JPH06180062A - 分割吸水ローラ - Google Patents

分割吸水ローラ

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JPH06180062A
JPH06180062A JP36068192A JP36068192A JPH06180062A JP H06180062 A JPH06180062 A JP H06180062A JP 36068192 A JP36068192 A JP 36068192A JP 36068192 A JP36068192 A JP 36068192A JP H06180062 A JPH06180062 A JP H06180062A
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JP
Japan
Prior art keywords
roller
rollers
water
rainwater
support shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP36068192A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Morita
浩三 森田
Tadao Yoshihara
忠雄 吉原
Shunichi Takaishi
俊一 高石
Hidetoshi Shibayama
英俊 柴山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリートスラブ等の平坦面上に溜った雨
水の吸排水効率の向上を図る簡便構造の分割吸水ローラ
を提供する。 【構成】 柄部4に着脱自在に支持される支持軸3に複
数個のスポンジローラ2のような吸水性ローラを枢着す
る。また、スポンジローラ2の両側端部又は両側端部お
よびスポンジローラ2,2間に硬質環状板の鉄板7を設
ける。更に、図示されていないが、複数個の吸水性ロー
ラからなる分割吸水ローラを複数列単一の柄部に挿着す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設工事中のコンクリ
ートスラブ等の平坦面上に溜った雨水を容易に吸水する
と共に、吸水した雨水を簡単に排出し得る分割吸水ロー
ラに関する。
【0002】
【従来の技術】建設工事中のコンクリートスラブ上には
雨水が溜る。コンクリート打設後には基準墨出しが行わ
れ、その完了後に建築生産を体系的に管理する方式に基
づく建設工程管理が行われるのが普通である。そのた
め、コンクリート打設から基準墨出しまでの日程を予定
通り進めることが必要になる。コンクリートスラブ上に
雨水が溜ると基準墨出しが出来ず日程おくれが生ずる。
そのため、従来よりスラブ上の雨水を吸水する吸水手段
が採用されていた。吸水手段としては1本の円柱状のス
ポンジローラを用いるものや、ドライワイパが使用され
ていた。すなわち、図8に示すように、1本の長尺な円
柱状のスポンジローラ11を支持軸12に枢支し、支持
軸12に連結された柄部13によりスポンジローラ11
をスラブに沿って回転させて吸水を行うものや、図9に
示すように、柄部14の先にゴム状のワイパブレード1
5を取り付けたドライワイパ16のワイパブレード15
をスラブに沿って移動させて吸水を行うものが使用され
ていた。
【0003】
【本発明の目的:発明の解決すべき課題】1本の円柱状
のスポンジローラ11を使用するものは、吸水を効果的
に行うことが出来るが、吸水した雨水を排出するのが難
しく、かつ時間がかかる問題点がある。また、スポンジ
ローラ11の一部に破損欠落部等が生じた場合にも全体
を交換しなければならず無駄である。更に、柄部13と
スポンジローラ11との着脱に手間がかかるという問題
点もあった。一方、ドライワイパI6を使用する場合に
は、吸水効率が悪く、吸水に多くの時間がかかり、かつ
十分な排水が出来ない問題点があった。
【0004】本発明は、以上の問題点を解決するもの
で、吸水効率がよく、吸水した雨水の排出が容易に出来
ると共に、破損欠落部が生じても全体を交換する必要が
なく、かつ交換作業も容易に出来る分割吸水ローラを提
供することを目的とする。
【0005】
【本発明の構成:課題解決の手段】本発明は、以上の目
的を達成するために、雨水の溜っている平坦面上を転動
して雨水を吸水する分割吸水ローラであって、支持軸に
枢支されると共に互いに隣接して配設される複数個の吸
水性ローラと、前記支持軸の両端部に着脱可能に挿着さ
れる柄部を設けてなる分割吸水ローラを構成するもので
ある。更に、具体的には、吸水性ローラの両側端部又は
両側端部および隣接する吸水性ローラ間に硬質環状板を
介設する分割吸水ローラを特徴とする。また、吸水性ロ
ーラとしては吸水性のよいスポンジローラを採用するこ
とを特徴とする。前記分割部に挿入介設される硬質環状
体は、通常は円形鉄板を用いるが、望ましくは、その鉄
板の直径はスポンジローラの直径より小さい方がよい。
更に、単一の柄部に複数個の吸水性ローラからなる分割
吸水ローラを必要に応じて複数列設けることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】柄部を把持し支持軸に枢支される複数個の吸水
性ローラをコンクリートスラブ等の平坦面上に沿って回
転させながら移動させることにより平坦面上に溜ってい
る雨水は吸水される。排水時には吸水性ローラを支持軸
の軸線方向に沿って押し込むことにより、隣接する吸水
性ローラが互いに押圧し合って縮厚され、十分な排水が
行われる。また、吸水性ローラに破損欠落部が生じた場
合には、破損欠落部の生じた吸水性ローラのみを交換す
ればよく、他のものはそのまま使用されるため無駄が生
じない。一方、必要に応じて複数個の吸水性ローラから
なる分割吸水ローラを複数列配設することにより、吸水
効率を一層向上させることが出来る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は本実施例の全体構造を示す斜視図であり、
図2は図1の吸水性ローラ(スポンジローラ)まわりの
軸断面図であり、図3は図2の側面図であり、図4は硬
質環状板を設けた実施例を説明する軸断面図であり、図
5は本実施例の分割吸水ローラによる吸水作業の説明図
であり、図6は本実施例の分割吸水ローラの排水作業を
説明する説明図であり、図7は複数列(2列)の分割吸
水ローラを用いた実施例を示す斜視図である。
【0008】図1に示すように、分割吸水ローラ1は、
複数個(図示では4個)のスポンジローラ2と、この支
持軸3と、柄部4から構成される。スポンジローラ2は
短尺の軸長を有する円柱体からなり、図2に示すように
1本の支持軸3に挿入されて枢支される。柄部4は把持
用のロッド部4aと、ロッド部4aの下端から2叉にわ
かれる支持板部4b,4bからなり、支持板部4b,4
bの端部は平板部4c,4cが形成される。図1乃至図
3に示すように、平板部4cは支持軸3の両端部に挿着
される。支持軸3の両端にはプレート5および割ピン6
が挿入され、平板部4cが支持軸3から抜け出すことを
拘束する。逆に、割ピン6およびプレート5を支持軸3
から取り外すことにより、平板部4cを支持軸3から取
り外すことが出来る。また、本実施例では、支持軸3に
挿着されているスポンジローラ2の両側端部に硬質環状
板である鉄板7,7が挿着される。
【0009】次に、本実施例の分割吸水ローラ1による
吸水作業を図5により説明する。コンクリートスラブ8
上には雨水9が溜っている。作業者10が柄部4の把持
部4a端を持ち、スポンジローラ2をコンクリートスラ
ブ8の表面に沿って移動させる。スポンジローラ2は支
持軸3に枢支されているため回転する。スポンジローラ
2は吸水性の材質のため雨水9が吸水されてスポンジロ
ーラ2内に溜る。以上により、比較的短時間に吸水作業
が行われ、かつ完全な吸水が出来る。
【0010】次に、図6により、スポンジローラ2内に
吸水されて溜った雨水9の排水作業を説明する。図示の
ように、分割吸水ローラ1を倒し、支持軸3をコンクリ
ートスラブ8の表面にほぼ垂直に立てる。この状態で作
業者10は鉄板7の部分に手を当て、支持軸3の軸線に
沿って鉄板7を下方に押圧する。そのため、それぞれの
スポンジローラ2が軸線方向に圧縮され、内部に溜って
いた雨水9が絞り出される。従来の1本の長尺のスポン
ジローラ2(図8)をその軸線方向に沿って圧縮するこ
とに較べて、短尺のスポンジローラ2は容易に圧縮され
るため、吸水されていた雨水9は完全に絞り出されて排
水される。
【0011】次に、スポンジローラ2に破損欠落部等が
生じた場合の交換方法について説明する。前記したよう
に、支持軸3に挿着されている割ピン6およびプレート
5(図1,2,3)を取り外し、柄部4の支持板部4
b,4bを外方に開くことにより平板部4cが支持軸3
から外れる。支持軸3から破損欠落部の生じたスポンジ
ローラ2のみを取り出し、新品と交換した後、柄部4を
支持軸3に挿着し、プレート5および割ピン6を挿入す
ることによりスポンジローラ2の交換作業は終了する。
以上により、欠陥の生じたスポンジローラ2の交換作業
が極めて容易に行われる。
【0012】図4はスポンジローラ2の両側端部に鉄板
7,7を設けると共に、隣接するスポンジローラ2,2
間に鉄板7aを介設した実施例を示す。鉄板7aを介設
することにより、図6に示した排水作業時においてスポ
ンジローラ2が十分に圧縮され、排水効率を一層向上す
ることが出来る。
【0013】図7は複数個(4個)のスポンジローラ2
からなる分割吸水ローラを2列並設した実施例を示す。
それぞれのスポンジローラ2は並設される支持軸3,3
に枢支される。支持軸3,3には柄部40が連結され
る。なお、図に明示していないが柄部40と支持軸3と
の連結は図1等に示したものとほぼ同様に着脱自在構造
に形成される。柄部40を把持して2列のスポンジロー
ラ2をコンクリートスラブ8(図5)の表面に沿って移
動することにより、1列の場合よりも約2倍の吸水が可
能になり、吸水効率を向上することが出来る。この場合
にも、図6に示したと同様に、完全な排水が行われる。
【0014】以上の実施例において、吸水性ローラとし
てスポンジローラ2を採用したが勿論それに限定するも
のではない。また、硬質環状板も鉄板7に限らない。柄
部4と支持軸3との連結構造は着脱自在であればよく実
施例のものに限定するものではない。また、図7の実施
例のように、スポンジローラは2列までが好ましいが、
更に多列のものでも構わない。更に、スポンジローラ2
が支持軸3上で円滑に回転し得るように、両者の係合部
にメタル軸受を介設してもよい。
【0015】
【本発明の効果】本発明によれば、次のような顕著な効
果を奏する。 1)比較的短尺なスポンジローラを複数個支持軸上に枢
着する構造にすることにより、スポンジローラが簡単
に、かつ十分に圧縮されスポンジローラの内部に吸水さ
れた雨水を十分に、かつ完全に排水することが出来る。 2)複数個のスポンジローラを着脱自在に支持軸に挿着
する構造を採用することにより、破損欠落部や寿命がき
たスポンジローラのみを交換すればよく、従来技術のよ
うに全体を交換することから較べて経済性が向上する。 3)スポンジローラのような吸水性ローラを使用するこ
とにより、十分な吸水効率を上げることが出来る。 4)スポンジローラの両側端部又は両側端部およびスポ
ンジローラ間に硬質環状板を介設することにより、排水
時におけるスポンジローラの圧縮性が向上し、排水効率
を向上することが出来る。 5)単一の柄部に複数個のスポンジローラからなる分割
吸水ローラを複数列設けることにより、吸水効率を一層
向上することが出来る。 6)構造が簡単で、安価に実施出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構造を示す斜視図。
【図2】図1のスポンジローラまわりの軸断面図。
【図3】図2の側面図。
【図4】スポンジローラ間の硬質環状板を介設した実施
例を示す軸断面図。
【図5】本実施例による吸水作業の説明図。
【図6】本実施例による排水作業の説明図。
【図7】複数列の分割吸水ローラを使用した実施例を示
す斜視図。
【図8】従来技術の1つで単一のスポンジローラを使用
した回転吸水器の部分斜視図。
【図9】従来技術の1つでドライワイパを示す斜視図。
【符号の説明】
1 分割吸水ローラ 2 スポンジローラ 3 支持軸 4 柄部 4a 把持部 4b 支持板部 4c 平板部 5 プレート 6 割ピン 7 鉄板 7a 鉄板 8 コンクリートスラブ 9 雨水 10 作業者 40 柄部
フロントページの続き (72)発明者 柴山 英俊 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】雨水の溜っている平坦面上を転動して雨水
    を吸水する分割吸水ローラであって、支持軸に枢支され
    ると共に互いに隣接して配設される複数個の吸水性ロー
    ラと、前記支持軸の両端部に着脱可能に挿着される柄部
    を設けることを特徴とする分割吸水ローラ。
  2. 【請求項2】前記吸水性ローラの両側端部又は両側端部
    および隣接する吸水性ローラ間に硬質環状板を設けてな
    る請求項1の分割吸水ローラ。
  3. 【請求項3】吸水性ローラがスポンジローラである請求
    項1又は2の分割吸水ローラ。
  4. 【請求項4】単一の柄部に、前記請求項1に記載の複数
    個の吸水性ローラからなる分割吸水ローラが複数列並設
    されるものである請求項1乃至3のいずれかの分割吸水
    ローラ。
JP36068192A 1992-12-14 1992-12-14 分割吸水ローラ Pending JPH06180062A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36068192A JPH06180062A (ja) 1992-12-14 1992-12-14 分割吸水ローラ

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JP36068192A JPH06180062A (ja) 1992-12-14 1992-12-14 分割吸水ローラ

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JPH06180062A true JPH06180062A (ja) 1994-06-28

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ID=18470460

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JP36068192A Pending JPH06180062A (ja) 1992-12-14 1992-12-14 分割吸水ローラ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008072896A1 (en) * 2006-12-13 2008-06-19 Korea Research Institute Of Chemical Technology A porous organic-inorganic hybrid materials and an absorbent comprising the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008072896A1 (en) * 2006-12-13 2008-06-19 Korea Research Institute Of Chemical Technology A porous organic-inorganic hybrid materials and an absorbent comprising the same
US8168813B2 (en) 2006-12-13 2012-05-01 Korea Research Institue Of Chemical Technology Porous organic-inorganic hybrid materials and adsorbent comprising the same

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