JPH0618812A - 情報処理装置 - Google Patents
情報処理装置Info
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- JPH0618812A JPH0618812A JP4200430A JP20043092A JPH0618812A JP H0618812 A JPH0618812 A JP H0618812A JP 4200430 A JP4200430 A JP 4200430A JP 20043092 A JP20043092 A JP 20043092A JP H0618812 A JPH0618812 A JP H0618812A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- keyboard
- display
- light
- information
- operator
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 情報を入力する際、操作者が扱うキーボード
と操作者が観察するディスプレイへの視線の移動量を小
さくして、入力速度が速く、かつ操作者の疲労感の少な
い情報処理装置を提供する。 【構成】 情報処理装置のディスプレイであるLDC3
を透過性とし、入力内容4およびキーボード1と手7
a、7bの指の位置を同時に認識できる。従って、操作
者は、眼6を動かさずに入力作業を継続できる。そのた
め、入力速度がアップし、かつ操作者は疲労しにくい。
と操作者が観察するディスプレイへの視線の移動量を小
さくして、入力速度が速く、かつ操作者の疲労感の少な
い情報処理装置を提供する。 【構成】 情報処理装置のディスプレイであるLDC3
を透過性とし、入力内容4およびキーボード1と手7
a、7bの指の位置を同時に認識できる。従って、操作
者は、眼6を動かさずに入力作業を継続できる。そのた
め、入力速度がアップし、かつ操作者は疲労しにくい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスプレイとキーボ
ードを重ねて配置でき、操作者の視線の動きを狭い範囲
に限定して、長時間にわたって作業を継続しても疲労感
の少ない情報処理装置に関する。
ードを重ねて配置でき、操作者の視線の動きを狭い範囲
に限定して、長時間にわたって作業を継続しても疲労感
の少ない情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスでは、パソコン、ワーク
ステーション、大型計算機の端末器などの情報処理装置
が広く利用されるようになっている。これらの装置への
情報入力装置としては、キーボードやマウスが一般的で
あり、これらへの情報出力装置としてはCRTディスプ
レイやLCDなどが多く用いられている。これらの装置
の操作者は、単純な選択を行ったりグラフィカルなデー
タを入力する場合には、マウスを操作して、ディスプレ
イを観察しながら入力作業を行う。しかし、普通の文字
や数字によるデータを入力する場合には、キーボードを
観察しながらデータを入力すると同時に、ディスプレイ
によりその入力状態を確認して、さらに処理の指示をし
ながら情報処理装置を取り扱う。
ステーション、大型計算機の端末器などの情報処理装置
が広く利用されるようになっている。これらの装置への
情報入力装置としては、キーボードやマウスが一般的で
あり、これらへの情報出力装置としてはCRTディスプ
レイやLCDなどが多く用いられている。これらの装置
の操作者は、単純な選択を行ったりグラフィカルなデー
タを入力する場合には、マウスを操作して、ディスプレ
イを観察しながら入力作業を行う。しかし、普通の文字
や数字によるデータを入力する場合には、キーボードを
観察しながらデータを入力すると同時に、ディスプレイ
によりその入力状態を確認して、さらに処理の指示をし
ながら情報処理装置を取り扱う。
【0003】このため、操作者は、視線をキーボードと
ディスプレイの間で頻繁に移動させることになり、入力
速度が低下し、また疲労し易くなる。熟練した操作者
は、キーボードをブラインドタッチで入力できるので、
ある程度視線をディスプレイに固定したまま操作ができ
るが、特殊キーの入力、例えばアルファベットでは上部
の文字や、!、$、%などや、ファンクションキーの入
力は、指の移動量が大きいためにキーボードを観察した
方が確実に入力できる。そのため、しばしば視線をキー
ボードに移動させざるを得ない。特に、入力した情報の
処理の指示には特殊キーを用いることが多く、この視線
の移動回数も決して少なくはない。
ディスプレイの間で頻繁に移動させることになり、入力
速度が低下し、また疲労し易くなる。熟練した操作者
は、キーボードをブラインドタッチで入力できるので、
ある程度視線をディスプレイに固定したまま操作ができ
るが、特殊キーの入力、例えばアルファベットでは上部
の文字や、!、$、%などや、ファンクションキーの入
力は、指の移動量が大きいためにキーボードを観察した
方が確実に入力できる。そのため、しばしば視線をキー
ボードに移動させざるを得ない。特に、入力した情報の
処理の指示には特殊キーを用いることが多く、この視線
の移動回数も決して少なくはない。
【0004】ここで、操作者の視線の動きをできるだけ
小さくするための技術としては、例えば、特開平2−2
94615、特開平2−308120などに開示されて
いるヘッドアップディスプレイを用いたものがある。こ
のヘッドアップディスプレイは、航空機や自動車等に、
視線の移動量が少ない安全性の高い表示装置として用い
られている。航空機では、単色のCRTとホログラム・
コンバイナと組み合わせて用いられている。また、自動
車では、蛍光表示管とハーフミラー・コンバイナの組み
合わせが一般的である。
小さくするための技術としては、例えば、特開平2−2
94615、特開平2−308120などに開示されて
いるヘッドアップディスプレイを用いたものがある。こ
のヘッドアップディスプレイは、航空機や自動車等に、
視線の移動量が少ない安全性の高い表示装置として用い
られている。航空機では、単色のCRTとホログラム・
コンバイナと組み合わせて用いられている。また、自動
車では、蛍光表示管とハーフミラー・コンバイナの組み
合わせが一般的である。
【0005】ヘッドアッブディスプレイのコンバイナ
は、自然風景等の前景光と表示装置からの表示光を結
合、重畳する素子であるが、これには一般的に、前景光
の高透過率と表示光の高反射率が要求される。自動車で
は、70%以上の前景光透過率が求められることもあ
る。一方、前景光の輝度は、晴れた日の反射率の高い場
所では1万cd/cm2を越えるところもあり、これに
重畳する表示光も高い輝度が要求される。しかし、コン
バイナによる70%の透過率に対して、反射率を30%
以上確保するのは難しく、このため、コンバイナは、表
示光の波長特性と反射率の波長特性とが近くなるように
してあるものが多い。回折格子を利用したホログラム・
コンバイナは、反射率の特定の波長特性を容易に持たせ
やすく、さらにレンズ作用を付加できることから、ハー
フミラー・コンバイナよりも優れた特徴を持つ。
は、自然風景等の前景光と表示装置からの表示光を結
合、重畳する素子であるが、これには一般的に、前景光
の高透過率と表示光の高反射率が要求される。自動車で
は、70%以上の前景光透過率が求められることもあ
る。一方、前景光の輝度は、晴れた日の反射率の高い場
所では1万cd/cm2を越えるところもあり、これに
重畳する表示光も高い輝度が要求される。しかし、コン
バイナによる70%の透過率に対して、反射率を30%
以上確保するのは難しく、このため、コンバイナは、表
示光の波長特性と反射率の波長特性とが近くなるように
してあるものが多い。回折格子を利用したホログラム・
コンバイナは、反射率の特定の波長特性を容易に持たせ
やすく、さらにレンズ作用を付加できることから、ハー
フミラー・コンバイナよりも優れた特徴を持つ。
【0006】また、前景光と表示光との間で視点を移動
したときの目の調節作用による負担を小さくし、視認性
を高め安全性を高めると同時に疲労を少なくすることか
ら、表示光を遠方に虚像表示することが求められる。こ
れには、何等かの凸レンズ作用を持つ光学系を表示装置
とコンバイナとの間に設ければよく、表示装置付近に1
枚以上のレンズを設けたり、ホログラム・コンバイナに
レンズ作用を持たせるなどの方法がある。この方法によ
り、表示光を実際の距離より遠く1mから無限遠の距離
に見せることができる。
したときの目の調節作用による負担を小さくし、視認性
を高め安全性を高めると同時に疲労を少なくすることか
ら、表示光を遠方に虚像表示することが求められる。こ
れには、何等かの凸レンズ作用を持つ光学系を表示装置
とコンバイナとの間に設ければよく、表示装置付近に1
枚以上のレンズを設けたり、ホログラム・コンバイナに
レンズ作用を持たせるなどの方法がある。この方法によ
り、表示光を実際の距離より遠く1mから無限遠の距離
に見せることができる。
【0007】図13は、従来のラップトップタイプのパ
ソコンの外観を示している。ここで、1はキーボードで
あり、2はCPUをもつパソン本体である。また、16
はLCD、4はパソコンに入力した英文字からなる情報
であり、7a、7bはそれぞれパソコンの操作者の左右
の手または指を示している。そして、6は操作者の眼で
あり、17はCRTである。そして、8a、8b、8c
はそれぞれ操作者の視線である。図13において、操作
者は、“ABCD”をパソコン2に入力する場合に、左
右の手7a、7bでキーボード1の“ABCD”を順に
押すことによりパソコンに情報を入力し、パソコンはこ
の情報をLCD16に“ABCD”4と表示し、操作者
はLCDからの“ABCD”の表示光を観察することに
よりパソコンへの情報の入力を確認する。このとき、操
作者の視線は、キーボードの“ABCD”への視線8b
からLCDの“ABCD”への視線8aへと移動し、移
動量も大きくなってしまう。
ソコンの外観を示している。ここで、1はキーボードで
あり、2はCPUをもつパソン本体である。また、16
はLCD、4はパソコンに入力した英文字からなる情報
であり、7a、7bはそれぞれパソコンの操作者の左右
の手または指を示している。そして、6は操作者の眼で
あり、17はCRTである。そして、8a、8b、8c
はそれぞれ操作者の視線である。図13において、操作
者は、“ABCD”をパソコン2に入力する場合に、左
右の手7a、7bでキーボード1の“ABCD”を順に
押すことによりパソコンに情報を入力し、パソコンはこ
の情報をLCD16に“ABCD”4と表示し、操作者
はLCDからの“ABCD”の表示光を観察することに
よりパソコンへの情報の入力を確認する。このとき、操
作者の視線は、キーボードの“ABCD”への視線8b
からLCDの“ABCD”への視線8aへと移動し、移
動量も大きくなってしまう。
【0008】また、連続して情報を入力する際には、再
び視線8bへと移動することになる。このため、多くの
連続した情報を入力する場合や入力した情報を入力毎に
処理が必要な場合には、この移動量の大きい視線の移動
回数が多くなり、情報入力の速度が遅くなり、また疲労
感が生じやすい。もちろん、ある程度のブラインドタッ
チの修得により、単純な英文字などの情報入力であれ
ば、視線をLCDへの視線8aに長く固定し、キーボー
ドへの視線8bへ移動する回数を減少することができる
が、これは初心者には難しく熟練を要するし、手の定位
置から遠い特殊キーを押すときなどは信頼性が低くな
り、キーボードへの視線8bに移動する場合が多い。さ
らに、LCDの代わりにデスクトップタイプのCRT1
7を用いたパソコンでは、一般に視線8cが水平に近く
なることから、キーボードへの視線8bとの移動量がよ
り大きくなり情報の入力速度が遅くなる。加えて、疲労
感が生じやすくなってしまう。
び視線8bへと移動することになる。このため、多くの
連続した情報を入力する場合や入力した情報を入力毎に
処理が必要な場合には、この移動量の大きい視線の移動
回数が多くなり、情報入力の速度が遅くなり、また疲労
感が生じやすい。もちろん、ある程度のブラインドタッ
チの修得により、単純な英文字などの情報入力であれ
ば、視線をLCDへの視線8aに長く固定し、キーボー
ドへの視線8bへ移動する回数を減少することができる
が、これは初心者には難しく熟練を要するし、手の定位
置から遠い特殊キーを押すときなどは信頼性が低くな
り、キーボードへの視線8bに移動する場合が多い。さ
らに、LCDの代わりにデスクトップタイプのCRT1
7を用いたパソコンでは、一般に視線8cが水平に近く
なることから、キーボードへの視線8bとの移動量がよ
り大きくなり情報の入力速度が遅くなる。加えて、疲労
感が生じやすくなってしまう。
【0009】図14は、もう一つの従来例であり、平面
タイプのパソコンである。19はパソコン本体であり,
18はLCDとタッチパネルを兼ねており、20はタッ
チペンであり8dは操作者の視線である。図14におい
て、操作者は、“ABCD”をパソコン19に入力する
場合に、右の手7bでタッチパネル18に“ABCD”
をタッチペン20で記入することによりパソコンに情報
を入力し、パソコンはこの情報をLCD18に“ABC
D”と表示し、操作者はLCDからの“ABCD”の表
示光を観察することによりパソコンへの情報の入力を確
認する。このとき、操作者の視線は、タッチパネルの
“ABCD”への視線8dのままLCDの“ABCD”
を観察することができ、移動量がさらに小さく、連続し
て容易に情報を入力することができる。
タイプのパソコンである。19はパソコン本体であり,
18はLCDとタッチパネルを兼ねており、20はタッ
チペンであり8dは操作者の視線である。図14におい
て、操作者は、“ABCD”をパソコン19に入力する
場合に、右の手7bでタッチパネル18に“ABCD”
をタッチペン20で記入することによりパソコンに情報
を入力し、パソコンはこの情報をLCD18に“ABC
D”と表示し、操作者はLCDからの“ABCD”の表
示光を観察することによりパソコンへの情報の入力を確
認する。このとき、操作者の視線は、タッチパネルの
“ABCD”への視線8dのままLCDの“ABCD”
を観察することができ、移動量がさらに小さく、連続し
て容易に情報を入力することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし,タッチパネル
は、情報によりキーボードと比較して入力速度が劣る場
合が多い。例えば、英文字や複雑な漢字を仮名入力から
漢字変換する場合というよく用いられる情報入力の場合
には、個人差はあるものの一般にキーボードからの入力
が速くまた、疲労感が少ない。また、文字認識手段が必
要なため、信頼性の高い高速な情報入力を行うにはパソ
コン本体への負担が大きくなる。そこで、本発明の第1
の目的は、操作者の扱うキーボードと操作者が観察する
ディスプレイとの視線の移動量が少なく、情報入力速度
の速い、疲労感の少ない情報処理装置を提供することに
ある。そして、本発明の第2の目的は、情報入力速度の
速く、疲労感が少なく、かつコンパクトに折り畳んで携
帯、保管できる情報処理装置を提供することにある。
は、情報によりキーボードと比較して入力速度が劣る場
合が多い。例えば、英文字や複雑な漢字を仮名入力から
漢字変換する場合というよく用いられる情報入力の場合
には、個人差はあるものの一般にキーボードからの入力
が速くまた、疲労感が少ない。また、文字認識手段が必
要なため、信頼性の高い高速な情報入力を行うにはパソ
コン本体への負担が大きくなる。そこで、本発明の第1
の目的は、操作者の扱うキーボードと操作者が観察する
ディスプレイとの視線の移動量が少なく、情報入力速度
の速い、疲労感の少ない情報処理装置を提供することに
ある。そして、本発明の第2の目的は、情報入力速度の
速く、疲労感が少なく、かつコンパクトに折り畳んで携
帯、保管できる情報処理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、情報処理装置が、操作者が情報を入力するキーボー
ドと、このキーボードから入力された情報を表示し、か
つキーボードの上部に少なくとも一部を重ねて配置され
たディスプレイとを具備し、このディスプレイがキーボ
ードで反射または放出した光の一部を透過し、操作者が
キーボードからの光とディスプレイでの表示光とを重ね
て観察することができるようにして前記第1の目的を達
成する。請求項2記載の発明では、請求項1記載の情報
処理装置の前記ディスプレイに反射型液晶ディスプレイ
を用い、この反射型液晶ディスプレイの下面の反射層の
少なくとも一部をハーフミラーにしてあることにより前
記第1の目的を達成する。請求項3記載の発明では、請
求項1記載の情報処理装置の前記ディスプレイの一部と
して光の一部を透過し一部を反射させる光学素子と、こ
の光学素子と別位置にこの光学素子を照射可能に配置さ
れた光源とを設け、この光源からの光を前記光学素子に
より一部を反射させ、一部を透過させることにより前記
第1の目的を達成する。
は、情報処理装置が、操作者が情報を入力するキーボー
ドと、このキーボードから入力された情報を表示し、か
つキーボードの上部に少なくとも一部を重ねて配置され
たディスプレイとを具備し、このディスプレイがキーボ
ードで反射または放出した光の一部を透過し、操作者が
キーボードからの光とディスプレイでの表示光とを重ね
て観察することができるようにして前記第1の目的を達
成する。請求項2記載の発明では、請求項1記載の情報
処理装置の前記ディスプレイに反射型液晶ディスプレイ
を用い、この反射型液晶ディスプレイの下面の反射層の
少なくとも一部をハーフミラーにしてあることにより前
記第1の目的を達成する。請求項3記載の発明では、請
求項1記載の情報処理装置の前記ディスプレイの一部と
して光の一部を透過し一部を反射させる光学素子と、こ
の光学素子と別位置にこの光学素子を照射可能に配置さ
れた光源とを設け、この光源からの光を前記光学素子に
より一部を反射させ、一部を透過させることにより前記
第1の目的を達成する。
【0012】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
情報処理装置の前記ディスプレイに設けた光学素子によ
りディスプレイの状態を透明板状態と拡散板状態とに変
化可能なスクリーンを設け、これを時間的に変化させ
て、このスクリーンが拡散板状態のときに前記光源から
の光を拡散反射し、透明板状態のときに拡散透過するこ
とにより前記第1の目的を達成する。請求項5記載の発
明では、情報処理装置に、操作者が情報を入力するキー
ボードと、このキーボードから入力された情報を表示
し、かつキーボードの上部に少なくとも一部を重ねて配
置されたディスプレイとを具備させ、キーボードおよび
キーボード付近にある操作者の指の位置を関係を検出す
る検出手段と、前記検出手段で検出した情報をディスプ
レイに出力する情報に付加して出力する出力手段を設け
ることにより前記第1の目的を達成する。
情報処理装置の前記ディスプレイに設けた光学素子によ
りディスプレイの状態を透明板状態と拡散板状態とに変
化可能なスクリーンを設け、これを時間的に変化させ
て、このスクリーンが拡散板状態のときに前記光源から
の光を拡散反射し、透明板状態のときに拡散透過するこ
とにより前記第1の目的を達成する。請求項5記載の発
明では、情報処理装置に、操作者が情報を入力するキー
ボードと、このキーボードから入力された情報を表示
し、かつキーボードの上部に少なくとも一部を重ねて配
置されたディスプレイとを具備させ、キーボードおよび
キーボード付近にある操作者の指の位置を関係を検出す
る検出手段と、前記検出手段で検出した情報をディスプ
レイに出力する情報に付加して出力する出力手段を設け
ることにより前記第1の目的を達成する。
【0013】請求項6記載の発明では、情報処理装置
に、操作者が情報を入力するキーボードと、このキーボ
ードから入力された情報を表示し、かつキーボードの上
部に少なくとも一部を重ねて配置されたディスプレイ
と、前記キーボードとディスプレイを結合し、かつ支持
する中間支持部分とを具備させ、キーボード、ディスプ
レイと中間支持部分とがそれぞれ一方向に厚さの薄い直
方体を基本とした形状より構成され、キーボードと中間
支持部分およびディスプレイと中間支持部分の結合部を
折り畳んで一つの直方体を基本とする形状となるように
構成して前記第2の目的を達成する。
に、操作者が情報を入力するキーボードと、このキーボ
ードから入力された情報を表示し、かつキーボードの上
部に少なくとも一部を重ねて配置されたディスプレイ
と、前記キーボードとディスプレイを結合し、かつ支持
する中間支持部分とを具備させ、キーボード、ディスプ
レイと中間支持部分とがそれぞれ一方向に厚さの薄い直
方体を基本とした形状より構成され、キーボードと中間
支持部分およびディスプレイと中間支持部分の結合部を
折り畳んで一つの直方体を基本とする形状となるように
構成して前記第2の目的を達成する。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、情報処理装置のディ
スプレイを下方に位置するキーボードと少なくとも一部
分を重ねて配置し、このディスプレイが透過性になって
いるので、操作者は、視線を動かさなくてもキーボード
とディプレイの両方を観察できる。請求項2記載の発明
では、請求項1記載の情報処理装置のディスプレイを反
射液晶型ディスプレイとし、この反射ディスプレイの下
面の反射面の少なくとも一部をハーフミラーにしてある
ので、より一層輝度の高い画面を得ることができる。
スプレイを下方に位置するキーボードと少なくとも一部
分を重ねて配置し、このディスプレイが透過性になって
いるので、操作者は、視線を動かさなくてもキーボード
とディプレイの両方を観察できる。請求項2記載の発明
では、請求項1記載の情報処理装置のディスプレイを反
射液晶型ディスプレイとし、この反射ディスプレイの下
面の反射面の少なくとも一部をハーフミラーにしてある
ので、より一層輝度の高い画面を得ることができる。
【0015】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
情報処理装置のディスプレイに光の一部を反射する光学
素子とディスプレイを照射する光源を設けてあるので、
操作者は、視線を動かさなくてもはっきりとキーボード
とディプレイの両方を観察することができる。請求項4
記載の発明では、請求項3記載の情報処理装置のディス
プレイの状態を透明板状態と拡散板状態に時間的に変化
させるので、キーボードの画像と照射光による画像を綺
麗にディスプレイ上に映し出すことがきる。請求項5記
載の発明では、情報処理装置に、キーボードおよびキー
ボード付近にある操作者の指の位置の関係を検出する検
出手段と、前記検出手段で検出した情報をディスプレイ
に出力する情報に付加して出力する出力手段を設けてあ
るので、キーボード上の操作者の指の位置とディスプレ
イの表示内容を視線を移動させずに観察できる。請求項
6記載の発明では、情報処理装置に、キーボードとディ
スプレイを結合し、かつ支持する中間支持部分を設けて
あるので、この装置をコンパクトに折り畳むことができ
る。
情報処理装置のディスプレイに光の一部を反射する光学
素子とディスプレイを照射する光源を設けてあるので、
操作者は、視線を動かさなくてもはっきりとキーボード
とディプレイの両方を観察することができる。請求項4
記載の発明では、請求項3記載の情報処理装置のディス
プレイの状態を透明板状態と拡散板状態に時間的に変化
させるので、キーボードの画像と照射光による画像を綺
麗にディスプレイ上に映し出すことがきる。請求項5記
載の発明では、情報処理装置に、キーボードおよびキー
ボード付近にある操作者の指の位置の関係を検出する検
出手段と、前記検出手段で検出した情報をディスプレイ
に出力する情報に付加して出力する出力手段を設けてあ
るので、キーボード上の操作者の指の位置とディスプレ
イの表示内容を視線を移動させずに観察できる。請求項
6記載の発明では、情報処理装置に、キーボードとディ
スプレイを結合し、かつ支持する中間支持部分を設けて
あるので、この装置をコンパクトに折り畳むことができ
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図12を
参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例
に係る情報処理装置の概要図であり、図2は、その側面
図である。ここで、3は裏面からの光を一部透過するこ
とができるLCDであり、キーボード1の上部に操作者
から見て重ねて配置されている。また、5はキーボード
への照明手段であるライトである。この実施例に係る情
報処理装置では、操作者の眼6は、LCD3の奥に、通
常より暗くなるものの、キーボード1を観察することが
できる。従って、操作者の眼6は、自分の指の位置およ
びキーボード1の配列を視線を移動させずに認識するこ
とができる。
参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例
に係る情報処理装置の概要図であり、図2は、その側面
図である。ここで、3は裏面からの光を一部透過するこ
とができるLCDであり、キーボード1の上部に操作者
から見て重ねて配置されている。また、5はキーボード
への照明手段であるライトである。この実施例に係る情
報処理装置では、操作者の眼6は、LCD3の奥に、通
常より暗くなるものの、キーボード1を観察することが
できる。従って、操作者の眼6は、自分の指の位置およ
びキーボード1の配列を視線を移動させずに認識するこ
とができる。
【0017】この図1に示すように操作者は、“ABC
D”の各文字をパソコン2に入力する場合に、左の手7
a、右の手7bでキーボード1の“ABCD”のキーを
押下すことによりパソコン2に各種の情報を入力する。
そして、パソコン2はこの情報をLCD3に“ABC
D”4と表示し、操作者はLCD3からの“ABCD”
の表示光を観察することによりパソコンへ2の情報の入
力を確認する。一方、このとき、操作者は、キーボード
1の“ABCD”への視線8bからLCD3の“ABC
D”への視線8aへと移動するが、キーボード1と重な
る位置にLCD3があることから、この視線の移動量は
極めて小さい。場合によっては、LCD3の表示位置を
制御することにより8aと8bの視線を完全に一致させ
ることも可能である。
D”の各文字をパソコン2に入力する場合に、左の手7
a、右の手7bでキーボード1の“ABCD”のキーを
押下すことによりパソコン2に各種の情報を入力する。
そして、パソコン2はこの情報をLCD3に“ABC
D”4と表示し、操作者はLCD3からの“ABCD”
の表示光を観察することによりパソコンへ2の情報の入
力を確認する。一方、このとき、操作者は、キーボード
1の“ABCD”への視線8bからLCD3の“ABC
D”への視線8aへと移動するが、キーボード1と重な
る位置にLCD3があることから、この視線の移動量は
極めて小さい。場合によっては、LCD3の表示位置を
制御することにより8aと8bの視線を完全に一致させ
ることも可能である。
【0018】この実施例では、操作者の視線の移動量が
少ないため、情報の入力速度が速くなるばかりでなく、
操作者に疲労感が生じにくい。また、場合によっては、
視線8aのままで視野の一部で手7a、7bの位置を観
察することができる。これは、注視点に近いほど視力が
低下しにくいためである。
少ないため、情報の入力速度が速くなるばかりでなく、
操作者に疲労感が生じにくい。また、場合によっては、
視線8aのままで視野の一部で手7a、7bの位置を観
察することができる。これは、注視点に近いほど視力が
低下しにくいためである。
【0019】LCD3の奥にキーボード1が観察できる
のは以下の理由による。即ち、パソコン2用に用いられ
るバックライト5を用いたLCD3は、一般にバックラ
イト5からの透過光を偏光子と検光子との間に挟んだ液
晶素子を用いて空間的に変調することによってディスプ
レイとして作用する。このLCD3の例を図3に示す。
この図3は、通常の白黒LCDの場合の断面図であり、
9a、9bはそれぞれ偏光子と検光子であり、10a、
10bはガラス基板である。また、11a、11bは配
向膜であり、12はスペーサである。さらに、13は走
査線であり、14a、14bはデータ線であり、15は
液晶である。このとき、白黒液晶であれば、偏光度の高
い偏光子9aを用いて、LCD3全体で30%程度以上
の透過率を確保できる。
のは以下の理由による。即ち、パソコン2用に用いられ
るバックライト5を用いたLCD3は、一般にバックラ
イト5からの透過光を偏光子と検光子との間に挟んだ液
晶素子を用いて空間的に変調することによってディスプ
レイとして作用する。このLCD3の例を図3に示す。
この図3は、通常の白黒LCDの場合の断面図であり、
9a、9bはそれぞれ偏光子と検光子であり、10a、
10bはガラス基板である。また、11a、11bは配
向膜であり、12はスペーサである。さらに、13は走
査線であり、14a、14bはデータ線であり、15は
液晶である。このとき、白黒液晶であれば、偏光度の高
い偏光子9aを用いて、LCD3全体で30%程度以上
の透過率を確保できる。
【0020】このため、このLCD3の下面にある程度
の空間を確保した場合に、LCD3をキーボード1の上
部に設けることにより、室内照明光またはキーボード1
へのバックライト5による照明光がキーボード1に入射
し、この反射光のなかで操作者の眼6の方向に反射した
光をバックライトとしてこれを空間変調することにより
表示光として取り出し、操作者はこれを観察することが
できる。このバックライト5にキーボード1の画像情報
が既に含まれているので、パソコン2の操作者は、LC
D3の表示情報の奥にキーボード1を見ることができ
る。
の空間を確保した場合に、LCD3をキーボード1の上
部に設けることにより、室内照明光またはキーボード1
へのバックライト5による照明光がキーボード1に入射
し、この反射光のなかで操作者の眼6の方向に反射した
光をバックライトとしてこれを空間変調することにより
表示光として取り出し、操作者はこれを観察することが
できる。このバックライト5にキーボード1の画像情報
が既に含まれているので、パソコン2の操作者は、LC
D3の表示情報の奥にキーボード1を見ることができ
る。
【0021】重なった画像情報は、同一の視線であって
も操作者の眼6からの眼距離が異なるため調節や輻輳が
異なり、また画像情報に関連性が低いため、混同しない
で別のものと認識することが可能である。逆に、眼距離
を意識的に変化させることにより、片方に注視すること
もできる。これは、近くの網状のフェンスごしに遠景方
向を観察するのと同じであって、近距離を観察するとフ
ェンスが注視でき、遠距離を観察すると遠景を注視で
き、両方の存在を感じるものの片方に注視することがで
きる。
も操作者の眼6からの眼距離が異なるため調節や輻輳が
異なり、また画像情報に関連性が低いため、混同しない
で別のものと認識することが可能である。逆に、眼距離
を意識的に変化させることにより、片方に注視すること
もできる。これは、近くの網状のフェンスごしに遠景方
向を観察するのと同じであって、近距離を観察するとフ
ェンスが注視でき、遠距離を観察すると遠景を注視で
き、両方の存在を感じるものの片方に注視することがで
きる。
【0022】LCD3には、普通のSTN−LCDやT
FT−LCD等を用いてもよいが、この場合、白表示の
画素からなる部分はキーボード1からの光を透過する
が、黒表示の画素からなる部分はキーボード1からの光
を透過しないため、黒表示からなる画素が多い部分はキ
ーボード1が観察しにくくなる。このため、偏光子9a
または検光子9bの少なくともどちらか一方に偏光度の
ある程度小さい偏光子9aを用いることによって、キー
ボード1からの光を、黒表示の画素の部分も一定の透過
率を確保できる。
FT−LCD等を用いてもよいが、この場合、白表示の
画素からなる部分はキーボード1からの光を透過する
が、黒表示の画素からなる部分はキーボード1からの光
を透過しないため、黒表示からなる画素が多い部分はキ
ーボード1が観察しにくくなる。このため、偏光子9a
または検光子9bの少なくともどちらか一方に偏光度の
ある程度小さい偏光子9aを用いることによって、キー
ボード1からの光を、黒表示の画素の部分も一定の透過
率を確保できる。
【0023】普通のLCD3はコントラストを大きくす
るため、同じ全体の透過率ではなるべく偏光度の高い偏
光子9aを用いるが、この情報処理装置の場合は、透過
光の画像情報もLCD3の画像情報と関係なく必要なた
め、黒表示の画素の透過率を上げ、コントラストを少し
低下させるという方法が効果的である。また、電源を入
れないときにキーボード1を明るく観察できる状態にし
たいときには、偏光子9aと検光子9bを直交ニコルの
状態にしたノーマリホワイトにしておくとよい。また、
キーボード1を観察しやすくするため、キーボード1に
LED、豆電球などの発光手段を設けるとも有効であ
る。さらに、表示光とキーボード1との色を異なるよう
にしておくのもよい。
るため、同じ全体の透過率ではなるべく偏光度の高い偏
光子9aを用いるが、この情報処理装置の場合は、透過
光の画像情報もLCD3の画像情報と関係なく必要なた
め、黒表示の画素の透過率を上げ、コントラストを少し
低下させるという方法が効果的である。また、電源を入
れないときにキーボード1を明るく観察できる状態にし
たいときには、偏光子9aと検光子9bを直交ニコルの
状態にしたノーマリホワイトにしておくとよい。また、
キーボード1を観察しやすくするため、キーボード1に
LED、豆電球などの発光手段を設けるとも有効であ
る。さらに、表示光とキーボード1との色を異なるよう
にしておくのもよい。
【0024】さらに、輝度の高い、または高品位な情報
出力用に、LCD3と別に、周辺の別の普通のCRTや
TFT−LCDなどの情報出力装置を設けてもよい。加
えて、操作者の体格や姿勢による違いによる眼6の位置
の移動に対応して、ディスプレイの位置や角度が移動で
きるようにスライド調節機構やアーム等を設けると効果
的である。また、LCDの代わりに、無機や有機のEL
ディスプレイや、エレクトロクロミックディスプレイ等
により製作した裏面の光をある程度透過できるディスプ
レイを用いてもよい。これらは他の手で操作する情報入
力装置として、タッチパネル、マウス、ジョイスティッ
ク等であっても構わない。
出力用に、LCD3と別に、周辺の別の普通のCRTや
TFT−LCDなどの情報出力装置を設けてもよい。加
えて、操作者の体格や姿勢による違いによる眼6の位置
の移動に対応して、ディスプレイの位置や角度が移動で
きるようにスライド調節機構やアーム等を設けると効果
的である。また、LCDの代わりに、無機や有機のEL
ディスプレイや、エレクトロクロミックディスプレイ等
により製作した裏面の光をある程度透過できるディスプ
レイを用いてもよい。これらは他の手で操作する情報入
力装置として、タッチパネル、マウス、ジョイスティッ
ク等であっても構わない。
【0025】図4は、本発明の第2の実施例である。こ
の図で24は裏面からの光を一部透過することができる
反射型LCDであり、キーボードの上部に重ねて配置さ
れており、21は反射型LCDへの照明手段であるライ
トである。22は、ライト21の照明光が操作者の眼に
直接入射するのを防止する遮光板である。操作者には、
LCD24の奥に、通常より暗くなるものの、キーボー
ドを観察することができる。
の図で24は裏面からの光を一部透過することができる
反射型LCDであり、キーボードの上部に重ねて配置さ
れており、21は反射型LCDへの照明手段であるライ
トである。22は、ライト21の照明光が操作者の眼に
直接入射するのを防止する遮光板である。操作者には、
LCD24の奥に、通常より暗くなるものの、キーボー
ドを観察することができる。
【0026】ここで、反射型LCD24の奥にキーボー
ドが観察できるのは以下の理由による。即ち、電卓やポ
ケットコンピュータ等によく用いられる反射型LCD
は、一般に室内照明光による透過光を偏光子と下面の検
光子や反射鏡との間に挟んだ液晶素子を用いて、空間的
に変調することによってディスプレイとして作用するよ
うになっている。この下面の反射鏡にハーフミラーを用
いることにより、偏光子と液晶素子と検光子を通過した
室内照明光の一部を操作者の眼の方向に反射させると同
時に、下面のキーボードに入射した室内照明の反射光の
一部を操作者の眼の方向に入射させることができる。こ
のLCDの断面図を図3に示してある。図5は、通常の
白黒LCDの場合の断面図であり、23はハーフミラー
である。ハーフミラー23の反射率を80%、透過率を
20%とし、偏光子と検光子の偏光度が大きく全透過率
が50%とすると、他の吸収がないとして、白表示の画
素で、0.5×0.8=0.4より40%室内照明光を
反射し、0.2×0.5=0.1より10%のキーボー
ドからの光を透過する。
ドが観察できるのは以下の理由による。即ち、電卓やポ
ケットコンピュータ等によく用いられる反射型LCD
は、一般に室内照明光による透過光を偏光子と下面の検
光子や反射鏡との間に挟んだ液晶素子を用いて、空間的
に変調することによってディスプレイとして作用するよ
うになっている。この下面の反射鏡にハーフミラーを用
いることにより、偏光子と液晶素子と検光子を通過した
室内照明光の一部を操作者の眼の方向に反射させると同
時に、下面のキーボードに入射した室内照明の反射光の
一部を操作者の眼の方向に入射させることができる。こ
のLCDの断面図を図3に示してある。図5は、通常の
白黒LCDの場合の断面図であり、23はハーフミラー
である。ハーフミラー23の反射率を80%、透過率を
20%とし、偏光子と検光子の偏光度が大きく全透過率
が50%とすると、他の吸収がないとして、白表示の画
素で、0.5×0.8=0.4より40%室内照明光を
反射し、0.2×0.5=0.1より10%のキーボー
ドからの光を透過する。
【0027】この反射率と透過率は任意に変化させるこ
とができるので、キーボードよりも反射型LCD24の
表示光を観察する場合が多いので、反射率の方を大きく
する場合が多い。もちろん、このとき、反射型LCD2
4への照明手段であるライト21の照明光により、表示
光の輝度を大きくできるので、反射型LCD24の表示
がハーフミラー23の利用により暗くなって観察を行い
にくくすることはない。また、室内照明光の波長特性や
照明手段であるライト21の照明光の波長特性と、キー
ボードの反射光の波長特性に違いを持たせ、ハーフミラ
ー23を波長により反射率および透過率の波長特性を最
適化することにより、輝度の高いキーボードの観察と反
射型LCD24の画像情報の観察を両立させることも可
能である。
とができるので、キーボードよりも反射型LCD24の
表示光を観察する場合が多いので、反射率の方を大きく
する場合が多い。もちろん、このとき、反射型LCD2
4への照明手段であるライト21の照明光により、表示
光の輝度を大きくできるので、反射型LCD24の表示
がハーフミラー23の利用により暗くなって観察を行い
にくくすることはない。また、室内照明光の波長特性や
照明手段であるライト21の照明光の波長特性と、キー
ボードの反射光の波長特性に違いを持たせ、ハーフミラ
ー23を波長により反射率および透過率の波長特性を最
適化することにより、輝度の高いキーボードの観察と反
射型LCD24の画像情報の観察を両立させることも可
能である。
【0028】図6は本発明の第3の実施例であり、ここ
で、25はプロジェクタ部分である。そして、26はこ
のプロジェクタ部分25からの投射光であり、27はハ
ーフミラーからなる投射スクリーンである。また、28
は投射光によるディスプレイ領域である。また、図7は
この情報処理を装置の断面図であり、プロジェクタは反
射鏡29、投射レンズ30、LCD31、バックライト
光源32、集光器33により構成されている。
で、25はプロジェクタ部分である。そして、26はこ
のプロジェクタ部分25からの投射光であり、27はハ
ーフミラーからなる投射スクリーンである。また、28
は投射光によるディスプレイ領域である。また、図7は
この情報処理を装置の断面図であり、プロジェクタは反
射鏡29、投射レンズ30、LCD31、バックライト
光源32、集光器33により構成されている。
【0029】図7において、光源32により照射された
LCD31の像が投射レンズ30により反射鏡29で反
射される。これが図6に示されているように、ハーフミ
ラー27に結像する。このハーフミラー27に微小な凹
凸や混在粒子等により拡散板としての弱い機能をもたせ
ることにより、“ABCD”の表示光を視線8bで観察
することができる。また、キーボードも、ハーフミラー
27の作用により光が透過し、視線8aで観察すること
ができる。ただし、ハーフミラー27に拡散板としての
機能を持たせているので、キーボードの画像情報が劣化
するが、キーボードについては指の位置さえ確認できれ
ばよいので、拡散性を小さくし投射光の照度や照明光に
よるキーボードの照度等を大きくすることで十分な表示
品質を得ることができる。しかし、現実にはこの2つの
画像を両方とも高い表示品質確保するのは難しい。もち
ろん、拡散板としても機能を持たせなくても、視域が小
さいながらも投射光による画像とキーボードの画像とを
重ねてみることができる。
LCD31の像が投射レンズ30により反射鏡29で反
射される。これが図6に示されているように、ハーフミ
ラー27に結像する。このハーフミラー27に微小な凹
凸や混在粒子等により拡散板としての弱い機能をもたせ
ることにより、“ABCD”の表示光を視線8bで観察
することができる。また、キーボードも、ハーフミラー
27の作用により光が透過し、視線8aで観察すること
ができる。ただし、ハーフミラー27に拡散板としての
機能を持たせているので、キーボードの画像情報が劣化
するが、キーボードについては指の位置さえ確認できれ
ばよいので、拡散性を小さくし投射光の照度や照明光に
よるキーボードの照度等を大きくすることで十分な表示
品質を得ることができる。しかし、現実にはこの2つの
画像を両方とも高い表示品質確保するのは難しい。もち
ろん、拡散板としても機能を持たせなくても、視域が小
さいながらも投射光による画像とキーボードの画像とを
重ねてみることができる。
【0030】さらに、ハーフミラー27を平面ミラーで
はなく、凹面鏡とし、光学系全体でLCD30の虚像表
示を観察するようにすれば、ハーフミラー27に拡散板
としても機能は必要なく、表示品質の高いキーボードを
観察することが可能となる。このハーフミラー27に
は、ガラスに酸化物を蒸着したものでもよいが、ホログ
ラムコンバイナでもよい。ホログラムコンバイナであれ
ば、投射光とキーボードからの光の波長特性を異ならせ
ることにより、投射光の高い反射率とキーボードからの
光の高い透過率を両立させることができる。また、入射
角度と反射角度を自由に変化できるため、従来と異なる
光学的な配置にすることができる。
はなく、凹面鏡とし、光学系全体でLCD30の虚像表
示を観察するようにすれば、ハーフミラー27に拡散板
としても機能は必要なく、表示品質の高いキーボードを
観察することが可能となる。このハーフミラー27に
は、ガラスに酸化物を蒸着したものでもよいが、ホログ
ラムコンバイナでもよい。ホログラムコンバイナであれ
ば、投射光とキーボードからの光の波長特性を異ならせ
ることにより、投射光の高い反射率とキーボードからの
光の高い透過率を両立させることができる。また、入射
角度と反射角度を自由に変化できるため、従来と異なる
光学的な配置にすることができる。
【0031】続いて、本発明の第4の本実施例について
説明する。図8(a)は、この第4の本実施例の概略を
表した側面図である。ここで、37は高分子分散型液晶
を用いた透明板の状態と拡散板の状態を変化できる光学
素子である。図8では、光学素子が拡散板の状態にある
場合を示しており、投射光26を光学素子37に投射し
結像させ、この投射光の一部である光線27は、光学素
子37により拡散反射され拡散光58となり、このうち
の一部が視線8bにより画像情報として観察される。ま
た、キーボードからの光の一部である光線59は光学素
子37により拡散反射され拡散光60になり、これは、
光学素子37で結像していないため拡散率が十分に大き
ければキーボードの画像を観察することはできない。
説明する。図8(a)は、この第4の本実施例の概略を
表した側面図である。ここで、37は高分子分散型液晶
を用いた透明板の状態と拡散板の状態を変化できる光学
素子である。図8では、光学素子が拡散板の状態にある
場合を示しており、投射光26を光学素子37に投射し
結像させ、この投射光の一部である光線27は、光学素
子37により拡散反射され拡散光58となり、このうち
の一部が視線8bにより画像情報として観察される。ま
た、キーボードからの光の一部である光線59は光学素
子37により拡散反射され拡散光60になり、これは、
光学素子37で結像していないため拡散率が十分に大き
ければキーボードの画像を観察することはできない。
【0032】図8(b)は、光学素子37が透明板の状
態であり、投射光は投射せず、キーボードからの光の一
部である光線59は視線8aによりそのまま観察するこ
とができる。図8(a)および図8(b)の状態をフリ
ッカを感じない程度の十分な周波数で時分割に交互に変
化させることにより、投射光により画像情報とキーボー
ドとを重ねて観察することができる。また、図8(a)
の状態に固定すれば、キーボードの画像を観察しないよ
うにすることもできる。このように、拡散板の状態と透
明板の状態を変化させる光学素子37には、高分子液晶
も用いたもの以外にも、その他動的散乱利用した液晶や
マイクロレンズを利用した液晶、PLZT等の電気光学
材料がある。ここで、投射光は裏面からの拡散透過を用
いてもよい。
態であり、投射光は投射せず、キーボードからの光の一
部である光線59は視線8aによりそのまま観察するこ
とができる。図8(a)および図8(b)の状態をフリ
ッカを感じない程度の十分な周波数で時分割に交互に変
化させることにより、投射光により画像情報とキーボー
ドとを重ねて観察することができる。また、図8(a)
の状態に固定すれば、キーボードの画像を観察しないよ
うにすることもできる。このように、拡散板の状態と透
明板の状態を変化させる光学素子37には、高分子液晶
も用いたもの以外にも、その他動的散乱利用した液晶や
マイクロレンズを利用した液晶、PLZT等の電気光学
材料がある。ここで、投射光は裏面からの拡散透過を用
いてもよい。
【0033】以下、本発明の第5の本実施例について説
明する。図9は第5の実施例であり、61はキーボード
周辺の画像情報入力装置であり、66は操作者状態入力
装置であり、32は普通のLCDディスプレイである。
図9において、画像情報入力装置61により、キーボー
ド周辺の画像情報を情報処理装置に入力し、これをもと
に操作者の手7a、7bおよびキーボード1の画像情報
をディスプレイ62に、手は39a、39bとして、キ
ーボード1は38として表示する。また、“ABCD”
4の情報もこれと同時に表示する。これにより、操作者
は、“ABCD”4の表示光を視線8bで、キーボード
を視線8aで観察することができ、視線の移動量を小さ
くできる。
明する。図9は第5の実施例であり、61はキーボード
周辺の画像情報入力装置であり、66は操作者状態入力
装置であり、32は普通のLCDディスプレイである。
図9において、画像情報入力装置61により、キーボー
ド周辺の画像情報を情報処理装置に入力し、これをもと
に操作者の手7a、7bおよびキーボード1の画像情報
をディスプレイ62に、手は39a、39bとして、キ
ーボード1は38として表示する。また、“ABCD”
4の情報もこれと同時に表示する。これにより、操作者
は、“ABCD”4の表示光を視線8bで、キーボード
を視線8aで観察することができ、視線の移動量を小さ
くできる。
【0034】このとき、LCDディスプレイ62上の手
7a、7bやキーボード1を観察する視線と実際のディ
スプレイの下の手やキーボードを観察する視線の位置が
近いことから違和感なくキーボード1周辺の画像情報を
観察することができる。また、このとき操作者状態入力
装置66により、操作者の眼の位置を検出する。そし
て、この情報に従って、LDCディスプレイ62に表示
するキーボード1や手7a、7bを観察する視線と、こ
のLDCディスプレイ62を透明としたとき、キーボー
ド1や手を観察する視線とが一致するようにすると、違
和感が非常に少なくなる。ただし、通常のディスプレイ
では、視距離が違うために左右視差が存在するので、操
作者の効き眼や左右眼の中間的な位置にある仮想の眼を
基準に視線を考慮するとよい。また、レンチキュラレン
ズやパララックスバリアを用いて立体表示をするのも効
果的である。
7a、7bやキーボード1を観察する視線と実際のディ
スプレイの下の手やキーボードを観察する視線の位置が
近いことから違和感なくキーボード1周辺の画像情報を
観察することができる。また、このとき操作者状態入力
装置66により、操作者の眼の位置を検出する。そし
て、この情報に従って、LDCディスプレイ62に表示
するキーボード1や手7a、7bを観察する視線と、こ
のLDCディスプレイ62を透明としたとき、キーボー
ド1や手を観察する視線とが一致するようにすると、違
和感が非常に少なくなる。ただし、通常のディスプレイ
では、視距離が違うために左右視差が存在するので、操
作者の効き眼や左右眼の中間的な位置にある仮想の眼を
基準に視線を考慮するとよい。また、レンチキュラレン
ズやパララックスバリアを用いて立体表示をするのも効
果的である。
【0035】また、キーボード1や操作者の手7a、7
bの表示情報と、“ABCD”4のような表示情報が重
なったときの表示方法には、キーボード1や手39a、
39bが“ABCD”4の奥にあるように重なる部分を
消して表示する方法と、“ABCD”4が半透明である
ようにして、“ABCD”4の部分にも、キーボード1
や手37a、37bを表示させる方法とがある。さら
に、キーボード1や手7a、7bの表示は、実際のカメ
ラからの画像を入力しなくてもよく、CG画像でもよ
く、また、指を棒、キーを球といった象徴的な表示を用
いてもよい。また、“ABCD”4のようなLCDディ
スプレイ62で本来表示する画像情報の視認性を高める
ため、キーボード38や手39a、39bをぼかしたり
輝度を小さくして観察しにくいように表示するのも効果
的である。
bの表示情報と、“ABCD”4のような表示情報が重
なったときの表示方法には、キーボード1や手39a、
39bが“ABCD”4の奥にあるように重なる部分を
消して表示する方法と、“ABCD”4が半透明である
ようにして、“ABCD”4の部分にも、キーボード1
や手37a、37bを表示させる方法とがある。さら
に、キーボード1や手7a、7bの表示は、実際のカメ
ラからの画像を入力しなくてもよく、CG画像でもよ
く、また、指を棒、キーを球といった象徴的な表示を用
いてもよい。また、“ABCD”4のようなLCDディ
スプレイ62で本来表示する画像情報の視認性を高める
ため、キーボード38や手39a、39bをぼかしたり
輝度を小さくして観察しにくいように表示するのも効果
的である。
【0036】続いて、本発明の第6の実施例を図10な
いし図12を参照して説明する。図10は本実施例の概
要図であり、ここで、43はディスプレイ部分であり、
40は中間支持部分、41はキーボード部分であり、そ
れぞれ厚さの薄いい直方体を基本とした形状となってい
る。これらは回転軸42a、42bにより保持される。
43のディスプレイ部分には、普通のLCD34が設け
られている。図11は、側面図であり、LDC34を設
定した操作者からはキーボード1の全てが観察できる位
置にLDCを設けているので、35a、35b間のキー
ボードを観察する視線の範囲と、36a、36b間のデ
ィスプレイを観察する視線の範囲が重複することがな
い。このように、キーボード1の上部にLDC34の少
なくとも一部分を設けている状態にすることにより、普
通のLCDを用いても従来の図13の場合より視線の移
動量の小さい情報処理装置とすることが可能となる。
いし図12を参照して説明する。図10は本実施例の概
要図であり、ここで、43はディスプレイ部分であり、
40は中間支持部分、41はキーボード部分であり、そ
れぞれ厚さの薄いい直方体を基本とした形状となってい
る。これらは回転軸42a、42bにより保持される。
43のディスプレイ部分には、普通のLCD34が設け
られている。図11は、側面図であり、LDC34を設
定した操作者からはキーボード1の全てが観察できる位
置にLDCを設けているので、35a、35b間のキー
ボードを観察する視線の範囲と、36a、36b間のデ
ィスプレイを観察する視線の範囲が重複することがな
い。このように、キーボード1の上部にLDC34の少
なくとも一部分を設けている状態にすることにより、普
通のLCDを用いても従来の図13の場合より視線の移
動量の小さい情報処理装置とすることが可能となる。
【0037】図12は折り畳んだ状態の側面図であり、
ディスプレイ部分43と中間支持部分40とキーボード
部分41が一体となって1つの直方体を基本とした形状
になっている。このとき、携帯時には、図12の状態に
してコンパクトすることにより持ち運びやすくする。使
用時には、図11の状態にし、キーボード1の上部にデ
ィスプレイ部分43の少なくとも一部分を設けている状
態にすることにより、視線の移動量の小さい情報処理装
置になる。こうして、一般に形状が複雑になり携帯しに
くくなるのを改善することができる。また、この形態の
装置は、キーボード1で反射または放出した光の一部が
LDC34を透過させることにより、キーボード1から
の光とLDC34からの表示光とを重ねて観察すること
ができるタイプの情報処理装置についても用いることが
できる。
ディスプレイ部分43と中間支持部分40とキーボード
部分41が一体となって1つの直方体を基本とした形状
になっている。このとき、携帯時には、図12の状態に
してコンパクトすることにより持ち運びやすくする。使
用時には、図11の状態にし、キーボード1の上部にデ
ィスプレイ部分43の少なくとも一部分を設けている状
態にすることにより、視線の移動量の小さい情報処理装
置になる。こうして、一般に形状が複雑になり携帯しに
くくなるのを改善することができる。また、この形態の
装置は、キーボード1で反射または放出した光の一部が
LDC34を透過させることにより、キーボード1から
の光とLDC34からの表示光とを重ねて観察すること
ができるタイプの情報処理装置についても用いることが
できる。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の情報処理装置において
は、キーボードの上部にディスプレイの少なくとも一部
分を重ねて設け、キーボードで反射または放出した光の
一部がディスプレイを透過させているので、キーボード
と自分の手をディスプレイからの表示と重ねて観察する
ことができ、操作者が視線の移動量を少なくできるの
で、より情報入力速度を速くすることができ、かつ疲労
感も残りにくい。請求項2記載の情報処理装置において
は、ディスプレイに反射型液晶ディスプレイを用い、こ
の反射型液晶ディスプレイの下面の反射層の少なくとも
一部をハーフミラーにしてあるので、輝度の高いディス
プレイの表示光を得ることができる。請求項3記載の情
報処理装置においては、キーボードの上部にディスプレ
イの一部として光の一部を透過し一部を反射させる光学
素子を設け、この光学素子と別位置にあるディスプレイ
本体からの光を反射させているので、裏面の光を透過す
る平面タイプのディスプレイを用いなくても、投射プロ
ジェクタを用いた簡単な装置により、キーボードと自分
の手をディスプレイからの表示と重ねて観察することが
でき、視線の移動量を少なくすることにより情報入力速
度を速くできる。請求項4記載の情報処理装置において
は、キーボードの上部に設けるディスプレイの一部の光
学素子として透明板状態と拡散状態とを変化できるスク
リーンを設け、これを時間的に変化させて、このスクリ
ーンが拡散状態のときにこれと別位置にあるディスプレ
イ本体からの光をこのスクリーンに拡散反射または拡散
透過させているので、キーボードの画像と投射光による
画像の両方の画像の表示品質を向上できる。請求項5記
載の情報処理装置においては、キーボードの上部にディ
スプレイの少なくとも一部分を設け、キーボードおよび
キーボード付近にある情報処理装置の操作者の指の位置
を検出する手段を設け、ディスプレイに出力する情報に
キーボードおよび指の画像情報を付加して出力する手段
を設けているので、従来のディスプレイを用いたまま、
簡単にキーボードと自分の手をディスプレイからの表示
と重ねて観察することができ、視線の移動量を少なくす
ることにより情報入力速度を速くすることができる。請
求項6記載の情報処理装置においては、キーボードの上
部にディスプレイの少なくとも一部分を設け、ディスプ
レイ部分とキーボード部分と中間の指示部分とがそれぞ
れ一方向に厚さの小さい直方体を基本とした形状より構
成され、この3部分を折り畳んで一つの直方体を基本と
する形状となるようにしているので、視線の移動量を少
なくした装置を携帯時や保管時にコンパクトにすること
ができる。
は、キーボードの上部にディスプレイの少なくとも一部
分を重ねて設け、キーボードで反射または放出した光の
一部がディスプレイを透過させているので、キーボード
と自分の手をディスプレイからの表示と重ねて観察する
ことができ、操作者が視線の移動量を少なくできるの
で、より情報入力速度を速くすることができ、かつ疲労
感も残りにくい。請求項2記載の情報処理装置において
は、ディスプレイに反射型液晶ディスプレイを用い、こ
の反射型液晶ディスプレイの下面の反射層の少なくとも
一部をハーフミラーにしてあるので、輝度の高いディス
プレイの表示光を得ることができる。請求項3記載の情
報処理装置においては、キーボードの上部にディスプレ
イの一部として光の一部を透過し一部を反射させる光学
素子を設け、この光学素子と別位置にあるディスプレイ
本体からの光を反射させているので、裏面の光を透過す
る平面タイプのディスプレイを用いなくても、投射プロ
ジェクタを用いた簡単な装置により、キーボードと自分
の手をディスプレイからの表示と重ねて観察することが
でき、視線の移動量を少なくすることにより情報入力速
度を速くできる。請求項4記載の情報処理装置において
は、キーボードの上部に設けるディスプレイの一部の光
学素子として透明板状態と拡散状態とを変化できるスク
リーンを設け、これを時間的に変化させて、このスクリ
ーンが拡散状態のときにこれと別位置にあるディスプレ
イ本体からの光をこのスクリーンに拡散反射または拡散
透過させているので、キーボードの画像と投射光による
画像の両方の画像の表示品質を向上できる。請求項5記
載の情報処理装置においては、キーボードの上部にディ
スプレイの少なくとも一部分を設け、キーボードおよび
キーボード付近にある情報処理装置の操作者の指の位置
を検出する手段を設け、ディスプレイに出力する情報に
キーボードおよび指の画像情報を付加して出力する手段
を設けているので、従来のディスプレイを用いたまま、
簡単にキーボードと自分の手をディスプレイからの表示
と重ねて観察することができ、視線の移動量を少なくす
ることにより情報入力速度を速くすることができる。請
求項6記載の情報処理装置においては、キーボードの上
部にディスプレイの少なくとも一部分を設け、ディスプ
レイ部分とキーボード部分と中間の指示部分とがそれぞ
れ一方向に厚さの小さい直方体を基本とした形状より構
成され、この3部分を折り畳んで一つの直方体を基本と
する形状となるようにしているので、視線の移動量を少
なくした装置を携帯時や保管時にコンパクトにすること
ができる。
【図1】ディスプレイを透過性とした情報処理装置の斜
視図である。
視図である。
【図2】ディスプレイを透過性とした情報処理装置の側
面図である。
面図である。
【図3】LDCの断面図である。
【図4】ディスプレイに反射型液晶ディスプレイを用い
た情報処理装置の斜視図である。
た情報処理装置の斜視図である。
【図5】反射型液晶ディスプレイの断面図である。
【図6】透過性のスクリーンに画像を表示するタイプの
情報処理装置の斜視図である。
情報処理装置の斜視図である。
【図7】同上、側面図である。
【図8】スクリーンを透明板の状態と拡散板の状態を変
化させることができる情報処理装置の側面図である。
化させることができる情報処理装置の側面図である。
【図9】ディスプレイに入力情報と指の位置を表示する
ようにした情報処理装置の斜視図でる。
ようにした情報処理装置の斜視図でる。
【図10】3段に折り畳み可能とした情報処理装置の斜
視図である。
視図である。
【図11】3段に折り畳み可能とした情報処理装置の側
面図である。
面図である。
【図12】3段に折り畳み可能とした情報処理装置を折
り畳んだ状態の側面図である。
り畳んだ状態の側面図である。
【図13】従来の情報処理装置の入力状態を示す斜視図
である。
である。
【図14】ペン入力の情報処理装置の入力状態を示す斜
視図である。
視図である。
1…キーボード 2…パソコン 3…LDC 5…LDC 6…操作者の眼 7a、7b…手 9a…偏光子 9b…検光子 10a、10b…ガラス基板 11a、11b…配向膜 12…スペーサ 13…走査線 14a、14b…データ線 21…ライト 22…遮光板 23…ハーフミラー 24…反射型LDC 25…プロジェクタ部分 26…投射光 28…投射光によるディスプレイ領域 29…反射鏡 30…投射レンズ 31…LDC 32…バックライト 33…集光器 34…LDC 37…光学素子 40…中間支持部分 41…キーボード部分 42a、42b…回転軸 43…ディスプレイ部分 58…拡散光 59…光線 60…拡散光 61…画像情報入力装置 62…LDCディスプレイ 66…操作者状態入力装置
Claims (6)
- 【請求項1】 操作者が情報を入力するキーボードと、 このキーボードから入力された情報を表示し、かつキー
ボードの上部に少なくとも一部を重ねて配置されたディ
スプレイとを具備し、 このディスプレイがキーボードで反射または放出した光
の一部を透過し、操作者がキーボードからの光とディス
プレイでの表示光とを重ねて観察することができること
を特徴とする情報処理装置。 - 【請求項2】 前記ディスプレイに反射型液晶ディスプ
レイを用い、この反射型液晶ディスプレイの下面の反射
層の少なくとも一部をハーフミラーにしてあることを特
徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 【請求項3】 前記ディスプレイの一部として光の一部
を透過し一部を反射させる光学素子と、 この光学素子と別位置にこの光学素子を照射可能に配置
された光源とを設け、この光源からの光を前記光学素子
により一部を反射させ、一部を透過させることを特徴と
する請求項1記載の情報処理装置。 - 【請求項4】 前記ディスプレイに設けた光学素子によ
りディスプレイの状態を透明板状態と拡散板状態とに変
化可能なスクリーンを設け、これを時間的に変化させ
て、このスクリーンが拡散板状態のときに前記光源から
の光を拡散反射し、透明板状態のときに拡散透過するこ
とを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。 - 【請求項5】 操作者が情報を入力するキーボードと、 このキーボードから入力された情報を表示し、かつキー
ボードの上部に少なくとも一部を重ねて配置されたディ
スプレイとを具備し、 キーボードおよびキーボード付近にある操作者の指の位
置の関係を検出する検出手段と、 前記検出手段で検出した情報をディスプレイに出力する
情報に付加して出力する出力手段を設けたことを特徴と
する情報処理装置。 - 【請求項6】 操作者が情報を入力するキーボードと、 このキーボードから入力された情報を表示し、かつキー
ボードの上部に少なくとも一部を重ねて配置されたディ
スプレイと、 前記キーボードとディスプレイを結合し、かつ支持する
中間支持部分とを具備し、 キーボード、ディスプレイと中間支持部分とがそれぞれ
一方向に厚さの薄い直方体を基本とした形状より構成さ
れ、キーボードと中間支持部分およびディスプレイと中
間支持部分の結合部を折り畳んで一つの直方体を基本と
する形状となるように構成したことを特徴とする情報処
理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4200430A JPH0618812A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4200430A JPH0618812A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 情報処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618812A true JPH0618812A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=16424171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4200430A Pending JPH0618812A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618812A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5995085A (en) * | 1997-10-09 | 1999-11-30 | Bowen; James H. | Electronic sketch pad and auxiliary monitor |
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WO2024180661A1 (ja) * | 2023-02-28 | 2024-09-06 | 日本電信電話株式会社 | 空中像表示装置および照明方法 |
-
1992
- 1992-07-02 JP JP4200430A patent/JPH0618812A/ja active Pending
Cited By (10)
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GB2526497A (en) * | 2013-04-25 | 2015-11-25 | Tovis Co Ltd | Stereoscopic image device |
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US9749611B2 (en) | 2013-04-25 | 2017-08-29 | Tovis Co., Ltd. | Stereoscopic image device |
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