JPH0618674A - 掛時計 - Google Patents

掛時計

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Publication number
JPH0618674A
JPH0618674A JP6354092A JP6354092A JPH0618674A JP H0618674 A JPH0618674 A JP H0618674A JP 6354092 A JP6354092 A JP 6354092A JP 6354092 A JP6354092 A JP 6354092A JP H0618674 A JPH0618674 A JP H0618674A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
display
dark
light
clock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6354092A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Yonekura
米倉篤志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansei Corp filed Critical Kansei Corp
Priority to JP6354092A priority Critical patent/JPH0618674A/ja
Publication of JPH0618674A publication Critical patent/JPH0618674A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 時計内部に照明器具を用いることなく、外部
光の採光により表示輝度を高めて、時刻表示の視認性を
高めることができる掛時計を提供する。 【構成】 11は時計ムーブメントであって、このムー
ブメント11より支出されている指針軸には透明樹脂内
に蛍光物質を混入した樹脂で成形した指針13が取付ら
れている。14は指針13の背後に位置されている時計
表示板で表面側には透光量を制限する半透光性の暗色系
スモーク板18が重ねられているが、この暗色系スモー
ク板18には、表示板14に設けられている表示部17
の形状と対応して、その表示部17をスモーク板18の
前方より透視することができる表示部透視孔19が形成
されている。また表示板14の裏面側には、表示板14
の表側より裏面に透過する光を遮るための暗色系遮光板
20が重ね合せられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に駅建物、プラット
ホーム等の天井に吊設使用するに適した掛時計に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば駅構内のプラットホーム等におい
て吊設されている一般的な掛時計は、昼夜問わず、その
時計表示を見ることができるように、例えば図1に示す
ように、その時計文字板1を透過光可能な板材で構成す
ると共に、その文字板1の裏側には、上記文字板を透過
照明せしめるための照明器具2を設備して、昼間におい
ては、上記文字板による時計表示つまり時刻は、外光か
らの反射光で目視し、また夜間にあっては、時計内部に
設備されている照明器具を点灯させ、この照明器具2か
らの照明で文字板を透過照明せしめて時刻を認識するこ
とができるようになっているものである。
【0003】なお3は時計ムーブメント、4は指針、5
は表示板1及び指針4の前方に位置される透明なる時計
カバーを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる従来
構造の掛時計にあっては、夜間時において、上記文字板
を透過照明せしめるための照明器具を時計内に設備しな
ければならないことから、時計本体が大型化されてしま
うことは勿論のこと、この照明器具を動作せしめるため
の給電設備が必要となって、設備費が嵩むという問題点
があった。さらに上記時計の長期使用によって照明球の
切れが生じて、その都度、新たな照明球と交換しなけれ
ばならず、交換作業の手間と煩わしさを生じるという問
題点があった。
【0005】さらに従来の時計にあっては、夕暮れ時等
において外来光が不足しているにもかかわらず内部照明
の点灯が遅れているようなときは、時刻表示の確認がし
ずらいという問題点もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる従来の
問題点に着目してなされたもので、時計の表示板内に蛍
光物質を混入せしめ、この蛍光物質の反射作用により、
表示板に施した表示文字を昼夜の外来光によって充分な
輝度を生ぜしめると共に表示文字以外の部分との輝度コ
ントラストを高め、さらには、指針にも蛍光物質を混入
せしめて外来光による輝度を高める構造となして、時計
内部に照明器具を用いることなく、外部光の採光により
表示輝度を高めて、時刻表示の視認性を高めることがで
きる掛時計を提供することにある。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図2に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
【0008】11は時計ムーブメントであって、このム
ーブメント11より支出されている指針軸12には透明
樹脂内に蛍光物質を混入した樹脂で成形した指針13が
取付られている。14は指針13の背後に位置されてい
る時計表示板であって、この表示板14の構成は、図3
で示すように透明である例えばアクリル、ポリカボネー
ト、スチロール、塩化ビニール等の樹脂に有色又は無色
の蛍光染料又は蛍光顔料である蛍光物質15を混合した
着色透明の文字板本体16と、この文字板本体16の裏
面に、反射性の例えば白色系の塗料を用いて数字、目盛
等の表示を印刷手段により施した表示部17とからなっ
ているものである。そして上記表示板14の表面側には
透光量を制限する半透光性の暗色系スモーク板18が重
ねられているが、この暗色系スモーク板18には、上記
表示板14に設けられている表示部17の形状と対応し
て、その表示部17をスモーク板18の前方より透視す
ることができる表示部透視孔19が形成されている。ま
た上記表示板14の裏面側には、表示板14の表側より
裏面に透過する光を遮るための暗色系遮光板20が重ね
合せられているものである。
【0009】以上が本実施例の構成であるが、次にその
作用について述べると、外光は、上記スモーク板18に
より透光量が制限されて表示板14へ入射され、その表
示板14に入射された外光の一部は、該表示板14内の
蛍光物質15による反射で着色反射光となり、表示板の
表示部17及びその辺縁に到達され、その表示部17で
反射された反射光は、表示板の表面方向へ放射され表示
部17の反射表示がなされる。また表示板14内で全反
射された反射光の殆どは、表示板14の辺縁へ導光され
るが、その反射光の一部は表示板14内で乱反射して表
示板14の表示部17を除く表面部から放射されるの
で、表示部14の表面における表示部17の反射と同表
面における表示部17以外の背景における乱反射との輝
度が僅か低下するものの、本実施例にあってはその表示
板の表面に重ね合せているスモーク板18の作用によ
り、特に表示板14の表示部以外の背景部に生じている
弱い乱反射光が遮光されると共に表示板14に設けられ
ている表示部17は、スモーク板18に設けられている
表示部透視孔19を透して直接に透視できるので、その
結果、表示部17と背景部との輝度差すなわちコントラ
ストが顕著となって、表示部17の表示輝度が高められ
る。
【0010】また表示板14の裏側に遮光板20を重ね
合せていることから、この暗色遮光板20の作用によっ
て表示板14の表側から、その表示板14の内部に入射
された光が表示板14の裏側へ透過されることが抑制さ
れると共に、その暗色作用によって表示部17の輝度コ
ントラストを高めることができるので、この暗色遮光板
20の作用によっても、表示板14における表示部17
と、その背景とのコントラストをさらに高めているもの
である。
【0011】また本実施例にあっては、指針13の内部
にも蛍光物質が混入されていることから、この指針13
は外光を受けることにより蛍光物質による着色輝度を生
じ、従って輝度コントラストの高い表示部17を有する
上記表示板14と、蛍光物質の輝度を生じる指針13と
の組合せによって視認性に優れた掛時計が得られるもの
である。
【0012】従ってこの実施例の掛時計によれば、蛍光
物質が混入されている表示板14及び指針13が外光を
受けることにより、その表示板及び指針13は、表示す
るに充分な輝度を生じ、照明設備を内装することなく、
昼夜において有効表示せしめることができるので、特に
経済性に優れた掛時計が提供できる。また上記表示板1
4の表側には表示板14に施した表示部17を直視する
透視孔19を設けたスモーク板18を、その裏側には暗
色系遮光板19を重ね合せていることで、その表示板1
4に施した表示部17の輝度コントラストが向上すると
同時に、その表示部17の直視によって、表示部の鮮明
度が一層高められるものである。なお上記暗色系スモー
ク板18の表面を例えば梨地状の粗面とすれば、そのス
モーク板18による表示板14への入射反射光量が増大
し、その結果表示部17の発射輝度が一層高められる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明は、蛍光物質15を
混入した透明樹脂により板状に成形し、さらにその板状
裏面に、反射性を有する塗料によって目盛、数字等の表
示部17を施してなる文字板14と、この文字板14の
表側に重ねられかつ上記表示部17形状に対応する表示
部透視孔19を形成する半透光性の暗色系スモーク板8
と、文字板14の裏側に重ねられる暗色系の遮光板20
と、前記暗色系スモーク板8の前方に位置されかつ透明
樹脂内部に蛍光物質が混入されてなる指針13とを具備
せしめている掛時計であることから、これによれば蛍光
物質が混入されている表示板14及び指針13が外光を
受けることにより、その表示板及び指針13は、表示す
るに充分な輝度を生じ、照明設備を内装することなく、
昼夜において有効表示せしめることができるので、特に
経済性に優れた掛時計が提供できる。また上記表示板1
4の表側には表示板14に施した表示部17を直視する
透視孔19を設けたスモーク板18を、その裏側には暗
色系遮光板19を重ね合せていることで、その表示板1
4に施した表示部17の輝度コントラストが向上すると
同時にその表示部17の直視によって、表示部の鮮明度
が一層高められるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の時計説明図。
【図2】本発明実施例の時計説明図。
【図3】本発明実施例の文字板構成説明図。
【符号の説明】
11…時計ムーブメント 12…指針軸 13…指針 14…表示板 15…蛍光物質 16…文字板本体 17…表示部 18…スモーク板 19…表示部透視孔 20…暗色系遮光

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光物質(15)を混入した透明樹脂に
    より板状に成形し、さらにその板状裏面に、反射性を有
    する塗料によって目盛、数字等の表示部(17)を施し
    てなる文字板(14)と、この文字板(14)の表側に
    重ねられかつ上記表示部(17)形状に対応する表示部
    透視孔(19)を形成する半透光性の暗色系スモーク板
    (8)と、文字板(14)の裏側に重ねられる暗色系の
    遮光板(20)と、前記暗色系スモーク板(8)の前方
    に位置されかつ透明樹脂内部に蛍光物質が混入されてな
    る指針(13)とを具備せしめていることを特徴とする
    掛時計。
JP6354092A 1992-03-19 1992-03-19 掛時計 Pending JPH0618674A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6354092A JPH0618674A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 掛時計

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6354092A JPH0618674A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 掛時計

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JPH0618674A true JPH0618674A (ja) 1994-01-28

Family

ID=13232158

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JP6354092A Pending JPH0618674A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 掛時計

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