JPH06194138A - 物体の姿勢推定方法およびその装置 - Google Patents

物体の姿勢推定方法およびその装置

Info

Publication number
JPH06194138A
JPH06194138A JP4343767A JP34376792A JPH06194138A JP H06194138 A JPH06194138 A JP H06194138A JP 4343767 A JP4343767 A JP 4343767A JP 34376792 A JP34376792 A JP 34376792A JP H06194138 A JPH06194138 A JP H06194138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line segment
rigid body
point
dimensional
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4343767A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Shiyakunaga
健 尺長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP4343767A priority Critical patent/JPH06194138A/ja
Publication of JPH06194138A publication Critical patent/JPH06194138A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラ等の入力画像に対応する任意形状の物
体の3次元空間内での姿勢を高速かつ高精度に推定する
姿勢推定方法と装置を提供する。 【構成】 カメラの2次元画像の特徴線分および特徴点
を入力画像特徴抽出装置1で求める。画像・物体対応付
け装置3にて、これらと物体モデル記述格納装置2の物
体モデル線分記述及び物体モデル点記述の各対応付けを
行い、その整合性から主指定線分集合、2つの指定点
対、副指定線分集合を選択する。この主指定線分集合と
指定点対から3次元空間での全ての姿勢候補を主指定線
分集合・点対姿勢推定装置4で求める。また、副指定線
分集合から3次元空間での全ての姿勢候補を副指定線分
集合姿勢推定装置5で求める。次に、線分集合姿勢決定
装置6で、物体モデル線分記述中の線分および物体モデ
ル点記述中の点の対応付けと両立しない姿勢候補を逐次
削除し、各剛体中の線分・点集合の姿勢を推定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物体の姿勢推定方式及
びその装置に係わり、詳しくは、カメラから2次元画像
として入力される3次元物体について、それの3次元空
間内での姿勢を推定する方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2次元画像を用いた3次元情報抽
出法としては、複数のカメラ系を用いるステレオ3次元
復元法、および制御可能なスリット光などの光源とカメ
ラ系を用いる能動的距離測定法、および物体上の4点以
上の点の画像との対応付けを用いる四面体配置推定法
(特願昭63−58940号)、および物体上の3線分
以上および2点以上の画像との対応付けを用いる三線分
二点配置推定法(特願昭63−201577号)および
縦続接続物体上の特定の線分の組合せおよび2点以上の
画像との対応付けを用いる縦続物体指定線分配置推定法
(特願平2−164228号)などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のうちステレ
オ3次元復元法および能動的距離測定法は、いずれも三
角測量に基づくもので、ステレオ3次元復元法では画像
間の点の対応付けに時間がかかり、また十分な精度が得
にくいという欠点があった。一方、能動的距離測定法で
は、光源などの付帯装置が不可欠であり、点の対応付け
に時間がかかるという欠点があった。また、両者に共通
の問題点としては、誤った点の対応付けが起こった場
合、これを検出する能力を持ち合わせていないという欠
点があった。
【0004】一方、四面体配置推定法は、これらの欠点
を除去するため、1枚の入力画像と予め記述格納された
物体モデルのみから3次元姿勢を高速に推定することを
目的として、1枚の画像入力から得られる4点の2次元
座標値と予め格納された物体モデル中の4点の3次元相
対位置を用いて、物体の3次元姿勢を推定する方法であ
るが、物体モデル中の4点以上の点を安定的に抽出でき
ないような物体モデルに対してはこの方法を適用できな
いという欠点があった。
【0005】また、三線分二点配置推定法は、3本の有
向線分と2点の抽出により3次元姿勢を行える点で、四
面体配置推定法では取り扱えない物体をも対象とできる
が、複数の剛体が回転自由度を持つ関節で結合されて構
成されるような柔構造物体には個々の剛体別に姿勢推定
を行なえない場合には、これらの方法を適用できないと
いう問題があり、また、有向線分に関して3次元方向の
みを用いていたため、線分の通過点あるいは端点等が固
定されている場合については、それらの情報が利用され
ないことに起因して余分の対応付けを必要とするという
問題点があった。
【0006】また、縦続物体指定線分配置推定法は、単
一または複数の剛体および該剛体を接続するための軸ま
わりの回転自由度を持つ関節により構成される縦続接続
物体の姿勢推定を両端の剛体中の2線分およびその他の
剛体中の1線分および1つの剛体中の2点により実現で
きるが、任意の接続物体の姿勢推定には適用できないと
いう問題があり、また、縦続接続物体であっても前記組
み合わせ以外の線分組み合わせでは物体の姿勢を推定で
きないという問題点があった。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点を除去す
るためになされたものであり、その目的は、カメラ等の
入力画像に対応する任意形状の物体の3次元空間内での
姿勢を高速かつ高精度に推定する方法及び装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による物体の姿勢推定方法は、撮像手段で撮
像した2次元画像に対応する物体の3次元姿勢を推定す
る物体の姿勢推定方法であって、まず、撮像手段で撮像
した2次元画像から特徴を抽出し、次に、単一または複
数の剛体および該剛体を接続するための軸まわりの回転
自由度を持つ関節により構成される物体の定義、該定義
によりあらかじめ指定された物体中の各剛体内の有向線
分について剛体内で任意に定義される座標系での各有向
線分の3次元空間内の方向ベクトル値と線分の特徴、お
よび各関節の回転軸に対応する有向線分について関節に
よって接続される2つの剛体およびそれぞれに固有の前
記座標系での方向ベクトル値および該有向線分と同一直
線上にある1点の3次元座標値、および少なくとも1個
以上の剛体中の少なくとも2点以上の点について各剛体
に固有の前記座標系での各点の3次元座標値と特徴を記
述した物体モデル記述を用意して、前記抽出した2次元
画像の特徴と前記物体モデル記述との対応付けを行い、
所定の条件で規定される線分の組み合わせおよび2点を
選択し、次に、該選択された線分の組み合わせおよび2
点に対応する前記物体モデル記述中の有向線分および2
点の姿勢を推定して前記2次元画像に対応する物体の姿
勢候補を推定し、次に、該姿勢の推定により姿勢推定さ
れた各剛体について該剛体を一端とする所定の条件で規
定される線分の組み合わせを選択し、次に、この選択さ
れた線分の組み合わせに対応する前記物体モデル記述中
の有向線分の姿勢候補を推定し、次に、前記各姿勢候補
について前記物体モデル記述中の各有向線分と各点の像
を前記2次元画像と照合して物体の姿勢を決定すること
を要旨とする。
【0009】また、同じく本発明の物体の姿勢推定装置
は、物体の2次元画像を撮像する撮像手段と、該撮像手
段で撮像した2次元画像から特徴を抽出する抽出手段
と、単一または複数の剛体および該剛体を接続するため
の軸まわりの回転自由度を持つ関節により構成される対
象物体の接続構成、対象物体中の各剛体内の有向線分に
ついて剛体内で任意に定義される座標系での各有向線分
の3次元空間内の方向ベクトル値と線分の特徴、各関節
の回転軸に対応する有向線分について関節によって接続
される2つの剛体に固有の前記座標系での方向ベクトル
値および該有向線分と同一直線上にある1点の3次元座
標値、および少なくとも1個以上の剛体中の少なくとも
2点以上の点について各剛体に固有の前記座標系での各
点の3次元座標値と特徴を記述した物体モデル記述を格
納する格納手段と、前記2次元画像の特徴と前記物体モ
デル記述中の特徴記述の対応付けを行って、対応付けの
とれたものの中から所定の条件で規定される線分の組み
合わせおよび2点を選択する選択手段と、前記選択され
た線分集合中の線分の組み合わせおよび2点の3次元空
間での考え得るすべての姿勢候補を求める手段と、この
姿勢候補を求める手段により姿勢推定された各剛体につ
いて該剛体を一端とする所定の条件で規定される線分の
組み合わせを選択する選択手段と、この選択された線分
集合中の線分の組み合わせの3次元空間での考え得るす
べての姿勢候補を求める手段と、前記各姿勢候補につい
て前記物体モデル記述中の各有向線分と各点の像を前記
2次元画像と照合し物体の姿勢を決定する決定手段とを
有することを要旨とする。
【0010】
【作用】本発明の物体の姿勢推定方法およびその装置で
は、撮像手段で撮像した物体の2次元画像の特徴線分お
よび特徴点と予め用意してある対象物体の物体モデル線
分記述および物体モデル点記述の特徴との各対応付けを
行い、その整合性から所定の条件で規定する線分集合
(主指定線分集合)および2点(指定点対)および所定
の条件で規定する線分集合(副指定線分集合)を選択
し、主指定線分集合と指定点対から3次元空間で考えう
る全ての姿勢候補を求め、次に、副指定線分集合から物
体の3次元空間で考えうる全ての姿勢候補を求め、これ
ら物体モデル線分記述中の線分および物体モデル点記述
中の点の対応付けと両立しない姿勢候補を逐次削除し、
最終的に各剛体中の線分・点集合の姿勢を推定して、該
物体の3次元姿勢を高精度で推定可能とする。また、2
次元画像入力から得られる点集合および線分集合の像
と、予め格納された物体モデルを構成する剛体中の対応
する点の3次元相対位置および有向線分集合の相対関係
とを用いることにより、関節で接続されたような様々な
形態の物体の3次元姿勢を高速に推定可能としている。
【0011】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
り、1は入力画像特徴抽出装置、2は物体モデル記述格
納装置、3は画像・物体対応付け装置、4は主指定線分
集合・点対姿勢推定装置、5は副指定線分集合姿勢推定
装置、6は線分集合姿勢決定装置を示す。
【0013】入力画像特徴抽出装置1は、焦点距離やレ
ンズ中心が既知である1台のカメラ(図示せず)から対
象とする3次元物体の2次元画像を入力し、次に示す主
指定線分集合、副指定線分集合および指定点対に対する
条件で規定する組み合わせ以上の特徴線分と少なくとも
2点以上の特徴点を抽出する。
【0014】主指定線分集合とは、以下に示す(1)か
ら(3)の条件を満たす線分集合のことである。
【0015】(1)縦続接続された剛体集合中の両端の
剛体について、剛体モデル線分記述(後述する図4
(c)の23)の中のそれぞれ2本の線分(但し、単一
の剛体である場合には3本の線分)である。しかしなが
ら、剛体モデル点記述(後述する図5(b)の25)の
中の点対を線分種別3(線分の両端点が固定されている
線分種別を指す)の線分の代用として用いることができ
る。この場合、剛体モデル線分記述23には対応する線
分種別3の線分に関する記述を付加するものとする。
【0016】(2)両端以外の剛体について、剛体モデ
ル線分記述23中のそれぞれ1本の線分。ただし、剛体
モデル点記述25中の点対を線分種別3の線分の代用と
して用いることができる。この場合、剛体モデル線分記
述23には対応する線分種別3の線分に関する記述を付
加するものとする。
【0017】(3)上記の(1)項および(2)項で指
定される各剛体中の線分には、少なくとも1本以上の線
分種別3の線分が含まれている。
【0018】副指定線分集合とは、以下に示す(4)の
条件を満たす線分集合のことである。
【0019】(4)主指定線分集合中の線分を含む剛体
を一端とする、縦続接続された剛体集合中の各剛体につ
いて、剛体モデル線分記述23中のそれぞれ1本の線
分。ただし、剛体モデル点記述25中の点対を線分種別
3の線分の代用として用いることができる。この場合、
剛体モデル線分記述23には対応する線分種別3の線分
に関する記述を付加するものとする。
【0020】指定点対は次のように定義される。
【0021】(5)上記(1)項から(3)項で指定さ
れる線分のうち、1本の線分種別3の線分の両端点を指
定点対と呼ぶ。
【0022】物体モデル記述格納装置2には、あらかじ
め対象とする物体中の主指定線分集合を構成する剛体お
よび関節の接続関係を示す主物体縦続構成記述と、副指
定線分集合を構成する剛体および関節の接続関係を示す
副物体縦続構成記述と、その物体中の各剛体内の少なく
とも1個以上(ただし、主物体縦続構成記述の両端の剛
体では2個以上、主物体縦続構成記述が単一の剛体の場
合には3個以上)の有向線分について、剛体内で定義さ
れる任意の座標系で得られた3次元方向表示とその線分
の特徴(例えば光学的特徴)および、線分と共線位置に
ある一点の3次元座標値とを記述した剛体モデル線分記
述と、各関節の回転軸に対応する各1個の有向線分につ
いて、関節により接続される2つの剛体で定義された前
述座標系で得られた3次元方向表示を記述した関節記述
と、少なくとも1個以上の剛体中の(前述の線分との重
複を許す)少なくとも2点以上の点の、剛体内で定義さ
れた座標系で得られた3次元座標値とその点の特徴(例
えば光学的特徴)を記述した剛体モデル点記述が格納さ
れている。
【0023】画像・物体対応付け装置3は、入力画像特
徴抽出装置1で抽出されたカメラ入力画像の特徴線分お
よび特徴点の特徴と物体モデル記述格納装置2に格納さ
れている剛体モデル線分記述および剛体モデル点記述中
の特徴記述との対応付けを行い、対応付けの取れたもの
の中から前記条件で規定される主指定線分集合、副指定
線分集合および指定点対を選択し、該主指定線分集合、
副指定線分集合および指定点対よりなる主指定線分・副
指定線分・点対対応付け表を生成する。この画像・物体
対応付け装置3は本発明の問題を解決する手段における
2つの選択手段を兼ねている。
【0024】主指定線分集合・点対姿勢推定装置4で
は、画像・物体対応付け装置3により選択された主指定
線分集合および指定点対について、それの3次元空間内
で考えうるすべての姿勢候補を推定する。これは、主指
定線分集合・指定点対および各関節の回転軸について3
次元回転の候補を求め、次に指定点対の対応付けから1
つの剛体の3次元平行移動を求め、次に隣接する剛体の
3次元平行移動を順次求めることにより、各剛体の3次
元姿勢を推定するという順序で、主物体縦続接続記述中
の各剛体について3次元空間内での姿勢候補をすべて生
成する。
【0025】副指定線分集合姿勢推定装置5では、画像
・物体対応付け装置3により選択された副指定線分集合
について、それの3次元空間内で考えうるすべての姿勢
候補を推定する。これは、主指定線分集合・点対姿勢推
定装置4で求められた姿勢候補から副指定線分集合およ
び各関節の回転軸について3次元回転の候補を求め、姿
勢候補がすでに求められた剛体に隣接する剛体の3次元
平行移動を順次求めることにより、副物体縦続接続記述
中の各剛体の3次元姿勢を推定するという順序で、各剛
体について3次元空間内での姿勢候補をすべて生成す
る。
【0026】線分集合姿勢決定装置6では、主指定線分
集合・点対姿勢推定装置4および副指定線分集合姿勢推
定装置5により生成された各剛体の姿勢候補から物体モ
デル記述格納装置2に含まれる各剛体中の線分集合およ
び点集合の像を推定し、これと画像の照合をとることに
より、姿勢候補の中から妥当な姿勢を選択する。各剛体
中の線分集合および点集合の姿勢が推定できれば、対象
とするカメラ被写体物体の姿勢が推定できたことにな
る。
【0027】図2(a)は前記入力画像特徴抽出装置1
に2次元画像を入力するカメラ系を示す。カメラの中心
点を原点O、光軸をZ軸とする直交座標系X−Y−Zを
考え、Z=f(fはカメラの焦点距離で既知とする)に
画像面11を考え、該画像面11とZ軸の交点O’も既
知であるものとする。また、画像は中心投影法により生
成されるものとする。即ち、3次元空間内の点P(X,
Y,Z)とその像である点p(u,v)は (u,v)=(Xf/Z,Yf/Z) なる関数をみたすものとする。入力画像特徴抽出装置1
は、画像面11の画像を入力し、被写体の点特徴(2直
線の交点、色彩、記載された記号など)を記述した図2
(b)に示す特徴点記述12および、被写体の線分特徴
(色彩、線分の両側領域の色彩、線分の両端の光学的特
徴および幾何的特徴など)を記述した特徴線分記述13
を抽出する。ここで、特徴点pi(i=1,2,…)の
座標は(ui,vi)であり、有向線分li(i=1,
2,…)の始点pi1および終点pi2の座標(uij
ij)(j=1,2)である。
【0028】図3は対象とする3次元物体の一例を示
し、図4(a),同図(b),同図(c)および図5
(a),同図(b)はそれぞれ該物体に対応する物体モ
デル記述格納装置2内の主物体縦続接続記述および副物
体縦続接続記述および剛体モデル線分記述および関節記
述および剛体モデル線分記述の例を示したものである。
即ち、物体モデル記述格納装置2内の主物体縦続接続記
述21は、対象とする物体20に含まれる、両端が剛体
であり、かつ、剛体と関節を交互に並べた順列であり、
各関節が前後の剛体を接続することを示している。ま
た、各剛体Ba0には、その剛体に固有の座標系Sa0が定
義されている。副物体縦続接続記述22-aは、対象とす
る物体20に含まれる、一端が主物体縦続接続記述中に
含まれる剛体Ba0であり、かつ、剛体と関節を交互に並
べた順列であり、各関節が前後の剛体を接続することを
示している。また、各剛体Babには、その剛体に固有の
座標系Sabが定義されている。物体モデル記述格納装置
2内の剛体モデル線分記述23は、対象とする物体20
に含まれる各剛体Bab内の1本以上(ただし、主物体縦
続接続記述の両端では2本以上、または主物体縦続接続
記述が単一剛体の場合には3本以上)の有向線分Lab1
〜Labnについての、座標系Sabにおける3次元方向
(dxab1,dyab1,dzab1)〜(dxabn,d
abn,dzabn)とその有向線分を特徴付ける線分およ
び周辺領域の光学的特徴(色彩・符号など)および、線
分種別(0:座標系Sab内で位置が3次元空間内で不
定、1:線分の位置が共線位置にある一点(基準点)に
より制約される、2:線分の1端点のみが固定、3:線
分の両端点が固定)および、線分種別1のものについて
は基準点の3次元座標、また線分種別2のものについて
は端点の3次元座標、また線分種別3のものについては
両端点の3次元座標の組み合わせからなる線分属性記述
の集合として与えられる。また、物体モデル記述格納装
置2内の関節記述24は、対象とする物体20に含まれ
る各関節Jabについて、主物体縦続接続記述21により
示される隣接する剛体Ba-1,0,Ba,0により、あるいは
副物体縦続接続記述22により示される隣接する剛体B
a,b-1,Ba,bに固有の座標系
【0029】
【数1】
【0030】中での回転軸
【0031】
【数2】
【0032】(線分種別1の有向線分)の基準点の3次
元座標値
【0033】
【数3】
【0034】と3次元方向
【0035】
【数4】
【0036】を示す関節記述の集合として与えられる。
また、物体モデル記述格納装置2内の剛体モデル点記述
25は、対象とする物体20に含まれる各剛体Bab上の
2点以上の点Pab1〜Pabnについての、剛体中で定義さ
れる任意の座標系Sabにおける3次元座標値(xab1
ab1,zab1)〜(xabn,yabn,zabn)とその点を
特徴付ける光学的特徴(色彩・符号など)のペアからな
る点属性記述の集合として与えられる。
【0037】画像・物体対応付け装置3では、入力画像
特徴抽出装置1の特徴点出力および特徴線分出力と物体
モデル記述格納装置2の各線分属性記述および各点属性
記述中の光学的特徴記述の対応付けを行い、対応付けの
とれたものの中から主指定線分集合および副指定線分集
合および指定点対を選択して、図6(a),(b),
(c)に例示するような主指定線分対応付け表31およ
び副指定線分対応付け表32および指定点対対応付け表
33を生成する。主指定線分集合および副指定線分集合
および指定点対は、対応付けの取れたものの中からラン
ダムに選択する。この選択した主指定線分集合および副
指定線分集合および指定点対の姿勢を推定した結果、許
容される姿勢が存在しない場合は、対応付けの取れたも
のの中から前記条件で規定される主指定線分集合および
副指定線分集合および指定点対を選択して再び姿勢推定
する。また、主指定線分集合および副指定線分集合およ
び指定点対の選択をランダムにするのではなく、線分種
別3、2あるいは1の線分の優先選択、あるいは点間の
距離、3線分に対応する単位ベクトルのスカラー3種類
などにより定義される評価関数による指定線分集合およ
び指定点対の選択など、バリエーションは各種考えら
れ、これにより対応付けの効率を上げることができる。
【0038】主指定線分集合・点対姿勢推定装置4は、
画像・物体対応付け装置3の出力として得られる主指定
線分対応付け表31で示された各指定線分および、指定
点対応付け表33で示された点対の3次元空間内での考
えうる全ての姿勢候補を推定する。副指定線分集合姿勢
推定装置5は、画像・物体対応付け装置3の出力として
得られる副指定線分対応付け表32で示された各指定線
分の3次元空間内での考えうる全ての姿勢候補を推定す
る。図6(a)の主推定線分対応付け表31の指定線分
集合L001,L002,L102,L201,L203および、図6
(b)の副指定線分対応付け表32の指定線分集合L
011,L111および、図6(c)の指定点対応付け表33
の2点P101,P102を図3の物体20中に矢印付き太
線、矢印付き二重線および白丸で示す。
【0039】主指定線分集合・点対姿勢推定装置4は、
図7に示すように、主形状パラメータ算出部41、主縦
続剛体回転推定部42、基準剛体姿勢推定部43、主縦
続剛体姿勢推定部44、主縦続剛体姿勢候補記憶装置4
5により構成される。
【0040】主形状パラメータ算出部41は、図4の主
物体縦続接続記述21および剛体モデル線分記述23な
らびに図5の関節記述24および剛体モデル点記述25
ならびに図6の主指定線分対応付け表31および指定点
対対応付け表33を入力とし、主縦続剛体回転推定部4
2で用いる各種の形状パラメータを算出する。ここで、
主物体縦続接続記述21中の最初の剛体を注目剛体
00、また最後の剛体を検定剛体Bt0、また指定点対を
含む剛体を基準剛体Bb0と呼ぶことにし、主物体縦続接
続記述21中の第i番目(i=0,…t)の剛体モデル
をBi0で表す。このとき、主形状パラメータ算出部41
は、主指定線分対応付け表31中の各線分のうち剛体B
i0中の各線分Li0jと、指定点対対応付け表33中の基
準剛体Bb0中の2点Pb0k(k=1,2)によって決定
される有向線分Lb0(=Pb01b02)について、各線分
i0jの3次元空間中の方位ベクトルに対応する単位ベ
クトルE*i0jを剛体モデル線分記述23および剛体モ
デル点記述25から求め、また剛体Bi0と隣接する各関
節の回転軸の方位ベクトルE*i0jを関節記述24から
求め、これをもとに各剛体中の3つの単位ベクトルE*
a,E*b,E*cの配置を規定する3つの角度αab,α
ac、αbc(ただし、E*a・E*b=cosαab)、およ
びスカラー3重積γabc(=(E*a×E*b)・E*c
を求める。ここで、E*00i(i=1,2)は注目剛体
中の有向線分に対応し、Ej02は第j番目の剛体中の有
向線分、さらに、E*t0i(i=2,3)は検定剛体中
の有向線分に対応するものとする。一方、E*j03およ
びE*j+1,0,1は、第j番目の剛体と第(j+1)番目
の剛体を結ぶ関節の回転軸に対応する単位ベクトルの座
標系Sj,0および座標系Sj+1,0での表示とする。また、
物体中の線分Li0jの像li0jについて、原点Oから線分
像の始点方向および終点方向の単位ベクトル(画像ベク
トル)pi0j1、pi0j2とで形成される平面(解釈平面)
の単位法線ベクトル(解釈ベクトル)Ii0j=pi0j1×
i0j2/|pi0j1×pi0j2|を計算により求める。ま
た、各線分Li0jに対して、解釈平面上の存在域を規定
する単位ベクトル(存在域ベクトル)Qi0jk=Ii0j×
i0jkを求める。
【0041】主縦続剛体回転推定部42では、主形状パ
ラメータ算出部41の出力として得られる角度αab、ス
カラー3重積γabc、解釈ベクトルIi0j、存在域ベクト
ルQi0jkから、指定線分、指定点対および関節の回転軸
の取りうる勾配をすべて求める。これは、下記の連立方
程式をすべて満足するベクトルEi0j、即ちE*i0jに回
転マトリクスRi0を施した実空間での配置(Ei0j=E
i0ji0)および回転マトリクスRi0をすべて出力す
ることに相当する。
【0042】Ei0j・Ei0j=1 (i=0,…t an
d j=1,2,3) Ei0j・Ei0k=cosαi0j,i0k (i=0,…t a
nd j,k=1,2,3) (Ei01×Ei02)・Ei03=γi01,i02,i03i03=Ei+1,0,1 (i=0,…t−1) I00j・E00j=0(j=1,2) Ii02・Ei02=0(i=1,…t−1) It0j・Et0j=0(j=2,3) Q00jk・E00j>0(j=1,2 and k=1,
2) Qi02k・Ei02>0(i=1,…t−1 and k=
1,2) Qt0jk・Et0j>0(j=2,3 and k=1,
2) 図8は、上記主縦続剛体回転推定部42の構成例を示
し、方程式解導出部421および主縦続剛体回転候補計
算部422からなり、主形状パラメータ算出部41で計
算されるαab、γabcおよびIi0jおよびQi0jkを入力と
し、上記連立方程式あるいは同様の連立方程式を満たす
i0jの組をすべて出力する構成を示している。即ち、
方程式解導出部421は、与えられた入力(αab、γ
abc、Ii0jおよびQi0jk)のうちQ0011以外のQi0jk
除く情報を用いて上述の連立方程式の上の7式から意味
のある根をすべて求める。これには、例えば、次に示す
1次元探索法により方程式の根を求める方法が用いられ
る。
【0043】この1次元探索法について以下に説明す
る。ここで、表記を簡単化するため、ベクトルEを正規
化する演算子Uを次式で表す。
【0044】U(E)=E/‖E‖ また、以下に示すEs、EtおよびEcにより定められる
s−t−c直交座標系を用いる。
【0045】Ec=U(I001×I002) Es=U(U(I001×Ec)+U(I002×Ec)) Et=Ec×Es また、この座標系に対応する球面座標表示を (s,t,c)=(r cosηsin ξ,r si
nηsinξ,r cosξ) で示すものとする。
【0046】ここで、E001とE002がなす平面の単位法
線ベクトル N0=(cosηsin ξ,sinηsinξ,cos
ξ) は、ガウス球面上で式(a)で表される曲線上に制限さ
れる。
【0047】
【数5】
【0048】このとき、E001は次の2式を満たすもの
を選択する(必ず1通り定まる)。
【0049】E001=±U(N0×I001) Q0011・E001>0 (b) 次に、E002が次式で求められる。
【0050】 E002=U(cosα001,002001+sinα001,002(N0×E001)) (c) i=0,1,2…tに対して、Ei01およびEi02が既知
のとき、次式でEi03を求めることができる。
【0051】 Ei03=U(ωi01i01+ωi02i02+γi01,i02,i03(Ei01×Ei02)) (d) ただし、 ωi01=cosαi01,i03−cosαi02,i03cos
αi01,i02 ωi02=cosαi02,i03−cosαi01,i03cos
αi01,i02 ここで、i≠tのとき、Ei+1,0,1=Ei03が成立する。
i=1,2…tに対して、Ei01およびIi02が既知のと
き、次式でEi02を二義的に求めることができる。
【0052】 Ei02=U(υi01i01+υi02i02±υi03(Ei01×Ii02)) (e) ただし、 υi01=cosαi01,i02 υi02=−cosαi01,i02(Ei01・Ii02) υi03 2=1−cos2αi01,i02−(Ei01・Ii022 ここで、式(b)から式(c)で求められるベクトルが
連立方程式の解であるか否かは、Et03が式(f)を満
たすか否かをチェックすることにより確かめられる。
【0053】Ito3・Et03=0 (f) 即ち、式(a)で表される曲線(1次元)上の各点にお
いて式(b)から式(e)により各ベクトルEi0jを算
出し、これが式(f)を満たすか否かを判定することに
より、結果として、式(b)から式(c)により連立方
程式の解がすべて得られる。なお、式(e)は2つの解
を生成するため、式(a)の各点に対して、それぞれ2
t組の解の候補が生成される。
【0054】しかしながら、上述した1次元探索法と等
価な方法により連立方程式の根を求めるなどのバリエー
ションも各種考えることができる。主縦続剛体回転候補
計算部422は、方程式解導出部421の出力として得
られる各根に対応する3次元姿勢について、上述の連立
方程式の下の3式が満足されるか否かを確かめ、満足さ
れたすべての姿勢について各剛体Bi0でEi0j=E*i0j
i0(j=1,2,3)を満たす回転マトリクスRi0
求め、主縦続剛体回転候補記憶装置45の該当する項に
出力するとともに有効表示ビットを1にする。
【0055】基準剛体姿勢推定部43は、主縦続剛体回
転推定部42の出力として得られ、主縦続剛体回転候補
記憶装置45に保持されている基準剛体Bb0の回転候補
の集合および指定点対対応付け表33で指定されている
2点の3次元位置Pb0k=(Xb0k,Yb0k,Zb0k)(k
=1,2)およびその画像位置ベクトルpbok
(xb0k,yb0k,zb0k)および主指定線分対応付け表
31を入力とし、基準剛体のとりうる姿勢を出力する。
【0056】図9は、図7の基準剛体姿勢推定部43の
構成例を示し、基準剛体平行移動推定部431および基
準剛体姿勢検定部432からなる。基準剛体平行移動推
定部431は、基準剛体Bb0の1つの回転候補に対応す
る回転マトリクスRb0から、対応する平行移動Tb0
(Δx,Δy,Δz)を次式を満たすように求める。
【0057】 pb0k=(Pb0kb0+Tb0)/|Pb0kb0+Tb0| (k=1,2) これには、例えば次に示す解法が用いられる。
【0058】この解法においては、基準剛体Bb0内の2
点の3次元位置Pb0k=(Xb0k,Yb0k,Zb0k)(k=
1,2)およびその画像位置ベクトルpb0k=(xb0k
b0k,zb0k)が与えられたとき、Pb0kb0=(X'
b0k,Y'b0k,Z'b0k)と表記すると、平行移動Tb0
各要素は次式で与えられる。
【0059】
【数6】
【0060】しかしながら、この解法と等価な方法によ
り連立方程式の根を求めるなどのバリエーションも各種
考えることができる。基準剛体姿勢検定部432は、回
転マトリクスRb0と上述の連立方程式を満たす平行移動
b0とからなる剛体姿勢(Rb0,Tb0)の集合のうち、
主指定線分対応付け表31中の線分種別1および2およ
び3の線分について矛盾をしない姿勢のみを選択し出力
する。即ち、線分種別1および2および3の該線分L
b0iについてそれぞれ以下に示す判定を行い、姿勢を選
択する。線分種別1については、基準点および基準点と
方向ベクトルで定義される任意の1点からなる2点の3
次元位置Pb0ik(k=1,2)から算出される推定画像
位置ベクトル p'b0ik=(Pb0ikb0+Tb0)/|Pb0ikb0+Tb0
| から次式で算出される推定解釈ベクトル I'b0i=p’b0i1×p'b0i2/|p’b0i1×p'b0i2| と、その線分に対応する画像上の線分上の任意の2点の
画像位置ベクトルpb0ikから求められる線分の解釈ベク
トルIboiの解釈ベクトル一致度I’b0i・Ib0iがいき
値以上である場合、主縦続剛体姿勢候補記憶装置45に
姿勢候補(Rb0,Tb0)の値を格納する。解釈ベクトル
一致度がいき値未満である場合、対応する有効表示ビッ
トを0にする。線分種別2については端点の3次元位置
b0i1および、端点と方向ベクトルで定義される任意の
1点の3次元位置Pb0i2から算出される前述の解釈ベク
トル一致度および、端点の推定画像位置ベクトル p'b0i1=(Pb0i1b0+Tb0)/|Pb0i1b0+Tb0
| と、対応する画像上の画像位置ベクトルpb0i1から求め
られる端点一致度p'b0i1・pb0i1がいき値以上である
場合、主縦続剛体姿勢候補記憶装置45に姿勢候補(R
b0,Tb0)の値を格納する。解釈ベクトル一致度あるい
は端点一致度がいき値未満である場合、対応する有効表
示ビットを0にする。また、線分種別3については両端
の2点の3次元位置Pb0ik(k=1,2)から算出され
る前述の解釈ベクトル一致度および、両端点の推定画像
位置ベクトル p'b0ik=(Pb0ikb0+Tb0)/|Pb0ikb0+Tb0
| と、対応する画像上の画像位置ベクトルpb0ikから求め
られる端点一致度p'b0i k・pb0ikがいき値以上である
場合、主縦続剛体姿勢候補記憶装置45に姿勢候補(R
b0,Tb0)の値を格納する。解釈ベクトル一致度あるい
は少なくとも1つの端点一致度がいき値未満である場
合、対応する有効表示ビットを0にする。
【0061】主縦続剛体姿勢推定部44は、既に姿勢候
補(Ri-1,0,Ti-1,0)の集合が求められている剛体B
i-1,0に隣接する剛体Bi0に関して、以下のような姿勢
候補(Ri0,Ti0)を求める。また、隣接する剛体B
i-2,0についても同様の方法で姿勢候補を求める。
【0062】図10は、上記主縦続剛体姿勢推定部44
の構成例を示し、441は主縦続剛体平行移動推定部、
442は主縦続剛体姿勢検定部である。主縦続剛体平行
移動推定部441は、主縦続剛体姿勢候補記憶装置45
中の有効表示ビットが1である系列の剛体Bi-1,0の1
つの姿勢候補(Ri-1,0,Ti-1,0)およびこれに対応す
る剛体Bi0の回転に対応する回転マトリクスRi0から、
平行移動Ti0=(Δx,Δy,Δz)を2つの剛体を接
続する関節の回転軸の基準点(座標系Si-1,0における
表示Pi-1,0,3,1、座標系Si0における表示Pi,0,1,1
に関する次式により求める。
【0063】 Ti0=Pi-1,0,3,1i-1,0−Pi,0,1,1i0+Ti-1,0 なお、これと等価な方法により平行移動Ti0を求めるな
どのバリエーションも各種考えることができる。主縦続
剛体姿勢検定部442は、回転マトリクスRi0と上述の
連立方程式を満たす平行移動Ti0とからなる剛体姿勢
(Ri0,Ti0)の集合のうち、主指定線分対応付け表3
1中の線分種別1および2および3の線分について矛盾
をしない姿勢のみを選択し出力する。即ち、線分種別1
および2および3の該線分Li0jについてそれぞれ以下
に示す判定を行い、姿勢を選択する。線分種別1につい
ては、基準点および基準点と方向ベクトルで定義される
任意の1点からなる2点の3次元位置Pi0jk(k=1,
2)から算出される推定画像位置ベクトル p'i0jk=(Pi0jki0+Ti0)/|Pi0jki0+Ti0
| から次式で算出される推定解釈ベクトル I'i0j=p’i0j1×p'i0j2/|p’i0j1×p'i0j2| と、その線分に対応する画像上の線分上の任意の2点の
画像位置ベクトルpi0jkから求められる線分の解釈ベク
トルIi0jの解釈ベクトル一致度I’i0j・Ii0jがいき
値以上である場合、主縦続剛体姿勢候補記憶装置45に
姿勢候補(Ri0,Ti0)の値を格納する。解釈ベクトル
一致度がいき値未満である場合、対応する有効表示ビッ
トを0にする。線分種別2については端点の3次元位置
i0j1および、端点と方向ベクトルで定義される任意の
1点の3次元位置Pi0j2から算出される前述の解釈ベク
トル一致度および、端点の推定画像位置ベクトル p'i0j1=(Pi0j1i0+Ti0)/|Pi0j1i0+Ti0
| と、対応する画像上の画像位置ベクトルpi0j1から求め
られる端点一致度p'i0j1・pi0j1がいき値以上である
場合、主縦続剛体姿勢候補記憶装置45に姿勢候補(R
i0,Ti0)の値を格納する。解釈ベクトル一致度あるい
は端点一致度がいき値未満である場合、対応する有効表
示ビットを0にする。また、線分種別3については両端
の2点の3次元位置Pi0jk(k=1,2)から算出され
る前述の解釈ベクトル一致度および、両端点の推定画像
位置ベクトル p'i0jk=(Pi0jki0+Ti0)/|Pi0jki0+Ti0
| と、対応する画像上の画像位置ベクトルpi0jkから求め
られる端点一致度p'i0jk・pi0jkがいき値以上である
場合、主縦続剛体姿勢候補記憶装置45に姿勢候補(R
i0,Ti0)の値を格納する。解釈ベクトル一致度あるい
は少なくとも1つの端点一致度がいき値未満である場
合、対応する有効表示ビットを0にする。
【0064】図11は、上記主縦続剛体姿勢候補記憶装
置45の実現例を示し、物体の姿勢候補Caに対応する
欄の集合からなり、有効表示ビット451と各剛体姿勢
452を記憶するために用いられる。有効表示ビット4
51は、主縦続剛体回転推定部42により初期化され、
基準剛体姿勢推定部43および主縦続剛体姿勢推定部4
4により更新される。主縦続剛体姿勢推定部44の動作
が終了した時点で有効表示ビット451が1である姿勢
が有効な姿勢を示す。
【0065】副指定線分集合姿勢推定装置5は、図12
に示すように、副形状パラメータ算出部51、副縦続剛
体回転推定部52、副縦続剛体姿勢推定部53、副縦続
剛体姿勢候補記憶装置54により構成される。
【0066】副形状パラメータ算出部51は、副物体縦
続接続記述22および剛体モデル線分記述23および関
節記述24および副指定線分対応付け表32を入力と
し、副縦続剛体回転推定部52で用いる各種の形状パラ
メータを算出する。ここで、副物体縦続接続記述22−
iの第h番目(h=0,…,s)の剛体モデルをBih
表し、最後の剛体Bisを終端剛体と呼び、それ以外の剛
体Bih(h=0,…,s−1)を非終端剛体と呼ぶ。こ
のとき、副形状パラメータ算出部51は、副指定線分対
応付け表32−i中の各線分のうち剛体Bih中の各線分
ihjについて、各線分Lihjの3次元空間中の方位ベク
トルに対応する単位ベクトルE*ihjを剛体モデル線分
記述23から求め、また剛体Bihと隣接する各関節の回
転軸の方位ベクトルE*ihjを関節記述24から求め、
これをもとに各非終端剛体中の3つの単位ベクトルE*
a、E*b、E*cの配置を規定する3つの角度αab、α
ac、αbc(ただし、E*a・E*b=cosαab)、およ
びスカラー3重積γabc(=(E*a×E*b)・E*c
を求める。なお終端剛体については2つの単位ベクトル
E*a、E*bの配置を規制する1つの角度αab(ただ
し、E*a・E*b=cosαab)を求める。ここで、E
ih2は第h番目の剛体中の有向線分、一方、E*ih3
よびE*i,h+1,1は、第h番目の剛体と第(h+1)番
目の剛体を結ぶ関節の回転軸に対応する単位ベクトルの
座標系Sihおよび座標系Si,h+1での表示とする。ま
た、物体中の線分Lihjの像lihjについて、原点Oから
線分像の始点方向および終点方向の単位ベクトル(画像
ベクトル)pihj1、pihj2とで形成される平面(解釈平
面)の単位法線ベクトル(解釈ベクトル)Iihj=p
ihj1×pihj2/|pihj1×pihj2|を計算により求め
る。また、各線分Lihjに対して、解釈平面上の存在域
を規定する単位ベクトル(存在域ベクトル)Qihjk=I
ihj×pihjkを求める。
【0067】副縦続剛体回転推定部52では、主縦続剛
体姿勢候補記憶装置45に記憶されているEiojおよび
副形状パラメータ算出部51の出力として得られる角度
αab、スカラー3重積γabc、解釈ベクトルIihj、存在
域ベクトルQihjkから、指定線分および関節の回転軸の
取りうる勾配をすべて求める。これは、下記の連立方程
式をすべて満足するベクトルEihj、即ちE*ihjに回転
マトリクスRihを施した実空間での配置(Eihj=E*
ihjih)および回転マトリクスRihをすべて出力する
ことに相当する。
【0068】Eihj・Eihj=1 (h=0,…s−1
and j=1,2,3) Eisj・Eisj=1 (j=1,2) Eihj・Eihk=cosαihj,ihk (i=0,…s−1
and j,k=1,2,3) Eis1・Eis2=cosαis1,is2 (Eih1×Eih2)・Eih3=γih1,ih2,ih3ih3=Ei,h+1,1 (h=0,…s−1) Iih2・Eih2=0 (h=1,…s) Qih2k・Eih2>0(h=1,…s and k=1,
2) 図13は、図12における副縦続剛体回転推定部52の
構成例を示し、副方程式解導出部521および副縦続剛
体回転候補計算部522からなり、主縦続剛体姿勢候補
記憶装置45に記憶されたEi0jの組と副形状パラメー
タ算出部51で計算されるαab、γabcおよびIihjおよ
びQihjkを入力とし、上記連立方程式あるいは同様の連
立方程式を満たすEihjの組をすべて出力する構成を示
している。即ち、副方程式解導出部521は、与えられ
た入力(Ei0j、αab、γabc、IihjおよびQihjk)を
用いて上述の連立方程式の上の7式から意味のある根を
すべて求める。これには、例えば、次に示す方法により
根を求めることができる。
【0069】ここで、h≠sのとき、Eih1=Ei,h-1,3
が成立する。h=1,…,sに対して、Eih1およびI
ih2が既知のとき、次式でEih2を二義的に求めることが
できる。
【0070】 Eih2=U(υih1ih1+υih2ih2±υih3(Eih1×Iih2)) (g) ただし、 υih1=cosαih1,ih2 υih2=−cosαih1,ih2(Eih1・Iih2) υih3 2=1−cos2αih1,ih2−(Eih1・Iih22ih1およびEih2が既知のとき、次式でEih3を求める
ことができる。
【0071】 Eih3=U(ωih1ih1+ωih2ih2+γih1,ih2,ih3(Eih1×Eih2)) (h) ただし、 ωih1=cosαih1,ih3−cosαih2,ih3cos
αih1,ih2 ωih2=cosαih2,ih3−cosαih1,ih3cos
αih1,ih2 式(g)および式(h)で求められるベクトルが連立方
程式の解である。
【0072】しかしながら、上述した方法と等価な方法
により連立方程式の根を求めるなどのバリエーションも
各種考えることができる。副縦続剛体回転候補計算部5
22は、副方程式解導出部521の出力として得られる
各根に対応する3次元姿勢について、上述の連立方程式
の下の1式が満足されるか否かを確かめ、満足されたす
べての姿勢について各剛体BihでEihj=E*ihj
ih(j=1,2,3)を満たす回転マトリクスRihを求
め、副縦続剛体姿勢候補記憶装置54の該当する項に出
力するとともに有効表示ビットを1にする。
【0073】副続剛体姿勢推定部53は、既に姿勢候補
(Ri,h-1,Ti,h-1)の集合が求められている剛体Bi,
h-1に隣接する剛体Bihに関して、以下のような姿勢候
補(Rih,Tih)を求める。また、隣接する剛体Bi,
h+1についても同様の方法で姿勢候補を求める。
【0074】図14は、図12における副縦続剛体姿勢
推定部53の構成例を示し、531は副縦続剛体平行移
動推定部、532は副縦続剛体姿勢検定部である。副縦
続剛体平行移動推定部531は、副縦続剛体姿勢候補記
憶装置54中の有効表示ビットが1である系列のBi,
h-1の1つの姿勢候補(Ri,h-1,Ti,h-1)およびこれ
に対応するBihの回転に対応する回転マトリクスRih
ら、平行移動Tih=(Δx,Δy,Δz)を2つの剛体
を接続する関節の回転軸の基準点(座標系Si,h-1にお
ける表示Pi,h-1,3,1、座標系Si0における表示
i,h,1,1)に関する次式により求める。
【0075】 Tih=Pi,h-1,3,1i,h-1−Pi,h,1,1ih+Ti,h-1 なお、これと等価な方法により平行移動Tihを求める
などのバリエーションも各種考えることができる。副縦
続剛体姿勢検定部532は、Rihと上述の連立方程式を
満たすTihとからなる剛体姿勢(Rih,Tih)の集合の
うち、副指定線分対応付け表32中の線分種別1および
2および3の線分について矛盾をしない姿勢のみを選択
し出力する。即ち、線分種別1および2および3の該線
分Lihjについてそれぞれ以下に示す判定を行い、姿勢
を選択する。線分種別1については、基準点および基準
点と方向ベクトルで定義される任意の1点からなる2点
の3次元位置Pihjk(k=1,2)から算出される推定
画像位置ベクトル p'ihjk=(Pihjkih+Tih)/|Pihjkih+Tih
| から次式で算出される推定解釈ベクトル I'ihj=p’ihj1×p'ihj2/|p’ihj1×p'ihj2| と、その線分に対応する画像上の線分上の任意の2点の
画像位置ベクトルpihjkから求められる線分の解釈
ベクトルIihjiの解釈ベクトル一致度I’ihj・I
ihjがいき値以上である場合、副縦続剛体姿勢候補記憶
装置54に姿勢候補(Rih,Tih)の値を格納する。解
釈ベクトル一致度がいき値未満である場合、対応する有
効表示ビットを0にする。線分種別2については端点の
3次元位置Pihj1および、端点と方向ベクトルで定義さ
れる任意の1点の3次元位置Pihj2から算出される前述
の解釈ベクトル一致度および、端点の推定画像位置ベク
トル p'ihj1=(Pihj1ih+Tih)/|Pihj1ih+Tih
| と、対応する画像上の画像位置ベクトルpihj1から求め
られる端点一致度p'ihj1・pihj1がいき値以上である
場合、副縦続剛体姿勢候補記憶装置54に姿勢候補(R
ih,Tih)の値を格納する。解釈ベクトル一致度あるい
は端点一致度がいき値未満である場合、対応する有効表
示ビットを0にする。また、線分種別3については両端
の2点の3次元位置Pihjk(k=1,2)から算出され
る前述の解釈ベクトル一致度および、両端点の推定画像
位置ベクトル p'ihjk=(Pihjkih+Tih)/|Pihjkih+Tih
| と、対応する画像上の画像位置ベクトルpihjkから求め
られる端点一致度p'ihjk・pihjkがいき値以上である
場合、副縦続剛体姿勢候補記憶装置54に姿勢候補(R
ih,Tih)の値を格納する。解釈ベクトル一致度あるい
は少なくとも1つの端点一致度がいき値未満である場
合、対応する有効表示ビットを0にする。
【0076】図15は図12における副縦続剛体姿勢候
補記憶装置54の実現例を示し、物体の姿勢候補Cia
対応する欄の集合からなり、有効表示ビット541と主
縦続剛体姿勢候補記憶装置45内の対応する候補姿勢を
示す対応主縦続剛体姿勢候補番号542と各剛体姿勢5
43を記憶するために用いられる。有効表示ビット54
1は、副縦続剛体回転推定部52により初期化され、副
縦続剛体姿勢推定部53により更新される。副縦続剛体
姿勢推定部53の動作を終了した時点で有効表示ビット
541が1である姿勢が有効な姿勢を示す。対応主縦続
剛体姿勢候補番号542は、副縦続剛体回転推定部52
により作成される。
【0077】線分集合姿勢推定装置6は、主指定線分集
合・点対姿勢推定装置4および副指定線分集合姿勢推定
装置5の出力として得られる各剛体の姿勢候補をもとに
物体モデル記述格納装置2に含まれる各剛体中の線分集
合および点集合の像を推定し、これとカメラの画像の照
合をとることにより、姿勢候補の中から妥当な姿勢を選
択する。解が存在しない場合、あるいは解が複数存在す
る場合、その旨の信号によって示す。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の物体の姿
勢推定方法およびその装置によれば、撮像手段で撮像し
た2次元画像の特徴線分および特徴点と予め用意してあ
る対象物体の物体モデル線分記述および物体モデル点記
述との対応付けを行って、その整合性から所定の条件で
規定する線分集合(主指定線分集合)および2点(指定
点対)および所定の条件で規定する線分集合(副指定線
分集合)を選択し、主指定線分集合と指定点対から3次
元空間で考えうる全ての姿勢候補を求め、次に、副指定
線分集合から物体の3次元空間で考えうる全ての姿勢候
補を求め、これら物体モデル線分記述中の線分および物
体モデル点記述中の点の対応付けと両立しない姿勢候補
を逐次削除することにより、最終的に各剛体中の線分・
点集合の姿勢をしているので、高精度で物体の姿勢を推
定することができる。また、画像入力から得られる点集
合の2次元座標値および有向線分集合の像と予め格納さ
れた物体モデルを構成する剛体中の対応する点の3次元
相対位置および有向線分集合の相対関係とを用いて、関
節で様々な形態で接続された物体の3次元姿勢を高速に
推定することができるので、工業用視覚センサあるいは
ロボットの視覚系を実現する場合などに広くかつ好適に
適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図
【図2】(a)は上記実施例のカメラ系を示す図、
(b),(c)は上記実施例の入力画像特徴抽出装置で
抽出される特徴点記述と特徴線分記述の例を示す図
【図3】上記実施例で対象とする3次元物体の一例を示
す図
【図4】(a),(b),(c)は上記実施例の物体モ
デル記述格納装置における図3の物体についての主物体
縦続接続記述および副物体縦続記述および剛体モデル線
分記述の例を示す図
【図5】(a),(b)は上記実施例の物体モデル記述
格納装置における図3の物体についての関節記述および
剛体モデル点記述の例を示す図
【図6】(a),(b),(c)は上記実施例の画像・
物体対応付け装置で生成される主指定線分対応付け表お
よび副指定線分対応付け表および指定点対対応付け表の
例を示す図
【図7】上記実施例における主指定線分集合・点対姿勢
推定装置の構成例を示す図
【図8】図7の構成例における主縦続剛体回転推定部の
構成例を示す図
【図9】図7の構成例における基準剛体回転推定部の構
成例を示す図
【図10】図7における主縦続剛体姿勢推定部の構成例
を示す図
【図11】図7における主縦続剛体姿勢候補記憶装置の
実現例を示す図
【図12】上記実施例における副指定線分集合姿勢推定
装置の構成例を示す図
【図13】図12における副縦続剛体回転推定部の構成
例を示す図
【図14】図12における副縦続剛体姿勢推定部の構成
例を示す図
【図15】図12における副縦続剛体姿勢候補記憶装置
の実現例を示す図
【符号の説明】
1…入力画像特徴抽出装置 2…物体モデル記述格納装置 3…画像・物体対応付け装置 4…主指定線分集合・点対姿勢推定装置 5…副指定線分集合姿勢推定装置 6…線分集合姿勢決定装置 41…主形状パラメータ算出部 42…主縦続剛体回転推定部 43…基準剛体姿勢推定部 44…主縦続剛体姿勢推定部 45…主縦続剛体姿勢候補記憶装置 51…副形状パラメータ算出部 52…副縦続剛体回転推定部 53…副縦続剛体姿勢推定部 54…副縦続剛体姿勢候補記憶装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段で撮像した2次元画像に対応す
    る物体の3次元姿勢を推定する物体の姿勢推定方法であ
    って、 まず、撮像手段で撮像した2次元画像から特徴を抽出
    し、 次に、単一または複数の剛体および該剛体を接続するた
    めの軸まわりの回転自由度を持つ関節により構成される
    物体の定義、該定義によりあらかじめ指定された物体中
    の各剛体内の有向線分について剛体内で任意に定義され
    る座標系での各有向線分の3次元空間内の方向ベクトル
    値と線分の特徴、および各関節の回転軸に対応する有向
    線分について関節によって接続される2つの剛体および
    それぞれに固有の前記座標系での方向ベクトル値および
    該有向線分と同一直線上にある1点の3次元座標値、お
    よび少なくとも1個以上の剛体中の少なくとも2点以上
    の点について各剛体に固有の前記座標系での各点の3次
    元座標値と特徴を記述した物体モデル記述を用意して、
    前記抽出した2次元画像の特徴と前記物体モデル記述と
    の対応付けを行い、所定の条件で規定される線分の組み
    合わせおよび2点を選択し、 次に、該選択された線分の組み合わせおよび2点に対応
    する前記物体モデル記述中の有向線分および2点の姿勢
    を推定して前記2次元画像に対応する物体の姿勢候補を
    推定し、 次に、該姿勢の推定により姿勢推定された各剛体につい
    て該剛体を一端とする所定の条件で規定される線分の組
    み合わせを選択し、 次に、この選択された線分の組み合わせに対応する前記
    物体モデル記述中の有向線分の姿勢候補を推定し、 次に、前記各姿勢候補について前記物体モデル記述中の
    各有向線分と各点の像を前記2次元画像と照合して物体
    の姿勢を決定することを特徴とする物体の姿勢推定方
    法。
  2. 【請求項2】 物体の2次元画像を撮像する撮像手段
    と、 該撮像手段で撮像した2次元画像から特徴を抽出する抽
    出手段と、 単一または複数の剛体および該剛体を接続するための軸
    まわりの回転自由度を持つ関節により構成される対象物
    体の接続構成、対象物体中の各剛体内の有向線分につい
    て剛体内で任意に定義される座標系での各有向線分の3
    次元空間内の方向ベクトル値と線分の特徴、各関節の回
    転軸に対応する有向線分について関節によって接続され
    る2つの剛体に固有の前記座標系での方向ベクトル値お
    よび該有向線分と同一直線上にある1点の3次元座標
    値、および少なくとも1個以上の剛体中の少なくとも2
    点以上の点について各剛体に固有の前記座標系での各点
    の3次元座標値と特徴を記述した物体モデル記述を格納
    する格納手段と、 前記2次元画像の特徴と前記物体モデル記述中の特徴記
    述の対応付けを行って、対応付けのとれたものの中から
    所定の条件で規定される線分の組み合わせおよび2点を
    選択する選択手段と、 前記選択された線分集合中の線分の組み合わせおよび2
    点の3次元空間での考え得るすべての姿勢候補を求める
    手段と、 この姿勢候補を求める手段により姿勢推定された各剛体
    について該剛体を一端とする所定の条件で規定される線
    分の組み合わせを選択する選択手段と、 この選択された線分集合中の線分の組み合わせの3次元
    空間での考え得るすべての姿勢候補を求める手段と、 前記各姿勢候補について前記物体モデル記述中の各有向
    線分と各点の像を前記2次元画像と照合し物体の姿勢を
    決定する決定手段とを有することを特徴とする物体の姿
    勢推定装置。
JP4343767A 1992-12-24 1992-12-24 物体の姿勢推定方法およびその装置 Pending JPH06194138A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4343767A JPH06194138A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 物体の姿勢推定方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4343767A JPH06194138A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 物体の姿勢推定方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06194138A true JPH06194138A (ja) 1994-07-15

Family

ID=18364084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4343767A Pending JPH06194138A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 物体の姿勢推定方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06194138A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6201882B1 (en) 1997-07-23 2001-03-13 Nec Corporation Camera calibration apparatus
JP2007058634A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Ricoh Co Ltd 画像処理方法及び装置、デジタルカメラ装置、並びに画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP2007333679A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Mitsubishi Electric Corp 3次元位置補正装置
JP2011179908A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Canon Inc 3次元計測装置、その処理方法及びプログラム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6201882B1 (en) 1997-07-23 2001-03-13 Nec Corporation Camera calibration apparatus
US6301372B1 (en) 1997-07-23 2001-10-09 Nec Corporation Camera calibration apparatus
JP2007058634A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Ricoh Co Ltd 画像処理方法及び装置、デジタルカメラ装置、並びに画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP4712487B2 (ja) * 2005-08-25 2011-06-29 株式会社リコー 画像処理方法及び装置、デジタルカメラ装置、並びに画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP2007333679A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Mitsubishi Electric Corp 3次元位置補正装置
JP2011179908A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Canon Inc 3次元計測装置、その処理方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5618569B2 (ja) 位置姿勢推定装置及びその方法
Zhou A new minimal solution for the extrinsic calibration of a 2D LIDAR and a camera using three plane-line correspondences
JP5746477B2 (ja) モデル生成装置、3次元計測装置、それらの制御方法及びプログラム
JP5839971B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
EP1596330B1 (en) Estimating position and orientation of markers in digital images
Makovetskii et al. Affine registration of point clouds based on point-to-plane approach
JPH10253322A (ja) 空間内で物体を位置指定する方法および装置
WO2020000395A1 (en) Systems and methods for robust self-relocalization in pre-built visual map
JP2011192214A (ja) 幾何特徴抽出装置、幾何特徴抽出方法、及びプログラム、三次元計測装置、物体認識装置
Zhi et al. Simultaneous hand-eye calibration and reconstruction
JPH08136220A (ja) 物品の位置検出方法およびその装置
KR900002509B1 (ko) 화상 처리 장치
CN113393524A (zh) 一种结合深度学习和轮廓点云重建的目标位姿估计方法
Huang et al. Joint ego-motion estimation using a laser scanner and a monocular camera through relative orientation estimation and 1-DoF ICP
JP6922348B2 (ja) 情報処理装置、方法、及びプログラム
Johnson et al. 3-D object modeling and recognition for telerobotic manipulation
Kurazume et al. Mapping textures on 3D geometric model using reflectance image
CN111609794B (zh) 一种基于双机械臂抓捕的目标卫星星箭对接环抓捕点定位方法
JPH06194138A (ja) 物体の姿勢推定方法およびその装置
JP2019211981A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム
JP5462662B2 (ja) 位置姿勢計測装置、物体識別装置、位置姿勢計測方法及びプログラム
JP2016527574A (ja) プリミティブの組を用いてデータをレジストレーションする方法
JP2798393B2 (ja) 物体の姿勢推定方法及びその装置
JP3516668B2 (ja) 3次元形状認識方法、装置およびプログラム
JP2697917B2 (ja) 三次元座標計測装置