JPH06194038A - 樹脂製通函乾燥装置 - Google Patents
樹脂製通函乾燥装置Info
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- JPH06194038A JPH06194038A JP34438792A JP34438792A JPH06194038A JP H06194038 A JPH06194038 A JP H06194038A JP 34438792 A JP34438792 A JP 34438792A JP 34438792 A JP34438792 A JP 34438792A JP H06194038 A JPH06194038 A JP H06194038A
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- individual rotary
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 通函の自己の回転と熱風との協働により水分
を除去する樹脂製通函乾燥装置を提供する。 【構成】 間欠駆動可能とされた集合移動体2,41の
上部に、上面に樹脂製通函を位置を定めて載置可能とさ
れた複数個の個別回転台4,4…を等間隔をおいてそれ
ぞれ回転自由に配置し、前記集合移動体2,41の側辺
部所要範囲の領域にそうように常時回転駆動可能とされ
た個別回転台自転用駆動ベルト18を配設し、前記個別
回転台4の軸の下方位置に固定された受動プーリー7が
前記自転領域を通過するとき前記駆動ベルト18に接触
自在に形成するとともに、前記個別回転台4の自転領域
に対応する位置に個別回転台上の通函に向け熱風を吹付
ける熱風吹出し口26を開口設置したことを特徴とす
る。
を除去する樹脂製通函乾燥装置を提供する。 【構成】 間欠駆動可能とされた集合移動体2,41の
上部に、上面に樹脂製通函を位置を定めて載置可能とさ
れた複数個の個別回転台4,4…を等間隔をおいてそれ
ぞれ回転自由に配置し、前記集合移動体2,41の側辺
部所要範囲の領域にそうように常時回転駆動可能とされ
た個別回転台自転用駆動ベルト18を配設し、前記個別
回転台4の軸の下方位置に固定された受動プーリー7が
前記自転領域を通過するとき前記駆動ベルト18に接触
自在に形成するとともに、前記個別回転台4の自転領域
に対応する位置に個別回転台上の通函に向け熱風を吹付
ける熱風吹出し口26を開口設置したことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂製通函の乾燥装置に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】各種製品を詰納して運搬するに供せられ
る通函、なかでも飲料製品用の通函は、近時木製に代っ
て合成樹脂製の通函が広く使用されるようになってい
る。この種の通函は、流通段階で汚れや塵埃類が付着し
やすく、そのため流通したのち回収して洗浄を行ない、
その後コーティング等の乾燥状態が要求される処理を行
なう場合がある。このような処理を行なうためには、洗
浄したのち通函の表面に残存する水分を除去し、乾燥さ
せる必要がある。
る通函、なかでも飲料製品用の通函は、近時木製に代っ
て合成樹脂製の通函が広く使用されるようになってい
る。この種の通函は、流通段階で汚れや塵埃類が付着し
やすく、そのため流通したのち回収して洗浄を行ない、
その後コーティング等の乾燥状態が要求される処理を行
なう場合がある。このような処理を行なうためには、洗
浄したのち通函の表面に残存する水分を除去し、乾燥さ
せる必要がある。
【0003】従来、上記通函の乾燥には、ヒータにより
加熱された熱風を吹付けて乾燥させる熱風乾燥方式、エ
アブロー等により圧縮空気を吹付けて通函の表面に付着
残存している水分を強制的に排除して乾燥に導く強風乾
燥方式が一般に採られている。
加熱された熱風を吹付けて乾燥させる熱風乾燥方式、エ
アブロー等により圧縮空気を吹付けて通函の表面に付着
残存している水分を強制的に排除して乾燥に導く強風乾
燥方式が一般に採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記熱風乾燥
方式によるものでは、大容量の加熱源を要するため装置
が大型化するばかりでなく、水分を加熱して蒸発させる
ため完全乾燥に至るまでに長時間を要し、特に通函の表
面に水滴状となって多量に付着残存している場合などで
は完全乾燥させることが難しいなどの問題点がある。
方式によるものでは、大容量の加熱源を要するため装置
が大型化するばかりでなく、水分を加熱して蒸発させる
ため完全乾燥に至るまでに長時間を要し、特に通函の表
面に水滴状となって多量に付着残存している場合などで
は完全乾燥させることが難しいなどの問題点がある。
【0005】また強風乾燥方式によるものでは、表面に
リブ等の凹凸が多い構造の通函の場合、その陰に付着し
ている水分が除去されず、したがって樹脂製の通函では
適用することが困難である。
リブ等の凹凸が多い構造の通函の場合、その陰に付着し
ている水分が除去されず、したがって樹脂製の通函では
適用することが困難である。
【0006】本発明はこれに鑑み、通函の自己の回転と
熱風との協働作用により水分を効果的にかつ迅速に除去
して乾燥させることができる樹脂製通函乾燥装置を提供
することを目的としてなされたものである。
熱風との協働作用により水分を効果的にかつ迅速に除去
して乾燥させることができる樹脂製通函乾燥装置を提供
することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決する手段として、本発明は、間欠駆動可能
とされた集合移動体の上部に、上面に樹脂製通函を位置
を定めて載置可能とされた複数個の個別回転台を等間隔
をおいてそれぞれ回転自由に配置し、前記集合移動体の
側辺部所要範囲の領域にそうように常時回転駆動可能と
された個別回転台自転用駆動ベルトを配設し、前記個別
回転台の軸の下方位置に固定された受動プーリーが前記
自転領域を通過するとき前記駆動ベルトに接触自在に形
成するとともに、前記個別回転台の自転領域に対応する
位置に個別回転台上の通函に向け熱風を吹付ける熱風吹
出し口を開口設置したことを特徴とする。
問題点を解決する手段として、本発明は、間欠駆動可能
とされた集合移動体の上部に、上面に樹脂製通函を位置
を定めて載置可能とされた複数個の個別回転台を等間隔
をおいてそれぞれ回転自由に配置し、前記集合移動体の
側辺部所要範囲の領域にそうように常時回転駆動可能と
された個別回転台自転用駆動ベルトを配設し、前記個別
回転台の軸の下方位置に固定された受動プーリーが前記
自転領域を通過するとき前記駆動ベルトに接触自在に形
成するとともに、前記個別回転台の自転領域に対応する
位置に個別回転台上の通函に向け熱風を吹付ける熱風吹
出し口を開口設置したことを特徴とする。
【0008】
【作用】個別回転台上に洗浄済の樹脂製通函をセット
し、集合移動体を間欠駆動して通函がセットされた個別
回転台を順次移動させる。この個別回転台が自転領域に
至ると個別回転台の受動プーリーが常時駆動の駆動ベル
トに接触して強制回転が与えられ、その際の強力な回転
による遠心力で通函に付着している水分が飛ばされて除
去され、ついで熱風吹出し口から吹出される熱風にさら
されて、残った水分や表面の湿り気が完全に乾燥され
る。その後個別回転台上から乾燥済みの通函を取出す。
し、集合移動体を間欠駆動して通函がセットされた個別
回転台を順次移動させる。この個別回転台が自転領域に
至ると個別回転台の受動プーリーが常時駆動の駆動ベル
トに接触して強制回転が与えられ、その際の強力な回転
による遠心力で通函に付着している水分が飛ばされて除
去され、ついで熱風吹出し口から吹出される熱風にさら
されて、残った水分や表面の湿り気が完全に乾燥され
る。その後個別回転台上から乾燥済みの通函を取出す。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。
説明する。
【0010】図1は本発明による乾燥装置を回転構造と
した場合の一実施例の配置構成を示す平面図であり、図
2はその駆動部分の平面を、そして図3は図2のA−A
相当の断面を示している。
した場合の一実施例の配置構成を示す平面図であり、図
2はその駆動部分の平面を、そして図3は図2のA−A
相当の断面を示している。
【0011】基台1に円板状の集合移動体2が縦軸3に
より回転可能に支持して設けられ、この集合移動体2の
周辺部上には複数個(図示の例では6個)の個別回転台
4,4…が等間隔をおいて環状配置され、各個別回転台
4,4…の軸5は集合移動体2の軸受部6に回転自由に
支持されており、この軸5の下方位置には自転用の受動
プーリー7と定位置に拘束するための切欠からなる位置
決め部8,8を直径線上対称位置に有するディスク9が
固着されている。
より回転可能に支持して設けられ、この集合移動体2の
周辺部上には複数個(図示の例では6個)の個別回転台
4,4…が等間隔をおいて環状配置され、各個別回転台
4,4…の軸5は集合移動体2の軸受部6に回転自由に
支持されており、この軸5の下方位置には自転用の受動
プーリー7と定位置に拘束するための切欠からなる位置
決め部8,8を直径線上対称位置に有するディスク9が
固着されている。
【0012】上記各個別回転台4の間を仕切るように集
合移動体2上に放射方向に延びる仕切壁10,10…が
固設され、その外端は個別回転台4の外端よりやや外方
へ突出する長さを有し、また個別回転台4上に載る樹脂
製通函11の高さよりやや高く形成されている。そして
作業工程上、図1に示すように、第1ポジションP
1(通函装入)、第2、第3、第4ポジションP2 、P
3 、P4 (遠心脱水、乾燥)、第5ポジションP5 (ブ
レーキング)、第6ポジションP6 (通函取出し)が定
められ、集合移動体2は上記各ポジションP1 〜P6 に
個別回転台4が停止するようにインデックス装置12に
より割出されてモータ13により間欠的に回転駆動され
るようになっている。
合移動体2上に放射方向に延びる仕切壁10,10…が
固設され、その外端は個別回転台4の外端よりやや外方
へ突出する長さを有し、また個別回転台4上に載る樹脂
製通函11の高さよりやや高く形成されている。そして
作業工程上、図1に示すように、第1ポジションP
1(通函装入)、第2、第3、第4ポジションP2 、P
3 、P4 (遠心脱水、乾燥)、第5ポジションP5 (ブ
レーキング)、第6ポジションP6 (通函取出し)が定
められ、集合移動体2は上記各ポジションP1 〜P6 に
個別回転台4が停止するようにインデックス装置12に
より割出されてモータ13により間欠的に回転駆動され
るようになっている。
【0013】上記第2〜第4ポジションP2 〜P4 が個
別回転台4の自転領域とされ、この領域に存在する3個
の個別回転台4,4…の受動プーリー7,7…に接触す
るようプーリー14,15,16,17に自転用駆動ベ
ルト18が巻回して配設され、図2の矢印方向に常時回
転駆動されるようになっている。
別回転台4の自転領域とされ、この領域に存在する3個
の個別回転台4,4…の受動プーリー7,7…に接触す
るようプーリー14,15,16,17に自転用駆動ベ
ルト18が巻回して配設され、図2の矢印方向に常時回
転駆動されるようになっている。
【0014】個別回転台4の上面には、樹脂製通函11
の下部両側をガイドする突堤状のガイド部19,19が
設けられており、通函11の位置を定めて載装されるよ
うに形成される。
の下部両側をガイドする突堤状のガイド部19,19が
設けられており、通函11の位置を定めて載装されるよ
うに形成される。
【0015】ブレーキングは、一つの個別回転台4が第
5ポジションP5 に停止する際にそのディスク9を上下
から挟圧して個別回転台4の慣性回転を停止させるブレ
ーキ装置20を有し、このブレーキ装置20は圧力エ
ア、電磁等の手段により間欠的に作動される。しかしこ
のブレーキ装置20はエアシリンダ等によりブレーキシ
ューを受動プーリー7の外周面に押しつけて制動するも
のなどであってもよく、要すれば個別回転台4の慣性回
転を吸収し得るものであればよい。
5ポジションP5 に停止する際にそのディスク9を上下
から挟圧して個別回転台4の慣性回転を停止させるブレ
ーキ装置20を有し、このブレーキ装置20は圧力エ
ア、電磁等の手段により間欠的に作動される。しかしこ
のブレーキ装置20はエアシリンダ等によりブレーキシ
ューを受動プーリー7の外周面に押しつけて制動するも
のなどであってもよく、要すれば個別回転台4の慣性回
転を吸収し得るものであればよい。
【0016】前記第1ポジションP1 および第6ポジシ
ョンP6 において個別回転台4の軸5上のディスク9の
周面に対向する位置に位置決め装置21,21が配設さ
れている。この実施例における位置決め装置21,21
は、エアシリンダ22のロッド22aの先端に係止部2
3を有し、この係止部23が前記ディスク9の位置決め
部8に係合することにより個別回転台4の停止時の向き
が一定になるようにしている。そしてこの位置決めを確
実にするため、第1、第6ポジションP1 、P6 にわた
ってベルト24が回転駆動するよう設けられ、このベル
ト24が受動プーリー7に接触するようにしてこのポジ
ションP1 、P6 において受動プーリー7に回転が与え
られることによって位置決め部8が位置決め装置21,
21の係止部23に係合されるようになされている。
ョンP6 において個別回転台4の軸5上のディスク9の
周面に対向する位置に位置決め装置21,21が配設さ
れている。この実施例における位置決め装置21,21
は、エアシリンダ22のロッド22aの先端に係止部2
3を有し、この係止部23が前記ディスク9の位置決め
部8に係合することにより個別回転台4の停止時の向き
が一定になるようにしている。そしてこの位置決めを確
実にするため、第1、第6ポジションP1 、P6 にわた
ってベルト24が回転駆動するよう設けられ、このベル
ト24が受動プーリー7に接触するようにしてこのポジ
ションP1 、P6 において受動プーリー7に回転が与え
られることによって位置決め部8が位置決め装置21,
21の係止部23に係合されるようになされている。
【0017】第3ポジションP3 には、熱風発生装置2
5によって発生した熱風の吹出し口26が臨ませて設け
られ、このポジションP3 を通る際に通函11に熱風が
吹付けられるようになされている。なお27は第4ポジ
ションP4 から空気を吸込んで熱風発生装置25へ導く
ための吸込み口である。
5によって発生した熱風の吹出し口26が臨ませて設け
られ、このポジションP3 を通る際に通函11に熱風が
吹付けられるようになされている。なお27は第4ポジ
ションP4 から空気を吸込んで熱風発生装置25へ導く
ための吸込み口である。
【0018】前記第1ポジションP1 に対応する位置に
は通函装入装置28が設けられる。
は通函装入装置28が設けられる。
【0019】図4は通函11を個別回転台4上へ自動的
に装入する通函装入装置28の一例を示すもので、通函
11を搬送するコンベア29の上方を横切るように張り
出して固設されるフレーム30にスイングアーム31の
上部が軸32により揺動可能に支持され、このスイング
アーム31をフレーム30に搭載のエアシリンダ33の
ロッド33aが連結されていてこのシリンダ33の作動
によりスイングアーム31が図4の実線図示の後退位置
から鎖線図示の前進位置にわたり揺動され、この揺動に
よってコンベア29上の通函11を押出して個別回転台
4上へ移載させるように構成されている。なおこの装入
装置28は、上記構成に限らずプッシャにより押入する
ものであってもよい。
に装入する通函装入装置28の一例を示すもので、通函
11を搬送するコンベア29の上方を横切るように張り
出して固設されるフレーム30にスイングアーム31の
上部が軸32により揺動可能に支持され、このスイング
アーム31をフレーム30に搭載のエアシリンダ33の
ロッド33aが連結されていてこのシリンダ33の作動
によりスイングアーム31が図4の実線図示の後退位置
から鎖線図示の前進位置にわたり揺動され、この揺動に
よってコンベア29上の通函11を押出して個別回転台
4上へ移載させるように構成されている。なおこの装入
装置28は、上記構成に限らずプッシャにより押入する
ものであってもよい。
【0020】前記第6ポジションP6 に対応する位置に
は通函取出し装置34が設けられる。図5は個別回転台
4上から乾燥済の通函11を自動的に取出す取出し装置
34の一例を示すもので、コンベア29の上方を横切る
ように張り出して固設されるフレーム35に搭載された
エアシリンダ36のロッド36aに引寄せ部材37がエ
アシリンダ38を介して垂設され、エアシリンダ36の
伸長作動およびエアシリンダ38の短縮作動により引寄
せ部材37を上昇させた状態で通函11上を通過させ、
通函11の後部側で引寄せ部材37を下降させてエアシ
リンダ36を短縮作動させることにより通函11を引寄
せ、コンベア29上へ移乗させるようになっている。
は通函取出し装置34が設けられる。図5は個別回転台
4上から乾燥済の通函11を自動的に取出す取出し装置
34の一例を示すもので、コンベア29の上方を横切る
ように張り出して固設されるフレーム35に搭載された
エアシリンダ36のロッド36aに引寄せ部材37がエ
アシリンダ38を介して垂設され、エアシリンダ36の
伸長作動およびエアシリンダ38の短縮作動により引寄
せ部材37を上昇させた状態で通函11上を通過させ、
通函11の後部側で引寄せ部材37を下降させてエアシ
リンダ36を短縮作動させることにより通函11を引寄
せ、コンベア29上へ移乗させるようになっている。
【0021】次に上記実施例の作用を説明する。
【0022】コンベア29上を図1において矢印方向に
搬送されてくる洗浄済の通函11が第1ポジションP1
の位置へ至ると、装入装置28が作動して通函11を第
1ポジションP1 に位置している個別回転台4上へ押送
し、そのガイド部19,19により位置が定められて移
載される。
搬送されてくる洗浄済の通函11が第1ポジションP1
の位置へ至ると、装入装置28が作動して通函11を第
1ポジションP1 に位置している個別回転台4上へ押送
し、そのガイド部19,19により位置が定められて移
載される。
【0023】移載が終了すると、装入装置28が復帰す
るとともにモータ13により集合移動体2が1/6回転
し、新たな個別回転台4が第1ポジションP1 へ巡りく
ると同時に、通函11が移載された個別回転台4は第2
ポジションP2 へ移行する。この第2ポジションP2 へ
移行した個別回転台4は、その軸5上の受動プーリー7
が常時回転している駆動ベルト18に接触し、これによ
り受動プーリー7に回転が与えられて個別回転台4が急
激に回転する。
るとともにモータ13により集合移動体2が1/6回転
し、新たな個別回転台4が第1ポジションP1 へ巡りく
ると同時に、通函11が移載された個別回転台4は第2
ポジションP2 へ移行する。この第2ポジションP2 へ
移行した個別回転台4は、その軸5上の受動プーリー7
が常時回転している駆動ベルト18に接触し、これによ
り受動プーリー7に回転が与えられて個別回転台4が急
激に回転する。
【0024】この個別回転台4の急激にして強力な回転
により、その上面に載置されている通函11に付着して
いる水滴が遠心力により振り飛ばされて除去される。こ
れは第3ポジションP3 、第4ポジションP4 において
も継続され、通函11に付着する水分の殆んどが飛散し
て除去されるが、第3ポジションP3 に至ったとき吹出
し口26から吹出される熱風が通函11に向けて吹付け
られ、残存している水分や湿り気が完全に取り去られ、
乾燥状態になる。
により、その上面に載置されている通函11に付着して
いる水滴が遠心力により振り飛ばされて除去される。こ
れは第3ポジションP3 、第4ポジションP4 において
も継続され、通函11に付着する水分の殆んどが飛散し
て除去されるが、第3ポジションP3 に至ったとき吹出
し口26から吹出される熱風が通函11に向けて吹付け
られ、残存している水分や湿り気が完全に取り去られ、
乾燥状態になる。
【0025】こうして乾燥作用が行なわれたのち、個別
回転台4が第4ポジションP4 を過ぎるとその受動プー
リー7が駆動ベルト18から離れ、強制自転が解除され
て慣性回転しながら第5ポジションP5 へ移行する。
回転台4が第4ポジションP4 を過ぎるとその受動プー
リー7が駆動ベルト18から離れ、強制自転が解除され
て慣性回転しながら第5ポジションP5 へ移行する。
【0026】第5ポジションP5 へ至ると、そのディス
ク9がブレーキ装置20により制動され、慣性回転が停
められる。ついで第6ポジションP6 へ移行すると、そ
の途中で受動プーリー7がベルト24に接触し、受動プ
ーリー7が回転してそのディスク9の位置決め部8と位
置決め装置21とが位置合わせされ、これが整合したと
き位置決め装置21の係止部23が位置決め部8に係合
して個別回転台4上の通函11がコンベア29に直交す
る方向に向きが定められ、取出し装置34が作動して通
函11を個別回転台4上からコンベア29上へ移載し、
コンベア29を通じて次工程へ搬送される。
ク9がブレーキ装置20により制動され、慣性回転が停
められる。ついで第6ポジションP6 へ移行すると、そ
の途中で受動プーリー7がベルト24に接触し、受動プ
ーリー7が回転してそのディスク9の位置決め部8と位
置決め装置21とが位置合わせされ、これが整合したと
き位置決め装置21の係止部23が位置決め部8に係合
して個別回転台4上の通函11がコンベア29に直交す
る方向に向きが定められ、取出し装置34が作動して通
函11を個別回転台4上からコンベア29上へ移載し、
コンベア29を通じて次工程へ搬送される。
【0027】こうして各個別回転台4上に次々と載せら
れる通函11は、上記工程を経て乾燥され、コーティン
グ等の処理工程へ連続的に供給することができる。
れる通函11は、上記工程を経て乾燥され、コーティン
グ等の処理工程へ連続的に供給することができる。
【0028】図示の実施例のようにブレーキ装置20を
付帯すれば、個別回転台4の慣性回転を早期に停止させ
ることができ、第6ポジションP6 での位置決めを容易
にすることができる。また第1ポジションP1 に装入装
置28を、第6ポジションP6 に取出し装置34を付設
すれば、通函11の装入、取出しに人手を介さずに自動
的に行なわせることができる。
付帯すれば、個別回転台4の慣性回転を早期に停止させ
ることができ、第6ポジションP6 での位置決めを容易
にすることができる。また第1ポジションP1 に装入装
置28を、第6ポジションP6 に取出し装置34を付設
すれば、通函11の装入、取出しに人手を介さずに自動
的に行なわせることができる。
【0029】図6、図7は本発明による樹脂製通函乾燥
装置を直列状に配設するようにした場合の実施例を示す
もので、基板39,39…を連結軸40,40…により
連結して無端状とされた集合移動体41を有し、各基板
39,39…の中央に前述の実施例と同構成の個別回転
台4,4…が軸5により回転自在に支持され、基板39
の下面側に突出する軸5に受動プーリー7およびディス
ク9が固着されている。
装置を直列状に配設するようにした場合の実施例を示す
もので、基板39,39…を連結軸40,40…により
連結して無端状とされた集合移動体41を有し、各基板
39,39…の中央に前述の実施例と同構成の個別回転
台4,4…が軸5により回転自在に支持され、基板39
の下面側に突出する軸5に受動プーリー7およびディス
ク9が固着されている。
【0030】そして上記無端状の集合移動体41は、両
側のチェン43,43がスプロケット状の回転体42,
42間に巻回され、一方の回転体42を駆動手段により
間欠回動自在とされている。
側のチェン43,43がスプロケット状の回転体42,
42間に巻回され、一方の回転体42を駆動手段により
間欠回動自在とされている。
【0031】前記集合移動体41の上面側の始端部一側
にそって洗浄済みの通函11を個別回転台4上へ供給す
るための供給コンベア44が、同終端部一側にそって乾
燥済みの通函11を取出すための排出コンベア45がそ
れぞれ配設され、自転領域には個別回転台4の受動プー
リー7に接触する常時回転の駆動ベルト18が配設され
ている。
にそって洗浄済みの通函11を個別回転台4上へ供給す
るための供給コンベア44が、同終端部一側にそって乾
燥済みの通函11を取出すための排出コンベア45がそ
れぞれ配設され、自転領域には個別回転台4の受動プー
リー7に接触する常時回転の駆動ベルト18が配設され
ている。
【0032】またこの自転領域を通過する個別回転台4
上の通函11に向けて熱風を吹付ける熱風吹出し口26
が配設されている。
上の通函11に向けて熱風を吹付ける熱風吹出し口26
が配設されている。
【0033】そのほか前記実施例と同じ構成部分にはこ
れと同一符号を付し、その説明は省略する。
れと同一符号を付し、その説明は省略する。
【0034】この実施例においては、供給コンベア44
上から洗浄済みの通函11を装入装置28により個別回
転台4上へ供給し、集合移動体41の間欠駆動により第
1ポジションP1 から順次第2、第3、第4ポジション
P2 、P3 、P4 へと進み、その間に駆動ベルト18に
より個別回転台4に自転が与えられ、その間に熱風によ
る乾燥が行なわれる。
上から洗浄済みの通函11を装入装置28により個別回
転台4上へ供給し、集合移動体41の間欠駆動により第
1ポジションP1 から順次第2、第3、第4ポジション
P2 、P3 、P4 へと進み、その間に駆動ベルト18に
より個別回転台4に自転が与えられ、その間に熱風によ
る乾燥が行なわれる。
【0035】以後は前記実施例と同様にして第5、第6
ポジションP5 、P6 へと進み、位置決めがされて取出
し装置34により排出コンベア45上へ乾燥済みの通函
11が移載されて搬出される。
ポジションP5 、P6 へと進み、位置決めがされて取出
し装置34により排出コンベア45上へ乾燥済みの通函
11が移載されて搬出される。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、表
面にリブや凹凸のある樹脂製の通函であっても、洗浄後
の通函を個々に載置する個別回転台を自転領域で自転さ
せることにより遠心力で振り飛ばしたのち、残存水分を
熱風で加熱乾燥させるようにしたことにより洗浄後付着
している水滴を連続的にすべて能率よく除去することが
でき、再処理工程へ完全乾燥状態として供することがで
きる優れた効果がある。
面にリブや凹凸のある樹脂製の通函であっても、洗浄後
の通函を個々に載置する個別回転台を自転領域で自転さ
せることにより遠心力で振り飛ばしたのち、残存水分を
熱風で加熱乾燥させるようにしたことにより洗浄後付着
している水滴を連続的にすべて能率よく除去することが
でき、再処理工程へ完全乾燥状態として供することがで
きる優れた効果がある。
【図1】本発明による樹脂製通函乾燥装置の一実施例を
示す平面図。
示す平面図。
【図2】同、駆動部分を示す平面図。
【図3】図2のA−A線相当の断面図。
【図4】通函装入装置の一例を示す側面図。
【図5】通函取出し装置の一例を示す側面図。
【図6】本発明の変形例を示す略示側面図。
【図7】同、平面図。
2,41 集合移動体 4 個別回転台 7 受動プーリー 8 位置決め部 9 ディスク 10 仕切壁 11 樹脂製通函 12 インデックス装置 13 モータ 18 自転用駆動ベルト 19 ガイド部 20 ブレーキ装置 21 位置決め装置 23 係止部 25 熱風発生装置 26 熱風吹出し口 28 通函装入装置 34 通函取出し装置
Claims (6)
- 【請求項1】間欠駆動可能とされた集合移動体の上部
に、上面に樹脂製通函を位置を定めて載置可能とされた
複数個の個別回転台を等間隔をおいてそれぞれ回転自由
に配置し、前記集合移動体の側辺部所要範囲の領域にそ
うように常時回転駆動可能とされた個別回転台自転用駆
動ベルトを配設し、前記個別回転台の軸の下方位置に固
定された受動プーリーが前記自転領域を通過するとき前
記駆動ベルトに接触自在に形成するとともに、前記個別
回転台の自転領域に対応する位置に個別回転台上の通函
に向け熱風を吹付ける熱風吹出し口を開口設置したこと
を特徴とする樹脂製通函乾燥装置。 - 【請求項2】前記集合移動体を円板状に形成して間欠駆
動可能とされ、この集合移動体の上部に、上面に樹脂製
通函を位置を定めて載置可能とされた複数個の個別回転
台を等間隔をおいてそれぞれ回転自由に配置し、前記集
合移動体の側辺部所要範囲の領域にそうように常時回転
駆動可能とされた個別回転台自転用駆動ベルトを配設
し、前記個別回転台の軸の下方位置に固定された受動プ
ーリーが前記自転領域を通過するとき前記駆動ベルトに
接触自在に形成するとともに、前記個別回転台の自転領
域に対応する位置に個別回転台上の通函に向け熱風を吹
付ける熱風吹出し口を開口設置したことを特徴とする請
求項1記載の樹脂製通函乾燥装置。 - 【請求項3】前記集合移動体を複数の基板を無端状に連
結して間欠駆動可能とされ、この集合移動体の各基板
に、上面に樹脂製通函を位置を定めて載置可能とされた
複数個の個別回転台をそれぞれ回転自由に配置し、前記
集合移動体の側部所要範囲の領域にそうように常時回転
駆動可能とされた個別回転台自転用駆動ベルトを配設
し、前記個別回転台の軸の下方位置に固定された受動プ
ーリーが前記自転領域を通過するとき前記駆動ベルトに
接触自在に形成するとともに、前記個別回転台の自転領
域に対応する位置に個別回転台上の通函に向け熱風を吹
付ける熱風吹出し口を開口設置したことを特徴とする請
求項1記載の樹脂製通函乾燥装置。 - 【請求項4】前記個別回転台から乾燥済の通函を取出す
直前のステーションに個別回転台の慣性回転を停止させ
るブレーキ装置を設けた請求項1〜3のいずれか1項記
載の樹脂製通函乾燥装置。 - 【請求項5】前記個別回転台への装入ステーション、お
よび個別回転台からの通函の取出しステーションに個別
回転台の向きを通函の装入、取出しに適する向きに規制
する位置決め装置を設けた請求項1〜4のいずれか1項
記載の樹脂製通函乾燥装置。 - 【請求項6】前記個別回転台への通函の装入ステーショ
ンにコンベア上から通函を個別回転台上へ自動的に押入
して移載する装入装置を設けるとともに、個別回転台上
からの通函の取出しステーションに個別回転台上から通
函をコンベア上へ自動的に取出す取出し装置を設けた請
求項1〜6のいずれか1項記載の樹脂製通函乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34438792A JPH06194038A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 樹脂製通函乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34438792A JPH06194038A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 樹脂製通函乾燥装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06194038A true JPH06194038A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=18368860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34438792A Pending JPH06194038A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 樹脂製通函乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06194038A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013103824A (ja) * | 2011-11-15 | 2013-05-30 | New Sanwa:Kk | ウレタン加硫コントロールコンベヤー装置 |
JP2016101566A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | シブヤマシナリー株式会社 | ワーク洗浄装置 |
EP3318830A1 (de) * | 2016-11-08 | 2018-05-09 | Manfred Kitzinger | Verfahren und vorrichtung zum trocknen von behältern |
CN109092653A (zh) * | 2018-07-26 | 2018-12-28 | 芜湖市黄山松工业地坪新材料有限公司 | 一种建材加工配料的筛分装置 |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP34438792A patent/JPH06194038A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013103824A (ja) * | 2011-11-15 | 2013-05-30 | New Sanwa:Kk | ウレタン加硫コントロールコンベヤー装置 |
JP2016101566A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | シブヤマシナリー株式会社 | ワーク洗浄装置 |
EP3318830A1 (de) * | 2016-11-08 | 2018-05-09 | Manfred Kitzinger | Verfahren und vorrichtung zum trocknen von behältern |
CN109092653A (zh) * | 2018-07-26 | 2018-12-28 | 芜湖市黄山松工业地坪新材料有限公司 | 一种建材加工配料的筛分装置 |
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