JPH06194415A - 論理回路の試験方法とその装置 - Google Patents
論理回路の試験方法とその装置Info
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- JPH06194415A JPH06194415A JP5263099A JP26309993A JPH06194415A JP H06194415 A JPH06194415 A JP H06194415A JP 5263099 A JP5263099 A JP 5263099A JP 26309993 A JP26309993 A JP 26309993A JP H06194415 A JPH06194415 A JP H06194415A
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- fault
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- processor
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F11/00—Error detection; Error correction; Monitoring
- G06F11/22—Detection or location of defective computer hardware by testing during standby operation or during idle time, e.g. start-up testing
- G06F11/26—Functional testing
- G06F11/261—Functional testing by simulating additional hardware, e.g. fault simulation
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パイプラインハードウエアアクセリレータに
おける並行故障シミュレーション(模擬)に関するデー
タ記録を制御する方法と装置を提供する。 【構成】 論理ゲートおよびメモリブロックの両方を含
む回路のテストベクトルは、候補テストベクトルをコン
ピュータ模擬において良品回路および故障回路に適用す
ることにより評価される。ゲートの機能および回路の相
互接続はメモリ内に記憶され、良品回路および故障回路
の動作は並行的に模擬される。故障が素子の部分で認識
できる場合、模擬中に、故障回路内の回路素子の状態を
記憶するためのメモリ記録が作成される。このような記
録は、不要になったときに削除される。その結果、模擬
動作がスピードアップされる。パイプライン状のマルチ
プロセッサは模擬を行うにつれて明らかにされる。パイ
プライン内の第1の分岐は回路内の論理ゲートを模擬
し、第2の分岐はメモリブロックを模擬する。
おける並行故障シミュレーション(模擬)に関するデー
タ記録を制御する方法と装置を提供する。 【構成】 論理ゲートおよびメモリブロックの両方を含
む回路のテストベクトルは、候補テストベクトルをコン
ピュータ模擬において良品回路および故障回路に適用す
ることにより評価される。ゲートの機能および回路の相
互接続はメモリ内に記憶され、良品回路および故障回路
の動作は並行的に模擬される。故障が素子の部分で認識
できる場合、模擬中に、故障回路内の回路素子の状態を
記憶するためのメモリ記録が作成される。このような記
録は、不要になったときに削除される。その結果、模擬
動作がスピードアップされる。パイプライン状のマルチ
プロセッサは模擬を行うにつれて明らかにされる。パイ
プライン内の第1の分岐は回路内の論理ゲートを模擬
し、第2の分岐はメモリブロックを模擬する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は論理素子(例えば、AN
DおよびORゲート)と機能素子(例えば、メモリブロ
ック)の両方を含むデジタル論理回路の故障シミュレー
ションに関する。更に詳細には、本発明は、シミュレー
ションをスピードアップするためパイプラインマルチプ
ロセッサおよびダイナミックメモリを使用することによ
る、該回路内の故障の並行シミュレーションに関する。
DおよびORゲート)と機能素子(例えば、メモリブロ
ック)の両方を含むデジタル論理回路の故障シミュレー
ションに関する。更に詳細には、本発明は、シミュレー
ションをスピードアップするためパイプラインマルチプ
ロセッサおよびダイナミックメモリを使用することによ
る、該回路内の故障の並行シミュレーションに関する。
【0002】
【従来の技術】VLSI集積回路チップの設計の複雑性
が増大するにつれて、このようなチップのテスト方法の
改良が常に求められている。このようなチップの全ての
論理回路およびメモリ回路を網羅的にテストすることは
実際的ではないので、一般的に、チップに、比較的高い
確率で発生する可能性の有る故障を十分に露呈させるこ
とのできる一連のテストベクトルが選択される。製造さ
れたチップのテストにこのような一連のテストベクトル
を使用することにより、存在する故障の全てを高い確率
で検出することができる。
が増大するにつれて、このようなチップのテスト方法の
改良が常に求められている。このようなチップの全ての
論理回路およびメモリ回路を網羅的にテストすることは
実際的ではないので、一般的に、チップに、比較的高い
確率で発生する可能性の有る故障を十分に露呈させるこ
とのできる一連のテストベクトルが選択される。製造さ
れたチップのテストにこのような一連のテストベクトル
を使用することにより、存在する故障の全てを高い確率
で検出することができる。
【0003】好適な一連のテストベクトルの開発におい
て、テストベクトルを故障を有する回路および故障を有
しない回路の両方に入力し、その回路からの出力を比較
することにより、被シミュレーション回路内の所定の故
障に関する所定のテストベクトルを評価することは周知
である。出力が異なればテストベクトルは故障を検出
し、出力が同一であればテストベクトルは故障を検出し
ない。
て、テストベクトルを故障を有する回路および故障を有
しない回路の両方に入力し、その回路からの出力を比較
することにより、被シミュレーション回路内の所定の故
障に関する所定のテストベクトルを評価することは周知
である。出力が異なればテストベクトルは故障を検出
し、出力が同一であればテストベクトルは故障を検出し
ない。
【0004】故障シミュレーションでは、故障注入およ
び出力比較の他に、論理シミュレーションの技法も使用
する。このようなシミュレーションでは、複雑な回路に
ついて非常に多量のデータ処理が必要である。このた
め、追加された演算負荷を短時間内に処理するために、
現存するコンピュータの演算能力を高める必要がある。
この目的を達成するデバイスは例えば、ハードウエアア
クセリレータである。回路シミュレーションで使用され
るこのようなハードウエアアクセリレータの一例は米国
特許第5093920号明細書に開示されている。
び出力比較の他に、論理シミュレーションの技法も使用
する。このようなシミュレーションでは、複雑な回路に
ついて非常に多量のデータ処理が必要である。このた
め、追加された演算負荷を短時間内に処理するために、
現存するコンピュータの演算能力を高める必要がある。
この目的を達成するデバイスは例えば、ハードウエアア
クセリレータである。回路シミュレーションで使用され
るこのようなハードウエアアクセリレータの一例は米国
特許第5093920号明細書に開示されている。
【0005】このようなアクセリレータはパイプライン
状に接続された多数の個別プロセッサを含む。シミュレ
ーションは全体的なシミュレーションアルゴリズムの一
部分を実行する各プロセッサにより行われる。シミュレ
ーションされている各回路内で生じる“事象”に関連す
るメッセージを相互にやり取りすることによりプロセッ
サは通信する。“事象”は回路内の素子の状態の変化で
ある。例えば、ANDゲートの出力が“0”から“1”
へ変化することなどである。
状に接続された多数の個別プロセッサを含む。シミュレ
ーションは全体的なシミュレーションアルゴリズムの一
部分を実行する各プロセッサにより行われる。シミュレ
ーションされている各回路内で生じる“事象”に関連す
るメッセージを相互にやり取りすることによりプロセッ
サは通信する。“事象”は回路内の素子の状態の変化で
ある。例えば、ANDゲートの出力が“0”から“1”
へ変化することなどである。
【0006】パイプラインへメッセージを注入すること
によりシミュレーションは開始され、テストベクトルが
回路へ入力されたときに、回路の入力に生じる事象をシ
ミュレーションする。各事象は再帰的態様で、回路内で
引き続き事象を生起させることができる。このような事
象の全ての影響が被シミュレーション回路内を伝播され
たとき、前記のようなテストベクトルに関する回路の出
力が記録される。
によりシミュレーションは開始され、テストベクトルが
回路へ入力されたときに、回路の入力に生じる事象をシ
ミュレーションする。各事象は再帰的態様で、回路内で
引き続き事象を生起させることができる。このような事
象の全ての影響が被シミュレーション回路内を伝播され
たとき、前記のようなテストベクトルに関する回路の出
力が記録される。
【0007】回路内の複数の故障をシミュレーションす
る方法の一例は、故障の無い回路(すなわち“良品”回
路)を一連のテストベクトルでシミュレーションし、各
テストベクトルに対する該回路の出力を決定し、次い
で、故障を注入して(これにより“故障”回路が形成す
る)シミュレーションを繰り返し、それぞれの出力を比
較し、どちらのベクトルが故障を検出したか決定するこ
とからなる。極めて多数の故障および極めて多数のテス
トベクトルをシミュレーションしたい場合、このような
方法は非常に時間がかかり、複雑な回路については非実
用的である。
る方法の一例は、故障の無い回路(すなわち“良品”回
路)を一連のテストベクトルでシミュレーションし、各
テストベクトルに対する該回路の出力を決定し、次い
で、故障を注入して(これにより“故障”回路が形成す
る)シミュレーションを繰り返し、それぞれの出力を比
較し、どちらのベクトルが故障を検出したか決定するこ
とからなる。極めて多数の故障および極めて多数のテス
トベクトルをシミュレーションしたい場合、このような
方法は非常に時間がかかり、複雑な回路については非実
用的である。
【0008】一般的に行われている別の方法は、良品回
路と多数(例えば、1000)の故障回路の並行シミュ
レーションを行うことからなる。適正に組織化されてい
れば、このような並行シミュレーションは、所定の故障
により悪影響を受けない良品回路の所定部分の反復シミ
ュレーションを省く。パイプラインハードウエアアクセ
リレータにおける並行故障シミュレーションは、IEE
E 1989 インターナショナル・テスト・コンファ
レンス(International Test Conference) 講演集の72
7ページに掲載された、プラシマ・アグラワル(Prathim
a Agrawal)らの“パイプライン化マルチプロセッサシス
テムにおける故障シミュレーション(Fault Simulation
in a Pipelined Multiprocessor System) ”と題する論
文中に開示されている。また、並行シミュレーションに
ついては米国特許第4769817号明細書に開示され
ている。
路と多数(例えば、1000)の故障回路の並行シミュ
レーションを行うことからなる。適正に組織化されてい
れば、このような並行シミュレーションは、所定の故障
により悪影響を受けない良品回路の所定部分の反復シミ
ュレーションを省く。パイプラインハードウエアアクセ
リレータにおける並行故障シミュレーションは、IEE
E 1989 インターナショナル・テスト・コンファ
レンス(International Test Conference) 講演集の72
7ページに掲載された、プラシマ・アグラワル(Prathim
a Agrawal)らの“パイプライン化マルチプロセッサシス
テムにおける故障シミュレーション(Fault Simulation
in a Pipelined Multiprocessor System) ”と題する論
文中に開示されている。また、並行シミュレーションに
ついては米国特許第4769817号明細書に開示され
ている。
【0009】回路故障の影響をシミュレーションする別
の問題は、機能回路(例えば、メモリブロック,プログ
ラマブルゲートアレーおよびその他のマルチプルインプ
ットとマルチプルアウトプットの組合わせ)または順次
回路における前記のような故障の影響のシミュレーショ
ンである。レジスタ、ランダムアクセスメモリおよびリ
ードオンリメモリなどのようなメモリブロックは一般的
に、VLSI回路内に存在し、このような回路の故障シ
ミュレーションは、このようなメモリブロックを考慮す
ることなしに、完了と見做すことはできない。
の問題は、機能回路(例えば、メモリブロック,プログ
ラマブルゲートアレーおよびその他のマルチプルインプ
ットとマルチプルアウトプットの組合わせ)または順次
回路における前記のような故障の影響のシミュレーショ
ンである。レジスタ、ランダムアクセスメモリおよびリ
ードオンリメモリなどのようなメモリブロックは一般的
に、VLSI回路内に存在し、このような回路の故障シ
ミュレーションは、このようなメモリブロックを考慮す
ることなしに、完了と見做すことはできない。
【0010】メモリブロックまたはその他の機能回路自
体における故障は必ずしも考慮する必要はなく、メモリ
ブロックの外部の故障のメモリブロックに対する影響を
シミュレーションするだけでも十分である。回路内のメ
モリブロックのシミュレーションは、1989年に英国
のオックスフォードで開催されたハードウエアアクセリ
レータに関する国際ワークショップの講演集に掲載され
たプラシマ・アグラワル(Prathima Agrawal)らの“MA
RSアクセリレータにおける機能メモリブロックのモデ
ル化とシミュレーション”と題する論文中に開示されて
いる。メモリブロックの故障シミュレーションは前記の
論文中でそれとなく簡単に言及されている。
体における故障は必ずしも考慮する必要はなく、メモリ
ブロックの外部の故障のメモリブロックに対する影響を
シミュレーションするだけでも十分である。回路内のメ
モリブロックのシミュレーションは、1989年に英国
のオックスフォードで開催されたハードウエアアクセリ
レータに関する国際ワークショップの講演集に掲載され
たプラシマ・アグラワル(Prathima Agrawal)らの“MA
RSアクセリレータにおける機能メモリブロックのモデ
ル化とシミュレーション”と題する論文中に開示されて
いる。メモリブロックの故障シミュレーションは前記の
論文中でそれとなく簡単に言及されている。
【0011】パイプライン化ハードウエアアクセリレー
タにおける、機能回路を有するまたは有しない、複雑な
回路について、並行故障シミュレーションを実施する場
合、データの記憶および処理問題を取り扱う効率的な方
法を見いだすことが望ましい。メモリブロック内に記憶
されるデータに対する外部故障の影響を突き止めなけれ
ばならないので、メモリブロックのような機能回路が含
まれる場合、前記のような問題は一層面倒なものにな
る。
タにおける、機能回路を有するまたは有しない、複雑な
回路について、並行故障シミュレーションを実施する場
合、データの記憶および処理問題を取り扱う効率的な方
法を見いだすことが望ましい。メモリブロック内に記憶
されるデータに対する外部故障の影響を突き止めなけれ
ばならないので、メモリブロックのような機能回路が含
まれる場合、前記のような問題は一層面倒なものにな
る。
【0012】故障シミュレーションにおける処理の殆ど
は、様々な回路素子に対する所定の故障の影響に関する
データ記録をサーチすることである。従って、シミュレ
ーションの初期に生成され、もはや不要になった記録を
削除することにより、サーチに要する時間を最小にし、
更に、このような記録に必要な記憶量を最小にすること
が望ましい。
は、様々な回路素子に対する所定の故障の影響に関する
データ記録をサーチすることである。従って、シミュレ
ーションの初期に生成され、もはや不要になった記録を
削除することにより、サーチに要する時間を最小にし、
更に、このような記録に必要な記憶量を最小にすること
が望ましい。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、パイプラインハードウエアアクセリレータにおける
並行故障シミュレーションに関するデータ記録をコント
ロールする効率的な方法および装置を提供することであ
る。
は、パイプラインハードウエアアクセリレータにおける
並行故障シミュレーションに関するデータ記録をコント
ロールする効率的な方法および装置を提供することであ
る。
【0014】本発明の別の目的は、メモリブロックのよ
うな機能回路が被シミュレーション回路内に含まれる場
合にも適用可能な故障シミュレーションの前記のような
方法および装置を提供することである。
うな機能回路が被シミュレーション回路内に含まれる場
合にも適用可能な故障シミュレーションの前記のような
方法および装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】論理ゲートおよびメモリ
ブロックの両方を含む回路のテストベクトルは、候補テ
ストベクトルをコンピュータシミュレーションにおいて
良品回路および故障回路に適用することにより評価され
る。ゲートの機能および回路の相互接続はメモリ内に記
憶され、良品回路および故障回路の動作は並行的にシミ
ュレーションされる。
ブロックの両方を含む回路のテストベクトルは、候補テ
ストベクトルをコンピュータシミュレーションにおいて
良品回路および故障回路に適用することにより評価され
る。ゲートの機能および回路の相互接続はメモリ内に記
憶され、良品回路および故障回路の動作は並行的にシミ
ュレーションされる。
【0016】故障が素子の部分で認識できる場合、シミ
ュレーション中に、故障回路内の回路素子の状態を記憶
するためのメモリ記録が作成される。このような記録
は、不要になったときに除去される。その結果、シミュ
レーションがスピードアップされる。パイプライン状の
マルチプロセッサはシミュレーションを行うにつれて明
らかにされる。パイプライン内の第1の分岐は回路内の
論理ゲートをシミュレーションし、第2の分岐はメモリ
ブロックをシミュレーションする。
ュレーション中に、故障回路内の回路素子の状態を記憶
するためのメモリ記録が作成される。このような記録
は、不要になったときに除去される。その結果、シミュ
レーションがスピードアップされる。パイプライン状の
マルチプロセッサはシミュレーションを行うにつれて明
らかにされる。パイプライン内の第1の分岐は回路内の
論理ゲートをシミュレーションし、第2の分岐はメモリ
ブロックをシミュレーションする。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を更に詳細
に説明する。
に説明する。
【0018】本発明を、パイプライン状に配列された多
数の個別プロセッサからなる特定用途または汎用マルチ
コンピュータに関して説明する。このようなマルチコン
ピュータは一般的に、ホストコンピュータで使用するた
めのハードウエアアクセリレータとして構成されてい
る。しかし、所望によりその他のタイプのコンピュータ
を用いて本発明を実現することもできる。
数の個別プロセッサからなる特定用途または汎用マルチ
コンピュータに関して説明する。このようなマルチコン
ピュータは一般的に、ホストコンピュータで使用するた
めのハードウエアアクセリレータとして構成されてい
る。しかし、所望によりその他のタイプのコンピュータ
を用いて本発明を実現することもできる。
【0019】図1は、本発明による並行故障シミュレー
ションで使用するためのパイプライン形状に配列された
マルチコンピュータ100のプロセッサのブロック図で
ある。図示されているように、個別の並行経路または分
岐が論理ゲートおよび機能回路それぞれのシミュレーシ
ョン用に設けられている。機能回路は全てメモリブロッ
クであると仮定して本発明を説明する。言うまでもな
く、本発明はその他の種類の機能回路にも当然適用でき
る。
ションで使用するためのパイプライン形状に配列された
マルチコンピュータ100のプロセッサのブロック図で
ある。図示されているように、個別の並行経路または分
岐が論理ゲートおよび機能回路それぞれのシミュレーシ
ョン用に設けられている。機能回路は全てメモリブロッ
クであると仮定して本発明を説明する。言うまでもな
く、本発明はその他の種類の機能回路にも当然適用でき
る。
【0020】プロセッサ101〜104間のメッセージ
用の主体経路が図示されている。しかし、特定のプロセ
ッサ対間で図示されていない経路も特定の状況下では使
用することができる。その他の経路(図示されていな
い)もホストプロセッサ120とプロセッサ101〜1
14間に設けられている。プロセッサ101〜114は
ホストプロセッサ120で使用するためのハードウエア
アクセリレータの形状をしている。
用の主体経路が図示されている。しかし、特定のプロセ
ッサ対間で図示されていない経路も特定の状況下では使
用することができる。その他の経路(図示されていな
い)もホストプロセッサ120とプロセッサ101〜1
14間に設けられている。プロセッサ101〜114は
ホストプロセッサ120で使用するためのハードウエア
アクセリレータの形状をしている。
【0021】プロセッサ101〜114はそれぞれプロ
グラムメモリ(一般的に、8キロバイト)およびデータ
メモリ(一般的に、4〜8メガバイト)を有する。これ
らはホストプロセッサ120からの要求に応じてダウン
ロードさせることができる。ホストコンピュータ120
について使用できるプロセッサの一例はSun...で
ある。このようなプロセッサ構成に関する代表的なシミ
ュレーション問題は、64000個以下の4−入力論理
ゲート,1000個以下の故障および、...以下の一
連のテストベクトルを含むことができる。
グラムメモリ(一般的に、8キロバイト)およびデータ
メモリ(一般的に、4〜8メガバイト)を有する。これ
らはホストプロセッサ120からの要求に応じてダウン
ロードさせることができる。ホストコンピュータ120
について使用できるプロセッサの一例はSun...で
ある。このようなプロセッサ構成に関する代表的なシミ
ュレーション問題は、64000個以下の4−入力論理
ゲート,1000個以下の故障および、...以下の一
連のテストベクトルを含むことができる。
【0022】プロセッサ101〜114間の機能の分割
は、遂行される機能の複雑性,各機能について必要なデ
ータ記憶量および遂行される機能の順序などに応じて変
化する。幾つかのプロセッサは2以上の機能を果たし、
また、その他のプロセッサはボトルネックを避けるため
に反復させることができる。
は、遂行される機能の複雑性,各機能について必要なデ
ータ記憶量および遂行される機能の順序などに応じて変
化する。幾つかのプロセッサは2以上の機能を果たし、
また、その他のプロセッサはボトルネックを避けるため
に反復させることができる。
【0023】シミュレーションすべき論理回路は基本的
要素により示されている。各要素は4個の入力端子と1
個の出力端子を有する。このような各端子は4個の状
態、“0”,“1”,不明または不使用のうちの何れか
一つである。5個以上の入力端を有する論理ゲートおよ
び5個以上の入力端子および/または2個以上の出力端
子を有する機能回路(例えば、メモリブロック)は前記
のような原始素子の群として示されている。従って、8
−入力ANDゲートは3個の原始素子、例えば、2−入
力ANDゲートの入力端に接続された出力端子を有する
2個の4−入力ANDゲートにより示される。
要素により示されている。各要素は4個の入力端子と1
個の出力端子を有する。このような各端子は4個の状
態、“0”,“1”,不明または不使用のうちの何れか
一つである。5個以上の入力端を有する論理ゲートおよ
び5個以上の入力端子および/または2個以上の出力端
子を有する機能回路(例えば、メモリブロック)は前記
のような原始素子の群として示されている。従って、8
−入力ANDゲートは3個の原始素子、例えば、2−入
力ANDゲートの入力端に接続された出力端子を有する
2個の4−入力ANDゲートにより示される。
【0024】メモリブロックも同様な要素により示され
る。例えば、コントロール用の3ライン,アドレス用の
8入力ライン,データ用の8入力ラインおよびデータ用
の8出力ラインを有するメモリは5個の原始素子により
示すことができる。すなわち、3コントロールライン用
の第1の原始素子,8アドレスライン用の第2および第
3の原始素子およびデータ入力とデータ出力用の第4お
よび第5の原始素子からなる。第1の原始素子における
1個の入力端子および出力端子は使用されず、また、第
2および第3の原始素子の出力端子は使用されない。
る。例えば、コントロール用の3ライン,アドレス用の
8入力ライン,データ用の8入力ラインおよびデータ用
の8出力ラインを有するメモリは5個の原始素子により
示すことができる。すなわち、3コントロールライン用
の第1の原始素子,8アドレスライン用の第2および第
3の原始素子およびデータ入力とデータ出力用の第4お
よび第5の原始素子からなる。第1の原始素子における
1個の入力端子および出力端子は使用されず、また、第
2および第3の原始素子の出力端子は使用されない。
【0025】この表現構造の結果、論理ゲートおよびメ
モリブロックの状態を示す様々なデータ記録およびテー
ブルと、パイプライン内を循環する様々なメッセージ
は、表現される回路素子のサイズおよびタイプに拘ら
ず、同様なフォーマットを有することができる。
モリブロックの状態を示す様々なデータ記録およびテー
ブルと、パイプライン内を循環する様々なメッセージ
は、表現される回路素子のサイズおよびタイプに拘ら
ず、同様なフォーマットを有することができる。
【0026】各プロセッサの機能を簡単に説明し、その
後、本発明の全体的な動作を詳細に説明する。シミュレ
ーションされている回路のトポロジーは、ホストプロセ
ッサ120により、各回路素子が接続されている点のリ
ストの形でファンアウト(fanout)リストプロセッサにロ
ードされる。このようなファンアウトリストの先頭を指
すポインタはファンアウトポインタプロセッサ103に
記憶される。論理ゲートからメモリブロックの入力端ま
での接続もインタフェースプロセッサ114に記憶され
る。
後、本発明の全体的な動作を詳細に説明する。シミュレ
ーションされている回路のトポロジーは、ホストプロセ
ッサ120により、各回路素子が接続されている点のリ
ストの形でファンアウト(fanout)リストプロセッサにロ
ードされる。このようなファンアウトリストの先頭を指
すポインタはファンアウトポインタプロセッサ103に
記憶される。論理ゲートからメモリブロックの入力端ま
での接続もインタフェースプロセッサ114に記憶され
る。
【0027】回路内の各原始関数のタイプ(すなわち、
AND,NOT)は入力故障/機能プロセッサ107に
記憶される。入力故障/機能プロセッサ107は(i) 故
障回路に関する入力故障を挿入するための事象メッセー
ジを変更する;および(ii)各種ゲートの機能をシミュレ
ーションするという2つの機能を有する。回路内の各メ
モリの特徴はメモリブロックコントロールプロセッサ1
08およびメモリブロック記述子プロセッサ109に記
憶される。
AND,NOT)は入力故障/機能プロセッサ107に
記憶される。入力故障/機能プロセッサ107は(i) 故
障回路に関する入力故障を挿入するための事象メッセー
ジを変更する;および(ii)各種ゲートの機能をシミュレ
ーションするという2つの機能を有する。回路内の各メ
モリの特徴はメモリブロックコントロールプロセッサ1
08およびメモリブロック記述子プロセッサ109に記
憶される。
【0028】(i) 回路素子の入力および出力状態を変更
するメッセージおよび(ii)シミュレーションされている
回路内の故障に関する記録を追加および削除するメッセ
ージの2種類の一般的な事象セッセージがパイプライン
内を循環する。
するメッセージおよび(ii)シミュレーションされている
回路内の故障に関する記録を追加および削除するメッセ
ージの2種類の一般的な事象セッセージがパイプライン
内を循環する。
【0029】シミュレーションで使用すべき一連のテス
トベクトルはテストベクトル/遅延プロセッサ112に
記憶される。このプロセッサは各回路素子の遅延情報も
記憶する。信号スケジューラ101が協動し、パイプラ
インから受信されたメッセージに応答して事象メッセー
ジをパイプラインへ伝送する。テストベクトルに対する
応答のシミュレーションの開始時点では、このようなメ
ッセージはプロセッサ112で発源する。シミュレーシ
ョンが進むにつれて、このようなメッセージは回路のシ
ミュレーション動作により発生され、事象検出器111
およびその他のプロセッサ内で発源する。信号スケジュ
ーラ101は、このようなメッセージが適正な順序でパ
イプラインに沿って確実に送られるようにするため、事
象メッセージ用の少なくとも2個のキューを維持する。
トベクトルはテストベクトル/遅延プロセッサ112に
記憶される。このプロセッサは各回路素子の遅延情報も
記憶する。信号スケジューラ101が協動し、パイプラ
インから受信されたメッセージに応答して事象メッセー
ジをパイプラインへ伝送する。テストベクトルに対する
応答のシミュレーションの開始時点では、このようなメ
ッセージはプロセッサ112で発源する。シミュレーシ
ョンが進むにつれて、このようなメッセージは回路のシ
ミュレーション動作により発生され、事象検出器111
およびその他のプロセッサ内で発源する。信号スケジュ
ーラ101は、このようなメッセージが適正な順序でパ
イプラインに沿って確実に送られるようにするため、事
象メッセージ用の少なくとも2個のキューを維持する。
【0030】出力ロガー102はシミュレーションされ
ている回路の終極出力端子における信号の状態を記録す
る。テストベクトルに対する応答のシミュレーションが
開始されたとき、事象メッセージは、シミュレーション
されている回路が安定状態になるまで、パイプラインの
回りを伝搬する。シミュレーションのこの時点で、信号
スケジューラ101内の全てのキューは空になり、出力
ロガー102により記録されるようなこのようなテスト
ベクトルの被シミュレーション回路に対する影響はホス
トプロセッサ120へ戻すことができる。
ている回路の終極出力端子における信号の状態を記録す
る。テストベクトルに対する応答のシミュレーションが
開始されたとき、事象メッセージは、シミュレーション
されている回路が安定状態になるまで、パイプラインの
回りを伝搬する。シミュレーションのこの時点で、信号
スケジューラ101内の全てのキューは空になり、出力
ロガー102により記録されるようなこのようなテスト
ベクトルの被シミュレーション回路に対する影響はホス
トプロセッサ120へ戻すことができる。
【0031】論理ゲートに宛てられた事象メッセージ
は、故障除去/メモリ検出プロセッサ105により故障
データプロセッサ106に向けられる。記録のリンクリ
ストは、シミュレーションされている回路内の各論理ゲ
ートについて、プロセッサ106のメモリに記憶され
る。各記録は下記の欄を含む。 fid,入力,注入フラグ,ポインタ
は、故障除去/メモリ検出プロセッサ105により故障
データプロセッサ106に向けられる。記録のリンクリ
ストは、シミュレーションされている回路内の各論理ゲ
ートについて、プロセッサ106のメモリに記憶され
る。各記録は下記の欄を含む。 fid,入力,注入フラグ,ポインタ
【0032】前記の“fid”は、このような記録が関
係する特定の故障を識別する故障識別番号である;“入
力”は論理ゲートの入力端子ピンの信号の状態を記憶す
る;“注入フラグ”は故障が特定の回路素子へ注入され
たときに送られるフラグである;“ポインタ”はリンク
リスト内の次の記録(存在すれば)に対するポインタで
ある。別の記録が良品回路および故障が論理ゲートで
“視認可能”になる各故障回路に関するリンクリストに
保持される。良品回路に付随する記録の故障識別番号は
所定の値(例えば、ゼロ)にセットされる。
係する特定の故障を識別する故障識別番号である;“入
力”は論理ゲートの入力端子ピンの信号の状態を記憶す
る;“注入フラグ”は故障が特定の回路素子へ注入され
たときに送られるフラグである;“ポインタ”はリンク
リスト内の次の記録(存在すれば)に対するポインタで
ある。別の記録が良品回路および故障が論理ゲートで
“視認可能”になる各故障回路に関するリンクリストに
保持される。良品回路に付随する記録の故障識別番号は
所定の値(例えば、ゼロ)にセットされる。
【0033】同様な記録が、各メモリブロックを形成す
る原始素子について、プロセッサ106内に保持され
る。しかし、この記録は、リンクリストに使用されるポ
インタの範囲外の値を有する“ポインタ”欄を有し、こ
れにより、このような記録はメモリブロックの記録とし
て識別できる。
る原始素子について、プロセッサ106内に保持され
る。しかし、この記録は、リンクリストに使用されるポ
インタの範囲外の値を有する“ポインタ”欄を有し、こ
れにより、このような記録はメモリブロックの記録とし
て識別できる。
【0034】故障回路内の故障は、故障がゲートの入力
または出力に注入された場合、または、故障が回路内の
他の場所に位置するために、ゲートに対する入力信号が
良品回路内の対応する信号と異なるものとなる場合に、
ゲートで“視認可能”であると見做される。各ゲートの
リンクリストは、所定の入力ベクトルについてシミュレ
ーションが進行するにつれて、また、シミュレーション
されている故障の作用が回路内を伝搬するにつれて、本
発明により、動的に拡張および収縮できる。
または出力に注入された場合、または、故障が回路内の
他の場所に位置するために、ゲートに対する入力信号が
良品回路内の対応する信号と異なるものとなる場合に、
ゲートで“視認可能”であると見做される。各ゲートの
リンクリストは、所定の入力ベクトルについてシミュレ
ーションが進行するにつれて、また、シミュレーション
されている故障の作用が回路内を伝搬するにつれて、本
発明により、動的に拡張および収縮できる。
【0035】このような拡張および収縮はそれぞれ“発
散(diverge) ”および“収束(converge)”メッセージと
命名されたコントロールメッセージにより生起する。
“発散”メッセージは、故障回路内の入力または出力状
態が異なるか、または、良品回路内の対応する状態から
“発散的”である場合に故障回路に送られる。“収束”
メッセージは、このような状態が同じか、または、“収
束的”である場合に送られる。
散(diverge) ”および“収束(converge)”メッセージと
命名されたコントロールメッセージにより生起する。
“発散”メッセージは、故障回路内の入力または出力状
態が異なるか、または、良品回路内の対応する状態から
“発散的”である場合に故障回路に送られる。“収束”
メッセージは、このような状態が同じか、または、“収
束的”である場合に送られる。
【0036】メモリブロックの入力における信号に関す
る事象メッセージはプロセッサ105によりメモリブロ
ックコントロールプロセッサ108に向けられる。同様
なリンクリストがプロセッサ108,109および11
0内のメモリブロックに記憶される。
る事象メッセージはプロセッサ105によりメモリブロ
ックコントロールプロセッサ108に向けられる。同様
なリンクリストがプロセッサ108,109および11
0内のメモリブロックに記憶される。
【0037】故障は、“0”または“1”でスタックさ
れるゲートの入力端子または出力端子に置き換えて画定
される。例えば、“ゲート36に対する入力番号2”は
“1”でスタックされ、または、ゲート17の出力は
“0”でスタックされる”などのように表現される。シ
ミュレーションされている各故障回路は単一の故障を有
し、下記で説明するように、各故障回路についてマルチ
コンピュータ100内の特定のプロセッサのメモリに多
数回のエントリが行われる。所定の故障に関するこのよ
うな全てのエントリは同じ故障識別番号を有する。
れるゲートの入力端子または出力端子に置き換えて画定
される。例えば、“ゲート36に対する入力番号2”は
“1”でスタックされ、または、ゲート17の出力は
“0”でスタックされる”などのように表現される。シ
ミュレーションされている各故障回路は単一の故障を有
し、下記で説明するように、各故障回路についてマルチ
コンピュータ100内の特定のプロセッサのメモリに多
数回のエントリが行われる。所定の故障に関するこのよ
うな全てのエントリは同じ故障識別番号を有する。
【0038】前記のように、メモリブロック内の故障は
通常シミュレーションされない。メモリブロック内に記
憶された情報に対する外部故障の影響だけが考慮され
る。しかし、このようなメモリブロックの入力または出
力端子の故障をシミュレーションする必要はあるであろ
う。このため、このような故障についてシミュレーショ
ンすべき入力および出力リード線にダミーゲートを挿入
し、そして、故障をこのダミーゲートに関連させること
ができる。この方法により、このような故障に関連する
記録を論理ゲート内の故障に関連する記録と一緒に記憶
させることができ、その結果、シミュレーション中にこ
のような記録へのアクセスを簡単にする。
通常シミュレーションされない。メモリブロック内に記
憶された情報に対する外部故障の影響だけが考慮され
る。しかし、このようなメモリブロックの入力または出
力端子の故障をシミュレーションする必要はあるであろ
う。このため、このような故障についてシミュレーショ
ンすべき入力および出力リード線にダミーゲートを挿入
し、そして、故障をこのダミーゲートに関連させること
ができる。この方法により、このような故障に関連する
記録を論理ゲート内の故障に関連する記録と一緒に記憶
させることができ、その結果、シミュレーション中にこ
のような記録へのアクセスを簡単にする。
【0039】シミュレーションすべき故障のリストはプ
ロセッサ105にロードされる。リスト内の各エントリ
は故障識別番号、故障を有するゲートの番号および故障
が入力故障または出力故障のいずれであるかを含む。ま
た、故障を有するゲートについてプロセッサ106内の
リンクリスト内のこのような故障に関しても作成され、
そして、このゲート内に故障が存在することを示すため
に、このような記録内の注入ビットが使用される。
ロセッサ105にロードされる。リスト内の各エントリ
は故障識別番号、故障を有するゲートの番号および故障
が入力故障または出力故障のいずれであるかを含む。ま
た、故障を有するゲートについてプロセッサ106内の
リンクリスト内のこのような故障に関しても作成され、
そして、このゲート内に故障が存在することを示すため
に、このような記録内の注入ビットが使用される。
【0040】各故障に関するエントリを有するプロセッ
サ110内にポインタテーブルが作成される。このよう
なテーブルは、良品回路および不良回路との間のメモリ
内容の相違点を記憶するのに使用される。入力故障の場
合、故障の位置およびタイプ(“1”におけるスタック
または“0”におけるスタック)がプロセッサ107に
記憶され、また、出力故障の場合、故障の位置およびタ
イプが出力故障プロセッサ113に記憶される。
サ110内にポインタテーブルが作成される。このよう
なテーブルは、良品回路および不良回路との間のメモリ
内容の相違点を記憶するのに使用される。入力故障の場
合、故障の位置およびタイプ(“1”におけるスタック
または“0”におけるスタック)がプロセッサ107に
記憶され、また、出力故障の場合、故障の位置およびタ
イプが出力故障プロセッサ113に記憶される。
【0041】シミュレーションされている論理ゲートお
よびメモリブロックの入力および出力端子における信号
はそれぞれ、“0”,“1”,“不明”または“不使
用”の4つの値のうちのいずれか一つを有する。回路に
関する情報が最初にロードされたとき、一般的に、この
ような信号の状態は全て“不明”状態に初期化される。
よびメモリブロックの入力および出力端子における信号
はそれぞれ、“0”,“1”,“不明”または“不使
用”の4つの値のうちのいずれか一つを有する。回路に
関する情報が最初にロードされたとき、一般的に、この
ような信号の状態は全て“不明”状態に初期化される。
【0042】故障情報および入力ベクトルが前記のよう
にロードされ、そして、シミュレーションが開始した
後、信号スケジューラ101は、経路(図示せず)を経
てメッセージをプロセッサ112に送ることにより、第
1の入力ベクトルを要求する。その後、プロセッサ11
2は、このようなプロセッサに記憶されている第1の入
力ベクトルに基づいて、最初の一連の事象メッセージを
パイプラインに伝送する。この点における各事象メッセ
ージは次の欄からなる。 ソースゲート,fid,cdフラグ,状態,遅延
にロードされ、そして、シミュレーションが開始した
後、信号スケジューラ101は、経路(図示せず)を経
てメッセージをプロセッサ112に送ることにより、第
1の入力ベクトルを要求する。その後、プロセッサ11
2は、このようなプロセッサに記憶されている第1の入
力ベクトルに基づいて、最初の一連の事象メッセージを
パイプラインに伝送する。この点における各事象メッセ
ージは次の欄からなる。 ソースゲート,fid,cdフラグ,状態,遅延
【0043】“ソースゲート”は事象のソースであるゲ
ートの識別(この場合は、回路の入力端子がシミュレー
ションされる)であり、“fid”は故障識別番号であ
り、“cdフラグ”は4状態コントロールフラグであ
り、“状態”はこのようなソースにおける出力信号の状
態であり、“遅延”はこのような信号に関する関連遅延
情報である。これらのメッセージにおいて、故障識別番
号をセットし良品回路を識別する(一般的に、良品回路
を識別するために“ゼロ”が使用される)。また、遅延
情報は遅延が無いことを示す。下記で詳細に説明する
“cdフラグ”は故障回路に関連し、良品回路には使用
されない。
ートの識別(この場合は、回路の入力端子がシミュレー
ションされる)であり、“fid”は故障識別番号であ
り、“cdフラグ”は4状態コントロールフラグであ
り、“状態”はこのようなソースにおける出力信号の状
態であり、“遅延”はこのような信号に関する関連遅延
情報である。これらのメッセージにおいて、故障識別番
号をセットし良品回路を識別する(一般的に、良品回路
を識別するために“ゼロ”が使用される)。また、遅延
情報は遅延が無いことを示す。下記で詳細に説明する
“cdフラグ”は故障回路に関連し、良品回路には使用
されない。
【0044】これらの初期事象メッセージは全て良品回
路に関するものであるとして識別されるので、このよう
なメッセージは出力故障プロセッサ113により、変更
されることなく信号スケジューラ101に追送される。
信号スケジューラ101は、遅延無しに対応する事象キ
ュー内にメッセージをスタックし、その後、このような
キューから出力ロガー102へメッセージを連続的に伝
送する。この点における事象メッセージは信号スケジュ
ーラ101で受信される事象メッセージと同様である
が、“遅延”欄が削除されている。
路に関するものであるとして識別されるので、このよう
なメッセージは出力故障プロセッサ113により、変更
されることなく信号スケジューラ101に追送される。
信号スケジューラ101は、遅延無しに対応する事象キ
ュー内にメッセージをスタックし、その後、このような
キューから出力ロガー102へメッセージを連続的に伝
送する。この点における事象メッセージは信号スケジュ
ーラ101で受信される事象メッセージと同様である
が、“遅延”欄が削除されている。
【0045】出力ロガー102はメッセージを、変更す
ることなく、ファンアウトポインタプロセッサ103へ
送る。通過する各事象メッセージに対して、プロセッサ
103は、事象のソースに関連する故障リストのプロセ
ッサ104内のアドレスを与えるポインタを追加する。
初期メッセージの場合、このようなソースはシミュレー
ションされている回路の入力端子であり、故障リストは
このような入力端子と回路内の特定の回路素子との間の
接続を画定する。従って、プロセッサ103および10
4間のメッセージは次の欄を有する。 ソースゲート,fid,cdフラグ,状態,ポインタ
ることなく、ファンアウトポインタプロセッサ103へ
送る。通過する各事象メッセージに対して、プロセッサ
103は、事象のソースに関連する故障リストのプロセ
ッサ104内のアドレスを与えるポインタを追加する。
初期メッセージの場合、このようなソースはシミュレー
ションされている回路の入力端子であり、故障リストは
このような入力端子と回路内の特定の回路素子との間の
接続を画定する。従って、プロセッサ103および10
4間のメッセージは次の欄を有する。 ソースゲート,fid,cdフラグ,状態,ポインタ
【0046】プロセッサ103から事象メッセージを受
信すると、プロセッサ104は、ポインタにより識別さ
れるファンアウトリスト内で特定される各入力端子につ
いて、ポインタ欄を有しないメッセージのコピーを作成
し、そして、入力ピンおよびそれに関連するファンアウ
トゲートの番号を各メッセージに加える。このような各
メッセージは次の欄を有する。 ソースゲート,ファンアウトゲート,ピン#,fid,
cdフラグ,状態 “ファンアウトゲート”はファンアウトゲートを識別
し、“ピン#”はファンアウトゲート上の適当な入力ピ
ンを識別する。
信すると、プロセッサ104は、ポインタにより識別さ
れるファンアウトリスト内で特定される各入力端子につ
いて、ポインタ欄を有しないメッセージのコピーを作成
し、そして、入力ピンおよびそれに関連するファンアウ
トゲートの番号を各メッセージに加える。このような各
メッセージは次の欄を有する。 ソースゲート,ファンアウトゲート,ピン#,fid,
cdフラグ,状態 “ファンアウトゲート”はファンアウトゲートを識別
し、“ピン#”はファンアウトゲート上の適当な入力ピ
ンを識別する。
【0047】シミュレーションのこの時点における、故
障除去/メモリ検出プロセッサ105の唯一の関連機能
は論理ゲート入力に関する事象メッセージを故障データ
プロセッサ106に向かわせ、メモリブロック入力に関
するメッセージをメモリブロックコントロールプロセッ
サ108に向かわせることである。このため、プロセッ
サ105は“ファンアウトゲート”が論理ゲートである
か、またはメモリブロックに関連する原始素子であるか
を示すテーブルを含む。
障除去/メモリ検出プロセッサ105の唯一の関連機能
は論理ゲート入力に関する事象メッセージを故障データ
プロセッサ106に向かわせ、メモリブロック入力に関
するメッセージをメモリブロックコントロールプロセッ
サ108に向かわせることである。このため、プロセッ
サ105は“ファンアウトゲート”が論理ゲートである
か、またはメモリブロックに関連する原始素子であるか
を示すテーブルを含む。
【0048】図2はプロセッサ105から良品回路に関
する事象メッセージを受信したときの、本発明による故
障データプロセッサ106の動作を示す流れ図である。
図2を参照する。メッセージ内の故障識別番号がチェッ
クされ、これが良品回路を示すものであるか否か決定す
る(ブロック201)。次いで、“ファンアウト要素”
欄で識別される論理ゲートに関するリンクリスト内の
“良品回路”記録の“入力”欄が更新され、事象メッセ
ージ内の“状態”および“ピン#”欄内の情報を反映す
る(ブロック202)。
する事象メッセージを受信したときの、本発明による故
障データプロセッサ106の動作を示す流れ図である。
図2を参照する。メッセージ内の故障識別番号がチェッ
クされ、これが良品回路を示すものであるか否か決定す
る(ブロック201)。次いで、“ファンアウト要素”
欄で識別される論理ゲートに関するリンクリスト内の
“良品回路”記録の“入力”欄が更新され、事象メッセ
ージ内の“状態”および“ピン#”欄内の情報を反映す
る(ブロック202)。
【0049】その後、下記の欄を有する事象メッセージ
がプロセッサ107に送られる(ブロック203)。 ファンアウトゲート,先行入力,現行入力,fid,c
dフラグ ここで、“先行入力”は更新前の“ファンアウトゲー
ト”の入力の状態を含み、“現行入力”は更新後の入力
状態を含み、“fid”はメッセージが良品回路に関す
るものなので、ゼロであり、また、“cdフラグ”はメ
ッセージが良品回路に関するものなので、関係ない。
がプロセッサ107に送られる(ブロック203)。 ファンアウトゲート,先行入力,現行入力,fid,c
dフラグ ここで、“先行入力”は更新前の“ファンアウトゲー
ト”の入力の状態を含み、“現行入力”は更新後の入力
状態を含み、“fid”はメッセージが良品回路に関す
るものなので、ゼロであり、また、“cdフラグ”はメ
ッセージが良品回路に関するものなので、関係ない。
【0050】次いで、“ファンアウトゲート”で識別さ
れるゲートで視認可能な全ての故障に対する事象メッセ
ージの影響が考慮される。前記のように、故障が回路素
子に存在するか、または、故障が別の素子に存在する結
果として良品回路内の対応する位置に関する素子の入力
および出力状態を変更すれば、故障は回路素子において
“視認可能”である。回路素子における視認可能故障
は、このような回路素子に関するリンクリスト内の当該
故障に関する記録を作成する。
れるゲートで視認可能な全ての故障に対する事象メッセ
ージの影響が考慮される。前記のように、故障が回路素
子に存在するか、または、故障が別の素子に存在する結
果として良品回路内の対応する位置に関する素子の入力
および出力状態を変更すれば、故障は回路素子において
“視認可能”である。回路素子における視認可能故障
は、このような回路素子に関するリンクリスト内の当該
故障に関する記録を作成する。
【0051】このような素子の端子のうちの一つにおけ
る故障の場合、このような故障記録は、前記のように、
シミュレーションされている故障がシステム内に入力さ
れる時点で作成される。回路内の別の場所における故障
の場合、このような故障記録は、故障がシミュレーショ
ン中に視認可能になる時点で作成される。従って、この
ような故障記録が存在する場合、各記録を処理し、この
ような故障に対する現行メッセージの影響を決定しなけ
ればならない(ブロック204)。
る故障の場合、このような故障記録は、前記のように、
シミュレーションされている故障がシステム内に入力さ
れる時点で作成される。回路内の別の場所における故障
の場合、このような故障記録は、故障がシミュレーショ
ン中に視認可能になる時点で作成される。従って、この
ような故障記録が存在する場合、各記録を処理し、この
ような故障に対する現行メッセージの影響を決定しなけ
ればならない(ブロック204)。
【0052】このような各故障記録について、同じ故障
がソースゲートで視認可能か否か決定する(ブロック2
11)。これは、このような記録から故障識別番号に注
目し、そして、同じ故障識別番号が存在するか否か決定
するためにソースゲートに関するリンクリストをサーチ
することにより行われる。存在しなければ、その後、追
加記録の“入力”欄を現行メッセージに従って更新する
(ブロック212)。同一の故障がソースゲートに存在
する場合、更新は行われない。なぜなら、このような故
障記録はこのような記録に特に関連するメッセージによ
り更新されるからである。
がソースゲートで視認可能か否か決定する(ブロック2
11)。これは、このような記録から故障識別番号に注
目し、そして、同じ故障識別番号が存在するか否か決定
するためにソースゲートに関するリンクリストをサーチ
することにより行われる。存在しなければ、その後、追
加記録の“入力”欄を現行メッセージに従って更新する
(ブロック212)。同一の故障がソースゲートに存在
する場合、更新は行われない。なぜなら、このような故
障記録はこのような記録に特に関連するメッセージによ
り更新されるからである。
【0053】次いで、問題の故障が現行論理ゲートの端
子のうちの一つに存在するか否か決定するために、故障
記録内の“注入フラグ”欄をテストする。問題の故障が
現行論理ゲートの端子のうちの一つに存在する場合、
“発散”メッセージを送る(ブロック215)。このメ
ッセージは、シミュレーション中に故障が視認可能にな
る回路素子に関するリンクリストへ追加故障記録を追加
させる。問題の故障が現行論理ゲートの端子のうちの一
つに存在しない場合、故障記録内の“入力”欄と良品回
路に関する記録を比較し、入力状態が2つの場合につい
て相違しているか否か決定する(ブロック214)。
子のうちの一つに存在するか否か決定するために、故障
記録内の“注入フラグ”欄をテストする。問題の故障が
現行論理ゲートの端子のうちの一つに存在する場合、
“発散”メッセージを送る(ブロック215)。このメ
ッセージは、シミュレーション中に故障が視認可能にな
る回路素子に関するリンクリストへ追加故障記録を追加
させる。問題の故障が現行論理ゲートの端子のうちの一
つに存在しない場合、故障記録内の“入力”欄と良品回
路に関する記録を比較し、入力状態が2つの場合につい
て相違しているか否か決定する(ブロック214)。
【0054】状態が相違している場合、故障は視認可能
であり、“発散”メッセージが送られる(ブロック21
5)。状態が同一であれば、故障は現行ゲートでは視認
することができず、故障記録はリンクリストから除去さ
れ(ブロック216)、そして、“収束”メッセージが
送られる(ブロック217)。“収束”メッセージは、
故障がシミュレーションの早い段階で視認可能であった
その他の回路素子に関するリンクリストから故障記録を
除去させる。
であり、“発散”メッセージが送られる(ブロック21
5)。状態が同一であれば、故障は現行ゲートでは視認
することができず、故障記録はリンクリストから除去さ
れ(ブロック216)、そして、“収束”メッセージが
送られる(ブロック217)。“収束”メッセージは、
故障がシミュレーションの早い段階で視認可能であった
その他の回路素子に関するリンクリストから故障記録を
除去させる。
【0055】“発散”および“収束”メッセージは、故
障に関するメッセージにのみ関連するcdフラグにより
それなりに識別される。このようなフラグは次の4種類
の状態を有する、“発散”,“収束”,“更新”および
“検出”。“更新”および“検出”状態を用いるメッセ
ージを下記に説明する。プロセッサ106からの“発
散”および“収束”メッセージはそれぞれ次のフォーマ
ットを有する。 ファンアウトゲート,先行入力,現行入力,fid,c
dフラグ これらは良品回路について送られた事象メッセージ(ブ
ロック203)と同じフォーマットである。但し、“f
id”欄は故障回路を識別し、また、“cdフラグ”欄
は送られているメッセージの種類を識別する。“発散”
および“収束”メッセージは状態を更新せず、リンクリ
ストからの故障に関する記録を追加または削除するだけ
である。
障に関するメッセージにのみ関連するcdフラグにより
それなりに識別される。このようなフラグは次の4種類
の状態を有する、“発散”,“収束”,“更新”および
“検出”。“更新”および“検出”状態を用いるメッセ
ージを下記に説明する。プロセッサ106からの“発
散”および“収束”メッセージはそれぞれ次のフォーマ
ットを有する。 ファンアウトゲート,先行入力,現行入力,fid,c
dフラグ これらは良品回路について送られた事象メッセージ(ブ
ロック203)と同じフォーマットである。但し、“f
id”欄は故障回路を識別し、また、“cdフラグ”欄
は送られているメッセージの種類を識別する。“発散”
および“収束”メッセージは状態を更新せず、リンクリ
ストからの故障に関する記録を追加または削除するだけ
である。
【0056】プロセッサ107に送られるメッセージの
他に、プロセッサ106は“発散”および“収束”メッ
セージもインタフェースプロセッサ114に送る。これ
らのメッセージは、プロセッサ108および109内の
シミュレーションされているメモリブロックに対する入
力ラインに関連するファンインフラグを更新するのに使
用される。プロセッサ114の動作およびこのようなフ
ラグの動作を以下説明する。
他に、プロセッサ106は“発散”および“収束”メッ
セージもインタフェースプロセッサ114に送る。これ
らのメッセージは、プロセッサ108および109内の
シミュレーションされているメモリブロックに対する入
力ラインに関連するファンインフラグを更新するのに使
用される。プロセッサ114の動作およびこのようなフ
ラグの動作を以下説明する。
【0057】入力故障/機能評価プロセッサ107はプ
ロセッサ106から受信されたメッセージを次の形式に
変換する。 ソースゲート,先行状態,現行状態,fid,cdフラ
グ ここで、“ソースゲート”は受信メッセージにおける
“ファンアウトゲート”欄で識別されるゲートと同一で
ある。このような変換は、“先行入力”および“現行入
力”欄の値を“ソースゲート”欄で特定された論理ゲー
トに関するプロセッサ106に記憶された入力故障に従
って変更し、次いで、このようなゲートからの出力をゲ
ートタイプに従って評価する。ゲートタイプもプロセッ
サ107に記憶されている。
ロセッサ106から受信されたメッセージを次の形式に
変換する。 ソースゲート,先行状態,現行状態,fid,cdフラ
グ ここで、“ソースゲート”は受信メッセージにおける
“ファンアウトゲート”欄で識別されるゲートと同一で
ある。このような変換は、“先行入力”および“現行入
力”欄の値を“ソースゲート”欄で特定された論理ゲー
トに関するプロセッサ106に記憶された入力故障に従
って変更し、次いで、このようなゲートからの出力をゲ
ートタイプに従って評価する。ゲートタイプもプロセッ
サ107に記憶されている。
【0058】メッセージを受信したときの事象検出器1
11の動作の概要を図3の流れ図に示す。メッセージが
良品回路に関するものであり(ブロック301)、しか
も、“現行状態”の値が“先行状態”の値と異なる場合
(ブロック302)、事象が発生し、良品回路に関する
事象メッセージが送られる(ブロック303)。このよ
うなメッセージは次のような形式を有する。 ソースゲート,fid,cdフラグ,現行状態 “現行状態”の値が“先行状態”の値と同一である場
合、事象は発生せず、従って、事象メッセージは送られ
ない。
11の動作の概要を図3の流れ図に示す。メッセージが
良品回路に関するものであり(ブロック301)、しか
も、“現行状態”の値が“先行状態”の値と異なる場合
(ブロック302)、事象が発生し、良品回路に関する
事象メッセージが送られる(ブロック303)。このよ
うなメッセージは次のような形式を有する。 ソースゲート,fid,cdフラグ,現行状態 “現行状態”の値が“先行状態”の値と同一である場
合、事象は発生せず、従って、事象メッセージは送られ
ない。
【0059】受信メッセージが故障回路に関するもので
ある場合、“cdフラグ”をテストし、メッセージの種
類を決定する(ブロック305)。また、メッセージが
“更新”メッセージであり、事象が発生した場合(ブロ
ック306)、“更新”メッセージが送られる(ブロッ
ク307)。これは良品回路に関するメッセージと同じ
フォーマットを有するが、“fid”は故障回路識別番
号を有し、また、“更新”のために“cdフラグ”が送
られる。事象が発生しなった場合、メッセージは送られ
ない。メッセージが“更新”メッセージでない場合、受
信メッセージは単に転送されるだけである(ブロック3
08)。“更新”メッセージは故障回路内の回路素子の
状態を単に更新するだけである。
ある場合、“cdフラグ”をテストし、メッセージの種
類を決定する(ブロック305)。また、メッセージが
“更新”メッセージであり、事象が発生した場合(ブロ
ック306)、“更新”メッセージが送られる(ブロッ
ク307)。これは良品回路に関するメッセージと同じ
フォーマットを有するが、“fid”は故障回路識別番
号を有し、また、“更新”のために“cdフラグ”が送
られる。事象が発生しなった場合、メッセージは送られ
ない。メッセージが“更新”メッセージでない場合、受
信メッセージは単に転送されるだけである(ブロック3
08)。“更新”メッセージは故障回路内の回路素子の
状態を単に更新するだけである。
【0060】プロセッサ112は“遅延”欄を各事象メ
ッセージに加える。このような欄は関連する遅延情報を
含む。この遅延情報はメッセージを適当な事象キューに
割当てるために信号スケジューラ101により使用され
る。出力故障プロセッサ113は、出力故障を有する回
路素子の“スタック”状態に対応するように“現行状
態”を変更する。前記のように、このような出力故障に
関する情報は最初、プロセッサ113に記憶される。
ッセージに加える。このような欄は関連する遅延情報を
含む。この遅延情報はメッセージを適当な事象キューに
割当てるために信号スケジューラ101により使用され
る。出力故障プロセッサ113は、出力故障を有する回
路素子の“スタック”状態に対応するように“現行状
態”を変更する。前記のように、このような出力故障に
関する情報は最初、プロセッサ113に記憶される。
【0061】信号スケジューラ101は、パイプライン
内の様々な位置で開始されおよび/または変更された事
象メッセージを受信する。良品回路に関するメッセージ
および故障回路に関する“更新”メッセージが回路素子
の出力端子に状態を変更させなかった場合、これらのメ
ッセージは事象検出器111内で“失効”される。前記
のように、信号スケジューラ101は“遅延”欄の情報
に従って、各メッセージを事象キューに割当て、適当な
順序でパイプラインに沿ってメッセージを送り続ける。
内の様々な位置で開始されおよび/または変更された事
象メッセージを受信する。良品回路に関するメッセージ
および故障回路に関する“更新”メッセージが回路素子
の出力端子に状態を変更させなかった場合、これらのメ
ッセージは事象検出器111内で“失効”される。前記
のように、信号スケジューラ101は“遅延”欄の情報
に従って、各メッセージを事象キューに割当て、適当な
順序でパイプラインに沿ってメッセージを送り続ける。
【0062】図4は、故障回路に関して受信されたメッ
セージに関する故障データプロセッサ106の動作を示
す流れ図である。図2を参照しながら説明されたプロセ
ッサ106の動作は、このようなメッセージが時々プロ
セッサ106に故障回路に関するメッセージを送らせる
ことがあったとしても、良品回路に関して受信されたメ
ッセージに関するものであった。また、プロセッサ10
6に対する入力メッセージは次のフォーマットを有す
る。 ソースゲート,ファンアウトゲート,ピン#,fid,
cdフラグ,状態 “ファンアウトゲート”で識別されるゲートおよび“f
id”で識別される故障に関する記録がリンクリスト内
に存在するか否か決定される(ブロック401)。
セージに関する故障データプロセッサ106の動作を示
す流れ図である。図2を参照しながら説明されたプロセ
ッサ106の動作は、このようなメッセージが時々プロ
セッサ106に故障回路に関するメッセージを送らせる
ことがあったとしても、良品回路に関して受信されたメ
ッセージに関するものであった。また、プロセッサ10
6に対する入力メッセージは次のフォーマットを有す
る。 ソースゲート,ファンアウトゲート,ピン#,fid,
cdフラグ,状態 “ファンアウトゲート”で識別されるゲートおよび“f
id”で識別される故障に関する記録がリンクリスト内
に存在するか否か決定される(ブロック401)。
【0063】存在する場合、“cdフラグ”をテスト
し、これが“検出”にセットされたか否か決定する(ブ
ロック402)。このようなフラグは、テストベクトル
が“fid”で識別される故障を検出した場合に、テス
トベクトルの作用を完全にシミュレーションした後に、
前記のようにセットされる。このような場合、記録はリ
ンクリストから除去され(ブロック403)、そして、
下記のフォーマットを有する“検出”メッセージが送ら
れる(ブロック404)。 ファンアウトゲート,先行入力,現行入力,fid,c
dフラグ ここで、“cdフラグ”は“検出”にセットされる。
し、これが“検出”にセットされたか否か決定する(ブ
ロック402)。このようなフラグは、テストベクトル
が“fid”で識別される故障を検出した場合に、テス
トベクトルの作用を完全にシミュレーションした後に、
前記のようにセットされる。このような場合、記録はリ
ンクリストから除去され(ブロック403)、そして、
下記のフォーマットを有する“検出”メッセージが送ら
れる(ブロック404)。 ファンアウトゲート,先行入力,現行入力,fid,c
dフラグ ここで、“cdフラグ”は“検出”にセットされる。
【0064】“fid”で識別される故障がリンクリス
ト内に存在しない場合、このような故障は“ファンアウ
トゲート”で識別されるゲートに関す新規な故障であ
る。“検出”フラグがセットされる場合、メッセージは
無視される(ブロック409)。さもなければ、このよ
うな故障がこのようなゲートで視認可能であるか否か決
定しなければならない。この決定は、受信メッセージ内
の“状態”欄の値を良品回路に関するリンクリスト記録
の“入力”欄の適当なピンに関する現行値と比較するこ
とにより行われる(ブロック410)。値が同一である
場合、故障はこのようなゲートの入力を変更せず、従っ
て、故障はこのゲートにおいて視認することはできな
い。
ト内に存在しない場合、このような故障は“ファンアウ
トゲート”で識別されるゲートに関す新規な故障であ
る。“検出”フラグがセットされる場合、メッセージは
無視される(ブロック409)。さもなければ、このよ
うな故障がこのようなゲートで視認可能であるか否か決
定しなければならない。この決定は、受信メッセージ内
の“状態”欄の値を良品回路に関するリンクリスト記録
の“入力”欄の適当なピンに関する現行値と比較するこ
とにより行われる(ブロック410)。値が同一である
場合、故障はこのようなゲートの入力を変更せず、従っ
て、故障はこのゲートにおいて視認することはできな
い。
【0065】このような場合、この故障についてリンク
リストには何も記録されない。しかし、値が異なる場
合、故障は視認可能であり、この故障に関する新たな記
録がリンクリストに追加される(ブロック411)。こ
のような新たな記録では、故障が局部的ではなく、回路
内のどこの場所にも存在するので、“注入フラグ”が生
成される。このような新たな記録の“入力”欄の値は、
受信メッセージ内の“ピン#”および“状態”の内容に
応じて変更された或るピンの値を有する良品回路に関す
る対応記録と同じ値にセットされる。最後に、プロセッ
サ106は“発散”メッセージをプロセッサ107に送
る(ブロック412)。
リストには何も記録されない。しかし、値が異なる場
合、故障は視認可能であり、この故障に関する新たな記
録がリンクリストに追加される(ブロック411)。こ
のような新たな記録では、故障が局部的ではなく、回路
内のどこの場所にも存在するので、“注入フラグ”が生
成される。このような新たな記録の“入力”欄の値は、
受信メッセージ内の“ピン#”および“状態”の内容に
応じて変更された或るピンの値を有する良品回路に関す
る対応記録と同じ値にセットされる。最後に、プロセッ
サ106は“発散”メッセージをプロセッサ107に送
る(ブロック412)。
【0066】図4における残りの分岐は、受信メッセー
ジがリンクリスト内に既に列挙された故障に関する状況
および“検出”(ブロック402)以外にセットされた
“cdフラグ”を取り扱うものである。最初に、受信メ
ッセージの“ピン#”および“状態”欄内のデータを有
する記録が更新される。次に、リンクリスト記録内の
“注入フラグ”欄がチェックされ、故障が現行ゲートに
注入されたか否か決定する(ブロック420)。
ジがリンクリスト内に既に列挙された故障に関する状況
および“検出”(ブロック402)以外にセットされた
“cdフラグ”を取り扱うものである。最初に、受信メ
ッセージの“ピン#”および“状態”欄内のデータを有
する記録が更新される。次に、リンクリスト記録内の
“注入フラグ”欄がチェックされ、故障が現行ゲートに
注入されたか否か決定する(ブロック420)。
【0067】注入されていない場合、良品回路および故
障回路に関するリンクリスト記録内の“注入”の内容が
比較される(ブロック421)。このような内容が同一
である場合、このようなゲートでは故障はもはや視認で
きず、故障記録はリンクリストから除去され(ブロック
422)、パイプラインを通して“収束”メッセージが
送られ、このような故障に関する記録をその他のリンク
リストから除去させる(ブロック423)。“注入フラ
グ”がセットされる場合、あるいは、“入力”欄が異な
る場合、“更新”メッセージが送られ、このような故障
に関するその他の記録が更新される(ブロック42
4)。
障回路に関するリンクリスト記録内の“注入”の内容が
比較される(ブロック421)。このような内容が同一
である場合、このようなゲートでは故障はもはや視認で
きず、故障記録はリンクリストから除去され(ブロック
422)、パイプラインを通して“収束”メッセージが
送られ、このような故障に関する記録をその他のリンク
リストから除去させる(ブロック423)。“注入フラ
グ”がセットされる場合、あるいは、“入力”欄が異な
る場合、“更新”メッセージが送られ、このような故障
に関するその他の記録が更新される(ブロック42
4)。
【0068】シミュレーション中、出力ロガー102
は、良品回路および各故障回路についてシミュレーショ
ンされている回路の出力端子の状態の別の記録を保持す
る。全てのメッセージが“失効”され、そして、信号ス
ケジューラ101の事象キューで処理すべきメッセージ
が全く存在しないときに、所定のテストベクトルについ
てシミュレーションが完了される。この時点で、信号ス
ケジューラ101はメッセージを出力ロガー102に送
り、各故障について記録された出力状態を良品回路につ
いて記録された出力と比較する。
は、良品回路および各故障回路についてシミュレーショ
ンされている回路の出力端子の状態の別の記録を保持す
る。全てのメッセージが“失効”され、そして、信号ス
ケジューラ101の事象キューで処理すべきメッセージ
が全く存在しないときに、所定のテストベクトルについ
てシミュレーションが完了される。この時点で、信号ス
ケジューラ101はメッセージを出力ロガー102に送
り、各故障について記録された出力状態を良品回路につ
いて記録された出力と比較する。
【0069】出力が異なる場合、ベクトルは故障を検出
し、出力ロガー102は下記の形式、fid,cdフラ
グ(ここで、“cdフラグ”は“検出”にセットされて
いる)を有する“検出”メッセージをプロセッサ105
に送る。次いで、その故障記録から故障の位置(ゲート
およびピン番号)を得る。
し、出力ロガー102は下記の形式、fid,cdフラ
グ(ここで、“cdフラグ”は“検出”にセットされて
いる)を有する“検出”メッセージをプロセッサ105
に送る。次いで、その故障記録から故障の位置(ゲート
およびピン番号)を得る。
【0070】そして、この位置をメッセージに追加し、
このメッセージを次の形式、fid,cdフラグ,位置 でプロセッサ106に送り、故障記録のそれ自身のリス
トから故障を除去する。このようなメッセージがプロセ
ッサ106により受信されると、故障が注入されたゲー
トに付随するこのような故障に関するリンクリスト記録
が除去され、そして、追加の“検出”メッセージがパイ
プラインに沿って伝搬される(図4のブロック403,
404および405参照)。
このメッセージを次の形式、fid,cdフラグ,位置 でプロセッサ106に送り、故障記録のそれ自身のリス
トから故障を除去する。このようなメッセージがプロセ
ッサ106により受信されると、故障が注入されたゲー
トに付随するこのような故障に関するリンクリスト記録
が除去され、そして、追加の“検出”メッセージがパイ
プラインに沿って伝搬される(図4のブロック403,
404および405参照)。
【0071】このような追加メッセージは、プロセッサ
107から入力故障に関する故障記録を除去し、プロセ
ッサ113から出力故障に関する記録を除去し、更に、
プロセッサ106,108,109および110内のリ
ンクリストからその他のゲートおよびメモリブロックに
関する故障記録を除去する。従って、次のベクトルがシ
ミュレーションされるとき、未検出の故障だけを考慮す
ればよい。これにより、シミュレーション時間が大幅に
短縮される。
107から入力故障に関する故障記録を除去し、プロセ
ッサ113から出力故障に関する記録を除去し、更に、
プロセッサ106,108,109および110内のリ
ンクリストからその他のゲートおよびメモリブロックに
関する故障記録を除去する。従って、次のベクトルがシ
ミュレーションされるとき、未検出の故障だけを考慮す
ればよい。これにより、シミュレーション時間が大幅に
短縮される。
【0072】良品回路に関する事象メッセージが受信さ
れたときのプロセッサ106の動作を図解する図2にお
いて、パス220で示される分岐は現行ゲートで視認可
能な各故障について使用される。ソースにも存在する故
障の場合、パス221が使用され、そして、ブロック2
13〜217で示される手順が実行される。その結果、
“発散”メッセージまたは“収束”メッセージが送られ
る。しかし、故障がソースに存在するので、このような
故障に関するメッセージはソースによっても送られ、そ
の結果、図4に図解された手順に従って、“更新”,
“発散”または“収束”メッセージが送られる。
れたときのプロセッサ106の動作を図解する図2にお
いて、パス220で示される分岐は現行ゲートで視認可
能な各故障について使用される。ソースにも存在する故
障の場合、パス221が使用され、そして、ブロック2
13〜217で示される手順が実行される。その結果、
“発散”メッセージまたは“収束”メッセージが送られ
る。しかし、故障がソースに存在するので、このような
故障に関するメッセージはソースによっても送られ、そ
の結果、図4に図解された手順に従って、“更新”,
“発散”または“収束”メッセージが送られる。
【0073】従って、図2のパス221に従った結果と
して送られるコントロールメッセージは冗長であり、送
る必要性はないものと思われる。しかし、このようなメ
ッセージを送らない場合、シミュレーションの実行は全
体的に一層長い時間を要することになる。従って、パス
221を経由する処理は本発明では好ましい実施態様に
含まれる。
して送られるコントロールメッセージは冗長であり、送
る必要性はないものと思われる。しかし、このようなメ
ッセージを送らない場合、シミュレーションの実行は全
体的に一層長い時間を要することになる。従って、パス
221を経由する処理は本発明では好ましい実施態様に
含まれる。
【0074】再び図1を参照しながら、メモリブロック
のシミュレーションにおけるプロセッサ108,109
および110の動作について詳細に説明する。このよう
なプロセッサは、良品回路および故障回路の両方につい
てメモリブロックの動作を集合的にシミュレーションす
る。シミュレーションされる回路内の各種のメモリブロ
ックの特徴(例えば、各ワードのワード数やビット数お
よびコントロールライン特性など)は最初にプロセッサ
108および109にロードされる。
のシミュレーションにおけるプロセッサ108,109
および110の動作について詳細に説明する。このよう
なプロセッサは、良品回路および故障回路の両方につい
てメモリブロックの動作を集合的にシミュレーションす
る。シミュレーションされる回路内の各種のメモリブロ
ックの特徴(例えば、各ワードのワード数やビット数お
よびコントロールライン特性など)は最初にプロセッサ
108および109にロードされる。
【0075】周知の通り、メモリブロックはコントロー
ルライン(例えば、“読出”,“書込”および“チップ
セレクト”など)用の入力端子,アドレスライン,デー
タラインおよびこのデータライン用の出力端子などを有
する。従って、プロセッサ105からメモリブロックコ
ントロールプロセッサ108に送られる事象メッセージ
は所定のメモリブロックのコントロール、アドレスおよ
びデータ入力端子の全てに関連することができ、また、
プロセッサ110からプロセッサ111に送られる事象
メッセージはこのようなメモリブロックの全てのデータ
出力端子に関連することができる。メモリの“読出”ま
たは“書込”動作のシミュレーションは一般的に、動作
を開始させるためにアドレス、データおよびコントロー
ル入力ラインをセットアップするために、プロセッサ1
08による多数の事象メッセージの受信を含む。
ルライン(例えば、“読出”,“書込”および“チップ
セレクト”など)用の入力端子,アドレスライン,デー
タラインおよびこのデータライン用の出力端子などを有
する。従って、プロセッサ105からメモリブロックコ
ントロールプロセッサ108に送られる事象メッセージ
は所定のメモリブロックのコントロール、アドレスおよ
びデータ入力端子の全てに関連することができ、また、
プロセッサ110からプロセッサ111に送られる事象
メッセージはこのようなメモリブロックの全てのデータ
出力端子に関連することができる。メモリの“読出”ま
たは“書込”動作のシミュレーションは一般的に、動作
を開始させるためにアドレス、データおよびコントロー
ル入力ラインをセットアップするために、プロセッサ1
08による多数の事象メッセージの受信を含む。
【0076】良品回路および故障回路の両方のための各
メモリブロック用のアドレスおよびコントロール入力ラ
インの現行状態はプロセッサ108に記憶される。同様
に、アドレスおよびデータ入力ラインの現行状態はプロ
セッサ109に記憶される。良品回路の場合、プロセッ
サ108が、メモリブロックについて“書込”動作をシ
ミュレーションさせる事象メッセージを受信する場合、
入力データラインの現行状態は、アドレスラインの現行
状態により特定されるアドレスで、物理的メモリプロセ
ッサ110内の記憶装置に書込まれる。
メモリブロック用のアドレスおよびコントロール入力ラ
インの現行状態はプロセッサ108に記憶される。同様
に、アドレスおよびデータ入力ラインの現行状態はプロ
セッサ109に記憶される。良品回路の場合、プロセッ
サ108が、メモリブロックについて“書込”動作をシ
ミュレーションさせる事象メッセージを受信する場合、
入力データラインの現行状態は、アドレスラインの現行
状態により特定されるアドレスで、物理的メモリプロセ
ッサ110内の記憶装置に書込まれる。
【0077】同様に、“読出”動作がシミュレーション
される場合、アドレスラインの現行状態により特定され
る前記のような記憶装置内のアドレスの内容がプロセッ
サ110内のバッファに読出され、次いで、このプロセ
ッサは各データ出力ラインの現行および先行状態を反映
する事象メッセージを事象検出器111に送る。この点
については、下記で詳細に説明する。
される場合、アドレスラインの現行状態により特定され
る前記のような記憶装置内のアドレスの内容がプロセッ
サ110内のバッファに読出され、次いで、このプロセ
ッサは各データ出力ラインの現行および先行状態を反映
する事象メッセージを事象検出器111に送る。この点
については、下記で詳細に説明する。
【0078】回路のシミュレーション中に、良品回路お
よび故障回路内のメモリブロックの入力および出力ライ
ンの状態はプロセッサ108,109および110に記
憶されているリンクリストに記録される。このようなリ
ンクリストも同様に故障データプロセッサ106の論理
ゲート用のリンクリストに編成される。しかし、メモリ
ブロックシミュレーションに適した欄とコントロールフ
ラグを有する記録を有する。所定の故障に関する記録
は、このような故障が、論理ゲートについて既に述べた
ように、このようなメモリブロックにおいて視認可能で
ある場合、メモリブロック用のリンクリストに記憶され
る。
よび故障回路内のメモリブロックの入力および出力ライ
ンの状態はプロセッサ108,109および110に記
憶されているリンクリストに記録される。このようなリ
ンクリストも同様に故障データプロセッサ106の論理
ゲート用のリンクリストに編成される。しかし、メモリ
ブロックシミュレーションに適した欄とコントロールフ
ラグを有する記録を有する。所定の故障に関する記録
は、このような故障が、論理ゲートについて既に述べた
ように、このようなメモリブロックにおいて視認可能で
ある場合、メモリブロック用のリンクリストに記憶され
る。
【0079】プロセッサ108,109および110に
おけるリンクリストは協動し、記録がプロセッサ108
の特定のリンクリストに加えられるか、または、リンク
リストから削除される場合、対応する記録も、両方のプ
ロセッサ109および110内の対応するリンクリスト
に加えるかまたは削除する。特定の故障に関する故障記
録は、この故障がプロセッサ108,109または11
0のいずれにおいても視認可能なまま維持されている場
合、除去されない。このようなプロセッサにおける故障
除去と共に使用される様々なフラグを下記に説明する。
おけるリンクリストは協動し、記録がプロセッサ108
の特定のリンクリストに加えられるか、または、リンク
リストから削除される場合、対応する記録も、両方のプ
ロセッサ109および110内の対応するリンクリスト
に加えるかまたは削除する。特定の故障に関する故障記
録は、この故障がプロセッサ108,109または11
0のいずれにおいても視認可能なまま維持されている場
合、除去されない。このようなプロセッサにおける故障
除去と共に使用される様々なフラグを下記に説明する。
【0080】メモリブロックコントロールプロセッサ1
08のリンクリストに記録された各良品回路記録は次の
欄を有する。 ブロック#,読出,書込,チップセレクト,et/l
s,#addr,fid,ポインタ,アドレス ここで、“ブロック#”はメモリブロックを識別し、
“読出”,“書込”および“チップセレクト”はメモリ
ブロック用のコントロールラインの現行状態を含み、
“et/ls”はメモリアクセスがレベル感受性である
か否か、リーディングエッジがトリガされているか否
か、またはトレーリングエッジがトリガされているか否
かを示し、“#addr”はアドレスビットの番号であ
り、“fid”は故障識別番号であり、“ポインタ”は
リンクリスト内の次の記録のアドレスを含み、“アドレ
ス”はアドレスラインの状態を含む。
08のリンクリストに記録された各良品回路記録は次の
欄を有する。 ブロック#,読出,書込,チップセレクト,et/l
s,#addr,fid,ポインタ,アドレス ここで、“ブロック#”はメモリブロックを識別し、
“読出”,“書込”および“チップセレクト”はメモリ
ブロック用のコントロールラインの現行状態を含み、
“et/ls”はメモリアクセスがレベル感受性である
か否か、リーディングエッジがトリガされているか否
か、またはトレーリングエッジがトリガされているか否
かを示し、“#addr”はアドレスビットの番号であ
り、“fid”は故障識別番号であり、“ポインタ”は
リンクリスト内の次の記録のアドレスを含み、“アドレ
ス”はアドレスラインの状態を含む。
【0081】プロセッサ108のリンクリスト内の各故
障回路記録は前記の良品回路で述べて欄の他に、下記の
欄を包含する。 除去フラグ,コントロールファンインフラグ,アドレス
ファンインフラグ “除去フラグ”欄は故障記録をリンクリストから除去す
べきか否か決定するのに使用されるフラグを含む。“コ
ントロールファンインフラグ”および“アドレスファン
インフラグ”はコントロールラインおよびアドレスライ
ンにそれぞれ関連するフラグを含む。このような各フラ
グは、記録が関連する故障がラインを駆動するソースゲ
ートで視認可能か否かを示す。
障回路記録は前記の良品回路で述べて欄の他に、下記の
欄を包含する。 除去フラグ,コントロールファンインフラグ,アドレス
ファンインフラグ “除去フラグ”欄は故障記録をリンクリストから除去す
べきか否か決定するのに使用されるフラグを含む。“コ
ントロールファンインフラグ”および“アドレスファン
インフラグ”はコントロールラインおよびアドレスライ
ンにそれぞれ関連するフラグを含む。このような各フラ
グは、記録が関連する故障がラインを駆動するソースゲ
ートで視認可能か否かを示す。
【0082】メモリブロック記述子プロセッサ109内
の各良品回路記録は下記の欄を包含する。 ブロック#,アドレス,オフセット,#データ,デー
タ,fid,ポインタ ここで、“ブロック#”はメモリブロックを識別し、
“アドレス”はアドレスラインの現行状態を含み、“オ
フセット”は物理的メモリプロセッサ110における語
の実際のアドレスを演算するのに使用されるオフセット
値を含み、“#データ”はメモリブロック内のデータラ
インの番号を含み、“データ”はデータラインの現行状
態を含み、“fid”は故障識別番号を含み、“ポイン
タ”はリンクリスト内の次の記録のアドレスを含む。
の各良品回路記録は下記の欄を包含する。 ブロック#,アドレス,オフセット,#データ,デー
タ,fid,ポインタ ここで、“ブロック#”はメモリブロックを識別し、
“アドレス”はアドレスラインの現行状態を含み、“オ
フセット”は物理的メモリプロセッサ110における語
の実際のアドレスを演算するのに使用されるオフセット
値を含み、“#データ”はメモリブロック内のデータラ
インの番号を含み、“データ”はデータラインの現行状
態を含み、“fid”は故障識別番号を含み、“ポイン
タ”はリンクリスト内の次の記録のアドレスを含む。
【0083】プロセッサ109内の各故障回路記録は、
前記の良品回路記録で述べた欄の他に、下記の欄を包含
する。 データファンインフラグ
前記の良品回路記録で述べた欄の他に、下記の欄を包含
する。 データファンインフラグ
【0084】この欄は、記録が関連する故障がラインの
ソースにおいて視認可能であるか否か示す各データライ
ンに関連するフラグを含む。
ソースにおいて視認可能であるか否か示す各データライ
ンに関連するフラグを含む。
【0085】物理的メモリプロセッサ110内の各良品
回路記録は、シミュレーションされているメモリブロッ
クの実際の記憶素子を示すメモリ欄と、最後の“読出”
動作からのデータ出力ラインの状態が記憶される出力バ
ッファ欄を包含する。良品回路に関するプロセッサ11
0における読出および書込動作に関する実際のアドレス
は、プロセッサ109に記録された関連リンクリスト内
の“アドレス”および“オフセット”欄から、プロセッ
サ109で演算される。
回路記録は、シミュレーションされているメモリブロッ
クの実際の記憶素子を示すメモリ欄と、最後の“読出”
動作からのデータ出力ラインの状態が記憶される出力バ
ッファ欄を包含する。良品回路に関するプロセッサ11
0における読出および書込動作に関する実際のアドレス
は、プロセッサ109に記録された関連リンクリスト内
の“アドレス”および“オフセット”欄から、プロセッ
サ109で演算される。
【0086】しかし、その他のプロセッサにおける故障
回路記録と対照的に、プロセッサ110内の故障回路記
録は、良品回路について記憶された対応するワードと異
なるメモリワードだけを包含する。このような異なるワ
ードは別のリストに記憶される。このリストは各メモリ
ブロック用のアドレス・ワード対のリンクリストであ
る。故障回路“書込”が行われ、かつ、書込まれるべき
故障回路ワードが良品回路の同じアドレスにおけるワー
ドと異なる場合、故障回路に関するワードはこのような
リンクリストに記憶される。
回路記録と対照的に、プロセッサ110内の故障回路記
録は、良品回路について記憶された対応するワードと異
なるメモリワードだけを包含する。このような異なるワ
ードは別のリストに記憶される。このリストは各メモリ
ブロック用のアドレス・ワード対のリンクリストであ
る。故障回路“書込”が行われ、かつ、書込まれるべき
故障回路ワードが良品回路の同じアドレスにおけるワー
ドと異なる場合、故障回路に関するワードはこのような
リンクリストに記憶される。
【0087】リンクリストはポインタテーブルを通して
アクセスされる。このポインタテーブルは、各良品回路
について、リンクリスト内の第1のエントリを示すポイ
ンタを包含する。特定の故障回路について記憶すべきこ
とに相違が無い場合、このような回路に関するポインタ
は“空値”を有する。従って、特定の故障回路に関する
ポインタが“空”の場合、この故障回路に関するメモリ
ブロック全体の内容は良品回路に関する内容と同一であ
ると見做される。
アクセスされる。このポインタテーブルは、各良品回路
について、リンクリスト内の第1のエントリを示すポイ
ンタを包含する。特定の故障回路について記憶すべきこ
とに相違が無い場合、このような回路に関するポインタ
は“空値”を有する。従って、特定の故障回路に関する
ポインタが“空”の場合、この故障回路に関するメモリ
ブロック全体の内容は良品回路に関する内容と同一であ
ると見做される。
【0088】プロセッサ110は、良品回路に関する記
録およびメモリブロックで視認可能な各故障に関する記
録と共に、各メモリブロックに関するリンクリストも包
含する。このような記録は、付随する故障に関する故障
識別番号と“最終読出”欄を含む。この“最終読出”欄
は、関連する回路について最後の“読出”動作からのデ
ータ出力ラインの状態が記憶される欄である。
録およびメモリブロックで視認可能な各故障に関する記
録と共に、各メモリブロックに関するリンクリストも包
含する。このような記録は、付随する故障に関する故障
識別番号と“最終読出”欄を含む。この“最終読出”欄
は、関連する回路について最後の“読出”動作からのデ
ータ出力ラインの状態が記憶される欄である。
【0089】前記のように、メモリブロックは4個の入
力端子と1個の出力端子を有する原始素子により示され
る。メモリブロックコントロールプロセッサ108に向
けられる事象メッセージは故障データプロセッサ106
に向けられる事象メッセージと同じ形式を有する。すな
わち、ソースゲート,ファンアウトゲート,ピン#,f
id,cdフラグ,状態 ここで、“ソースゲート”の内容は出力状態変化を事象
メッセージに生じさせるゲートを識別し、“ファンアウ
トゲート”および“ピン#”はメッセージが関連するメ
モリブロックの特定の入力端子(コントロールライン,
アドレスライン,またはデータ入力ライン)を識別す
る。
力端子と1個の出力端子を有する原始素子により示され
る。メモリブロックコントロールプロセッサ108に向
けられる事象メッセージは故障データプロセッサ106
に向けられる事象メッセージと同じ形式を有する。すな
わち、ソースゲート,ファンアウトゲート,ピン#,f
id,cdフラグ,状態 ここで、“ソースゲート”の内容は出力状態変化を事象
メッセージに生じさせるゲートを識別し、“ファンアウ
トゲート”および“ピン#”はメッセージが関連するメ
モリブロックの特定の入力端子(コントロールライン,
アドレスライン,またはデータ入力ライン)を識別す
る。
【0090】同様に、物理的メモリプロセッサ110に
より送られる事象メッセージはプロセッサ107により
送られる事象メッセージと同じ形式を有する。すなわ
ち、ソースゲート,先行状態,現行状態,fid,cd
フラグ ここで、“ソースゲート”の内容はメッセージが関連す
るメモリブロックの特定の出力端子(データ出力ライ
ン)を識別する。良品回路および様々な故障回路に関す
る事象メッセージは“fid”欄の内容により識別さ
れ、また、故障回路に関する事象メッセージのタイプは
“cdフラグ”欄の内容により識別される。
より送られる事象メッセージはプロセッサ107により
送られる事象メッセージと同じ形式を有する。すなわ
ち、ソースゲート,先行状態,現行状態,fid,cd
フラグ ここで、“ソースゲート”の内容はメッセージが関連す
るメモリブロックの特定の出力端子(データ出力ライ
ン)を識別する。良品回路および様々な故障回路に関す
る事象メッセージは“fid”欄の内容により識別さ
れ、また、故障回路に関する事象メッセージのタイプは
“cdフラグ”欄の内容により識別される。
【0091】プロセッサ108が良品回路または故障回
路のいずれかのメモリブロック用のコントロールまたは
アドレスラインに関する事象メッセージを受信すると、
プロセッサ108はそのリンクリストの適当な記録内の
特定のラインの状態を更新する。データラインの状態は
プロセッサ109のリンクリスト記録内にだけ記憶され
るので、プロセッサ108がデータラインに関する事象
メッセージを受信すると、このようなプロセッサはプロ
セッサ109にメッセージを送り、特定のデータライン
の状態を更新する。
路のいずれかのメモリブロック用のコントロールまたは
アドレスラインに関する事象メッセージを受信すると、
プロセッサ108はそのリンクリストの適当な記録内の
特定のラインの状態を更新する。データラインの状態は
プロセッサ109のリンクリスト記録内にだけ記憶され
るので、プロセッサ108がデータラインに関する事象
メッセージを受信すると、このようなプロセッサはプロ
セッサ109にメッセージを送り、特定のデータライン
の状態を更新する。
【0092】リンクリスト記録を更新した後、プロセッ
サ108は読出または書込動作を開始すべきか否かを決
定する。この決定は、シミュレーションされているメモ
リブロックが、プロセッサ108におけるメモリブロッ
クについて記憶された“et/ls”欄で示されたよう
に、レベル感受性であるか否か、リーディングエッジが
トリガされたか否かまたはトレーリングエッジがトリガ
されたか否かおよび事象メッセージの結果としてコント
ロール、アドレスまたはデータラインの状態(もし有れ
ば)の特別な変化に基づく。
サ108は読出または書込動作を開始すべきか否かを決
定する。この決定は、シミュレーションされているメモ
リブロックが、プロセッサ108におけるメモリブロッ
クについて記憶された“et/ls”欄で示されたよう
に、レベル感受性であるか否か、リーディングエッジが
トリガされたか否かまたはトレーリングエッジがトリガ
されたか否かおよび事象メッセージの結果としてコント
ロール、アドレスまたはデータラインの状態(もし有れ
ば)の特別な変化に基づく。
【0093】レベル感受性モードでは、メモリ読出また
は書込は、チップセレクタラインが真正である限り、ア
ドレス、データ、読出または書込ラインに変化が存在す
る場合は常に行われる。エッジトリガモードでは、メモ
リ読出または書込は、チップセレクトラインの特定のリ
ーディングまたはトレーリングエッジに対してのみ行わ
れる。読出または書込動作が生起する場合、プロセッサ
108は適当なコントロールメッセージをプロセッサ1
09に送り、関連する良品回路または故障回路に関する
適当なリンクリスト記録内の“アドレス”および“オフ
セット”欄の内容から読出/書込アドレスを算出する。
は書込は、チップセレクタラインが真正である限り、ア
ドレス、データ、読出または書込ラインに変化が存在す
る場合は常に行われる。エッジトリガモードでは、メモ
リ読出または書込は、チップセレクトラインの特定のリ
ーディングまたはトレーリングエッジに対してのみ行わ
れる。読出または書込動作が生起する場合、プロセッサ
108は適当なコントロールメッセージをプロセッサ1
09に送り、関連する良品回路または故障回路に関する
適当なリンクリスト記録内の“アドレス”および“オフ
セット”欄の内容から読出/書込アドレスを算出する。
【0094】図5は、良品回路に関する事象メッセージ
の受信に応答するメモリブロックコントロールプロセッ
サ108の動作を示す流れ図である。受信メッセージが
良品回路に関するものであり(ブロック501)、しか
も、コントロールまたはアドレス入力ラインに関連する
場合(ブロック502)、良品回路に関するリンクリス
ト記録は更新され(ブロック503)、良品回路に関す
る事象メッセージが作成され、そして、プロセッサ10
9に送られる(ブロック504)。
の受信に応答するメモリブロックコントロールプロセッ
サ108の動作を示す流れ図である。受信メッセージが
良品回路に関するものであり(ブロック501)、しか
も、コントロールまたはアドレス入力ラインに関連する
場合(ブロック502)、良品回路に関するリンクリス
ト記録は更新され(ブロック503)、良品回路に関す
る事象メッセージが作成され、そして、プロセッサ10
9に送られる(ブロック504)。
【0095】プロセッサ108からプロセッサ109に
送られるメッセージは次の形式を有する。 fid,事象タイプ,cdフラグ,msgタイプ,ms
g値 ここで、“事象タイプ”,“msgタイプ”および“m
sg値”欄はプロセッサ108からプロセッサ109へ
のメッセージおよびプロセッサ109からプロセッサ1
10へのメッセージで使用される。“事象タイプ”フラ
グは“収束”メッセージと共に使用され、送られている
メッセージが良品回路に関するプロセッサ108で受信
されたメッセージから生じるものであれば、“良品”を
示し、送られているメッセージが故障回路について受信
されたメッセージから生じるものであれば、“故障”を
示す。“msgタイプ”フラグは幾つかあるメッセージ
タイプのうちどのタイプのメッセージが送られているの
かを示す。プロセッサ108からプロセッサ109への
メッセージの場合、このようなタイプは“アドレス”,
“データ”,“書込”,“読出”,“断定”,“作
成”,“検出”および“除去”などである。“msg
値”欄の情報は送られているメッセージのタイプに応じ
て変化する。
送られるメッセージは次の形式を有する。 fid,事象タイプ,cdフラグ,msgタイプ,ms
g値 ここで、“事象タイプ”,“msgタイプ”および“m
sg値”欄はプロセッサ108からプロセッサ109へ
のメッセージおよびプロセッサ109からプロセッサ1
10へのメッセージで使用される。“事象タイプ”フラ
グは“収束”メッセージと共に使用され、送られている
メッセージが良品回路に関するプロセッサ108で受信
されたメッセージから生じるものであれば、“良品”を
示し、送られているメッセージが故障回路について受信
されたメッセージから生じるものであれば、“故障”を
示す。“msgタイプ”フラグは幾つかあるメッセージ
タイプのうちどのタイプのメッセージが送られているの
かを示す。プロセッサ108からプロセッサ109への
メッセージの場合、このようなタイプは“アドレス”,
“データ”,“書込”,“読出”,“断定”,“作
成”,“検出”および“除去”などである。“msg
値”欄の情報は送られているメッセージのタイプに応じ
て変化する。
【0096】“作成”,“検出”および“除去”メッセ
ージを除いて、プロセッサ108は、受信メッセージが
関連する入力ライン(コントロール,アドレスまたはデ
ータ)の種類およびリンクリスト記録における“et/
ls”欄の内容により示されるようなシミュレーション
されているメモリのタイプから、送るべきメッセージの
タイプを決定する。
ージを除いて、プロセッサ108は、受信メッセージが
関連する入力ライン(コントロール,アドレスまたはデ
ータ)の種類およびリンクリスト記録における“et/
ls”欄の内容により示されるようなシミュレーション
されているメモリのタイプから、送るべきメッセージの
タイプを決定する。
【0097】プロセッサ108は、シミュレーションが
開始された場合、“ファンアウトゲート”および“pi
n#”欄とプロセッサ108に記憶されるこのようなメ
モリブロックに関する情報の内容から、特定のメモリブ
ロック用のラインの種類を決定できる。“断定”,“作
成”,“検出”および“除去”メッセージは故障回路に
だけ関連するものである。これらについては、下記で詳
細に説明する。ブロック504で示されるように、良品
回路について作成され、かつ、送られるメッセージは
“アドレス”,“データ”,“読出”および“書込”メ
ッセージに限ぎられる。
開始された場合、“ファンアウトゲート”および“pi
n#”欄とプロセッサ108に記憶されるこのようなメ
モリブロックに関する情報の内容から、特定のメモリブ
ロック用のラインの種類を決定できる。“断定”,“作
成”,“検出”および“除去”メッセージは故障回路に
だけ関連するものである。これらについては、下記で詳
細に説明する。ブロック504で示されるように、良品
回路について作成され、かつ、送られるメッセージは
“アドレス”,“データ”,“読出”および“書込”メ
ッセージに限ぎられる。
【0098】前記のように、“読出”および“書込”動
作はシミュレーションされているメモリのタイプに応じ
て様々な方法で開始させることができる。例えば、レベ
ル感受性メモリでは、チップセレクトおよび読出ライン
が真正であれば、“読出”動作は、アドレスまたはデー
タラインの状態変化により開始される。従って、このよ
うな場合、データまたはアドレスラインに関する事象メ
ッセージを受信すると、プロセッサ108により2種類
のメッセージが送られる。第1のメッセージはアドレス
またはデータラインの新たな値を含み、第2のメッセー
ジは“読出”動作を開始する。
作はシミュレーションされているメモリのタイプに応じ
て様々な方法で開始させることができる。例えば、レベ
ル感受性メモリでは、チップセレクトおよび読出ライン
が真正であれば、“読出”動作は、アドレスまたはデー
タラインの状態変化により開始される。従って、このよ
うな場合、データまたはアドレスラインに関する事象メ
ッセージを受信すると、プロセッサ108により2種類
のメッセージが送られる。第1のメッセージはアドレス
またはデータラインの新たな値を含み、第2のメッセー
ジは“読出”動作を開始する。
【0099】事象メッセージまたは良品回路に関するメ
ッセージが送られた後、このメッセージがコントロール
またはアドレスラインに対する事象に関連する場合(ブ
ロック505)、プロセッサ108は、そのリンクリス
トに追加の故障回路記録が存在するか否か決定する(ブ
ロック506)。存在する場合、次の故障記録を取出し
(ブロック507)、このメッセージが関連する入力ラ
インに関する“ファンインフラグ”をテストする(ブロ
ック508)。
ッセージが送られた後、このメッセージがコントロール
またはアドレスラインに対する事象に関連する場合(ブ
ロック505)、プロセッサ108は、そのリンクリス
トに追加の故障回路記録が存在するか否か決定する(ブ
ロック506)。存在する場合、次の故障記録を取出し
(ブロック507)、このメッセージが関連する入力ラ
インに関する“ファンインフラグ”をテストする(ブロ
ック508)。
【0100】“ファンインフラグ”がセットされていな
い場合(故障回路に付随する故障が事象メッセージを創
始したゲートで視認できないことを示す)、故障記録は
事象メッセージに従って更新される(ブロック50
9)。“ファンインフラグ”がセットされている場合、
現行の故障記録について別の作用は何も起こらず、次の
故障記録が取り出される。
い場合(故障回路に付随する故障が事象メッセージを創
始したゲートで視認できないことを示す)、故障記録は
事象メッセージに従って更新される(ブロック50
9)。“ファンインフラグ”がセットされている場合、
現行の故障記録について別の作用は何も起こらず、次の
故障記録が取り出される。
【0101】故障記録の更新に続いて、故障回路内の全
てのコントロールおよびアドレスラインの状態が、良品
回路に関する記録における対応する状態と比較される
(ブロック510)。このような状態が全て同一である
場合、故障はコントロールおよびアドレスラインでは視
認することができず、“良品収束”メッセージが作成さ
れ、プロセッサ109に送られる(ブロック511)。
このようなメッセージでは、“cdフラグ”は“収束”
にセットされ、そして、送られているメッセージが良品
回路に関するメッセージから生じるので、“事象タイ
プ”は“良品”にセットされる。
てのコントロールおよびアドレスラインの状態が、良品
回路に関する記録における対応する状態と比較される
(ブロック510)。このような状態が全て同一である
場合、故障はコントロールおよびアドレスラインでは視
認することができず、“良品収束”メッセージが作成さ
れ、プロセッサ109に送られる(ブロック511)。
このようなメッセージでは、“cdフラグ”は“収束”
にセットされ、そして、送られているメッセージが良品
回路に関するメッセージから生じるので、“事象タイ
プ”は“良品”にセットされる。
【0102】しかし、入力ラインのいずれかの状態が相
違する場合、故障は視認可能であり、その結果、“発
散”メッセージが作成され、プロセッサ109に送られ
る。この場合、“cdフラグ”は“発散”にセットさ
れ、また、“事象タイプ”は使用されない(ブロック5
12)。最後に、“発散”メッセージが送られる場合、
故障は視認可能であり、故障記録は維持しなければなら
ないので、“除去フラグ”はリセットされる(ブロック
513)。
違する場合、故障は視認可能であり、その結果、“発
散”メッセージが作成され、プロセッサ109に送られ
る。この場合、“cdフラグ”は“発散”にセットさ
れ、また、“事象タイプ”は使用されない(ブロック5
12)。最後に、“発散”メッセージが送られる場合、
故障は視認可能であり、故障記録は維持しなければなら
ないので、“除去フラグ”はリセットされる(ブロック
513)。
【0103】このフラグから明らかなように、このフラ
グがセットされると故障記録は除去される。しかし、
“収束”メッセージがコントロールまたはアドレスライ
ンについて送られる場合(ブロック514)、除去フラ
グはセットされる。除去フラグはデータラインについて
はセットすることができない。なぜなら、データライン
に関する発散/収束決定はプロセッサ109で行われる
からである。前記の処理は各追加の故障記録について繰
り返される。
グがセットされると故障記録は除去される。しかし、
“収束”メッセージがコントロールまたはアドレスライ
ンについて送られる場合(ブロック514)、除去フラ
グはセットされる。除去フラグはデータラインについて
はセットすることができない。なぜなら、データライン
に関する発散/収束決定はプロセッサ109で行われる
からである。前記の処理は各追加の故障記録について繰
り返される。
【0104】ブロック511および512に拠った故障
回路に関するプロセッサ108により送られるメッセー
ジのタイプは良品回路についてプロセッサ108で受信
される事象メッセージに左右される。アドレスまたはデ
ータラインの状態の変化が“読出”または“書込”動作
を起こす場合、ここでも、2種類のメッセージを送るこ
とができる。
回路に関するプロセッサ108により送られるメッセー
ジのタイプは良品回路についてプロセッサ108で受信
される事象メッセージに左右される。アドレスまたはデ
ータラインの状態の変化が“読出”または“書込”動作
を起こす場合、ここでも、2種類のメッセージを送るこ
とができる。
【0105】通常の状態では、故障回路内の特定の故障
は故障回路内のメモリブロックの動作に悪影響を及ぼす
ことができる。例えば、故障がデータラインに対する回
路リーディング内に存在する場合、不正データが書き込
まれることがあり、あるいは、故障がアドレスラインに
対する回路リーディング内に存在する場合、データは誤
ったアドレスに書き込まれたり、この誤ったアドレスか
ら読み出されることがある。
は故障回路内のメモリブロックの動作に悪影響を及ぼす
ことができる。例えば、故障がデータラインに対する回
路リーディング内に存在する場合、不正データが書き込
まれることがあり、あるいは、故障がアドレスラインに
対する回路リーディング内に存在する場合、データは誤
ったアドレスに書き込まれたり、この誤ったアドレスか
ら読み出されることがある。
【0106】しかし、事象メッセージが良品回路におけ
る“読出”動作により生じ、故障回路内の特定の故障が
故障回路内で対応する“読出”動作を阻止する場合、こ
のような“読出”動作は強制されるか、または、“断
定”されなければならない。これにより、事象メッセー
ジが故障回路についてプロセッサ110により発生され
る。この状況では、“断定”メッセージはブロック51
2に拠って送られる。“断定”メッセージを受信する
と、プロセッサ110は読出動作を行わず、最終読出値
を用いてその事象メッセージを生成する。
る“読出”動作により生じ、故障回路内の特定の故障が
故障回路内で対応する“読出”動作を阻止する場合、こ
のような“読出”動作は強制されるか、または、“断
定”されなければならない。これにより、事象メッセー
ジが故障回路についてプロセッサ110により発生され
る。この状況では、“断定”メッセージはブロック51
2に拠って送られる。“断定”メッセージを受信する
と、プロセッサ110は読出動作を行わず、最終読出値
を用いてその事象メッセージを生成する。
【0107】図6は、関連するメモリブロックで既に視
認可能な故障回路に関する事象メッセージを受信したと
きのプロセッサ108の動作を示す流れ図である。故障
に関する記録がリンクリスト内に存在する場合(ブロッ
ク601)、受信されたメッセージのタイプは採るべき
処置を決定する(ブロック602)。これが“検出”メ
ッセージである場合(“検出”にセットされている“c
dフラグ”により示される)、故障メッセージは除去さ
れ(ブロック603)、“検出”メッセージがプロセッ
サ109に送られる。
認可能な故障回路に関する事象メッセージを受信したと
きのプロセッサ108の動作を示す流れ図である。故障
に関する記録がリンクリスト内に存在する場合(ブロッ
ク601)、受信されたメッセージのタイプは採るべき
処置を決定する(ブロック602)。これが“検出”メ
ッセージである場合(“検出”にセットされている“c
dフラグ”により示される)、故障メッセージは除去さ
れ(ブロック603)、“検出”メッセージがプロセッ
サ109に送られる。
【0108】これが“データ”メッセージである場合、
プロセッサ108に関するリンクリストを更新する必要
はない。なぜなら、このようなデータはプロセッサ10
9に記憶されるからである。従って、“更新”メッセー
ジがプロセッサ109に送られ(ブロック608)、そ
して、“除去フラグ”がリセットされる(ブロック60
9)。
プロセッサ108に関するリンクリストを更新する必要
はない。なぜなら、このようなデータはプロセッサ10
9に記憶されるからである。従って、“更新”メッセー
ジがプロセッサ109に送られ(ブロック608)、そ
して、“除去フラグ”がリセットされる(ブロック60
9)。
【0109】メッセージが“コントロール”または“ア
ドレス”メッセージである場合、適当な故障記録(“f
id”により識別される)が更新され(ブロック61
0)、“cdフラグ”がテストされ、メッセージが関連
する入力ラインに付随する“ファンインフラグ”をセッ
トするかまたはリセットするか否かを決定する(ブロッ
ク611)。“cdフラグ”が“発散”または“更新”
にセットされる場合(現行の故障がメッセージのソース
において視認可能であることを示す)、“ファンインフ
ラグ”がこのようなラインについてセットされ(ブロッ
ク612)、さもなければリセットされる(ブロック6
13)。
ドレス”メッセージである場合、適当な故障記録(“f
id”により識別される)が更新され(ブロック61
0)、“cdフラグ”がテストされ、メッセージが関連
する入力ラインに付随する“ファンインフラグ”をセッ
トするかまたはリセットするか否かを決定する(ブロッ
ク611)。“cdフラグ”が“発散”または“更新”
にセットされる場合(現行の故障がメッセージのソース
において視認可能であることを示す)、“ファンインフ
ラグ”がこのようなラインについてセットされ(ブロッ
ク612)、さもなければリセットされる(ブロック6
13)。
【0110】次いで、図5のブロック510について述
べたような方法により、この入力を良品回路の入力と比
較する。入力が一つでも異なる場合、“更新”メッセー
ジがプロセッサ109に送られ(ブロック615)、そ
して、“除去フラグ”がリセットされる(ブロック61
6)。全ての入力が同一である場合(このようなライン
では故障はもはや視認できないことを示す)、“故障/
収束”メッセージが送られ(ブロック617)、“除去
フラグ”がセットされる(故障がプロセッサ109およ
び110により視認できるように発見されない場合、故
障記録を除去することができることを示す)(ブロック
618)。
べたような方法により、この入力を良品回路の入力と比
較する。入力が一つでも異なる場合、“更新”メッセー
ジがプロセッサ109に送られ(ブロック615)、そ
して、“除去フラグ”がリセットされる(ブロック61
6)。全ての入力が同一である場合(このようなライン
では故障はもはや視認できないことを示す)、“故障/
収束”メッセージが送られ(ブロック617)、“除去
フラグ”がセットされる(故障がプロセッサ109およ
び110により視認できるように発見されない場合、故
障記録を除去することができることを示す)(ブロック
618)。
【0111】プロセッサ108が“読出”または“書込
み”動作が生起したことを決定すれば、ブロック60
7,615または617に拠って送られる“アドレス”
または“データ”メッセージは、“読出”または“書
込”メッセージに続けることができる。
み”動作が生起したことを決定すれば、ブロック60
7,615または617に拠って送られる“アドレス”
または“データ”メッセージは、“読出”または“書
込”メッセージに続けることができる。
【0112】特定の故障に関する故障記録を除去できる
ことをプロセッサ110が決定するとき、“除去”メッ
セージはプロセッサ110からプロセッサ108により
受信される。“除去フラグ”がこのような故障に関する
記録内にセットされる場合(“除去”メッセージを生じ
るメッセージがプロセッサ108により送られたので、
“発散”または“更新”についてセットされた“cdフ
ラグ”を介在させない“データ”メッセージが故障につ
いて送られることを示す)、このような故障記録は除去
され(ブロック606)、そして、“除去”メッセージ
がプロセッサ109に送られる(ブロック607)。
“除去フラグ”がリセットされる場合、記録は除去され
ず、メッセージは何も送られない。
ことをプロセッサ110が決定するとき、“除去”メッ
セージはプロセッサ110からプロセッサ108により
受信される。“除去フラグ”がこのような故障に関する
記録内にセットされる場合(“除去”メッセージを生じ
るメッセージがプロセッサ108により送られたので、
“発散”または“更新”についてセットされた“cdフ
ラグ”を介在させない“データ”メッセージが故障につ
いて送られることを示す)、このような故障記録は除去
され(ブロック606)、そして、“除去”メッセージ
がプロセッサ109に送られる(ブロック607)。
“除去フラグ”がリセットされる場合、記録は除去され
ず、メッセージは何も送られない。
【0113】図7は、関連するメモリブロックにおいて
現時点では視認出来ない新たな故障に関する故障回路メ
ッセージを受信したときのプロセッサ108の動作を示
す流れ図である。最初に、メッセージのタイプが決定さ
れる(ブロック701)。このメッセージが“検出”メ
ッセージである場合、特別な動作は何も採られない。こ
の状態は図4におけるブロック409について述べた状
態に類似している。メッセージが“データ”メッセージ
である場合、新たな故障記録が作成される(ブロック7
02)。
現時点では視認出来ない新たな故障に関する故障回路メ
ッセージを受信したときのプロセッサ108の動作を示
す流れ図である。最初に、メッセージのタイプが決定さ
れる(ブロック701)。このメッセージが“検出”メ
ッセージである場合、特別な動作は何も採られない。こ
の状態は図4におけるブロック409について述べた状
態に類似している。メッセージが“データ”メッセージ
である場合、新たな故障記録が作成される(ブロック7
02)。
【0114】しかし、この記録は単なる良品回路記録の
コピーである。なぜなら、プロセッサ108は“デー
タ”ラインではなく、“コントロール”および“アドレ
ス”ラインに関する情報だけを記憶するからである。次
いで、作成メッセージはプロセッサ109に送られ(ブ
ロック703)、プロセッサ109および110内に故
障に関する故障記録を作成させる。続いて、“故障/収
束”メッセージが送られる(ブロック704)。プロセ
ッサ108は“データ”メッセージから、故障が依然と
して視認可能か否か決定できないので、この故障につい
て“除去フラグ”をリセットする(ブロック705)。
コピーである。なぜなら、プロセッサ108は“デー
タ”ラインではなく、“コントロール”および“アドレ
ス”ラインに関する情報だけを記憶するからである。次
いで、作成メッセージはプロセッサ109に送られ(ブ
ロック703)、プロセッサ109および110内に故
障に関する故障記録を作成させる。続いて、“故障/収
束”メッセージが送られる(ブロック704)。プロセ
ッサ108は“データ”メッセージから、故障が依然と
して視認可能か否か決定できないので、この故障につい
て“除去フラグ”をリセットする(ブロック705)。
【0115】メッセージが“コントロール”または“ア
ドレス”である場合、全てのコントロールおよびアドレ
ス入力を、図6のブロック614で説明した方法と同様
な方法で、良品回路に関する相対物と比較する(ブロッ
ク707)。故障回路および良品回路に関する入力が同
一である場合、特別な動作は何も採られない。そうでな
い場合、良品回路に関する記録をコピーし、それを、故
障回路について受信した直後のメッセージに従って変更
することにより新たな故障記録を作成する(ブロック7
08)。
ドレス”である場合、全てのコントロールおよびアドレ
ス入力を、図6のブロック614で説明した方法と同様
な方法で、良品回路に関する相対物と比較する(ブロッ
ク707)。故障回路および良品回路に関する入力が同
一である場合、特別な動作は何も採られない。そうでな
い場合、良品回路に関する記録をコピーし、それを、故
障回路について受信した直後のメッセージに従って変更
することにより新たな故障記録を作成する(ブロック7
08)。
【0116】その後、作成メッセージをプロセッサ10
9に送り(ブロック709)、プロセッサ109および
110内に対応する故障記録を作成させ、そして、メッ
セージが関連する特定のコントロールまたはアドレスラ
インについてファンインフラグをセットする(ブロック
710)。これは、これはメッセージのソースにおいて
故障が視認可能であることを記録する。最後に、この故
障がプロセッサ108で視認可能であることを示す“故
障/発散”メッセージをプロセッサ109に送り(ブロ
ック711)、そして、“除去フラグ”をリセットする
(ブロック705)。また、シミュレーションされてい
るメモリブロックがレベル感受性である場合、“アドレ
ス”または“データ”メッセージに続いて、“読出”ま
たは“書込”メッセージを送ることもできる。
9に送り(ブロック709)、プロセッサ109および
110内に対応する故障記録を作成させ、そして、メッ
セージが関連する特定のコントロールまたはアドレスラ
インについてファンインフラグをセットする(ブロック
710)。これは、これはメッセージのソースにおいて
故障が視認可能であることを記録する。最後に、この故
障がプロセッサ108で視認可能であることを示す“故
障/発散”メッセージをプロセッサ109に送り(ブロ
ック711)、そして、“除去フラグ”をリセットする
(ブロック705)。また、シミュレーションされてい
るメモリブロックがレベル感受性である場合、“アドレ
ス”または“データ”メッセージに続いて、“読出”ま
たは“書込”メッセージを送ることもできる。
【0117】図8は、良品回路に関する事象メッセージ
に応答するメモリブロック記述子プロセッサ109の動
作を示す流れ図である。受信メッセージが良品回路に関
するものであり(ブロック801)、かつ、データ入力
ラインに関するものである場合(ブロック802)、良
品回路に関するリンクリスト記録は更新される(ブロッ
ク803)。次いで、プロセッサ109は、そのリンク
リスト内に追加の故障回路記録が存在するか否か決定す
る(ブロック804)。存在すれば、次の故障記録を取
出(ブロック805)、メッセージが関連するデータラ
インの“ファンインフラグ”をテストする(ブロック8
06)。
に応答するメモリブロック記述子プロセッサ109の動
作を示す流れ図である。受信メッセージが良品回路に関
するものであり(ブロック801)、かつ、データ入力
ラインに関するものである場合(ブロック802)、良
品回路に関するリンクリスト記録は更新される(ブロッ
ク803)。次いで、プロセッサ109は、そのリンク
リスト内に追加の故障回路記録が存在するか否か決定す
る(ブロック804)。存在すれば、次の故障記録を取
出(ブロック805)、メッセージが関連するデータラ
インの“ファンインフラグ”をテストする(ブロック8
06)。
【0118】故障回路に付随する故障が事象メッセージ
を起こしたゲートで視認できないことを示すこのような
フラグがリセットされる場合、この事象メッセージに従
って故障記録は更新される(ブロック807)。このよ
うなフラグがセットされる場合、現行の故障記録につい
ては特別な動作は何も採られず、次の故障記録が取り出
される。
を起こしたゲートで視認できないことを示すこのような
フラグがリセットされる場合、この事象メッセージに従
って故障記録は更新される(ブロック807)。このよ
うなフラグがセットされる場合、現行の故障記録につい
ては特別な動作は何も採られず、次の故障記録が取り出
される。
【0119】受信メッセージがアドレス入力ラインに関
連する場合、良品回路に関するリンクリスト記録は更新
される(ブロック812)。受信メッセージが“読出”
または“書込”メッセージである場合、プロセッサ10
9はこのようなリンクリスト記録の“アドレス”および
“オフセット”欄内の情報から読出または書込アドレス
を算出する(ブロック813)。そして、“読出”また
は“書込”メッセージをプロセッサ110に送る(ブロ
ック814)。“書込”メッセージの場合、書込むべき
実際のデータはリンクリスト記録の“データ”欄から得
られ、また、このようなメッセージ内に含まれている。
連する場合、良品回路に関するリンクリスト記録は更新
される(ブロック812)。受信メッセージが“読出”
または“書込”メッセージである場合、プロセッサ10
9はこのようなリンクリスト記録の“アドレス”および
“オフセット”欄内の情報から読出または書込アドレス
を算出する(ブロック813)。そして、“読出”また
は“書込”メッセージをプロセッサ110に送る(ブロ
ック814)。“書込”メッセージの場合、書込むべき
実際のデータはリンクリスト記録の“データ”欄から得
られ、また、このようなメッセージ内に含まれている。
【0120】図9は、故障回路に関する事象メッセージ
を受信した後のプロセッサ109の動作を示す流れ図で
ある。最初にメッセージのタイプが決定される(ブロッ
ク901)。このメッセージが“作成”メッセージであ
る場合、メッセージ内の“fid”欄で識別される特定
の故障について故障記録が作成され(ブロック90
2)、そして、“作成”メッセージがプロセッサ110
に送られる(ブロック903)。このメッセージが“検
出”または“除去”メッセージである場合、適当な動作
が実行され(ブロック904および906)、対応する
メッセージがプロセッサ110に送られる(ブロック9
05および907)。
を受信した後のプロセッサ109の動作を示す流れ図で
ある。最初にメッセージのタイプが決定される(ブロッ
ク901)。このメッセージが“作成”メッセージであ
る場合、メッセージ内の“fid”欄で識別される特定
の故障について故障記録が作成され(ブロック90
2)、そして、“作成”メッセージがプロセッサ110
に送られる(ブロック903)。このメッセージが“検
出”または“除去”メッセージである場合、適当な動作
が実行され(ブロック904および906)、対応する
メッセージがプロセッサ110に送られる(ブロック9
05および907)。
【0121】アドレスメッセージの場合、故障記録は更
新される(ブロック910)。“cdフラグ”が“更
新”または“発散”にセットされている“データ”メッ
セージの場合(ブロック911)、メッセージが関連す
るデータラインについて“データファンインフラグ”が
セットされ(ブロック912)、そして、故障記録内の
“データ”欄が更新される(ブロック913)。“cd
フラグ”が“収束”にセットされている前記のようなメ
ッセージの場合、関連するデータラインに関する“デー
タファンインフラグ”は“データ”欄が更新される前
に、リセットされる(ブロック914)。
新される(ブロック910)。“cdフラグ”が“更
新”または“発散”にセットされている“データ”メッ
セージの場合(ブロック911)、メッセージが関連す
るデータラインについて“データファンインフラグ”が
セットされ(ブロック912)、そして、故障記録内の
“データ”欄が更新される(ブロック913)。“cd
フラグ”が“収束”にセットされている前記のようなメ
ッセージの場合、関連するデータラインに関する“デー
タファンインフラグ”は“データ”欄が更新される前
に、リセットされる(ブロック914)。
【0122】“読出”,“書込”または“断定”メッセ
ージの場合、図8のブロック813について説明したよ
うに、アドレスが算出され(ブロック916)、そし
て、対応するコントロールメッセージがプロセッサ11
0に送られる(ブロック918)。このコントロールメ
ッセージは、“書込”メッセージの場合の故障記録の
“データ”欄からの情報を含む。
ージの場合、図8のブロック813について説明したよ
うに、アドレスが算出され(ブロック916)、そし
て、対応するコントロールメッセージがプロセッサ11
0に送られる(ブロック918)。このコントロールメ
ッセージは、“書込”メッセージの場合の故障記録の
“データ”欄からの情報を含む。
【0123】しかし、プロセッサ109により受信され
たメッセージ内の“cdフラグ”が“収束”にセットさ
れている場合、故障記録内の“データ”ラインの状態は
良品回路に関する記録における対応する状態と比較さ
れ、そして、プロセッサ110に対するメッセージ内の
“cdフラグ”が必要に応じて更新される(ブロック9
17)。
たメッセージ内の“cdフラグ”が“収束”にセットさ
れている場合、故障記録内の“データ”ラインの状態は
良品回路に関する記録における対応する状態と比較さ
れ、そして、プロセッサ110に対するメッセージ内の
“cdフラグ”が必要に応じて更新される(ブロック9
17)。
【0124】このようなデータライン状態が全て同一で
ある場合、故障はデータライン上では視認することがで
きず、その結果、“cdフラグ”は更新されない。しか
し、このような状態が一つでも異なれば、故障は視認可
能であり、そして、プロセッサ108からのメッセージ
内の“事象タイプ”が“良品”にセットされている場合
(このようなメッセージが良品回路に関する事象メッセ
ージから生じることを示す)、“cdフラグ”は“発
散”にセットされ、あるいは、プロセッサ108からの
メッセージ内の“事象タイプ”が“故障”にセットされ
ている場合(このようなメッセージが故障回路に関する
事象メッセージから生じることを示す)、“cdフラ
グ”は“故障”にセットされる。
ある場合、故障はデータライン上では視認することがで
きず、その結果、“cdフラグ”は更新されない。しか
し、このような状態が一つでも異なれば、故障は視認可
能であり、そして、プロセッサ108からのメッセージ
内の“事象タイプ”が“良品”にセットされている場合
(このようなメッセージが良品回路に関する事象メッセ
ージから生じることを示す)、“cdフラグ”は“発
散”にセットされ、あるいは、プロセッサ108からの
メッセージ内の“事象タイプ”が“故障”にセットされ
ている場合(このようなメッセージが故障回路に関する
事象メッセージから生じることを示す)、“cdフラ
グ”は“故障”にセットされる。
【0125】前記のように、様々なアドレスに関するフ
ァンインフラグ、データおよびメモリブロックに関する
データラインが、故障回路に関する事象メッセージ内の
“cdフラグ”の状態に従ってセットされ、そしてリセ
ットされる。しかし、重要なことは、故障記録が適所に
存在し、そして、良品回路に関する事象メッセージがプ
ロセッサ108で受信され(アドレスおよびコントロー
ルラインに関するファンインフラグの場合)またはプロ
セッサ109で受信され(データラインに関するファン
インフラグの場合)る場合はいつでも、このような記録
内のファンインフラグが正しい状態に在ることである。
ァンインフラグ、データおよびメモリブロックに関する
データラインが、故障回路に関する事象メッセージ内の
“cdフラグ”の状態に従ってセットされ、そしてリセ
ットされる。しかし、重要なことは、故障記録が適所に
存在し、そして、良品回路に関する事象メッセージがプ
ロセッサ108で受信され(アドレスおよびコントロー
ルラインに関するファンインフラグの場合)またはプロ
セッサ109で受信され(データラインに関するファン
インフラグの場合)る場合はいつでも、このような記録
内のファンインフラグが正しい状態に在ることである。
【0126】良品回路事象メッセージは、故障回路メッ
セージよりも先にプロセッサ108および109に到着
する。この故障回路メッセージはこのような故障記録を
作成させる、および/または、ファンインフラグをセッ
トまたはリセットさせる。この問題を解決するために、
図1に示すインタフェースプロセッサ114は、故障デ
ータプロセッサ106からの事象メッセージに応答し
て、特別なファンインフラグメッセージを発生する。
セージよりも先にプロセッサ108および109に到着
する。この故障回路メッセージはこのような故障記録を
作成させる、および/または、ファンインフラグをセッ
トまたはリセットさせる。この問題を解決するために、
図1に示すインタフェースプロセッサ114は、故障デ
ータプロセッサ106からの事象メッセージに応答し
て、特別なファンインフラグメッセージを発生する。
【0127】図2のブロック215および217に示さ
れるように、良品回路に関する事象メッセージに応答し
て、プロセッサ106は、故障リスト内の各故障につい
て、“発散”または“収束”メッセージのどちらかをプ
ロセッサ114に送る。このようなメッセージは次の形
式を有する。 ファンアウトゲート,fid,cdフラグ
れるように、良品回路に関する事象メッセージに応答し
て、プロセッサ106は、故障リスト内の各故障につい
て、“発散”または“収束”メッセージのどちらかをプ
ロセッサ114に送る。このようなメッセージは次の形
式を有する。 ファンアウトゲート,fid,cdフラグ
【0128】プロセッサ114は、プロセッサ103お
よび104に記憶されたものと同様に、各論理ゲートに
関するポインタおよび故障リストを記憶する。しかし、
プロセッサ114はメモリブロックのアドレス、データ
またはコントロールラインであるファンアウトだけをリ
スト化する。プロセッサ106から事象メッセージを受
信すると、プロセッサ114は関連するファンアウトリ
スト内の各エントリについて下記の形式のファンインフ
ラグメッセージをプロセッサ108に送る。 fid,cdフラグ
よび104に記憶されたものと同様に、各論理ゲートに
関するポインタおよび故障リストを記憶する。しかし、
プロセッサ114はメモリブロックのアドレス、データ
またはコントロールラインであるファンアウトだけをリ
スト化する。プロセッサ106から事象メッセージを受
信すると、プロセッサ114は関連するファンアウトリ
スト内の各エントリについて下記の形式のファンインフ
ラグメッセージをプロセッサ108に送る。 fid,cdフラグ
【0129】故障記録が未だに作成されていないことを
示す“fid”を含む各ファンインフラグメッセージの
場合、プロセッサ108はこのような記録を作成し、そ
して、図7のブロック708および709におけるよう
に、“作成”メッセージをプロセッサ109に送る。
示す“fid”を含む各ファンインフラグメッセージの
場合、プロセッサ108はこのような記録を作成し、そ
して、図7のブロック708および709におけるよう
に、“作成”メッセージをプロセッサ109に送る。
【0130】ファンインフラグメッセージがアドレスま
たはコントロールラインに関するものである場合、プロ
セッサ108は、図6のブロック611,612および
613におけるように、メッセージ内の“cdフラグ”
の状態に従って、関連する“アドレスファンインフラ
グ”または“データファンインフラグ”をセットまたは
リセットする。
たはコントロールラインに関するものである場合、プロ
セッサ108は、図6のブロック611,612および
613におけるように、メッセージ内の“cdフラグ”
の状態に従って、関連する“アドレスファンインフラ
グ”または“データファンインフラグ”をセットまたは
リセットする。
【0131】ファンインフラグメッセージがデータライ
ンに関するものである場合、プロセッサ108はメッセ
ージをプロセッサ109に送る。このメッセージは、図
9のブロック911,912および914におけるよう
に、“cdフラグ”に従って、関連する“データファン
インフラグ”をセットまたはリセットする。
ンに関するものである場合、プロセッサ108はメッセ
ージをプロセッサ109に送る。このメッセージは、図
9のブロック911,912および914におけるよう
に、“cdフラグ”に従って、関連する“データファン
インフラグ”をセットまたはリセットする。
【0132】図10は物理的メモリプロセッサ110の
動作を示す流れ図である。良品回路に関する“書込”メ
ッセージ(ここで、“msg値”欄は関連するアドレス
およびデータを含む)を受信すると(ブロック1001
および1002)、プロセッサ110は、良品回路に関
する被シミュレーションメモリ内の前記アドレスにおけ
る先に記憶されていた値を最初に読み出す(ブロック1
003)。そして、この先行値を“書込”メッセージ内
の新たな値と比較する(ブロック1004)。値が同一
でない場合、新たな値を前記アドレスに書込む(ブロッ
ク1005)。
動作を示す流れ図である。良品回路に関する“書込”メ
ッセージ(ここで、“msg値”欄は関連するアドレス
およびデータを含む)を受信すると(ブロック1001
および1002)、プロセッサ110は、良品回路に関
する被シミュレーションメモリ内の前記アドレスにおけ
る先に記憶されていた値を最初に読み出す(ブロック1
003)。そして、この先行値を“書込”メッセージ内
の新たな値と比較する(ブロック1004)。値が同一
でない場合、新たな値を前記アドレスに書込む(ブロッ
ク1005)。
【0133】次いで、相違リストは次のように更新され
る。リンクリスト内の各故障記録の場合(ブロック10
10)、このような故障に関する相違リストにアクセス
するのに故障識別番号を使用し(ブロック1011)、
前記アドレスについてこのような相違リスト内に記録が
存在するか否か決定する(ブロック1012)。存在す
る場合、このような記録内の値と新たな値を比較する
(ブロック1013)。そして、値が同一である場合、
このような記録を相違リストから除去する(ブロック1
014)。前記アドレスについて記録が存在しない場
合、ブロック1003において良品回路について読み出
された先行値を用いて相違リスト内に記録を作成する。
る。リンクリスト内の各故障記録の場合(ブロック10
10)、このような故障に関する相違リストにアクセス
するのに故障識別番号を使用し(ブロック1011)、
前記アドレスについてこのような相違リスト内に記録が
存在するか否か決定する(ブロック1012)。存在す
る場合、このような記録内の値と新たな値を比較する
(ブロック1013)。そして、値が同一である場合、
このような記録を相違リストから除去する(ブロック1
014)。前記アドレスについて記録が存在しない場
合、ブロック1003において良品回路について読み出
された先行値を用いて相違リスト内に記録を作成する。
【0134】良品回路に関する“読出”メッセージ(こ
こで、“msg値”欄は関連するアドレスを含む)を受
信すると、プロセッサ110は前記アドレスで記憶され
た値を読出し、良品回路に関する“最終読出値”を更新
し(ブロック1021)、そして、シミュレーションさ
れているメモリブロック内の各データ出力ラインについ
て良品事象メッセージを送る。各メッセージ内の“現行
状態”欄は、このようなメッセージの“ソースゲート”
欄で識別されるデータ出力ラインについて読み出された
直後の値を含む。
こで、“msg値”欄は関連するアドレスを含む)を受
信すると、プロセッサ110は前記アドレスで記憶され
た値を読出し、良品回路に関する“最終読出値”を更新
し(ブロック1021)、そして、シミュレーションさ
れているメモリブロック内の各データ出力ラインについ
て良品事象メッセージを送る。各メッセージ内の“現行
状態”欄は、このようなメッセージの“ソースゲート”
欄で識別されるデータ出力ラインについて読み出された
直後の値を含む。
【0135】図11は、故障回路に関する事象メッセー
ジを受信したときのプロセッサ110の動作を示す流れ
図である。図示されているように、“作成”,“検
出”,“除去”,“書込”,“読出”および“断定”の
6種類のタイプのメッセージを受信できる(ブロック1
101)。“作成”メッセージを受信すると、メッセー
ジ内の“fid”欄で識別される特定の故障に関するリ
ンクリスト内に故障記録が作成される。“検出”および
“除去”メッセージの場合、識別された故障に関する故
障記録はリンクリストから除去される(ブロック110
3および1105)。“検出”メッセージの場合、プロ
セッサ110は一連の“検出”メッセージをプロセッサ
111に送る。メモリブロック内の各データ出力ライン
について一つのメッセージがシミュレーションされる。
ジを受信したときのプロセッサ110の動作を示す流れ
図である。図示されているように、“作成”,“検
出”,“除去”,“書込”,“読出”および“断定”の
6種類のタイプのメッセージを受信できる(ブロック1
101)。“作成”メッセージを受信すると、メッセー
ジ内の“fid”欄で識別される特定の故障に関するリ
ンクリスト内に故障記録が作成される。“検出”および
“除去”メッセージの場合、識別された故障に関する故
障記録はリンクリストから除去される(ブロック110
3および1105)。“検出”メッセージの場合、プロ
セッサ110は一連の“検出”メッセージをプロセッサ
111に送る。メモリブロック内の各データ出力ライン
について一つのメッセージがシミュレーションされる。
【0136】故障回路に関する“書込”メッセージを受
信すると、書込むべき新たな値を同一のアドレスにおけ
る良品回路について記憶された値と比較する(ブロック
1110)。値が同一である場合、相違リストをチェッ
クし、前記アドレスについて記録が存在するか否か決定
する(ブロック1111)。存在する場合、このような
アドレスにおける値はもはや相違しないので、この記録
を除去する(ブロック1112)。
信すると、書込むべき新たな値を同一のアドレスにおけ
る良品回路について記憶された値と比較する(ブロック
1110)。値が同一である場合、相違リストをチェッ
クし、前記アドレスについて記録が存在するか否か決定
する(ブロック1111)。存在する場合、このような
アドレスにおける値はもはや相違しないので、この記録
を除去する(ブロック1112)。
【0137】次に、メッセージ内の“cdフラグ”が
“収束”にセットされ(ブロック1113)、かつ、ポ
インタリスト内のこのような故障回路に関するポインタ
が“空”(このような故障に関する相違リスト内にその
他の相違が存在しないことを示す)である場合(ブロッ
ク1114)、除去メッセージがプロセッサ108に送
られる。この除去メッセージは、“除去”フラグ(図6
のブロック605,606および607)の状態に応じ
て、このような故障に関する全ての故障記録のプロセッ
サ108,109および110からの除去を開始する。
“cdフラグ”が“収束”にセットされず、あるいは、
更に相違が存在する場合、特別な動作は何も採られな
い。
“収束”にセットされ(ブロック1113)、かつ、ポ
インタリスト内のこのような故障回路に関するポインタ
が“空”(このような故障に関する相違リスト内にその
他の相違が存在しないことを示す)である場合(ブロッ
ク1114)、除去メッセージがプロセッサ108に送
られる。この除去メッセージは、“除去”フラグ(図6
のブロック605,606および607)の状態に応じ
て、このような故障に関する全ての故障記録のプロセッ
サ108,109および110からの除去を開始する。
“cdフラグ”が“収束”にセットされず、あるいは、
更に相違が存在する場合、特別な動作は何も採られな
い。
【0138】ブロック1110に拠って行われる比較
が、故障回路に関する新たな値が良品回路の値と異なる
ことを示し、かつ、関連アドレスについて相違リスト内
に記録が存在する場合(ブロック1116)、新たな値
がこのような記録に書き込まれる(ブロック111
7)。さもなければ、新規な値を用いてこのようなアド
レスについて新たな記録が作成される(ブロック111
8)。
が、故障回路に関する新たな値が良品回路の値と異なる
ことを示し、かつ、関連アドレスについて相違リスト内
に記録が存在する場合(ブロック1116)、新たな値
がこのような記録に書き込まれる(ブロック111
7)。さもなければ、新規な値を用いてこのようなアド
レスについて新たな記録が作成される(ブロック111
8)。
【0139】故障回路に関する“読出”メッセージを受
信したとき、“cdフラグ”が“収束”にセットされ
(ブロック1120)、かつ、このような故障について
記憶された相違点が存在しない場合(ブロック112
1)、このような故障に関する記録はプロセッサ10
8,109および110から除去することができ、そし
て、この“除去”メッセージはプロセッサ108に送ら
れる(ブロック1122)。(しかし、プロセッサ11
0内のこのような故障記録の除去はプロセッサ109か
らの除去メッセージを連続的に受信しなければ起こら
ず、また、除去はブロック1105に従って起こる。)
信したとき、“cdフラグ”が“収束”にセットされ
(ブロック1120)、かつ、このような故障について
記憶された相違点が存在しない場合(ブロック112
1)、このような故障に関する記録はプロセッサ10
8,109および110から除去することができ、そし
て、この“除去”メッセージはプロセッサ108に送ら
れる(ブロック1122)。(しかし、プロセッサ11
0内のこのような故障記録の除去はプロセッサ109か
らの除去メッセージを連続的に受信しなければ起こら
ず、また、除去はブロック1105に従って起こる。)
【0140】事象メッセージをプロセッサ111に送る
ことを可能にするために、良品回路に関するリンクリス
ト記録内の“最終読出”欄からの値は故障回路に関する
“最終読出”欄にコピーされる。その後、必要に応じ
て、このような事象メッセージについて“cdフラグ”
が更新される(ブロック1124)。プロセッサ110
により受信されたメッセージ内の“cdフラグ”が“収
束”にセットされているが、故障回路に関する相違点が
依然として存在する場合、故障は依然として視認可能で
あり、その結果、受信メッセージ内の“事象タイプ”が
“良品”である場合、“cdフラグ”は“発散”にセッ
トされ、また、このようなメッセージ内の“事象タイ
プ”が“故障”である場合、“cdフラグ”は“更新”
にセットされる。最後に、故障回路に関する“最終読
出”からの値を用いて、各データ出力ラインに関する事
象メッセージがプロセッサ111に送られる。
ことを可能にするために、良品回路に関するリンクリス
ト記録内の“最終読出”欄からの値は故障回路に関する
“最終読出”欄にコピーされる。その後、必要に応じ
て、このような事象メッセージについて“cdフラグ”
が更新される(ブロック1124)。プロセッサ110
により受信されたメッセージ内の“cdフラグ”が“収
束”にセットされているが、故障回路に関する相違点が
依然として存在する場合、故障は依然として視認可能で
あり、その結果、受信メッセージ内の“事象タイプ”が
“良品”である場合、“cdフラグ”は“発散”にセッ
トされ、また、このようなメッセージ内の“事象タイ
プ”が“故障”である場合、“cdフラグ”は“更新”
にセットされる。最後に、故障回路に関する“最終読
出”からの値を用いて、各データ出力ラインに関する事
象メッセージがプロセッサ111に送られる。
【0141】“cdフラグ”が受信メッセージ内で“更
新”または“発散”にセットされるか、または、相違が
依然として存在する場合、および、関連アドレスについ
て相違リスト内に記録が存在する場合、“最終読出”は
このような記録から更新される(ブロック1127)。
相違リスト内にこのような記録が存在しない場合、故障
回路に関する“最終読出”は良品回路に関する“最終読
出”から更新される(ブロック1123)。
新”または“発散”にセットされるか、または、相違が
依然として存在する場合、および、関連アドレスについ
て相違リスト内に記録が存在する場合、“最終読出”は
このような記録から更新される(ブロック1127)。
相違リスト内にこのような記録が存在しない場合、故障
回路に関する“最終読出”は良品回路に関する“最終読
出”から更新される(ブロック1123)。
【0142】受信メッセージが“断定”である場合、や
るべきことは“cdフラグ”を更新し(ブロック112
4)、そして、故障回路にかんする“最終読出”の値に
従って事象メッセージを送ることである(ブロック11
25)。
るべきことは“cdフラグ”を更新し(ブロック112
4)、そして、故障回路にかんする“最終読出”の値に
従って事象メッセージを送ることである(ブロック11
25)。
【0143】前記の記載から明らかなように、プロセッ
サ106,108,109および110における多くの
動作は、特定の故障に関する記録が存在するか否かを決
定するために、リンクリストをサーチすることを含む。
本発明の好ましい実施例では、このようなリンクリスト
は故障識別番号により記憶され、そして、4個の別々の
リストに分割される。このような構成により、良品回路
および故障回路の両方についてサーチ速度を向上させる
ことができる。所望により、このリンクリストのその他
の構成も使用できる。
サ106,108,109および110における多くの
動作は、特定の故障に関する記録が存在するか否かを決
定するために、リンクリストをサーチすることを含む。
本発明の好ましい実施例では、このようなリンクリスト
は故障識別番号により記憶され、そして、4個の別々の
リストに分割される。このような構成により、良品回路
および故障回路の両方についてサーチ速度を向上させる
ことができる。所望により、このリンクリストのその他
の構成も使用できる。
【0144】図1に示されたパイプラインにおけるボト
ルネックを避けるために、また、シミュレーション動作
をスピードアップするために、大きな記憶容量または処
理負担を有するプロセッサを反復することが望ましい。
例えば、前記の本発明の好ましい実施例では、2個の故
障データプロセッサが設けられている。奇数故障識別番
号を有する故障回路に関する事象メッセージが、プロセ
ッサ105により、このような2個のプロセッサの内の
第1のプロセッサに送られ、偶数故障識別番号を有する
故障回路に関するメッセージが第2のプロセッサに送ら
れる。
ルネックを避けるために、また、シミュレーション動作
をスピードアップするために、大きな記憶容量または処
理負担を有するプロセッサを反復することが望ましい。
例えば、前記の本発明の好ましい実施例では、2個の故
障データプロセッサが設けられている。奇数故障識別番
号を有する故障回路に関する事象メッセージが、プロセ
ッサ105により、このような2個のプロセッサの内の
第1のプロセッサに送られ、偶数故障識別番号を有する
故障回路に関するメッセージが第2のプロセッサに送ら
れる。
【0145】第1のプロセッサは奇数番号故障に関する
故障記録を保持し、第2のプロセッサは偶数番号故障に
関する故障記録を保持する。良品回路に関するメッセー
ジは両方のプロセッサに送られる。これにより、どちら
のプロセッサも、故障記録を記憶するための任意の故障
回路と良品回路との間の必要な比較を行うことができ
る。このようなプロセッサは両方とも、事象メッセージ
をプロセッサ107に送り、かつ、ファンアウトメッセ
ージをプロセッサ114に送る。言うまでもなく、図1
に示されたその他のプロセッサも必要に応じて同様な方
法で反復させることができる。
故障記録を保持し、第2のプロセッサは偶数番号故障に
関する故障記録を保持する。良品回路に関するメッセー
ジは両方のプロセッサに送られる。これにより、どちら
のプロセッサも、故障記録を記憶するための任意の故障
回路と良品回路との間の必要な比較を行うことができ
る。このようなプロセッサは両方とも、事象メッセージ
をプロセッサ107に送り、かつ、ファンアウトメッセ
ージをプロセッサ114に送る。言うまでもなく、図1
に示されたその他のプロセッサも必要に応じて同様な方
法で反復させることができる。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
故障が素子の部分で認識できる場合、シミュレーション
中に、故障回路内の回路素子の状態を記憶するためのメ
モリ記録が作成される。このような記録は、不要になっ
たときに除去される。その結果、シミュレーションがス
ピードアップされる。
故障が素子の部分で認識できる場合、シミュレーション
中に、故障回路内の回路素子の状態を記憶するためのメ
モリ記録が作成される。このような記録は、不要になっ
たときに除去される。その結果、シミュレーションがス
ピードアップされる。
【図1】本発明による故障シミュレーション用に形成さ
れたパイプライン化マルチプロセッサのブロック図であ
る。
れたパイプライン化マルチプロセッサのブロック図であ
る。
【図2】良品回路および故障回路の両方のシミュレーシ
ョン中におけるパイプライン化マルチプロセッサにおけ
る様々なプロセッサの動作を示す流れ図である。
ョン中におけるパイプライン化マルチプロセッサにおけ
る様々なプロセッサの動作を示す流れ図である。
【図3】良品回路および故障回路の両方のシミュレーシ
ョン中におけるパイプライン化マルチプロセッサにおけ
る様々なプロセッサの動作を示す流れ図である。
ョン中におけるパイプライン化マルチプロセッサにおけ
る様々なプロセッサの動作を示す流れ図である。
【図4】良品回路および故障回路の両方のシミュレーシ
ョン中におけるパイプライン化マルチプロセッサにおけ
る様々なプロセッサの動作を示す流れ図である。
ョン中におけるパイプライン化マルチプロセッサにおけ
る様々なプロセッサの動作を示す流れ図である。
【図5】良品回路および故障回路の両方のシミュレーシ
ョン中におけるパイプライン化マルチプロセッサにおけ
る様々なプロセッサの動作を示す流れ図である。
ョン中におけるパイプライン化マルチプロセッサにおけ
る様々なプロセッサの動作を示す流れ図である。
【図6】良品回路および故障回路の両方のシミュレーシ
ョン中におけるパイプライン化マルチプロセッサにおけ
る様々なプロセッサの動作を示す流れ図である。
ョン中におけるパイプライン化マルチプロセッサにおけ
る様々なプロセッサの動作を示す流れ図である。
【図7】良品回路および故障回路の両方のシミュレーシ
ョン中におけるパイプライン化マルチプロセッサにおけ
る様々なプロセッサの動作を示す流れ図である。
ョン中におけるパイプライン化マルチプロセッサにおけ
る様々なプロセッサの動作を示す流れ図である。
【図8】良品回路および故障回路の両方のシミュレーシ
ョン中におけるパイプライン化マルチプロセッサにおけ
る様々なプロセッサの動作を示す流れ図である。
ョン中におけるパイプライン化マルチプロセッサにおけ
る様々なプロセッサの動作を示す流れ図である。
【図9】良品回路および故障回路の両方のシミュレーシ
ョン中におけるパイプライン化マルチプロセッサにおけ
る様々なプロセッサの動作を示す流れ図である。
ョン中におけるパイプライン化マルチプロセッサにおけ
る様々なプロセッサの動作を示す流れ図である。
【図10】良品回路および故障回路の両方のシミュレー
ション中におけるパイプライン化マルチプロセッサにお
ける様々なプロセッサの動作を示す流れ図である。
ション中におけるパイプライン化マルチプロセッサにお
ける様々なプロセッサの動作を示す流れ図である。
【図11】良品回路および故障回路の両方のシミュレー
ション中におけるパイプライン化マルチプロセッサにお
ける様々なプロセッサの動作を示す流れ図である。
ション中におけるパイプライン化マルチプロセッサにお
ける様々なプロセッサの動作を示す流れ図である。
100 マルチコンピュータ 101 信号スケジューラ 102 出力ロガー 103 ファンアウトポインタ 104 ファンアウトリスト 105 故障除去/メモリ検出器 106 故障データ 107 入力故障/機能評価 108 メモリブロックコントロール 109 メモリブロック記述子 110 物理的メモリ 111 事象検出器 112 テストベクトル/遅延 113 出力故障 114 インタフェース 120 ホストプロセッサ
フロントページの続き (72)発明者 プラチマ アグラウェル アメリカ合衆国 07974 ニュージャージ ー ユニオン カントリー、ニュー プロ ビデンス、コルチェスター ロード、40 (72)発明者 サミトラ ボーズ アメリカ合衆国 08865 ニュージャージ ー ワレン カントリー、フィリップスバ ーグ、アプト 330、ハックマン ストリ ート 451
Claims (6)
- 【請求項1】 論理回路の入力にテストベクトルを印加
したときの前記回路からの少なくとも一つの出力の状態
が、故障のない前記回路に前記テストベクトルを印加し
たときの前記出力の状態と異なる場合に前記回路内の故
障は検出されたと判断され、また、候補テストベクトル
を前記論理回路の被シミュレーション良品回路および前
記論理回路の被シミュレーション故障回路(この各故障
回路は故障箇所を1個だけ有する)に印加し、そして、
前記候補テストベクトルのうち少なくとも1個の故障を
検出したテストベクトルだけを一連のテストベクトルに
ついて選択することにより、所望の一連の前記テストベ
クトルを作成することからなる論理回路の試験方法であ
って、 前記シミュレーションステップにおいて、 前記論理回路内の素子に関する機能および相互接続を記
憶するステップと、 前記各故障の位置およびタイプを記憶するステップと、 前記各候補テストベクトルについて順に、 前記候補テストベクトルに応答する前記良品回路の動作
をシミュレーションし、そして、前記シミュレーション
中の前記各素子の中間入力状態に関する良品回路記録を
作成し、そして、該中間入力状態を記憶するステップ
と、 前記良品回路シミュレーションと同時に、前記各故障回
路の動作をシミュレーションし、そして、前記故障回路
シミュレーション中の前記各素子の連続的入力状態に関
する故障回路記録を、前記故障回路内の前記入力状態が
前記良品回路の入力状態と異なる程度にまでだけ、作成
し、かつ、前記連続的入力状態を記憶し、そして、前記
入力状態がもはや相違しない場合には前記故障回路記録
を除去するステップと、 前記候補テストベクトルについて前記シミュレーション
が全て完了したとき、各故障回路に関する出力状態を前
記良品回路に関する前記出力状態を比較し、故障(存在
すれば)が前記候補テストベクトルにより検出されたか
否か決定するステップと、 前記故障位置およびタイプ並びに各検出故障に関する前
記故障回路記録の全てを記憶装置から削除するステップ
とを有することを特徴とする論理回路の試験方法。 - 【請求項2】 前記素子は、論理ゲートおよびメモリブ
ロックであり、前記良品回路シミュレーションステップ
は、 メモリブロックについて書込動作をシミュレーションし
たとき、前記メモリブロックに関する良品回路記録内に
関連するデータを記憶するステップと、 メモリブロックについて読出動作をシミュレーションし
たとき、前記メモリブロックに関する良品回路記録から
関連するデータを検索するステップと、を有することを
特徴とする請求項1の試験方法。 - 【請求項3】 前記故障回路シミュレーションステップ
は、 故障回路内のメモリブロックについて書込動作をシミュ
レーションしたとき、書き込むべきデータが対応する良
品回路内の同じアドレスについて書き込まれたデータと
異なる場合、前記アドレスに関連して前記データを関連
する故障回路記録へ書込むステップと、 故障回路内のメモリブロックについて読出動作をシミュ
レーションしたとき、読み出すべきデータが関連する故
障回路記録内に記憶されていない場合、対応する良品回
路記録内の同じアドレスから前記データを検索するステ
ップと、を有することを特徴とする請求項2の試験方
法。 - 【請求項4】 前記故障回路シミュレーションステップ
は、 故障回路内のメモリブロックについて読出動作をシミュ
レーションした後、前記故障回路に関する故障回路記録
内の最終読出値を記憶するステップと、 良品回路内のメモリブロックについて読出動作をシミュ
レーションした後、故障回路内の対応する読出動作が前
記故障回路内の故障のために生起しない場合、前記被シ
ミュレーション読出動作の結果として使用するために、
前記故障回路記録から前記最終読出値を検索するステッ
プとを有することを特徴とする請求項3の試験方法。 - 【請求項5】 入力に印加されるテストベクトルに対す
る論理回路の出力における応答を、前記論理回路の故障
のない良品回路および前記論理回路の複数個の故障回路
(この各故障回路は故障を1個だけ有する)について同
時にシミュレーションすることからなる、論理ゲートお
よび機能回路を含有する論理回路内の故障をシミュレー
ションする装置であって、 概ねパイプライン形状に接続された複数個の個別プロセ
ッサ(101〜113)、前記パイプラインは、少なく
とも第1の分岐と、この第1の分岐と平行な第2の分岐
を有し、第1および第2の分岐は両方とも前記プロセッ
サのうちの少なくとも1個のプロセッサを包含し、前記
各プロセッサは、前記パイプライン内の少なくとも次の
プロセッサにメッセージを送ることができ、かつ、前記
パイプライン内の少なくともその前のプロセッサからメ
ッセージを受信することができ、そして、シミュレーシ
ョンは前記プロセッサ間を循環される事象メッセージに
より行われる;シミュレーションされている論理回路内
の論理ゲートおよび機能回路間の相互接続を定義する情
報を記憶する、前記プロセッサ(例えば、103,10
4,106)内の手段と、 シミュレーションすべき各故障を定義する情報を記憶す
る、前記プロセッサ(例えば、107,103)内の手
段と、 前記回路の良品回路および前記回路の各故障回路におけ
る各論理ゲート(このゲートは故障を有する)に関する
状態記録を記憶し、そして、前記事象メッセージに応答
して、故障が前記ゲートにおいて視認可能になる場合、
前記論理回路の各故障回路について前記ゲートに関する
このような記録を追加し、そして、故障が前記ゲートに
おいてもはや視認できない場合、前記論理回路の各故障
回路に関する前記記録を削除する、前記第1の分岐内の
前記プロセッサ(106)内の手段と、 前記第1の分岐内の前記プロセッサのうちの少なくとも
一つ(107)における前記事象メッセージに応答し
て、前記論理ゲートの動作をシミュレーションし、そし
て、前記ゲートの出力状態を示す事象メッセージを送る
手段と、 前記論理回路の良品回路の各機能回路に関する状態記録
を記憶し、そして、前記事象メッセージに応答して、故
障が前記機能回路において視認可能になる場合、前記論
理回路の各故障回路の前記機能回路に関するこのような
記録を追加し、そして、故障が前記機能回路においても
はや視認できない場合、前記論理回路の各故障回路の前
記機能回路に関する前記記録を削除する、前記第2の分
岐内の前記プロセッサ(108,109,110)のう
ちの少なくとも一つのプロセッサ内の手段と、 前記第2の分岐内の前記プロセッサのうちの少なくとも
一つのプロセッサ(例えば、110)における前記事象
メッセージに応答して、前記故障回路の動作をシミュレ
ーションし、そして、前記故障回路の出力状態を示す事
象メッセージを送る手段と、 前記プロセッサのうちの少なくとも一つのプロセッサ
(111)における前記事象メッセージに応答して、前
記論理ゲートおよび前記機能回路の出力状態の変化を検
出し、そして、前記状態変化を示す事象メッセージを送
る手段と、 テストベクトルを示す事象メッセージを送る、前記プロ
セッサのうちの少なくとも一つのプロセッサ(112)
内の手段と、 所定のテストベクトルについてシミュレーションが完了
したとき、前記論理回路の良品回路のシミュレーション
結果と前記論理回路の各故障回路の出力結果を比較して
相違を検出し、そして、相違が検出された各故障回路に
ついて、前記故障回路およびそれらの故障に関する前記
プロセッサ内の全ての記録を削除させる事象メッセージ
を送る、前記プロセッサのうちの少なくとも一つのプロ
セッサ(105)内の手段と、からなることを特徴とす
る論理回路内の故障シミュレーション装置。 - 【請求項6】 前記機能回路はメモリブロックである請
求項5の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US95454792A | 1992-09-30 | 1992-09-30 | |
US954547 | 1992-09-30 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06194415A true JPH06194415A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=25495587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5263099A Pending JPH06194415A (ja) | 1992-09-30 | 1993-09-28 | 論理回路の試験方法とその装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5513339A (ja) |
JP (1) | JPH06194415A (ja) |
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