JPH06185760A - 超高層住棟セントラル熱媒搬送装置 - Google Patents

超高層住棟セントラル熱媒搬送装置

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JPH06185760A
JPH06185760A JP33444092A JP33444092A JPH06185760A JP H06185760 A JPH06185760 A JP H06185760A JP 33444092 A JP33444092 A JP 33444092A JP 33444092 A JP33444092 A JP 33444092A JP H06185760 A JPH06185760 A JP H06185760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
pipe
valve
return
heating medium
Prior art date
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Pending
Application number
JP33444092A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Muneta
佳宏 棟田
Kunio Ito
邦男 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP33444092A priority Critical patent/JPH06185760A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超高層住棟セントラル熱媒搬送装置におい
て、系内の圧力を簡単な手段により使用最高圧力以下及
び使用最低圧力以上に制御できるようにしたい。 【構成】 往き立て管11と戻り立て管12の中間にバイパ
ス管を接続すると共に往き立て管11側にコントロール弁
18、電磁弁19、圧力逃し弁21付の水撃防止装置20を取り
付けると共に戻り立て管12側に昇圧ポンプ22、逆止弁23
を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超高層住棟セントラル熱
媒搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超高層住棟において、セントラル方式に
より熱媒搬送を行う場合には建物を垂直に貫通する熱媒
の往き立て管と戻り立て管を配管し、この往き立て管と
戻り立て管に各階の住戸に設置された機器を分岐管で接
続する方式となる。
【0003】このため、階数が地上に近づくにつれて静
水頭が大きくなり、給湯暖房配管、冷温水配管にかかる
水圧が大きくなる。そこで、給湯暖房配管、冷温水配管
の立て管を高さ方向において系統を分ける所謂ゾーニン
グ配管法を適用して、各階の配管、弁類、熱交換ユニッ
ト、計量器(熱量計等)にかかる圧力がそれぞれの最高
使用圧力以下になるようにしている。この例を示したの
が図6であって、1は熱源機、2は熱交換器、Aは上層
階ゾーン、Bは下層階ゾーン、A−1は上層階ゾーンA
の往き立て管、A−2は戻り立て管、B−1は下層階ゾ
ーンBの往き立て管、B−2は戻り立て管、3は熱交換
ユニット、計量器(熱量計等)・弁類、4は定流量弁、
5は循環ポンプである。
【0004】その他、図7、図8に示すように、中間に
おいて往き立て管6、6′と戻り立て管7、7′の縁切
りを行い、ここに熱交換器8を挿入することにより、静
水頭圧の問題を解消するように構成した例もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公知例に
おいては、次のような欠点がある。 a.図6に示したゾーニング法の場合、立て管の本数が
増加するため、工事費が高くなる。 b.ゾーニング法の場合、施工に要する配管スペースが
大きくなる。 c.ゾーニング法の場合、配管延長も増加するため搬送
動力が大きくなり、この分運転費が高くなる。 d.図7、8に示した中間に熱交換器8を挿入する方式
の場合、住戸側の熱媒、温度が中間階の熱交換器8を介
するために熱源機1の一次側の熱媒温度よりも下がる。 e.冷温水配管の場合は、冷水が温水に比べて住戸内空
調用熱交換器入口、出口での温度差が小さいため、中間
階に熱交換器8を挿入すると、ますます空調用熱交換器
前後での温度差が小さくなり、実際には中間階に熱交換
器8を設置できない場合が多い。
【0006】本発明の目的は、超高層住棟セントラル熱
媒搬送装置において、上記a〜eに記した欠点を解消す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明において提案する
超高層住棟セントラル熱媒搬送装置の構成は次のとおり
である。
【0008】熱媒が循環する熱媒往き立て管と戻り立て
管の中間に往き立て管と戻り立て管を結ぶバイパス管を
取り付けると共にこのバイパス管の下流側であって、熱
媒往き立て管側に、コントロール弁及び電磁弁及び圧力
逃がし弁付の水撃防止装置を取り付けると共に戻り立て
管側に昇圧ポンプと逆止弁を取り付けて成る超高層住棟
セントラル熱媒搬送装置。
【0009】
【作用】通常、往き立て管及び戻り立て管内には熱媒が
温水の場合、一定温度以下にならないように、又冷水の
場合は以上にならないように、立て管内には最低の流量
が確保されて流れている。コントロール弁は圧力を減圧
してこの弁以下の階層の配管、弁類、熱交換ユニット、
計量器(熱量計等)の使用最高圧力以下におさえ、昇圧
ポンプはポンプ吸い込み部において、装置を運転する際
の最低圧力以下にならないように昇圧する。運転停止時
には電磁弁が作動して配管内の熱媒の流れを止める。水
撃防止装置は保守点検時、停電時、装置故障時等に配管
内の熱媒の流れが止ることによる急激な圧力の上昇を吸
収する働きをする。又、配管内が許容圧力以上になった
場合は、逃し弁が作動して配管内の圧力の上昇を防止す
る。
【0010】
【実施例】図1に基づいて本発明の実施例を説明する。
10は屋上又は最上階に設置された熱源機、11は熱媒循環
用の往き立て管、12は熱媒戻り用の戻り立て管、13は定
流量弁、14は循環ポンプ、15は熱交換ユニット、計量器
(熱量計等)、弁類である。Cは行き立て管11と戻り立
て管12の中間に装置されたコントロール部にして、16は
このコントロール部Cにおいて、行き立て管11と戻り立
て管12間を結んだバイパス管、17はバイパス弁、18は行
き立て管11におけるバイパス管16の接続部の下流側に取
り付けられたコントロール弁にして、このコントロール
弁18より下流側(下層階側)に作用する圧力を減圧し
て、機器類に作用する圧力を使用最高圧力以下に抑制す
るものである。19はコントロール弁8よりも下流側に取
り付けられた電磁弁にして、この電磁弁19は運転停止時
に作動して配管内に流れる熱媒を止める。20はこの電磁
弁19よりも下流側に取り付けられた水撃防止装置にし
て、この水撃防止装置20は保守点検時、停電時、装置故
障時等に配管内の熱媒の流れが止ることによる急激な圧
力の上昇を吸収する。21は圧力逃し弁にして、配管内の
圧力が許容圧力以上になるのを防止する。
【0011】22はコントロール部Cにおいて、戻り立て
管12側に取り付けられた昇圧ポンプにして、この昇圧ポ
ンプ22よりも下流側(上層階側)が最低圧力以下に低下
しないように昇圧する。23は逆止弁である。
【0012】図2は図1に示した実施例におけるa〜h
点における圧力分布曲線を示すものである。
【0013】図3は熱源機10を地上又は地下に設置した
実施例であって、この実施例の場合、次の作用を行う。
通常、配管内の熱媒温度が温水の場合一定温度以下にな
らないよう、冷水の場合一定温度以上にならないよう、
配管内には常時最低の流量が確保されて流れている。
【0014】中間階点及び最下階の圧力が、その階の配
管、弁類、熱交換ユニット、計量器(熱量計等)の使用
最高圧力以下になるように昇圧ポンプ22を制御する。昇
圧ポンプ22により、最上階において装置を運転する際、
最低圧力以下にならないよう昇圧する。
【0015】コントロール弁18により圧力を減圧して最
下階点において配管、弁類、熱交換ユニット、計量器
(熱量計等)の使用最高圧力以下におさえる。運転停止
時には、電磁弁19が閉じて配管内の熱媒の流れが止ま
る。逆止弁23は、運転停止時に静水頭が最下点にかから
ないように制御する。水撃防止装置20は、保守点検時、
停電時、装置故障時等に配管内の熱媒の流れが止まるこ
とによる急激な圧力上昇を吸収する働きをする。さらに
安全上、配管内が許容圧力以上になった場合は圧力上昇
防止用の逃し弁21により配管内の圧力上昇を防止する。
この実施例の圧力分布曲線を図4に示す。なお、昇圧ポ
ンプ22の能力を大きくして、図5に示すような圧力分布
曲線になった場合は、昇圧ポンプ23だけで装置の運転が
可能になるから、循環ポンプ14は不要である。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上のように、熱媒の行き立て
管と戻り立て管の中間に圧力を制御するためのバイパス
管、コントロール弁、昇圧ポンプ、逆止弁、水撃防止装
置、圧力逃し弁、電磁弁、循環ポンプを取り付けたこと
により、ゾーニング法を採用したり、配管の中間を縁切
りしてここに熱交換器を挿入したりせずに超高層住棟に
おいて使用最高圧力以下又は使用最低圧力以上に配管系
を維持することができる。よって、配管工事が簡単にな
ると共に配管スペースも小さくてよい。又配管の延長が
短かくなる分動力費が安くなり、中間層において配管の
縁切りを行い、ここに熱交換器を挿入した場合のよう
に、熱交換器を境にして温度差が生じたりするというこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の説明図。
【図2】図1に示した実施例の圧力分布曲線の説明図。
【図3】熱源機を地上又は地下に設置した実施例の説明
図。
【図4】図3に示した実施例の圧力分布曲線の説明図。
【図5】図3に示した実施例において、循環ポンプを廃
止できる圧力分布曲線の説明図。
【図6】従来のゾーニング法を採用した熱搬送装置の説
明図。
【図7】熱源機を屋上に設置して配管を中間で縁切りを
行い、ここに熱交換器を挿入した従来例の説明図。
【図8】熱源機を地上に設置して配管を中間で縁切りを
行い、ここに熱交換器を挿入した従来例の説明図。
【符号の説明】
10 熱源機 11 往き立て管 12 戻り立て管 13 定流量弁 14 循環ポンプ 15 熱交換ユニット、計量器(熱量計等)、弁類 16 バイパス管 17 パイパス弁 18 コントロール弁 19 電磁弁 20 水撃防止装置 21 圧力逃し弁 22 昇圧ポンプ 23 逆止弁 C コントロール部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱媒が循環する熱媒往き立て管と戻り立
    て管の中間に往き立て管と戻り立て管を結ぶバイパス管
    を取り付けると共にこのバイパス管の下流側であって、
    熱媒往き立て管側に、コントロール弁及び電磁弁及び圧
    力逃がし弁付の水撃防止装置を取り付けると共に戻り立
    て管側に昇圧ポンプと逆止弁を取り付けて成る超高層住
    棟セントラル熱媒搬送装置。
JP33444092A 1992-12-15 1992-12-15 超高層住棟セントラル熱媒搬送装置 Pending JPH06185760A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33444092A JPH06185760A (ja) 1992-12-15 1992-12-15 超高層住棟セントラル熱媒搬送装置

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JP33444092A Pending JPH06185760A (ja) 1992-12-15 1992-12-15 超高層住棟セントラル熱媒搬送装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007327722A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Orion Mach Co Ltd 冷却装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007327722A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Orion Mach Co Ltd 冷却装置
JP4658866B2 (ja) * 2006-06-09 2011-03-23 オリオン機械株式会社 冷却装置

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