JPH06186295A - バウンダリレジスタ - Google Patents

バウンダリレジスタ

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Publication number
JPH06186295A
JPH06186295A JP4340804A JP34080492A JPH06186295A JP H06186295 A JPH06186295 A JP H06186295A JP 4340804 A JP4340804 A JP 4340804A JP 34080492 A JP34080492 A JP 34080492A JP H06186295 A JPH06186295 A JP H06186295A
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JP
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test
output
selection
signal
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JP4340804A
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Inventor
Masayuki Yoshiyama
正之 吉山
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 論理回路のテスト能率を向上する。 【構成】 出力マルチプレクサ16は、前記テストデー
タ入力DIと、出力Qとのいずれか一方を、テストデー
タ出力DOへと選択接続する。トライステート論理ゲー
ト18は、その入力が前記出力Qに接続され、その出力
が前記テストバス線TBに接続されている。入力選択信
号発生回路20は、選択信号SELから選択有効が入力
され、且つ、動作モード信号MDから入力モード選択が
入力されたときに、前記入力マルチプレクサが前記テス
トバス線TBを選択接続する信号を発生する。バス出力
制御信号発生回路22は、前記選択信号SELから選択
有効が入力され、且つ、前記動作モード信号MDから出
力モード選択が入力されたときに、前記トライステート
論理ゲート18の出力を有効とする信号を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予め用意されているマ
クロセルを用いて設計された論理回路をテスト対象とす
る論理回路テスト方法に用いられるバウンダリレジスタ
に係り、特に、テスト能率を向上することができるバウ
ンダリレジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、論理回路のテストを容易化す
るために、スキャンパス方式と呼ばれる方式が用いられ
ている。
【0003】これは、回路中の全てのフリップフロップ
を、テスト時に通常の回路接続から切り離して、1つの
長大なシフトレジスタに切り替えるというものである。
又、この方式では、テスト中の各フリップフロップへの
アクセスは、全てのフリップフロップを1つのシフトレ
ジスタとして動作させながら行う。
【0004】例えば、全てのフリップフロップを1つの
シフトレジスタとして動作させながら、所望のテストパ
ターンをシリアルに入力する。あるいは、それぞれのフ
リップフロップの論理状態を読み出す際には、全てのフ
リップフロップを1つのシフトレジスタとして動作させ
ながら、順次それぞれの論理状態を読み出す。
【0005】一般に、論理回路は、フリップフロップや
カウンタ等の順序回路と、ゲート等の組合せ回路とに分
けることができる。このようなスキャンパステスト法で
は、テスト対象となる論理回路を、このような順序回路
の部分と、組合せ回路の部分とに分けてテストするとい
うものである。
【0006】一方、従来から用いられている論理回路の
テスト方式として、いわゆるバウンダリスキャンレジス
タを用いたものがある。
【0007】これは、ユーザ回路等のテスト対象となる
論理回路の入力あるいは出力、更にはその内部に、バウ
ンダリスキャンレジスタを予め接続しておくというもの
である。又、このようなテスト対象の論理回路の入力や
出力等の論理状態の設定あるいはその論理状態の読出し
の際には、前記バウンダリスキャンレジスタを介してア
クセスするというものである。
【0008】一般的な前記バウンダリスキャンレジスタ
は、主として、フリップフロップと、マルチプレクサと
により構成されている。
【0009】又、その論理状態の設定の際には、個々の
バウンダリスキャンレジスタ内のマルチプレクサを切り
替えることによって、多数のバウンダリスキャンレジス
タを、1つの長大なシフトレジスタに構成する。従っ
て、このようなシフトレジスタとして構成されたものに
対して、シリアルなデータパターンを入力することによ
り、個々のバウンダリスキャンレジスタの論理状態の設
定を行うことができる。
【0010】一方、個々の前記バウンダリスキャンレジ
スタの論理状態を読み出す際には、その内部のマルチプ
レクサを切り替えることによって、多数のバウンダリス
キャンレジスタを1つの長大なシフトレジスタとして構
成する。又、このようにシフトレジスタとして構成され
たものから、シリアルにデータをシフトさせながら、個
々の前記バウンダリスキャンレジスタの論理状態を順次
外部へと読み出すことができる。
【0011】しかしながら、前記スキャンパス方式の論
理回路テスト方法や、前記バウンダリスキャンレジスタ
を用いた論理回路テスト方法等では、RAM(random a
ccess memory)やビット幅が広いレジスタ等があると、
能率良くテストすることができないという問題がある。
又、テスト対象の論理回路が大規模になると、用いるテ
ストパターンが増大してしまうという問題もある。
【0012】このような問題を解決するために、特開昭
60−42665では、複数の機能的に独立な規格化さ
れた機能論理ブロックと、これら機能論理ブロックを独
立にテストする手段と、前記機能論理ブロックを全体の
論理回路から論理的に無関係にする手段と、前記機能論
理ブロック以外の複合論理回路部分を独立にテストする
手段とを備えた半導体集積回路をテストするという技術
がある。該特開昭60−42665によれば、用いるテ
ストパターンを比較的容易に生成し、能率良くテストを
行うことが可能である。
【0013】又、特開平1−195379では、複数の
論理回路部分でなる論理回路をテストする場合に、それ
ぞれの論理回路部分の入力データ及び出力データの入出
力を独立して行うようにしている。又、与えられる入力
データを第1の保持手段で保持した後、第2の保持手段
に転送することにより、テストの実行と平行して次のテ
ストの入力データを第1の保持手段に与えて保持するよ
うにしている。このような前記特開平1−195379
で開示されている技術によれば、テスト対象の論理回路
を複数の論理回路部分に分割しながらテストする際、こ
れを能率的に行うことが可能である。
【0014】又、特開昭64−33637では、同機能
を持つマクロセルが少なくとも2個含まれるシステムL
SI(large scale integrated circuit)において、ま
ず、上記マクロセルの出力同士の論理積演算を行うゲー
トと、このゲート出力をテストモード信号に従い、外部
へ取り出す第1のセレクタを備えるようにしている。
又、前記テストモード信号に基づき、1入力により複数
のマクロセルをドライブする第2のセレクタをも具備す
るようにしている。従来、複数のマクロセルを作り込ん
だLSIにおいては、同機能のマクロセルが複数含まれ
る場合であっても、個々にテストを行っている。従っ
て、テストシーケンスの増加、及びテストに費やされる
時間も多くなってしまっていた。該特開昭64−336
37によれば、このように同機能のマクロセルが含まれ
る場合には、上記問題点を解消し、テスト時間の短縮を
図ることが可能である。
【0015】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら、従来か
ら論理回路のテスト能率を向上させるべく、様々な技術
が開示されているものの、テストを能率良く行うことが
困難になってきている。これは、例えば集積回路の集積
度の向上等に伴って、テスト対象の論理回路がより大規
模になり、又、その構成もより複雑なものとなっている
ためである。又、論理回路のテスト能率は、更に、より
向上されなければならないという要請もある。
【0016】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
く成されたもので、よりテスト能率を向上することがで
きる論理回路テスト方法及びテスト入力回路及びテスト
出力回路を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を達成するための手段】本発明は、その入力Dに
入力されたビットデータを保持し、保持されたものを、
その出力Qへと出力するフリップフロップ部と、テスト
データ入力DIと、テストバス線TBとのいずれか一方
を、前記入力Dへと選択接続する入力マルチプレクサ
と、前記テストデータ入力DIと、前記出力Qとのいず
れか一方を、テストデータ出力DOへと選択接続する出
力マルチプレクサと、その入力が前記出力Qに接続さ
れ、その出力が前記テストバス線TBに接続されたトラ
イステート論理ゲートと、選択信号SELから選択有効
が入力され、且つ、動作モード信号MDから入力モード
選択が入力されたときに、前記入力マルチプレクサが前
記テストバス線TBを選択接続する入力選択信号CBI
を発生する回路と、前記選択信号SELから選択有効が
入力され、且つ、前記動作モード信号MDから出力モー
ド選択が入力されたときに、前記トライステート論理ゲ
ートの出力を有効とするためのバス出力制御信号CBO
を発生する回路とを備えたことにより、前記課題を達成
したものである。
【0018】
【作用】前述の如く、近年、例えば集積回路に組み込む
論理回路等は、より大規模化していると共に、その構成
もより複雑なものとなっている。又、テスト対象となる
論理回路が大規模化すると、そのテストパターンも増大
してしまう。このようにテストパターンが増大してしま
うと、その設定や読出しに時間がかかり、テスト能率を
低下させてしまう。
【0019】このような問題を解決するために、本発明
においては、テストパターンの設定時や読出し時に、前
述のようなバウンダリレジスタに対して、可能な範囲で
パラレルにアクセスするようにしている。
【0020】このため、本発明においては、従来にはな
いテストバスを用いるようにしている。即ち、従来シリ
アルに1ビットずつシフトさせながら設定あるいは読み
出していた前記バウンダリレジスタのテストパターン
を、本発明においては、前記テストバスを用いて、可能
な範囲でパラレルにアクセスするというものである。従
って、本発明によれば、能率良くテストパターンの設定
及び読出しが可能であり、テスト能率を向上させること
ができる。
【0021】図1は、本発明の要旨を示すブロック図で
ある。
【0022】この図1においては、前述の如くテストバ
スにてアクセスされる、本発明のバウンダリレジスタの
構成の要旨が示されている。
【0023】本発明のバウンダリレジスタは、この図1
に示される如く、少なくとも、フリップフロップ部12
と、入力マルチプレクサ14と、出力マルチプレクサ1
6と、トライステート論理ゲート18と、入力選択信号
発生回路20と、バス出力制御信号発生回路22とによ
り構成されている。又、バッファゲート18は、必要に
応じて構成する。
【0024】又、このような構成の本発明のバウンダリ
レジスタにおいては、テストデータ入力DIが、テスト
対象となる論理回路において、テストのために、その論
理状態を読み出す必要のあるネットへと接続される。
又、テストデータ出力DOは、前記テスト対象の論理回
路において、テスト中、テストデータの設定を行うべき
ネットに接続されている。
【0025】例えば、当該バウンダリレジスタは、前記
テストデータ入力DIと前記テストデータ出力DOとに
関して、テスト中にデータを読み出したり、テストデー
タを設定する必要があるネットに挿入するような形態で
用いるようにしてもよい。例えば、後述する実施例の如
く、あるマクロセルとあるグルーロジックとの間や、
又、あるマクロセルとあるマクロセルとの間等に挿入す
ることが可能である。
【0026】又、この図1に示されるテストバス線TB
は、前述のテストバスを構成する1つのデータ線であ
る。
【0027】まず、前記フリップフロップ部12は、例
えばD型フリップフロップを備え、又、その他必要な回
路等を備えたものである。該フリップフロップ部12
は、少なくとも、その入力Dに入力されたビットデータ
を保持し、又、このように保持されたものを、その出力
Qへと出力できるものであればよい。該フリップフロッ
プ部12は、例えば後述する実施例の如く、1つの一般
的なD型フリップフロップのみでも構成することが可能
である。
【0028】前記入力マルチプレクサ14は、前記テス
トデータ入力DIと、前記テストバス線TBとのいずれ
か一方を、前述のフリップフロップ部12の前記入力D
へと選択接続するものである。一方、前記出力マルチプ
レクサ16は、前記テストデータ入力DIと、前述のフ
リップフロップ部12の前記出力Qとのいずれか一方
を、前記テストデータ出力DOへと選択接続するもので
ある。
【0029】又、前記トライステート論理ゲート18
は、当該トライステート論理ゲート18の入力が前記フ
リップフロップ部12の前記出力Qに接続され、当該ト
ライステート論理ゲート18の出力が前記テストバス線
TBに接続されたものである。
【0030】該トライステート論理ゲートは、例えば後
述する実施例の如く、トライステートバッファゲートで
あってもよい。あるいは、本発明とは直接関係のない回
路要素と共に複合的に構成するために用いる、例えばト
ライステートNAND論理ゲート等であってもよい。該
トライステート論理ゲート18は、少なくとも、後述す
るバス出力制御信号CBOを入力する当該トライステー
ト論理ゲート18のイネーブル入力に従って、当該バウ
ンダリレジスタから前記テストバス線TBへの出力を行
わない場合には、該テストバス線TBに接続される当該
トライステート論理ゲート18の出力をハイインピーダ
ンス状態とすることができるものであればよい。
【0031】前記入力選択信号発生回路20は、当該バ
ウンダリレジスタに入力される選択信号SELから選択
有効が入力され、且つ、当該バウンダリレジスタに入力
される動作モード信号MDから入力モード選択が入力さ
れたときに、前記入力マルチプレクサが前記テストバス
線TBを選択接続する入力選択信号CBIを発生するも
のである。
【0032】前記選択信号SELは、前記テストバス線
TBを介して、当該バウンダリレジスタに対してテスト
データを設定したり、あるいは、同じく前記テストバス
線TBを介して、当該バウンダリレジスタ中からテスト
データを読み出すという、当該バウンダリレジスタの選
択有効を伝達する信号である。例えば、該選択信号SE
Lが“1(H状態)”の場合に、「選択有効」、即ちテ
ストデータの設定や読出しを行うことを伝達する。ある
いは、前記選択信号SELが“0(L状態)”のときに
は、「選択無効」、即ち前述のようなテストデータの設
定も行わず、且つ、前述のようなテストデータの読出し
も行わないことを伝達する。
【0033】前記動作モード信号MDは、「入力モード
選択」であるか、あるいは「出力モード選択」であるか
を伝達する。例えば、前記動作モード信号MDが“1”
の場合に、前記入力モード選択、即ち前記テストバス線
TBから前記フリップフロップ部12へのテストデータ
の設定を行うことを伝達する。あるいは、前記動作モー
ド信号MDが“0”の場合には、前記出力モード選択、
即ち前記フリップフロップ部12から前記テストバスT
Bへとテストデータを読み出すということを伝達するよ
うにしてもよい。
【0034】前記バス出力制御信号発生回路22は、前
記選択信号SELから前記選択有効が入力され、且つ、
前記動作モード信号MDから前記出力モード選択が入力
されたときに、前記トライステート論理ゲート18の出
力を有効とするためのバス出力制御信号CBOを発生す
るものである。該バス出力制御信号CBOから「有効」
の信号が伝達されると、前記トライステート論理ゲート
18は、前記フリップフロップ部12の前記出力Qの論
理状態に従って、“1”又は“0”を出力する。又、該
バス出力制御信号CBOにて「無効」が伝達されると、
前記トライステート論理ゲート18の出力は、ハイイン
ピーダンス状態となる。
【0035】以上説明した通り、本発明のバウンダリレ
ジスタによれば、テスト対象の論理回路中の所望のネッ
トに対して、前記テストバス中の前記テストバス線TB
を介して、所望のテストデータの設定を行うことができ
る。又、テスト対象の論理回路の所望のネットの論理状
態を、前記テストバス線へと読み出すことができる。
【0036】更に、本発明のバウンダリレジスタにおい
ては、これを複数、単一の前記テストバス線TBに接続
して用いるということも可能である。この場合、複数の
前記バウンダリレジスタのうちの1つの前記選択信号S
ELを「選択有効」とすることで、そのバウンダリレジ
スタへのアクセスが可能となる。
【0037】又、前記テストバスがn 本の複数の前記テ
ストバス線TBにて構成される場合、多数の本発明のバ
ウンダリレジスタに対して、n 個毎、パラレルにアクセ
スすることが可能である。このように、同時にアクセス
されるn 個の前記バウンダリレジスタについては、それ
ぞれ異なる前記テストバス線TBに接続するようにす
る。又、このように実際にパラレルにアクセスする際に
は、同時にアクセスされる前記バウンダリレジスタの前
記選択信号SELを、同時に「選択有効」とするように
する。
【0038】従って、本発明によれば、前記テストバス
の複数本の前記テストバス線を用いて、可能な範囲でパ
ラレルにテストデータの設定やテストデータの読出しを
行うことが可能である。従って、本発明によれば、能率
良くテストパターンの設定及び読出しが可能であり、テ
スト能率を向上させることが可能である。
【0039】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0040】図2は、本発明が適用された集積回路中に
組み込まれる論理回路の一部の論理回路図である。
【0041】この図2において、マクロセル30a 中に
は、特に本発明が適用されたバウンダリレジスタ10a
〜10f が内蔵されている。又、マクロセル30b につ
いても、本発明が適用されたバウンダリレジスタ10g
〜10l が内蔵されている。これらマクロセル30a 及
び30b は、いずれも、セミカスタム化された集積回路
の設計者に対して、予め用意されているものである。従
って、設計者は、このようなマクロセル30a 、30b
等を用いながら、又、必要に応じてカスタム化された回
路を設計しながら、集積回路全体の論理回路の設計を行
う。例えば、この図2において、グルーロジック32a
〜32c は、カスタム化された回路であり、主として、
前記マクロセル30a や30b 等に対するインタフェイ
ス機能を中心とした回路がなされている。
【0042】これらマクロセル30a とマクロセル30
b との間には、グルーロジック32b が設けられてい
る。該グルーロジック32b は、前記マクロセル30a
と前記マクロセル30b との間の信号のインタフェイス
等を行う、ユーザによってカスタム化された回路が作り
込まれている。又、前記マクロセル30a に対しては、
前記グルーロジック32a が接続されている。前記マク
ロセル30b に対しては、前記グルーロジック32c が
接続されている。
【0043】このような図2に示される論理回路におい
て、そのテストを目的として、合計3本のテストバス線
TB1〜TB3で構成されるテストバスが設けられてい
る。
【0044】これらテストバス線TB1〜TB3のそれ
ぞれに対しては、その外部からテストデータを入力する
ために、テストデータ入力フリップフロップ36が設け
られている。又、これらテストバス線TB1〜TB3そ
れぞれからテストデータを外部へと読み出すために、テ
ストデータ出力フリップフロップ38が設けられてい
る。
【0045】又、前記テストバス線TB1には、前記バ
ウンダリスキャンレジスタ10a 、10d 、10g 及び
10j が接続されている。前記テストバス線TB2に
は、前記バウンダリレジスタ10b 、10e 、10h 及
び10k が接続されている。前記テストバス線TB3に
は、前記バウンダリレジスタ10c 、10f 、10i 及
び10l が接続されている。
【0046】なお、前記グルーロジック32b 中の、ユ
ーザの所望の論理回路を構成する構成要素の1つである
フリップフロップ34a 〜34c は、テスト時にシフト
レジスタとして構成され、スキャンパス方式の論理回路
テスト法が適用される。
【0047】図3は、本実施例に用いられるマクロセル
に関する概略論理回路図である。
【0048】この図3においては、前記図2に示された
前記マクロセル30a が示されている。又、該マクロセ
ル30a は、所定のマクロ回路40を有している。前記
グルーロジック32a から前記マクロ回路40への信号
の経路には、前記バウンダリレジスタ10a 、10b 及
び10c が配置されている。又、前記マクロ回路40か
ら前記グルーロジック32b への信号の経路には、前記
バウンダリレジスタ10d 〜10f が配置されている。
【0049】前記バウンダリレジスタ10a 及び10b
の端子TBは、前記テストバス線TB1に接続されてい
る。前記バウンダリレジスタ10b 及び10e の端子T
Bは、前記テストバス線TB2に接続されている。前記
バウンダリレジスタ10c 及び10f の端子TBは、前
記テストバス線TB3へと接続されている。
【0050】図4は、本実施例に用いられるバウンダリ
レジスタの論理回路図である。
【0051】本実施例に用いられる前記バウンダリレジ
スタ10a 〜10l には、前記図1に示される本発明が
適用されている。特に、本実施例の前記バウンダリレジ
スタ10a 〜10l においては、前記図1の前記フリッ
プフロップ部12が、1個のD型フリップフロップ12
a にて構成されている。又、前記図1の前記入力選択信
号発生回路20が、1つのAND論理ゲート20a にて
構成されている。前記図1の前記バス出力制御信号発生
回路22が、1つのNAND論理ゲート22aにて構成
されている。該NAND論理ゲート22a の一方の入力
は、この図4に示される如く、反転入力となっている。
又、前記図1の前記トライステート論理ゲート18は、
トライステートバッファゲート18a となっている。
【0052】本実施例の前記バウンダリレジスタ10a
〜10c の、都合3本の前記選択信号SELは、1つに
接続され、選択信号SEL1となっている。前記バウン
ダリレジスタ10d 〜10f の、都合3本の前記選択信
号SELは、1つに接続され、選択信号SEL2となっ
ている。前記バウンダリレジスタ10g 〜10i の、都
合3本の前記選択信号SELは、1つに接続され、選択
信号SEL3となっている。前記バウンダリレジスタ1
0j 〜10l の、都合3本の前記選択信号SELは、1
つに接続され、選択信号SEL4となっている。
【0053】これら選択信号SEL1〜SEL4は、排
他的に1つのみが「選択有効」となる。即ち、「選択有
効」となった前記選択信号SEL1〜SEL4の1つに
対応する、前記バウンダリレジスタ10a 〜10l のう
ちの3つが、同時に前記テストバスからアクセスされ
る。
【0054】又、本実施例の前記バウンダリレジスタ1
0a 〜10l において、12本の前記動作モード信号M
Dは1つに接続され、MD1となっている。該動作モー
ド信号MD1は、前記テストデータ入力フリップフロッ
プ36や前記テストデータ出力フリップフロップ38と
共に制御され、前記「入力モード選択」であるか、ある
いは前記「出力モード選択」であるかが指定される。
【0055】以上説明した本実施例において、各部のテ
ストは次の通り行われる。
【0056】(1)マクロセル30a 又は30b の単体
テスト。 (a) まず、入力側のバウンダリレジスタ10a 〜10c
、10g 〜10i へと、前記テストバス及び前記テス
トデータ入力フリップフロップ36を介して所望のテス
トデータをセットする。例えば、前記マクロセル30a
の単体テストの場合、前記バウンダリレジスタ10a 〜
10c に対して、テストデータをセットする。この際、
例えば、前記マクロセル30a の単体テストの場合、前
記選択信号SEL2が「選択有効」となる。前記マクロ
セル30b の単体テストの場合、前記選択信号SEL4
が「選択有効」となる。 (b) 単体テスト対象となる前記マクロセル30a 又は3
0b を動作させた後、出力側の前記バウンダリレジスタ
10d 〜10f 、10j 〜10l に取り込まれたデータ
を、前記テストバス及び前記テストデータ出力フリップ
フロップ38を介して観測する。この際、例えば、前記
マクロセル30aの単体テストの場合には、前記選択信
号SEL1が「選択有効」となる。あるいは、前記マク
ロセル30b の単体テストの場合、前記選択信号SEL
3が「選択有効」となる。
【0057】(2)グルーロジック32a 〜32c のい
ずれかの単体テストの場合。 (a) 入力側のバウンダリレジスタ、例えば前記グルーロ
ジック32b の単体テストの場合には、前記バウンダリ
レジスタ10d 〜10f にテストデータを、前記テスト
バス及び前記テストデータ入力フリップフロップ36を
介して設定する。この際、前記選択信号SEL2が「選
択有効」となる。 (b) 単体テスト対象となるグルーロジック、例えば前記
グルーロジック32b を動作させた後、出力側のバウン
ダリレジスタ、例えば前記グルーロジック32b の単体
テストの場合には前記バウンダリレジスタ10g 〜10
i に取り込まれたデータを、前記テストバス及び前記テ
ストデータ出力フリップフロップ38を介して観測す
る。
【0058】このような本実施例によれば、次に列挙す
るような優れた効果を得ることができる。
【0059】(1)前記マクロセル30a 、30b や前
記グルーロジック32a 〜32c 等、各回路ブロック単
位でテストすることが可能であり、テスト能率を向上す
ることができる。
【0060】(2)テストデータの設定やテストデータ
の読出しの際、シフトせず、可能な範囲でパラレルにア
クセスするため、テストパターン数を減少することがで
きる。
【0061】(3)各バウンダリレジスタ10a 〜10
l を、観測点にも制御点にもすることができ、テストを
効果的に行うことができる。
【0062】(4)前記マクロセル30a 、30b や前
記グルーロジック32a 〜32c 等、1つずつの回路ブ
ロックとして独立構成し、テストしたときのテストパタ
ーンが、そのまま流用することができる。
【0063】(5)他のテスト方法、例えばスキャンパ
ス方式のテスト方法等との併用が可能である。
【0064】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、テ
スト能率を向上することができるという優れた効果を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバウンダリレジスタの要旨を示すブロ
ック図
【図2】本発明が適用された論理回路の実施例の一部の
論理回路図
【図3】前記実施例のマクロセル周辺の論理回路図
【図4】前記実施例に用いられるバウンダリレジスタの
論理回路図
【符号の説明】
10a 〜10l …バウンダリレジスタ 12…フリップフロップ部 12a …D型フリップフロップ 14…入力マルチプレクサ 16…出力マルチプレクサ 18…トライステート論理ゲート 18a …トライステートバッファゲート 20…入力選択信号発生回路 20a …AND論理ゲート 22…バス出力制御信号発生回路 22a …NAND論理ゲート 28…バッファゲート 30、30a 、30b …マクロセル 32a 〜32c …グルーロジック 34a 〜34c …フリップフロップ(スキャンパステス
ト対象のもの) 36…テストデータ入力フリップフロップ 38…テストデータ出力フリップフロップ 40…マクロ回路 DI…テストデータ入力 DO…テストデータ出力 TB…テストバス線 SEL…選択信号 MD…動作モード信号 CBI…入力選択信号 CBO…バス出力制御信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その入力Dに入力されたビットデータを保
    持し、保持されたものを、その出力Qへと出力するフリ
    ップフロップ部と、 テストデータ入力DIと、テストバス線TBとのいずれ
    か一方を、前記入力Dへと選択接続する入力マルチプレ
    クサと、 前記テストデータ入力DIと、前記出力Qとのいずれか
    一方を、テストデータ出力DOへと選択接続する出力マ
    ルチプレクサと、 その入力が前記出力Qに接続され、その出力が前記テス
    トバス線TBに接続されたトライステート論理ゲート
    と、 選択信号SELから選択有効が入力され、且つ、動作モ
    ード信号MDから入力モード選択が入力されたときに、
    前記入力マルチプレクサが前記テストバス線TBを選択
    接続する入力選択信号CBIを発生する回路と、 前記選択信号SELから選択有効が入力され、且つ、前
    記動作モード信号MDから出力モード選択が入力された
    ときに、前記トライステート論理ゲートの出力を有効と
    するためのバス出力制御信号CBOを発生する回路とを
    備えたことを特徴とするバウンダリレジスタ。
JP4340804A 1992-12-22 1992-12-22 バウンダリレジスタ Pending JPH06186295A (ja)

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