JPH06185640A - 四方切換弁 - Google Patents

四方切換弁

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JPH06185640A
JPH06185640A JP4355604A JP35560492A JPH06185640A JP H06185640 A JPH06185640 A JP H06185640A JP 4355604 A JP4355604 A JP 4355604A JP 35560492 A JP35560492 A JP 35560492A JP H06185640 A JPH06185640 A JP H06185640A
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piston
tubular body
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valve seat
connecting plate
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Takeshi Kondo
武史 近藤
Yoshimasa Watanabe
欣雅 渡辺
Kazuhiko Muto
和彦 武藤
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Pacific Industrial Co Ltd
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Pacific Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、管状本体1におけるバルブシート
7を配置する部分をバルジ加工等により膨出形状とする
ことにより、あらかじめピストン9を組み付けた状態で
管状本体1の内部に挿入できるようにし、また、連結板
12とシャフト13を一体的に成形して同軸度を確保し
やすくする。 【構成】 本発明の四方切換弁は、導管2・3・4と連
通するバルブシート7と、碗型のバルブスライド8と、
両端にピストンシール15を設けたピストン9とを管状
本体1の内部に配置し、バルブシート7の上面をバルブ
スライド8がピストン9と連動して左右に摺動する四方
切換弁において、前記管状本体1の内面中央に、バルジ
加工等により膨出させて下端を平面にした凹部1aを設
け、この凹部1a内に導管2・3・4と連通する矩形状
のバルブシート7を一体的に固定したことを特徴とする
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ヒートポンプ式空調
機の冷暖房切換に用いる四方切換弁に係るものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、暖房中の冷凍回路図を示す従来
の四方切換弁の縦断面図である。管状本体1は円筒管で
あり、該管状本体1には軸方向に3個の導管2・3・4
を連通するように設け、前記3個の導管2・3・4と対
向する面に1個の導管5を連通するように設けている。
そして、管状本体1の両端には1カ所に導口6aを設け
た皿型の蓋6を固定している。一方、管状本体1の内部
には前記3個の導管2・3・4とそれぞれ連通する孔を
設け、この孔の上方には、上面に摺動面を形成し、下面
を管状本体1の内面に沿って曲面にしたかまぼこ型のバ
ルブシート7を設けている。また、バルブシート7の上
面には少なくとも2個の導口を跨ぐように碗型のバルブ
スライド8を設けている。このバルブスライド8は、前
記管状本体1と蓋6とピストン9で形成される圧力室1
0の圧力を変化させることにより左右に移動するピスト
ン9と連動するように組み込まれている。また、バルブ
スライド8とピストン9に組み込んだ連結板12との間
に板バネ11を設け、ピストン9が円周方向に回転しよ
うとしてもバルブスライド8は回転することなくバルブ
シート7の上面に密接するようにしている。
【0003】ピストン9は、図7に示すように、両側に
補強用のリブを形成した薄板状のピストン連結板12の
中央部にバルブスライド8を挿入する穴12bを設ける
と共に、ピストン連結板12の両端部には一端にすり割
りを入れた丸軸のピストンシャフト13をリベット14
で固定し、ピストンシャフト13の先端部には、樹脂製
でカップ状にしたシール15aと該シール15aを半径
方向に附勢する板バネ15bを両側から鋼製のプレート
15cで挟んでなるピストンシール15をビス16にて
ねじ止めしている。導管2は室内側熱交換器17と連通
し、導管4は室外側熱交換器18と連通し、導管3はコ
ンプレッサ19の吸入側と連通し、導管5はコンプレッ
サ19の吐出側と連通している。パイロット電磁弁20
は、管状本体1の両端に固定した蓋6の導口6a、導管
3及び導管5と連通している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
四方切換弁においては、管状本体1の内面中央にバルブ
シート7が配置されており、左右のピストンシール15
がバルブシート7を跨ぐ構造になっているため、ピスト
ンシール15を管状本体1の両端からそれぞれ挿入しピ
ストン9を組み付けなければならず、組付けが複雑であ
り、左右のピストンシール15の同軸度はピストン連結
板12の平坦度、ピストンシャフト13の傾き、リベッ
ト14を挿入する穴の位置等で左右され、同軸度を確保
するためにそれぞれに厳しい寸法公差を必要とするだけ
でなく、ピストンシール15をビス16で固定している
のでビス16のゆるみによるピストンシール15の気密
性にも問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
問題点を解決するため、管状本体1におけるバルブシー
ト7を配置する部分をバルジ加工等により膨出形状とす
ることにより、あらかじめピストン9を組み付けた状態
で管状本体1の内部に挿入できるようにし、また、連結
板12とシャフト13を一体的に成形して同軸度を確保
しやすくしたものである。
【0006】すなわち、本発明の四方切換弁は、管状本
体1の内面中央に、バルジ加工等により膨出させて下端
を平面にした凹部1aを設け、この凹部1a内に導管2
・3・4と連通する矩形状のバルブシート7を一体的に
固定し、また、ピストン9は、平板状のピストン連結板
21の中央にバルブスライド7を嵌入させる穴21bを
設けるとともに両端に丸軸21a、21aを一体的に設
け、この丸軸21a、21aにピストンシール15、1
5を固定することにより問題解決の手段とするものであ
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は、本発明の四方切換弁の縦断面を示す図であ
り、図3は、図1のA−A断面である。管状本体1は、
内面中央に、バルジ加工等により膨出させて下端を平面
にした凹部1aを一体的に設けると共にこの凹部1aの
下端には3個の導管2・3・4が挿通可能な穴1b、1
c、1dを軸方向に並べて設け、前記穴1b、1c、1
dの上面には3個の導管2・3・4と対向する面に1個
の導管5が挿通可能な穴1eを設けている。そして、管
状本体1の両端には、1カ所に導口6aを設けた皿型の
蓋6を固定している。
【0008】一方、管状本体1の凹部1a内には、前記
3個の導管2・3・4とそれぞれ連通する孔を設け、こ
の孔の上方には、上面に摺動面を形成した矩形状のバル
ブシート7を、その上面が管状本体1の内面より上方に
飛び出ないようにして設けている。また、バルブシート
7の上面には少なくとも2個の導口を跨ぐように碗型の
バルブスライド8を設けている。バルブスライド8は、
前記管状本体1と蓋6とピストン9で形成される圧力室
10の圧力を変化させることにより左右に移動するピス
トン10と連動するように組み込まれている。また、バ
ルブスライド8と後述するピストン連結板21との間に
は、従来と同様に板バネ11を設けてピストン9が円周
方向に回転しようとしてもバルブスライド8は回転する
ことなくバルブシート7の上面に密接するようにしてい
る。
【0009】ピストン9は、図4に示すように、従来よ
りも板厚が厚い平板で形成されたピストン連結板21の
中央にバルブスライド8を挿入する穴21bを設けると
共に、ピストン連結板21の両端に板厚と同径もしくは
やや小径の丸軸21a、21aを同軸上に一体的に設
け、この丸軸21a、21aに、樹脂製でカップ状にし
たシール15aと該シール15aを半径方向に附勢する
板バネ15bとを両側から鋼製のプレート15cで挟ん
でなるピストンシール15を嵌め込んだ後かしめて固定
している。
【0010】
【作用】このように構成された四方切換弁は、前記管状
本体1の内面中央に、バルジ加工等により膨出させて凹
部1aを一体的に設け、この凹部内にバルブシート7の
上面が管状本体1の内面より上方に飛び出ないように配
置しているので、あらかじめピストン9を組み付けた状
態で管状本体1の内部に挿入できるようにし、また、従
来のピストン連結板12とピストンシャフト13を一体
で成形しているので、左右のピストンシール15の同軸
度を確保しやすい。
【0011】
【他の実施例】図5は、ピストンの他の実施例を示す斜
視図であり、薄板で箱状に形成したピストン連結板22
の底部中央にバルブスライド8を挿入する穴22bを設
けると共に短い方の両壁面に孔22aを設け、この穴2
2aに、樹脂製でカップ状にしたシール15aと該シー
ル15aを半径方向に附勢する板バネ15bとを両側か
ら鋼製のプレート15cで挟んでなるピストンシール1
5をリベット14でかしめて固定したものである。な
お、前記ピストン連結板22は、箱状に形成している
が、必ずしも箱にする必要はなく、長い方の壁面を省略
することができる。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば管状本体
1の中央にバルジ加工等により膨出させて凹部1aを一
体的に設け、この凹部内にバルブシート7の上面が管状
本体1の内面より上方に飛び出ないように配置している
ので、あらかじめピストン9にバルブスライド8と板バ
ネ11を組み付けた状態で管状本体1の内部に挿入で
き、組立が容易に行える。また、連結板12とシャフト
13を一体的に成形しているので、左右のピストンシー
ル15の同軸度が確保でき、さらに、ピストン9にはビ
ス16を使用しないので従来のようなビス16のゆるみ
によるピストンシール15の気密性を損なうという問題
もなく、その実用的効果は大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の四方切換弁の縦断面図
【図2】 本発明の管状本体の斜視図
【図3】 図1のA−A断面図
【図4】 実施例を示すピストンの斜視図
【図5】 他の実施例を示すピストンの斜視図
【図6】 暖房中の冷凍回路図を示す従来の四方切換弁
の縦断面図
【図7】 従来のピストンの斜視図
【符号の説明】
1 管体 1a 凹部 1b,1c,1
d,1e 穴 2,3,4,5 導管 6 蓋 6
a 導口 7 バルブシート 8 バルブスライド 9
ピストン 10 圧力室 11 板バネ 1
2 ピストン連結板 13 ピストンシャフト 14 リベット 1
5 ピストンシール 15a シール 15b 板バネ 1
5c プレート 16 ビス 17 室内側熱交換器 1
8 室外側熱交換器 19 コンプレッサ 20 パイロット電磁弁 21,22 ピストン連結板 2
1a 丸軸 22a 孔 21b,22b バルブスラ
イドを挿入する穴。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導管2・3・4と連通するバルブシート7
    と、碗型のバルブスライド8と、両端にピストンシール
    15を設けたピストン9とを管状本体1の内部に配置
    し、バルブシート7の上面をバルブスライド8がピスト
    ン9と連動して左右に摺動する四方切換弁において、 前記管状本体1の内面中央に、バルジ加工等により膨出
    させて下端を平面にした凹部1aを設け、この凹部1a
    内に導管2・3・4と連通する矩形状のバルブシート7
    を一体的に固定したことを特徴とする四方切換弁。
  2. 【請求項2】前記ピストン9は、平板状のピストン連結
    板21の中央にバルブスライド7を嵌入させる穴21b
    を設けるとともに両端に丸軸21a、21aを一体的に
    設け、この丸軸21a、21aにピストンシール15、
    15を固定したことを特徴とする請求項1記載の四方切
    換弁。
  3. 【請求項3】前記ピストン9は、薄板で形成したピスト
    ン連結板22の底部中央にバルブスライド7を嵌入させ
    る穴22bを設けるとともにこの連結板の少なくとも両
    端にリブを設け、該リブの側面に孔22a、22aを設
    てピストンシール15、15をリベット14、14で固
    定したことを特徴とする請求項1記載の四方切換弁。
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