JPH06191958A - 繊維強化セラミックス複合材料およびその製造方法 - Google Patents

繊維強化セラミックス複合材料およびその製造方法

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JPH06191958A
JPH06191958A JP5074447A JP7444793A JPH06191958A JP H06191958 A JPH06191958 A JP H06191958A JP 5074447 A JP5074447 A JP 5074447A JP 7444793 A JP7444793 A JP 7444793A JP H06191958 A JPH06191958 A JP H06191958A
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JP
Japan
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ceramic
fiber
sintered body
composite material
sintering
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Application number
JP5074447A
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English (en)
Inventor
Akiko Suyama
章子 須山
Masahiro Asayama
雅弘 浅山
Tsuneji Kameda
常治 亀田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複雑形状に形成することができ、破壊靭性値お
よび破壊エネルギを大幅に向上させた緻密な繊維強化セ
ラミックス複合材料およびその製造方法を提供する。 【構成】セラミックス焼結体から成るマトリックス中に
60体積%以下のセラミックス繊維を分散させ、相対密
度が93%以上であることを特徴とする繊維強化セラミ
ックス複合材料であり、セラミックス繊維を分散したセ
ラミックス成形体を常圧焼結法、雰囲気加圧焼結法、反
応焼結法またはホットプレス法により焼結して複合焼結
体を形成し、得られた複合焼結体の通気孔にセラミック
ススラリーを含浸する工程と、セラミックススラリーを
含浸した複合焼結体を再度焼結する工程とを繰り返すこ
とにより、または複合焼結体表面にコーティング層を形
成することにより、上記通気孔を閉塞せしめ、しかる後
に複合焼結体を熱間静水圧プレス処理して製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維強化セラミックス複
合材料およびその製造方法に係り、特に緻密で靭性値が
高く、信頼性に優れた複雑形状のセラミックス複合材料
を容易に製造することが可能な繊維強化セラミックス複
合材料およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】AlN,SiC,Si3 4 など窒化
物、炭化物、ほう化物、けい化物等のセラミックス原料
粉末を所定形状に成形してセラミックス成形体とした後
に、得られたセラミックス成形体を焼結したセラミック
ス焼結体は、一般に、硬度、電気絶縁性、耐摩耗性、耐
熱性、耐腐食性等の諸特性が従来の金属材と比較して優
れているため、重電設備部品、航空機部品、自動車部
品、電子機器、精密機械部品、半導体装置材料などの電
子用材料や構造用材料として広い分野において使用され
ている。
【0003】しかしながら、セラミックスの破壊靭性値
は一般に小さく、脆性破壊も起こし易いため、信頼性が
乏しい。そこでガスタービン部品をはじめ、航空機部
品、宇宙機器部品、原子力部品、自動車部品に使用され
るセラミックス構造部品など、高温度領域における耐熱
性および強度に加えて高い信頼性を要求されるセラミッ
クス構造部品としては、無機物質や金属から成る繊維を
マトリックス焼結体に分散させて靭性値等を高めた繊維
強化セラミックス複合材料が使用されている。
【0004】従来、上記繊維強化セラミックス複合材料
は、マトリックスを形成するセラミックス原料粉末に所
定割合の繊維と焼結助剤等の添加剤とを配合した原料混
合体を所定形状に成形し、得られた成形体を脱脂焼結し
て製造されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複合化
する繊維は自焼結タイプの場合、一般に焼結時の緻密化
を阻害する性質を有するため、常圧焼結法または雰囲気
加圧焼結法によって焼結するだけでは緻密で高靭性を有
する複合材料を製造することは困難であった。そのため
緻密な複合材料を形成するためには、ホットプレス法に
より成形体の一軸方向に外力を加えて緻密化を促進し、
高靭性化を図る方法が採られていた。
【0006】しかしながら、従来のホットプレス法では
一軸方向に成形体を加圧しながら焼結する方法であるた
め、焼結できる試料形状は平板状のものなどの単純な形
状を有するものに限定される欠点があり、タービンの動
翼、静翼、燃焼器等のように加圧方向において断面形状
が異なるような複雑形状を有する製品については適用で
きない問題点があった。
【0007】一方、ホットプレス法、常圧焼結法または
雰囲気加圧焼結法等の焼結法においては、焼結温度が概
して高い上に、焼結時にマトリックスの収縮を伴うた
め、焼結温度より耐熱温度の低い繊維が損傷し易く、ま
た繊維方向に圧縮を受けると複合化した繊維にダメージ
を与え易く、繊維による補強効果が低下してしまう問題
もあった。
【0008】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであり、複雑形状に形成することができ、破
壊靭性値および破壊エネルギを大幅に向上させた緻密な
繊維強化セラミックス複合材料およびその製造方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係る繊維強化セラミックス複合材料は、セラミ
ックス焼結体から成るマトリックス中に60体積%以下
のセラミックス繊維を分散させ、相対密度が93%以上
であることを特徴とする。また気孔率は7%以下に設定
するとよい。
【0010】またセラミックス繊維の直径は3μm以上
200μm以下であり、長さは、100μm以上にする
ことにより複合効果を高めることができる。また連続繊
維またはそれらを用いた一方向シート、二軸織物(平織
り、朱子織り等)を使用することにより、さらに大きな
複合効果が期待できる。
【0011】さらに本発明に係る繊維強化セラミックス
複合材料の製造方法は、セラミックス繊維を分散したセ
ラミックス成形体を常圧焼結法、雰囲気加圧焼結法、ホ
ットプレス法または反応焼結法により焼結して複合焼結
体を形成し、得られた複合焼結体の通気孔にセラミック
ススラリーを含浸する工程と、セラミックススラリーを
含浸した複合焼結体を再度焼結する工程とを繰り返すこ
とにより上記通気孔を閉塞せしめ、しかる後に複合焼結
体を熱間静水圧プレス処理することを特徴とする。
【0012】また通気孔を閉塞する方法として複合焼結
体の表面にコーティング層を形成してもよい。
【0013】ここで上記セラミックス成形体およびセラ
ミックス焼結体のマトリックスを構成するセラミックス
原料粉末としては、炭化けい素(SiC)、窒化アルミ
ニウム(AlN)、窒化けい素(Si3 4 )、窒化ほ
う素(BN)等の非酸化物系の汎用セラミックス原料や
アルミナ、ジルコニア、チタニア、ムライト、ベリリ
ア、コージェライト、ジルコン、サイアロン、フェライ
トなどの酸化物系の汎用セラミックス原料が1種または
2種以上混合して使用される。さらに上記セラミックス
原料粉末には、酸化イットリウム、酸化セリウム、炭酸
マグネシウム、炭酸カルシウムもしくは珪酸等の公知慣
用の焼結助剤やLi2 O,BaO,Ta2 3 、Ptも
しくはPdなどの電気的性質を変化させるような各種の
添加剤を添加してもよい。
【0014】またセラミックス焼結体から成るマトリッ
クス中に分散させるセラミックス繊維はマトリックス基
地の靭性強度を高めるために添加され、その具体例とし
ては、炭化けい素繊維(SiC,SiC/C,Si−C
−O,Si−Ti−C−O)、窒化けい素繊維(Si3
4 ,Si3 4 /C,Si−N−O)、アルミナ繊維
(Al2 3 )、ジルコニア繊維(ZrO2 )等が単独
または2種以上複合化して用いられ、セラミックス原料
粉末に対して60体積%以下の割合で添加される。添加
量が60体積%を超える過量となると、各繊維周囲に均
一にマトリックス基地を配置することが困難になり、強
度特性が急激に低下してしまう。好ましい添加量は10
〜50体積%の範囲である。
【0015】セラミックス繊維の直径および長さは複合
材料の強度特性に大きく影響を及ぼすものであり、本発
明では短繊維の場合には直径が3〜200μm、長さが
100μm以上のものを使用する。上記長さの短繊維に
よれば、セラミックス原料粉末に準じた取扱いが可能と
なるが、勿論連続繊維を使用することもできる。なおセ
ラミックス繊維の直径が3μm未満の場合にはマトリッ
クス基地の補強効果が少なく、また直径が200μmを
超える太い繊維では、繊維とマトリックス基地との境界
界面に熱膨脹差による応力が生じ易く、割れ等が発生し
易くなる。
【0016】また繊維の長さが100μm未満の場合に
は、クラック進行の抑制効果が少なく靭性の改善効果も
少なくなる。一方長さが20mmを超えるような長大な繊
維をそのままセラミックス原料粉末とともに混合して使
用した場合には繊維がマトリックス基地中に均一に分散
しにくく、破壊の起点となる繊維の凝塊が形成され易い
ため、強度的に好ましくない。しかしながら、長さが2
0mmを超える連続繊維を、所定形状に織り上げて一方向
シートや二軸織物とし、これらを積層、または三軸織物
等の前駆体(プリフォーム)を形成し、この前駆体の間
隙部に、マトリックスとなるセラミックス材を鋳込み成
形法等によって充填することにより、マトリックス中に
繊維が均一に分散した成形体が得られるため、連続繊維
を使用することもできる。なお長さが100μm〜20
mmの繊維を使用することにより、長繊維に近い複合効果
が得られる。
【0017】上記のようなセラミックス繊維をマトリッ
クス基地中に分散した繊維強化セラミックス複合材料
は、例えば下記の工程によって製造される。すなわちセ
ラミックス原料粉末に所定量のセラミックス繊維と焼結
助剤、有機バインダとを添加して混合して原料混合体を
調製し、カーボンモールドで仮成形するか、または得ら
れた原料混合体を直接金型プレスによって圧縮成形する
か、または原料混合体を溶媒中に分散せしめてスラリー
を調整し、このスラリーを鋳込み成形法(常圧および加
圧成形法および減圧成形法を含む)、押出し成形法、射
出成形法、自己硬化成形法を使用して繊維を配向させて
所定形状の成形体を調製する。特に上記鋳込み成形法、
押出し成形法または射出成形法を使用することにより、
最終製品形状に近い、いわゆるニアネットシェイプの成
形体が得られる。次に得られた成形体を乾燥脱脂後、窒
素ガスやアルゴンガス等の不活性ガス雰囲気内におい
て、常圧焼結法、雰囲気加圧焼結法またはホットプレス
法により温度1300〜2150℃の範囲で1〜10時
間程度焼結して複合焼結体とされる。
【0018】また上記成形体の焼結操作は反応焼結法に
より実施してもよい。反応焼結法は、例えば原料Si粉
末の窒化反応や原料C粉末のけい化反応によって、マト
リックス基地となる緻密なSiCやSi3 4 を形成す
る方法である。例えばマトリックス基地をSi3 4
する場合には、セラミックス繊維で形成した織物で形成
したプリフォーム内にスリップキャスト法でSi3 4
粉末とSi粉末とを含浸せしめ、得られた成形体を、N
2 雰囲気中で1250〜1400℃に加熱して窒化処理
を行い、Siの窒化反応によって生成したSi3 4
よって成形体の空隙部を埋めることにより緻密に製造さ
れる。
【0019】またマトリックス基地をSiCとする場合
には、SiC微粉末とCとの混合物を織物内にスリップ
キャスト法で含浸せしめて成形体とした後に、1400
〜1550℃の温度で溶融Siを成形体中に浸透させる
ことにより、浸透したSiと成形体中のCとを反応せし
め、二次的に生成したSiCによって空隙部を埋めて緻
密な繊維強化複合材料が製造される。
【0020】上記の反応焼結法によれば、焼結助剤を使
用しないため、高温特性の低下が効果的に防止される。
したがって、特にタービンブレードなどの高温強度を必
要とする部材の焼結法として有効である。
【0021】この反応焼結によって生じるSi3 4
SiCは、原料Si成分が、骨材成分であるSi3 4
やSiC粒子の空隙を埋める形でSi3 4 ,SiCと
なるため、複合材料の反応前後の寸法変化はほとんどな
い。またマトリックス合成の反応温度も低く、かつマト
リックスの収縮がないため、収縮時に発生する繊維の損
傷が少なく、また寸法精度が高い複雑形状を有する複合
材料を製造する方法として有効である。この場合、繊維
とマトリックスとが強固に接合すると、繊維のブリッジ
ングやプルアウト等による破断や割れの伝播を阻止する
機能が低下するため、繊維とマトリックスとの間にはカ
ーボン、金属、BN、雲母鉱物、SiO2 等から成る滑
り層を形成するとよい。
【0022】しかしながら上記反応焼結法においては、
過剰に添加した未反応のSiが遊離金属成分として複合
焼結体に残存し易くなる。そのため、高温強度が低下し
易く、特に使用温度が1500℃以上となるガスタービ
ン部品では顕著となる。そこで緻密化焼結を実施する前
段階において、上記複合焼結体を真空中で温度1200
〜1600℃に加熱することにより、複合焼結体中の遊
離金属成分を蒸発、除去する工程を設けるとよい。そし
てこの遊離金属成分を除去することにより複合材料の耐
熱温度の低下を回避することができる。
【0023】また常圧焼結法、雰囲気加圧焼結法または
反応焼結法によって焼成された複合焼結体は、緻密化が
充分に進行しておらず、複合焼結体の表面部には、微細
な通気孔が残り、また内部には気孔が多数残存してい
る。そして多数の通気孔や気孔を残したままの複合焼結
体をそのまま熱間静水圧プレス(HIP)処理しても、
上記通気孔を通り加圧媒体が焼結体内部を通り抜けるた
め、さらに緻密化を進行させることは不可能である。
【0024】そこで本願発明では複合焼結体表面に形成
されている通気孔を予め閉塞せしめ、しかる後に熱間静
水圧プレス処理を実施して効果的に緻密化を進行させる
ことを要旨とする。ここで通気孔を予め閉塞させる方法
としては、複合焼結体の通気孔に減圧下または加圧下で
セラミックススラリーを含浸する工程と、スラリーを含
浸した複合焼結体を再度焼結する工程とを少なくとも1
回繰り返すことにより通気孔を閉塞させる方法または複
合焼結体表面にセラミックスから成るコーティング層を
形成して上記通気孔を閉塞させる方法が採用できる。
【0025】上記コーティング層の形成方法としては、
Al2 3 ,BN,TiN,TiC,Si3 4 ,Si
C,AlNなどのガス状セラミックス成分を窒素、水
素、アルゴンガス等のキャリアガスとともに移送し、所
定の反応温度以上に加熱された複合焼結体表面上で分解
析出させる汎用の化学蒸着(CVD)法が好適である。
上記コーティング層の厚さは、通気孔を充分に閉塞でき
る厚さに設定する必要があり、具体的には10〜100
μmが好ましい。
【0026】上記のように通気孔を閉塞した状態で複合
焼結体は熱間静水圧プレス(HIP)処理に供される。
熱間静水圧プレスは、高圧容器内に収容した被処理物に
対して1000〜10000気圧に加圧した窒素やアル
ゴンなどの不活性ガスを圧力媒体として等方的に作用さ
せると同時に、高圧容器に内蔵した電気炉で被処理物を
1000℃以上に加熱することにより、被処理物を高温
高圧状態で処理する装置である。この熱間静水圧プレス
処理によれば、複雑形状を有する被処理物でも容易に加
圧熱処理することが可能であり、本発明に係る複合材料
の量産にも充分対応でき、製造上の問題も少ない。
【0027】なお上記熱間静水圧プレス処理のうち、軟
鋼や高融点金属材料で形成したカプセル内に複合焼結体
を真空密封してHIP処理をするカプセルHIP法や複
合焼結体の周囲表面部にガラス層を形成し、実質的にガ
ラス製カプセル内に密封した状態でHIP処理を行うガ
ラスカプセルHIP法を採用することにより、複合焼結
体は、ほぼ相似形に収縮し、最終製品形状に近い高密度
の複合材料を形成することができる。
【0028】上記の熱間静水圧プレス処理(HIP処
理)を実施することにより、複合焼結体内に残留してい
た気孔等の内部欠陥が圧潰または縮小により減少し、複
合焼結体の相対密度が93%以上となり、気孔率が7%
以下となるように高密度化および緻密化が進行し、繊維
強化セラミックス複合材料の高強度化および均一性の向
上、すなわちワイブル係数の向上を図ることができる。
【0029】
【作用】上記構成に係る繊維強化セラミックス複合材料
およびその製造方法によれば、常圧焼結法、雰囲気加圧
焼結法または反応焼結法で得た複合焼結体の表面に残存
する通気孔をスラリー含浸焼結処理またはコーティング
層形成処理によって閉塞し、しかる後にHIP処理して
いるため、HIP処理による緻密化が円滑に進行し、相
対密度が93%以上であり、気孔率が7%以下である緻
密化した繊維強化セラミックス複合材料を効率的に製造
することができる。
【0030】特にホットプレス法以外では、緻密化が困
難であった繊維強化セラミックス複合材料を、常圧焼結
法、雰囲気加圧焼結法または反応焼結法と、熱間静水圧
プレス処理とを併用して製造できるため、製品形状に制
約が少なく複雑形状を有する高密度の複合材料を提供す
ることができる。
【0031】
【実施例】次に本発明を以下の実施例に基づいてより具
体的に説明する。
【0032】実施例1 平均粒径0.6μmのSi3 4 原料粉末に、直径15
μm、長さ1〜10mmのチョップ状SiC短繊維を5体
積%と、焼結助剤としてのAl2 3 をSi3 4 原料
粉末に対して10重量%と、焼結助剤としてのHfO2
を4重量%とを添加した原料混合体を分散媒(溶媒)と
しての水中に分散せしめ、ポット混合機で15時間混合
して均一な泥漿(スリップ、スラリー)を調製した。
【0033】次に鋳込成形法(スリップキャスティング
法)に基づき、この泥漿を石膏製鋳型内に注入して図1
に示すような異形断面形状を有する筒状の成形体1を調
製した。次にこの成形体1を自然乾燥後、N2 ガス雰囲
気中で温度600℃で2時間脱脂した後に、1気圧のN
2 ガス雰囲気中で温度1700℃で4時間常圧焼結し、
SiC繊維強化Sialon基焼結体を製造した。
【0034】次に得られたSiC繊維強化Sialon基焼結
体を上記泥漿中に浸漬し、焼結体表面に残存する通気孔
に泥漿を真空含浸させた。含浸操作は焼結体から気泡の
発生がなくなるまで継続した。そして泥漿中から引き上
げた複合焼結体を自然乾燥後、N2 ガス雰囲気中で温度
600℃で2時間脱脂し、引き続き1気圧のN2 ガス中
において温度1700℃で2時間常圧焼結し、通気孔を
閉塞したSiCセラミックス複合焼結体を製造した。
【0035】次に通気孔を閉塞した上記のSiC繊維強
化Sialon基焼結体をHIP装置内に装填し、温度130
0〜1700℃でArガス圧1000〜5000kgf/mm
2 の高温高圧条件で2時間熱間静水圧プレス処理(HI
P処理)を実施し、実施例1に係る繊維強化セラミック
ス複合材料を製造した。
【0036】実施例2 実施例1において製造したSialon複合焼結体を、薄膜形
成用の汎用のCVD(化学蒸着)装置内の反応炉内に配
置し、Si源としてのSiCl4 と、N源としてのNH
3 とから成る原料混合体をガス化し、キャリアガスとし
てのH2 とともに反応炉内に供給し、Si3 4 から成
るコーティング層をSialon複合焼結体表面に化学蒸着さ
せた。コーティング層の厚さは、20〜1000μmの
範囲とした。
【0037】またCVD条件は下記の通りに設定した。
【0038】
【外1】
【0039】次に上記コーティング層によって通気孔を
閉塞したSiC繊維強化Sialon基焼結体を実施例1のH
IP処理と同一条件で熱間静水圧プレス処理して実施例
2に係る繊維強化セラミックス複合材料を調製した。
【0040】実施例3〜6 セラミックス繊維としてのSiC短繊維の添加量をそれ
ぞれ15体積(vol)%(実施例3)、30 vol%(実
施例4)、40 vol%(実施例5)および50vol%(実施
例6)として実施例1と同様なプロセス条件でSiC 繊維
強化Sialon基焼結体をそれぞれ形成し、各SiC繊維強
化Sialon基焼結体に対して実施例1で示すようなスラリ
ー含浸焼結処理または実施例2で示すようなコーティン
グ層形成処理を実施して通気孔を閉塞せしめた後に、各
SiC繊維強化Sialon基焼結体を実施例1と同一条件で
HIP処理を施し、それぞれ実施例3〜6に係る繊維強
化セラミックス複合材料を形成した。
【0041】比較例1 一方、実施例1において調製したSiC繊維強化Sialon
基焼結体に対して、スラリー含浸焼結処理、コーティン
グ層形成処理およびHIP処理を実施しない以外は実施
例1と全く同一条件で処理して比較例1に係る繊維強化
セラミックス複合材料を調製した。
【0042】比較例2 実施例1において調製したSialon複合焼結体に対して表
面部の通気孔の閉塞処理を実施せずに、すなわちスラリ
ー含浸焼結処理およびコーティング層形成処理を実施せ
ずに直接HIP処理を施して比較例2に係る繊維強化セ
ラミックス複合材料を調製した。
【0043】比較例3 セラミックス繊維としてのSiC短繊維の添加量を70
vol%と過量に設定した以外は実施例1と同一条件で処
理して同一寸法を有する比較例3に係る繊維強化セラミ
ックス複合材料を調製した。
【0044】こうして調製した実施例1〜6および比較
例1〜3に係る繊維強化セラミックス複合材料の密度、
相対密度、強度および破壊靭性値をそれぞれ測定して下
記表1右欄に示す結果を得た。
【0045】
【表1】
【0046】表1に示す結果から明らかなように、Si
C短繊維をマトリックス中に分散したSialon基焼結体を
常圧焼結法にて形成し、その表面部の通気孔を閉塞せし
めた後にHIP処理して製造した実施例1〜6の繊維強
化セラミックス複合材料は、比較例1〜3と比較して理
論密度が93%以上と緻密化が促進されており、強度お
よび破壊靭性値において極めて優れた特性を有すること
が確認された。
【0047】一方、比較例1に示すように常圧焼結法の
みを使用して調製した複合材料は、密度も低く、強度お
よび靭性値も低い値になった。また比較例2に示すよう
に通気孔を閉塞しないままでHIP処理を実施しても緻
密化の効果はほとんどないことが判明した。さらに比較
例3に示すようにセラミックス繊維の添加量を70vol%
と過量に設定した場合には、SiC短繊維の周囲にマト
リックスとなるSiC焼結体が充分に回り込まないた
め、材料組織全体の強度が低く実用化は困難であった。
【0048】次に反応焼結法を利用して製造した繊維強
化セラミックス複合材料について実施例7〜8および比
較例4〜5を参照して説明する。
【0049】実施例7 マトリックス構成成分としてのSiC粉末と、Cの芯線
表面にSiCをCVDコートしたSiC/C繊維とを使
用して、一方向積層構造で強化した実施例7に係る複合
材料を、次のような手順で製造した。
【0050】すなわちマトリックスの出発原料として
は、炭素源としてのカーボンブラックと、骨材としての
α−SiC粉末と、高温で炭化することにより炭化源と
なる有機バインダとの混合体を用いた。これらの原料を
溶媒中で均一に湿式混合することにより、スラリー(泥
漿)を調製した。
【0051】一方、マトリックス原料粉末に対して40
vol%のSiC/C繊維を一方向に並べてシートを作成
し、このシートの積層体を、圧力鋳込み成形機の樹脂型
内に配置した状態で、上記スラリーを充填した。そして
充填完了後、成形圧力約30kg/cm2 で5分間保持して
成形体を形成した。さらにこの成形体を乾燥後、真空中
で温度約1000℃で焼成し、成形体を硬化せしめ、さ
らにバインダ成分を炭化させた。
【0052】次に反応焼結操作において、けい化に必要
なSi量の約1.2倍のSi粉末を予め投入したアルミ
ナボード中に上記の炭化体を置き、真空中またはアルゴ
ンガス雰囲気中において温度1400〜1450℃に3
0分間加熱保持して原料カーボンブラックをけい化反応
せしめ、SiC/C繊維強化SiC基複合セラミックス
を作製した。
【0053】次に得られたSiC/C繊維強化SiC基
複合セラミックスを、真空中またはアルゴン(Ar)雰
囲気で温度1200〜1600℃に加熱し、各温度で1
時間保持して遊離Siを蒸発除去して複合焼結体とし
た。
【0054】さらに得られた複合焼結体を前記スラリー
中に浸漬し、焼結体表面の通気孔にスラリーを含浸せし
め、しかる後に再焼結して上記通気孔を閉塞した。そし
てこの複合焼結体を窒素ガス中で温度1300〜160
0℃、加圧力2000atm でHIP処理し緻密化するこ
とにより、実施例7に係るSiC/C繊維強化SiC複
合材料を製造した。
【0055】実施例8 マトリックス構成成分としてのSi3 4 粉末およびS
i粉末と、Si−C−O連続繊維で作成した編織品(平
織品)とを使用して2次元積層強化複合材料を、次のよ
うな順序で製造した。
【0056】すなわちマトリックスの出発原料としての
Si粉末と、骨材としてのα−Si3 4 粉末と、成形
助剤とを所定量配合し、溶媒中で湿式混合を実施して均
質なスラリーを調製した。
【0057】そしてマトリックスに対して30 vol%の
Si−C−O繊維編織品積層体を、圧力鋳込み成形機の
樹脂型内に配置した状態で、上記スラリーを充填し、充
填完了後、約40kg/cm2 の加圧力を5分間保持して成
形体を調製した。次にこの成形体を乾燥後、真空中にお
いて温度約700℃で仮焼結することにより硬化せし
め、さらに窒素雰囲気中において、温度1250〜14
00℃で72時間保持して窒化反応焼結を進行せしめ、
複合焼結体とした。
【0058】さらにこの複合焼結体を真空中または窒素
ガス中で1200〜1600℃に加熱し、各温度で1時
間ずつ保持することにより、複合焼結体中の遊離Siを
蒸発除去した。
【0059】次に高純度化した上記複合焼結体を、CV
D装置内に配置し、SiCl4 −NH3 −H2 原料ガス
中で、温度1500℃、圧力15Torrの条件下でCVD
−Si3 4 コーティングを行い、焼結体表面の通気孔
を全て閉塞した。
【0060】さらに通気孔を閉塞した複合焼結体を、窒
素ガス中において、温度1300〜1500℃、圧力2
500atm でHIP処理することにより緻密化し、実施
例8に係るSi−C−O繊維強化Si3 4 複合材料を
製造した。
【0061】比較例4 マトリックス構成成分としてのSiCと、Si−Ti−
C−O繊維平織りとを用いて、次のような有機合成法に
よって複合材料を製造した。すなわちマトリックスの出
発原料としての有機ポリマー(ポリカルボシラン)とS
iC粉末とを混合したものを溶媒に溶かし、上記クロス
積層体40 vol%に含浸成形する。これをAr雰囲気ま
たは窒素雰囲気中にて積層体を温度1000℃で焼成す
ることにより、比較例4に係る繊維強化SiC複合材料
を製造した。
【0062】比較例5 セラミックス繊維としてのSi−C−O連続繊維で織り
上げた編織品(平織品)と、マトリックスとしてのSi
3 4 とから成る2次元積層強化複合材料を、次のよう
な有機ポリマーからの合成によって製造した。
【0063】すなわち、マトリックスの出発原料とし
て、前駆体である有機金属架橋重合体(ポリシラザン:
(SiR1 2 NH)n )を使用して無機物としてのS
3 4 への転換を実施した。すなわちマトリックスの
30 vol%の割合のSi−C−O繊維編織品の積層体
を、ポリシラザン溶媒溶液中に浸漬し、成形体とした。
得られた成形体を空気中で低温で加熱することにより、
溶媒を乾燥除去した。さらに得られた成形体を窒素ガス
雰囲気中で温度1100℃に加熱してポリシラザンを熱
分解せしめ無機化してマトリックスがSi3 4 である
比較例5に係るSi−C−O繊維強化Si3 4 複合材
料を調製した。
【0064】こうして調製した実施例7〜8および比較
例4〜5に係る各繊維強化複合材料の密度、相対密度お
よび気孔率を測定するとともに、各複合材料から3×4
×40mmの試験片を作成し、各試験片について室温(R
T)および1300℃における3点曲げ強度および破壊
靭性値KICをそれぞれ測定して下記表2に示す結果を得
た。
【0065】
【表2】
【0066】表2に示す結果から明らかなように、Si
C繊維をマトリックス中に分散した成形体を反応焼結法
にて形成し、その表面部の通気孔を閉塞せしめた後にH
IP処理して製造した実施例7〜8に係る複合材料は、
いずれも気孔率が1%以下であり、比較例4〜5と比較
して、緻密で高強度を有し、かつマトリックス材料の2
倍以上の破壊靭性値を示している。したがって、耐熱性
および耐酸化性も有するため、タービンブレードなどの
高温度領域で使用される構造部品を構成する複合材料と
して好適であることが判明した。
【0067】以上の実施例においてはマトリックスを形
成するセラミックス原料としてSiCを使用し、コーテ
ィング層をSiCから成るCVDコーティング層とした
例で示しているが、本発明は上記原料に限定されない。
すなわちセラミックス原料としてSi3 4 ,SiC,
Al2 3 ,AlN等を採用し、またセラミックス繊維
としてカーボン繊維、アルミナ繊維を使用し、さらにコ
ーティング層の形成材料としてSi3 4 ,BN,Ti
N,TiC,Al2 3 ,AlNを採用した場合におい
ても、表1〜2に示す結果と同様な緻密化効果が発揮さ
れることが実験により確認された。
【0068】また成形法については、特に鋳込み成形
法、射出成形法、押出し成形法を採用することにより、
複雑形状を有する最終製品形状に近い、いわゆるニアネ
ットシェイプな成形体を量産することができ、複雑形状
で緻密化した繊維強化セラミックス複合材料を効率的に
製造することができた。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る繊維強
化セラミックス複合材料およびその製造方法によれば、
常圧焼結法、雰囲気加圧焼結法、反応焼結法またはホッ
トプレス法で得た複合焼結体の表面に残存する通気孔を
スラリー含浸焼結処理またはコーティング層形成処理に
よって閉塞し、しかる後にHIP処理しているため、H
IP処理による緻密化が円滑に進行し、相対密度が93
%以上である緻密化した繊維強化セラミックス複合材料
を効率的に製造することができる。
【0070】特に緻密化が困難であった繊維強化セラミ
ックス複合材料を、常圧焼結法、雰囲気加圧焼結法、反
応焼結法またはホットプレス法と、熱間静水圧プレス処
理とを併用して製造できるため、製品形状に制約が少な
く複雑形状を有する高密度の複合材料を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る繊維強化セラミックス複合材料の
成形体の形状例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 成形体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックス焼結体から成るマトリック
    ス中に60体積%以下のセラミックス繊維が分散し、相
    対密度が93%以上であることを特徴とする繊維強化セ
    ラミックス複合材料。
  2. 【請求項2】 気孔率が7%以下であることを特徴とす
    る請求項1記載の繊維強化セラミックス複合材料。
  3. 【請求項3】 セラミックス繊維を分散したセラミック
    ス成形体を常圧焼結法、雰囲気加圧焼結法、ホットプレ
    ス法または反応焼結法により焼結して複合焼結体を形成
    し、得られた複合焼結体の通気孔にセラミックススラリ
    ーを含浸する工程と、セラミックススラリーを含浸した
    複合焼結体を再度焼結する工程とを繰り返すことにより
    上記通気孔を閉塞せしめ、しかる後に複合焼結体を熱間
    静水圧プレス処理することを特徴とする繊維強化セラミ
    ックス複合材料の製造方法。
  4. 【請求項4】 セラミックス繊維を分散したセラミック
    ス成形体を常圧焼結法、雰囲気加圧焼結法、ホットプレ
    ス法または反応焼結法により焼結して複合焼結体を形成
    し、得られた複合焼結体の表面にコーティング層を形成
    して表面に残存する通気孔を閉塞せしめ、しかる後にこ
    の複合焼結体を熱間静水圧プレス処理することを特徴と
    する繊維強化セラミックス複合材料の製造方法。
  5. 【請求項5】 複合焼結体を、真空中で温度1200〜
    1600℃に加熱することにより複合焼結体中の遊離金
    属成分を除去する工程を付加したことを特徴とする請求
    項3または4記載の繊維強化セラミックス複合材料の製
    造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112321331A (zh) * 2020-11-18 2021-02-05 江西信达航科新材料科技有限公司 一种耐高温抗氧化复合涂层及其制备工艺

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