JPH0617973Y2 - カム式ダンパ機構 - Google Patents
カム式ダンパ機構Info
- Publication number
- JPH0617973Y2 JPH0617973Y2 JP1987087352U JP8735287U JPH0617973Y2 JP H0617973 Y2 JPH0617973 Y2 JP H0617973Y2 JP 1987087352 U JP1987087352 U JP 1987087352U JP 8735287 U JP8735287 U JP 8735287U JP H0617973 Y2 JPH0617973 Y2 JP H0617973Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam
- cylinder
- shaft
- door
- closed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Fluid-Damping Devices (AREA)
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ドアクローザのダンパ機構に係り、特にカ
ムを用いたカム式ダンパ機構に関するものである。
ムを用いたカム式ダンパ機構に関するものである。
従来より、ドアクローザのダンパ機構の1つとして第4
図に示すようなカム式ダンパ機構が知られている。即
ち、このカム式ダンパ機構は、例えば枠(図略)側に取
付けられたシリンダ100と,扉(図略)側に取付けら
れたシャフト101と,シリンダ100内のシリンダ室
100a側に固着された第1カム104と,シャフト1
01の一端側に嵌装されシリンダ室100b内において
スプリング103の弾性力によって第1カム104に圧
接する第2カム102とから構成されている。そして、
このカム式ダンパ機構は、例えば扉開放の際にシャフト
101の回動に伴い第2カム102は(圧縮)スプリン
グ103の弾性力に抗して第1カム104のカム面(下
面)に沿って上昇する。一方、閉鎖の際にシャフト10
1の回動に伴って回動する第2カム102は、スプリン
グ103の復元力(弾性力)に抗して第1カム104の
カム面(下面)に沿って降下するが、この第2カム10
2内に設けた逆止弁(図略)によって第2カム102の
下降速度が制動される。
図に示すようなカム式ダンパ機構が知られている。即
ち、このカム式ダンパ機構は、例えば枠(図略)側に取
付けられたシリンダ100と,扉(図略)側に取付けら
れたシャフト101と,シリンダ100内のシリンダ室
100a側に固着された第1カム104と,シャフト1
01の一端側に嵌装されシリンダ室100b内において
スプリング103の弾性力によって第1カム104に圧
接する第2カム102とから構成されている。そして、
このカム式ダンパ機構は、例えば扉開放の際にシャフト
101の回動に伴い第2カム102は(圧縮)スプリン
グ103の弾性力に抗して第1カム104のカム面(下
面)に沿って上昇する。一方、閉鎖の際にシャフト10
1の回動に伴って回動する第2カム102は、スプリン
グ103の復元力(弾性力)に抗して第1カム104の
カム面(下面)に沿って降下するが、この第2カム10
2内に設けた逆止弁(図略)によって第2カム102の
下降速度が制動される。
しかしながら、このような構成のカム式ダンパ機構にあ
っては、扉を速く開いたり或いは周囲温度が低温となっ
てダンパーオイルの粘性抵抗が大きくなった場合等、ス
プリング103の弾性力による第2カム102の上昇が
遅れ、第1カム104のカム面に沿うことができず閉鎖
時、その分が制動力として得られない場合があり、確実
な動作が得られない虞れがある。
っては、扉を速く開いたり或いは周囲温度が低温となっ
てダンパーオイルの粘性抵抗が大きくなった場合等、ス
プリング103の弾性力による第2カム102の上昇が
遅れ、第1カム104のカム面に沿うことができず閉鎖
時、その分が制動力として得られない場合があり、確実
な動作が得られない虞れがある。
そこで、この考案は、上記した従来の欠点に鑑み、扉側
に外力が付与されても確実に所定の動作を行うことがで
きる簡単な構造のカム式ダンパ機構を提供することを目
的とするものである。
に外力が付与されても確実に所定の動作を行うことがで
きる簡単な構造のカム式ダンパ機構を提供することを目
的とするものである。
即ち、この考案は、シリンダ内の上部側及び下部側に固
着され、夫々下面及び上面にカム部及びカム部が形成さ
れた第1カム及び第2カムと、前記第1カムのカム部に
一部が常時圧接するカム部と前記第2カムのカム部に一
部が常時圧接するカム部とを上下両面に有し、扉の開閉
に伴い特定角度の範囲内でシャフトが回動するのに伴い
このシャフトと一体に回動しながらシリンダ内で第1カ
ムと第2カムとの間を昇降する第3カムと、前記シリン
ダ内に充填・封入された流体と、前記第3カムの内部に
設けられ、扉閉鎖までの特定角度内での閉扉動作の際に
シリンダ内の第1カムと第3カムとの間にある流体が第
2カムと第3カムとの間へ移動するのを阻止するべく閉
鎖する逆止弁とこの逆止弁が閉鎖中に第2カムと第3カ
ムとの間にある流体が第1カムと第3カムとの間へ流入
するときの通過量を調速棒によって調整することによっ
てシャフト側若しくはシリンダ側の回動動作の制動を図
る通路を備えた弁座とを具備したものである。
着され、夫々下面及び上面にカム部及びカム部が形成さ
れた第1カム及び第2カムと、前記第1カムのカム部に
一部が常時圧接するカム部と前記第2カムのカム部に一
部が常時圧接するカム部とを上下両面に有し、扉の開閉
に伴い特定角度の範囲内でシャフトが回動するのに伴い
このシャフトと一体に回動しながらシリンダ内で第1カ
ムと第2カムとの間を昇降する第3カムと、前記シリン
ダ内に充填・封入された流体と、前記第3カムの内部に
設けられ、扉閉鎖までの特定角度内での閉扉動作の際に
シリンダ内の第1カムと第3カムとの間にある流体が第
2カムと第3カムとの間へ移動するのを阻止するべく閉
鎖する逆止弁とこの逆止弁が閉鎖中に第2カムと第3カ
ムとの間にある流体が第1カムと第3カムとの間へ流入
するときの通過量を調速棒によって調整することによっ
てシャフト側若しくはシリンダ側の回動動作の制動を図
る通路を備えた弁座とを具備したものである。
この考案のカム式ダンパ機構は、シャフト側に取付けら
れた第3カムが流体圧による制動力に規制されながら、
かつシリンダ側に固着され上下方向からその第3カムを
挟持する第1,第2カムの勾配面に沿って摺動規制され
ながら回動し、換言すれば第3カムが空回転することな
く確実に所定の動作を行うことができるようになってい
るものである。
れた第3カムが流体圧による制動力に規制されながら、
かつシリンダ側に固着され上下方向からその第3カムを
挟持する第1,第2カムの勾配面に沿って摺動規制され
ながら回動し、換言すれば第3カムが空回転することな
く確実に所定の動作を行うことができるようになってい
るものである。
以下この考案の一実施例について添付図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
第1図はこの考案にかかるカム式ダンパ機構を示すもの
であり、このカム式ダンパ機構は、シリンダ1側に固着
された第1カム2及び第2カム3と,シャフト4側に嵌
装された第3カム5とから構成されている。
であり、このカム式ダンパ機構は、シリンダ1側に固着
された第1カム2及び第2カム3と,シャフト4側に嵌
装された第3カム5とから構成されている。
シリンダ1は、略円筒形状を有し枠(図略)側に取付け
られており、内部のシリンダ室に第1カム2,第2カム
3及び第3カム5を収容している。
られており、内部のシリンダ室に第1カム2,第2カム
3及び第3カム5を収容している。
第2図はカムの展開図を示す。第1カム2はその下面に
カム部2a、第2カム3はその上面側にカム部3a、第
3カム5はその上下面にカム部5a,5bが形成され、
カム部2aとカム部5a、カム部3aとカム部5bが夫
々常時一部で必ず接触する。そして、この第1カム2の
中心部側には、第3図に示すように、流体圧によって第
3カム5の制動を図るための機構チェックバルブ機構の
一部が形成されている。即ち、この第1カム2には、シ
ャフト4が回動可能な状態で嵌装されている。なお、こ
の第1カム2はシリンダ1側に嵌装されている。この第
2カム3はシリンダ1側に固着されている。
カム部2a、第2カム3はその上面側にカム部3a、第
3カム5はその上下面にカム部5a,5bが形成され、
カム部2aとカム部5a、カム部3aとカム部5bが夫
々常時一部で必ず接触する。そして、この第1カム2の
中心部側には、第3図に示すように、流体圧によって第
3カム5の制動を図るための機構チェックバルブ機構の
一部が形成されている。即ち、この第1カム2には、シ
ャフト4が回動可能な状態で嵌装されている。なお、こ
の第1カム2はシリンダ1側に嵌装されている。この第
2カム3はシリンダ1側に固着されている。
シャフト4は、扉(図略)側に取付けられており、第3
カム5の中心側においてセレーション係合等によって上
下方向に対し移動可能となるように取付けられており、
扉の開閉時には第3カム5と一体に回動するようになっ
ている。
カム5の中心側においてセレーション係合等によって上
下方向に対し移動可能となるように取付けられており、
扉の開閉時には第3カム5と一体に回動するようになっ
ている。
第3カム5は、第1カム2と第2カム3との間に挿入さ
れている。そして、この第3カム5の中心部側には第3
図に示すようにオイル等の流体6が出入する弁通路7及
び逆止弁8を設けた弁座9が取付けられている。また、
この弁座9の中心部側には、調速棒10が貫通するよう
になっている。なお、このシリンダ1内の各カムの間に
は先の流体6が封入されている。
れている。そして、この第3カム5の中心部側には第3
図に示すようにオイル等の流体6が出入する弁通路7及
び逆止弁8を設けた弁座9が取付けられている。また、
この弁座9の中心部側には、調速棒10が貫通するよう
になっている。なお、このシリンダ1内の各カムの間に
は先の流体6が封入されている。
したがって、この実施例のカム式ダンパ機構によれば、
シャフト4によって回動する第3カム5は第1カム2と
第2カム3とによって形成された傾斜空間において必ず
第1カム2と第2カム3の各カム部2a,3aに接触し
ているので、換言すれば第3カム5は常時第1カム2の
カム部2aと第2カム3のカム部3aとの間に挟持され
ているのでため、第3カム5は必らず第1カム2と第3
カム3に沿って移動する。
シャフト4によって回動する第3カム5は第1カム2と
第2カム3とによって形成された傾斜空間において必ず
第1カム2と第2カム3の各カム部2a,3aに接触し
ているので、換言すれば第3カム5は常時第1カム2の
カム部2aと第2カム3のカム部3aとの間に挟持され
ているのでため、第3カム5は必らず第1カム2と第3
カム3に沿って移動する。
〔効果〕 以上説明してきたように、この考案にかかるカム式ダン
パ機構によれば、扉側即ちシャフト側に取付けられた第
3カムが、シリンダ側即ち枠側に固定された第1,第2
カムの間に挿入されて上下方向から第3カムの回動動作
を規制しているため、開き速度など外部環境の変化に対
してもドアの動きと第3カムとの動きが一致するので、
信頼度の高いものが提供できる。
パ機構によれば、扉側即ちシャフト側に取付けられた第
3カムが、シリンダ側即ち枠側に固定された第1,第2
カムの間に挿入されて上下方向から第3カムの回動動作
を規制しているため、開き速度など外部環境の変化に対
してもドアの動きと第3カムとの動きが一致するので、
信頼度の高いものが提供できる。
また、この考案によれば、夫々カム部を形成してシリン
ダ内に固着した第1,第2カムと、この第1,第2カム
間に設けた第3カムと、この第3カムに設けた弁座とを
備えた構成でよいので、簡単な構造のもので所望の開閉
動作が確実に実現できる。
ダ内に固着した第1,第2カムと、この第1,第2カム
間に設けた第3カムと、この第3カムに設けた弁座とを
備えた構成でよいので、簡単な構造のもので所望の開閉
動作が確実に実現できる。
第1図はこの考案にかかるカム式ダンパ機構を示す構成
図、第2図はこの考案にかかる第1〜第3カムを示す展
開図、第3図はこの考案にかかるカム式ダンパ機構の断
面図、第4図は従来型のカム式ダンパ機構を示す構成図
である。 1……シリンダ、 2……第1カム、 2a……カム部、 3……第2カム、 3a……カム部、 4……シャフト、 7……弁通路、 5…第3カム、 5a,5b…カム部、 6…流体、 8…逆止弁、 9…弁座、 10…調整速棒。
図、第2図はこの考案にかかる第1〜第3カムを示す展
開図、第3図はこの考案にかかるカム式ダンパ機構の断
面図、第4図は従来型のカム式ダンパ機構を示す構成図
である。 1……シリンダ、 2……第1カム、 2a……カム部、 3……第2カム、 3a……カム部、 4……シャフト、 7……弁通路、 5…第3カム、 5a,5b…カム部、 6…流体、 8…逆止弁、 9…弁座、 10…調整速棒。
Claims (1)
- 【請求項1】シリンダ(1)内の上部側及び下部側に固
着され、夫々下面及び上面にカム部(2a)及びカム部
(3a)が形成された第1カム(2)及び第2カム
(3)と、 前記第1カム(2)のカム部(2a)に一部が常時圧接
するカム部(5a)と前記第2カム(3)のカム部(3
a)に一部が常時圧接するカム部(5b)とを上下両面
に有し、扉の開閉に伴い特定角度の範囲内でシャフト
(4)が回動するのに伴いこのシャフト(4)と一体に
回動しながらシリンダ(1)内で第1カム(2)と第2
カム(3)との間に面接触状態に挟持されて昇降する第
3カム(5)と、 前記シリンダ(1)内に充填・封入された流体(6)
と、 前記第3カム(5)の内部に設けられ、扉閉鎖までの特
定角度内での閉扉動作の際にシリンダ(1)内の第1カ
ム(2)と第3カム(5)との間にある流体(6)が第
2カム(3)と第3カム(5)との間へ移動するのを阻
止するべく閉鎖する逆止弁(8)と、この逆止弁(8)
が閉鎖中に第2カム(3)と第3カム(5)との間にあ
る流体(6)が第1カム(2)と第3カム(5)との間
へ流入するときの通過量を調速棒(10)によって調整
することによってシャフト(4)側若しくはシリンダ
(1)側の回動動作の制動を図る通路とを備えた弁座
(9)と を具備したことを特徴とするカム式ダンパ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987087352U JPH0617973Y2 (ja) | 1987-06-05 | 1987-06-05 | カム式ダンパ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987087352U JPH0617973Y2 (ja) | 1987-06-05 | 1987-06-05 | カム式ダンパ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63200083U JPS63200083U (ja) | 1988-12-22 |
JPH0617973Y2 true JPH0617973Y2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=30944479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987087352U Expired - Lifetime JPH0617973Y2 (ja) | 1987-06-05 | 1987-06-05 | カム式ダンパ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617973Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5252452A (en) * | 1975-10-25 | 1977-04-27 | Shozo Iwai | A hinge device for a hinged door |
-
1987
- 1987-06-05 JP JP1987087352U patent/JPH0617973Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63200083U (ja) | 1988-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR200177385Y1 (ko) | 복합토크힌지 | |
US3778866A (en) | Door closer | |
US20020179387A1 (en) | Rotary damper | |
EP0407150B1 (en) | Hydraulic control system of floor hinge | |
KR930010632B1 (ko) | 도어 클로저 | |
US4068344A (en) | Door hinge mechanism | |
EP0544254A1 (en) | Method of swinging a pivoted door to a selected position and cam and follower mechanism for use in the method | |
JP2009535543A (ja) | 自動閉鎖式のドアその他特にガラスドアその他のための蝶番構造物および該構造物を備えた集成体 | |
EP0409445B1 (en) | Door closer | |
US5768718A (en) | Control device for controlling the seat or the seat lid of a toilet bowl | |
JPH0744229U (ja) | 油圧ドアクロウジャー | |
JPH04282039A (ja) | 高トルク用ダンパ | |
JPH0510366A (ja) | ダンパー機構 | |
US7043797B2 (en) | Hinge retarding device such as for vehicle glove compartment lids | |
JPH0617973Y2 (ja) | カム式ダンパ機構 | |
JP2002081482A (ja) | ロータリーダンパ | |
JPH11247522A (ja) | ロータリダンパ | |
JPH0611353Y2 (ja) | カム式ダンパ機構 | |
KR0140011B1 (ko) | 양식변기의 뚜껑이나 앉는자리 등의 개폐장치 | |
US1688428A (en) | Door check and closer | |
US2158417A (en) | Closing and checking unit | |
JPH0411114Y2 (ja) | ||
JPS61146986A (ja) | ドアクロ−ザの制動装置 | |
JP2007113760A (ja) | 運動制御装置の取付方法 | |
KR820000812Y1 (ko) | 도어 힌지 |