JPH06193826A - 流動層ボイラー装置及び複合発電設備 - Google Patents

流動層ボイラー装置及び複合発電設備

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JPH06193826A
JPH06193826A JP34051892A JP34051892A JPH06193826A JP H06193826 A JPH06193826 A JP H06193826A JP 34051892 A JP34051892 A JP 34051892A JP 34051892 A JP34051892 A JP 34051892A JP H06193826 A JPH06193826 A JP H06193826A
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JP
Japan
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combustion chamber
air
fluidized
heat recovery
bed boiler
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Application number
JP34051892A
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English (en)
Inventor
Tomohiko Miyamoto
知彦 宮本
Jinichi Tomuro
仁一 戸室
Yasuo Yoshii
泰雄 吉井
Katsuya Oki
勝弥 大木
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Hitachi Ltd
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力変動の大きい場合でも、燃焼室と熱回収
室との間における流動媒体の移動を確実に行う。 【構成】 燃料が流動燃焼する燃焼室11と流動媒体の
熱を回収する熱回収室16とは仕切り壁15で仕切ら
れ、この仕切り壁15の上部に流動媒体が通る連通口1
5aが形成されている。燃焼室11の底部と熱回収室1
6の底部とは、流動媒体が通る所定長さの流動媒体循環
配管20a,20b,20cで接続され、この流動媒体
循環配管20a,20b,20c内の流動媒体を熱回収
室16から燃焼室11方向へ搬送可能な流量の空気を噴
出する空気配管28a,25a,…が流動媒体循環配管
20a,20b,20cに接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料が流動燃焼する燃
焼室と流動媒体から熱を回収する熱回収室とを備えてい
る流動層ボイラー装置、及びこれを備えている複合発電
設備に関する。
【0002】
【従来の技術】複合発電設備として、流動層ボイラー
と、流動層ボイラーの伝熱管内で発生した蒸気で駆動す
るスチームタービンと、このスチームタービンによって
駆動する発電機と、流動層ボイラーで発生した燃焼排気
ガスから塵等を取り除く脱塵器と、塵等が取り除かれた
燃焼排気ガスで駆動するガスタ−ビンと、このガスター
ビンによって駆動する発電機とを備えているものがあ
る。流動層ボイラーでは、内部に石灰石を主体とする流
動層を形成し、化石燃料(以後、石炭で代表する)を燃
焼しつつ燃焼時に発生する亜硫酸ガスを流動粒子である
石灰石に吸収させている。したがって、このような複合
発電設備は、脱硫装置が不要であるという長所がある。
また、流動層ボイラーで発生した燃焼熱で水蒸気を発生
させてスチームタービンを駆動させると共に、流動層ボ
イラーから排気される高温の燃焼排気ガスでガスタービ
ンを駆動させているので、発電効率が高いという長所も
ある。
【0003】ところで、このような複合発電設備等に用
いられる流動層ボイラー装置としては、従来、特開昭6
2−272089号公報や、特開平3−271605号
公報に記載されているものがある。これらは、いずれも
流動層ボイラー内を、石炭を燃焼する燃焼室と熱を回収
する熱回収室とに仕切り壁で区分けし、仕切り壁の上部
連通口から燃焼室で形成された流動媒体を熱回収室へ移
送し、仕切り壁の下部連通口から流動媒体を熱回収室か
ら燃焼室へ戻すというものである。このように、ボイラ
ー内を仕切るのは、脱硫率の向上、伝熱管の摩耗や腐食
の低減を図るためである。しかし、両者は、流動層ボイ
ラー内の燃焼室と熱回収室間での流動媒体の移送形式が
異なっている。
【0004】前者の流動層ボイラー装置では、熱回収室
の下部側から空気を吹き込むと共に燃焼室の下部側から
も熱回収室に吹き込む空気量よりも多い空気を吹き込ん
で、燃焼室内で形成された流動媒体を熱回収室へ移送し
ている。また、熱回収室から燃焼室への流動媒体の移送
は、燃焼室から熱回収室への流動媒体の移送により、熱
回収室内底部の圧力が高まり、その結果、燃焼室と熱回
収室との間に生じる圧力差を利用して、流動媒体を移送
している。
【0005】また、後者の流動層ボイラー装置では、熱
回収室の底部に、流動媒体を機械的に移送するスクリュ
ーフィーダ等を設けて、流動媒体の移送を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術では、以下のような問題点がある。すなわ
ち、前者の流動層ボイラー装置では、常圧流動層ボイラ
ーのように圧力変動が小さい場合、簡易な設備で流動媒
体の移送を確実に行えるので優れたものであると言える
が、10数気圧で運転する加圧流動層ボイラーのように
圧力変動が大きい場合、流動媒体の移動量制御が困難で
あるという問題点がある。
【0007】また、後者の流動層ボイラーでは、機械的
方法で強制的に流動媒体の移送を行っているため、常圧
流動層でも加圧流動層でも適用可能であるものの、機械
部品が常に高温の粒子にさらされることになるため、設
備の耐久性が低く信頼性に欠ける問題点がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、圧力変動の大き
なものであっても、燃焼室と熱回収室との間における流
動媒体の移動を行うことができると共に、耐久性が高く
設備の信頼性を向上させることができ流動層ボイラー装
置、及びこれを備えている複合発電設備を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の流動層ボイラー装置は、燃料が燃焼する燃焼室と流動
媒体から熱を回収する熱回収室とは仕切り壁で仕切ら
れ、該仕切り壁の上部に該燃焼室内の前記流動媒体を該
熱回収室に導く連通口が形成され、前記燃焼室の底部と
前記熱回収室の底部とは、前記流動媒体が通る所定長さ
の流動媒体循環配管で接続され、該流動媒体循環配管内
の該流動媒体を該熱回収室から該燃焼室方向へ搬送可能
な流量の空気を噴出する空気配管が該流動媒体循環配管
に接続されていることを特徴とするものである。
【0010】ここで、前記流動層ボイラー装置におい
て、前記流動媒体循環配管は、前記熱回収室の底部から
鉛直下方に伸びる立下がり部と、立下がり部の下端から
前記燃焼室方向へほぼ水平に伸びる水平部と、該水平部
の端から鉛直上方に伸び前記燃焼室の底部に接続される
立上がり部とを有し、前記流動媒体循環配管の前記水平
部と前記立上り部との角部には、ここに至った前記流動
媒体を前記燃焼室に搬送するに足る流量の空気を該立上
り部の長手方向に噴出する搬送用空気配管が接続され、
前記流動媒体循環配管の前記立下がり部と前記水平部と
の角部には、ここに至った前記流動媒体を該水平部と前
記立上り部との前記角部へ搬送するに足る空気を噴出す
る搬送量制御用空気配管が接続され、該搬送量制御用空
気配管には、ここを通る空気の流量を調節する流量調節
弁が設けられていることが望ましい。
【0011】また、前記流動層ボイラー装置において、
前記流動媒体循環配管は、運転中に生じる前記燃焼室の
底部と前記熱回収室の底部との圧力差以上の圧力損失が
内部に前記流動媒体が充填されている状態で生じるよう
形成されていることが好ましい。
【0012】
【作用】燃焼室内の流動媒体は、燃焼室内において流動
燃焼する過程で仕切り壁を飛び越え、上部連通口から熱
回収室に移動する。熱回収室内では、ここに移動してき
た流動媒体と伝熱管内の水とが熱交換して、流動媒体の
熱が回収される。熱回収室内の流動媒体が、流動媒体循
環配管に流れ込むと、ここに噴出される空気によって燃
焼室側へ搬送される。
【0013】ここで、重要なことは、仕切り壁の下部に
連通口が形成され、そこを通って流動媒体が熱回収室か
ら燃焼室へ移動するのではなく、流動媒体循環配管を介
して移動することである。このように、熱回収室の底部
と燃焼室の底部とは、流動媒体循環配管で接続され、こ
こを通って流動媒体が移動するため、燃焼室内の圧力変
動に起因して熱回収室の底部と燃焼室の底部とに圧力差
が生じても、内部に流動媒体が充填されている流動媒体
循環配管の圧力損失により、圧力の高い室内から圧力の
低い室内へ流動媒体が流れにくくなる。すなわち、熱回
収室の底部と燃焼室の底部とに圧力差が生じた場合で
も、この圧力差による搬送力が流動媒体循環配管の抵抗
(圧力損失)により緩和され、流動媒体循環配管に噴出
されるガスが流動媒体の搬送する主要な力として作用
し、流動媒体を確実に搬送することができる。
【0014】特に、流動媒体循環配管が、運転中に生じ
る燃焼室の底部と熱回収室の底部との圧力差以上の圧力
損失が内部に流動媒体が充填されている状態で生じるよ
う形成されている場合には、燃焼室の底部と熱回収室の
底部との圧力差によって生じる流動媒体の搬送力は基本
的に流動媒体循環配管の抵抗(圧力損失)により相殺さ
れることになるので、非常に確実に流動媒体を搬送する
ことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る複合発電設備の一実施例
について、図1及び図2を用いて説明する。本実施例の
複合発電設備は、図2に示すように、加圧流動層ボイラ
ー10と、流動層ボイラー10内で発生した燃焼排気ガ
スから塵等を取り除くサイクロン41,42と、脱塵さ
れた燃焼排気ガスで駆動するガスタービン44と、この
ガスタービン44によって駆動する発電機45と、燃焼
排気ガスの脱硝装置46と、脱硝された燃焼排気ガスの
熱を回収する熱回収装置47と、熱回収装置47を通過
した燃焼排気ガスを大気に放出するための煙突48と、
空気を圧縮して、これを流動層ボイラー10に供給する
空気圧縮機53と、石炭、石灰石及び水から成るスラリ
ーを流動層ボイラー10に供給する燃料供給ポンプ32
と、サイクロン41,42で脱塵された燃焼排気ガスの
一部をさらに精密脱塵して空気圧縮機53に送る精密脱
塵器43と、流動層ボイラー10の伝熱管17内で発生
した蒸気で駆動するスチームタービン60と、このスチ
ームタービン60によって駆動する発電機61とを備え
ている。
【0016】流動層ボイラー10は、図1に示すよう
に、燃料である石炭が投入される燃焼室11と、伝熱管
17が設けられ流動媒体から熱を回収する熱回収室16
とに、仕切り壁15で仕切られている。仕切り壁15の
上部は、燃焼室11内の流動媒体が熱回収室16に移動
できるよう、開口している。また、燃焼室11及び熱回
収室16の底部には、下方に向かうに連れて縮径される
複数のコーンが形成されている。
【0017】燃焼室11の各コーン12a,12b,1
2cの下部と熱回収室16の各コーン18a,18b,
18cの下部とは、流動媒体循環配管20a,20b,
20cで接続されている。燃焼室11の各コーン12
a,12b,12cは、その頂角が約45°になるよう
形成され、熱回収室16の各コーン18a,18b,1
8cは、流動媒体が熱回収室16の底部から流動媒体循
環配管20a,20b,20cへ流れ込み易くするため
に、その頂角が約60°になるよう形成されている。流
動媒体循環配管20a,20b,20cは、熱回収室1
6のコーン18a,18b,18cの下部から鉛直下方
に伸びる立下がり部20a,20b,20cと、立下が
り部20a,20b,20cの下端から水平に燃焼室1
1方向に伸びる水平部22a,22b,22cと、水平
部22a,22b,22cの端部から鉛直上方に伸び燃
焼室11のコーン12a,12b,12c下部と接続さ
れている立上り部23a,23b,23cとを有してい
る。
【0018】一般的に、本実施例のような加圧流動層ボ
イラーでは、燃焼中の流動層の圧力変化量が大きく、数
千ミリ水柱にも及ぶ。このため、燃焼室11の底部と熱
回収室16の底部とに圧力差が生じる。本実施例では、
流動媒体が充填されている状態の流動媒体循環配管20
a,20b,20cの圧力損失が、流動層の圧力変動に
起因する圧力差とほぼ同じになるよう、流動媒体循環配
管20a,20b,20cは、その流路径や流路長等が
定められている。
【0019】各流動媒体循環配管20a,20b,20
cの立下がり部21a,21b,21cと水平部22
a,22b,22cとの角部には、水平部22a,22
b,22cの長手方向に向かって搬送量制御用空気を噴
出する搬送量制御用空気配管25a,25b,25cが
接続されている。各搬送量制御用空気配管25a,25
b,25cには、ここを通過する空気流量を制御するた
めに、制御用空気流量調節弁26a,26b,26cと
空気流量計27a,27b,27cとが設けられてい
る。さらに、この角部には、立下がり部21a,21
b,21cを通ってきた流動媒体を系外に排出するため
の流動媒体排出配管24a,24b,24cが接続され
ている。また、水平部22a,22b,22cと立上り
部23a,23b,23cとの角部には、鉛直上方に流
動媒体搬送用空気を噴出する搬送用空気配管28a,2
8b,28cが接続されている。各搬送量制御用空気配
管25a,25b,25c及び各搬送用空気配管28
a,28b,28cは、その上流側でまっとまってお
り、空気圧縮機53の吐出口と圧縮空気供給配管54を
介して接続されている。
【0020】燃焼室11の各コーン12a,12b,1
2c下部には、流動媒体循環配管20a,20b,20
cの他に、燃料である石炭、石灰石及び水から成るスラ
リーを供給する燃料供給配管30a,30b,30cが
接続されている。各燃料供給配管30a,30b,30
cには、燃料流量調節弁31a,31b,31cが取付
けられ、その上流側に燃料供給ポンプ32が設けられて
いる。
【0021】燃焼室11の複数のコーン12a,12
b,12cのうち、一のコーン12aには、流動層ボイ
ラー10起動時の燃料着火に用いるバーナ13が設けら
れている。このバーナ13には、ここにプロパンガス等
の燃料を供給する燃料供給配管36と、ここに空気を供
給する空気供給配管35とが接続されている。これら燃
料供給配管36及び空気供給配管35の端部には、タン
クローリ等からプロパンガスや液体空気を受け入れるこ
とができるよう、タンクローリ側の配管と接続可能な継
手が取付けられている。燃焼室11の底部側には、ここ
の流動媒体の温度を測定する温度計14が設けられてい
る。また、燃焼室11及び熱回収室16の頂部には、こ
こに石灰石を供給する石灰石投入口37a,37bが設
けられている。
【0022】燃焼排気ガスから塵等を取り除くサイクロ
ン41,42として、図2に示すように、粗脱塵用サイ
クロン41と精密脱塵用マルチサイクロン42とがあ
る。粗脱塵用サイクロン41は、そのガス取入口が流動
層ボイラー10の燃焼排気ガス排気口と接続されてい
る。また、粗脱塵用サイクロン41の塵排出配管は、流
動層ボイラー10の熱回収室16内に挿入されている。
精密脱塵用マルチサイクロン42は、そのガス取入口が
粗脱塵用サイクロン41のガス排気口と接続され、その
ガス排気口がガスタービン44と接続されている。この
精密脱塵用マルチサイクロン42には、この捕集効率を
高めるための気流吸引(ブローダウン)用の配管42a
が設けられており、これが精密脱塵機43のガス取入口
と接続されている。この精密脱塵機43には、マルチサ
イクロン42から気流吸引した燃焼排気ガスを空気圧縮
機53に供給可能なよう、非常に微細な塵等までも捕集
するセラミックフィルターが設けられている。精密脱塵
機43のガス排気口は、排気ガス循環配管57を介して
空気圧縮機53の吸込口と接続されている。この排気ガ
ス循環配管57には、排気ガス循環量制御用の排気ガス
流量調節弁58と流量計59とが設けられている。
【0023】大気を空気圧縮機53に導く空気吸引配管
50には、ここを通る空気の流量を調節する吸入空気量
調節弁51と流量計52とが設けられている。また、空
気圧縮機53の吐出口に接続されている圧縮空気供給配
管54には、圧縮空気の一部を脱硝装置46へ導くため
の圧縮空気分岐配管55が接続されている。
【0024】制御装置65は、流動層部11aの温度を
測定する温度計14や圧縮空気供給配管54内の酸素濃
度を測定する酸素濃度計56等と、信号線で接続されて
いる。この制御装置65には、各種機器の起動等を指示
する機能の他、温度計14や酸素濃度計56からの出力
や要求される負荷に基づき、各種調節弁を通過する流体
の流量を算出する機能も備えている。制御装置65は、
この算出結果が各調節弁に出力されるよう、各調節弁と
も信号線で接続されている。
【0025】次に、本実施例の複合発電設備の運転方法
を説明しつつ、その作用について説明する。起動時に
は、石灰石投入口37aから燃焼室11内に石灰石を
0.5m程度充填しておく(初回の起動時のみ、石灰石
投入口37bから熱回収室16内に石灰石を仕切り壁1
5の上端のレベルまで供給しておく。)。さらに、液体
空気が充填されているタンクローリ等を空気供給配管3
5に接続すると共に、プロパン等が充填されているタン
クローリ等を燃料供給配管36に接続する。そして、空
気圧縮機53を起動して、圧縮空気供給配管54及び搬
送用空気配管28a,28b,28cを介して、流動媒
体循環配管20a,20b,20cの立上りぶ23a,
23b,23c内において流動媒体が気流搬送可能な7
m/s以上の流速になるような空気量(燃焼炉内では粒
子の流動化速度(燃焼室11の空塔速度基準)以上にな
る空気流量)を燃焼室11に供給する。その後、各タン
クローリ内の空気及びプロパンガスをバーナ13から噴
射し、プロパンガスを流動層部11aで燃焼させる。な
お、燃焼以前に、空気圧縮機53からの圧縮空気を精密
脱塵器43に導き、ここを水蒸気の露点温度以上に加熱
する。また、圧縮空気分岐配管55に設けられている弁
を開き、空気圧縮機53からの圧縮空気(燃焼排気ガス
を含む)を脱硝装置46にも流し、ここも水蒸気の露点
温度以上に加熱しておく。
【0026】燃焼室11の流動層部11aの温度が55
0℃以上になると、制御装置65からの指示により、燃
料供給ポンプ32が起動して、燃料供給配管30a,3
0b,30cのうち、一の燃料供給配管30aから燃焼
室11のコーン12a内に、石炭、石灰石及び水から成
るスラリーが供給される。さらに、この際、制御装置6
5からの指示を受けて制御用空気流量調節弁26aが僅
かに開き、制御用空気配管25aから流動媒体循環配管
20aに搬送量制御用空気が吹き込まれ、熱回収室16
内の流動媒体が流動媒体循環配管20aを介して燃焼室
11に移送される。なお、熱回収室16から燃焼室11
への流動媒体の搬送動作に関しては、後述する。熱回収
室16内の流動媒体が少なくなると、石灰石投入口37
bから石灰石を補充する。
【0027】燃焼室11の温度が700℃程度になる
と、制御装置65からの指示で燃料流量調節弁31b,
31cも開き、燃料供給配管30b、30cから燃料ス
ラリーが供給されると同時に、制御用空気供給管25
b、25cからも流動媒体循環配管20b,20cに搬
送量制御用空気が吹き込まれる。その後は、発電機4
5,61の負荷に応じて、燃焼室11の温度が所定値に
なるように、制御装置65により各流量が制御されるこ
とになる。
【0028】燃焼室11内では、石灰石存在下で石炭が
流動燃焼すると同時に、脱硫反応が起こり、石炭燃焼で
発生した亜硫酸ガスが石灰石に吸収される。燃焼室11
内の流動媒体は、この流動過程で仕切り壁15を飛び越
えて連通口15aから熱回収室16の上部に至る。熱回
収室16では、流動媒体の熱が伝熱管17で熱交換さ
れ、伝熱管17内の水が蒸気となる。この蒸気は、スチ
ームタービン19に供給されてタービン19を駆動す
る。
【0029】熱回収室16内の流動媒体は、熱回収室1
6の底部より流動媒体循環配管20a,20b,20c
を介して、燃焼室11に必要量送られる。燃焼室11へ
送られる流動媒体の量は、発電機61の負荷に応じた所
定の蒸気量が得られるよう、熱回収室16内の流動媒体
のレベル(このレベルは、伝熱管17と流動媒体との接
触面積に比例する。)を調節すべく、制御装置65によ
って定められる。
【0030】ここで、熱回収室16から燃焼室11への
流動媒体搬送動作について説明する。燃焼室11で石炭
が燃焼している際には、基本的に、流動媒体の搬送に必
要な空気量の少なくとも5倍以上の空気が搬送用空気配
管28a,28b,28cから流動媒体循環配管20
a,20b,20cの立上り部23a,23b,23c
に供給されている。したがって、流動媒体循環配管20
a,20b,20cの水平部22a,22b,22cか
ら立上り部23a,23b,23cに至った流動媒体の
すべては、確実に燃焼室11内に導かれる。なお、搬送
用空気は、燃焼室11内においては、流動媒体の燃焼用
空気として用いられる。ところで、流動媒体循環配管2
0a,20b,20cの水平部22a,22b,22c
には、粉体である流動媒体の性質上、燃焼室11や熱回
収室16内の流動媒体の自重による圧力がほとんどかか
らない。このため、水平部22a,22b,22cに充
填されている流動媒体のみの搬送には、搬送用空気流量
に比べて遥かに少ない流量の空気で十分である。また、
水平部22a,22b,22cに充填されている流動媒
体を移動させれば、熱回収室16内の流動媒体も流動媒
体循環配管20a,20b,20cの立下がり部21
a,21b,21cを通って、自由落下する。そこで、
必要な流動媒体搬送量に対応した量の空気を搬送量制御
用空気配管25a,25b,25cから、流動媒体循環
配管20a,20b,20cの水平部22a,22b,
22cに噴出させて、流動媒体の搬送量制御を行ってい
る。
【0031】しかし、前述したように、流動層部11a
が圧力変動して、燃焼室11の底部と熱回収室16の底
部との間に圧力差が生じた場合には、上記のような流動
媒体の搬送制御も難しくなる。そこで、本実施例では、
流動層部11aの圧力変動による燃焼室11の底部と熱
回収室16の底部との間の最大圧力差を予め計算で求め
ておき(実験で求めてもよい。)、この最大圧力差と、
流動媒体が充填されている状態の流動媒体循環配管20
a,20b,20cの圧力損失とがほぼ同じなるよう、
流動媒体循環配管20a,20b,20cの流路径や流
路長等を定めている。このため、流動層部11aが圧力
変動し、燃焼室11の底部と熱回収室16の底部との間
に圧力差が生じた場合でも、この圧力差によって流動媒
体に働く搬送力は配管抵抗(圧力損失)により相殺さ
れ、目的の量の流動媒体を的確に搬送することができ
る。
【0032】流動媒体の搬送に当たり、熱回収室16内
の流動媒体の均一下降は、均一な熱バランスを取るため
にも重要なことである。また、燃焼室11へ搬送される
流動媒体が燃焼室11の底部に均一に供給されること
は、搬送される流動媒体と燃料スラリーとの均一混合を
図る上で重要なことである。このため、本実施例では、
熱回収室16の底部及び燃焼室11の底部に複数コーン
を形成して、対応する各コーン間を複数の流動媒体循環
配管20a,20b,20cで接続して、熱回収室16
内の流動媒体の均一下降、及び、燃焼室11の底部への
流動媒体の均一供給を図っている。
【0033】流動層ボイラー10で発生した燃焼排気ガ
スは、粗脱塵用サイクロン41に導かれ、ここである程
度の塵等が除去された後、さらに、精密脱塵用マルチサ
イクロン42でガスタービン44の要求する塵濃度まで
低減される。ガスタービン44は、塵等が取り除かれた
燃焼排気ガスで駆動し、発電機45を駆動させる。ガス
タービン44を通過して圧力及び温度の低下したガス
は、脱硝装置46、熱回収装置47を通過した後、煙突
48より系外に排出される。なお、脱硝装置46の下流
に、さらに脱塵装置を設けてもよい。
【0034】精密脱塵用マルチサイクロン42では、導
入ガスの一部がブローされ、捕集効率が高められてい
る。ブローガスは、精密脱塵器43で脱塵された後、排
気ガス循環配管57を通って空気圧縮機53に導かれ
る。空気圧縮機53には、このブローガスの他、空気吸
引配管50から大気及び熱回収装置47からの排気ガス
(酸素濃度3〜6%)も導かれる。空気圧縮機53で
は、これらのガスが昇圧され、搬送量制御用空気及び流
動媒体搬送用空気(燃焼用空気)として、ボイラー10
に供給される。排気ガス循環配管57と空気吸引配管5
0とから空気圧縮機53に導かれる空気流量の割合は、
圧縮空気供給配管54に設けられている酸素濃度計56
からの出力、つまりボイラー10に供給される空気中の
酸素濃度によって定められる。また、ボイラー10に供
給される空気の量やその空気中の酸素濃度は、ボイラー
10に要求される負荷や燃焼室11の温度によって定ま
る。したがって、排気ガス循環配管57に設けられてい
る排気ガス流量調節弁58を通過する空気流量と、空気
吸引配管50に設けられている吸入空気流量調節弁51
を通過する空気流量とは、酸素濃度計56からの出力、
温度計14、及びボイラー10に要求される負荷に基づ
いて、制御装置65により定められる。このように求め
られた値は、制御装置65から対応する調節弁51,5
8に出力される。なお、本実施例では、100%負荷運
転時には、大気中の空気と精密脱塵器43からの排気ガ
スとを空気圧縮器53で加圧して、ボイラー10に供給
するが、低負荷運転時には、熱回収装置47出口からの
低酸素濃度排ガスを空気圧縮機53に供給し、負荷に見
合った酸素量を流動層ボイラー10に供給する。このた
め、低負荷運転においてもボイラー10の圧力、ガス
量、及び温度を低下させることがなくガスタービン44
での効率を高く保てる(従来、加圧流動層ボイラを用い
た発電装置では負荷変化に対して原料量、空気流量、ボ
イラの操作圧力、流動層高を変化するので、低負荷の運
転ではガスタービンへ流入する排ガス流量、温度、圧力
が低下し、ガスタービンの効率が著しく低くなってい
た。)。
【0035】一般的に、発電設備は年間に多くとも数回
しか起動しないこのため、起動時の着火用の設備は、通
常、遊休設備となっている。そこで、また、本実施例で
は、起動時においては、系外の燃料供給装置(タンクロ
ーリ等)からの燃料をバーナ13から噴出して、燃焼室
11内の石炭を着火させ、通常遊休設備となる着火用設
備を設けず、設備コストの低減を図っている。
【0036】本実施例において、100%負荷運転時に
おいては、燃料供給配管30a,30b,30cからの
スラリー(石炭:石灰石:水=140kg:3kg:4
0kg)の供給量が370kg/h、搬送用空気配管2
8a,28b,28cからの空気供給量が2800kg
/h、搬送量制御用空気配管25a,25b,25cか
らの空気流量が80kg/h(流動媒体搬送量で160
00kg/h)、伝熱管17への水量が1800kg/
hである。なお、ボイラー10への導入空気の酸素濃度
は、21%である。各流量は、伝熱管17への水量と互
いに連動させて増減し、100%負荷運転での燃焼室1
1内温度を制御している。基本的に、定常運転時の燃焼
室11内の圧力は12気圧で、燃焼室11内の温度(流
動層温度)は900℃で推移させる。
【0037】低負荷運転時(50%負荷運転時)には、
熱回収装置47の出口ガスの一部を空気圧縮機53に導
入する。この際、燃焼室11への空気供給量は100%
負荷運転時と同じく2800kg/hで、導入空気の酸
素濃度は12%である。また、燃料供給配管30a,3
0b,30cからのスラリー供給量は183kg/h
で、熱回収室16から燃焼室11への流動媒体搬送量は
8000kg/hで、伝熱管17への水量が900kg
/hである。なお、燃焼室11内の圧力は12気圧で、
燃焼室11内の温度(流動層温度)は100%負荷運転
時と同じ900℃、燃焼室11出口部でのガス温度88
5℃である。また、この際の脱硫率は95%である。
【0038】なお、100%負荷運転時において、熱回
収室16から燃焼室11への流動媒体搬送量を8000
kg/h、16000kg/h、33600kg/hに
した場合、いずれの場合も熱回収室16上部の温度は、
スラリー供給量、空気量、伝熱管17への水量を連動さ
せることで900℃に制御することができる。また、1
00%負荷運転時では、燃焼室11内のガス流速は1.
2m/s、熱回収室16内のガス流速は粒子の流動化速
度以下となる。
【0039】なお、以上の実施例において、流動媒体が
充填されている状態の流動媒体循環配管20a,20
b,20cの圧力損失が、流動層の圧力変動に起因する
圧力差とほぼ同じになるよう、流動媒体循環配管20
a,20b,20cは、その流路径や流路長等が定めら
れているが、これは一例であって、例えば、流動媒体搬
送量の精度をあまり要求しないボイラーでは、流動層の
圧力変動に起因する圧力差よりも配管圧力損失が小さく
なってもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、燃焼室内の圧力変動に
より燃焼室と熱回収室とに圧力差が生じても、この圧力
差により流動媒体に働く搬送力を流動媒体循環配管の圧
力損失で緩和しているので、確実に流動媒体を搬送する
ことができる。また、高温の流動媒体を直接搬送するよ
うな機械式の搬送設備を用いていず、且つ簡易な設備で
上記効果を得ているので、設備の信頼性も高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の加圧流動層ボイラー装
置の構成を示す説明図である。
【図2】本発明に係る一実施例の複合発電設備の系統図
である。
【符号の説明】
10…加圧流動層ボイラー、11…燃焼室、11a…流
動層部、12a,12b,12c,18a,18b,1
8c…コーン、14…温度計、15…仕切り壁、15a
…連通口、16…熱回収室、17…伝熱管、20a,2
0b,20c…流動媒体循環配管、21a,21b,2
1c…立下がり部、22a,22b,22c…水平部、
23a,23b,23c…立上り部、24a,24b,
24c…流動媒体排出配管、25a,25b,25c…
搬送量制御用空気配管、26a,26b,26c…制御
用空気流量調節弁、28a,28b,28c…搬送用空
気配管、30a,30b,30c…燃料供給配管、41
…粗脱塵用サイクロン、42…精密脱塵用マルチサイク
ロン、43…精密脱塵器、44…ガスタービン、45,
60…発電機、50…空気吸込配管、51…吸入空気量
調節弁、53…空気圧縮機、54…圧縮空気供給配管、
55…圧縮空気分岐配管、57…排気ガス循環配管、5
8…排気ガス循環配管、60…スチームタービン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉井 泰雄 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 大木 勝弥 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料を含む流動媒体が投入され該燃料が流
    動燃焼する燃焼室と、伝熱管を有し前記燃焼室から移動
    してきた前記流動媒体の熱を回収する熱回収室とを備え
    ている流動層ボイラー装置において、 前記燃焼室と前記熱回収室とは仕切り壁で仕切られ、該
    仕切り壁の上部に該燃焼室内の前記流動媒体を該熱回収
    室に導く連通口が形成され、 前記燃焼室の底部と前記熱回収室の底部とは、前記流動
    媒体が通る所定長さの流動媒体循環配管で接続され、該
    流動媒体循環配管内の該流動媒体を該熱回収室から該燃
    焼室方向へ搬送可能な流量の空気を噴出する空気配管が
    該流動媒体循環配管に接続されていることを特徴とする
    流動層ボイラー装置。
  2. 【請求項2】燃料を含む流動媒体が投入され該燃料が流
    動燃焼する燃焼室と、伝熱管を有し前記燃焼室から移動
    してきた前記流動媒体の熱を回収する熱回収室とを備え
    ている流動層ボイラー装置において、 前記燃焼室と前記熱回収室とは仕切り壁で仕切られ、該
    仕切り壁の上部に該燃焼室内の前記流動媒体を該熱回収
    室に導く連通口が形成され、 前記燃焼室の底部と前記熱回収室の底部とは、前記流動
    媒体が通る所定長さの流動媒体循環配管で接続され、 前記流動媒体循環配管は、前記熱回収室の底部から鉛直
    下方に伸びる立下がり部と、立下がり部の下端から前記
    燃焼室方向へほぼ水平に伸びる水平部と、該水平部の端
    から鉛直上方に伸び前記燃焼室の底部に接続される立上
    がり部とを有し、 前記流動媒体循環配管の前記水平部と前記立上り部との
    角部には、ここに至った前記流動媒体を前記燃焼室に搬
    送するに足る流量の空気を該立上り部の長手方向に噴出
    する搬送用空気配管が接続され、前記流動媒体循環配管
    の前記立下がり部と前記水平部との角部には、ここに至
    った前記流動媒体を該水平部と前記立上り部との前記角
    部へ搬送するに足る空気を噴出する搬送量制御用空気配
    管が接続され、該搬送量制御用空気配管には、ここを通
    る空気の流量を調節する流量調節弁が設けられているこ
    とを特徴とする流動層ボイラー装置。
  3. 【請求項3】前記流動媒体循環配管は、運転中に生じる
    前記燃焼室の底部と前記熱回収室の底部との圧力差以上
    の圧力損失が内部に前記流動媒体が充填されている状態
    で生じるよう形成されていることを特徴とする請求項1
    又は2記載の流動層ボイラー装置。
  4. 【請求項4】前記燃焼室及び前記熱回収室には、それぞ
    れの底部に複数のコーン部が形成され、 前記燃焼室の複数のコーン部の下端と前記熱回収室の複
    数のコーン下端とが複数の前記流動媒体循環配管で接続
    されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の
    流動層ボイラー装置。
  5. 【請求項5】前記流動媒体循環配管には、前記流動媒体
    を排出する排出配管が接続されていることを特徴とする
    請求項1、2、3又は4記載の流動層ボイラー装置。
  6. 【請求項6】前記燃焼室の底部に、前記燃料を含む流動
    媒体を供給する燃料供給配管が接続されていることを特
    徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の流動層ボイ
    ラー装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5又は6記載の流
    動層ボイラー装置と、 前記流動層ボイラー装置の前記流動媒体供給配管への空
    気を供給する空気圧縮機と、 前記流動層ボイラー装置の前記伝熱管内で発生した蒸気
    で駆動するスチームタービンと、 前記スチームタービンによって駆動する発電機と、 前記流動層ボイラー装置から排出される燃焼排気ガスか
    ら塵を取り除く脱塵器と、 前記脱塵器で脱塵された前記燃焼排気ガスで駆動するガ
    スタービンと、 前記ガスタービンによって駆動する発電機と、 を備えていることを特徴とする複合発電設備。
  8. 【請求項8】前記脱塵器からの前記燃焼排気ガスを前記
    空気圧縮機の吸込口に導く排気ガス循環ラインと、 前記排気ガス循環ラインを流れるガス流量を調節する排
    気ガス流量調節弁と、 大気を前記空気圧縮機の吸引口に導く空気吸引ライン
    と、 前記空気吸引ラインを流れるガスの流量を調節する空気
    流量調節弁と、 前記排気ガス循環ラインのガス流量を前記排気ガス流量
    調節弁に指示すると共に、前記空気吸引ラインのガス流
    量を前記空気流量調節弁に指示する制御装置と、 を備えていることを特徴とする請求項7記載の複合発電
    設備。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015151631A1 (ja) * 2014-03-31 2015-10-08 住友重機械工業株式会社 流動層式燃焼設備および流動層燃焼炉への流動媒体の供給方法
JP2016011829A (ja) * 2012-09-06 2016-01-21 アルストム テクノロジー リミテッドALSTOM Technology Ltd 高圧酸素燃焼方式の発電ボイラおよび発電プラント、ならびにその動作方法
KR20190067772A (ko) * 2016-10-11 2019-06-17 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 보일러시스템
KR20190077315A (ko) * 2016-11-04 2019-07-03 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 보일러시스템

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