JP3201555B2 - バルブポジショナ - Google Patents
バルブポジショナInfo
- Publication number
- JP3201555B2 JP3201555B2 JP24693193A JP24693193A JP3201555B2 JP 3201555 B2 JP3201555 B2 JP 3201555B2 JP 24693193 A JP24693193 A JP 24693193A JP 24693193 A JP24693193 A JP 24693193A JP 3201555 B2 JP3201555 B2 JP 3201555B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- time
- valve
- control
- setting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Servomotors (AREA)
- Indication Of The Valve Opening Or Closing Status (AREA)
- Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
Description
れた各種流体の流量制御を行う調節弁に用いられるバル
ブポジショナに係り、特に、調節弁のグランドパッキン
の摩擦力や駆動部の容量によらず常に最適な安定性及び
応答特性が実現できるように改良されたバルブポジショ
ナに関する。
示す構成図である。入力端子1には、図示しない2本の
伝送線を介して調節計などから4〜20mAの電流信号
Iiが入力される。
てこのポジショナ15で使用する回路電源として定電圧
Ebを作り、同時に電流信号Iiに対応する電圧信号Vi
を出力する。
入力の一端に入力され、その他端には弁開度検出手段1
3から出力された帰還信号Vfが入力される。制御演算
手段11はこれらの電圧信号Viと帰還信号Vfとの偏差
を演算してその出力端にこの偏差をなくすように駆動信
号Vdを空気圧発生手段12に出力する。
供給されており、この供給空気圧PSを用いて駆動信号
Vdを例えば電磁駆動アクチュエータを駆動する駆動回
路に印加し、これに伴って流れる駆動電流に対応する変
位をノズル/フラッパ機構に印加して空気圧信号に変換
し、これをパイロットリレーなどで増幅して調節弁2の
調節弁駆動部3に操作圧P0として出力する。
ステム4を上下に移動させる。この移動は調節弁2の弁
開度VAを変更させるが、またこの移動は弁開度検出手
段13にも出力される。
帰還信号Vfに変換され、制御演算手段11に出力さ
れ、全体としてフイードバックループが形成される。こ
のため、調節弁のステム位置は調節計から伝送される電
流信号Iiに直接比例したものとなる。
は、口径や特性の異なる調節弁であってもステム位置精
度が良く、つまり定常偏差が小さく、かつ応答が速く、
発振などが生じ難い高い制御性能が望まれる。
駆動部容量、グランドパッキン部の摩擦力によるヒス
テリシスなどによって大きく異なるので、あらゆる種類
の調節弁に対して定常偏差が小さく、かつ高い制御性能
を実現するため、制御演算手段11内では、通じ用の比
例動作(P動作)の他に、比例微分演算や、積分演算な
どを行い、特性補償を行っている。
ステリシスがあまり大きくない調節弁では、調節弁自体
の時定数がポジショナ15の内部の時定数に比べて充分
に大きいので制御系が高次の系になり難い。
にループゲインを大きくすることができるし、かつパイ
ロットリレーの給排気容量を大きくとれるので、応答性
と安定性とを同時に確保できる。
な調節弁に適用すると、調節弁の時定数がポジショナ1
5のそれに近ずくので、発振し易くなり、ループゲイン
を下げる必要が生じる。
分動作(I動作)にて補償することが必要となり、さら
に応答特性を確保するために微分動作(D動作)による
補償も必要になる。
15では、制御演算手段11で実行されるPID動作の
ゲイン、時定数などの制御パラメータを、調節弁ごと
に、そのヒステリシス量及び駆動部容量に合わせてパラ
メータ設定手段14にあるスイッチやボリュームなどに
よって手動にて調整、設定していた。
ようなポジショナには、以下のような問題がある。 各々の調節弁に対して、ゲイン、時定数を手動により
調節、設定する必要があるので、調節弁への取り付け工
数がかかりコスト高となる。
間がかかるので、実際にはグランドパッキンの種類から
大きさを推定して設定するので、最適な調整が難しく、
必ずしも最適な特性を得ることができなかった。
いる場合は良いが、不明の場合は実際に測定するのが困
難か、或いは極めて手間がかかるので、正確な値は設定
できず、最適な特性を得ることができなかった。
解決するための構成として、調節弁の弁開度を制御する
電流信号と先の弁開度に関連する弁開度信号とが弁開度
検出手段を介して入力されこれ等の偏差を制御演算手段
で演算して先の弁開度を制御するバルブポジショナにお
いて、応答測定のための予備状態の設定を開始する第1
開始信号と設定開始のための基準時間を与えると共に所
定の設定値を送出する第2開始信号と先の調節弁の弁変
位の変化がゼロの時点を知らせる変位終了信号の受信に
より所定の設定値を送出する第3開始信号とを発生させ
る設定開始信号発生手段と、先の弁開度検出手段からの
信号を監視し先の基準時間から先の変位終了信号の受信
までの第1時間差と先の基準時間から先の第3開始信号
の送出により先の弁変位の変化が開始される時点までの
第2時間差を計測し先の変位終了信号を出力する時間計
測手段と、先の第1時間差と先の第2時間差の時間差信
号が受信されこれ等に基づいて最適な制御パラメータを
演算するパラメータ演算手段と、この演算結果に基づい
て先の制御演算手段に先の制御パラメータを設定するパ
ラメータ設定手段とを具備するようにしたものである。
予備状態の設定を開始する第1開始信号と、設定開始の
ための基準時間を与えると共に所定の設定値を送出する
第2開始信号と、調節弁の弁変位の変化がゼロの時点を
知らせる変位終了信号の受信により所定の設定値を送出
する第3開始信号とを発生させる。
段からの信号を監視し先の基準時間から先の変位終了信
号の受信までの第1時間差と先の基準時間から先の第3
開始信号の送出により先の弁変位の変化が開始される時
点までの第2時間差を計測し先の変位終了信号を出力す
る。
時間差と先の第2時間差の時間差信号が受信されこれ等
に基づいて最適な制御パラメータを演算する。そして、
パラメータ設定手段はこの演算結果に基づいて調節弁の
弁開度を制御する電流信号と先の弁開度に関連する弁開
度信号との偏差を演算する制御演算手段に先の制御パラ
メータを設定する。これにより、あらゆる調節弁に対し
て最適な制御パラメータを自動設定することができる。
明する。図1は本発明の1実施例の構成を示す構成図で
ある。なお、図4に示す従来のバルブポジショナと同一
の機能を有する部分には同一の符号を付して適宜にその
説明を省略する。
号SS1と第2開始信号SS2と第3開始信号SS3とを
制御演算手段21に出力する。さらに、第2開始信号S
S2は時間計測手段22にも出力される。
検出手段13から出力される帰還信号Vfを、例えばカ
ットして弁開度VAを最小に設定するような応答測定の
ための予備状態の設定を開始する信号である。
より設定開始のための基準時間TSを与えると共に調節
弁2の弁開度VAを例えば最大にするような所定の設定
値を送出する信号である。
容量Qの特性は、図2に示す特性となっているが、この
設定値はここでの駆動信号Vd´より大きい信号で飽和
する特性を持つとして設定されている。
の弁変位の変化ΔVAがゼロの時点を知らせる時間計測
手段22からの変位終了信号DFの受信により弁変位が
先の設定値で設定した方向とは逆の方向に変化させる設
定値を送出する。
位終了信号DFを受信したときの時間T1までの時間差
(T1−TS)と、第3開始信号SS3を送出して弁変位
が第1設定値で設定した方向とは逆の方向に変化し始め
た時間T2と基準時間TSとの時間差(T2−TS)とを計
測する。
らの時間差(T1−TS)、(T2−TS)が入力され、こ
れらを用いて予め実験などにより求められている関係
式、或いは設定テーブルなどを参照して最適なゲイン、
最適な時定数を算出、または選択する。
メータCPは、パラメータ設定手段24に送られて、こ
こで制御演算手段21での演算に必要な制御パラメータ
として設定される。なお、これ等の演算は、デスクリー
トな回路を用いて実行してもよいが、必要に応じてマイ
クロコンピュータを用いて演算される。
作について、図3に示す波形図を用いて説明する。調節
弁の弁開度を制御するのに先立って、先ず最適な制御特
性を得るための自動パラメータ設定を行う。
3(a)に示すように第1開始信号SS1が制御演算手
段21に出力される。これにより、例えば帰還信号Vf
がカットされて図3(c)に示すように弁開度VAが最
小値に設定される。このときの制御演算手段21から空
気圧発生手段12に出力される駆動信号Vdは、例えば
図3(b)に示すようになっている。
SS2(図3(a))が制御演算手段21に出力され
る。これにより所定の設定値に対応する駆動信号V
d(図3(b))が制御演算手段21から空気圧発生手
段12に出力され、弁開度VAを増加させようとする
(図3(c))。同時に、この第2開始信号SS2は時
間計測手段22に印加され時間差演算の基準時間TSを
与える。
されると、弁開度が増加し始め最大値に達するとその時
点T1(図3(c))では、弁開度VAの変化ΔVAがな
くなるので、時間計測手段22はこれを検出して設定開
始信号発生手段20に変位終了信号DFを出力する。
を受信すると、今度は、駆動信号V dを最小にする例え
ばもとの値に設定する(図3(b))。しかし、この設
定にすぐには応答せず若干の応答の遅れを伴ってから弁
開度VAの変化ΔVAが開始される(図3(c))。時間
計測手段22はこの開始時点T2を計測する。
間TS、時点T1、および時点T2とを知ることができる
ので、時間差(T1−TS)、(T2−TS)を算出するこ
とができる。
圧発生手段12の供給空気流量が飽和した状態で弁変位
が最小から最大に変化した時間に相当するので、これは
調節弁の駆動部容量を代表することとなる。
の差、つまり、(T2−T1)は駆動部内の空気が排気さ
れても弁が変位しない時間に相当するので、調節弁のグ
ランドパッキン部のヒステリシスを代表することとな
る。
された時間差は、パラメータ演算手段23に転送され、
ここで最適ゲイン、最適時定数などの演算パラメータが
演算され、その結果は、パラメータ演算手段24を介し
て、制御演算手段21に設定される。これらの演算パラ
メータが決定された後は、これらの値が制御演算手段2
1に固定され、電流信号Iiに対応する弁開度VAが最適
な状態で制御される。
スや駆動部容量を推定したり、あらかじめ別の手段によ
り測定して最適な制御パラメータを手動設定する必要が
なくなるので、調整作業コストを削減でき、かつ常に最
適なパラメータを設定することができるため、高精度、
高速応答、高安定性能を有するバルブポジショナを実現
することができる。
うに本発明によれば、各種の開始信号を制御演算手段と
時間計測手段に送り調節弁の応答時間差から、ポジショ
ナの制御性能に大きく影響する調節弁のヒステリシス及
び駆動部容量に対応する値を簡単に測定することがで
き、さらにこれ等をもとに最適な制御パラメータを自動
設定することができるので、下記の効果が期待できる。
他の測定器などを用いて調節弁の特性を測定したり、ゲ
イン、時定数などの制御パラメータを手動にて調整、設
定する必要がなくなり、このため作業時間が削減でき、
低コスト化が可能となる。 調節弁のヒステリシスや駆動部容量に対応する値を実
際に測定して制御パラメータを演算又は選択することが
でき、このため常に最適な制御パラメータが設定でき、
あらゆる調節弁に対して最適な安定性及び応答特性を実
現することができる。
量の特性を示す特性図である。
る。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】調節弁の弁開度を制御する電流信号と前記
弁開度に関連する弁開度信号とが弁開度検出手段を介し
て入力されこれ等の偏差を制御演算手段で演算して前記
弁開度を制御するバルブポジショナにおいて、 応答測定のための予備状態の設定を開始する第1開始信
号と、設定開始のための基準時間を与えると共に所定の
設定値を送出する第2開始信号と、前記調節弁の弁変位
の変化がゼロの時点を知らせる変位終了信号の受信によ
り所定の設定値を送出する第3開始信号とを発生させる
設定開始信号発生手段と、 前記弁開度検出手段からの信号を監視し前記基準時間か
ら前記変位終了信号の受信までの第1時間差と前記基準
時間から前記第3開始信号の送出により前記弁変位の変
化が開始される時点までの第2時間差を計測し前記変位
終了信号を出力する時間計測手段と、 前記第1時間差と前記第2時間差の時間差信号が受信さ
れこれ等に基づいて最適な制御パラメータを演算するパ
ラメータ演算手段と、 この演算結果に基づいて前記制御演算手段に前記制御パ
ラメータを設定するパラメータ設定手段とを具備するこ
とを特徴とするバルブポジショナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24693193A JP3201555B2 (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | バルブポジショナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24693193A JP3201555B2 (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | バルブポジショナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07103202A JPH07103202A (ja) | 1995-04-18 |
JP3201555B2 true JP3201555B2 (ja) | 2001-08-20 |
Family
ID=17155884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24693193A Expired - Fee Related JP3201555B2 (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | バルブポジショナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3201555B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3511458B2 (ja) * | 1997-12-08 | 2004-03-29 | 株式会社山武 | 電空ポジショナ |
JP2002310329A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-23 | Univ Waseda | バルブポジショナ |
JP3885946B2 (ja) * | 2002-05-23 | 2007-02-28 | 横河電機株式会社 | バルブポジショナ |
FI114947B (fi) * | 2002-09-13 | 2005-01-31 | Metso Automation Oy | Menetelmä ja laitteisto prosessissa olevan prosessilaitteen hystereesin määrittämiseksi |
JP5934527B2 (ja) * | 2012-03-12 | 2016-06-15 | アズビル株式会社 | パラメータ取得装置および方法 |
-
1993
- 1993-10-01 JP JP24693193A patent/JP3201555B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07103202A (ja) | 1995-04-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4481967A (en) | Control circuit for current to pressure converter | |
US5953902A (en) | Control system for controlling the rotational speed of a turbine, and method for controlling the rotational speed of a turbine during load shedding | |
US6171066B1 (en) | Automatic pneumatic pressure control apparatus and method of controlling same | |
US6119047A (en) | Transmitter with software for determining when to initiate diagnostics | |
EP1716516A1 (en) | System and method for flow monitoring and control | |
JPH05501492A (ja) | 現場に設置される制御ユニット | |
JP2010512571A (ja) | 質量流量コントローラのコントローラ利得スケジューリング | |
JPH05150839A (ja) | バルブ制御装置及びバルブ制御方法 | |
JPS646481B2 (ja) | ||
JP3201555B2 (ja) | バルブポジショナ | |
JPH07180701A (ja) | 電空ポジショナ | |
EP0540079A1 (en) | Actuator control of a flow control valve by its characteristic curve | |
JP5457669B2 (ja) | 流体調整制御 | |
JPH10198431A (ja) | 比例電磁弁の制御方法及び装置 | |
JP4726346B2 (ja) | サーボモータ制御装置 | |
LV13096B (en) | Method of and system for controlling the ratio of variable lead parameter and an adjustable lag parameter for a lag-lead process | |
JP2001141107A (ja) | バルブポジショナ | |
WO1990013860A1 (en) | I/p converter with simulated compensation | |
JPH04316701A (ja) | 電空ポジショナ | |
JP2001221201A (ja) | 電空ポジショナ | |
JP2003343503A (ja) | バルブポジショナ | |
JPH07269505A (ja) | 電空ポジショナ | |
CA1152614A (en) | Control circuit for current to pressure converter | |
JPH09137771A (ja) | 水力発電所の調速機制御システム | |
JPH1019005A (ja) | 電空変換器の出力制御方法およびシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080622 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090622 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |