JPH0618791Y2 - 打撃装置 - Google Patents

打撃装置

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JPH0618791Y2
JPH0618791Y2 JP1987009728U JP972887U JPH0618791Y2 JP H0618791 Y2 JPH0618791 Y2 JP H0618791Y2 JP 1987009728 U JP1987009728 U JP 1987009728U JP 972887 U JP972887 U JP 972887U JP H0618791 Y2 JPH0618791 Y2 JP H0618791Y2
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JP
Japan
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hammer
pressure
line
chamber
pipe
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JP1987009728U
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JPS63116284U (ja
Inventor
郁男 伊藤
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Teisaku Corp
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Teisaku Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はたがねなどの作用工具に往復運動により衝撃
エネルギを与えるピストン式のハンマをそなえた打撃装
置に関する。
(従来の技術) この種の打撃装置においては、ハンマが下降運動時にそ
の下降端付近で作用工具を打撃したのち、反転して上昇
する際のハンマの上昇速度を抑制すれば、ハンマ上昇行
程中におけるポンプの吐出油圧が充分上昇するため、打
撃回数は減少するが大きな打撃力が得られるので、硬岩
の破砕をおこなうことができ、またハンマの上昇速度を
大きくすれば、打撃力は小さいが打撃回数は増加するの
で、軟岩の破砕を能率よくおこなうことができる。この
ような打撃装置の使いわけをおこなうために、ハンマの
上昇速度を調節する装置としては、たとえば実公昭60
−26938号あるいは実公昭60−26939号公報
に記載の打撃回数設定装置が提案されている。これらの
考案のものは、ハンマ(ピストン)の上側の受圧面とハ
ウジングとの間に形成された上部室から3方切換弁を経
てタンクに戻る低圧油路中に、可変圧力弁あるいは流量
制御弁を設けて、ハンマ上昇行程時における上部室から
の排油に抵抗を与え、ハンマの上昇を制動するものであ
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところがこれら両公報に記載のものは、上記のようにハ
ンマの上部室からの排油に抵抗を与えるため、ハンマの
下側の受圧面とハウジングとの間の下部室の油圧、3方
切換弁にパイロツト圧をかけるための供給油路の油圧、
3方切換弁の各ポートに接続した油路の油圧等、各部の
油圧がハンマ上昇行程時に上昇する。このため前記の可
変圧力弁あるいは流量制御弁を絞込んでいくと、ハンマ
が上昇端の手前で反転してしまい、打撃にむらを生じた
り打撃力が不足する現象を生じ、打撃数の調節巾を大き
くとれないという問題があつた。
この考案は上記従来の問題点を解決するもので、打撃数
を広範囲にわたつて調整でき、ハンマが確実に所定の行
程上下運動する打撃装置を提供しようとするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) しかしてこの考案の打撃装置は、上昇用受圧面とこれよ
り大きい下降用受圧面とをそなえたハンマを、下降運動
時にたがねなどの作用工具を打撃するようにシリンダ内
に上下方向に往復自在に嵌装し、前記上昇用受圧面に油
圧をかける下部室を高圧管路に接続するとともに、前記
下降用受圧面に油圧をかける上部室を、前記ハンマの位
置に関連して油圧駆動される切換弁の切換動作によつて
高圧管路と低圧管路に交番に接続して前記ハンマを上下
駆動するようにした打撃装置において、前記下部室と前
記高圧管路との間に短絡管路と調節可能な絞り弁をそな
えた絞り管路とを並列に接続し、前記ハンマの上昇行程
時に前記短絡管路を前記切換弁により遮断し、前記ハン
マの下降行程時に前記短絡管路を前記切換弁により導通
させるようにしたことを特徴とする打撃装置である。
(作用) この考案の打撃装置においては、切換弁により上部室を
低圧管路に接続した状態としてハンマを上昇させる際
に、切換弁は短絡管路を遮断するので高圧管路からの圧
油は絞り管路を通つて下部室に流入する。この絞り管路
内の絞り弁を調節することにより、下部室への流入油量
を調節し、ハンマの上昇速度を変えることができる。こ
のとき絞り弁の通過により高圧油は圧力降下し、下部室
内の圧力は絞り弁の開度に関係なく、ハンマの摩擦抵
抗、上部室からタンクに至る排油管路抵抗、ハンマの自
重および加速に要する圧力等の合計に相当する比較的低
い圧力ですむため、絞り弁の開度調節によりハンマの上
昇速度を大きく変化させてもハンマは切換弁切換位置ま
で所定の行程だけ確実に上昇し、途中で反転して打撃む
らや打撃力不足を生じることがない。ハンマ上昇端到達
に連動する切換弁により上部室を高圧管路に接続してハ
ンマを下降させる際には、切換弁は短絡管路を導通させ
るので下部室からの圧油は絞り管路をバイパスして短絡
管路内を流れ、下部室からの排油は絞り弁により絞られ
ることなく低抵抗で流出するので、ハンマは高速度で下
降し作用工具を打撃する。
(実施例) 以下第1図乃至第3図によりこの考案の一実施例を説明
する。
図中、1は打撃装置で、2はシリンダであり、このシリ
ンダ内にハンマ3が上下方向に摺動自在に嵌装されてい
る。4はハンマ3の上部大径部、5はこれと同直径の下
部大径部、6は上部小径部、7は中部小径部、8は下部
小径部である。上部小径部6の直径は下部小径部8の直
径より小さく、従つて上部大径部4の上側に形成された
下降用受圧面10の面積は下部大径部5の下側に形成さ
れた上昇用受圧面11の面積より大きい。シリンダ2内
には、ハンマ3の上部大径部4と下部大径部5、および
これらの大径部が嵌り込むピストン穴12によつて、ハ
ンマ3の移動に伴い容積が変化する上部室13と下部室
14、およびハンマ3と共に移動する容積不変の中部室
15が形成されている。16は環状のパイロツト室、1
7はタンク34に至る低圧管路18に接続した環状の低
圧室で、いずれもピストン穴12の壁面に凹溝状に設け
られている。またハンマ3の上部小径部6が出入する最
上室19および下部小径部8が出入する最下室20は、
大気中に連通している。一方21はハンマ3の往復運動
制御用の切換弁で、外部パイロツト方式の4ボート2位
置切換弁から成り、その具体的構造は第3図に示す通り
であつて、ハウジング22内に摺動自在に嵌装されたス
プール23の両端部には、ピン24とこれより大直径の
ピン25とが軸心上に突設固着され、ピン25が出入す
るパイロツト室26に連通するYポートは、パイロツト
管路30を介してシリンダ2のパイロツト室16に接続
され、ピン24が出入するパイロツト室27に連通する
Xポートは、パイロツト管路31を介して油圧ポンプ等
の圧力源32に至る高圧管路33に接続されている。ま
た切換弁21のRポートはタンク34に至る低圧管路3
5に、Pポートは高圧管路33に接続した短絡管路36
aに、Bポートはシリンダ2の上部室13に至る供給兼
排出管路37に、Aポートは短絡管路36bにそれぞれ
接続されている。38は短絡管路36aおよび36bに
並列に接続された絞り管路で、中間部に調節可能な流量
制御弁から成る絞り弁39をそなえている。40は短絡
管路36bと絞り管路38をシリンダ2の下部室14に
接続する油路である。また41はシリンダ2に上下動自
在に挿入されたたがね、42はその抜け止め具である。
また上記構成においてシリンダ2およびハウジング22
は、ハンマやスプール等を収容可能なように適宜分割し
たものを組立ててある。
次に上記構成になる打撃装置の動作を説明する。
第1図はハンマ3が作用工具打撃位置においてたがね4
1を打撃した直後の状態を示し、切換弁21のYポート
がパイロツト管路30、中部室15を介して低圧管路1
8に連通することにより、スプール23が第3図に示す
ようにパイロツト室26側に移動した状態を示す。この
切換弁21の動作により、供給兼排出管路37が低圧管
路35に連通するとともに、短絡管路36aと36bは
遮断されるので、シリンダ2の下部室14へは圧力源3
2からの圧油が絞り管路38を経て流入し、上部室13
の油は供給兼排出管路37を経てタンク34へ排出され
る。従つて絞り弁39の開度を調節することにより所望
の上昇速度でハンマ3を上昇させることができる。また
このとき下部室14に発生する油圧は、ハンマ3の摩擦
抵抗、上部室13からタンク34に至る排油管路の管路
抵抗、ハンマ3の自重および加速に要する圧力等の合計
に相当する比較的低い圧力なので、ハンマ3はパイロツ
ト室16が下部室14に連通する迄確実に上昇し、途中
で反転するようなことはない。ハンマ3が上昇して第2
図に示すようにほぼ上部反転位置に達すると、パイロツ
ト室16が下部室14に連通して、パイロツト管路30
が、油路40、絞り管路38を介して高圧管路33に連
通するので、ピン24より大直径のピン25に油圧がか
かることによりスプール23はパイロツト室27側に移
動し、切換弁21は第2図に示す切換状態となる。これ
によつて短絡管路36aおよび36bは導通状態となる
とともに、供給兼排出管路37も短絡管路36aを介し
て高圧管路33に接続されるので、ハンマ3には下降用
受圧面10と上昇用受圧面11の面積差に高圧管路33
の油圧を乗じた下向きの力がかかり、下降駆動されてた
がね40を打撃する。このとき下部室14からの排油は
圧力源32からの高圧油と合流して上部室13に供給さ
れる。ハンマ3がたがね41を打撃すると、パイロツト
室16が中部室15を経て低圧室17に連通することに
より、切換弁21のパイロツト室26内が低圧となつて
スプール23がパイロツト室26側に移動し、以下上記
の運動を繰返すのである。
この考案は上記実施例に限定されるものではなく、たと
えば切換弁21のかわりに第4図あるいは第5図に示す
ような5ポート2位置切換弁から成る切換弁51、52
を用い、これらの切換弁の構成に応じて短絡管路36と
絞り管路38を図示のような接続構成としてもよい。ま
た切換弁としては外部パイロツト方式のもののほかに、
スプリングオフセツト方式等、他の駆動方式のものを用
いてもよい。さらに流量制御弁形式の絞り弁39のかわ
りに、第5図に示すような可変圧力弁形式の絞り弁53
を用いてもよい。なお第4図および第5図において、第
1図と同一又は相当部分には、第1図と同一符号を付し
てある。
(考案の効果) 以上説明したようにこの考案によれば、ハンマの上昇速
度の調節により打撃数を広範囲にわたつて調整できると
ともにハンマが確実に所定の行程上下運動する有用な打
撃装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示す打撃装
置の部分縦断面図、第3図は同じく切換弁部分の縦断面
図、第4図および第5図はこの考案の他の実施例を示す
切換弁部分の回路図である。 1……打撃装置、2……シリンダ、3……ハンマ、10
……下降用受圧面、11……上昇用受圧面、13……上
部室、14……下部室、15……中部室、16……パイ
ロツト室、17……低圧室、21……切換弁、30……
パイロツト管路、31……パイロツト管路、33……高
圧管路、35……低圧管路、36,36a,36b……
短絡管路、38……絞り管路、39……絞り弁、41…
…たがね、51……切換弁、52……切換弁、53……
絞り弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上昇用受圧面とこれより大きい下降用受圧
    面とをそなえたハンマを、下降運動時にたがねなどの作
    用工具を打撃するようにシリンダ内に上下方向に往復自
    在に嵌装し、前記上昇用受圧面に油圧をかける下部室を
    高圧管路に接続するとともに、前記下降用受圧面に油圧
    をかける上部室を、前記ハンマの位置に関連して油圧駆
    動される切換弁の切換動作によつて高圧管路と低圧管路
    に交番に接続して前記ハンマを上下駆動するようにした
    打撃装置において、前記下部室と前記高圧管路との間に
    短絡管路と調節可能な絞り弁をそなえた絞り管路とを並
    列に接続し、前記ハンマの上昇行程時に前記短絡管路を
    前記切換弁により遮断し、前記ハンマの下降行程時に前
    記短絡管路を前記切換弁により導通させるようにしたこ
    とを特徴とする打撃装置。
JP1987009728U 1987-01-26 1987-01-26 打撃装置 Expired - Lifetime JPH0618791Y2 (ja)

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JP1987009728U JPH0618791Y2 (ja) 1987-01-26 1987-01-26 打撃装置

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JPS63116284U JPS63116284U (ja) 1988-07-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5433381A (en) * 1977-08-19 1979-03-12 Matsushita Electronics Corp Reflection type fluorescent lamp

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JPS63116284U (ja) 1988-07-27

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