JPH06185731A - ガスタービン燃焼器の予混合ノズル - Google Patents
ガスタービン燃焼器の予混合ノズルInfo
- Publication number
- JPH06185731A JPH06185731A JP35493092A JP35493092A JPH06185731A JP H06185731 A JPH06185731 A JP H06185731A JP 35493092 A JP35493092 A JP 35493092A JP 35493092 A JP35493092 A JP 35493092A JP H06185731 A JPH06185731 A JP H06185731A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- premixing
- gas turbine
- gas
- outer periphery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガスタービン燃焼器の燃焼ガスが、逆流して
上流側の予混合室に流入するのを防止すること。 【構成】 円筒状の予混合室5と、この予混合室5の外
周に配置され、それぞれ多数の燃料噴射孔9を有する複
数の燃料供給管6と、予混合室5の外周に設けられ、そ
れぞれ該予混合室内に燃焼用空気10を接線方向に流入
させる複数の空気ガイド板と、予混合室5の最上流側を
閉じる閉塞板8とを具備する予混合ノズル1において、
予混合室5の下流側に逆流防止板15を設け、ガスター
ビン燃焼器2の燃焼ガス13が逆流14により上流側へ
流れるのを防ぐようにしたもの。
上流側の予混合室に流入するのを防止すること。 【構成】 円筒状の予混合室5と、この予混合室5の外
周に配置され、それぞれ多数の燃料噴射孔9を有する複
数の燃料供給管6と、予混合室5の外周に設けられ、そ
れぞれ該予混合室内に燃焼用空気10を接線方向に流入
させる複数の空気ガイド板と、予混合室5の最上流側を
閉じる閉塞板8とを具備する予混合ノズル1において、
予混合室5の下流側に逆流防止板15を設け、ガスター
ビン燃焼器2の燃焼ガス13が逆流14により上流側へ
流れるのを防ぐようにしたもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスタービン燃焼器に
適用されてNOxの生成を大幅に抑えることができる予
混合ノズルに関する。
適用されてNOxの生成を大幅に抑えることができる予
混合ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のガスタービン燃焼器の予混
合ノズルを示す概略断面図、図4は図3のB−B線に沿
う概略断面図である。これらの図において、1が予混合
ノズル、2がガスタービン燃焼器であり、これらは途中
部分に括れ部3を有するガイド4を介して接続されてい
る。そして、予混合ノズル1は、円筒形の予混合室5
と、複数の燃料供給管6と、複数の空気ガイド板7と、
閉塞板8とを具備している。
合ノズルを示す概略断面図、図4は図3のB−B線に沿
う概略断面図である。これらの図において、1が予混合
ノズル、2がガスタービン燃焼器であり、これらは途中
部分に括れ部3を有するガイド4を介して接続されてい
る。そして、予混合ノズル1は、円筒形の予混合室5
と、複数の燃料供給管6と、複数の空気ガイド板7と、
閉塞板8とを具備している。
【0003】これらにつき更に詳述すれば、複数の燃料
供給管6は、それぞれ多数の燃料噴射孔9を有し、予混
合室5の外周に好適には等しい間隔を置いて配置されて
いる。本例では、4個の燃料供給管6が90°の間隔を
置いて配置されている。また、複数の空気ガイド板7
は、予混合室5の外周に設けられて、該予混合室内に燃
焼用空気10を接線方向に流入させるものである。本例
では、各空気ガイド板7は各燃料供給管6からそれぞれ
同一方向に円弧状に延びて円筒状の予混合室5を限定
し、該予混合室内に燃焼用空気10を接線方向に流入さ
せる構造となっている。更に、閉塞板8は、予混合室5
の最上流側を閉じている。
供給管6は、それぞれ多数の燃料噴射孔9を有し、予混
合室5の外周に好適には等しい間隔を置いて配置されて
いる。本例では、4個の燃料供給管6が90°の間隔を
置いて配置されている。また、複数の空気ガイド板7
は、予混合室5の外周に設けられて、該予混合室内に燃
焼用空気10を接線方向に流入させるものである。本例
では、各空気ガイド板7は各燃料供給管6からそれぞれ
同一方向に円弧状に延びて円筒状の予混合室5を限定
し、該予混合室内に燃焼用空気10を接線方向に流入さ
せる構造となっている。更に、閉塞板8は、予混合室5
の最上流側を閉じている。
【0004】そして、各燃料噴射孔9から噴射された油
などの燃料11は、各空気ガイド板7を通して接線方向
に流入した燃焼用空気10と予混合室5内で混合され、
旋回流れ12となってガイド4を通過し、ガスタービン
燃焼器2に供給されて燃焼し、燃焼ガス13を発生す
る。
などの燃料11は、各空気ガイド板7を通して接線方向
に流入した燃焼用空気10と予混合室5内で混合され、
旋回流れ12となってガイド4を通過し、ガスタービン
燃焼器2に供給されて燃焼し、燃焼ガス13を発生す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上述べた
従来の予混合ノズル1にあっては、次のような問題があ
った。すなわち、予混合室5に接線方向に流入する燃焼
用空気10で形成される旋回流れ12により中心軸付近
に上流側へ流れる逆流14が発生し、この逆流14がガ
スタービン燃焼器2内の燃焼ガス13を予混合室5の中
に導びくため、燃料11と空気10の予混合気と燃焼ガ
ス13との接触面で反応が生じ、燃料と空気とが均一に
混合する前に燃焼してしまい、このためNOxの生成を
抑制することができない欠点があった。
従来の予混合ノズル1にあっては、次のような問題があ
った。すなわち、予混合室5に接線方向に流入する燃焼
用空気10で形成される旋回流れ12により中心軸付近
に上流側へ流れる逆流14が発生し、この逆流14がガ
スタービン燃焼器2内の燃焼ガス13を予混合室5の中
に導びくため、燃料11と空気10の予混合気と燃焼ガ
ス13との接触面で反応が生じ、燃料と空気とが均一に
混合する前に燃焼してしまい、このためNOxの生成を
抑制することができない欠点があった。
【0006】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたもので、ガスタービン燃焼器の燃
焼ガスが逆流によって上流側へ流れて予混合室内に流入
するのを防止し、これにより予混合室内での燃焼を抑え
て、予混合器としての機能を維持することができる予混
合ノズルを提供することを目的とする。
決するためになされたもので、ガスタービン燃焼器の燃
焼ガスが逆流によって上流側へ流れて予混合室内に流入
するのを防止し、これにより予混合室内での燃焼を抑え
て、予混合器としての機能を維持することができる予混
合ノズルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係るガスタービン燃焼器の予混合ノズル
は、円筒状の予混合室と、この予混合室の外周に配置さ
れ、それぞれ多数の燃料噴射孔を有する複数の燃料供給
管と、前記予混合室の外周に設けられ、それぞれ該予混
合室内に燃焼用空気を接線方向に流入させる複数の空気
ガイド板と、前記予混合室の最上流側を閉じる閉塞板
と、前記予混合室の下流側に設けられ、燃焼ガスが上流
側へ流れるのを防ぐ逆流防止板とを具備する。
めに、本発明に係るガスタービン燃焼器の予混合ノズル
は、円筒状の予混合室と、この予混合室の外周に配置さ
れ、それぞれ多数の燃料噴射孔を有する複数の燃料供給
管と、前記予混合室の外周に設けられ、それぞれ該予混
合室内に燃焼用空気を接線方向に流入させる複数の空気
ガイド板と、前記予混合室の最上流側を閉じる閉塞板
と、前記予混合室の下流側に設けられ、燃焼ガスが上流
側へ流れるのを防ぐ逆流防止板とを具備する。
【0008】
【作用】上記の手段によれば、燃焼ガスの旋回流れの中
心部に形成される逆流は逆流防止板の存在によって更に
上流側へ流れることができなくなり、該逆流防止板の内
面に沿って下流側へ流れるので、予混合室内へ燃焼ガス
が流入するのを防止することができる。
心部に形成される逆流は逆流防止板の存在によって更に
上流側へ流れることができなくなり、該逆流防止板の内
面に沿って下流側へ流れるので、予混合室内へ燃焼ガス
が流入するのを防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、図1,図2を参照して本発明の実施例
について詳細に説明する。図1は本発明に係るガスター
ビン燃焼器の予混合ノズルの一実施例を示す概略断面
図、図2は図1のA−A線に沿う概略断面図であり、図
3,図4に示したものと同一の部分には同一の符号を付
して、重複する説明は省略する。
について詳細に説明する。図1は本発明に係るガスター
ビン燃焼器の予混合ノズルの一実施例を示す概略断面
図、図2は図1のA−A線に沿う概略断面図であり、図
3,図4に示したものと同一の部分には同一の符号を付
して、重複する説明は省略する。
【0010】図1,図2に示すように、本発明によれ
ば、予混合ノズル1の予混合室5の下流側に、燃焼ガス
13が上流側へ流れるのを防ぐ逆流防止板15が設けら
れている。すなわち、本実施例では、この逆流防止板1
5は、漏斗状に形成され、予混合室5をガスタービン燃
焼器2に接続するガイド4の括れ部3下流部分に支柱1
6を介して設けられている。この支柱16は、旋回流れ
12がその中心部に形成する空洞部を利用して設けら
れ、閉塞板8に固定されている。
ば、予混合ノズル1の予混合室5の下流側に、燃焼ガス
13が上流側へ流れるのを防ぐ逆流防止板15が設けら
れている。すなわち、本実施例では、この逆流防止板1
5は、漏斗状に形成され、予混合室5をガスタービン燃
焼器2に接続するガイド4の括れ部3下流部分に支柱1
6を介して設けられている。この支柱16は、旋回流れ
12がその中心部に形成する空洞部を利用して設けら
れ、閉塞板8に固定されている。
【0011】そして、この逆流防止板15は、燃焼ガス
13の旋回流れの中心部に形成される逆流14が更に上
流側へ流れるのを阻止し、その結果該逆流14は逆流防
止板15の内面に沿って下流側へ流れるので、予混合室
5内へ燃焼ガス13が流入するのを防止することができ
る。
13の旋回流れの中心部に形成される逆流14が更に上
流側へ流れるのを阻止し、その結果該逆流14は逆流防
止板15の内面に沿って下流側へ流れるので、予混合室
5内へ燃焼ガス13が流入するのを防止することができ
る。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ガ
スタービン燃焼器の燃焼ガスが逆流によって上流側へ流
れて予混合ノズルの予混合室に流入するのを防止してい
るので、該予混合室内での燃焼を防止でき、したがって
予混合器本来の均一混合気形成の機能を維持して、NO
xの生成を大幅に抑制した燃焼をガスタービン燃焼器内
に実現できるという非常に優れた効果が奏される。
スタービン燃焼器の燃焼ガスが逆流によって上流側へ流
れて予混合ノズルの予混合室に流入するのを防止してい
るので、該予混合室内での燃焼を防止でき、したがって
予混合器本来の均一混合気形成の機能を維持して、NO
xの生成を大幅に抑制した燃焼をガスタービン燃焼器内
に実現できるという非常に優れた効果が奏される。
【図1】本発明に係るガスタービン燃焼器の予混合ノズ
ルの一実施例を示す概略断面図である。
ルの一実施例を示す概略断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う概略断面図である。
【図3】従来のガスタービン燃焼器の予混合ノズルを示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図4】図3のB−B線に沿う概略断面図である。
1 予混合ノズル 2 ガスタービン燃焼器 3 括れ部 4 ガイド 5 予混合室 6 燃料供給管 7 空気ガイド板 8 閉塞板 9 燃料噴射孔 10 燃焼用空気 11 燃料 12 旋回流れ 13 燃焼ガス 14 逆流 15 逆流防止板 16 支柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 均 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】円筒状の予混合室と、この予混合室の外周
に配置され、それぞれ多数の燃料噴射孔を有する複数の
燃料供給管と、前記予混合室の外周に設けられ、それぞ
れ該予混合室内に燃焼用空気を接線方向に流入させる複
数の空気ガイド板と、前記予混合室の最上流側を閉じる
閉塞板と、前記予混合室の下流側に設けられ、燃焼ガス
が上流側へ流れるのを防ぐ逆流防止板とを具備してなる
ことを特徴とするガスタービン燃焼器の予混合ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35493092A JPH06185731A (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | ガスタービン燃焼器の予混合ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35493092A JPH06185731A (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | ガスタービン燃焼器の予混合ノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06185731A true JPH06185731A (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=18440864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35493092A Withdrawn JPH06185731A (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | ガスタービン燃焼器の予混合ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06185731A (ja) |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP35493092A patent/JPH06185731A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000307 |