JPH06182996A - インクジェットプリンタヘッド - Google Patents
インクジェットプリンタヘッドInfo
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- JPH06182996A JPH06182996A JP33996092A JP33996092A JPH06182996A JP H06182996 A JPH06182996 A JP H06182996A JP 33996092 A JP33996092 A JP 33996092A JP 33996092 A JP33996092 A JP 33996092A JP H06182996 A JPH06182996 A JP H06182996A
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- JP
- Japan
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- electrode
- pressure generating
- generating means
- printer head
- drive
- Prior art date
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 駆動回路の配線が容易なインクジェットプリ
ンタヘッドを得る。 【構成】 その変形でインクを加圧する駆動部27を支
持部材31上に連設して圧力発生手段26を形成し、こ
の圧力発生手段26の上部電極28を駆動部27の前後
面の少なくとも一方から下面まで延設した延長電極30
を下部電極29に並設し、これらの電極29,30が個
々に導通する形状の駆動電極32,33を支持部材31
の上面に形成した。
ンタヘッドを得る。 【構成】 その変形でインクを加圧する駆動部27を支
持部材31上に連設して圧力発生手段26を形成し、こ
の圧力発生手段26の上部電極28を駆動部27の前後
面の少なくとも一方から下面まで延設した延長電極30
を下部電極29に並設し、これらの電極29,30が個
々に導通する形状の駆動電極32,33を支持部材31
の上面に形成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オンデマンド方式のイ
ンクジェットプリンタヘッドに関するものである。
ンクジェットプリンタヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、静粛で高密度印刷が可能なプリン
タヘッドとして、オリフィスからインク滴を吐出させて
印刷用紙に付着させることで記録を行なうインクジェッ
トプリンタヘッドなどを実用化している。
タヘッドとして、オリフィスからインク滴を吐出させて
印刷用紙に付着させることで記録を行なうインクジェッ
トプリンタヘッドなどを実用化している。
【0003】例えば、オンデマンド方式のインクジェッ
トプリンタヘッドでは、一対の本体プレートを一体に接
合する接合面の一方に形成した凹部で圧力室を形成し、
この圧力室内に圧力発生手段の変位自在な加圧面を配置
した構造などとなっている。そして、このようなインク
ジェットプリンタヘッドでは、印刷画像に対応した駆動
電圧で圧力発生手段の加圧面を振動させて圧力室内のイ
ンクをオリフィスからインク滴として吐出させるように
なっている。
トプリンタヘッドでは、一対の本体プレートを一体に接
合する接合面の一方に形成した凹部で圧力室を形成し、
この圧力室内に圧力発生手段の変位自在な加圧面を配置
した構造などとなっている。そして、このようなインク
ジェットプリンタヘッドでは、印刷画像に対応した駆動
電圧で圧力発生手段の加圧面を振動させて圧力室内のイ
ンクをオリフィスからインク滴として吐出させるように
なっている。
【0004】そこで、ここでは特開昭60-90770号公報の
インクジェットプリンタヘッドを従来例として図11に
基づいて説明する。まず、このインクジェットプリンタ
ヘッド1では、底部で一体に連結した櫛歯状の圧電性セ
ラミックからなる多数の駆動部2を上下方向に分極し、
この駆動部2の上下面に上部電極3と下部電極4とを形
成している。一方、コ字形に形成した支持部材5の凹部
の上面に駆動電極6を形成し、この駆動電極6上に前記
駆動部2を下部電極4の位置で装着することで圧力発生
手段7を形成している。
インクジェットプリンタヘッドを従来例として図11に
基づいて説明する。まず、このインクジェットプリンタ
ヘッド1では、底部で一体に連結した櫛歯状の圧電性セ
ラミックからなる多数の駆動部2を上下方向に分極し、
この駆動部2の上下面に上部電極3と下部電極4とを形
成している。一方、コ字形に形成した支持部材5の凹部
の上面に駆動電極6を形成し、この駆動電極6上に前記
駆動部2を下部電極4の位置で装着することで圧力発生
手段7を形成している。
【0005】また、このインクジェットプリンタヘッド
1では、オリフィス8と圧力室9とインク槽10とを連
続的に形成する多数の凹部11と、この凹部11のイン
ク槽10に開口した貫通孔からなるインク供給路12と
をオリフィスプレート13に形成している。そして、こ
のオリフィスプレート13の前記凹部11を遮蔽した振
動板14の下面に多数の駆動電極15を連設し、これら
の駆動電極15上に前記駆動部2の上部電極3が位置す
るように前記圧力発生手段7の支持部材5の両端部を前
記オリフィスプレート13に接合している。
1では、オリフィス8と圧力室9とインク槽10とを連
続的に形成する多数の凹部11と、この凹部11のイン
ク槽10に開口した貫通孔からなるインク供給路12と
をオリフィスプレート13に形成している。そして、こ
のオリフィスプレート13の前記凹部11を遮蔽した振
動板14の下面に多数の駆動電極15を連設し、これら
の駆動電極15上に前記駆動部2の上部電極3が位置す
るように前記圧力発生手段7の支持部材5の両端部を前
記オリフィスプレート13に接合している。
【0006】このようにすることで、このインクジェッ
トプリンタヘッド1では、前記圧力発生手段7に連設し
た多数の駆動部2が、前記振動板14を介して前記オリ
フィスプレート13の圧力室9に個々に対向するように
なっている。そこで、このような圧力発生手段7の支持
部材5に形成した一個の駆動電極6と、前記振動板14
に連設した多数の駆動電極15とに、例えば、ボンディ
ングワイヤ(図示せず)などで駆動回路(図示せず)を
接続している。また、前記オリフィスプレート13のイ
ンク供給路12には、フレキシブルチューブ(図示せ
ず)などで大容量のインクタンク(図示せず)を連結し
ている。
トプリンタヘッド1では、前記圧力発生手段7に連設し
た多数の駆動部2が、前記振動板14を介して前記オリ
フィスプレート13の圧力室9に個々に対向するように
なっている。そこで、このような圧力発生手段7の支持
部材5に形成した一個の駆動電極6と、前記振動板14
に連設した多数の駆動電極15とに、例えば、ボンディ
ングワイヤ(図示せず)などで駆動回路(図示せず)を
接続している。また、前記オリフィスプレート13のイ
ンク供給路12には、フレキシブルチューブ(図示せ
ず)などで大容量のインクタンク(図示せず)を連結し
ている。
【0007】このような構成において、このインクジェ
ットプリンタヘッド1は、インク供給路12から供給し
たインク(図示せず)を圧力室9内に保持し、この状態
で駆動回路から駆動電極6,15を介して圧力発生手段
7の駆動部2に駆動電圧を選択的に供給し、この駆動電
圧で上下方向に伸縮する駆動部2で圧力室9内のインク
を加圧してオリフィス8から吐出させるようになってい
る。
ットプリンタヘッド1は、インク供給路12から供給し
たインク(図示せず)を圧力室9内に保持し、この状態
で駆動回路から駆動電極6,15を介して圧力発生手段
7の駆動部2に駆動電圧を選択的に供給し、この駆動電
圧で上下方向に伸縮する駆動部2で圧力室9内のインク
を加圧してオリフィス8から吐出させるようになってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記公報のインクジェ
ットプリンタヘッド1では、駆動回路から駆動電極6,
15で圧力発生手段7に駆動電圧を供給して駆動部2の
伸縮で圧力室9内のインクをオリフィス8から吐出させ
るようになっている。
ットプリンタヘッド1では、駆動回路から駆動電極6,
15で圧力発生手段7に駆動電圧を供給して駆動部2の
伸縮で圧力室9内のインクをオリフィス8から吐出させ
るようになっている。
【0009】ここで、このインクジェットプリンタヘッ
ド1では、圧力発生手段7の駆動部2の上下面に電極
3,4を形成しているので、これらの電極3,4と導通
する駆動電極6,15も上下方向に離反している。しか
し、このように立体的に位置する駆動電極6,15にボ
ンディングワイヤなどで駆動回路を接続することは、そ
の生産性や歩留りが著しく低下することになって好まし
くない。
ド1では、圧力発生手段7の駆動部2の上下面に電極
3,4を形成しているので、これらの電極3,4と導通
する駆動電極6,15も上下方向に離反している。しか
し、このように立体的に位置する駆動電極6,15にボ
ンディングワイヤなどで駆動回路を接続することは、そ
の生産性や歩留りが著しく低下することになって好まし
くない。
【0010】また、上記公報には圧力発生手段7の上部
・下部電極3,4を支持部材5と振動板14との駆動電
極6,15に接着することを記載しているが、このよう
な電極3,4,6,15の接着は必然的に導電性が必要
となるので、これは導電性接着剤で電極3,4,6,1
5を導通させることや、絶縁性接着剤を極薄く使用して
電極3,4,6,15を表面の凹凸で導通させることが
考えられる。
・下部電極3,4を支持部材5と振動板14との駆動電
極6,15に接着することを記載しているが、このよう
な電極3,4,6,15の接着は必然的に導電性が必要
となるので、これは導電性接着剤で電極3,4,6,1
5を導通させることや、絶縁性接着剤を極薄く使用して
電極3,4,6,15を表面の凹凸で導通させることが
考えられる。
【0011】しかし、上述のようなインクジェットプリ
ンタヘッド1は、印刷品質の向上のために高密度化が要
望されているので駆動部2の間隔なども微細となってお
り、その電極3,15も高密度に配列しているので、こ
れを導電性接着剤で接続すると短絡が発生しやすい。そ
こで、このように高密度配置した電極3,15は上述の
ように絶縁性接着剤で接着して表面の凹凸で導通を確保
することも考えられるが、これでは多数の電極3,15
間の電極抵抗が不均一となるので多数の駆動部2の動作
特性を均一化することが困難で印刷品質が低下すること
になる。
ンタヘッド1は、印刷品質の向上のために高密度化が要
望されているので駆動部2の間隔なども微細となってお
り、その電極3,15も高密度に配列しているので、こ
れを導電性接着剤で接続すると短絡が発生しやすい。そ
こで、このように高密度配置した電極3,15は上述の
ように絶縁性接着剤で接着して表面の凹凸で導通を確保
することも考えられるが、これでは多数の電極3,15
間の電極抵抗が不均一となるので多数の駆動部2の動作
特性を均一化することが困難で印刷品質が低下すること
になる。
【0012】本発明は、駆動回路の配線が容易なインク
ジェットプリンタヘッドを得るものである。
ジェットプリンタヘッドを得るものである。
【0013】また、本発明は、駆動部の動作特性が良好
なインクジェットプリンタヘッドを得るものである。
なインクジェットプリンタヘッドを得るものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
所定方向に分極して上下面に上部電極と下部電極とを形
成した多数の駆動部を支持部材の上面に連設して圧力発
生手段を形成し、この圧力発生手段の上部・下部電極に
駆動電極で駆動回路を接続し、この駆動回路を接続した
圧力発生手段の駆動部をオリフィスとインク供給路とが
連通した圧力室に対向配置し、インク供給路から供給し
て圧力室内に保持したインクを駆動回路から供給する駆
動電圧で変形する圧力発生手段の駆動部で加圧してオリ
フィスから吐出させるインクジェットプリンタヘッドに
おいて、圧力発生手段の上部電極を駆動部の前後面の少
なくとも一方から下面まで延設した延長電極を下部電極
に並設し、この圧力発生手段の下部電極と延長電極とが
個々に導通する形状の駆動電極を支持部材の上面に形成
した。
所定方向に分極して上下面に上部電極と下部電極とを形
成した多数の駆動部を支持部材の上面に連設して圧力発
生手段を形成し、この圧力発生手段の上部・下部電極に
駆動電極で駆動回路を接続し、この駆動回路を接続した
圧力発生手段の駆動部をオリフィスとインク供給路とが
連通した圧力室に対向配置し、インク供給路から供給し
て圧力室内に保持したインクを駆動回路から供給する駆
動電圧で変形する圧力発生手段の駆動部で加圧してオリ
フィスから吐出させるインクジェットプリンタヘッドに
おいて、圧力発生手段の上部電極を駆動部の前後面の少
なくとも一方から下面まで延設した延長電極を下部電極
に並設し、この圧力発生手段の下部電極と延長電極とが
個々に導通する形状の駆動電極を支持部材の上面に形成
した。
【0015】請求項2記載の発明は、圧力発生手段の下
部電極と延長電極とを支持部材の駆動電極に異方導電性
接着剤で接合した。
部電極と延長電極とを支持部材の駆動電極に異方導電性
接着剤で接合した。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明は、駆動部の上部電極と下
部電極とを支持部材の上面の駆動電極で駆動回路に簡易
に接続することができるので、駆動回路の配線が容易な
インクジェットプリンタヘッドを得ることができる。
部電極とを支持部材の上面の駆動電極で駆動回路に簡易
に接続することができるので、駆動回路の配線が容易な
インクジェットプリンタヘッドを得ることができる。
【0017】請求項2記載の発明は、電極の短絡を懸念
することなく駆動部等を高密度に配列することができ、
さらに、接続した多数の電極間の電極抵抗を均一にして
多数の駆動部の動作特性を均等化することもできるの
で、駆動部の動作特性が良好なインクジェットプリンタ
ヘッドを得ることができる。
することなく駆動部等を高密度に配列することができ、
さらに、接続した多数の電極間の電極抵抗を均一にして
多数の駆動部の動作特性を均等化することもできるの
で、駆動部の動作特性が良好なインクジェットプリンタ
ヘッドを得ることができる。
【0018】
【実施例】本発明の実施例を図1ないし図3に基づいて
説明する。まず、本実施例のインクジェットプリンタヘ
ッド16は、図1及び図2に例示するように、平板状の
カバープレート17をメインプレート18の上面に一体
に接合した構造となっている。そして、このメインプレ
ート18の接合面には、オリフィス19と圧力室20と
インク流入路21とインク槽22とを一体に形成する細
長い凹部23を連設し、この凹部23の前記インク槽2
2に連通するインク供給路24を前記カバープレート1
7に形成している。そして、前記メインプレート18
は、上述のような形状の凹部23を形成する樹脂部材2
5にインサートして圧力発生手段26を射出成形や押出
成形で形成し、この圧力発生手段26の駆動部27を前
記圧力室20に個々に連通させた構造となっている。
説明する。まず、本実施例のインクジェットプリンタヘ
ッド16は、図1及び図2に例示するように、平板状の
カバープレート17をメインプレート18の上面に一体
に接合した構造となっている。そして、このメインプレ
ート18の接合面には、オリフィス19と圧力室20と
インク流入路21とインク槽22とを一体に形成する細
長い凹部23を連設し、この凹部23の前記インク槽2
2に連通するインク供給路24を前記カバープレート1
7に形成している。そして、前記メインプレート18
は、上述のような形状の凹部23を形成する樹脂部材2
5にインサートして圧力発生手段26を射出成形や押出
成形で形成し、この圧力発生手段26の駆動部27を前
記圧力室20に個々に連通させた構造となっている。
【0019】そこで、上述のような圧力発生手段26の
構造を以下に説明する。まず、圧電性セラミックからな
る直方体状の駆動部27の上下面に上部・下部電極2
8,29を形成し、この下部電極29を前記駆動部27
の前面から下面まで延長した延長電極30を前記下部電
極に所定間隔で並設している。一方、支持部材である絶
縁基板31の上面には駆動電極である共通電極32と個
別電極33とを形成し、これらの共通・個別電極32,
33上に前記電極29,30を異方導電性接着剤34で
接合している。
構造を以下に説明する。まず、圧電性セラミックからな
る直方体状の駆動部27の上下面に上部・下部電極2
8,29を形成し、この下部電極29を前記駆動部27
の前面から下面まで延長した延長電極30を前記下部電
極に所定間隔で並設している。一方、支持部材である絶
縁基板31の上面には駆動電極である共通電極32と個
別電極33とを形成し、これらの共通・個別電極32,
33上に前記電極29,30を異方導電性接着剤34で
接合している。
【0020】このようにすることで、このインクジェッ
トプリンタヘッド16では、前記絶縁基板31上に多数
の前記駆動部27を連設し、これらの駆動部27の上部
・下部電極28,29を前記絶縁基板31の共通・個別
電極32,33に個々に接続して前記圧力発生手段26
を形成している。そこで、このインクジェットプリンタ
ヘッド16では、前記圧力発生手段26の共通・個別電
極32,33を前記絶縁基板31の後縁部の近傍まで延
長し、ここに形成した端子部35,36にボンディング
ワイヤ37で駆動回路(図示せず)を接続している。
トプリンタヘッド16では、前記絶縁基板31上に多数
の前記駆動部27を連設し、これらの駆動部27の上部
・下部電極28,29を前記絶縁基板31の共通・個別
電極32,33に個々に接続して前記圧力発生手段26
を形成している。そこで、このインクジェットプリンタ
ヘッド16では、前記圧力発生手段26の共通・個別電
極32,33を前記絶縁基板31の後縁部の近傍まで延
長し、ここに形成した端子部35,36にボンディング
ワイヤ37で駆動回路(図示せず)を接続している。
【0021】なお、本実施例のインクジェットプリンタ
ヘッド16では、前記駆動部27と同一構造で前記圧力
室20に連通しない不動部38が両側部に位置してい
る。
ヘッド16では、前記駆動部27と同一構造で前記圧力
室20に連通しない不動部38が両側部に位置してい
る。
【0022】また、本発明では支持部材である前記絶縁
基板31に対する前記駆動部27の突出方向を上方と呼
称し、前記オリフィス19に対するインク滴(図示せ
ず)の吐出方向を前方と呼称しているが、これはインク
ジェットプリンタヘッド16の製作時や使用時の方向や
配置を限定するものではない。
基板31に対する前記駆動部27の突出方向を上方と呼
称し、前記オリフィス19に対するインク滴(図示せ
ず)の吐出方向を前方と呼称しているが、これはインク
ジェットプリンタヘッド16の製作時や使用時の方向や
配置を限定するものではない。
【0023】このような構成において、このインクジェ
ットプリンタヘッド16では、駆動回路が共通・個別電
極32,33から上部・下部電極28,29に選択的に
駆動電圧を出力すると、この駆動電圧に従って圧力発生
手段26の駆動部27が突出方向に伸縮するので、この
駆動部27の上面の変位で圧力室20内のインク(図示
せず)を加圧してオリフィス19から吐出する。
ットプリンタヘッド16では、駆動回路が共通・個別電
極32,33から上部・下部電極28,29に選択的に
駆動電圧を出力すると、この駆動電圧に従って圧力発生
手段26の駆動部27が突出方向に伸縮するので、この
駆動部27の上面の変位で圧力室20内のインク(図示
せず)を加圧してオリフィス19から吐出する。
【0024】そして、このインクジェットプリンタヘッ
ド16は、圧力発生手段26の駆動部27の上面に形成
した上部電極28を前面から下面まで延長して延長電極
30として下部電極29に並設しており、このような駆
動部27の電極29,30は絶縁基板31の上面に形成
した共通・個別電極32,33で駆動回路に簡易に接続
することができるので、その生産性や歩留りが極めて良
好である。なお、ここでは圧力発生手段26の駆動部2
7の上面に形成した上部電極28を前面から下面まで延
長して延長電極30とすることを例示したが、このよう
な圧力発生手段26の駆動部27の上面に形成した上部
電極28を後面から下面まで延長して延長電極30とす
ることも実施可能である。
ド16は、圧力発生手段26の駆動部27の上面に形成
した上部電極28を前面から下面まで延長して延長電極
30として下部電極29に並設しており、このような駆
動部27の電極29,30は絶縁基板31の上面に形成
した共通・個別電極32,33で駆動回路に簡易に接続
することができるので、その生産性や歩留りが極めて良
好である。なお、ここでは圧力発生手段26の駆動部2
7の上面に形成した上部電極28を前面から下面まで延
長して延長電極30とすることを例示したが、このよう
な圧力発生手段26の駆動部27の上面に形成した上部
電極28を後面から下面まで延長して延長電極30とす
ることも実施可能である。
【0025】さらに、このインクジェットプリンタヘッ
ド16では、上述のような駆動部27の電極29,30
と絶縁基板31の共通・個別電極32,33とを異方導
電性接着剤34で接着して導通させることで、これらの
電極29,30,32,33の短絡を懸念することなく
駆動部27等を高密度に配列することができ、さらに、
各電極29,30,32,33間の電極抵抗を均一に導
通させて多数の駆動部27の動作特性を均等化すること
もできるので、その印刷品質の向上に寄与することがで
きる。
ド16では、上述のような駆動部27の電極29,30
と絶縁基板31の共通・個別電極32,33とを異方導
電性接着剤34で接着して導通させることで、これらの
電極29,30,32,33の短絡を懸念することなく
駆動部27等を高密度に配列することができ、さらに、
各電極29,30,32,33間の電極抵抗を均一に導
通させて多数の駆動部27の動作特性を均等化すること
もできるので、その印刷品質の向上に寄与することがで
きる。
【0026】つまり、このインクジェットプリンタヘッ
ド16では、上述のように圧力発生手段26の駆動部2
7の上部電極28を下面まで延長して延長電極30とし
て下部電極29に並設するので、これらの電極29,3
0は極めて近接することになり、これらの電極29,3
0に個々に接続する共通・個別電極32,33も近接配
置する必要がある。そこで、このインクジェットプリン
タヘッド16では、駆動部27の電極29,30と絶縁
基板31の共通・個別電極32,33とを異方導電性接
着剤34で接着することで、これらの電極29,30,
32,33の短絡を防止するようにした。
ド16では、上述のように圧力発生手段26の駆動部2
7の上部電極28を下面まで延長して延長電極30とし
て下部電極29に並設するので、これらの電極29,3
0は極めて近接することになり、これらの電極29,3
0に個々に接続する共通・個別電極32,33も近接配
置する必要がある。そこで、このインクジェットプリン
タヘッド16では、駆動部27の電極29,30と絶縁
基板31の共通・個別電極32,33とを異方導電性接
着剤34で接着することで、これらの電極29,30,
32,33の短絡を防止するようにした。
【0027】なお、上述のようにしてインクジェットプ
リンタヘッド16がオリフィス19からインク滴を吐出
する場合、メインプレート18の樹脂部材25は伸縮す
る駆動部27と共に変形することになるが、PZT(Lea
d Zirco Titanate)等の圧電性セラミックからなる駆動
部27の伸縮は1.0(μm)程度と微少で急速なので、柔軟
な樹脂部材25は容易に変形することになる。なお、こ
のようなインクジェットプリンタヘッド16で圧力室2
0内のインクを加圧する手段としては、駆動電圧で圧力
発生手段26の駆動部27を急速に突出させることの
他、予め駆動電圧で後退させておいた駆動部27を駆動
電圧の停止で急激に初期状態に復元させることなども可
能である。
リンタヘッド16がオリフィス19からインク滴を吐出
する場合、メインプレート18の樹脂部材25は伸縮す
る駆動部27と共に変形することになるが、PZT(Lea
d Zirco Titanate)等の圧電性セラミックからなる駆動
部27の伸縮は1.0(μm)程度と微少で急速なので、柔軟
な樹脂部材25は容易に変形することになる。なお、こ
のようなインクジェットプリンタヘッド16で圧力室2
0内のインクを加圧する手段としては、駆動電圧で圧力
発生手段26の駆動部27を急速に突出させることの
他、予め駆動電圧で後退させておいた駆動部27を駆動
電圧の停止で急激に初期状態に復元させることなども可
能である。
【0028】ここで、このインクジェットプリンタヘッ
ド16の圧力発生手段26の製作方法を図3に基づいて
以下に説明する。まず、同図(a)に例示するように、
射出成形や押出成形で形成したPZTからなる平板状の
圧電性セラミック39の上面と前面と下面とにアルミニ
ウム等の金属膜(図示せず)を連続的に成膜し、この金
属膜をフォトエッチングやダイシング加工等で圧電性セ
ラミック39の下面の前縁部の近傍で分断して二つの金
属膜40,41を形成する。また、同図(b)に例示す
るように、表面を洗浄したガラスやセラミック等からな
る絶縁基板31の上面の全域にアルミニウム等の金属膜
(図示せず)を成膜し、この金属膜をフォトエッチング
等でパターニングすることで共通・個別電極32,33
を形成する。そこで、同図(c)に例示するように、こ
れら共通・個別電極32,33を形成した絶縁基板31
の上面の要所に異方導電性接着剤34をスクリーン印刷
やスピンコート等で塗布し、この異方導電性接着剤34
上に圧電性セラミック39を加圧して加熱することで接
合する。そして、同図(d)に例示するように、この圧
電性セラミック39をダイシング加工で所定形状に分断
することで、絶縁基板31上に二個の不動部38と多数
の駆動部27とを連設して圧力発生手段26を形成す
る。
ド16の圧力発生手段26の製作方法を図3に基づいて
以下に説明する。まず、同図(a)に例示するように、
射出成形や押出成形で形成したPZTからなる平板状の
圧電性セラミック39の上面と前面と下面とにアルミニ
ウム等の金属膜(図示せず)を連続的に成膜し、この金
属膜をフォトエッチングやダイシング加工等で圧電性セ
ラミック39の下面の前縁部の近傍で分断して二つの金
属膜40,41を形成する。また、同図(b)に例示す
るように、表面を洗浄したガラスやセラミック等からな
る絶縁基板31の上面の全域にアルミニウム等の金属膜
(図示せず)を成膜し、この金属膜をフォトエッチング
等でパターニングすることで共通・個別電極32,33
を形成する。そこで、同図(c)に例示するように、こ
れら共通・個別電極32,33を形成した絶縁基板31
の上面の要所に異方導電性接着剤34をスクリーン印刷
やスピンコート等で塗布し、この異方導電性接着剤34
上に圧電性セラミック39を加圧して加熱することで接
合する。そして、同図(d)に例示するように、この圧
電性セラミック39をダイシング加工で所定形状に分断
することで、絶縁基板31上に二個の不動部38と多数
の駆動部27とを連設して圧力発生手段26を形成す
る。
【0029】なお、上述のように駆動部27を形成する
ダイシング加工は、絶縁基板31の共通電極32を分断
しない位置で、圧電性セラミック39を確実に分断する
深さまで行なうことになる。また、上述のように異方導
電性接着剤34を絶縁基板31の上面に部分的に塗布す
ることは、前面に塗布した異方導電性接着剤34を部分
的に除去することなどでも実施可能である。
ダイシング加工は、絶縁基板31の共通電極32を分断
しない位置で、圧電性セラミック39を確実に分断する
深さまで行なうことになる。また、上述のように異方導
電性接着剤34を絶縁基板31の上面に部分的に塗布す
ることは、前面に塗布した異方導電性接着剤34を部分
的に除去することなどでも実施可能である。
【0030】さらに、上述のようにして形成した圧力発
生手段26を樹脂部材25にインサートして射出成形す
ることで、圧力室20の底面を駆動部27の上面で形成
したメインプレート18を製作する。この時、図1
(b)に例示したように、樹脂部材25の後端面から絶
縁基板31の後縁部を突出させることで、この絶縁基板
31の後縁部まで延長している共通・個別電極32,3
3の端子部35,36を露出させることができる。
生手段26を樹脂部材25にインサートして射出成形す
ることで、圧力室20の底面を駆動部27の上面で形成
したメインプレート18を製作する。この時、図1
(b)に例示したように、樹脂部材25の後端面から絶
縁基板31の後縁部を突出させることで、この絶縁基板
31の後縁部まで延長している共通・個別電極32,3
3の端子部35,36を露出させることができる。
【0031】なお、ここではメインプレート18の樹脂
部材25の圧力室20内に圧力発生手段26の駆動部2
7の上面を露出させることを例示したが、このような駆
動部27の上面には上部電極28が位置するので、この
駆動部27の上面を樹脂部材25の薄膜下に位置させる
ことや、露出した駆動部27の上面に専用の保護膜(図
示せず)を成膜することで、インクによる上部電極28
の腐蝕を防止することが可能である。
部材25の圧力室20内に圧力発生手段26の駆動部2
7の上面を露出させることを例示したが、このような駆
動部27の上面には上部電極28が位置するので、この
駆動部27の上面を樹脂部材25の薄膜下に位置させる
ことや、露出した駆動部27の上面に専用の保護膜(図
示せず)を成膜することで、インクによる上部電極28
の腐蝕を防止することが可能である。
【0032】そして、上述のようにして形成したメイン
プレート18上にカバープレート17を接着や超音波溶
着等で一体に接合することで、前面に多数のオリフィス
19が位置すると共に後部に突出した絶縁基板31上に
多数の端子部35,36が位置したインクジェットプリ
ンタヘッド16を得ることができる。
プレート18上にカバープレート17を接着や超音波溶
着等で一体に接合することで、前面に多数のオリフィス
19が位置すると共に後部に突出した絶縁基板31上に
多数の端子部35,36が位置したインクジェットプリ
ンタヘッド16を得ることができる。
【0033】なお、このようなメインプレート18の樹
脂部材25は、成形性、インクに対する耐蝕性、カバー
プレート17との接合性、弾性率、硬度等を考慮して選
択することになる。例えば、PPS(Polyphenylenesulf
ide)、PES(Polyethersulfone)、PSF(Polysulfon
e)、PPO(Polyphenylene Oxide)、PPE(Polyphen
ylen Ether)、PEEK(Polyethereetherketone)、PM
P(Polymethylpentene)、PP(Polyphenylene)、LC
P(Liquid Cristalline Polymer)等が利用可能であ
る。なお、このような樹脂部材25の成形温度が圧力発
生手段26の駆動部27のキュリー点より低ければ分極
を維持できるので望ましいが、樹脂部材25の射出成形
後でもメインプレート18にインサートした圧力発生手
段26の駆動部27を上部・下部電極28,29への通
電で分極することは容易である。
脂部材25は、成形性、インクに対する耐蝕性、カバー
プレート17との接合性、弾性率、硬度等を考慮して選
択することになる。例えば、PPS(Polyphenylenesulf
ide)、PES(Polyethersulfone)、PSF(Polysulfon
e)、PPO(Polyphenylene Oxide)、PPE(Polyphen
ylen Ether)、PEEK(Polyethereetherketone)、PM
P(Polymethylpentene)、PP(Polyphenylene)、LC
P(Liquid Cristalline Polymer)等が利用可能であ
る。なお、このような樹脂部材25の成形温度が圧力発
生手段26の駆動部27のキュリー点より低ければ分極
を維持できるので望ましいが、樹脂部材25の射出成形
後でもメインプレート18にインサートした圧力発生手
段26の駆動部27を上部・下部電極28,29への通
電で分極することは容易である。
【0034】ここで、このようなインクジェットプリン
タヘッド16では、その各部の寸法等は仕様などに従っ
て決定することになるが、例えば、駆動部27は、板厚
は0.05〜1.0(mm)程度で望ましくは0.1 〜0.5(mm)とな
り、その前後長は1.0 〜30(mm)、その横幅と間隔とは0.
05〜1.0(mm)などとなる。また、絶縁基板31の板厚は
0.5〜5.0(mm)などとなる。さらに、圧力室20は、横幅
と前後長とは駆動部27より微少に大きくなるように
し、その深さは0.02〜0.2(mm)などとなる。また、オリ
フィス19の横幅と深さとは0.02〜0.08(mm)などとな
る。
タヘッド16では、その各部の寸法等は仕様などに従っ
て決定することになるが、例えば、駆動部27は、板厚
は0.05〜1.0(mm)程度で望ましくは0.1 〜0.5(mm)とな
り、その前後長は1.0 〜30(mm)、その横幅と間隔とは0.
05〜1.0(mm)などとなる。また、絶縁基板31の板厚は
0.5〜5.0(mm)などとなる。さらに、圧力室20は、横幅
と前後長とは駆動部27より微少に大きくなるように
し、その深さは0.02〜0.2(mm)などとなる。また、オリ
フィス19の横幅と深さとは0.02〜0.08(mm)などとな
る。
【0035】なお、このようなインクジェットプリンタ
ヘッド16のカバープレート17の材料は、メインプレ
ート18の場合と同様に成形性、インクに対する耐蝕
性、メインプレート18との接合性、弾性率、硬度等を
考慮して選択するが、メインプレート18の樹脂部材2
5は圧力発生手段26の駆動部27と共に良好に変形す
るように柔軟性が必要であるのに対し、カバープレート
17の材料は圧力損失を防止するために硬度が必要であ
る。しかし、互いの接合性や温度変化による伸長や生産
性などを考慮するとカバープレート17とメインプレー
ト18とを同一材料で形成することが望ましいので、例
えば、メインプレート18の樹脂部材25と同一の柔軟
な樹脂にガラスフィラーを混入した硬質な複合材でカバ
ープレート17を形成することなどが実施可能である。
なお、このようなカバープレート17は板厚0.5 〜5.0
(mm)程度に形成され、凹部23を遮蔽しない溶着等で
メインプレート18と接合することができれば材料を共
通化することは要しない。
ヘッド16のカバープレート17の材料は、メインプレ
ート18の場合と同様に成形性、インクに対する耐蝕
性、メインプレート18との接合性、弾性率、硬度等を
考慮して選択するが、メインプレート18の樹脂部材2
5は圧力発生手段26の駆動部27と共に良好に変形す
るように柔軟性が必要であるのに対し、カバープレート
17の材料は圧力損失を防止するために硬度が必要であ
る。しかし、互いの接合性や温度変化による伸長や生産
性などを考慮するとカバープレート17とメインプレー
ト18とを同一材料で形成することが望ましいので、例
えば、メインプレート18の樹脂部材25と同一の柔軟
な樹脂にガラスフィラーを混入した硬質な複合材でカバ
ープレート17を形成することなどが実施可能である。
なお、このようなカバープレート17は板厚0.5 〜5.0
(mm)程度に形成され、凹部23を遮蔽しない溶着等で
メインプレート18と接合することができれば材料を共
通化することは要しない。
【0036】さらに、このようなインクジェットプリン
タヘッド16では、インク内の気泡(図示せず)を良好
に排出するため、インクに対するオリフィス19や圧力
室20の親液性が良好な材料でプレート17,18を形
成することが望ましい。この時、樹脂はガラス、金属及
びセラミックよりも親液性が低いが、これは既存の技術
であるプラズマ処理やグラフト重合等によって容易に改
善することができる。
タヘッド16では、インク内の気泡(図示せず)を良好
に排出するため、インクに対するオリフィス19や圧力
室20の親液性が良好な材料でプレート17,18を形
成することが望ましい。この時、樹脂はガラス、金属及
びセラミックよりも親液性が低いが、これは既存の技術
であるプラズマ処理やグラフト重合等によって容易に改
善することができる。
【0037】一方、オリフィス19が位置するプレート
17,18の前面は、インク滴を良好に吐出させるよう
に親液性が低いことが必要であるので、上述のような親
液性を向上させるための処理を行なう場合は、プレート
17,18の前面をマスクすることや、処理後にプレー
ト17,18の前面を研磨することが望ましい。さら
に、このようなインクジェットプリンタヘッド16の前
面に既存の技術であるフッ素雰囲気中でのプラズマ処理
を行なうことで、よりインクに対する親液性を低下させ
ることも実施可能である。
17,18の前面は、インク滴を良好に吐出させるよう
に親液性が低いことが必要であるので、上述のような親
液性を向上させるための処理を行なう場合は、プレート
17,18の前面をマスクすることや、処理後にプレー
ト17,18の前面を研磨することが望ましい。さら
に、このようなインクジェットプリンタヘッド16の前
面に既存の技術であるフッ素雰囲気中でのプラズマ処理
を行なうことで、よりインクに対する親液性を低下させ
ることも実施可能である。
【0038】ここで、本実施例のインクジェットプリン
タヘッド16では、圧力発生手段26をインサートした
樹脂部材25にオリフィス19や圧力室20となる凹部
23を形成してメインプレート18を製作し、このメイ
ンプレート18に接合するカバープレート17を単純な
平板状に形成し、この位置合わせなどを簡略化して生産
性を向上させることを例示した。しかし、本発明は上記
構造に限定するものではなく、図4に例示するように、
樹脂部材42に圧力発生手段26をインサートしたメイ
ンプレート43を平板状に形成し、このメインプレート
43に接合するカバープレート44に圧力室45やオリ
フィス(図示せず)となる凹部46を形成したインクジ
ェットプリンタヘッド47なども実施可能である。
タヘッド16では、圧力発生手段26をインサートした
樹脂部材25にオリフィス19や圧力室20となる凹部
23を形成してメインプレート18を製作し、このメイ
ンプレート18に接合するカバープレート17を単純な
平板状に形成し、この位置合わせなどを簡略化して生産
性を向上させることを例示した。しかし、本発明は上記
構造に限定するものではなく、図4に例示するように、
樹脂部材42に圧力発生手段26をインサートしたメイ
ンプレート43を平板状に形成し、このメインプレート
43に接合するカバープレート44に圧力室45やオリ
フィス(図示せず)となる凹部46を形成したインクジ
ェットプリンタヘッド47なども実施可能である。
【0039】また、上記したインクジェットプリンタヘ
ッド16,47では、圧力発生手段26を樹脂部材2
5,42にインサートしたメインプレート18,43に
カバープレート17,44を接合することで、圧力発生
手段26の駆動部27は柔軟な樹脂部材25,42と共
に変形することを例示した。しかし、本発明は上記構造
に限定するものでもなく、図5に例示するように、駆動
部27と不動部38とを補完して圧力室48等を形成す
る凹部49と凸部50とをカバープレート51に形成
し、このカバープレート51を圧力発生手段26に直接
的に接合することで、駆動部27の伸縮を阻害する樹脂
部材25,42を省略して応答性や動作特性を向上させ
たインクジェットプリンタヘッド52なども実施可能で
ある。
ッド16,47では、圧力発生手段26を樹脂部材2
5,42にインサートしたメインプレート18,43に
カバープレート17,44を接合することで、圧力発生
手段26の駆動部27は柔軟な樹脂部材25,42と共
に変形することを例示した。しかし、本発明は上記構造
に限定するものでもなく、図5に例示するように、駆動
部27と不動部38とを補完して圧力室48等を形成す
る凹部49と凸部50とをカバープレート51に形成
し、このカバープレート51を圧力発生手段26に直接
的に接合することで、駆動部27の伸縮を阻害する樹脂
部材25,42を省略して応答性や動作特性を向上させ
たインクジェットプリンタヘッド52なども実施可能で
ある。
【0040】なお、このようなインクジェットプリンタ
ヘッド52では、カバープレート51の凸部50の端面
のみを圧力発生手段26に接着することで製作できる
が、このような圧力発生手段26の駆動部27間に接着
剤(図示せず)を充填しておき、ここにカバープレート
51の凸部50を圧入することでも製作可能であり、こ
の場合は接着剤は駆動部27と共に変形するので硬化後
も柔軟性を有するものが望ましい。
ヘッド52では、カバープレート51の凸部50の端面
のみを圧力発生手段26に接着することで製作できる
が、このような圧力発生手段26の駆動部27間に接着
剤(図示せず)を充填しておき、ここにカバープレート
51の凸部50を圧入することでも製作可能であり、こ
の場合は接着剤は駆動部27と共に変形するので硬化後
も柔軟性を有するものが望ましい。
【0041】さらに、上記したインクジェットプリンタ
ヘッド16,47,52では、圧力発生手段26の駆動
部27で圧力室20,45,48内のインクを直接的に
加圧して応答性や動作特性を向上させることを例示し
た。しかし、本発明は上記構造に限定するものでもな
く、図6に例示するように、板厚0.01〜0.5(mm)のガラ
スや樹脂板等からなる振動板53でカバープレート44
の凹部46を遮蔽し、このカバープレート44の振動板
53に接着剤54で圧力発生手段26を接着したインク
ジェットプリンタヘッド55なども実施可能である。こ
のようにすることで、圧力発生手段26の上部電極28
が圧力室45内のインクに接触することがないので、上
部電極28の腐蝕を防止して耐久性を向上させることが
できる。なお、上述のような振動板53と圧力発生手段
26との接合は、通常の接着の他、振動板53がガラス
製の場合は拡散接合、振動板53が樹脂製の場合は溶融
接合などが実施可能である。また、このインクジェット
プリンタヘッド55では、駆動部27間を空洞として応
答性や動作特性を向上させているが、このような駆動部
27間に接着剤や樹脂材を充填して強度を向上させるこ
とも実施可能である。
ヘッド16,47,52では、圧力発生手段26の駆動
部27で圧力室20,45,48内のインクを直接的に
加圧して応答性や動作特性を向上させることを例示し
た。しかし、本発明は上記構造に限定するものでもな
く、図6に例示するように、板厚0.01〜0.5(mm)のガラ
スや樹脂板等からなる振動板53でカバープレート44
の凹部46を遮蔽し、このカバープレート44の振動板
53に接着剤54で圧力発生手段26を接着したインク
ジェットプリンタヘッド55なども実施可能である。こ
のようにすることで、圧力発生手段26の上部電極28
が圧力室45内のインクに接触することがないので、上
部電極28の腐蝕を防止して耐久性を向上させることが
できる。なお、上述のような振動板53と圧力発生手段
26との接合は、通常の接着の他、振動板53がガラス
製の場合は拡散接合、振動板53が樹脂製の場合は溶融
接合などが実施可能である。また、このインクジェット
プリンタヘッド55では、駆動部27間を空洞として応
答性や動作特性を向上させているが、このような駆動部
27間に接着剤や樹脂材を充填して強度を向上させるこ
とも実施可能である。
【0042】さらに、上記したインクジェットプリンタ
ヘッド16,47,52,55では、絶縁基板31上に
連設する多数の駆動部27を完全に分断して圧力発生手
段26を形成し、この圧力発生手段26の駆動部27の
クロストークを確実に防止して動作特性を向上させるこ
とを例示した。しかし、本発明は上記構造に限定するも
のでもなく、図7に例示するように、多数の駆動部56
と二個の不動部57とを底部で一体化した櫛歯状の圧電
性部材58を形成し、この圧電性部材58を絶縁基板3
1上に異方導電性接着剤34で接着して圧力発生手段5
9を形成したインクジェットプリンタヘッド60なども
実施可能である。このようにすることで、このインクジ
ェットプリンタヘッド60では、駆動部56にクロスト
ークが発生する可能性はあるが、このようなクロストー
クは駆動部56の連結部を薄型化することで実用上は問
題とならない程度にできる。
ヘッド16,47,52,55では、絶縁基板31上に
連設する多数の駆動部27を完全に分断して圧力発生手
段26を形成し、この圧力発生手段26の駆動部27の
クロストークを確実に防止して動作特性を向上させるこ
とを例示した。しかし、本発明は上記構造に限定するも
のでもなく、図7に例示するように、多数の駆動部56
と二個の不動部57とを底部で一体化した櫛歯状の圧電
性部材58を形成し、この圧電性部材58を絶縁基板3
1上に異方導電性接着剤34で接着して圧力発生手段5
9を形成したインクジェットプリンタヘッド60なども
実施可能である。このようにすることで、このインクジ
ェットプリンタヘッド60では、駆動部56にクロスト
ークが発生する可能性はあるが、このようなクロストー
クは駆動部56の連結部を薄型化することで実用上は問
題とならない程度にできる。
【0043】また、上記したインクジェットプリンタヘ
ッド16等では、図3に例示したように、絶縁基板31
に接合した平板状の圧電性セラミック39をダイシング
加工等で駆動部27に分断することで、良好な生産性で
圧力発生手段26を製作することを例示したが、本発明
は上記実施例に限定するものでもない。そこで、このよ
うなインクジェットプリンタヘッド16の圧力発生手段
26の製作方法の変形例を図8に基づいて以下に説明す
る。
ッド16等では、図3に例示したように、絶縁基板31
に接合した平板状の圧電性セラミック39をダイシング
加工等で駆動部27に分断することで、良好な生産性で
圧力発生手段26を製作することを例示したが、本発明
は上記実施例に限定するものでもない。そこで、このよ
うなインクジェットプリンタヘッド16の圧力発生手段
26の製作方法の変形例を図8に基づいて以下に説明す
る。
【0044】まず、同図(a)に例示するように、多数
の駆動部27と二個の不動部38とを後部61で一体化
したような櫛歯状の圧電性セラミック62を射出成形や
押出成形で形成し、この圧電性セラミック62の上面と
前面と下面とにアルミニウム等で連続的に成膜した金属
膜をフォトエッチングやダイシング加工等で下面の前縁
近傍で分断して二つの金属膜63,64を形成する。ま
た、同図(b)に例示するように、表面を洗浄したガラ
スやセラミック等からなる絶縁基板31の上面の全域に
アルミニウム等の金属膜を成膜し、この金属膜をフォト
エッチング等でパターニングすることで共通・個別電極
32,33を形成する。そこで、同図(c)に例示する
ように、これら共通・個別電極32,33を形成した絶
縁基板31の上面の要所に異方導電性接着剤34をスク
リーン印刷やスピンコート等で塗布し、この異方導電性
接着剤34上に圧電性セラミック62を加圧して加熱す
ることで接合する。そして、同図(d)に例示するよう
に、この圧電性セラミック62の後部61をダイシング
加工等で除去することで、絶縁基板31上に二個の不動
部38と多数の駆動部27とを連設して圧力発生手段2
6を形成する。
の駆動部27と二個の不動部38とを後部61で一体化
したような櫛歯状の圧電性セラミック62を射出成形や
押出成形で形成し、この圧電性セラミック62の上面と
前面と下面とにアルミニウム等で連続的に成膜した金属
膜をフォトエッチングやダイシング加工等で下面の前縁
近傍で分断して二つの金属膜63,64を形成する。ま
た、同図(b)に例示するように、表面を洗浄したガラ
スやセラミック等からなる絶縁基板31の上面の全域に
アルミニウム等の金属膜を成膜し、この金属膜をフォト
エッチング等でパターニングすることで共通・個別電極
32,33を形成する。そこで、同図(c)に例示する
ように、これら共通・個別電極32,33を形成した絶
縁基板31の上面の要所に異方導電性接着剤34をスク
リーン印刷やスピンコート等で塗布し、この異方導電性
接着剤34上に圧電性セラミック62を加圧して加熱す
ることで接合する。そして、同図(d)に例示するよう
に、この圧電性セラミック62の後部61をダイシング
加工等で除去することで、絶縁基板31上に二個の不動
部38と多数の駆動部27とを連設して圧力発生手段2
6を形成する。
【0045】なお、上述のように圧電性セラミック62
の後部61を除去する手段としては、この除去する後部
61の全体を研削することや、駆動部27等との間隙を
切断した後部61を絶縁基板31上から取外すことが実
施可能である。そして、このように絶縁基板31に接着
した圧電性セラミック62の後部61を剥離させる場合
は、リペア性を有する異方導電性接着剤34を利用する
ことが望ましい。ここで、この接着剤のリペア性とは、
その硬化後でも加熱すると所定温度で急激に接着力が低
下し、この後に常温まで温度が低下すると接着力が復元
する性質であり、このようなリペア性を有する異方導電
性接着剤34としては、ハイソール株式会社製の品番T
G−9000Rがある。
の後部61を除去する手段としては、この除去する後部
61の全体を研削することや、駆動部27等との間隙を
切断した後部61を絶縁基板31上から取外すことが実
施可能である。そして、このように絶縁基板31に接着
した圧電性セラミック62の後部61を剥離させる場合
は、リペア性を有する異方導電性接着剤34を利用する
ことが望ましい。ここで、この接着剤のリペア性とは、
その硬化後でも加熱すると所定温度で急激に接着力が低
下し、この後に常温まで温度が低下すると接着力が復元
する性質であり、このようなリペア性を有する異方導電
性接着剤34としては、ハイソール株式会社製の品番T
G−9000Rがある。
【0046】また、上述のような圧力発生手段26の製
作方法において、駆動部27等との間隙を切断した後部
61を絶縁基板31上から取外さないことも実施可能で
あり、このような場合に利用可能なリペア性を有しない
異方導電性接着剤34としては同社製の品番TG−90
20Rがある。
作方法において、駆動部27等との間隙を切断した後部
61を絶縁基板31上から取外さないことも実施可能で
あり、このような場合に利用可能なリペア性を有しない
異方導電性接着剤34としては同社製の品番TG−90
20Rがある。
【0047】さらに、上述のような圧力発生手段26の
製作方法においては、図9に例示するように、多数の駆
動部27と二個の不動部38とを底部65で一体化した
ような櫛歯状の圧電性セラミック66を利用すること
や、図10に例示するように、多数の駆動部27と二個
の不動部38とを底部67と前部68と後部69とで一
体化したような平板状の圧電性セラミック70を利用す
ることなども実施可能である。このような場合、上面と
前面と下面とに金属膜を成膜した圧電性セラミック6
6,70を絶縁基板31の共通・個別電極32,33に
異方導電性接着剤34で接着してから各部を除去して圧
力発生手段26を形成することになるが、その製作方法
によっては上部電極28を後に成膜することもある。
製作方法においては、図9に例示するように、多数の駆
動部27と二個の不動部38とを底部65で一体化した
ような櫛歯状の圧電性セラミック66を利用すること
や、図10に例示するように、多数の駆動部27と二個
の不動部38とを底部67と前部68と後部69とで一
体化したような平板状の圧電性セラミック70を利用す
ることなども実施可能である。このような場合、上面と
前面と下面とに金属膜を成膜した圧電性セラミック6
6,70を絶縁基板31の共通・個別電極32,33に
異方導電性接着剤34で接着してから各部を除去して圧
力発生手段26を形成することになるが、その製作方法
によっては上部電極28を後に成膜することもある。
【0048】なお、前述したインクジェットプリンタヘ
ッド16等では、圧力発生手段26を樹脂部材25等に
インサートした射出成形や押出成形でメインプレート1
8等を製作することを例示したが、このような射出成形
に利用する樹脂部材25の溶融温度は300(℃)程度と異
方導電性接着剤34の耐熱温度より高いことがある。そ
こで、本出願人が上述のようなインクジェットプリンタ
ヘッド16を実際に試作したところ、圧力発生手段26
と溶融した樹脂部材25との接触時間が短時間であるた
めに異方導電性接着剤34の接着は良好に維持できるこ
とを確認した。
ッド16等では、圧力発生手段26を樹脂部材25等に
インサートした射出成形や押出成形でメインプレート1
8等を製作することを例示したが、このような射出成形
に利用する樹脂部材25の溶融温度は300(℃)程度と異
方導電性接着剤34の耐熱温度より高いことがある。そ
こで、本出願人が上述のようなインクジェットプリンタ
ヘッド16を実際に試作したところ、圧力発生手段26
と溶融した樹脂部材25との接触時間が短時間であるた
めに異方導電性接着剤34の接着は良好に維持できるこ
とを確認した。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、圧力発生手段の
上部電極を駆動部の前後面の少なくとも一方から下面ま
で延設した延長電極を下部電極に並設し、この圧力発生
手段の下部電極と延長電極とが個々に導通する形状の駆
動電極を支持部材の上面に形成したことにより、このよ
うな駆動部の上部電極と下部電極とを支持部材の上面の
駆動電極で駆動回路に簡易に接続することができるの
で、駆動回路の配線が容易なインクジェットプリンタヘ
ッドを得ることができる等の効果を有する。
上部電極を駆動部の前後面の少なくとも一方から下面ま
で延設した延長電極を下部電極に並設し、この圧力発生
手段の下部電極と延長電極とが個々に導通する形状の駆
動電極を支持部材の上面に形成したことにより、このよ
うな駆動部の上部電極と下部電極とを支持部材の上面の
駆動電極で駆動回路に簡易に接続することができるの
で、駆動回路の配線が容易なインクジェットプリンタヘ
ッドを得ることができる等の効果を有する。
【0050】請求項2記載の発明は、圧力発生手段の下
部電極と延長電極とを支持部材の駆動電極に異方導電性
接着剤で接合したことにより、電極の短絡を懸念するこ
となく駆動部等を高密度に配列することができ、さら
に、接続した多数の電極間の電極抵抗を均一にして多数
の駆動部の動作特性を均等化することもでき、駆動部の
動作特性が良好なインクジェットプリンタヘッドを得る
ことができる等の効果を有する。
部電極と延長電極とを支持部材の駆動電極に異方導電性
接着剤で接合したことにより、電極の短絡を懸念するこ
となく駆動部等を高密度に配列することができ、さら
に、接続した多数の電極間の電極抵抗を均一にして多数
の駆動部の動作特性を均等化することもでき、駆動部の
動作特性が良好なインクジェットプリンタヘッドを得る
ことができる等の効果を有する。
【図1】本発明の実施例のインクジェットプリンタヘッ
ドの内部構造を示し、(a)は縦断正面図、(b)は縦
断側面図である。
ドの内部構造を示し、(a)は縦断正面図、(b)は縦
断側面図である。
【図2】インクジェットプリンタヘッドを示す分解斜視
図である。
図である。
【図3】圧力発生手段の製作方法を示し、(a)は駆動
部となる圧電性セラミックを示す斜視図、(b)は支持
部材である絶縁基板を示す斜視図、(c)は圧電性セラ
ミックを絶縁基板に接合した状態を示す斜視図、(d)
は圧力発生手段を示す斜視図である。
部となる圧電性セラミックを示す斜視図、(b)は支持
部材である絶縁基板を示す斜視図、(c)は圧電性セラ
ミックを絶縁基板に接合した状態を示す斜視図、(d)
は圧力発生手段を示す斜視図である。
【図4】インクジェットプリンタヘッドの第一の変形例
を示す縦断正面図である。
を示す縦断正面図である。
【図5】第二の変形例を示す縦断正面図である。
【図6】第三の変形例を示す縦断正面図である。
【図7】第四の変形例を示す縦断正面図である。
【図8】圧力発生手段の製作方法の変形例を示し、
(a)は圧電性セラミックを示す斜視図、(b)は絶縁
基板を示す斜視図、(c)は圧電性セラミックを絶縁基
板に接合した状態を示す斜視図、(d)は圧力発生手段
を示す斜視図である。
(a)は圧電性セラミックを示す斜視図、(b)は絶縁
基板を示す斜視図、(c)は圧電性セラミックを絶縁基
板に接合した状態を示す斜視図、(d)は圧力発生手段
を示す斜視図である。
【図9】圧電性セラミックの第一の変形例を示す斜視図
である。
である。
【図10】第二の変形例を示す斜視図である。
【図11】従来例を示す分解斜視図である。
16,47,52,55,60 インクジ
ェットプリンタヘッド 19 オリフィ
ス 20,45,48 圧力室 24 インク供
給路 26,59 圧力発生
手段 27,56 駆動部 28 上部電極 29 下部電極 30 延長電極 31 支持部材 32,33 駆動電極 34 異方導電
性接着剤
ェットプリンタヘッド 19 オリフィ
ス 20,45,48 圧力室 24 インク供
給路 26,59 圧力発生
手段 27,56 駆動部 28 上部電極 29 下部電極 30 延長電極 31 支持部材 32,33 駆動電極 34 異方導電
性接着剤
Claims (2)
- 【請求項1】 所定方向に分極して上下面に上部電極と
下部電極とを形成した多数の駆動部を支持部材の上面に
連設して圧力発生手段を形成し、この圧力発生手段の前
記上部・下部電極に駆動電極で駆動回路を接続し、この
駆動回路を接続した前記圧力発生手段の駆動部をオリフ
ィスとインク供給路とが連通した圧力室に対向配置し、
前記インク供給路から供給して前記圧力室内に保持した
インクを前記駆動回路から供給する駆動電圧で変形する
前記圧力発生手段の駆動部で加圧して前記オリフィスか
ら吐出させるインクジェットプリンタヘッドにおいて、
前記圧力発生手段の前記上部電極を前記駆動部の前後面
の少なくとも一方から下面まで延設した延長電極を前記
下部電極に並設し、この圧力発生手段の前記下部電極と
前記延長電極とが個々に導通する形状の前記駆動電極を
前記支持部材の上面に形成したことを特徴とするインク
ジェットプリンタヘッド。 - 【請求項2】 圧力発生手段の下部電極と延長電極とを
支持部材の駆動電極に異方導電性接着剤で接合したこと
を特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタヘ
ッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33996092A JPH06182996A (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | インクジェットプリンタヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33996092A JPH06182996A (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | インクジェットプリンタヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06182996A true JPH06182996A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=18332398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33996092A Pending JPH06182996A (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | インクジェットプリンタヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06182996A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6624552B2 (en) * | 1998-09-17 | 2003-09-23 | Seiko Epson Corporation | Piezoelectric vibrator unit, method for manufacturing the same, and ink jet recording head comprising the same |
-
1992
- 1992-12-21 JP JP33996092A patent/JPH06182996A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6624552B2 (en) * | 1998-09-17 | 2003-09-23 | Seiko Epson Corporation | Piezoelectric vibrator unit, method for manufacturing the same, and ink jet recording head comprising the same |
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