JPH06188821A - 小電力無線通信システム - Google Patents
小電力無線通信システムInfo
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- JPH06188821A JPH06188821A JP43A JP34201292A JPH06188821A JP H06188821 A JPH06188821 A JP H06188821A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 34201292 A JP34201292 A JP 34201292A JP H06188821 A JPH06188821 A JP H06188821A
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- radio
- master station
- power
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡易かつ安価な手段により、デッドスペース
をなくすことができる小電力無線通信システムを提供す
る。 【構成】 親局6と子局5a〜5fとの間で特定小電力
無線による通信を行う小電力無線通信システムであっ
て、上記親局6は、主無線設備62の他に、該主無線設
備62又はその中継装置3,3から放射される電波が有
効に届かないデッドスペース4a,4b内の子局5d,
5eとも通信を行うことができるように、比較的大出力
の従無線設備63を備え、上記デッドスペース4a,4
b内にそのスペース形状に合わせてアンテナ7又は漏洩
フィーダ線8bを配備し、かつ、アンテナ7又は漏洩フ
ィーダ線8bと従無線設備63とを所定の伝送波減衰定
数を有する同軸ケーブル9で接続することにより、アン
テナ7又は漏洩フィーダ線8bから放射される電波の出
力レベルが、主無線設備62から放射される電波の出力
レベルを越えることのないようになされている。
をなくすことができる小電力無線通信システムを提供す
る。 【構成】 親局6と子局5a〜5fとの間で特定小電力
無線による通信を行う小電力無線通信システムであっ
て、上記親局6は、主無線設備62の他に、該主無線設
備62又はその中継装置3,3から放射される電波が有
効に届かないデッドスペース4a,4b内の子局5d,
5eとも通信を行うことができるように、比較的大出力
の従無線設備63を備え、上記デッドスペース4a,4
b内にそのスペース形状に合わせてアンテナ7又は漏洩
フィーダ線8bを配備し、かつ、アンテナ7又は漏洩フ
ィーダ線8bと従無線設備63とを所定の伝送波減衰定
数を有する同軸ケーブル9で接続することにより、アン
テナ7又は漏洩フィーダ線8bから放射される電波の出
力レベルが、主無線設備62から放射される電波の出力
レベルを越えることのないようになされている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小電力無線通信シス
テムに関し、特に、無線通信による構内ネットワーク・
システム(無線LANシステム)に適用して好適であ
る。
テムに関し、特に、無線通信による構内ネットワーク・
システム(無線LANシステム)に適用して好適であ
る。
【0002】
【従来の技術】構内に設置された複数個のデータ端末装
置(以下、端末装置という)と、親機との間を通信回線
で接続する構内ネットワーク・システム(以下、LAN
システムという)においては、従来、構内に端末装置の
設置個数に対応する電気ケーブルを配線する方法が採用
されている。この方法は、通信の信頼性が高いという利
点を有する反面、端末装置の設置個数や設置場所が変わ
る度に、机やキャビネットや椅子等の移動を伴う電気ケ
ーブルの布設工事や移設工事を行わなければならず、多
大な労力と経費とを要するという欠点がある。
置(以下、端末装置という)と、親機との間を通信回線
で接続する構内ネットワーク・システム(以下、LAN
システムという)においては、従来、構内に端末装置の
設置個数に対応する電気ケーブルを配線する方法が採用
されている。この方法は、通信の信頼性が高いという利
点を有する反面、端末装置の設置個数や設置場所が変わ
る度に、机やキャビネットや椅子等の移動を伴う電気ケ
ーブルの布設工事や移設工事を行わなければならず、多
大な労力と経費とを要するという欠点がある。
【0003】この欠点を克服するものとして、無線イン
タフェイスを親機と各端末装置とに配備するようにした
無線LANシステムが提供されている。この無線LAN
システムによれば、端末装置の増設等に伴う電気ケーブ
ルの敷設工事や移設工事が不要となるばかりか、携帯用
端末装置(以下、携帯局という)や移動端末装置(以
下、移動局という)を組み込んだシステム環境を具現で
きる。
タフェイスを親機と各端末装置とに配備するようにした
無線LANシステムが提供されている。この無線LAN
システムによれば、端末装置の増設等に伴う電気ケーブ
ルの敷設工事や移設工事が不要となるばかりか、携帯用
端末装置(以下、携帯局という)や移動端末装置(以
下、移動局という)を組み込んだシステム環境を具現で
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無線L
ANシステムは、極超短波帯(400MHz帯及び1.
2GHz帯)の微弱電波あるいは小電力電波を用いなけ
ればならないことが電波法によって定められているの
で、図4に示すように、親局1を中心とする円状のサー
ビスエリア(単一の電波ゾーン)2は狭域にならざるを
得ない。このため、無線LANシステムの構築に当たっ
ては、中継局3,3の助けを借りてサービスエリアの広
域化を図るにしても、親局1や中継局3,3からの電波
が有効に届かない領域、いわゆるデッドスペース4a,
4bを含めて所要サービスエリアSの設計がなされるの
が実情である。このようなデッドスペース4a,4bの
存在は、特に、携帯局5aや移動局5bに対して、通信
障害をもたらす畏れがある。それ故、デッドスペースは
解消されなければならないが、だからといって、単に中
継局を多数増設することでデッドスペースの解消を図る
ことは、多額の費用を要することとなるばかりか、貴重
な構内空間を狭め、好ましくない。
ANシステムは、極超短波帯(400MHz帯及び1.
2GHz帯)の微弱電波あるいは小電力電波を用いなけ
ればならないことが電波法によって定められているの
で、図4に示すように、親局1を中心とする円状のサー
ビスエリア(単一の電波ゾーン)2は狭域にならざるを
得ない。このため、無線LANシステムの構築に当たっ
ては、中継局3,3の助けを借りてサービスエリアの広
域化を図るにしても、親局1や中継局3,3からの電波
が有効に届かない領域、いわゆるデッドスペース4a,
4bを含めて所要サービスエリアSの設計がなされるの
が実情である。このようなデッドスペース4a,4bの
存在は、特に、携帯局5aや移動局5bに対して、通信
障害をもたらす畏れがある。それ故、デッドスペースは
解消されなければならないが、だからといって、単に中
継局を多数増設することでデッドスペースの解消を図る
ことは、多額の費用を要することとなるばかりか、貴重
な構内空間を狭め、好ましくない。
【0005】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、簡易かつ安価な手段により、デッドスペース
をなくすことができる小電力無線通信システムを提供す
ることを目的としている。
たもので、簡易かつ安価な手段により、デッドスペース
をなくすことができる小電力無線通信システムを提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の小電力無線通信システムは、親局
が、サービスエリア内の子局との間で上記小電力無線通
信を行うためのアンテナ経由送受信手段と、該親局又は
その中継装置から放射される電波が有効に届かないデッ
ドスペース内の子局との間で上記小電力無線通信を行う
ための比較的大出力の給電線経由送受信手段とを備える
と共に、上記デッドスペース内に当該デッドスペースの
形状に応じてアンテナ又は漏洩給電線を配備し、かつ、
当該アンテナ又は漏洩給電線と親局の給電線経由送受信
手段とを所定の減衰定数と所定の長さとを有する給電線
で接続することにより、上記アンテナ又は漏洩給電線か
ら放射される電波の出力レベルが、親局のアンテナ経由
送受信手段から放射される電波の出力レベルを越えるこ
とのなきようにしたことを特徴としている。
に、請求項1記載の小電力無線通信システムは、親局
が、サービスエリア内の子局との間で上記小電力無線通
信を行うためのアンテナ経由送受信手段と、該親局又は
その中継装置から放射される電波が有効に届かないデッ
ドスペース内の子局との間で上記小電力無線通信を行う
ための比較的大出力の給電線経由送受信手段とを備える
と共に、上記デッドスペース内に当該デッドスペースの
形状に応じてアンテナ又は漏洩給電線を配備し、かつ、
当該アンテナ又は漏洩給電線と親局の給電線経由送受信
手段とを所定の減衰定数と所定の長さとを有する給電線
で接続することにより、上記アンテナ又は漏洩給電線か
ら放射される電波の出力レベルが、親局のアンテナ経由
送受信手段から放射される電波の出力レベルを越えるこ
とのなきようにしたことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記発明の構成において、円状のデッドスペー
ス内には上記アンテナを配備し、細長状ないしは道線状
のデッドスペース内には、道線形状に沿って漏洩給電線
を配備すると共に、アンテナ又は漏洩給電線と上記給電
線経由送受信手段とを上記給電線で接続する。サービス
エリア内の子局へのデータの送信又は当該子局からのデ
ータの受信は、アンテナ経由送受信手段が担当する。デ
ッドスペース内の子局へのデータの送信又は当該子局か
らのデータの受信は、給電線経由送受信手段が担当す
る。この場合において、給電線経由送受信手段は、アン
テナ経由送受信手段と比較すれば大出力の電波を上記給
電線を経由してデッドスペース内のアンテナ又は漏洩給
電線に送出する。しかしながら、給電線を伝搬する電波
は上記減衰定数等に基づいて減衰するので、デッドスペ
ース内において上記アンテナ又は漏洩給電線から放射さ
れる電波は、上記アンテナ経由送受信手段から放射され
る電波の出力レベルと同等か又はそれ以下の出力レベル
となっているので、電波法に違反することはない。
ス内には上記アンテナを配備し、細長状ないしは道線状
のデッドスペース内には、道線形状に沿って漏洩給電線
を配備すると共に、アンテナ又は漏洩給電線と上記給電
線経由送受信手段とを上記給電線で接続する。サービス
エリア内の子局へのデータの送信又は当該子局からのデ
ータの受信は、アンテナ経由送受信手段が担当する。デ
ッドスペース内の子局へのデータの送信又は当該子局か
らのデータの受信は、給電線経由送受信手段が担当す
る。この場合において、給電線経由送受信手段は、アン
テナ経由送受信手段と比較すれば大出力の電波を上記給
電線を経由してデッドスペース内のアンテナ又は漏洩給
電線に送出する。しかしながら、給電線を伝搬する電波
は上記減衰定数等に基づいて減衰するので、デッドスペ
ース内において上記アンテナ又は漏洩給電線から放射さ
れる電波は、上記アンテナ経由送受信手段から放射され
る電波の出力レベルと同等か又はそれ以下の出力レベル
となっているので、電波法に違反することはない。
【0008】このように上記構成によれば、所望のサー
ビスエリア内の各ゾーンに最適の通信設備を簡易に投入
することができるので、電波干渉等の弊害もなく、所望
の全範囲が円滑に通信可能状態となる。
ビスエリア内の各ゾーンに最適の通信設備を簡易に投入
することができるので、電波干渉等の弊害もなく、所望
の全範囲が円滑に通信可能状態となる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。図1は、この発明の一実施例である無線
LANシステムのサービスエリア内を模式的に示す図で
ある。図1において、符号Saはこの例による無線LA
Nシステムの通信可能範囲、すなわちサービスエリアを
示し、図4の所要サービスエリアSと同一の範囲であ
る。
いて説明する。図1は、この発明の一実施例である無線
LANシステムのサービスエリア内を模式的に示す図で
ある。図1において、符号Saはこの例による無線LA
Nシステムの通信可能範囲、すなわちサービスエリアを
示し、図4の所要サービスエリアSと同一の範囲であ
る。
【0010】この例の無線LANシステムが上記従来の
無線LANシステムと大きく異なるところは、従来の親
局1がホスト・コンピュータと該ホストコンピュータに
接続される単一の無線設備とから構成されているのに対
し、この例の親局6は、ホスト・コンピュータ61と、
該ホスト・コンピュータ61に接続され、互いに出力の
異なる主無線設備62と従無線設備63とから構成され
ている点、及び図4のデッドスペース4a,4bに相当
する領域4a,4bに、当該領域4a,4bの形状に応
じてアンテナ7又は漏洩フィーダ線8bを配備すると共
に、これらアンテナ7又は漏洩フィーダ線8bと、親局
6の従無線設備63との間を同軸ケーブル9により接続
するようにした点である。上記サービスエリアSa内に
は、上記親局6等の他、中継局3,3及び複数の子局5
a〜5d,5e,…が配備され、この例の無線LANシ
ステムを構成している。
無線LANシステムと大きく異なるところは、従来の親
局1がホスト・コンピュータと該ホストコンピュータに
接続される単一の無線設備とから構成されているのに対
し、この例の親局6は、ホスト・コンピュータ61と、
該ホスト・コンピュータ61に接続され、互いに出力の
異なる主無線設備62と従無線設備63とから構成され
ている点、及び図4のデッドスペース4a,4bに相当
する領域4a,4bに、当該領域4a,4bの形状に応
じてアンテナ7又は漏洩フィーダ線8bを配備すると共
に、これらアンテナ7又は漏洩フィーダ線8bと、親局
6の従無線設備63との間を同軸ケーブル9により接続
するようにした点である。上記サービスエリアSa内に
は、上記親局6等の他、中継局3,3及び複数の子局5
a〜5d,5e,…が配備され、この例の無線LANシ
ステムを構成している。
【0011】上記親局6において、ホスト・コンピュー
タ61は、各子局5a〜5d,5e,…から、主無線設
備62及び従無線設備63を介して、データを受け取
り、受け取ったデータを集中的に管理する。このため、
ホスト・コンピュータ61には、主無線設備62と従無
線設備63とをそれぞれ接続するための、2つのRS−
232Cポートを持つボードが備えられている。
タ61は、各子局5a〜5d,5e,…から、主無線設
備62及び従無線設備63を介して、データを受け取
り、受け取ったデータを集中的に管理する。このため、
ホスト・コンピュータ61には、主無線設備62と従無
線設備63とをそれぞれ接続するための、2つのRS−
232Cポートを持つボードが備えられている。
【0012】主無線設備62は、現行電波法によって規
定される特定小電力無線の技術的基準に適合すべく処置
がなされており、例えば、電波の空中線出力は54.0
dBに設定されている。なお、dBは、電界強度(μV
/m)のデシベル値である。上記主無線設備62から送
出される電波は、途中減衰するが、上記中継局3,3に
よって、補償され増幅されることにより、サービスエリ
アの広域化が図られている。
定される特定小電力無線の技術的基準に適合すべく処置
がなされており、例えば、電波の空中線出力は54.0
dBに設定されている。なお、dBは、電界強度(μV
/m)のデシベル値である。上記主無線設備62から送
出される電波は、途中減衰するが、上記中継局3,3に
よって、補償され増幅されることにより、サービスエリ
アの広域化が図られている。
【0013】また、従無線設備63は、領域4a,4b
においても通信可能とするために設けられたもので、主
無線設備62よりも一段と強い電波(空中線出力が8
7.1dB)を放射できるように設定されている。しか
しながら、87.1dBの空中線出力は、旧電波法に規
定されていた微弱無線の技術的基準には適合するもので
あるが、現行電波法に規定される特定小電力務線の技術
的基準には原則として適合しない。それ故、従無線設備
63においては、電波は、上記同軸ケーブル9を経由し
て、領域4aに配備されたアンテナ7及び領域4bに敷
設された漏洩フィーダ線8bから、空中に放射されるよ
うになっている。
においても通信可能とするために設けられたもので、主
無線設備62よりも一段と強い電波(空中線出力が8
7.1dB)を放射できるように設定されている。しか
しながら、87.1dBの空中線出力は、旧電波法に規
定されていた微弱無線の技術的基準には適合するもので
あるが、現行電波法に規定される特定小電力務線の技術
的基準には原則として適合しない。それ故、従無線設備
63においては、電波は、上記同軸ケーブル9を経由し
て、領域4aに配備されたアンテナ7及び領域4bに敷
設された漏洩フィーダ線8bから、空中に放射されるよ
うになっている。
【0014】上記同軸ケーブル9は、図2に示すような
伝送波減衰特性を有する給電線であり、従無線設備63
の出力レベル(87.1dB)を現行電波法(54.0
dB)に適合させるべく、予め、110m以上(図2参
照)の所定の長さに設定されている。同軸ケーブル9
は、一端が従無線設備63に接続され、他端が領域4a
の近傍に配備された分配器10に接続されている。この
分配器10の一の入出力ポートには、同軸ケーブル8a
の一端が接続され、この同軸ケーブル8aは、図4の円
状のデッドスペース4aに対応する領域4aにまで延設
され、他端がポール状ないしはロッド状のアンテナ7に
接続されている。
伝送波減衰特性を有する給電線であり、従無線設備63
の出力レベル(87.1dB)を現行電波法(54.0
dB)に適合させるべく、予め、110m以上(図2参
照)の所定の長さに設定されている。同軸ケーブル9
は、一端が従無線設備63に接続され、他端が領域4a
の近傍に配備された分配器10に接続されている。この
分配器10の一の入出力ポートには、同軸ケーブル8a
の一端が接続され、この同軸ケーブル8aは、図4の円
状のデッドスペース4aに対応する領域4aにまで延設
され、他端がポール状ないしはロッド状のアンテナ7に
接続されている。
【0015】一方、分配器10の他の一の入出力ポート
には、給電線に沿って電磁波を輻射させる漏洩フィーダ
線8bの一端が取り付けられ、この漏洩フィーダ線8b
は、図4の細長状ないしは道線状のデッドスペース4b
に対応する領域4a内に、その道線に沿って敷設されて
いる。なお、上記漏洩フィーダ線8bは、その線に沿っ
て周囲に電磁界を形成するため、図3に示すように、伝
送波減衰特性が大となっている。
には、給電線に沿って電磁波を輻射させる漏洩フィーダ
線8bの一端が取り付けられ、この漏洩フィーダ線8b
は、図4の細長状ないしは道線状のデッドスペース4b
に対応する領域4a内に、その道線に沿って敷設されて
いる。なお、上記漏洩フィーダ線8bは、その線に沿っ
て周囲に電磁界を形成するため、図3に示すように、伝
送波減衰特性が大となっている。
【0016】次に、サービスエリアSa内に配備される
上記子局5a〜5d,5e,…は、無線通信機能を備え
た端末装置であり、具体的には、無線ノート型パソコン
等の携帯局、移動電話、無線電子手帳等の移動局及び無
線デスクトップ型パソコン、無線プリンタ、無線自動測
定器等の固定局等である。また、送受信設備を有する端
末装置に限らず、受信設備又は送信設備のみを備えた端
末装置も含まれる。さらに、OA機器に限らず、FA機
器も含まれる。
上記子局5a〜5d,5e,…は、無線通信機能を備え
た端末装置であり、具体的には、無線ノート型パソコン
等の携帯局、移動電話、無線電子手帳等の移動局及び無
線デスクトップ型パソコン、無線プリンタ、無線自動測
定器等の固定局等である。また、送受信設備を有する端
末装置に限らず、受信設備又は送信設備のみを備えた端
末装置も含まれる。さらに、OA機器に限らず、FA機
器も含まれる。
【0017】上記無線LANシステムにおいて、親局6
と各子局5a〜5d,5eとの間のデータ通信は、40
0MHz帯又は1.2GHz帯に設けられた複数のチャ
ンネルを通して行われるようになっている。空中線電力
は10m以下、電波の形式はF1D,F2Dに設定さ
れ、無線資源を有効に使うために、マルチチャンネル・
アクセス方式(1つの無線機が数チャンネルの通信チャ
ンネルの中から空いているチャンネルを選びながら通信
を行う方式)と通信時間制限が設けられている。また、
不正使用防止のため子局5a,5b,5c,…1台毎
に”呼出名称”が割り当てられ、各通信毎に”呼出番
号”を送信することが義務付けられている。
と各子局5a〜5d,5eとの間のデータ通信は、40
0MHz帯又は1.2GHz帯に設けられた複数のチャ
ンネルを通して行われるようになっている。空中線電力
は10m以下、電波の形式はF1D,F2Dに設定さ
れ、無線資源を有効に使うために、マルチチャンネル・
アクセス方式(1つの無線機が数チャンネルの通信チャ
ンネルの中から空いているチャンネルを選びながら通信
を行う方式)と通信時間制限が設けられている。また、
不正使用防止のため子局5a,5b,5c,…1台毎
に”呼出名称”が割り当てられ、各通信毎に”呼出番
号”を送信することが義務付けられている。
【0018】上記構成によれば、比較的大出力の従無線
設備が付加されるので、主無線設備62や中継装置3,
3からの電波が届き難い遠隔の領域4a,4bとの通信
が可能となる。また、円状の領域4aには、円状の電波
ゾーンDa(図1)を形成するポール状ないしはロッド
状のアンテナ7が配備され、また、道線状の領域4bに
は、細長状の電波ゾーンDbを形成する漏洩フィーダ線
が配備されるので、それぞれのデッドスペース化を効率
良くかつ簡易に防止することができる。
設備が付加されるので、主無線設備62や中継装置3,
3からの電波が届き難い遠隔の領域4a,4bとの通信
が可能となる。また、円状の領域4aには、円状の電波
ゾーンDa(図1)を形成するポール状ないしはロッド
状のアンテナ7が配備され、また、道線状の領域4bに
は、細長状の電波ゾーンDbを形成する漏洩フィーダ線
が配備されるので、それぞれのデッドスペース化を効率
良くかつ簡易に防止することができる。
【0019】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、同軸ケー
ブル8aに代えて、フィーダ線を用いても良く、また、
漏洩フィーダ線8bに代えて、漏洩同軸ケーブルを用い
るようにしても良い。また、上述の実施例においては、
無線設備として主無線設備と従無線設備とを用いるよう
にした場合について述べたが、減衰器、あるいは電圧増
幅器等を用いて一体回路構成とすることも可能である。
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、同軸ケー
ブル8aに代えて、フィーダ線を用いても良く、また、
漏洩フィーダ線8bに代えて、漏洩同軸ケーブルを用い
るようにしても良い。また、上述の実施例においては、
無線設備として主無線設備と従無線設備とを用いるよう
にした場合について述べたが、減衰器、あるいは電圧増
幅器等を用いて一体回路構成とすることも可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の小電力
無線システムによれば、親局に比較的大出力の給電線経
由送受信手段が付加されるので、親局のアンテナ経由送
受信手段又はその中継装置からの電波が届き難い遠隔の
領域との通信が可能となる。また、電波が届き難い円状
の領域には、円状の電波ゾーンを形成するアンテナが配
備され、また、電波の届き難い道線状の領域には、細長
状の電波ゾーンを形成する漏洩給電線が配備されるの
で、様々の形状のデッドスペース化を簡易にかつ効率良
く通信可能状態にすることができる。
無線システムによれば、親局に比較的大出力の給電線経
由送受信手段が付加されるので、親局のアンテナ経由送
受信手段又はその中継装置からの電波が届き難い遠隔の
領域との通信が可能となる。また、電波が届き難い円状
の領域には、円状の電波ゾーンを形成するアンテナが配
備され、また、電波の届き難い道線状の領域には、細長
状の電波ゾーンを形成する漏洩給電線が配備されるの
で、様々の形状のデッドスペース化を簡易にかつ効率良
く通信可能状態にすることができる。
【図1】この発明の一実施例である無線LANシステム
のサービスエリア内を模式的に示す図である。
のサービスエリア内を模式的に示す図である。
【図2】同実施例に適用される同軸ケーブルの伝送波減
衰特性を示す図である。
衰特性を示す図である。
【図3】同実施例に適用される漏洩フィーダ線の伝送波
減衰特性を示す図である。
減衰特性を示す図である。
【図4】従来における無線LANシステムの構成を説明
するための模式図である。
するための模式図である。
S,Sa サービスエリア(所要のサービスエリ
ア) 4a,4b デッドスペース 5a〜5d,5e 子局 6 親局 62 主無線設備(アンテナ経由送受信手段) 63 従無線設備(給電線経由送受信手段) 7 アンテナ 8b 漏洩フィーダ線(漏洩給電線) 9 同軸ケーブル(給電線)
ア) 4a,4b デッドスペース 5a〜5d,5e 子局 6 親局 62 主無線設備(アンテナ経由送受信手段) 63 従無線設備(給電線経由送受信手段) 7 アンテナ 8b 漏洩フィーダ線(漏洩給電線) 9 同軸ケーブル(給電線)
Claims (1)
- 【請求項1】 所要のサービスエリア内において親局と
子局との間で特定小電力無線による通信を行う小電力無
線通信システムであって、 前記親局は、サービスエリア内の子局との間で前記小電
力無線通信を行うためのアンテナ経由送受信手段と、該
親局又はその中継装置から放射される電波が有効に届か
ないデッドスペース内の子局との間で前記小電力無線通
信を行うための比較的大出力の給電線経由送受信手段と
を備えると共に、 前記デッドスペース内に当該デッドスペースの形状に応
じてアンテナ又は漏洩給電線を配備し、かつ、 当該アンテナ又は漏洩給電線と前記親局の給電線経由送
受信手段とを所定の伝送波減衰定数と所定の長さとを有
する給電線で接続することにより、前記アンテナ又は漏
洩給電線から放射される電波の出力レベルが、前記親局
のアンテナ経由送受信手段から放射される電波の出力レ
ベルを越えることのないようにしたことを特徴とする小
電力無線通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP43A JPH06188821A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 小電力無線通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP43A JPH06188821A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 小電力無線通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06188821A true JPH06188821A (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=18350501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP43A Pending JPH06188821A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 小電力無線通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06188821A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004002178A1 (ja) * | 2002-06-25 | 2003-12-31 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | 無線通信システム |
JP2007519331A (ja) * | 2004-01-05 | 2007-07-12 | 株式会社ココモ・エムビー・コミュニケーションズ | 改善されたアンテナ効率 |
JP2012165057A (ja) * | 2011-02-03 | 2012-08-30 | Hitachi Cable Ltd | Mimo無線システム |
-
1992
- 1992-12-22 JP JP43A patent/JPH06188821A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004002178A1 (ja) * | 2002-06-25 | 2003-12-31 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | 無線通信システム |
JP2004140765A (ja) * | 2002-06-25 | 2004-05-13 | Toshiba Tec Corp | 無線通信システム |
US7302228B2 (en) | 2002-06-25 | 2007-11-27 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Wireless communication system |
US7499672B2 (en) | 2002-06-25 | 2009-03-03 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Wireless communication system |
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