JPH06188394A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

Info

Publication number
JPH06188394A
JPH06188394A JP4341778A JP34177892A JPH06188394A JP H06188394 A JPH06188394 A JP H06188394A JP 4341778 A JP4341778 A JP 4341778A JP 34177892 A JP34177892 A JP 34177892A JP H06188394 A JPH06188394 A JP H06188394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
transistor
film
region
gate electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4341778A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Ota
智之 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP4341778A priority Critical patent/JPH06188394A/ja
Publication of JPH06188394A publication Critical patent/JPH06188394A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】メモリセルトランジスタのドレイン領域と半導
体基板との間の寄生容量を小さくして読み出しスピード
を高速化し、メモリセルトランジスタから半導体基板へ
のリーク電流が無くす。また、装置全体の平面積を増加
させることなくメモリセル領域をいくつかの部分に分割
して読み出しスピードの高速化、高機能化を図り、かつ
各製造工程の平坦性を良くして各製造工程における加工
性を向上させる。 【構成】半導体基板1の一主面に周辺回路のトランジス
タ50のソース領域5s,ドレイン領域5d,チャネル
領域5cを形成し、周辺回路のトランジスタ50上に設
けられた層間絶縁層6,8上の半導体膜9にメモリセル
トランジスタ60のソース領域9s,ドレイン領域9
d,チャネル領域9cを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置に係わ
り、特にプログラマブルな紫外線消去型もしくは電気的
消去型の不揮発性メモリトランジスタあるいはマスクR
OM型トランジスタをメモリセルトランジスタとし、こ
のメモリセルトランジスタと周辺回路のトランジスタと
を高密度に形成する半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、メモリセルトランジスタとしての
不揮発性メモリトランジスタとこの不揮発性メモリトラ
ンジスタを制御する周辺回路を構成するトランジスタは
半導体基板の同一平面上に配置された構造となってい
る。
【0003】すなわち従来技術を示す図8において、P
型の半導体基板1上に素子分離絶縁膜2が設けられ、こ
の素子分離絶縁膜2により周辺回路トランジスタ領域1
00とメモリセルトランジスタ領域101とが同一半導
体基板1上で分離されている。周辺回路トランジスタ領
域100には、P型の半導体基板1に形成されたN型の
ソース領域31s、N型のドレイン領域31d、両領域
間のチャネル領域31c、チャネル領域31c上のゲー
ト絶縁膜33およびゲート絶縁膜33上のゲート電極3
4から周辺回路のトランジスタが構成され、メモリセル
トランジスタ領域101には、P型の半導体基板1に形
成されたN型のソース領域35s、N型のドレイン領域
35d、両領域間のチャネル領域35c、チャネル領域
35c上のゲート絶縁膜37、ゲート絶縁膜37上の浮
遊ゲート電極38、浮遊ゲート電極38上のゲート絶縁
膜39およびゲート絶縁膜39上のゲート電極40から
不揮発性メモリトランジスタが構成されている。そして
両トランジスタを覆う層間絶縁層41のコンタクト孔を
通して、金属配線42により各領域が接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の半導体記憶
装置では、メモリセルトランジスタを半導体基板上に設
けているので次のような問題が発生する。
【0005】まず第1の問題点は、メモリセルトランジ
スタのドレイン領域35dが半導体基板1内に形成され
ているために、ドレイン領域35dと半導体基板1との
間に大きな拡散層PN接合容量を生じる。この拡散層接
合容量は、ドレイン領域のチャネル領域に接する側面の
PN接合によるものはほとんど無視でき、底面と半導体
基板とのPN接合によるものが支配的である。したがっ
て拡散層接合容量はドレイン領域の平面積と半導体基板
の不純物濃度に依存する。例えば基板濃度を6×1016
cm-3とすると、拡散層接合容量は約5.0×10-3
F/μm2 である。また高集積メモリセルでは、500
〜2000個の多数のドレイン領域35dがビット線に
接続されている。したがってビット線に結合している寄
生容量は上記多数の拡散層接合容量により、数pF〜数
十pFの大きな値になる。
【0006】このビット線に結合している寄生容量のの
増加は、ビット線の電位の変化スピードを阻害する。す
なわち、ドレイン電圧に必要な時間はバイアストランジ
スタの抵抗とビット線に結合している総寄生容量の積に
よる時定数に比例し、放電に要する時間はメモリセルト
ランジスタの抵抗とビット線に結合している総寄生容量
の積による時定数に比例するためである。
【0007】このために従来のように、メモリセルトラ
ンジスタを半導体基板に設けた場合には、読み出しスピ
ードの低下が問題となる。
【0008】第2の問題点としては、メモリセルトラン
ジスタのドレイン領域が半導体基板内に形成されている
ため、ドレイン領域からすなわちドレイン領域の底面か
ら伸びるドレイン空乏層内に結晶欠陥があった場合に接
合リークを生じる。このリーク電流がメモリセルの読み
出し電流に比べて無視できない程度に大きい場合、浮遊
ゲート電極に電荷を注入した書込み済みのメモリセルに
対して正確なデータの読み出しができないこととなる。
【0009】第3の問題点としては、一般的に半導体記
憶装置の読み出しスピードの高速化や高機能化のために
メモリセル領域はいくつかの部分に分割する必要がある
が、従来技術ではその要請に制約を生じる。すなわち、
メモリセル領域の分割数に相当するだけ行デコーダー、
列選択トランジスタなどのメモリセルトランジスタを制
御する周辺回路部が必要となりその形成面積を増加させ
る必要があるが、メモリセル領域も同一半導体基板平面
に設けているから、周辺回路部の形成面積を所望するよ
うに増加させることができない。
【0010】第4の問題点としては、メモリセルトラン
ジスタと制御回路トランジスタとでは高さが大きく異な
ることである。すなわちメモリセルトランジスタが不揮
発性トラジスタの場合、浮遊ゲート電極が存在するため
にその高さ分だけ制御回路の絶縁ゲート電界効果トラン
ジスタより高くなってしまう。このようにメモリセルト
ランジスタ領域101と周辺回路トランジスタ領域10
0とで段差が生じるので上部の金属配線42などをパタ
ーニングする際のリソグラフィー工程における目合わせ
マージンが小さくなり、加工性が低下する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、半導体
基板と、前記半導体基板の一主面に形成された第1のソ
ース領域、第1のドレイン領域ならびに該第1のソース
およびドレイン領域間の第1のチャネル領域を有する周
辺回路のトランジスタと、前記周辺回路のトランジスタ
上に形成された層間絶縁層と、前記層間絶縁層上に形成
された第1の半導体膜と、前記第1の半導体膜に形成さ
れた第2のソース領域、第2のドレイン領域ならびに該
第2のソースおよびドレイン領域間の第2のチャネル領
域を有するメモリセルトランジスタとを具備した半導体
記憶装置にある。
【0012】
【実施例】次に図面を参照して本発明を説明する。
【0013】図1は本発明の第1の実施例を示す断面図
であり、図2はその等価回路図である。
【0014】シリコン基板のP型領域もしくはP型シリ
コン基板1の主面に選択的に素子分離絶縁膜2が形成さ
れ、素子分離絶縁膜2に囲まれた半導体基板1の活性領
域にN型の第1のソース領域5s、N型の第1のドレイ
ン領域5d、第1のソースおよびドレイン領域間のP型
の第1のチャネル領域5cが形成され、第1のチャネル
領域5c上に第1のゲート絶縁膜3、その上に第1のゲ
ート電極4が形成されて周辺回路のトランジスタ50が
構成されている。周辺回路トランジスタ50を含む基板
全体上に第1の層間絶縁膜6が形成され、そこに設けら
れたコタクト孔45を通して第1のソース領域5sに接
続された中間金属配線7が第1の層間絶縁膜6上に延在
して形成されている。
【0015】中間金属配線7および第1の層間絶縁膜6
の全面上に第2の層間絶縁膜8が形成され、スルーホー
ル46を通して中間金属配線7に接続された第1の多結
晶シリコン膜9のパターンが帯状に第2の層間絶縁膜8
上に延在して形成されている。第1の多結晶シリコン膜
9には、N型の第2のソース領域9sとN型の第2のド
レイン領域9dが間にP型の第2のチャネル領域9cを
挟んで交互に形成され、上記周辺回路のトランジスタ5
0の第1のソース領域5sに中間金属配線7を介して接
続される部分がN型の第2のドレイン領域9dとなって
いる。そしてそれぞれの第2のチャネル領域9c上には
第2のゲート絶縁膜10、第1の浮遊ゲート電極11、
第3のゲート絶縁膜12、第2のゲート電極13が積み
重ねられてゲートスタック構造を形成し、このゲートス
タック構造とその下の第2のチャネル領域9cとその両
側の第2のソース領域9sおよび第2のドレイン領域9
dからそれぞれ第1の不揮発性メモリトランジスタ60
を構成している。
【0016】また、第2のゲート電極13上にゲート電
極の保護絶縁膜14が形成され、ゲートスタック構造の
側面にサイドウォール絶縁膜15が形成され、第2のソ
ース領域9sおよび第2のドレイン領域9dにそれぞれ
接続した内部金属配線16がサイドウォール絶縁膜15
上からゲート電極の保護絶縁膜14上にかけて形成され
ている。そして全体に第3の層間絶縁膜17か形成さ
れ、そこに設けられたスルーホール47にコンタクト導
電体18を埋め込まれ、そこに接続する金属配線19に
より第2のソース領域9sを接地線に接続し、第2のド
レイン領域9dをビット線に接続する。尚、図1は第2
のソース領域9sおよび第2のドレイン領域9dのうち
に第2のドレイン領域9d対する金属配線19の接続の
みを図示している。
【0017】次に図3乃至図5を用いて図1の第1の実
施例の製造方法を説明する。
【0018】不純物濃度が1×1015cm-3のP型シリ
コンの半導体基板1上に膜厚700nm(ナノメータ)
の酸化シリコンから成る素子分離絶縁膜2を選択酸化法
により形成され(図3(a))、素子分離絶縁膜2によ
り区画された半導体基板1の活性領域上に、周辺回路を
構成するトランジスタの第1のゲート絶縁膜3を膜厚2
5nmの酸化シリコンから形成し、その上に第1のゲー
ト電極4をリン拡散を行った膜厚300nmの多結晶シ
リコンから形成し、ヒ素等のN型不純物を3×1015
-2のドーズ量でイオン注入し、熱活性処理により第1
のゲート電極4と自己整合的にN型の第1のソース領域
5s、N型の第1のドレイン領域5dを形成し、第1の
ゲート電極4下の第1のソースおよびドレイン領域間に
P型の第1のチャネル領域5cを設定する(図3
(b))。次にこの周辺回路のトランジスタを覆うよう
に膜厚500nmのBPSGから成る第1の層間絶縁膜
6を形成し(図3(c))、この第1の層間絶縁膜6に
第1のソース領域5sおよび第1のドレイン領域5dに
達するコンタクト孔45を開孔し(図3(d))、膜厚
200nmのWSiを堆積してこれをパターニングし
て、周辺回路のトランジスタ間を接続したり周辺回路の
トランジスタとメモリセルトランジスタを接続する中間
金属配線7を形成する(図3(e))。
【0019】次に、中間金属配線7および第1の層間絶
縁膜6を覆うように、膜厚300nmのBPSGから成
る第2の層間絶縁膜8を形成し、第1の層間絶縁膜6上
に延在する中間金属配線7の部分に達するスルーホール
46を形成し(図4(a))、第2の層間絶縁膜8上お
よびスルーホール46内に、膜厚50nmのアモルファ
スシリコンを成長し、全面にボロン等のP型の不純物を
2×1010cm-2のドーズ量でイオン注入し、パターニ
ングして第1のシリコン膜9を形成する。このアモルフ
ァスシリコンは後からの低温アニールで多結晶シリコン
となるから第1のシリコン膜9は第1の多結晶シリコン
膜9である(図4(b))。次に、第1の多結晶シリコ
ン膜9上に、第2のゲート絶縁膜10となる膜厚20n
mのシリコン酸化膜を化学気相成長法(以下、CVD
法、と称す)で成長し、その上に第1の浮遊ゲート電極
11となるリン拡散を行った膜厚150nmの多結晶シ
リコン膜を成長し、続いてその上に第3のゲート絶縁膜
12となるCVD法による膜厚10nmのシリコン酸化
膜と膜厚12nmのシリコン窒化膜と膜厚10nmのシ
リコン酸化膜の三層積層膜を成長し、その上に第2のゲ
ート電極13となるリン拡散を行った膜厚100nmの
多結晶シリコン膜と膜厚150nmのWSiの積層膜を
成長し、最後に、後で述べるセルフ・アライン・コンタ
クトを使用する際に必要となるゲート電極の保護絶縁膜
14となる膜厚300nmのシリコン酸化膜をCVD法
で成長してから、これらの全積層体をパターニングし
て、第2のゲート絶縁膜10、第1の浮遊ゲート電極1
1、第3のゲート絶縁膜12、第2のゲート電極13が
積み重ねられた、メモリセルトランジスタとしての第1
の不揮発性メモリトランジスタのゲートスタック構造を
形成し、このゲートスタック構造をマスクの一部として
ヒ素等のN型不純物を2×1011cm-2のドーズ量でイ
オン注入し、熱活性処理によりこのゲートスタック構造
と自己整合的にN型の第2のソース領域9s、N型の第
2のドレイン領域9dを第2の多結晶シリコ膜9に形成
し、その間に第2のチャネル領域9cを設定する(図4
(c))。次に、全面上に膜厚200nmのシリコン酸
化膜をCVD法で成長し、そのままエッチバックして、
ゲートスタック構造の側面にシリコン酸化膜から成るサ
イドウォール絶縁膜15を形成する(図4(d))。
【0020】次に、膜厚100nmのWSi膜を成長さ
せ、隣り合う第2のソース領域9s上のWSi膜と第2
のドレイン領域9d上のWSi膜とを分離するようにパ
ターニングして、第2のソース領域9sおよび第2のド
レイン領域9dにそれぞれサイドウォール絶縁膜15に
よりセルフ・アライン・コンタクト接続した内部金属配
線16を形成する(図5(a))。次に、メモリセルト
ランジスタとしての第1の不揮発性メモリトランジスタ
を覆うように膜厚700nmのBPSGから成る第3の
層間絶縁膜17を形成し(図5(b))、そこにスルー
ホール47を開孔し、膜厚1000nmのタングステン
をCVD法で成長した後、全面をエッチバックして、ス
ルーホール47にタングステンのコンタクト導電体18
で埋め込み(図5(c))、次に全面にアルミをスパッ
タしてこれをパターニングして金属配線19を形成する
ことにより、図1に示した半導体記憶装置が製造される
(図5(d))。
【0021】このように本発明の第1の実施例による半
導体記憶装置では、メモリセルトランジスタが周辺回路
を構成するトランジスタを覆う厚い層間絶縁膜上に形成
されているから、以下のような利点を有する。
【0022】第1に、メモリセルトランジスタのドレイ
ン領域(第2のドレイン領域)9dが厚い第1および第
2の層間絶縁膜6,8上に形成されているから半導体基
板1との間の寄生容量が極めて小さくなる。例えば第1
および第2の層間絶縁膜のトータルの膜厚が500nm
の場合でも、寄生容量(MOS型寄生容量)は約1.0
×10-4pF/μm2 となり、従来の半導体基板にメモ
リセルトランジスタのドレイン領域を形成した場合の寄
生容量(拡散層寄生容量)に比べて約2%程度まで小さ
くなる。このためにビット線に結合している総寄生容量
も顕著に小さくなり、従って本発明によるメモリセルト
ランジスタは高速の読み出し動作に適している。
【0023】第2に、メモリセルトランジスタのドレイ
ン領域9dが層間絶縁膜により半導体基板1に直接接し
ないで基板から絶縁されているので接合リークが生じな
い。このためにリーク電流による歩留りの低下が解消さ
れ、この製品の総合歩留りを向上させることができる。
【0024】第3に、半導体記憶装置の読み出しスピー
ドの高速化や高機能化のためにメモリセル領域をいくつ
かの部分に分割する場合、行デコーダーや列選択トラン
ジスタなどの、メモリセルトランジスタを制御する周辺
回路部を各々のメモリセル領域の下に設けることができ
るので、その装置の全面積はほとんど増加しない。
【0025】第4に、製造の諸工程において、断面方向
の平坦性が良いので金属配線19などをパターニングす
る際のリソグラフィー工程における目合せマージンが広
がり加工性が向上する。
【0026】図6は本発明の第2の実施例を示す断面図
である。尚、図6において、第1の実施例を説明した図
1乃至図5と同一もしくは類似の機能の箇所は同じ符号
を付けてあるから重複する説明は省略する。
【0027】先に述べた第1の実施例の図4(d)で示
す工程の後、P型の第2の多結晶シリコン膜26を第1
の不揮発性メモリトランジスタ60の第2のソースおよ
びドレイン領域9s,9d上からサイドウォール絶縁膜
15上およびゲート電極の保護絶縁膜14上にかけて帯
状に連続的に形成する。この第2の多結晶シリコン膜は
例えば50nmのアモルファスシリコンを全面に成長し
ボロン等のP型不純物を2×1010cm-2のドーズ量で
イオン注入し、パターニング、低温アニールにより形成
することができる。その後その上に、第4のゲート絶縁
膜20となる膜厚20nmのシリコン酸化膜をCVD法
で成長し、次に第2の浮遊ゲート電極21となる膜厚1
50nmのリン拡散を行った多結晶シリコンを成長し、
つづいて第5のゲート絶縁膜22となるCVD法による
膜厚10nmのシリコン酸化膜と膜厚12nmのシリコ
ン窒化膜と膜厚10nmのシリコン酸化膜の三層積層膜
を成長し、次に第3のゲート電極23となる膜厚100
nmのリン拡散を行った多結晶シリコンと膜厚150n
mのWSiの積層膜を成長する。そしてこれらの全積層
体をパターニングして、第4のゲート絶縁膜20、第2
の浮遊ゲート電極21、第5のゲート絶縁膜22、第3
のゲート電極23が積み重ねられた、メモリセルトラン
ジスタとしての第2の不揮発性メモリトランジスタ70
のゲートスタック構造を第1の不揮発性メモリトランジ
スタ60のゲートスタック構造の上に形成し、この第2
の不揮発性メモリトランジスタ70のゲートスタック構
造をマスクの一部としてヒ素等のN型不純物を2×10
11cm-2のドーズ量で第2の多結晶シリコン膜26にイ
オン注入し、熱活性処理によりこのゲートスタック構造
と自己整合的に第2の不揮発性メモリトランジスタ70
のN型の第3のソース領域26s、N型の第3のドレイ
ン領域26dを第2の多結晶シリコン膜26に形成し、
ゲートスタック構造下に第2のチャネル領域26cを位
置させる。このように第2の不揮発性メモリトランジス
タ70はそのソース領域およびドレイン領域を第1の不
揮発性メモリトランジスタ60のソース領域およびドレ
イン領域にそれぞれ接続し、そのゲートスタック構造を
第1の不揮発性メモリトランジスタのゲートスタック構
造に積み重ねて構成される。
【0028】この第2の実施例では2つのメモリセルト
ランジスタが積層となっているから、先に述べた第1の
実施例の利点に加えて以下のような利点を有する。
【0029】第1には、第1のメモリトランジスタ60
と第2のメモリトランジスタ70はソース領域およびド
レイン領域がそれぞれ共通接続されているが、第1のメ
モリトランジスタの第2のゲート電極13と第1のメモ
リトランジスタの第3のゲート電極23は分離されてい
るからたがいに区別した作用が可能となり、装置の平面
積を増加させることなく容易にメモリ容量を増加させる
ことができる。すなわち、メモリトランジスタが二層の
積み重ねであればメモリ容量は二倍に、三層の積み重ね
であればメモリ容量は三倍にすることができる。
【0030】第2には、第2のゲート電極13と第3の
ゲート電極23を必要に応じて切り換える回路を設ける
ことでこの半導体記憶装置の冗長性を増加させ、歩留を
向上させることができる。すなわち、メモリトランジス
タが二層構造とし、半導体記憶装置のメモリ容量と平面
積を従来のままであるとしておけば、冗長性は飛躍的に
向上する。
【0031】図7は本発明の第3の実施例を示す断面図
である。尚、図7において、第1の実施例を説明した図
1乃至図5と同一もしくは類似の機能の箇所は同じ符号
を付けてあるから重複する説明は省略する。
【0032】第1の実施例の図4(b)に示す製造工程
の後、メモリセル部が残るようにパターニングされた第
1の多結晶シリコン膜9の複数のチャネル形成領域のう
ち、選ばれた領域にフォトレジストをマスクにしてリン
を2×1015cm-2のドーズ量でイオン注入を行ってそ
の領域をデプレッション型のチャネル領域29’とし、
その他の選ばれなかった領域をエンハンスメント型のチ
ャネル領域29とする。このチャネルドーピグの後、第
2のゲート絶縁膜10となる膜厚30nmのシリコン酸
化膜をCVD法で成長し、その上に第2のゲート電極1
3となるリン拡散を行った膜厚300nmの多結晶シリ
コン膜を成長し、最後に、セルフ・アライン・コンタク
トを使用する際に必要となるゲート電極の保護絶縁膜1
4となる膜厚250nmのシリコン酸化膜をCVD法で
成長してから、これらの全積層体をパターニングして、
第2のゲート絶縁膜10、第2のゲート電極13が積み
重ねられたメモリセルトランジスタとしてのマスクRO
M型のメモリトランジスタのゲートスタック構造を形成
し、このゲートスタック構造をマスクの一部としてヒ素
等のN型不純物を2×1011cm-2のドーズ量で第1の
多結晶シリコン膜9にイオン注入し、熱活性処理により
このゲートスタック構造と自己整合的にN型の第2のソ
ース領域9s、N型の第2のドレイン領域9dを第2の
多結晶シリコ膜9に形成する。その後の工程は第1の実
施例に準じて行なわれる。
【0033】このマスクROM型のメモリトランジスタ
を用いた第3の実施例も不揮発性メモリトランジスタを
用いた第1の実施例と同様の効果を有する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、周辺回路
部を構成するトランジスタを覆う層間絶縁層上にメモリ
セルトランジスタを形成することによって、以下のよう
な効果を有する。
【0035】1.メモリセルトランジスタのドレイン領
域と半導体基板との間の寄生容量が従来の場合の数%程
度にまで小さくなるので、ビット線に結合する総寄生容
量が小さくなり、メモリセルトランジスタの読み出しス
ピードを高速化することができる。
【0036】2.メモリセルトランジスタから半導体基
板へのリーク電流が無くなる。
【0037】3.半導体記憶装置の平面積を増加させる
ことなく、メモリセル領域をいくつかの部分に分割する
ことができるので、読み出しスピードの高速化、高機能
化が得られる。
【0038】4.メモリセル部と周辺回路部における各
製造工程の平坦性が良く段差がほとんど生じない。した
がって各製造工程における加工性が向上する。
【0039】5.複数のメモリセルトランジスタを積み
重ねることができる。この場合、容易に集積度を上げる
ことができる。
【0040】6.複数のメモリセルトランジスタを積み
重ねることができる。この場合、従来の平面積のままで
容易に冗長性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の半導体記憶装置を示す
断面図である。
【図2】図1の等価回路図である。
【図3】本発明の第1の実施例の半導体記憶装置を製造
する方法を工程順に示す断面図である。
【図4】図3の続きの工程を順に示す断面図である。
【図5】図4の続きの工程を順に示す断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例の半導体記憶装置を示す
断面図である。
【図7】本発明の第3の実施例の半導体記憶装置を示す
断面図である。
【図8】従来技術の半導体記憶装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 素子分離領域 3 第1のゲート絶縁膜 4 第1のゲート電極 5s 第1のソース領域 5d 第1のドレイン領域 5c 第1のチャネル領域 6 第1の層間絶縁膜 7 内部金属配線 8 第2の層間絶縁膜 9 第1の多結晶シリコン膜 9s 第2のソース領域 9d 第2のドレイン領域 9c 第2のチャネル領域 10 第2のゲート絶縁膜 11 第1の浮遊ゲート電極 12 第3のゲート絶縁膜 13 第2のゲート電極 14 ゲート電極の絶縁保護膜 15 サイドウォール絶縁膜 16 内部金属配線 17 第3の層間絶縁膜 18 コンタクト導電体 19 金属配線 20 第4のゲート絶縁膜 21 第2の浮遊ゲート電極 22 第5のゲート絶縁膜 23 第3のゲート電極 26 第2の多結晶シリコン膜 26s 第3のソース領域 26d 第3のドレイン領域 26c 第3のチャネル領域 29 エンハンスメント型のチャネル領域 29’ デプレッション型のチャネル領域 31s,35s ソース領域 31d,35d ドレイン領域 31c,35c チャネル領域 33,37,39 ゲート絶縁膜 34,40 ゲート電極 38 浮遊ゲート電極 41 層間絶縁膜 42 金属配線 45 コンタクト孔 46,47 スルーホール 50 周辺回路のトランジスタ 60 第1の不揮発性メモリトランジスタ 70 第2の不揮発性メモリトランジスタ 100 周辺回路トランジスタ領域 101 メモリセルトランジスタ領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、前記半導体基板の一主面
    に形成された第1のソース領域、第1のドレイン領域な
    らびに該第1のソースおよびドレイン領域間の第1のチ
    ャネル領域を有する周辺回路のトランジスタと、前記周
    辺回路のトランジスタ上に形成された層間絶縁層と、前
    記層間絶縁層上に形成された第1の半導体膜と、前記第
    1の半導体膜に形成された第2のソース領域、第2のド
    レイン領域ならびに該第2のソースおよびドレイン領域
    間の第2のチャネル領域を有するメモリセルトランジス
    タとを具備したことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記周辺回路のトランジスタは前記第1
    のチャネル領域上に形成された第1のゲート絶縁膜およ
    び前記第1のゲート絶縁膜上に形成された第1のゲート
    電極を有する絶縁ゲート電界効果トランジスタであり、
    前記メモリセルトランジスタは前記第2のチャネル領域
    上に形成された第2のゲート絶縁膜、前記第2のゲート
    絶縁膜上に形成された第1の浮遊ゲート電極、前記第1
    の浮遊ゲート電極上に形成された第3のゲート絶縁膜、
    前記第3のゲート絶縁膜上に形成された第2のゲート電
    極を有する第1の不揮発性メモリトランジスタであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のゲート電極上に形成された保
    護絶縁膜と、前記第2のゲート絶縁膜、第1の浮遊ゲー
    ト電極、第3のゲート絶縁膜および第2のゲート電極か
    ら構成されたスタックの側面に形成されたサイドウォー
    ル絶縁膜を有することを特徴とする請求項2に記載の半
    導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記サイドウォール絶縁膜上から前記保
    護絶縁膜上にかけて第2の半導体膜が形成され、前記第
    2の半導体膜に形成された第3のソース領域、第3のド
    レイン領域ならびに該第2のソースおよびドレイン領域
    間であって前記保護絶縁膜上に位置する第3のチャネル
    領域を有し、かつ前記第3のチャネル領域上に形成され
    た第4のゲート絶縁膜、前記第4のゲート絶縁膜上に形
    成された第2の浮遊ゲート電極、前記第2の浮遊ゲート
    電極上に形成された第5のゲート絶縁膜、前記第5のゲ
    ート絶縁膜上に形成された第3のゲート電極を有する第
    2の不揮発性メモリトランジスタが構成され、前記第1
    の不揮発性メモリトランジスタの第2のソースおよびド
    レイン領域と該第2の不揮発性メモリトランジスタの第
    3のソースおよびドレイン領域とがそれぞれ接続されて
    いることを特徴とする請求項3に記載の半導体記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 前記周辺回路のトランジスタは前記第1
    のチャネル領域上に形成された第1のゲート絶縁膜およ
    び前記第1のゲート絶縁膜上に形成された第1のゲート
    電極を有する絶縁ゲート電界効果トランジスタであり、
    前記メモリセルトランジスタは前記第2のチャネル領域
    上に形成された第2のゲート絶縁膜、前記第2のゲート
    絶縁膜上に形成された第2のゲート電極を有するマスク
    ROM型トランジスタであることを特徴とする請求項1
    に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記層間絶縁層は第1の層間絶縁膜およ
    び該第1の層間絶縁膜上の第2の層間絶縁膜を有して構
    成され、前記周辺回路のトランジスタの第1のソースお
    よびドレイン領域のうちの一方の領域に接続された金属
    配線が前記第1の層間絶縁膜のコンタクト孔を通して該
    第1の層間絶縁膜上に形成され、前記第1の半導体膜が
    前記第2の層間絶縁膜のスルーホールを通して前記金属
    配線の前記第1の層間絶縁膜上の部分に接続されて該第
    2の層間絶縁膜上に形成されていることを特徴とする請
    求項1、請求項2、請求項3、請求項4もしくは請求項
    5に記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の半導体膜は多結晶シリコン膜
    であることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項
    3、請求項4、請求項5もしくは請求項6に記載の半導
    体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の半導体膜は多結晶シリコン膜
    であることを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装
    置。
JP4341778A 1992-12-22 1992-12-22 半導体記憶装置 Pending JPH06188394A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4341778A JPH06188394A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 半導体記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4341778A JPH06188394A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 半導体記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06188394A true JPH06188394A (ja) 1994-07-08

Family

ID=18348696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4341778A Pending JPH06188394A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06188394A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000041236A1 (en) * 1999-01-06 2000-07-13 Advanced Micro Devices, Inc. Integrated circuit memory cell upon a dielectric base
US6225646B1 (en) 2000-01-14 2001-05-01 Advanced Micro Devices, Inc. Integrated circuit incorporating a memory cell and a transistor elevated above an insulating base

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0297056A (ja) * 1988-10-03 1990-04-09 Ricoh Co Ltd 半導体装置
JPH04309263A (ja) * 1991-04-05 1992-10-30 Sony Corp 不揮発性記憶装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0297056A (ja) * 1988-10-03 1990-04-09 Ricoh Co Ltd 半導体装置
JPH04309263A (ja) * 1991-04-05 1992-10-30 Sony Corp 不揮発性記憶装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000041236A1 (en) * 1999-01-06 2000-07-13 Advanced Micro Devices, Inc. Integrated circuit memory cell upon a dielectric base
US6225646B1 (en) 2000-01-14 2001-05-01 Advanced Micro Devices, Inc. Integrated circuit incorporating a memory cell and a transistor elevated above an insulating base

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6413821B1 (en) Method of fabricating semiconductor device including nonvolatile memory and peripheral circuit
US7592667B2 (en) Semiconductor device including nonvolatile memory and method for fabricating the same
US7329916B2 (en) DRAM cell arrangement with vertical MOS transistors
US6720579B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
US8114737B2 (en) Methods of forming memory cells on pillars and memories with memory cells on pillars
US6239500B1 (en) Semiconductor device with common bit contact area
US6518124B1 (en) Method of fabricating semiconductor device
US7262456B2 (en) Bit line structure and production method thereof
JPH0294472A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH0475390A (ja) 半導体記憶装置
US5707884A (en) Process for fabricating a contactless electrical erasable EPROM memory device
US5469383A (en) Memory cell array having continuous-strip field-oxide regions
US20230223332A1 (en) Co-integrated vertically structured capacitive element and fabrication process
US5414286A (en) Nonvolatile memory, method of fabricating the same, and method of reading information from the same
US6420769B2 (en) Method for manufacturing electronic devices having HV transistors and LV transistors with salicided junctions
US4921815A (en) Method of producing a semiconductor memory device having trench capacitors
US5973343A (en) Semiconductor memory device having bit line directly held in contact through contact with impurity region in self-aligned manner and process of fabrication thereof
US4926223A (en) Dynamic memory of the integrated circuit type
JPH09213911A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US6198128B1 (en) Method of manufacturing a semiconductor device, and semiconductor device
JPS63281457A (ja) 半導体メモリ
US5740105A (en) Memory cell array with LOCOS free isolation
JPH06188394A (ja) 半導体記憶装置
US6414346B1 (en) Semiconductor memory and manufacturing method thereof
JP2003023117A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19950905