JPH0617960U

JPH0617960U - 台紙手帳

Info

Publication number: JPH0617960U
Application number: JP6665592U
Authority: JP
Inventors: 誠一磯部
Original assignee: 誠一磯部
Priority date: 1992-08-12
Filing date: 1992-08-12
Publication date: 1994-03-08

Abstract

(57)【要約】【目的】本考案の目的は、バインダーを使用しないコ
ンパクトなシステム手帳を作ることである。【構成】再剥離再接着材を塗布したメモ用紙や予定表
類を貼るための台紙を、表紙の内側に複数枚有し、これ
らを張りつけることにより、システム手帳の機能を持た
せた台紙手帳。合成樹脂・プラスチック・金属・ガラス
・セラミック・ゴム等の材料から成る、もしくはそれら
を使用した台紙。表紙を窓状に繰り抜いた台紙手帳。表
紙に台紙と同じ機能を持たせた台紙手帳。表紙の内側や
台紙に、ノート類を固定する構造を設けた台紙手帳。表
紙に透明な材料を用いた台紙手帳。透明な袋に台紙の機
能を持たせた台紙手帳。下敷きを可とう接続材料で背表
紙に接着した台紙手帳。台紙もしくは裏表紙に、手帳用
のペン類を保持する機能を持たせた台紙手帳。再剥離再
接着材を塗布した用紙に予定表類を印刷し、用紙を裏返
せるような折り線もしくはエンボスもしくはスコア線を
施した予定表類。予定表類を印刷したノート類。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、接着メモ及び接着予定表類を、手帳の表紙の内側に設けた台紙等に貼り付け、また、ノート類をはさみ込んで、システム手帳として使用する台紙手帳に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の製品としては、接着メモホルダーを有したものがあるだけであり、接着予定表類を使用した手帳類は製品化されていない。また、システム手帳については、バインダー形式のものが製品化されており、主流となっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】

本考案は、バインダーを使用しないコンパクトなシステム手帳を作ることを、目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案は、さまざまな機能を兼用させた台紙を綴って手帳状にし、その台紙に貼り付けて使用する接着メモ及び接着予定表類と、挟み込んで使用するノート類を中心に、システム手帳を構成した。

【０００５】

【作用】

本考案の台紙手帳に、接着メモ及び、接着予定表類を貼り付け、ノート類を挟み込むことにより、バインダー形式でない、コンパクトなシステム手帳が形成される。

【０００６】

【実施例】

図１は、本考案の、台紙手帳１の一例の姿図である。図２は、図１の状態で台紙手帳１を閉じ、その中心を図面の横方向に切断したときの断面図である。これらは、表表紙・背表紙・裏表紙から構成された表紙２の内側に、接着メモ８を貼り付けるための台紙４と、透明な袋状の台紙である袋台紙６、そしてペンホールダー台紙５を、背表紙の内側に接着させたものである。

【０００７】図３は、台紙４の平面図である。合成樹脂・プラスチック・金属・ガラス・セラミック・ゴム等の、再剥離再接着材が付着しやすい材料から成るか、もしくはこれらの材料を紙・布・皮等のシート状のものの一部か全面に塗布あるいは貼り付けしたものである。接着メモ８や接着予定表類を貼り付けておいたり、使用済みのものを貼り付けて保管したりして使用する。

【０００８】図４は、メモ用穴７を設けた表紙２の平面図である。表紙２の次のページに貼り付けた接着メモ８に、表紙をめくることなく、書き込めるようにしたものである。穴の大きさは、接着メモ８より一回り小さな大きさとし、穴の形状は、方形・円形・楕円形・ハート型等、メモの支障にならず、なおかつ表紙の形状を保持できる強度を有する範囲内において、本考案に含まれるものとする。材質においても、表紙の形状を保持できる強度を有する範囲内において、本考案に含まれるものとする。

【０００９】表紙２の表表紙と裏表紙の表面と裏面の、片面もしくは両面に、図３の台紙４と同じ機能を持たせた表紙２も本考案の範囲内とする。表紙２の表表紙と裏表紙の両方もしくは片方に、透明な材料を用いた表紙２も本考案の範囲内とする。

【００１０】図５は、筒状のホールド部分９を持った、ペンホールダー台紙５の平面図である。図５において、台紙４と同じ材料を用いて、右端に手帳用ペン類７を入れる筒状の部分を設ける。筒の大きさは、手帳用ペン類７が入る大きさ以上のものとし、筒の上部には、手帳用ペン類７の止め金具で筒の縁を挟んだ時に、手帳用ペン類７の頭が筒の上部より低くなるようにするための、切り込みを施す。左右の幅は、台紙４に筒の幅を足した幅以上のものとする。

【００１１】図６は、切り込みを２か所施した、ペンホールダー台紙５の平面図である。材質は、台紙４と同じ材料を用いる。図６において、右端に、手帳用ペン類７の止め金具を、その挟む力で固定するための切り込みと、筆記用具の頭が出ないようにするための切り込みを施す。手帳用ペン類７の先端部分の引っかかりが、下のほうの切り込みに引っかかって、手帳用ペン類７が保持される。切込の形状は、上記機能を満足する範囲内において任意とする。

【００１２】図７は、透明な袋状の台紙である袋台紙６の平面図である。袋の中に入れたものの文字が読める以上の透明度を持ち、台紙４の機能を果たせる材料からなるものとする。大きさは台紙４と同程度以上とする。挿入口は、図７において上面または右端もしくはその両方とする。左端を背表紙に接着して使用する。

【００１３】図８は、下敷き１３の平面図である。背表紙と下敷き１３を可とう接続材料１２で接続する。図８において、可とう接続材料１２の左端を背表紙と接続する。可とう接続材料１２の右端を接着部分１１にて、下敷と接着する。接続後の大きさは、台紙４の大きさと同じ程度とする。

【００１４】図９は、下敷き１３使用時の説明図である。下敷き１３の後ろに、台紙４等の台紙を設けこれに接着メモ８を張りつける。接着メモ８の一番上の一枚をめくり返す。同時に、下敷き１３もめくり返る。めくり返った接着メモ８の下の全体に、下敷き１３が来るように動かす。可とう接続材料１２の材質は、上記機能を満たす範囲内において任意とする。

【００１５】台紙４・ペンホールダー台紙５・袋台紙６・下敷き１３等を、背表紙に接続する方法は、これらの機能を満足し、使用に耐える範囲内において、任意とする。

【００１６】図１０は、再剥離再接着材塗布月間予定表１５の平面図である。接着メモ８と同じ大きさの用紙の裏表に、見開きの左右で一か月分になるように、月間予定表を印刷する。用紙の片端には、再剥離再接着材を塗布し、塗布した部分を除いた部分に印刷するものとする。再剥離再接着材塗布部分１４と、印刷する部分との境界には、用紙を裏返ししやすいように、折り線スコアもしくはエンボス等を施す。月間予定表の内容としては、西暦・元号及び月の表示、日付及び曜日の表示、祝・祭日名、一時間単位で区切ることを可能とした時間表示、一日単位で罫線で区切った記入欄等を任意に組み合わせたものとする。図１０はその一例である。

【００１７】図１１は、再剥離再接着材塗布週間予定表１６の平面図である。図１０と同じ仕様の用紙の裏表に、週間予定表を印刷したものである。週間予定表の内容としては、西暦・元号及び月の表示、一週間分の日付及び曜日の表示、一月のカレンダー表示２７、祝・祭日名、時間単位で区切ることを可能とした時間表示、一日単位で罫線で区切った記入欄、未定予定記入欄等を任意に組み合わせたものとする。図１１はその一例である。

【００１８】図１２は、再剥離再接着材塗布所有者メモ１９の平面図である。図１０と同じ仕様の用紙に、手帳所有者のデータ記入欄を印刷したものである。データ記入欄の内容としては、氏名・生年月日・住所・会社名または学校名及び所在地・それらの郵便番号と電話及びファックス番号・血液型・主治医・緊急連絡先・カード番号・通帳番号その他記入欄等を任意に組み合わせたものとする。図１２はその一例である。

【００１９】図１３は、再剥離再接着材塗布単位換算表１８の平面図である。図１０と同じ仕様の用紙の裏表に、単位換算表を印刷したものである。一般的な単位換算表を印刷するとともに、一枚目の一部に、手帳所有者が、頻繁に使用する単位換算を記入できるような欄を設ける。

【００２０】図１４は、再剥離再接着材塗布年齢早見表１７の平面図である。図１０と同じ仕様の用紙の裏表に、年齢早見表を印刷したものである。年齢早見表の内容としては、西暦、元号、満年齢を１１０歳まで表示したものとする。

【００２１】図１５は、再剥離再接着材を塗布したテレホンメモ２６の平面図である。図１０と同じ仕様の用紙の裏表にテレホンメモを印刷したものである。テレホンメモの内容としては、分類・通し番号・氏名・電話番号・ＦＡＸ番号・住所・勤務先・勤務先住所・郵便番号等を任意に組み合わせたものとする。図１５はその一例である。上記項目を任意に組み合わせた住所録も、本考案の範囲内とする。

【００２２】図１６は、内側に袋を有した表紙２の平面図である。表紙を持ったノート類の片方の表紙をはさみ込むだけの間口を有し、これを固定するだけの強度を有するものとする。図１６において、二重部分２３が袋の部分である。二重部分２３の四辺の、挿入口２１以外の三辺は、開口されていない状態とする。挿入口２１からノート類の片方の表紙を挿入方向２０の方向に挿入する。

【００２３】図１７は、内側に帯部分２４を有した表紙２の平面図である。表紙を持ったノート類の片方の表紙をはさみ込むだけの間口を有した帯部分２４と、ノート類の表紙を固定するための二重部分２３を設けたものであり、ノート類を固定するだけの強度を有するものとする。帯部分２４と二重部分２３の、一重部分２２の各辺と接する部分は、一重部分２２と接合された状態とする。

【００２４】図１８は、内側に切り込み部分２５を有した表紙２の平面図である。表紙２全体を二重部分２３とし、表紙を持ったノート類の片方の表紙をはさみ込むだけの間口を有した切り込みを施し、ノート類をはさんだときに、これを固定するだけの強度を持たせたものとする。

【００２５】図１６・図１７・図１８の、ノート類を挟み込んで保持する機能を、台紙４に持たせたものを使用した台紙手帳１も、本考案の範囲内とする。

【００２６】図１０の再剥離再接着材塗布月間予定表１５の内容、図１１の再剥離再接着材塗布週間予定表１６の内容、図１２の再剥離再接着材塗布所有者メモ１９の内容、図１３の再剥離再接着材塗布単位換算表１８の内容、図１４の再剥離再接着材塗布年齢早見表１７の内容、図１５の再剥離再接着材を塗布したテレホンメモ２６の内容、これらの内容の一部もしくは全部をくみあわせて印刷して、ノート状にする。これらのノート類及び、これらのノート類を、本考案の図１６・図１７・図１８の表紙２、もしくは同様の機能を有した台紙４に差し込んだ台紙手帳１も、本考案の範囲内とする。なお、ノート類の表紙の強度は、差し込んでの使用に絶えるものとする。

【００２７】図２の台紙手帳１のペンホルダー台紙５の上の部分に、下敷き１３を設ける。裏表紙の構造を図１６・図１７・図１８のいずれかにする。ペンホルダー台紙５は、図５・図６のいずれかとする。ペンホルダー台紙５の上面に再剥離再接着材塗布週間予定表１６を貼り付ける。それと向かい合うように、上部にある台紙４の裏面に再剥離再接着材塗布月間予定表を貼り付ける。再剥離再接着材塗布所有者メモ１９の内容、再剥離再接着材塗布単位換算表１８の内容、再剥離再接着材塗布年齢早見表１７の内容、再剥離再接着材を塗布したテレホンメモ２６の内容、これらの内容を印刷して、一冊のノート状にしたものを、その表紙を裏表紙に差し込んで固定する。このようにして、システム手帳の一例ができ上がる。

【００２８】台紙４に、図１６・図１７・図１８の機能を持たせたものを設けたり、台紙の数を増やしたりすることにより、さまざまなパターンのシステム手帳が可能となる。本考案の台紙類、接着予定表類、ノート類等を使用した、これらのさまざまな組み合わせパターンのシステム手帳も本考案の範囲内とする。

【００２９】

【考案の効果】

本考案の台紙手帳、再剥離再接着材塗布紙メモ用紙、再剥離再接着塗布予定表類、ノート類を組み合わせることにより、バインダー形式でない、コンパクトなシステム手帳の形成が可能となった。

【図面の簡単な説明】

【図１】台紙手帳の一例の姿図である。

【図２】図１の状態で台紙手帳を閉じ、その中心を図面
の横方向に切断したときの断面図である。

【図３】台紙の平面図である。

【図４】メモ用の穴を設けた表紙の平面図である。

【図５】筒状のホールド部分を持った、ペンホールダー
台紙の平面図である。

【図６】切り込みを施した、ペンホールダー台紙の平面
図である。

【図７】透明な袋状の台紙である袋台紙の平面図であ
る。

【図８】下敷きの平面図である。

【図９】下敷き使用時の説明図である。

【図１０】再剥離再接着材塗布月間予定表の平面図であ
る。

【図１１】再剥離再接着材塗布週間予定表の平面図であ
る。

【図１２】再剥離再接着材塗布所有者メモの平面図であ
る。

【図１３】再剥離再接着材塗布単位換算表の平面図であ
る。

【図１４】再剥離再接着材塗布年齢早見表の平面図であ
る。

【図１５】再剥離再接着材を塗布したテレホンメモの平
面図である。

【図１６】内側に袋を有した表紙の平面図である。

【図１７】内側に帯部分袋を有した表紙の平面図であ
る。

【図１８】内側に切り込み部分を有した表紙の平面図で
ある。

【符号の説明】

１台紙手帳２表紙３メモ用穴４台紙５ペンホールダー台紙６袋台紙７手帳用ペン類８再剥離再接着材塗布メモ９ホールド部分１０切り込み１１接着部分１２可とう接続材料１３下敷き１４再剥離再接着材塗布部分１５再剥離再接着材塗布月間予定表１６再剥離再接着材塗布週間予定表１７再剥離再接着材塗布年齢早見表１８再剥離再接着材塗布単位換算表１９再剥離再接着材塗布所有者メモ２０挿入方向２１挿入口２２一重部分２３二重部分２４帯部分２５切り込み部分２６テレホンメモ２７一月のカレンダー表示

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】再剥離再接着材を塗布したメモ用紙を重
ねあわせたもの（以下、接着メモと呼ぶ）、もしくは予
定表類を印刷した用紙に再剥離再接着材を塗布して重ね
あわせたもの、これらを張るための台紙を、表紙の内側
に複数枚有し、これらのメモ用紙や予定表類を張りつけ
ることにより、システム手帳の機能を持たせることを特
徴とした、システム台紙手帳（以下、台紙手帳と呼
ぶ）。
【請求項２】合成樹脂・プラスチック・金属・ガラス
・セラミック・ゴム等の、再剥離再接着材が付着しやす
い材料から成る、請求項１に使用する台紙、もしくはこ
れらの材料を紙・布・皮等のシート状のものの一部か全
面に塗布あるいは張りつけした請求項１に使用する台
紙。
【請求項３】請求項１の台紙手帳の表紙を窓状に繰り
抜き、表紙の内側の台紙にメモ用紙を貼りつけて、表紙
を閉じた状態でもメモが書けることを特徴とした、請求
項１の台紙手帳。
【請求項４】表紙及び裏表紙の表面と裏面の、片面も
しくは両面に、請求項１と請求項２の台紙と同じ機能を
持たせたことを特徴とする、請求項１の台紙手帳。
【請求項５】表紙の内側・裏表紙の内側・台紙、この
うちの一か所以上に、表紙を持ったノート類の片方の表
紙をはさみ込んで固定するための、袋もしくは帯を設け
るか、切り込みを施し、これらのノート類をはさみ込ん
で使用することのできることを特徴とした、請求項１の
台紙手帳。
【請求項６】表紙と裏表紙の両方もしくは片方に、透
明な材料を用いることを特徴とした、請求項１の台紙手
帳。
【請求項７】接着側以外の３辺のうちの１辺もしくは
２辺を挿入口とした透明な袋に、請求項１と請求項２の
台紙と同じ機能を持たせ、背表紙に接着させて、台紙と
して使うことを特徴とした、請求項１の台紙手帳。
【請求項８】台紙に張りつける接着メモより一回り大
きい下敷きを、可とう接続材料で背表紙に接着し、台紙
に張りつけた接着メモを裏返した時に、下敷きも裏返
り、その位置をずらすことにより、接着メモの裏側のち
ょうど真下に納まることを特徴とした、請求項１の台紙
手帳。
【請求項９】請求項１の台紙の一枚もしくは裏表紙
に、手帳用のペン類を保持するために筒状の形成部分を
設け、切り込みを施すか、切り込みのみを施すことを特
徴とした、請求項１の台紙手帳。
【請求項１０】再剥離再接着材を塗布した用紙の表面
と裏面の両面もしくはどちらか片面に、月間予定表・週
間予定表・所有者メモ・単位換算表・年齢早見表・住所
録・テレホンメモ等の予定表類の、全部または一部を組
み合わせて印刷し、再剥離・再接着材塗布部分と印刷部
分との境めに、用紙を裏返せるような折り線もしくはエ
ンボスもしくはスコア線を施したことを特徴とする、請
求項１の台紙手帳に貼り付けて使用する、再剥離・再接
着材塗布予定表類及びそれらを重ね合わせたもの（以
下、接着予定表類と呼ぶ）。
【請求項１１】請求項１０の月間予定表・週間予定表
・所有者メモ・単位換算表・年齢早見表・住所録・テレ
ホンメモ等の予定表類の、これらの全部または一部を組
み合わせて印刷し、ノート状にし、請求項５の裏表紙等
に保持させて使用する、保持するに必要な強度の表紙を
有したノート類（以下、ノート類と呼ぶ）。