JPH0618197Y2

JPH0618197Y2 - シヨ−ケ−ス

Info

Publication number: JPH0618197Y2
Application number: JP2386687U
Authority: JP
Inventors: 文康田村; 邦弘間庭; 茂樹青木
Original assignee: Sanden Corp
Current assignee: Sanden Holdings Corp
Priority date: 1987-02-20
Filing date: 1987-02-20
Publication date: 1994-05-11
Anticipated expiration: 2002-02-20
Also published as: JPS63132279U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）本考案はナイトカバーを備えたショーケースに関するも
のである。

（従来の技術）従来、この種のショーケースとして第２図、第３図及び
第４図に示すものが知られている。

すなわち、このショーケースはケース本体１０の上部前
側開口を開閉する摺動自在の引戸１１を引戸レール１２
上に２枚配置するとともに、このケース本体１０の上部
後側に設置された天板１０ａの下方に折り畳んで収納さ
れたナイトカバー１５を有している。

このナイトカバー１５を使用するときは、第２図の太線
矢印に示すように、このナイトカバー１５を天板１０ａ
の下方から引き出し、引戸１１の上面を覆うよう配置す
る。また、その収納時は第４図に示すように、天板１０
ａの下方に位置する引戸レール１２に突設したナイトカ
バー受け１３の上に載置する。

このように、その収納時にナイトカバー１５をナイトカ
バー受け１３に載置し、このナイトカバー１５を引戸レ
ール１２より上方に収納しているのは、引戸レール１２
上を摺動する引戸１１がこのナイトカバー１５に衝突し
ないようにするためである。

（考案が解決しようとする問題点）しかしながら、前記従来のショーケースにおいては、ナ
イトカバー受け１３が引戸レール１２の中央に突出した
仕切り壁１２ａ上にネジ１４にて螺着されていることか
ら、ナイトカバー受け１３の取付が煩雑となっていた。
また、ナイトカバー１５の大きさや、折り畳み方によっ
てはナイトカバー１５を安定して載置するため、その各
ナイトカバー受け１３の位置を変える必要があるが、従
来のものにおいてはこの２個のナイトカバー受け１３の
取付け位置を変えることができなかった。

本考案の目的はナイトカバー受けの取付け作業が容易
で、かつ、ナイトカバー受けの取付け位置を簡単に変更
できるショーケースを提供することにある。

（問題点を解決するための手段）本考案は前記目的を達成するため、ケース本体の上部前
側開口を開閉する摺動自在の引戸を引戸レール上に複数
枚配置するとともに、該ケース本体の上部後側に設置さ
れた天板の下方に折り畳んで収納されたナイトカバーを
有し、該天板の下方の引戸レールに突出したナイトカバ
ー受けに該ナイトカバーが載置されたショーケースにお
いて、前記引戸レールは、前記各引戸の前後方向に延び
後部が前記天板の下方に位置するレール本体と、該レー
ル本体の上面を覆うよう該レール本体に摺動自在に収容
されたレールカバーとからなり、前記レール本体の上面
には前記ナイトカバー受けが嵌合し該ナイトカバー受け
を該レール本体に沿って摺動自在とした溝を設け、前記
レールカバーには前記ナイトカバー受けの上部が貫通す
る貫通孔を設けたことを特徴とする。

（作用）本考案によれば、ナイトカバー受けを取り付けるとき
は、レールカバーの貫通孔にナイトカバー受けの上部を
貫通させる。この貫通状態でレールカバーをこのレール
本体に挿入し、また、このナイトカバー受けを該レール
本体の溝に入れる。そして、レールカバーをレール本体
に摺動させることによりナイトカバー受けの取り付け作
業が完了する。

また、このナイトカバー受けを取り外すときは前述の取
り付け作業と逆の作業を行えばよい。

（実施例）第１図、第５図及び第６図は本考案の一実施例を示すも
ので、従来例と同一構成部分は同一符号をもって表わ
す。すなわち、１０はケース本体、１１はケース本体１
０の上部前面開口を開閉する２枚の引戸、１５は折り畳
み自在のナイトカバーである。

２０は各引戸間に位置する引戸レール、３０は２個のナ
イトカバー受け（以下、カバー受けという）である。

この引戸レール２０は各引戸１１間に沿って引戸１１の
前後に延びるレール本体２２と、このレール本体２２の
上面を覆うように設けられたレールカバー２１とから構
成されている。このレールカバー２１は各引戸１１の周
縁が案内される２個の案内板２１ａと、この各案内板２
１ａの対向辺から上方に方形状に膨出した仕切り枠２１
ｂとを有し、この仕切り枠２１ｂの上板の後端側には所
定間隔をおいて各カバー受け３０用の２個の貫通孔２３
を設けている。このレール本体２２は各案内板２１ａを
収容する収容板２２ａと、この各収容板２２ａの対向辺
間に立設した仕切り壁２２ｂとからなり、各収容板２２
ａの幅方向一端を断面コ字状に屈曲し、各案内板２１ａ
を摺動自在に収容している。また、仕切り壁２２ｂは仕
切り枠２１ｂに嵌合するとともに、その上面には各カバ
ー受け３０が嵌合する溝２４を断面Ｕ字状に形成してい
る。

前記各カバー受け３０はケース本体１０の天板１０ａの
下方に位置し、折り畳まれたナイトカバー１５を支持し
ている。また、この各カバー受け３０は案内基板３１
と、案内基板３１の中央から上方に突設した載置部３２
と、この案内基板３１の中央から下方に突設した支持部
３３とからなり、載置部３２はレールカバー２１の各貫
通孔２３に貫通し、この支持部３３は前記レール本体２
２の溝２４に摺動自在に嵌合している。

本実施例によれば、前記各カバー受け３０の載置部３２
を前記レールカバー２１の下面側から各貫通孔２３に挿
入し、例えば図示しない接着テープで仮止めをする。次
に、該レールカバー２１の各案内板２１ａの長手方向一
端を収容板２２ａの一端に、仕切り枠２１ｂを仕切り壁
２２ｂの一端に、支持部３３を溝２４にそれぞれ嵌合さ
せ、レール本体２２をレールカバー２１が覆うように摺
動させる。そして、前記接着テープを剥がすことによ
り、各カバー受け３０の引戸レール２０への組立が完了
する。このように、従来の如く、ネジ１４にて螺着する
といった煩雑な作業を要しない。

また、各カバー受け３０を引戸レール２０から取り外す
ときには、単にレールカバー２１をレール本体２２から
引き出せばよく、各カバー受け３０の取り外し作業が簡
単になる。

更に、ナイトカバー１５の載置位置を変更する場合など
は、レールカバー２１をレール本体２２上で前後に摺動
させることにより、この各カバー受け３０が前後に移動
し、各カバー受け３０の位置が変更される。

（考案の効果）以上説明したように、本考案によれば、従来の如くネジ
にて螺着するといった作業を要せず、簡単にナイトカバ
ー受けを引戸レールに取付けることができるという利点
を有する。また、レールカバーをレール本体上で摺動さ
せることにより、ナイトカバー受けの位置を簡単に変更
することができるという利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図、第５図及び第６図は本考案の一実施例を示すも
ので、第１図は引戸レールへのナイトカバー受けの取付
け状態を示す組立て斜視図、第２図乃至第４図は従来例
を示すもので、第２図はショーケースを示す一部省略斜
視図、第３図は引戸レールへのナイトカバー受けの取付
け状態を示す組立て斜視図、第４図はナイトカバーの載
置状態を示す概略図、第５図はショーケースを示す一部
省略斜視図、第６図は引戸レールに対するナイトカバー
及び引戸の載置状態を示す斜視図である。図中、１０……ケース本体、１１……引戸、２０……引
戸レール、２１……レールカバー、２２……レール本
体、２３……貫通孔、２４……溝、３０……ナイトカバ
ー受け。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ケース本体の上部前側開口を開閉する摺動
自在の引戸を引戸レール上に複数枚配置するとともに、
該ケース本体の上部後側に設置された天板の下方に折り
畳んで収納されたナイトカバーを有し、該天板の下方の
引戸レールに突出したナイトカバー受けに該ナイトカバ
ーが載置されたショーケースにおいて、前記引戸レールは、前記各引戸の前後方向に延び後部が
前記天板の下方に位置するレール本体と、該レール本体
の上面を覆うよう該レール本体に摺動自在に収容された
レールカバーとからなり、前記レール本体の上面には前記ナイトカバー受けが嵌合
し該ナイトカバー受けを該レール本体に沿って摺動自在
とした溝を設け、前記レールカバーには前記ナイトカバー受けの上部が貫
通する貫通孔を設けたことを特徴とするショーケース。