JPH06186584A - コンバーゼンス調整用装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶プロジェクタの投射映像のコンバーゼン
ス調整を短時間に行えるようにする。 【構成】 液晶プロジェクタ１がスクリーンに投射した
映像を電気信号に変換したビデオカメラ４，４…４のア
ナログ映像信号を、デジタル信号に変換して記憶する画
像記憶手段５，５…５と、変換したデジタル映像信号に
基づいて映像部分の重心位置のドットのずれ量を算出す
るずれ量算出手段９と、算出したずれ量に基づき液晶パ
ネルを移動させる位置調整ねじの移動量を算出するねじ
移動量算出手段10と、算出したねじ移動量を表示させる
ねじ移動量表示手段７とを備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は液晶プロジェクタが投射
した映像のコンバーゼンスのずれを調整するために用い
るコンバーゼンス調整用装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】一般に液晶プロジェクタは、３枚の液晶
パネル上の液晶を電気的にスイッチングして、入力した
３原色の光夫々を通して各原色の映像を作り、これを最
終段で合成することによりカラー映像を作り出してスク
リーンに拡大投射する。ここで、投射されたカラー映像
のコンバーゼンスのずれは、液晶パネルのレジストレー
ションのずれに起因して生じる。

【０００３】図５は液晶パネル周辺機構を示す模式図で
あり、図５(a) は側面図、図５(b)は正面図である。液
晶パネル19は保持板18にねじ止めされている。この保持
板18は他の保持板15,16 にねじ止めにより固定されてい
る。保持板16には位置調整ねじ13と、位置調整ねじ17と
を設けており、これらにより主に、コンバーゼンスの水
平方向と垂直方向とに対する角度のずれを調整できるよ
うにしている。保持板15には位置調整ねじ14を設けてお
り、これによりコンバーゼンスの主に垂直方向のずれを
調整できるようにしている。保持板15は図示していない
液晶プロジェクタ本体に固定されている。

【０００４】また位置調整ねじ13,17 と対向する液晶パ
ネル19の反対側の側面側には液晶パネル19を支持する先
端が尖ったピン20,20 を設けている。この液晶パネル19
は、図５(b) に矢符で示すように変化量ｄｘθ１，ｄｘ
θ２，ｄｙ２で動く。つまり、図６に示すように液晶パ
ネル19におけるテストパターンの映像部分の重心位置21
が座標系で重心位置22に移動する。

【０００５】図７は液晶プロジェクタのコンバーゼンス
のずれを調整する作業手順を示すフローチャートであ
る。コンバーゼンスのずれを調整する作業者は、スクリ
ーンに投射した映像を見て、コンバーゼンスずれの確認
を行なう(S1)。そしてコンバーゼンスがずれているか否
かを判断し(S2)、コンバーゼンスがずれていれば、位置
調整ねじ13,17,14を移動させる移動量を、作業者自身が
予測して位置調整ねじ13,17,14を操作する(S3)。そし
て、再びコンバーゼンスのずれを確認して(S1)。コンバ
ーゼンスがずれていないことを確認するとコンバーゼン
スの調整作業を終了する(S4)。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、複数の位
置調整ねじ個々の動きが座標のｘ，ｙ，θの各方向に単
純に対応していないため、位置調整ねじを１本づつ調整
するだけでなく、２本の位置調整ねじを同時に調整しな
ければ液晶パネルをｘ，ｙ，θの各方向に動かすことが
できない。そのためコンバーゼンスの調整作業を一度で
短時間に終了することが不可能であり、コンバーゼンス
のずれの確認と位置調整ねじの調整操作とを何回となく
繰り返して行なう必要がある。また、ｘ，ｙ，θの各方
向に単純に対応している位置調整ねじを備える機構にす
る場合は、その機構が高価なものとなる。したがって、
このような液晶プロジェクタが投射した映像のコンバー
ゼンスのずれを解消させるよう調整する作業は熟練を必
要とするとともに、長い調整時間を必要とするという問
題がある。

【０００７】本発明は斯かる問題に鑑み、熟練を要せ
ず、しかも短い調整時間で、液晶プロジェクタが投射し
た映像のコンバーゼンスのずれを解消できるコンバーゼ
ンス調整用装置を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明に係るコンバーゼ
ンス調整用装置は、液晶プロジェクタに設けた液晶パネ
ルを移動させる調整用ねじを操作して、液晶プロジェク
タが投射した映像のコンバーゼンスを調整するために用
いるコンバーゼンス調整用装置において、前記投射した
映像の映像部分の重心位置のドットを検出する手段と、
検出したドット位置のずれ量に基づいて前記調整用ねじ
の移動量を算出する手段と、算出した調整用ねじの移動
量及び弔意操作すべき調整用ねじを指示する表示をする
表示手段とを備え、該表示手段が表示した内容に基づ
き、調整用ねじの操作を行って投射した映像のコンバー
ゼンスを調整できるよう構成してあることを特徴とす
る。

【０００９】

【作用】調整用ねじを操作すると、液晶プロジェクタの
液晶パネルが動いて、投射した映像部分の重心位置のド
ットの位置が変わる。投射した映像部分の重心位置のド
ットを検出して、ドット位置のずれ量に基づいて調整用
ねじの移動量を算出すると、算出した調整用ねじの移動
量及び操作すべき調整用ねじを指示する文字が表示手段
に表示される。これにより、表示手段が表示した指示に
従い調整用ねじを操作すれば、コンバーゼンスのずれが
確実に解消する方向へ液晶パネルを動かすことができ
て、短時間にコンバーゼンスの調整操作を終了できる。

【００１０】

【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面により詳
述する。図１は本発明に係るコンバーゼンス調整用装置
の構成を示すブロック図である。映像を投射するスクリ
ーン３の一面側には、スクリーン３に映像を投射するコ
ンバーゼンス調整対象である液晶プロジェクタ１を設け
ており、液晶プロジェクタ１には信号発生手段２が出力
するテストパターン信号が与えられるようになってい
る。スクリーン３の他面側には、スクリーン３に投射さ
れた映像を映像信号に変換する複数台のビデオカメラ
４，４…４を設けており、ビデオカメラ４，４…４は夫
々スクリーン３の異なる位置の映像を捉えるように配設
されている。ビデオカメラ４，４…４が出力するアナロ
グ映像信号は、このアナログ映像信号をデジタル化して
記憶する複数の画像記憶手段５，５…５に各別に入力さ
れている。

【００１１】画像記憶手段５，５…５夫々は、アナログ
映像信号をビデオカメラ４，４…４内のドット、即ち水
平方向 640ドット、垂直方向 480ドットの合計 640×48
0 ドットをデジタル信号化するようになっている。そし
て 640×480 ドットの内、 160×160 ドット分のデジタ
ル映像信号が、そのデジタル映像信号を処理する信号演
算処理手段６の位置検出保持手段８へ入力されるように
なっている。位置検出保持手段８は３原色の測定点の映
像信号から、コンバーゼンスのずれを算出するのに必要
な、例えば図６に示すテストパターンの映像部分の重心
位置21又は22を検出して保持するようになっている。位
置検出保持手段８が保持した映像部分の重心位置の位置
データはずれ量算出手段９に入力される。ずれ量算出手
段９は、基準となすべき原色位置と異なる原色の位置ず
れから、コンバーゼンスのずれ量を算出するよう構成さ
れている。

【００１２】ずれ量算出手段９が算出したコンバーゼン
スのずれ量に相応する信号はねじ移動量算出手段10に入
力される。ねじ移動量算出手段10は、ずれ量に基づいて
位置調整ねじを動かすべき移動量を算出するように構成
されている。ねじ移動量算出手段10が出力するねじ移動
量に相応する信号はねじ移動量表示手段７へ入力され
る。ねじ移動量表示手段７は、例えばCRT モニタからな
り、算出したねじ移動量及び操作すべき位置調整ねじを
指示する文字等を表示するよう構成されている。制御回
路11は、画像記憶手段５，５…５と、位置検出保持手段
８、ずれ量算出手段９及びねじ移動量算出手段10とから
なる信号演算処理手段６と、ねじ移動量表示手段７との
各手段を制御するよう構成されている。また制御回路11
には入力操作により外部から信号を入力できる、例えば
インタフェイスからなる入力手段12を内蔵している。

【００１３】次にこのように構成したコンバーゼンス調
整用装置の動作を制御回路11の制御内容を示す図２及び
図３のフローチャートとともに説明する。信号発生手段
２によりテストパターンの信号を液晶プロジェクタ１に
与えて、液晶プロジェクタ１からスクリーン３上にテス
トパターンを投射する。そうすると、複数のビデオカメ
ラ４，４…４夫々からスクリーン３に投射したテストパ
ターンにより３原色Ｒ（赤），Ｇ（緑），Ｂ（青）の各
色別のアナログ映像信号が得られる。ここで、制御手段
11の制御により画像記憶手段５、信号演算処理手段６お
よびねじ移動量表示手段７を初期化する(S10) 。続い
て、位置調整ねじを調整する順番を決定する(S11) 。先
ず、例えば位置調整ねじ13を、次に位置調整ねじ17を、
その次に位置調整ねじ14を調整するように調整順序を定
める。続いて、基準となる例えば緑色の液晶パネルで処
理された緑色光のアナログ映像信号を画像記憶手段５に
取り込み(S12) 、アナログ映像信号をデジタル映像信号
に変換し、変換したデジタル映像信号を信号演算処理手
段６の位置検出保持手段８へ伝送する(S13) 。

【００１４】これにより位置検出保持手段８は、緑色の
デジタル映像信号から、図６に示すようにテストパター
ンの映像部分の重心位置のドットを検出して保持する(S
14)。そしてビデオカメラ４，４…４により必要な測定
点についても同様にテストパターンの映像部分の重心位
置のドットを検出して保持するまでステップ(S12) から
(S15) までの動作を繰り返す。そして全ての測定点につ
いてテストパターンの映像部分の重心位置のドットを検
出して保持したと判定すると(S15) 、位置調整ねじの調
整順序を初期化し、位置調整ねじ13が最初に調整する位
置調整ねじにする。次に例えば赤色の液晶パネルで処理
された赤色光のアナログ映像信号を画像記憶手段５に取
り込む(S16) 。

【００１５】そしてアナログ映像信号からデジタル映像
信号に変換し、変換したデジタル映像信号を信号演算処
理手段６の位置検出保持手段８へ伝送する(S17) 。これ
により位置検出保持手段８は赤色のデジタル映像信号か
ら図６に示すようにテストパターンの映像部分の重心位
置のドットを検出して保持する(S18) 。そしてビデオカ
メラ４，４…４により必要な測定点についても、同様に
テストパターンの映像信号の重心位置のドットを検出し
て保持するまで、ステップ(S16) から(S19) までの動作
を繰り返す。そして全ての測定点についてテストパター
ンの映像部分の重心位置のドットを検出して保持したと
判定すると(S19) 、それらのドット位置データをずれ量
算出手段９へ伝送する(S20) 。そうすると、ずれ量算出
手段９は、緑色及び赤色のドット位置を比較してずれ量
を算出する。

【００１６】続いてこの算出結果に基づいてドット位置
のずれ量が有るか否かが判定され(S21) 、ずれ量ありと
判定すると図３に示すサブルーチンへ移行する(S22) 。
そして、ずれ量ｄｘ，ｄｙ，ｄθ及び位置調整ねじ13に
対応するデータを、ねじ移動量算出手段10へ入力する(S
30) 。ここで位置調整ねじ13を予め決定している順序、
つまり位置調整ねじ13を先に調整するか否かを判定し(S
31) 、位置調整ねじ13を先に調整すると判定すると、ず
れ量ｄｘ＞０か否かを判定し(S32) 、ｄｘ＞０であると
判定すると、 ｄｘθ１＝−sin 〔｛ｄｘ＋ａ・sin(ｄθ）｝／ａ〕 …(1) ｄｘθ２＝−ｄｘθ１−ｄθ …(2) 但し、ａは図５に示す液晶パネル19のＡ，Ｂ間の辺の長
さである。により液晶パネル19を回動させるためのねじ
移動量ｄｘθ１，ｄｘθ２を算出する(S33) 。続いて ｄｙ２＝−ｄｙ−｛ａ−ａ・cos(ｄｘθ１）｝ …(3) により液晶パネル19を上下方向に移動させるねじ移動量
ｄｙ２を算出する(S34)。

【００１７】一方、ステップ(S32) でｄｘ＞０でないと
判定した場合は、ｄｘ＜０か否かを判定し(S35) 、ｄｘ
＜０であると判定すると、 ｄｘθ１＝sin 〔｛ｄｘ＋ａ・sin(ｄθ）｝／ａ〕 …(4) ｄｘθ２＝−ｄｘθ１＋ｄθ …(5) により、液晶パネル19を回動させるためのねじ移動量ｄ
ｘθ１，ｄｘθ２を算出する(S36) 。続いて前記(3) 式
により、液晶パネル19を上下方向に移動させるねじ移動
量ｄｙ２を算出する(S34) 。

【００１８】またステップ(S35) においてｄｘ＜０でな
いと判定すると、即ち、予め決定している調整順序で
は、液晶パネルの位置を動かし得ないとすると、位置調
整ねじの調整順序を変更し、変更した位置調整ねじを指
示する文字を、ねじ移動量表示手段７に表示させる(S3
7) 。そして ｄｘθ１＝−ｄθ …(6) ｄｘθ２＝０．０ …(7) により、調整順序を変更した位置調整ねじで液晶パネル
19を回動させるねじ移動量ｄｘθ１，ｄｘθ２を算出し
(S38) 、 ｄｙ２＝−ｄｙ …(8) により液晶パネル19を上下方向に移動させるねじ移動量
ｄｙ２を算出する(S39)。

【００１９】更にステップ(S31) において予め決定して
いる位置調整ねじ13を先に調整しないと判定すると、ｄ
θ≠０か否かを判定し(S40) 、ｄθ≠０であると判定す
ると、 ｄｘθ２＝sin(ｄｘ／ａ） …(9) ｄｘθ１＝−ｄｘθ２−ｄθ …(10) により、液晶パネル19を回動させるねじ移動量ｄｘθ
１，ｄｘθ２を算出し(S41) 、続いて ｄｙ２＝−ｄｙ＋｛ａ−ａ・cos(ｄｘθ２）｝ …(11) により、液晶パネル19を上下方向に移動させるねじ移動
量ｄｙ２を算出する(S42) 。

【００２０】またステップ(S40) でｄθ≠０でないと判
定すると、ｄｘ≠０であるか否かを判定し(S43) 、ｄｘ
≠０であると判定すると、 ｄｘθ１＝−tan(ｄｘ／ａ） …(12) ｄｘθ２＝ tan(ｄｘ／ａ） …(13) により液晶パネル19を回動させるねじ移動量を算出し、
続いて前記(11)式により液晶パネル19を上下方向へ移動
させるねじ移動量を算出する(S42) 。

【００２１】更にステップ(S43) でｄｘ≠０でないと判
定すると、 ｄｘθ１＝−tan(ｄｘ／ａ） …(14) ｄｘθ２＝ tan(ｄｘ／ａ） …(15) により、液晶パネル19を回動させるねじ移動量ｄｘθ
１，ｄｘθ２を算出し、つづいて前記(11)式により液晶
パネル19を上下方向へ移動させるねじ移動量ｄｙ２を算
出する(S42) 。このようにして調整操作をする位置調整
ねじに対応するねじ移動量ｄｘθ１，ｄｘθ２，ｄｙ２
を算出し、これをねじ移動量表示手段７に出力して(S4
6) 、演算を終了し(S47) 、リターンする(S22) 。これ
によりドット位置のずれ量に応じてねじ移動量ｄｘθ
１，ｄｘθ２，ｄｙ２のデータがねじ移動量表示手段７
に与えられて、図４に示すように画面の右側上部にはね
じ移動量が０である場合、つまりドット位置のずれ量が
０の場合には円の枠内を塗りつぶした表示Ｐ₁ を、画面
の上部には調整操作すべき位置調整ねじを指示する文字
Ｐ₂を、画面の中央部には調整対象の位置調整ねじの移
動量を最大値で正規化した棒グラフＰ₃ を夫々表示する
(S23) 。

【００２２】これにより、コンバーゼンスのずれを調整
する作業者はねじ移動量表示手段７が表示して指示して
いる位置調整ねじ及びその移動量を見ながら指示された
位置調整ねじを操作する。そうすると、緑色と赤色との
ドット位置が変化して、変化した後のずれ量を算出して
前述したようにサブルーチンにおいてドット位置のずれ
量に応じたデータに基づいてねじ移動量を算出して、更
新されたねじ移動量を示す棒グラフをねじ移動量表示手
段７に表示する。このようにして、位置調整ねじの調整
操作により、緑色と赤色とのドット位置のずれ量を次第
に解消させ得、ずれ量なしと判定すると、ねじ移動量表
示手段７の画面右側上部には円を塗りつぶしたずれ量０
の表示をする(S24) 。

【００２３】続いて全ての位置調整ねじ13,17,14の調整
を終了したか否かを判定し(S25) 、調整を終了したと判
定するとステップ(S16) に戻って、今度は青色の液晶パ
ネルで処理された青色光のアナログ映像信号を画像記憶
手段５に取り込む(S16) 。そして赤色光のアナログ映像
信号を取り込んでテストパターンの映像部分の重心位置
のドットを検出したと同様にして、基準としている緑色
のドット位置と青色のドット位置とを比較して、それら
のドット位置のずれを算出し、ずれ量があると判定する
と(S21) 、サブルーチンに移行する(S22) 。そして赤色
のドットのずれ量に応じてねじ移動量を算出したと同様
にして、青色のドットのずれ量に応じてねじ移動量ｄｘ
θ１，ｄｘθ２及びｄｙ２を算出して、ねじ移動量表示
手段７に、算出したねじ移動量に応じた棒グラフを表示
する。

【００２４】これによりコンバーゼンスの調整を行なう
作業者は表示されて指示された位置調整ねじ及びねじ移
動量により、位置調整ねじを操作して、緑色と青色との
ドット位置のずれ量を次第に解消させる。そして、その
ずれ量が解消すると、赤色の場合と同様にねじ移動量表
示手段７にずれ量０の表示Ｐ₁ をする(S24) 。そして全
部の位置調整ねじ13,17,14による調整が終了したか否か
を判定し(S25) 、調整が終了したと判定すると、コンバ
ーゼンスのずれを調整する操作を終了する。そして、
Ｒ，Ｇ，Ｂの３原色のドット位置のずれが完全に解消し
た状態が得られる。このように、ねじ移動量表示手段７
に表示した表示内容に従って、位置調整操作をするから
合理的にドット位置のずれを確実に解消でき、短時間に
コンバーゼンス調整を終了できる。

【００２５】

【発明の効果】以上詳述したように本発明は、投射した
映像の映像部分の重心位置のドットを検出して、３原色
の所定の色のドット位置と他の色のドット位置とのずれ
量を算出し、そのずれ量に基づいて液晶パネルを動かす
位置調整ねじの移動量を算出し、算出したねじの移動量
及び調整操作すべき位置調整ねじを指示する文字を表示
手段に表示させるようにしたので、コンバーゼンス調整
を行なう作業者は表示手段に表示された内容に従って位
置調整ねじを回動操作すれば合理的に確実にドット位置
のずれを解消できる。そのため、熟練を要せず、短時間
にコンバーゼンスのずれを調整できるコンバーゼンス調
整用装置を提供できる優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るコンバーゼンス調整用装置の構成
を示すブロック図である。

【図２】制御手段の制御内容を示すフローチャートであ
る。

【図３】制御手段のサブルーチンにおける制御内容を示
すフローチャートである。

【図４】ねじ移動量表示手段の表示状態図である。

【図５】液晶パネルの周辺機構の模式図である。

【図６】映像部分の重心位置のドット位置の動きを説明
する座標である。

【図７】コンバーゼンス調整を行なう場合の従来の調整
手順を示すフローチャートである。

【符号の説明】

３ スクリーン ４ ビデオカメラ ５ 画像記憶手段 ６ 映像信号処理手段 ７ ねじ移動量表示手段 ８ 位置検出保持手段 ９ ずれ量算出手段 10 ねじ移動量算出手段 11 制御手段 19 液晶パネル

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 液晶プロジェクタに設けた液晶パネルを
   移動させる調整用ねじを操作して、液晶プロジェクタが
   投射した映像のコンバーゼンスを調整するために用いる
   コンバーゼンス調整用装置において、前記投射した映像
   の映像部分の重心位置のドットを検出する手段と、検出
   したドット位置のずれ量に基づいて前記調整用ねじの移
   動量を算出する手段と、算出した調整用ねじの移動量及
   び調整操作すべき調整用ねじを指示する表示をする表示
   手段とを備え、該表示手段が表示した内容に基づき、調
   整用ねじの操作を行って投射した映像のコンバーゼンス
   を調整できるよう構成してあることを特徴とするコンバ
   ーゼンス調整用装置。