JPH06182249A - 冷凍破砕分別方法及びシステム - Google Patents

冷凍破砕分別方法及びシステム

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JPH06182249A
JPH06182249A JP4335687A JP33568792A JPH06182249A JP H06182249 A JPH06182249 A JP H06182249A JP 4335687 A JP4335687 A JP 4335687A JP 33568792 A JP33568792 A JP 33568792A JP H06182249 A JPH06182249 A JP H06182249A
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JP
Japan
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crushing
processed
crushed
low temperature
separating
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JP4335687A
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Kichiji Uchiyama
吉治 内山
Yoshiyuki Takamura
義之 高村
Masakatsu Hayashi
政克 林
Chikao Oda
親生 小田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】冷蔵庫用コンプレッサや洗濯機用モータ、クラ
ッチ等のような金属製の塊状物を低温にて破砕し、材料
毎に効率よく分別できる経済的な分別回収装置を提供す
る。 【構成】整形具7と油圧シリンダ11及び架台5等で構
成される整形装置と、ホッパ8、振動コンベヤ20、駆
動装置28で構成される予冷装置と、低温流体槽24と
低温流体25、回転羽根31等で構成される浸漬装置
と、ガイド34、回転用36、固定刃37、ケーシング
34で構成される破砕機と、磁選機43、コンベヤ4
1、渦電流機45、受箱等で構成される分別装置等で構
成される。 【効果】金属を含む塊状固形物を、連続かつ効率的に破
砕、分別、貯留することができ、経済的な分別回収シス
テムを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家電品、事務機器、ある
いは自動車用部品としてのコンプレッサ、モータ、発電
機、クラッチ等の塊状物単体品を低温にて破砕し、分別
回収するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般の家庭や事務所から排出される粗大
ごみあるいは一般廃棄物の量が増大するにつれ、それら
に含まれる資源の回収が重要性を増しつつある。しか
し、家電品や事務機器、あるいは自動車用部品等は構造
が複雑であり多種多様の材料を用いているため、その中
から有用な資源を効率的に回収することはきわめて困難
である。例えば、モータを例にとると、磁性鋼板を積層
したコアに銅線をコイルとして巻いた塊状のステータや
ロータと共に、ベアリング、絶縁材、プラスチック製の
カバーや羽根等が狭いスペースに一体となって組み込ま
れている。これらを逐一分解選別し資源として回収する
には多大の時間とコストを要し、経済的には成立し得な
いのが現状である。
【0003】従来のこの種のシステムとしては、特開昭
54−73354号公報に示すような産業用の低温破砕
選別装置がある。この破砕システムは廃棄プラスチック
の低温破砕を行うもので、液体窒素を気化させた窒素ガ
スによって廃棄プラスチックを約−20゜C以下に冷却
し、これを選択破砕機内で粉砕する。粉砕後の粉砕大き
さの差違に従って異種のプラスチックが選別される。
【0004】また低温流体を使用した例として、特開昭
55−88866号公報に示す凍結粉砕及び乾燥用装置
がある。この例では、液体窒素を用いて被処理物を凍結
状態にした後、ロータで粉砕した後、減圧加熱により乾
燥させている。なお、対象被処理物としては、各種の食
品、飲物、化粧品、医薬品あるいは香辛料等が挙げられ
ている。
【0005】上記前者の例は、プラスチックのみを対象
とし、窒素ガスにより被処理物を冷却するものである。
従って、被破砕品が、コンプレッサ、モータ、クラッチ
等、鉄及び非鉄金属等の多種の材料で構成されかつ金属
塊状物を含むものである場合の破砕、分別には適さな
い。
【0006】一方、後者の例は食品等の柔らかい被処理
物を凍結させて破砕するように構成されている。また、
この装置は水分を多量に含有する被処理物を対象として
いるため、被処理物を低温流体で凍結、粉砕した後、次
に減圧加熱させて、気体や粒体を乾燥させるようにして
いる。この例もコンプレッサ、モータ、クラッチ等、金
属類で構成された塊状物を含む被破砕品の破砕には適さ
ない。金属類を含む被処理物の場合、冷凍破砕された破
砕片は、大気中に戻すことにより急激に温められ温度は
高くなる。よって、装置及び運転のコストをアップさせ
る減圧、加熱、乾燥装置等の設置は不要であると考えら
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
は、金属を含む塊状被破砕物を効果的に破砕し、かつ破
砕片を分別して再利用に供する点には言及がなされてい
ない。また、装置の経済性についても考慮されていな
い。
【0008】本発明の目的は、粗大ごみや一般廃棄物中
のモータやコンプレッサ等の主要な構成要素である鉄系
金属を含む塊状固形物を、効率的に破砕し、破砕片を材
料毎に分別して再利用に供するための装置及び方法を提
供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、低温流体例えば液体
窒素を効率的に使用するとともに、装置全体のコストを
押えた、経済的な冷凍破砕分別装置及び方法を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、金属を
含む被処理物を予め加圧し、適度の大きさに塑性変形さ
せると共に、被処理物内に弾性歪エネルギーを残留させ
ておき、次にこの被処理物を、−70゜C〜−200゜
Cの低温の液体中に直接浸漬させて金属の脆化温度まで
冷却した後、破砕装置により機械的に破砕することを特
徴とする。
【0011】本発明の他の特徴は、冷凍破砕された破砕
片を、磁力及び渦電流機等の分別手段を用いて、鉄、銅
等の種類別に効率よく分別回収することである。
【0012】本発明の他の特徴は、整形された被処理物
を予冷しながら低温液体槽へ搬送することにある。
【0013】
【作用】本発明の処理対象とする、コンプレッサ、モー
タ、クラッチ等の被処理物は取付けられる機種によって
形状、大きさ(寸法)等がまちまちである。よって被処
理物を架台上に載荷し、油圧シリンダ等により加圧して
塑性変形させる。すなわち、予めセットしておいた整形
機により4面が、また架台によって1面が拘束され、塑
性変形後の被処理物の形状は略直方体となる。このと
き、直方体内には弾性歪エネルギーが蓄積される。
【0014】整形された被処理物は、次に、投入ホッパ
より振動コンベヤに載荷される。振動コンベヤ上は保冷
槽となっており、低温の気体が予め充満している。被処
理物は振動コンベヤ上を搬送されながら徐々に冷され、
その内部まで完全に気体の温度近くに冷却される。
【0015】コンプレッサ、モータ、クラッチ等は種々
の材料で構成されているが、主たる金属材料は鉄、銅、
アルミである。この中で鋼性の高いのは鉄であるが、低
温流体槽の中に投入され、−70゜C〜−200゜C程
度の極低温流体により脆化温度以下まで冷却される。そ
の後これをかき出して次の破砕機に投入する。
【0016】このように、破砕機内に投入される被破砕
物は、構成材料が低温脆化しており、かつ加圧により弾
性歪エネルギーが蓄積されているので、機械的な外力す
なわち剪断力や衝撃圧縮力を加えることにより一瞬にし
てバラバラの破砕片となる。
【0017】破砕片群には被破砕物の構成材料によって
鉄、非鉄(銅やアルミ)、非金属(プラスチック類)が
含まれる。これを磁選機にかけると、その磁力によって
鉄片のみが吸引され受箱にコンベヤで運ばれ鉄片の分別
が完了する。残った破砕片の中の銅とアルミは渦電流機
によって飛ばされ、それぞれ受箱の中に入る。破砕片の
内でその他のダスト類(プラスチック類も含む)もその
まま受箱に貯留される。この様に鉄と銅、アルミ、その
他に分別される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を第1図に基づいて説
明する。冷蔵庫用コンプレッサ1A、洗濯機用モータ1
B、洗濯機用クラッチ1C等の塊状金属を含む被処理物
1を矢印4の方向に向かって1個毎(大きさによっては
複数個)投入し、架台5上に載荷する。架台5には油圧
シリンダ6が取り付いており、その先端には整形具7が
取り付いている。いま、油圧発生装置9にて油圧を発生
し油圧シリンダ6に供給すると、整形具7はピン8を支
点にして矢印10の方向に回転し架台5の上に接して止
まる。また架台5には油圧シリンダ11が取り付いてお
り、油圧発生装置9から約40トン〜200トンの油圧
力を受け、被処理物1は矢印12の方向に圧縮される。
架台5の上には整形具7がセットされ5面が拘束状態と
なっており、被処理物1は油圧シリンダ11にて押しつ
ぶされて、直方体(または立方体)となる。このように
して押しつぶされ成形された被処理物2は、当初の大き
さに応じて、厚みの異なる直方体に整形される。この直
方体の大きさは後の冷却、破砕処理に適したものが望ま
しく、例えば、一辺が300mm程度の大きさの立方体
として成形される。
【0019】この状態で油圧シリンダ11を引き、油圧
シリンダ6にて整形具7を矢印10の反対方向に向かっ
て上昇させると、整形された被処理物2が残る。これを
油圧シリンダ11にて押すと、被処理物2は切欠穴13
から矢印14に向かってコンベヤ15上に載荷される。
コンベヤ15上の整形された被処理物2は、矢印16方
向に向かって搬送される。なお、架台5に、圧縮整形に
よって被処理物1から流出する油やガラスの回収やクリ
ーニングを行う手段を設けてもよい。
【0020】その後、整形被処理物2は、矢印17の方
向に向かって進み、ホッパ18に投入される。ホッパ1
8は振動コンベヤ20上に取付けられており、整形被処
理物2は、ホッパ18によって矢印19に向かって投入
され振動コンベヤ20上に載荷される。振動コンベヤ2
0の回りは、保温材21にて囲まれている。尚、振動コ
ンベヤ20はホッパ22、ホッパ23によって低温流体
槽24に取付けられており、その中には低温流体25、
例えば液体窒素がいれられている。この低温流体25は
常に大気によってガス化し、上方に向かって上昇し、振
動コンベヤ20上の空間26を充満する。この様に予冷
部を構成しているので、振動コンベヤ20上の整形被処
理物2は冷却される。また振動コンベヤ20は駆動装置
28にて振動を与えながら被処理物2を矢印27に向か
って進める。振動コンベヤ20の長さは、整形被処理物
2の大きさによって変わる。一例として10m位とする
のが望ましい。
【0021】その後、整形被処理物2は、矢印29に向
かって進み、ホッパ22、ホッパ23を通って液体窒素
25中に直接投入され、浸漬される。低温流体槽24は
保温材30にて周囲を囲まれており、低温流体25が温
まるのを防いでいる。低温流体槽24には回転羽根31
が取り付いており、脆化温度以下まで冷された低温の被
処理物2は、回転羽根31が矢印32に向かって回転す
ることによりかき上げられ、矢印33に向かって投入さ
れる。
【0022】整形被処理物2は、ガイド34によって破
砕機、すなわちケーシング35に取付けられたマンガン
鋼製の回転刃36と固定刃37の間に導入され、破砕さ
れて、破砕片3となる。整形被処理物2は、加圧されて
歪みエネルギーが蓄積されており、かつ液体窒素25に
よって脆化温度以下に下げられているので、瞬時にバラ
バラに破砕される。
【0023】図2は、被処理物2の主たる構成材料であ
る鋼について、温度と衝撃破砕時の吸収エネルギーの関
係を示したものである。鋼については、−70゜C〜−
100゜Cまで冷却することにより、充分に脆化し、5
Kg・m未満の小さいエネルギーで破砕が可能となる。
【0024】被処理物2には、鋼よりもさらに強度の大
きな鉄系合金が含まれている場合もあり、また、被処理
物の冷却速度を高める必要のある場合もある。これらの
場合には、−100゜Cよりもさらに低温の流体を用い
て冷却を行うようにしてもよい。
【0025】次に、破砕片3は、矢印38に向かってコ
ンベヤ39の上に投下される。その後、矢印40に向か
って搬送され、コンベヤ41上に落ちる。破砕片3の中
の鉄片42は、磁選機43の磁石に吸引されて受箱44
に至り貯留される。その他の破砕片3はコンベヤ41に
よって渦電流機45まで運ばれ、破砕片中の導電体すな
わち銅片46には渦電流を生じ、ローターの磁界と反発
して矢印47まで飛ばされ、銅受箱48に貯留される。
同様にして、アルミ片49も矢印50まで飛ばされ、ア
ルミ箱51に貯留される。その他の非導電体すなわちダ
スト類52は矢印53の方に落下しダスト箱54に貯留
される。
【0026】この様にして、コンプレッサ等の被処理物
1は、最終的に鉄片42と銅片46、アルミ片49及び
ダスト類52に材料毎に分別され、各貯留箱に貯留さ
れ、再利用の為の出荷待ちとなる。
【0027】上記実施例によれば、各装置、各機器はコ
ンベヤにて有機的にかつ効率よく接続されているので、
被破砕物の連続的な搬送がスムーズである。また、整形
機を地面に置く事より、被破砕物の投入が容易であると
ともに各装置、各機器を上下方向に効率的に配置可能
で、システムの敷地面積を小さく押さえることができ
る。
【0028】なお、形状雑多なモータ、コンプレッサ類
を前処理として大きさ均一に整形するので、後工程での
取扱いが容易になる効果がある。特に加圧整形すること
によって、被破砕物に残留歪が生じる結果、破砕機内で
の破砕効果が増大する効果がある。
【0029】さらに、被破砕物は整形されて小さくなっ
ているので、低温流体槽に貯留する低温流体は少量で足
りるという効果もある。なお、処理の対象となる被処理
物が比較的小さいものである場合には加圧整形の行程を
省略してもよい。
【0030】また、予冷装置で低温ガスによって徐々に
冷されるので、脆化温度になるまで低温流体中に浸漬す
る時間が短くて済み、連続処理により回転率の向上を図
ることができる。予冷のエネルギーとして低温流体の気
化ガスを利用し保温材を採用しているので、エネルギー
の有効活用を図ることができる効果もある。
【0031】しかも、被破砕物は脆化以下の温度まで充
分冷やされた後に直ちに破砕機に投入するうえに、回転
衝撃対流式の破砕機を採用しているので、瞬時に破砕可
能である。破砕片は所要の大きさになるまで対流しなが
ら破砕片のぶつかり合いで破砕、ほぐされる。
【0032】また、分別装置として磁選機、渦電流機を
採用しているので効率よく、材料毎に分別できる効果が
ある。
【0033】本発明の他の実施例を図3により説明す
る。この例では被処理物をやや小さめに整形する。整形
装置58で整形された被破砕物2は、直接浸漬装置60
の低温流体槽61に投入され冷される。その後かき上げ
装置62でかき上げられ破砕装置64に投入される。破
砕装置は、複数のシリンダー形圧縮装置65で構成され
ており、被破砕物2は、交互に圧縮、剪断作用を受け、
破砕される。交互に圧縮するため塊状物をほぐす効果も
ある。油圧発生装置70は、整形装置58、浸漬装置6
0、破砕装置64の動力源として兼用できる。そして、
破砕片3は、下部のグレート穴部66よりコンベヤ67
に排出される。分別回収の方法は、図1の例と同じであ
るので、説明は省略する。この実施例は、被処理物を予
冷しないので装置を小型化できる。
【0034】本発明の他の実施例を図4により説明す
る。この実施例では、被処理物を整形せず、予冷するこ
ともなく、直ちに浸漬装置60に投入するものである。
被破砕物1は、バケットに載荷するのに適した形状とす
るために、予備整形や切断等の若干の前処理を施行して
もよい。被破砕物1は、バケットコンベヤ72でホッパ
上部まで運ばれホッパ73を通して浸漬装置60に投入
される。浸漬装置60には上下可動式の受皿74が取り
付けられており、この上に被破砕物1を載せた状態で冷
す。冷却後受皿74を上方に回転移動させる(矢印)
と、受皿の傾斜によって被破砕物2は下方つまり破砕機
64の中に投入される。投入された被破砕物2は振り子
式の破砕機75で破砕される。振り子(ハンマー)の運
動エネルギーによる衝撃力で圧縮破砕された破砕片は、
破砕機下部のグレート穴部66より次のコンベヤ67に
排出される。この実施例は、システムとして簡単な構造
となり、設置面積を小さくできる効果がある。
【0035】なお、−70゜C〜−200゜C程度の低
温流体としては、液体窒素や液化天然ガスのような単独
の液体を用いる場合のほか、被処理物を直接冷却する液
体と冷却源もしくは寒剤との組合せで構成してもよい。
例えば冷却用の液体として、エタノール、寒剤としてド
ライアイスを用いて−80゜C程度の低温流体を得るこ
とができる。
【0036】本発明は、実施例で述べた家電品のほか
に、粗大ごみあるいは廃棄物として処分されるテレビや
ビデオテープレコーダ等のAV機、事務機器、自動車部
品としてのエンジンや発電機、モータ、カーエアコン用
のコンプレッサ等のように、低温で脆化する鉄と銅等の
金属材料を主な構成要素とする、小型の被処理物や塑性
変形によって適度の大きさに整形可能な被処理物に広く
適用できる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、モータやコンプレッサ
等の鉄を含む金属の塊状固形物を主な構成要素とする被
処理物を、連続かつ効率的に、換言すると経済的に破砕
し材料毎に分別、回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成を示す図。
【図2】図1の実施例における、低温流体の温度と鋼の
破砕強度の関係を示す図。
【図3】本発明の他の実施例のシステム構成を示す図。
【図4】本発明の他の実施例のシステム構成を示す図。
【符号の説明】
1…被処理物、2…被処理物、3…破砕片、7…整形
具、11…油圧シリンダ、20…振動コンベヤ、24…
低温流体槽、25…低温流体、36…回転刃、37…固
定刃、42…鉄片、43…磁選機、45…渦電流機、4
6…銅片、49…アルミ片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田 親生 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理物を冷凍破砕する冷凍破砕システム
    において、 金属製の塊状物を含む被処理物を、加圧整形する整形手
    段と、 前記被処理物を、低温流体を貯留した槽の中に浸漬して
    前記金属の脆化温度以下に冷却する冷却手段と、 冷却された前記被処理物に機械的な外力を加えて破砕す
    る破砕手段とを備えていることを特徴とする冷凍破砕シ
    ステム。
  2. 【請求項2】被処理物を冷凍破砕し、分別回収する冷凍
    破砕分別システムにおいて、 鉄製の塊状物を含む被処理物を、−70゜C以下の低温
    流体を貯留した槽の中に直接浸漬した後送出する浸漬手
    段と、 前記浸漬手段に接続され−70゜C以下に冷却された前
    記被処理物を衝撃力で破砕する破砕手段と、 前記被処理物の破砕片を材料毎に分別し貯留する分別貯
    留手段とを備えていることを特徴とする冷凍破砕分別シ
    ステム。
  3. 【請求項3】被処理物を冷凍破砕し、分別回収する冷凍
    破砕分別システムにおいて、 金属製の塊状物を含む被処理物を加圧し塑性変形させて
    整形する整形部と、整形された前記被処理物を予冷する
    予冷部と、前記被処理物を低温流体中に直接浸漬して前
    記金属の脆化温度以下に冷却する浸漬部と、低温状態の
    前記被処理物を破砕する破砕部と、破砕された前記被処
    理物の破片群を分別する分別部と、前記各部を接続し前
    記被処理物及びその破砕片を搬送する搬送部とを備えて
    いることを特徴とする冷凍破砕分別システム。
  4. 【請求項4】前記整形部が、前記被処理物を圧縮して所
    定の大きさの略直方体に整形する圧縮整形手段を有する
    ことを特徴とする請求項3記載の冷凍破砕分別システ
    ム。
  5. 【請求項5】前記予冷部が、前記整形部に接続された投
    入受手段、コンベヤ、及び前記浸漬部に連通しかつ前記
    コンベヤの周囲を冷却する冷気保持手段とを有し、前記
    被処理物を予冷しながら前記コンベヤで前記浸漬部へ搬
    送するようにしたことを特徴とする請求項3記載の冷凍
    破砕分別システム。
  6. 【請求項6】前記浸漬部が、前記低温流体を貯留する手
    段と、該低温流体中に前記被処理物を投入する手段と、
    投入された該被処理物をかき上げて前記破砕部へ送出す
    る手段とを備えていることを特徴とする請求項3記載の
    冷凍破砕分別システム。
  7. 【請求項7】前記分別部が、破砕片中の鉄類とその他の
    金属等とを分別する磁選機と、該その他の金属等から
    銅、アルミ等非鉄金属を分別する渦電流機、及び分別さ
    れた破砕片を各々貯留する手段とを有することを特徴と
    する請求項3記載の冷凍破砕分別システム。
  8. 【請求項8】被処理物を冷凍破砕し、分別回収するもの
    において、 金属製の塊状物を含む被処理物を圧縮して所定の形状に
    整形し、 前記被処理物を低温液体中に浸漬して前記金属の脆化温
    以下に冷却し、 低温状態の前記被処理物に機械的な外力を加えて破砕片
    に破砕し、 前記破砕片を分別して回収することを特徴とする冷凍破
    砕分別方法。
  9. 【請求項9】被処理物を冷凍破砕し、分別回収するもの
    において、 鉄製の塊状物を含む被処理物を低温液体中に直接浸漬し
    て−70゜C以下に冷却し、 低温状態の前記被処理物に機械的な外力を加えて破砕片
    に破砕し、 前記破砕片を分別して回収することを特徴とする冷凍破
    砕分別方法。
  10. 【請求項10】被処理物を冷凍破砕し、分別回収するも
    のにおいて、 鉄を含む金属製の塊状物が混在する被処理物に外力を加
    えて圧縮整形し、 整形された前記被処理物を予冷しながら低温の流体槽へ
    搬送し、 予冷された前記被処理物を前記低温の流体槽中に直接浸
    漬して−70゜C以下に冷却し、 低温状態の前記被処理物に機械的な外力を加えて破砕
    し、 破砕された前記被処理物の破片群を鉄及びその他の材料
    毎に分別回収することを特徴とする冷凍破砕分別方法。
JP4335687A 1992-12-16 1992-12-16 冷凍破砕分別方法及びシステム Pending JPH06182249A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012050932A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Fujitsu Ltd 廃材処理装置
CN109530018A (zh) * 2018-11-27 2019-03-29 中国农业科学院农业环境与可持续发展研究所 塑料破碎装置及塑料破碎方法

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