JPH06183836A - 膨張黒鉛成形体の製造法 - Google Patents
膨張黒鉛成形体の製造法Info
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- JPH06183836A JPH06183836A JP4334345A JP33434592A JPH06183836A JP H06183836 A JPH06183836 A JP H06183836A JP 4334345 A JP4334345 A JP 4334345A JP 33434592 A JP33434592 A JP 33434592A JP H06183836 A JPH06183836 A JP H06183836A
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- graphite
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- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 34
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Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 結合剤を使用することなく、作業性良く、膨
張黒鉛から成形体を製造する方法を提供する。 【構成】 膨張黒鉛を粉砕した後熱処理し、次いで成形
する膨張黒鉛成形体の製造法。
張黒鉛から成形体を製造する方法を提供する。 【構成】 膨張黒鉛を粉砕した後熱処理し、次いで成形
する膨張黒鉛成形体の製造法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は膨張黒鉛成形体の製造法
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】膨張黒鉛成形体は、メカニカルシール、
パッキング等の黒鉛質シール材として用いられおり、低
密度の膨張黒鉛シートの複数枚を金型に入れて加圧成形
する方法や膨張黒鉛を直接金型に入れて加圧成形する方
法が採用されている。
パッキング等の黒鉛質シール材として用いられおり、低
密度の膨張黒鉛シートの複数枚を金型に入れて加圧成形
する方法や膨張黒鉛を直接金型に入れて加圧成形する方
法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、低密度
の膨張黒鉛シートを加圧成形する方法では、どうしても
シート間の結合が不十分になり、シート間で剥離を起し
易い欠点があり、結合剤を使わざるを得ないのが実情で
ある。一方、膨張黒鉛をそのまま加圧成形する方法は、
膨張黒鉛の密度が小さいため、成形に必要な膨張黒鉛の
容積が大きく、従って、膨張黒鉛の1部を金型に入れた
後仮押しをする操作を数回繰り返して、全量を金型に入
れてから本加圧をする必要があり、かなりの時間や手間
がかかる。また、1度に膨張黒鉛を投入して成形するた
めには金型のストロークをかなり大きくしなければなら
ないほか、膨張黒鉛には復元力があるため時間をかけて
ゆっくりと成形しなければならない。更に金型内面に黒
鉛粉が付着するので、成形毎に付着した粉末の除去が必
要となる等実用的ではない。本発明は、上記した従来の
欠点を解消し、結合剤を使用することなく、作業性よ
く、膨張黒鉛から成形体を製造する方法を提供するもの
である。
の膨張黒鉛シートを加圧成形する方法では、どうしても
シート間の結合が不十分になり、シート間で剥離を起し
易い欠点があり、結合剤を使わざるを得ないのが実情で
ある。一方、膨張黒鉛をそのまま加圧成形する方法は、
膨張黒鉛の密度が小さいため、成形に必要な膨張黒鉛の
容積が大きく、従って、膨張黒鉛の1部を金型に入れた
後仮押しをする操作を数回繰り返して、全量を金型に入
れてから本加圧をする必要があり、かなりの時間や手間
がかかる。また、1度に膨張黒鉛を投入して成形するた
めには金型のストロークをかなり大きくしなければなら
ないほか、膨張黒鉛には復元力があるため時間をかけて
ゆっくりと成形しなければならない。更に金型内面に黒
鉛粉が付着するので、成形毎に付着した粉末の除去が必
要となる等実用的ではない。本発明は、上記した従来の
欠点を解消し、結合剤を使用することなく、作業性よ
く、膨張黒鉛から成形体を製造する方法を提供するもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、膨張黒鉛を粉
砕した後熱処理し、次いで成形する膨張黒鉛成形体の製
造法に関する。即ち、本発明は先ず200cc/g程度の
かさの大きい膨張黒鉛をニーダー等で粉砕して、かさが
1桁小さい20cc/g程度のフレーク状の粉体とする。
次いでこの粉体を500〜1000℃で熱処理して、
水、硫黄化合物のような残留ガスを除去し、併せて黒鉛
を軟化させて成形を容易にする。最後に金型に入れて1
回で1500〜2000kg/cm3の圧力で加圧成形し、
密度1〜1.5g/cm3の成形体を得るものである。
砕した後熱処理し、次いで成形する膨張黒鉛成形体の製
造法に関する。即ち、本発明は先ず200cc/g程度の
かさの大きい膨張黒鉛をニーダー等で粉砕して、かさが
1桁小さい20cc/g程度のフレーク状の粉体とする。
次いでこの粉体を500〜1000℃で熱処理して、
水、硫黄化合物のような残留ガスを除去し、併せて黒鉛
を軟化させて成形を容易にする。最後に金型に入れて1
回で1500〜2000kg/cm3の圧力で加圧成形し、
密度1〜1.5g/cm3の成形体を得るものである。
【0005】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。 比較例1 かさが190cc/gの膨張黒鉛の1部をそのままストロ
ークが80mmの金型に入れて仮押しする操作を5回繰り
返して合計5.7gを金型に充填した後、面圧1500
kg/cm3で加圧成形し、密度1.1g/cm3の成形体を得
た。この成形体には10個中7個に仮押し部分からの剥
離が見られた。
ークが80mmの金型に入れて仮押しする操作を5回繰り
返して合計5.7gを金型に充填した後、面圧1500
kg/cm3で加圧成形し、密度1.1g/cm3の成形体を得
た。この成形体には10個中7個に仮押し部分からの剥
離が見られた。
【0006】比較例2 かさが190cc/gの膨張黒鉛5.7gの全量をそのま
まストロークが200mmの金型に入れ、時間をかけて徐
々に加圧成形し、面圧1500kg/cm3でしばらく保持
した後、1回で密度1.1g/cm3の成形体を得た。こ
の成形体には、10個全部に側面亀裂が見られ、また、
金型内壁には膨張黒鉛の微粉が付着していた。
まストロークが200mmの金型に入れ、時間をかけて徐
々に加圧成形し、面圧1500kg/cm3でしばらく保持
した後、1回で密度1.1g/cm3の成形体を得た。こ
の成形体には、10個全部に側面亀裂が見られ、また、
金型内壁には膨張黒鉛の微粉が付着していた。
【0007】実施例1 かさが190cc/gの膨張黒鉛をニーダーで粉砕してか
さが15cc/gのフレーク状の粉体を得、この粉体をマ
ッフル炉に入れ、800℃で5分間熱処理した後、乾燥
雰囲気中で冷却して成形粉とした。この成形粉5.7g
をストロークが80mmの金型に入れ、面圧1500kg/
cm3で加圧成形し、密度1.1g/cm3の成形体を得た。
この成形体には亀裂や層間剥離は見られず、10個成形
して不良品は全くなかった。また、金型内壁に膨張黒鉛
の付着は見られなかった。なお、成形時間は比較例1の
場合の1/3であった。
さが15cc/gのフレーク状の粉体を得、この粉体をマ
ッフル炉に入れ、800℃で5分間熱処理した後、乾燥
雰囲気中で冷却して成形粉とした。この成形粉5.7g
をストロークが80mmの金型に入れ、面圧1500kg/
cm3で加圧成形し、密度1.1g/cm3の成形体を得た。
この成形体には亀裂や層間剥離は見られず、10個成形
して不良品は全くなかった。また、金型内壁に膨張黒鉛
の付着は見られなかった。なお、成形時間は比較例1の
場合の1/3であった。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、作業性良く、また亀裂
不良を発生させることなく、膨張黒鉛成形体を製造する
ことができる。
不良を発生させることなく、膨張黒鉛成形体を製造する
ことができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 膨張黒鉛を粉砕した後熱処理し、次いで
成形することを特徴とする膨張黒鉛成形体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4334345A JPH06183836A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 膨張黒鉛成形体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4334345A JPH06183836A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 膨張黒鉛成形体の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06183836A true JPH06183836A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=18276330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4334345A Pending JPH06183836A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 膨張黒鉛成形体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06183836A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001043217A1 (fr) * | 1999-12-06 | 2001-06-14 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Cellule electrochimique, separateur pour cellule electrochimique et procede de fabrication |
JP2022507625A (ja) * | 2018-11-15 | 2022-01-18 | ログ 9 マテリアルズ サイエンティフィック プライベート リミテッド | バインダーを使用せずにグラフェンフェルトを合成する方法 |
-
1992
- 1992-12-15 JP JP4334345A patent/JPH06183836A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001043217A1 (fr) * | 1999-12-06 | 2001-06-14 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Cellule electrochimique, separateur pour cellule electrochimique et procede de fabrication |
US6794078B1 (en) | 1999-12-06 | 2004-09-21 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Fuel cell, fuel cell separator, and method of manufacture thereof |
JP2022507625A (ja) * | 2018-11-15 | 2022-01-18 | ログ 9 マテリアルズ サイエンティフィック プライベート リミテッド | バインダーを使用せずにグラフェンフェルトを合成する方法 |
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