JPH06182258A - 濾布折り返し型遠心分離機 - Google Patents

濾布折り返し型遠心分離機

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JPH06182258A
JPH06182258A JP33846892A JP33846892A JPH06182258A JP H06182258 A JPH06182258 A JP H06182258A JP 33846892 A JP33846892 A JP 33846892A JP 33846892 A JP33846892 A JP 33846892A JP H06182258 A JPH06182258 A JP H06182258A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
basket
filter cloth
shaft
cylinder
rotating shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP33846892A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Iwase
正樹 岩瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsukishima Kikai Co Ltd
Original Assignee
Tsukishima Kikai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来よりの濾布折り返し型遠心分離機の性能を
損ねることなく機械を小型化する。 【構成】バスケット1に接続する回転軸2内に、シリン
ダー用中空部5を形成するとともに、閉鎖カバー14に
一体的に固定された押出板13から前記シリンダー用中
空部5に貫入する押出軸6をピストンとして前記閉鎖カ
バー14を移動自在とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学薬品等の結晶類の
脱液、洗浄に用いられる固液分離用の濾布折り返し型遠
心分離機に関する。
【0002】
【従来の技術】濾布折り返し型遠心分離機は、回転する
ドラムの内周面に濾布を備えた遠心分離機で、固液分離
完了後に濾布を反転(折り返し)させながらドラムの外
に引出してケーキを排出する方式である。したがって、
従来の掻き取り方式の遠心分離機等と比較すると、高い
操作性を有するため、この濾布折り返し型遠心分離機を
用いると遠心分離機の自動化やサニタリー性の向上を図
ることが容易となる。
【0003】この種の濾布折り返し型遠心分離機として
は、たとえば、特開昭 57-136958号公報によるものがあ
る。この濾布折り返し型遠心分離機においては、濾布お
よび濾布の張り付け方法の改善を提案し、作業の能率化
を図っている。また、特表平3-501228号公報には、バス
ケット内の気圧を調整することでその作業能率の向上を
図った濾布折り返し型遠心分離機が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のよう
に、この種の濾布折り返し型遠心分離機においては、種
々の改良が加えられ、作業の効率化が図られているので
あるが、従来の濾布折り返し型遠心分離機の場合は、図
4に示すように、遠心分離時はバスケット50内に嵌合
し蓋をするとともに、遠心分離後に濾布を反転させるた
めにスライド可能に構成される嵌合部材51のための往
復動用シリンダー52は回転軸53の側部に位置して設
けらていたため、いきおい機械の全長が長くなり、運搬
等の取扱性が悪いとともに、工場等においてその設置面
積から配置上の支障をきたす場合もあった。また、前記
往復動用シリンダー52は片持ち支持の状態で高速回転
するものであるため、強度も必要としコスト的にも高い
ものとなっていた。
【0005】したがって本発明の課題は、濾布折り返し
型遠心分離機を小型化し、取扱性および設置上の便宜を
図るとともに、低コストの装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題は、一方端側が
開口しかつ周壁部に多数の透孔を有する有底筒状または
円錐台状のバスケットの底側に回転軸を一体的に形成
し、この回転軸を水平軸回りに回転自在に支持するとと
もに、連結部材を介して嵌合時に前記バスケットの底部
に位置する円盤状の押出板を一体的に備えた前記バスケ
ットの開口を塞ぐ閉鎖カバーを設けかつこれを前記回転
軸方向に移動自在とし、さらに前記バスケット開口端と
前記押出板とに連結されバスケット内周面を覆う濾布と
を備えた濾布折り返し型遠心分離装置において、前記回
転軸内にシリンダー用中空部を形成するとともに、前記
押出板に前記シリンダー中空部に貫入する押出軸を一体
的に形成し、前記シリンダー用中空部に送る作動油の制
御の下、前記押出軸をピストンとして閉鎖カバーを移動
自在としたことで解決できる。
【0007】
【作用】本発明においては、図1に示すように、バスケ
ット1の回転軸2内にシリンダー用中空部5を形成し、
これに貫入する押出軸6をピストンとして閉鎖カバー1
4を移動自在に構成する。したがって、従来の装置と比
較するとシリンダーの長さ分だけ全長を短くすることが
でき小型化できる。また、回転軸がシリンダー兼用とな
ることで部品点数を減らすことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により具体的に
説明する。図1および図2は、それぞれ遠心分離動作
時、固体ケーキ排出時における濾布折り返し型遠心分離
機の概略断面図である。
【0009】懸濁液を遠心分離するバスケット1は、一
方端側が開口している有底の籠(図面左方が開口)であ
り、底板側には一体的に回転軸2に固定されており、ハ
ウジング3内のベアリング4、4を介して水平軸回りに
回転自在に支持されている。
【0010】本発明においては、回転軸2の内部にシリ
ンダー用中空部5が形成され、後述の押出軸6およびこ
れに一体的に固着された摺動部6aとの関係でシリンダ
ーを構成している。また、回転軸2の他端にはVプーリ
8が固定され、Vベルトを介して回転動力源18と連結
され、回転軸2およびバスケット1が共に高速回転する
ようになっている。
【0011】また、前記バスケット1の周壁部分には多
数の濾液排出溝10および排出孔11が形成されるとと
もに、バスケット1に嵌合する閉鎖カバー14を備え
る。前記閉鎖カバー14は、連結棒15、15…を介し
て嵌合時にバスケット1の底部に位置する押出板13を
備える。この押出板13には回転軸2のシリンダー用中
空部5内に貫入する押出軸6が一体的に固定され、この
押出軸6をピストンとして前記閉鎖カバー14が回転軸
2の軸方向に移動自在となっている。
【0012】また、バスケット1の内周壁には、円筒状
の濾布12が配設される。前記濾布12の一方側端部は
バスケット1の開口周縁部に固定され、他方側端部は前
記押出板13の周縁部に固定されている。したがって、
図1に示す遠心分離時には閉鎖カバー14がバスケット
1に嵌合し、バスケット1底部に押出板13が位置する
ことによって濾布12がバスケット内周面に張られると
ともに、閉鎖カバー14によってバスケット1に蓋がさ
れる。また、遠心分離後の図2に示す固形ケーキ排出時
には、押出軸6のスライド操作によって前記閉鎖カバー
14が図示の位置に移動し、濾布12が押出板13によ
って反転(折り返し)されながらバスケット1の外部に
引き出され、固形ケーキが排出される。なお、バスケッ
ト1はケーシング16に収納され、このケーシング16
は、仕切り板16C、16Cによって濾液排出部16A
とケーキ排出部16Bとに区画され、濾液は前記濾液排
出部16Aの下端排出口より、固形ケーキは前記ケーキ
排出部16Bの下端排出口より、それぞれ排出される。
なお、懸濁液は前記閉鎖カバー14を貫通し、バスケッ
ト1内部に開口端を覗かせた懸濁液供給用パイプ17よ
りバスケット1内に供給される。また前記懸濁液供給用
パイプ17は固定的に配置されており、閉鎖カバー14
の移動の際の支障とならないよう、押出軸6内には中空
部6bが形成され、固形ケーキ排出時には懸濁液供給用
パイプ17が前記中空部6bに貫入するようになってい
る。
【0013】上記押出軸6の移動はすべて油圧操作によ
るが、本発明においては、特に回転する回転軸2内に押
出軸6を内設しているため、油圧制御構造を図3に基づ
き以下に詳説する。回転軸2内の反バスケット側にはベ
アリング37、38を介して油流入軸30が回転しない
よう固定的に設置されている。この油流入軸30には、
二つの油出入口31、32が形成され、一方の油出入口
31は油路33によりシリンダー中空部5の反バスケッ
ト側と連通され、他方の油出入口は油路34、周方向油
路35および油路36によってシリンダー中空部5のバ
スケット側と連通している。
【0014】また、作動油の供給は前記油出入口31、
32の手前に三方切替えバルブ40を設け、前記二つの
油路の切換えを行うようになっている。なお、前記周方
向油路35は周方向の全周に渡って形成された溝状の油
路を持ち、回転軸2内に形成された油路36の接続端が
周方向のどの位置にあっても作動油の供給が行えるよう
になっている。シリンダー制御は、遠心分離動作時(図
1の状態)には、作動油を油路34、35、36によっ
てバスケット1側に送り、摺動部6aの移動とともに押
出軸6を右方側に移動させる。また、ケーキ排出時には
(図2の状態)、油路33から作動油を反バスケット側
に送り、摺動部6aの移動とともに押出軸6を左方に移
動させる。
【0015】かかる装置の下、懸濁液の遠心分離に際し
ては、まず図1に示す状態で、すなわち回転軸2内の押
出軸6を右方側に移動し、押出板13をバスケット1の
底部に、また閉鎖カバー14によってバスケット1の開
口部が閉鎖される状態で、懸濁液供給用パイプ17より
懸濁液をバスケット1内に供給し、回転駆動源18から
の回転力を受けて回転軸2、バスケット1および閉鎖カ
バー14が共に高速回転し遠心分離が行われる。バスケ
ット1内の懸濁液は、遠心力作用によりバスケット1の
内壁面(半径方向)に飛ばされるとともに圧力を受け、
懸濁液中の濾液成分は濾布12を透過し濾液排出溝10
から排出孔11を通ってケーシング16の濾液排出部1
6Aに排出される。一方、固形分は濾布12の内面側に
ケーキ状に形成される。
【0016】一定量の懸濁液の供給を終えたならば、懸
濁液供給パイプ17からの懸濁液の供給を止め、遠心分
離による洗浄および脱液が終了した後、油圧操作により
押出軸6を左方に移動させ、押出板13をバスケット1
の外部まで移動し、図2の状態とする。ここで、濾布1
2は図1の状態から折り返され反転し、濾布12の固形
ケーキが付着している面がケーシング16のケーキ排出
部16B内で外側に晒され、固形ケーキは濾布12から
離脱する。
【0017】固形ケーキの排出後は、押出軸6は右方に
移動され、再び図1の状態となり、1サイクルが終了す
る。この操作の繰り返しにより、連続的に遠心分離が行
われる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
よれば、従来よりの濾布折り返し型遠心分離機の性能を
損ねることなく機械の小型化を実現できるとともに、コ
スト節減を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による濾布折り返し型遠心分離機の遠心
分離動作時を示した図である。
【図2】本発明による濾布折り返し型遠心分離機の固体
ケーキ排出時を示した図である。
【図3】本発明に係るシリンダー部の構造詳細図であ
る。
【図4】従来の濾布折り返し型遠心分離機の例である。
【符号の説明】
1…バスケット、2…回転軸、4…ベアリング、6…押
出軸、7…摺動体、12…濾布、13…押出板、14…
閉鎖カバー、15…固定棒、16…ケーシング、17…
懸濁液供給用パイプ、33〜36…油路、40…三方切
替えバルブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方端側が開口しかつ周壁部に多数の透孔
    を有する有底筒状または円錐台状のバスケットの底側に
    回転軸を一体的に形成し、この回転軸を水平軸回りに回
    転自在に支持するとともに、連結部材を介して嵌合時に
    前記バスケットの底部に位置する円盤状の押出板を一体
    的に備えた前記バスケットの開口を塞ぐ閉鎖カバーを設
    けかつこれを前記回転軸方向に移動自在とし、さらに前
    記バスケット開口端と前記押出板とに連結されバスケッ
    ト内周面を覆う濾布とを備えた濾布折り返し型遠心分離
    装置において、 前記回転軸内にシリンダー用中空部を形成するととも
    に、前記押出板に前記シリンダー中空部に貫入する押出
    軸を一体的に形成し、前記シリンダー用中空部に送る作
    動油の制御の下、前記押出軸をピストンとして閉鎖カバ
    ーを移動自在としたことを特徴とする濾布折り返し型遠
    心分離装置。
JP33846892A 1992-12-18 1992-12-18 濾布折り返し型遠心分離機 Pending JPH06182258A (ja)

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JPH06182258A true JPH06182258A (ja) 1994-07-05

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