JPH06188857A - 移動体識別装置 - Google Patents

移動体識別装置

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Publication number
JPH06188857A
JPH06188857A JP5063929A JP6392993A JPH06188857A JP H06188857 A JPH06188857 A JP H06188857A JP 5063929 A JP5063929 A JP 5063929A JP 6392993 A JP6392993 A JP 6392993A JP H06188857 A JPH06188857 A JP H06188857A
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JP
Japan
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wave
interrogation
output
mixer
interrogator
Prior art date
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Pending
Application number
JP5063929A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Nagata
和生 永田
Satoru Yoshitake
哲 吉武
Hidehiro Chiyuuma
秀尋 中馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周辺からのノイズの影響や近接した複数の質
問器による混信の無い移動体識別装置を実現する。 【構成】 質問波を放射する質問器と、受信した質問波
を識別符号に応じて変調して応答波として再放射する応
答器とを含み、質問器は質問波を発生する質問波発生器
と、この放射手段と、受信した応答波と質問波発生器の
出力とを混合するミキサと、このミキサの出力から応答
波に含まれる識別符号を読み取る復調手段とを備えた移
動体識別装置において、質問波発生器は、発振器と拡散
符号として疑似雑音系列符号を発生する拡散符号発生器
と発振器出力と拡散符号発生器の出力とを混合するミキ
サとで構成したことを特徴とする。また、復調手段に応
答波の周波数成分のみを通過させるバンドパスフィルタ
を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体識別装置に関
し、簡単な方法で通信の対妨害性、対ノイズ性を向上さ
せ、かつ近接した複数の質問器による混信を防止できる
ようにした移動体識別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の移動体識別装置としては、図7に
示すように、無変調波を応答器へ放射し、応答器からの
反射波をホモダイン検波することにより識別符号を検出
する質問器と、質問器から送出される無変調波のレベル
を検出し、この無変調波を内部識別符号により変調し、
質問器へ再放射する応答器からなる構成であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、応答器からの反射波の信号レベルが微弱
であるため、周辺からのノイズの影響を受け易く、また
近接した複数の質問器による混信が起こり易いなどの欠
点があった。
【0004】本発明は、上記従来技術の課題を踏まえて
なされたものであり、質問器と応答器間の通信にスペク
トラム拡散方式を用いることにより、周辺からのノイズ
の影響や近接した複数の質問器による混信の無い移動体
識別装置を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、質問波を放射する質問器と、受信し
た質問波を識別符号に応じて変調して応答波として再放
射する応答器とを含み、前記質問器は前記質問波を発生
する質問波発生器と、この放射手段と、受信した前記応
答波と前記質問波発生器の出力とを混合するミキサと、
このミキサの出力から前記応答波に含まれる識別符号を
読み取る復調手段とを備えた移動体識別装置において、
前記質問波発生器は、発振器と拡散符号として疑似雑音
系列符号を発生する拡散符号発生器と前記発振器出力と
拡散符号発生器の出力とを混合するミキサとで構成した
ことを特徴とする。また、前記復調手段に前記応答波の
周波数成分のみを通過させるバンドパスフィルタを備え
たことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、移動体識別装置の質問器から
放射される搬送波に拡散変調をかけ、この搬送波と応答
器からの反射波とをホモダイン検波するスペクトラム拡
散方式にしたため、拡散符号発生器、拡散変調器が1個
で済み、またスペクトラム拡散方式で一番のネックとな
っている拡散符号を同期させるという必要がなくなるた
め、装置構成を簡単にできる。また、復調手段に応答波
の周波数成分のみを通過させるバンドパスフィルタを用
いることにより、拡散符号の残留成分の影響を受けなく
なる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は本発明の移動体識別装置の第1の実施例を示す構成
図であり、(イ)図は質問器1の構成を、(ロ)図は応
答器2の構成をそれぞれ示す。図1(イ)の質問器1に
おいて、11は質問波発生器であり、一定の周波数で発
振する発振器111と、疑似雑音系列(PN系列)符号
を発生する拡散符号発生器112と、発振器111の出
力と拡散符号発生器112から発生する拡散符号とを混
合するミキサ113からなる。12はサーキュレータ、
13はアンテナ、14は質問波と応答波を混合するミキ
サ、15は復調手段であり、ミキサ14の出力のIF成
分のみを取り出すローパスフィルタ151と、IF信号
を増幅する増幅回路152からなる。なお、疑似雑音系
列(PN系列)とは、無相関性、ランダム性の2つの性
質(ランダムノイズに非常に近い)を持った符号系列の
ことであり、自己相関関数が2レベルの値だけをとるの
と、1周期中の0と1(または1と−1)の個数が高々
1つだけしか異ならないことが特徴である。
【0008】また、図1(ロ)の応答器2において、2
1はアンテナ22は質問器1からの質問波を包絡線検波
する検波器、23は検波出力が一定レベルを越えると、
次段の識別符号発生器24の動作開始のタイミング信号
を発生する信号検知器、24は内部に蓄えられた識別符
号を発生する識別符号発生器、25はアンテナの反射係
数を変えることで、質問器1より放射された電磁波に位
相変調をかける変調器である。
【0009】このような構成において、質問器1から
は、拡散符号(PN系列)により拡散変調された搬送波
が放射される。これと同時に応答器2では、受信した搬
送波に識別符号に応じてBPSK変調(これは、デジタ
ル変調方式の一種であり、データの正負により搬送波の
位相を0とπまたはπ/2と3π/2などのように変化
させる変調方式であり、復調時には搬送波と同じ周波数
の正弦波を掛け合わせる(ホモダイン検波)ことによ
り、データを再現することができる。)をかけて質問器
1へ再放射する。質問器1では、応答器2により再放射
された変調波と、拡散変調された搬送波とをミキサ14
により混合(ホモダイン検波)することにより、逆拡散
およびBPSK復調を行い、識別符号を読みだす。つま
り、応答器2から質問器1へのデータ伝送にスペクトラ
ム拡散通信が行われていることになる。
【0010】図2は本発明の移動体識別装置の第2の実
施例を示す構成図である。図2の構成は、図1(イ)の
構成に第2の増幅回路15aを加えたもので、搬送波入
力の位相を第1の増幅回路15の入力に比べて90度遅
らせた(または進めた)ことを特徴としている。この場
合、増幅回路が1個の構成では、質問器と応答器の相対
距離により、周期的に復調出力が零になる点が生じてし
まうが、2系統の増幅回路を設け、搬送波をそれぞれの
増幅回路に分配し、片方の位相を90度ずらすことによ
り、少なくとも一方の出力を得ることができるという利
点がある。
【0011】なお、搬送波の位相を90度ずらす代わり
に、入力信号の位相を90度ずらしても良く、同様の効
果を期待できる。
【0012】また、PN信号のチップ速度が高速にな
り、応答器2からの反射波の遅延時間が逆拡散を行う上
で問題となった場合には、図2中の矢印で示した位置に
反射波の遅延時間に相当する遅延素子を挿入しても良
い。
【0013】但し、図1に示す第1の実施例の構成にお
いて、サーキュレータ12からミキサ14に入力される
信号成分にはアンテナ13で受信した信号成分の他にサ
ーキュレータ12からの送信信号の漏れ成分及びアンテ
ナ13の入力端での反射成分等が含まれる。これらの成
分がミキサ14でミキサ113の出力と混合されること
により、拡散符号の残留成分がIF信号に混入してしま
い、復調手段15でのノイズ成分となってしまう。
【0014】ここで、このようなノイズの要因はミキサ
14の2つの入力端での拡散符号の位相差及びミキサ1
4での歪等であり、このようなノイズを軽減するために
は、ミキサ14の2つの入力端での拡散符号の位相を正
確に合わせ、また、アンテナ13での反射を極力小さく
しなければならない。
【0015】図3はこのような問題点を解決するための
本発明の移動体識別装置の第3の実施例を示す構成図で
あり、特に質問器1bの構成のみを示している。図3に
おいて11〜14,111〜113及び152は図1と
同一符号を付してある。図3において153はバンドパ
スフィルタ、15aは復調手段である。
【0016】構成上、図1と異なる点はローパスフィル
タ151の代わりにバンドパスフィルタ153を用いて
いる点である。
【0017】図1に示す第3の実施例の動作を図4を用
いて説明する。図4はバンドパスフィルタ153の入出
力のスペクトラムを示す特性図であり、図4(A)はバ
ンドパスフィルタ153通過前のスペクトラムを、図4
(B)はバンドパスフィルタ153通過後のスペクトラ
ムをそれぞれ示している。
【0018】図4(A)中”イ”,”ロ”,”ハ”及
び”ニ”は拡散符号の残留成分、”ホ”及び”ヘ”は例
えば2値FSK変調された応答器からの受信信号成分で
ある。図4(A)からも分かるように拡散符号の残留成
分のレベルの方が受信信号成分のレベルよりも大きいの
で受信信号の復調が容易ではない。
【0019】ここで、拡散符号の残留成分”イ”〜”
ニ”のスペクトル間隔は拡散符号長等によって一定間隔
に決まるため、例えば、バンドパスフィルタ153の通
過周波数を図4(A)中”ト”と”チ”の間に設定して
おけば”ホ”及び”ヘ”のスペクトラムのみが通過して
図4(B)のようになり、拡散符号の残留成分が除去さ
れる。この信号を増幅回路152によって復調すること
によって応答器の受信信号を再生することができる。
【0020】図3に示す構成を用いることにより、拡散
符号の残留成分の影響を受けなくなるため図1に示す第
1の実施例よりもさらに通信の対ノイズ性等が向上す
る。
【0021】また、図5は本発明の移動体識別装置の第
4の実施例を示す構成図であり、特に質問器1cの構成
のみを示している。図5に示すように図2に示す第2の
実施例におけるローパスフィルタ151及び151aの
代わりにバンドパスフィルタ153及び153aを用い
る構成よっても通信の対ノイズ性等が向上する。
【0022】さらに、図6は本発明の移動体識別装置の
第5の実施例を示す構成図であり、特に質問器1dの構
成のみを示している。図6に示すようにサーキュレータ
12を用いずに送信用アンテナ13及び受信用アンテナ
13aを別個に設ける構成にしても良い。
【0023】
【発明の効果】以上、実施例と共に具体的に説明したよ
うに、本発明によれば、移動体識別装置の質問器から放
射される搬送波に拡散変調をかけ、この搬送波と応答器
からの反射波とをホモダイン検波するスペクトラム拡散
方式にしたため、通信の対ノイズ性、対妨害性を飛躍的
に向上させることができ、また近接した複数の応答器に
よる混信を防止することができる。さらに本構成では、
拡散符号発生器と拡散変調器が1個で済むと共に、スペ
クトラム拡散方式で一番のネックとなっている拡散符号
を同期させるという必要がないため、非常に簡単な構成
にできるなどの効果を有する移動体識別装置を実現でき
る。また、復調手段に応答波の周波数成分のみを通過さ
せるバンドパスフィルタを用いることにより、拡散符号
の残留成分の影響を受けなくなるため通信の対ノイズ性
等が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動体識別装置の第1の実施例を示す
構成図である。
【図2】本発明の移動体識別装置の第2の実施例を示す
構成図である。
【図3】本発明の移動体識別装置の第3の実施例を示す
構成図である。
【図4】バンドパスフィルタの入出力のスペクトラムを
示す特性図である。
【図5】本発明の移動体識別装置の第4の実施例を示す
構成図である。
【図6】本発明の移動体識別装置の第5の実施例を示す
構成図である。
【図7】従来例の構成図である。
【符号の説明】
1 質問器 2 応答器 11 質問波発生器 12 サーキュレータ 13 アンテナ 14、113 ミキサ 15 復調手段 111 発振器 112 拡散符号発生器 151 ローパスフィルタ 152 増幅回路 153 バンドパスフィルタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】質問波を放射する質問器と、受信した質問
    波を識別符号に応じて変調して応答波として再放射する
    応答器とを含み、前記質問器は前記質問波を発生する質
    問波発生器と、この放射手段と、受信した前記応答波と
    前記質問波発生器の出力とを混合するミキサと、このミ
    キサの出力から前記応答波に含まれる識別符号を読み取
    る復調手段とを備えた移動体識別装置において、前記質
    問波発生器は、発振器と拡散符号として疑似雑音系列符
    号を発生する拡 散符号発生器と前記発振器出力と拡散符号発生器の出力
    とを混合するミキサとで構成したことを特徴とする移動
    体識別装置。
  2. 【請求項2】質問波を放射する質問器と、受信した質問
    波を識別符号に応じて変調して応答波として再放射する
    応答器とを含み、前記質問器は前記質問波を発生する質
    問波発生器と、この放射手段と、受信した前記応答波と
    前記質問波発生器の出力とを混合するミキサと、このミ
    キサの出力から前記応答波に含まれる識別符号を読み取
    る復調手段とを備えた移動体識別装置において、 前記復調手段に前記応答波の周波数成分のみを通過させ
    るバンドパスフィルタを備えたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の移動体識別装置。
JP5063929A 1992-10-22 1993-03-23 移動体識別装置 Pending JPH06188857A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5063929A JPH06188857A (ja) 1992-10-22 1993-03-23 移動体識別装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-284419 1992-10-22
JP28441992 1992-10-22
JP5063929A JPH06188857A (ja) 1992-10-22 1993-03-23 移動体識別装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06188857A true JPH06188857A (ja) 1994-07-08

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ID=26405062

Family Applications (1)

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JP5063929A Pending JPH06188857A (ja) 1992-10-22 1993-03-23 移動体識別装置

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