JPH0618010B2 - 自動圧力調節装置 - Google Patents
自動圧力調節装置Info
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- JPH0618010B2 JPH0618010B2 JP26290787A JP26290787A JPH0618010B2 JP H0618010 B2 JPH0618010 B2 JP H0618010B2 JP 26290787 A JP26290787 A JP 26290787A JP 26290787 A JP26290787 A JP 26290787A JP H0618010 B2 JPH0618010 B2 JP H0618010B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、食品や薬品等の製造設備を制御対象にしてそ
の圧力を設定値に対して自動的に調整、制御する自動圧
力調節装置に関する。
の圧力を設定値に対して自動的に調整、制御する自動圧
力調節装置に関する。
一般に食品工場、薬品工場或いは化学工場に置いては、
温度、圧力、PH値等の様々な単位操作を行っている
が、例えば、圧力を自動的に調節しなければならないと
き、予め設定した値である目標値と実際の計測値とのず
れを自動的に修正し、圧力を一定の圧力制御範囲内に維
持することが必要であり、このために、様々の自動圧力
調節装置または自動圧力制御装置が使用されている。
温度、圧力、PH値等の様々な単位操作を行っている
が、例えば、圧力を自動的に調節しなければならないと
き、予め設定した値である目標値と実際の計測値とのず
れを自動的に修正し、圧力を一定の圧力制御範囲内に維
持することが必要であり、このために、様々の自動圧力
調節装置または自動圧力制御装置が使用されている。
他方、自動圧力制御装置を含めて自動制御装置を構成す
る検出器、制御器、操作器等には種々の作動方式のもの
があり、特に後者の操作器では、電気式、空気式、或い
は電気−空気式等の種々の作動方式を備えたものが使用
され、オンオフ制御、比例制御(P制御)、比例積分制
御(PI制御)更には比例積分微分制御(PID制御)
が行われる。
る検出器、制御器、操作器等には種々の作動方式のもの
があり、特に後者の操作器では、電気式、空気式、或い
は電気−空気式等の種々の作動方式を備えたものが使用
され、オンオフ制御、比例制御(P制御)、比例積分制
御(PI制御)更には比例積分微分制御(PID制御)
が行われる。
然しながら、上述において、制御系の動作を考察する
と、オンオフ制御はゲイン定数が無限大であるので、該
制御系は安定限界を越えて発信状態に入る可能性があ
り、所謂「動作すきま」を与えても、或る程度の誤差を
伴うのは止むを得ない。また、P制御やPID制御は目
標値と計測値との偏差を修正する能力が高く、狭い範囲
に制御できるが、このような制御機能を有した自動制御
装置の場合には精密にできているために、一般的に、振
動や高温、高湿気等の悪条件に弱く、故障し易く叉高価
である等の欠点を有する。依って、本発明は、制御対象
の圧力制御を行う自動圧力調節装置において、上述の欠
点を解消することを目的とするものである。また、本発
明は、比較的少ない構成部品を用いて、制御対象の圧力
制御をP制御方式でもPID制御方式でも作動させ得る
自動圧力調節装置を提供せんとするものである。
と、オンオフ制御はゲイン定数が無限大であるので、該
制御系は安定限界を越えて発信状態に入る可能性があ
り、所謂「動作すきま」を与えても、或る程度の誤差を
伴うのは止むを得ない。また、P制御やPID制御は目
標値と計測値との偏差を修正する能力が高く、狭い範囲
に制御できるが、このような制御機能を有した自動制御
装置の場合には精密にできているために、一般的に、振
動や高温、高湿気等の悪条件に弱く、故障し易く叉高価
である等の欠点を有する。依って、本発明は、制御対象
の圧力制御を行う自動圧力調節装置において、上述の欠
点を解消することを目的とするものである。また、本発
明は、比較的少ない構成部品を用いて、制御対象の圧力
制御をP制御方式でもPID制御方式でも作動させ得る
自動圧力調節装置を提供せんとするものである。
本発明によれば、上述の発明目的に鑑みて、制御対象の
圧力を自動調節する自動圧力調節装置において、制御対
象に対して圧力設定値に基づく圧力供給を行う圧力供給
路内に配設されて操作部を形成するダイヤフラム弁と、
前記ダイヤフラム弁の開閉作動用圧力を出力する電気−
空気変換器と、前記電気−空間変換器を電気的に制御す
る制御器を形成する調節手段と、前記制御対象の圧力変
動を検出して検出信号を前記調節手段に出力する圧力検
出器とを具備して構成され、かつ前記ダイヤフラム弁
は、前記制御対象の圧力制御範囲の上限値に対応する弁
開度が0%、下限値に対応する弁開度が100%である
ように形成されていることを特徴とした自動圧力調節装
置が提供され、操作部を形成するダイヤフラム弁の単純
な構造にも拘わらず、圧力制御をP動作やPID動作で
遂行でき、しかも安価に構成し得るのである。以下、本
発明を添付図面に示す実施例に基づいて詳細に説明す
る。
圧力を自動調節する自動圧力調節装置において、制御対
象に対して圧力設定値に基づく圧力供給を行う圧力供給
路内に配設されて操作部を形成するダイヤフラム弁と、
前記ダイヤフラム弁の開閉作動用圧力を出力する電気−
空気変換器と、前記電気−空間変換器を電気的に制御す
る制御器を形成する調節手段と、前記制御対象の圧力変
動を検出して検出信号を前記調節手段に出力する圧力検
出器とを具備して構成され、かつ前記ダイヤフラム弁
は、前記制御対象の圧力制御範囲の上限値に対応する弁
開度が0%、下限値に対応する弁開度が100%である
ように形成されていることを特徴とした自動圧力調節装
置が提供され、操作部を形成するダイヤフラム弁の単純
な構造にも拘わらず、圧力制御をP動作やPID動作で
遂行でき、しかも安価に構成し得るのである。以下、本
発明を添付図面に示す実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明の1実施例による自動圧力調節装置の
基本的構成を示すブロツク図である。
基本的構成を示すブロツク図である。
同第1図を参照すると、圧力制御対象10の圧力を検出
して該圧力制御対象10内の圧力を目標とする設定値に
対し、一定の制御範囲値以内に自動調節する本実施例の
自動圧力調節装置は、圧力制御対象10の圧力状態を検
出する圧力検出器20、この圧力検出器20に接続した
指示調節器30、この指示調節器30に接続した電気−
空気変換器40、操作部50とを具備して構成され、上
記圧力検出器20は、周知のピエゾ素子から成ることに
より、圧力変化を電気抵抗値の変化として検出する半導
体ひずみ計22と、この半導体ひずみ計22の検出信号
である電気抵抗の変化に対応した電圧の変化を生起する
ブリッジ回路24とを備えて構成されている。また、上
記指示調節装置30は、圧力検出器20の上記ブリッジ
回路24から送出された電気変化の微弱な信号を増幅す
る増幅回路32と、増幅された電圧値により励起される
LEDドライバー回路34と、このLEDドライバー回
路34により駆動されて前記の検出した圧力値の変化を
点灯してディジタル表示するLED表示部36とを具備
して構成されている。更に、上記電気−空気変換器40
は、指示調節装置30の上記LEDドライバー回路34
により駆動されるトルクモータ42とこのトルクモータ
42により作動されるフラッパを有したノズルフラッパ
機構44とを具備して成り、操作部50を形成するダイ
ヤフラム弁52を開閉制御するための2次圧を出力す
る。この場合に、電気−空気変換器40からは、前記圧
力検出器20で検出される制御対象10の圧力が変化す
ると、それに対応して変化する圧力値を有した2次圧力
を出力するのである。そして、本実施例では電気−空気
変換器40の2次圧出力はノズルラッパ機構44におけ
る背圧力として取り出されるから、実際には例えば、
0.2kg/cm2〜1kg/cm2の2次圧力と言った一定範囲で
変化する電気圧出力を出力端に生じるものである。そし
て、2次圧出力が例えば、上述のように0.2kg/cm2〜
1kg/cm2の範囲で変化すると、操作部50のダイヤフラ
ム弁52は弁開度を全閉状態と全開状態との間で開閉作
動されるのである。
して該圧力制御対象10内の圧力を目標とする設定値に
対し、一定の制御範囲値以内に自動調節する本実施例の
自動圧力調節装置は、圧力制御対象10の圧力状態を検
出する圧力検出器20、この圧力検出器20に接続した
指示調節器30、この指示調節器30に接続した電気−
空気変換器40、操作部50とを具備して構成され、上
記圧力検出器20は、周知のピエゾ素子から成ることに
より、圧力変化を電気抵抗値の変化として検出する半導
体ひずみ計22と、この半導体ひずみ計22の検出信号
である電気抵抗の変化に対応した電圧の変化を生起する
ブリッジ回路24とを備えて構成されている。また、上
記指示調節装置30は、圧力検出器20の上記ブリッジ
回路24から送出された電気変化の微弱な信号を増幅す
る増幅回路32と、増幅された電圧値により励起される
LEDドライバー回路34と、このLEDドライバー回
路34により駆動されて前記の検出した圧力値の変化を
点灯してディジタル表示するLED表示部36とを具備
して構成されている。更に、上記電気−空気変換器40
は、指示調節装置30の上記LEDドライバー回路34
により駆動されるトルクモータ42とこのトルクモータ
42により作動されるフラッパを有したノズルフラッパ
機構44とを具備して成り、操作部50を形成するダイ
ヤフラム弁52を開閉制御するための2次圧を出力す
る。この場合に、電気−空気変換器40からは、前記圧
力検出器20で検出される制御対象10の圧力が変化す
ると、それに対応して変化する圧力値を有した2次圧力
を出力するのである。そして、本実施例では電気−空気
変換器40の2次圧出力はノズルラッパ機構44におけ
る背圧力として取り出されるから、実際には例えば、
0.2kg/cm2〜1kg/cm2の2次圧力と言った一定範囲で
変化する電気圧出力を出力端に生じるものである。そし
て、2次圧出力が例えば、上述のように0.2kg/cm2〜
1kg/cm2の範囲で変化すると、操作部50のダイヤフラ
ム弁52は弁開度を全閉状態と全開状態との間で開閉作
動されるのである。
さて、本発明は、制御対象10の圧力を制御すべき範囲
が、例えば、2kg/cm2(下限値)〜3kg/cm2(上限値)
であり、設定値がその中間値である。2.5kg/cm2とす
ると、制御対象10の圧力状態の変化は、圧力検出器2
0で常時、監視・検出され、この検出信号に対応して、
指示調節装置30を介して電気−空気変換器40から上
述した2次圧が出力されることにより、制御対象10の
圧力が上記設定値に安定するように操作部50のダイヤ
フラム弁52の開度が調節されるが、そのとき、本発明
では、上記圧力制御範囲の上限値に対応して操作部50
のダイヤフラム弁52の開度は0%を呈し、下限値に対
応して同ダイヤフラム弁52の開度は100%を呈する
ように構成されているのである。これを数値的により具
体化した例として説明すると、制御対象10の圧力状態
が2kg/cm2のときには、圧力検出器20のブリッジ回路
24からは電圧信号として例えば、12mVが出力さ
れ、これが指示調節装置30に印加されると増幅回路3
2により4Vに増幅され、LEDドライバー回路34、
トルクモータ42を介して電気−空気変換器40は、こ
れを0.2kg/cm2の2次圧に変換する。従って、この2
次圧により、操作部50のダイヤフラム弁52は全開と
なるのである。そして、制御対象10の圧力状態が3kg
/cm2になるまでダイヤフラム弁52の弁開度は比例的に
開度を低減させ、制御対象10の圧力状態が3kg/cm2に
達したときは、圧力検出器20のブリッジ回路24から
は電圧信号として例えば、18mVが出力され、これが
指示調節装置30に印加されると増幅回路32により6
Vに増幅される。この6Vの電圧信号を受けて、電気−
空気変換器40は、これを1kg/cm2の空気圧に変換して
ダイヤフラム弁52を全開するものである。こうして、
制御対象10の圧力状態は、結局、2kg/cm2〜3kg/cm2
の圧力範囲に調節、制御されるが、その際は上記設定圧
力2.5kg/cm2を中央値として±0.5kg/cm2でP制御
が成されるのである。
が、例えば、2kg/cm2(下限値)〜3kg/cm2(上限値)
であり、設定値がその中間値である。2.5kg/cm2とす
ると、制御対象10の圧力状態の変化は、圧力検出器2
0で常時、監視・検出され、この検出信号に対応して、
指示調節装置30を介して電気−空気変換器40から上
述した2次圧が出力されることにより、制御対象10の
圧力が上記設定値に安定するように操作部50のダイヤ
フラム弁52の開度が調節されるが、そのとき、本発明
では、上記圧力制御範囲の上限値に対応して操作部50
のダイヤフラム弁52の開度は0%を呈し、下限値に対
応して同ダイヤフラム弁52の開度は100%を呈する
ように構成されているのである。これを数値的により具
体化した例として説明すると、制御対象10の圧力状態
が2kg/cm2のときには、圧力検出器20のブリッジ回路
24からは電圧信号として例えば、12mVが出力さ
れ、これが指示調節装置30に印加されると増幅回路3
2により4Vに増幅され、LEDドライバー回路34、
トルクモータ42を介して電気−空気変換器40は、こ
れを0.2kg/cm2の2次圧に変換する。従って、この2
次圧により、操作部50のダイヤフラム弁52は全開と
なるのである。そして、制御対象10の圧力状態が3kg
/cm2になるまでダイヤフラム弁52の弁開度は比例的に
開度を低減させ、制御対象10の圧力状態が3kg/cm2に
達したときは、圧力検出器20のブリッジ回路24から
は電圧信号として例えば、18mVが出力され、これが
指示調節装置30に印加されると増幅回路32により6
Vに増幅される。この6Vの電圧信号を受けて、電気−
空気変換器40は、これを1kg/cm2の空気圧に変換して
ダイヤフラム弁52を全開するものである。こうして、
制御対象10の圧力状態は、結局、2kg/cm2〜3kg/cm2
の圧力範囲に調節、制御されるが、その際は上記設定圧
力2.5kg/cm2を中央値として±0.5kg/cm2でP制御
が成されるのである。
上述の数値的説明は、単に1例であり、制御対象10の
圧力状態が、例えば、設定値を1.5kg/cm2として1kg
/cm2〜2kg/cm2の範囲で制御されるべきものとすると、
圧力検出器20は、この範囲の圧力変化を6〜12mV
の電気信号として出力し、故に指示調節装置30は、こ
れらを2V〜4Vに増幅し、更に電気−空気変換器40
がこれを受けて下限値の2Vのときには、0.2kg/cm2
の2次圧を出力して操作部50のダイヤフラム弁52を
全開とし、上限値の4Vのときに、1kg/cm2に変換して
ダイヤフラム弁52を全閉とするものである。
圧力状態が、例えば、設定値を1.5kg/cm2として1kg
/cm2〜2kg/cm2の範囲で制御されるべきものとすると、
圧力検出器20は、この範囲の圧力変化を6〜12mV
の電気信号として出力し、故に指示調節装置30は、こ
れらを2V〜4Vに増幅し、更に電気−空気変換器40
がこれを受けて下限値の2Vのときには、0.2kg/cm2
の2次圧を出力して操作部50のダイヤフラム弁52を
全開とし、上限値の4Vのときに、1kg/cm2に変換して
ダイヤフラム弁52を全閉とするものである。
以上の説明より理解できるように、本発明は、圧力検出
器20の圧力検出によって、指示調節装置30から伝達
された電気信号を電気−空気変換器40で2次圧として
用いられる空気圧信号に変換する際に、制御対象10が
目標とする設定値に関する圧力制御範囲の下限値を0.
2kg/cm2の電気圧に変換して、操作部50のダイヤフラ
ム弁52の弁開度を100%となし、圧力制御範囲の上
限値を1.0kg/cm2の空気圧に変換して弁開度を0%と
なして、目標の中央設定値に制御する点を要旨とするも
のである。
器20の圧力検出によって、指示調節装置30から伝達
された電気信号を電気−空気変換器40で2次圧として
用いられる空気圧信号に変換する際に、制御対象10が
目標とする設定値に関する圧力制御範囲の下限値を0.
2kg/cm2の電気圧に変換して、操作部50のダイヤフラ
ム弁52の弁開度を100%となし、圧力制御範囲の上
限値を1.0kg/cm2の空気圧に変換して弁開度を0%と
なして、目標の中央設定値に制御する点を要旨とするも
のである。
ここで、電気−空気変換器40のは既述のようにトルク
モータ42とノズルフラッパ機構44とから構成されて
いるが、この両者によれば、ノズルフラッパ機構44の
フラッパ部をノズル部に対してトルクモータ42で変位
させることにより、該変位に対して比例的に変化するノ
ズル部の背圧出力を2次圧として取り出すことができる
ものであり、これにより操作部50の制御動作をP動作
とし得るものであるが、更に、上記ノズルフラッパ機構
と結合してダイヤフラム機構とベクトルメカニズムとを
付加すれば、PID動作を実現することも可能である。
依って、第2図に基づき、ダイヤフラム機構とベクトル
メカニズムをも含んだ電気−空気変換器の機構的な構成
に就いて、以下に説明する。
モータ42とノズルフラッパ機構44とから構成されて
いるが、この両者によれば、ノズルフラッパ機構44の
フラッパ部をノズル部に対してトルクモータ42で変位
させることにより、該変位に対して比例的に変化するノ
ズル部の背圧出力を2次圧として取り出すことができる
ものであり、これにより操作部50の制御動作をP動作
とし得るものであるが、更に、上記ノズルフラッパ機構
と結合してダイヤフラム機構とベクトルメカニズムとを
付加すれば、PID動作を実現することも可能である。
依って、第2図に基づき、ダイヤフラム機構とベクトル
メカニズムをも含んだ電気−空気変換器の機構的な構成
に就いて、以下に説明する。
さて、第2図において、電気−空気変換器40は、指示
調節装置30のLEDドライバー回路34に結合したト
ルクモータ42と、このトルクモータ42に接続したノ
ズルフラッパ機構44と、このノズルフラッパ機構44
に接続したダイヤフラム機構46と、ベクトルメカニズ
ム48と、受圧ベローズ62とを具備して構成されてい
る。トルクモータ42は、板ばね41で支持され、コイ
ルばね43により中立位置に保持されたアーマチュア4
5とソレノイド47とを備え、LEDドライバー回路3
4から適宜の電圧−電流変換器を介して端子49に印加
される電流信号に応じてアーマチュア45の外部への突
出端の先端が変位するように成っている。そして、この
アーマチュア45の変位により、ノズルフラッパ機構4
4における後述のフラッパが変位するように接続されて
いる。さて、空気圧源からダイヤフラム機構46の入力
ポート64に導入された圧力空気は、ダイヤフラム機構
46内の固定絞り66を経てノズルフラッパ機構44の
ノズル68から外部に噴出している。このノズル68と
対向してフラッパ70が配設されており、このフラッパ
70の変位に応じてノズル背圧が変化するものである。
そして、このノズル背圧がダイヤフラム機構46のダイ
ヤフラム72に作用し、弁棒74を左右に変位させ、出
力ポート76の空気圧が調節されるようになっている。
しかも、ノズルフラッパ機構44のフラッパ70は、板
ばね78により揺動可能に支持されたフラッパレバー8
0の下端に設けられ、同フラッパレバー80の上端は、
前述したトルクモータ42のアーマチュア45の下端に
係合した構造にあり、故にアーマチュア45の変位に従
って、フラッパ70が変位し、ノズル68との隙間に変
化を来してノズル背圧を増減変化させるものである。零
調ツマミ82によってばね圧調節可能な零調ばね84が
フラッパレバー80に結合されており、故にノズル背圧
の零点調節も可能になっている。また、フラッパレバー
80の下端にはダイヤフラム72に連動する補償ばね8
6が張設されており、圧力空気源からの圧力空気の圧力
変動を補償できるようになっているが、この補償ばね8
6がノズルフラッパ機構44のフラッパ70に積分動作
を付与する。また、ダイヤフラム機構46の出力ポート
76に取り出される空気圧は管路88を経て受圧ベロー
ズ62に導入され、レバー90の変位を介してノズルフ
ラッパ機構44にフィードバックされている。このと
き、スパン調整つまみ92を備えたベクトルメカニズム
48は、受圧ベローズ62のレバー90に連結されてお
り、ノズルフラッパ機構44の応答性を調節し得るよう
になっていて、受圧ベローズ62のレバー90を介して
ノズルフラッパ機構44のフラッパレバー80に付与さ
れる微分動作を調節する構成となっているのである。こ
うして、第2図に示した電気−空気変換器はPID調節
要素として機能するものであり、ダイヤフラム46とベ
クトルメカニズム48、受圧ベローズ62を取り外せ
ば、既述した第1図のP調節要素として機能することに
なるのである。
調節装置30のLEDドライバー回路34に結合したト
ルクモータ42と、このトルクモータ42に接続したノ
ズルフラッパ機構44と、このノズルフラッパ機構44
に接続したダイヤフラム機構46と、ベクトルメカニズ
ム48と、受圧ベローズ62とを具備して構成されてい
る。トルクモータ42は、板ばね41で支持され、コイ
ルばね43により中立位置に保持されたアーマチュア4
5とソレノイド47とを備え、LEDドライバー回路3
4から適宜の電圧−電流変換器を介して端子49に印加
される電流信号に応じてアーマチュア45の外部への突
出端の先端が変位するように成っている。そして、この
アーマチュア45の変位により、ノズルフラッパ機構4
4における後述のフラッパが変位するように接続されて
いる。さて、空気圧源からダイヤフラム機構46の入力
ポート64に導入された圧力空気は、ダイヤフラム機構
46内の固定絞り66を経てノズルフラッパ機構44の
ノズル68から外部に噴出している。このノズル68と
対向してフラッパ70が配設されており、このフラッパ
70の変位に応じてノズル背圧が変化するものである。
そして、このノズル背圧がダイヤフラム機構46のダイ
ヤフラム72に作用し、弁棒74を左右に変位させ、出
力ポート76の空気圧が調節されるようになっている。
しかも、ノズルフラッパ機構44のフラッパ70は、板
ばね78により揺動可能に支持されたフラッパレバー8
0の下端に設けられ、同フラッパレバー80の上端は、
前述したトルクモータ42のアーマチュア45の下端に
係合した構造にあり、故にアーマチュア45の変位に従
って、フラッパ70が変位し、ノズル68との隙間に変
化を来してノズル背圧を増減変化させるものである。零
調ツマミ82によってばね圧調節可能な零調ばね84が
フラッパレバー80に結合されており、故にノズル背圧
の零点調節も可能になっている。また、フラッパレバー
80の下端にはダイヤフラム72に連動する補償ばね8
6が張設されており、圧力空気源からの圧力空気の圧力
変動を補償できるようになっているが、この補償ばね8
6がノズルフラッパ機構44のフラッパ70に積分動作
を付与する。また、ダイヤフラム機構46の出力ポート
76に取り出される空気圧は管路88を経て受圧ベロー
ズ62に導入され、レバー90の変位を介してノズルフ
ラッパ機構44にフィードバックされている。このと
き、スパン調整つまみ92を備えたベクトルメカニズム
48は、受圧ベローズ62のレバー90に連結されてお
り、ノズルフラッパ機構44の応答性を調節し得るよう
になっていて、受圧ベローズ62のレバー90を介して
ノズルフラッパ機構44のフラッパレバー80に付与さ
れる微分動作を調節する構成となっているのである。こ
うして、第2図に示した電気−空気変換器はPID調節
要素として機能するものであり、ダイヤフラム46とベ
クトルメカニズム48、受圧ベローズ62を取り外せ
ば、既述した第1図のP調節要素として機能することに
なるのである。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明に
よれば、既存の制御系要素を利用し、構造が簡単でコン
パクト性に富み、かつ、徒に精密な要素を使用していな
いから、故障も少なく、しかも制御動作として比例積分
微分動作をも達成し得る安価な自動圧力調節装置がえ得
られるのである。
よれば、既存の制御系要素を利用し、構造が簡単でコン
パクト性に富み、かつ、徒に精密な要素を使用していな
いから、故障も少なく、しかも制御動作として比例積分
微分動作をも達成し得る安価な自動圧力調節装置がえ得
られるのである。
第1図は本発明の1実施例に係る自動圧力調節装置の基
本的構成を示したブロツク図、第2図は同自動圧力調節
装置に用いられる電気−空気変換器の実施例の機械的構
成を示した断面機構図である。 10…制御対象、20…圧力検出器、 30…指示調節装置、 40…電気−空気変換器、 50…操作部、 52…ダイヤフラム調節弁。
本的構成を示したブロツク図、第2図は同自動圧力調節
装置に用いられる電気−空気変換器の実施例の機械的構
成を示した断面機構図である。 10…制御対象、20…圧力検出器、 30…指示調節装置、 40…電気−空気変換器、 50…操作部、 52…ダイヤフラム調節弁。
Claims (3)
- 【請求項1】制御対象の圧力を自動調節する自動圧力調
節装置において、制御対象に対して圧力設定値に基づく
圧力供給を行う圧力供給路内に配設されて操作部を形成
するダイヤフラム弁と、前記ダイヤフラム弁の開閉作動
用圧力を出力する電気−空気変換器と、前記電気−空間
変換器を電気的に制御する制御器を形成する調節手段
と、前記制御対象の圧力変動を検出して検出信号を前記
調節手段に出力する圧力検出器とを具備して構成され、
かつ前記ダイヤフラム弁は、前記制御対象の圧力制御範
囲の上限値に対応する弁開度が0%、下限値に対応する
弁開度が100%であるように形成されていることを特
徴とした自動圧力調節装置。 - 【請求項2】前記ダイヤフラム弁の弁開度は、0%から
100%まで比例的に開度変化が可能に形成されると共
に前記電気−空気変換器は、前記圧力制御範囲の上限値
と下限値間の値に比例変動する開閉作動用圧力を出力可
能に形成されていることを特徴とした特許請求の範囲
1.に記載の自動圧力調節装置。 - 【請求項3】前記調節手段は、表示機能を有した指示調
節器であることを特徴とした特許請求の範囲1.に記載
の自動圧力調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26290787A JPH0618010B2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | 自動圧力調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26290787A JPH0618010B2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | 自動圧力調節装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01106121A JPH01106121A (ja) | 1989-04-24 |
JPH0618010B2 true JPH0618010B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=17382262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26290787A Expired - Lifetime JPH0618010B2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | 自動圧力調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618010B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6056008A (en) * | 1997-09-22 | 2000-05-02 | Fisher Controls International, Inc. | Intelligent pressure regulator |
CN113900457B (zh) * | 2021-09-29 | 2024-03-19 | 西安北方华创微电子装备有限公司 | 压力调零方法和半导体工艺设备 |
-
1987
- 1987-10-20 JP JP26290787A patent/JPH0618010B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01106121A (ja) | 1989-04-24 |
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