JPH0618638Y2 - 軟水の供給装置 - Google Patents

軟水の供給装置

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JPH0618638Y2
JPH0618638Y2 JP15352184U JP15352184U JPH0618638Y2 JP H0618638 Y2 JPH0618638 Y2 JP H0618638Y2 JP 15352184 U JP15352184 U JP 15352184U JP 15352184 U JP15352184 U JP 15352184U JP H0618638 Y2 JPH0618638 Y2 JP H0618638Y2
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soft water
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soft
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吉宏 有北
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は理美容業のシャンプー等に好適に用いられる軟
水の供給装置に関するものである。
<従来の技術> 従来からたとえば理美容業の洗顔やシャンプー等に用い
られている軟水の供給装置は、第4図に示したごとく、
原水供給管1を直接、硬水軟化装置2の入口に連通する
とともに、端末水柱3を末端に有する軟水配管4を硬水
軟化装置2の出口に連通したり、あるいは第5図に示し
たごとく、原水供給管1を硬水軟化装置2の入口に連通
するとともに軟水配管4の一端を硬水軟化装置2の出口
に連通し、その他端をボールタップ弁5を介して貯水槽
6に連通し、当該貯水槽6にポンプ7を介して端末水栓
3を有する軟水流出管8を連通するフローとなってい
る。
第4図に示した従来のフローにおいて、端末水栓3を開
口することにより軟水を得ることができるが、以下のよ
うな欠点を有している。
すなわち特に理美容店における軟水の使用状況は、常時
使用の流量(常時流量)に対して、日に2ないし3回程
度、比較的短時間ではあるが、常時流量より大きい流量
(瞬間大流量)を用いることがあり、したがって硬水軟
化装置2を設置する場合、当該瞬間大流量に見合う大型
の硬水軟化装置2を設置する必要がある。
しかしながら比較的短時間で用いられる瞬間大流量時の
ために、硬水軟化装置2の大きさが決定されることは不
経済であり、かつ設置面積的にも不利である。
また第5図に示したフローにおいては軟水を貯水槽6に
受けた後に端末水栓3から軟水を流出する構造となって
いるので、貯水槽6の容量を前記瞬間大流量時に耐える
容量とすることにより、硬水軟化装置2の大きさをそれ
程大きなものとする必要がない。しかしながら貯水槽6
が非常に大きくなり、ビルのテナント等では設置不可能
であり、かつ高価となる。いずれの場合も設備投資が利
益に見合わないという欠点がある。
さらに第4図、第5図の従来のフローにおいては、共通
した以下の欠点を有している。
すなわち硬水軟化装置2から得られる軟水は硬度成分が
1ppm以下のものであって、ボイラー給水等には理想
的な水質であるが、特に理美容業の洗顔、シャンプー等
に用いる場合は、硬度成分が少なすぎる、いわゆる過剰
軟水であって、シャンプー終了時の泡切れが悪いという
欠点を有している。
<解決しようとする問題点> 本考案は上述した従来の軟水の供給装置における欠点を
解決し、安価で設置面積が小さく、かつシャンプー終了
時の泡切れが悪くならないような、硬度成分が適度に調
整された軟水の供給装置を提供することを目的とするも
のである。
<問題点を解決するための手段> かかる目的を実現するためになされた本考案よりなる軟
水の供給装置は、貯水槽と硬水軟化装置とを循環ポンプ
を有する循環配管によって連通するとともに、貯水槽に
原水供給管と軟水流出管とをそれぞれ連通した配管構成
からなり、前記原水供給管から原水を流入するととも
に、貯水槽内の水を前記循環配管に循環させて軟水を
得、貯水槽内の軟水を前記軟水流出管から流出させるよ
うにしたことを特徴とするものである。
以下に本考案を図面を参照して詳細に説明する。
第1図は本考案の実施態様の一例を示すフローであっ
て、本考案は貯水槽6にボールタップ弁5を介して原水
供給管1を連通するとともに、貯水槽6の下方に軟水流
出管8の一端を連通し、ポンプ7を介してその他端に端
末水栓3を連通し、さらに貯水槽6の下方に循環配管9
の一端を連通し、循環ポンプ10、硬水軟化装置2を介
して循環配管9の他端を貯水槽6の上方部へ連通する配
管構成とするものである。
<作用> 本考案は原水供給配管1からボールタップ弁5を介して
原水を貯水槽6内に流入するとともに、循環ポンプ10
を駆動させて貯水槽6内の水を循環配管9により循環
し、硬水軟化装置2によって軟化処理し、必要に応じポ
ンプ7を駆動して端末水栓3から貯水槽6内の軟水を流
出させるものである。
このような配管構成とすることにより、貯水槽6内の軟
水は循環配管9の吐き出し側11から得られる軟水と、
原水供給配管1から得られる原水とが混合されたものと
なるから、適度に硬度成分が調整されることとなり、理
美容業のシャンプー等に対して良好な水質となる。
また軟水流出管8を介して端末水栓3から流出する軟水
は、循環配管9に循環する水の流量に影響されないの
で、硬水軟化装置2の大きさを軟水流出管8に流れる前
記瞬間大流量を考慮することなく定めることができ、し
たがって第4図に示した従来のフローと比較して硬水軟
化装置2を小さくすることができる。また、ボールタッ
プ弁5から流出する原水の流量を、軟水流出管8を流れ
る前記瞬間大流量に見合うものとしておくことにより、
貯水槽6をそれ程大きくする必要もない。
第2図は本考案の他の実施態様を示すフローの説明図で
あり、貯水槽6を密閉タイプとした例である。なおこの
場合、原水供給管1と貯水槽6とは減圧弁12を介して
連通し、他の部分は基本的には第1図と同様な配管構成
である。
第2図に示したフローでは減圧弁12を介して原水供給
管1から原水を圧入し、循環ポンプ10を駆動して第1
図と同様に貯水槽6内の水を硬水軟化装置2によって軟
化処理するものであり、端末水栓3を開口することによ
り、硬度成分が調整された軟水を得ることができる。
第3図は本考案の他の実施態様を示すフローの説明図で
あり、貯水槽6を高架水槽とするとともに、循環配管9
の流量を原水供給管1の流量に応じて計装的に制御する
例を示す。
すなわち原水供給管1を電磁弁13および流量計14を
介して貯水槽6に連通するとともに、貯水槽6の下方部
に循環配管9の一端を接続し、循環ポンプ10と硬水軟
化装置2を介して循環配管9の他端を貯水槽6の下部に
連通する。
また貯水槽6の下部に軟水流出管8の一端を連通し、そ
の他端に端末水栓3を連通し、貯水槽6内に多数の吹き
出し口を有する吹き出しノズル15を立設し、当該吹き
出しノズル15に循環配管9の吹き出し側11を接続す
る。
さらに貯水槽6の上部にフロートスイッチ16を付設し
て、貯水槽6内の水があらかじめ規定した上限レベルに
達した際に、前記電磁弁13が閉じるような計装手段を
施す。
なお17は制御盤であって、前記流量計14の信号を制
御盤17で受け、当該信号によって循環配管9を循環す
る水の流量を制御できるように計装的手段を施す。
すなわち循環ポンプ10を回転数制御型ポンプとし、当
該循環ポンプ10と制御盤17とを計装的に接続するこ
とにより、原水流量が大きい場合は循環水量を大きく
し、また原水流量が小さい場合は循環水量を小さくする
ように、循環水量と原水流量の流量比がほぼ等しくなる
ようにコントロールできるものとしておく。なお流量計
14からの信号が流量0の場合、換言すれば貯水槽6の
水面が上限レベルに対している場合は、循環ポンプ10
の駆動も止まるようにしておく。
第3図に示したフローにおいて原水供給管1から原水を
流入するとともに、循環ポンプ10を駆動し、端末水栓
3を開口して軟水を得ると、貯水槽6内に立設した吹き
出しノズルから硬水軟化装置2で処理された軟水が吹き
出すとともに、貯水槽1の上方から原水が流入するの
で、両者がよく混合されるとともに、原水の流量に追随
して循環水量が可変するので、あらかじめ定めた硬度成
分が調整された軟水が常に端末水栓3から得られる。
<効果> 以上説明したごとく本考案は貯水槽内の水を硬水軟化装
置を付設した循環配管によって循環処理するので、硬水
軟化装置の処理容量に関係なく、端末水栓から必要にし
て充分な軟水を得ることができ、瞬間大流量に見合う大
きな硬水軟化装置を設置したり、あるいは貯水槽を大き
なものとする必要がなくなるので、軟水の供給装置の省
コスト、省スペースを実現できる。さらに硬度成分の量
を適度に調整した軟水が供給できるので、シャンプー終
了時の泡切れが良好となるなどの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施態様の一例を示すフローの説明図
であり、第2図および第3図は本考案の他の実施態様を
示すフローの説明図であり、また第4図、第5図は従来
の軟水の供給装置のフローを示す説明図である。 1……原水供給管、2……硬水軟化装置 3……端末水栓、4……軟水配管 5……ボールタップ弁、6……貯水槽 7……ポンプ、8……軟水流出管 9……循環配管、10……循環ポンプ 11……吐き出し側、12……減圧弁 13……電磁弁、14……流量計 15……吹き出しノズル、16……フロートスイッチ 17……制御盤

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯水槽と硬水軟化装置とを循環ポンプを有
    する循環配管によって連通するとともに、貯水槽に原水
    供給管と軟水流出管とをそれぞれ連通した配管構成から
    なり、前記原水供給管から原水を流入するとともに、貯
    水槽内の水を前記循環配管に循環させて軟水を得、貯水
    槽内の軟水を前記軟水流出管から流出させるようにした
    ことを特徴とする軟水の供給装置。
  2. 【請求項2】原水供給管に流量計を付設するとともに、
    循環ポンプを回転数制御型ポンプとし、当該流量計と回
    転数制御型ポンプとを制御盤に計装的に接続した実用新
    案登録請求の範囲第一項記載の軟水の供給装置。
  3. 【請求項3】貯水槽内に多数の吹き出し口を有する吹き
    出しノズルを立設し、当該吹き出しノズルに循環配管の
    吐き出し側を接続した実用新案登録請求の範囲第一項ま
    たは第二項記載の軟水の供給装置。
JP15352184U 1984-10-11 1984-10-11 軟水の供給装置 Expired - Lifetime JPH0618638Y2 (ja)

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JP15352184U JPH0618638Y2 (ja) 1984-10-11 1984-10-11 軟水の供給装置

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JP15352184U JPH0618638Y2 (ja) 1984-10-11 1984-10-11 軟水の供給装置

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JPS6167900U JPS6167900U (ja) 1986-05-09
JPH0618638Y2 true JPH0618638Y2 (ja) 1994-05-18

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