系統の受信部２のみで衛星電波の受信を行
い、測位する（ステップ１２０〜１２４）。
【００１８】上記ステップ１０２でＶｃ＝Ｖｏでない場
合にはステップ１１２へ進み、第２系統の受信部２が故
障したとして（ステップ１１２）、以後、受信部２での
受信レベルの確認を行うことなく、第１系統の受信部１
のみで衛星電波の受信を行い、測位する（ステップ１１
３〜１１７）。
合にはステップ１１２へ進み、第２系統の受信部２が故
障したとして（ステップ１１２）、以後、受信部２での
受信レベルの確認を行うことなく、第１系統の受信部１
のみで衛星電波の受信を行い、測位する（ステップ１１
３〜１１７）。
【００１９】ステップ１１８でＶｃ＝Ｖｏでない場合に
は、両系統の受信部１，２がいずれも故障したとして、
測位演算を中止する（ステップ１２５）。
は、両系統の受信部１，２がいずれも故障したとして、
測位演算を中止する（ステップ１２５）。
【００２０】表１には、第１系統の受信部１が故障した
際の測位に要する時間を本発明（ｔｄ）と従来例（ｔ
ｃ）とで比較したものを示す。表中Ｎはサーチ周波数を
変更する回数である。
際の測位に要する時間を本発明（ｔｄ）と従来例（ｔ
ｃ）とで比較したものを示す。表中Ｎはサーチ周波数を
変更する回数である。
【００２１】本発明では、故障した第１系統の受信部１
については全く受信レベルの確認を行わないから、各サ
ーチ周波数毎にこの確認に要する時間をｔ1 として、サ
ーチ周波数をｎ回変更すると（ｎ＋１）ｔ1 時間だけ測
位に要する時間が短縮される。
については全く受信レベルの確認を行わないから、各サ
ーチ周波数毎にこの確認に要する時間をｔ1 として、サ
ーチ周波数をｎ回変更すると（ｎ＋１）ｔ1 時間だけ測
位に要する時間が短縮される。
【００２２】
【実施例２】なお、本発明は、図４に示す如き、切替ス
イッチ３でアンテナ１１，１２のみを切り替え、高周波
増幅回路８を共通に使用する構成の受信機に適用しても
同様の効果を得ることができる。
イッチ３でアンテナ１１，１２のみを切り替え、高周波
増幅回路８を共通に使用する構成の受信機に適用しても
同様の効果を得ることができる。
【００２３】上記各実施例では、アンテナを二つとした
が、３つ以上設ける場合にも適用できる。
が、３つ以上設ける場合にも適用できる。
【００２４】
【発明の効果】以上の如く、本発明のＧＰＳ受信機によ
れば、故障したアンテナについては受信レベルの確認を
省略することにより、測位演算を迅速に行うことができ
る。
れば、故障したアンテナについては受信レベルの確認を
省略することにより、測位演算を迅速に行うことができ
る。
【００２５】
【表１】
【図１】本発明の一実施例を示す受信機のブロック構成
図である。
図である。
【図２】演算処理回路の処理手順を示すフローチャート
である。
である。
【図３】演算処理回路の処理手順を示すフローチャート
である。
である。
【図４】本発明の他の実施例を示す受信機のブロック構
成図である。
成図である。
１ 第１系統受信部 １１ アンテナ ２ 第２系統受信部 １２ アンテナ ３ 切替スイッチ（信号受信中止手段） ５ 演算処理回路（信号受信中止手段） ７１，７２ 短絡防止用抵抗（アンテナ故障検出手段）
Claims (1)
- 【請求項１】 複数のＧＰＳ衛星からの送信信号を受信
する複数のアンテナを備えたダイバーシティ方式のＧＰ
Ｓ受信機において、上記各アンテナの故障を検出する手
段と、故障が検出されたアンテナの信号受信を中止する
手段とを具備するＧＰＳ受信機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4357593A JPH06194438A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | Ｇｐｓ受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4357593A JPH06194438A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | Ｇｐｓ受信機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06194438A true JPH06194438A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=18454918
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4357593A Pending JPH06194438A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | Ｇｐｓ受信機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06194438A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001096899A1 (fr) * | 2000-06-15 | 2001-12-20 | Seiko Epson Corporation | Systeme de recepteur gps |
| US10097155B2 (en) | 2016-01-25 | 2018-10-09 | Hyundai Motor Company | Power divider |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP4357593A patent/JPH06194438A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001096899A1 (fr) * | 2000-06-15 | 2001-12-20 | Seiko Epson Corporation | Systeme de recepteur gps |
| US6563458B2 (en) | 2000-06-15 | 2003-05-13 | Seiko Epson Corporation | GPS reception system |
| US10097155B2 (en) | 2016-01-25 | 2018-10-09 | Hyundai Motor Company | Power divider |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |