JPH0617858A - 流体式リターダ装置 - Google Patents
流体式リターダ装置Info
- Publication number
- JPH0617858A JPH0617858A JP19589792A JP19589792A JPH0617858A JP H0617858 A JPH0617858 A JP H0617858A JP 19589792 A JP19589792 A JP 19589792A JP 19589792 A JP19589792 A JP 19589792A JP H0617858 A JPH0617858 A JP H0617858A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic
- plunger member
- chamber
- negative pressure
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 流体式リターダ装置の提供。
【構成】 回転軸10とロータ6とを断接可能なクラッ
チ装置13を駆動する駆動装置22が、負圧室23cを
有する空気圧シリンダ装置23m及び第1液圧シリンダ
装置23n,123nを備える空液変換装置23と、第
1液圧室23g,123gに接続する第2液圧室24c
を第2液圧プランジャ部材24bによつて区画し、第2
液圧プランジャ部材24bにクラッチ装置13を接続す
る第2液圧シリンダ装置24とを有し、負圧室23cに
負圧を導入して第2液圧プランジャ部材24bを倍力さ
せて駆動する。 【効果】 負圧供給源を備える車両に、流体式リターダ
装置を容易に搭載することが可能になつた。駆動装置が
ケースに一体に形成され、車両への搭載性が良い。
チ装置13を駆動する駆動装置22が、負圧室23cを
有する空気圧シリンダ装置23m及び第1液圧シリンダ
装置23n,123nを備える空液変換装置23と、第
1液圧室23g,123gに接続する第2液圧室24c
を第2液圧プランジャ部材24bによつて区画し、第2
液圧プランジャ部材24bにクラッチ装置13を接続す
る第2液圧シリンダ装置24とを有し、負圧室23cに
負圧を導入して第2液圧プランジャ部材24bを倍力さ
せて駆動する。 【効果】 負圧供給源を備える車両に、流体式リターダ
装置を容易に搭載することが可能になつた。駆動装置が
ケースに一体に形成され、車両への搭載性が良い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クラッチ装置の断接に
負圧を使用する流体式リターダ装置に関するものであ
る。
負圧を使用する流体式リターダ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及びその課題】トラック、バス等の大型車
両において、流体式リターダ装置を搭載するものが知ら
れている。流体式リターダ装置は、降坂時、高速からの
減速時等に制動トルクを発生させ、ブレーキの温度上昇
によるフェードを防止し、車両の安全性及び摩擦材の耐
久性を向上させる。
両において、流体式リターダ装置を搭載するものが知ら
れている。流体式リターダ装置は、降坂時、高速からの
減速時等に制動トルクを発生させ、ブレーキの温度上昇
によるフェードを防止し、車両の安全性及び摩擦材の耐
久性を向上させる。
【0003】従来の流体式リターダ装置として、例えば
特開昭63−306956号に開示されるものがある。
この流体式リターダ装置は、プロペラシャフト等の車輪
と共に回転する回転軸に固定されるロータと、車体側に
回転不可能に固定されるステータとを備え、ロータをク
ラッチ装置によつて回転軸側に接続固定して、ステータ
とロータとの間の作動流体の速度エネルギによつて制動
トルクを発生させる。このステータ及びロータを収容す
るケース内には、常時流体が充填されている。なお、ロ
ータを回転軸側に接続固定するクラッチ装置は、ケース
の外部に配置すると共に、クラッチ装置を断接する駆動
装置をケースの外側に配置している。
特開昭63−306956号に開示されるものがある。
この流体式リターダ装置は、プロペラシャフト等の車輪
と共に回転する回転軸に固定されるロータと、車体側に
回転不可能に固定されるステータとを備え、ロータをク
ラッチ装置によつて回転軸側に接続固定して、ステータ
とロータとの間の作動流体の速度エネルギによつて制動
トルクを発生させる。このステータ及びロータを収容す
るケース内には、常時流体が充填されている。なお、ロ
ータを回転軸側に接続固定するクラッチ装置は、ケース
の外部に配置すると共に、クラッチ装置を断接する駆動
装置をケースの外側に配置している。
【0004】しかしながら、このような従来の流体式リ
ターダ装置にあつては、クラッチ装置を断接する駆動装
置が、単一の油圧シリンダ装置によつて構成され、油圧
供給口からシリンダに圧油を供給し、ピストンに往き作
動を与えてクラッチ装置を接続させる構造であつたた
め、車両に油圧源を備える必要があり、フルパワーブレ
ーキシステムを有する特殊車両等にしか流体式リターダ
装置を搭載できないという技術的課題があつた。
ターダ装置にあつては、クラッチ装置を断接する駆動装
置が、単一の油圧シリンダ装置によつて構成され、油圧
供給口からシリンダに圧油を供給し、ピストンに往き作
動を与えてクラッチ装置を接続させる構造であつたた
め、車両に油圧源を備える必要があり、フルパワーブレ
ーキシステムを有する特殊車両等にしか流体式リターダ
装置を搭載できないという技術的課題があつた。
【0005】また、クラッチ装置を断接する駆動装置
が、単一の空気圧シリンダ装置によつて構成されるもの
も提案されている。しかしながら、このような従来の流
体式リターダ装置にあつては、比較的高圧の圧力空気を
導入してシリンダ装置を駆動する構造であつたため、車
両に圧力空気源を備える必要があり、エアーブレーキシ
ステムを有する中・大型車両にしか流体式リターダ装置
を搭載できないという技術的課題があつた。
が、単一の空気圧シリンダ装置によつて構成されるもの
も提案されている。しかしながら、このような従来の流
体式リターダ装置にあつては、比較的高圧の圧力空気を
導入してシリンダ装置を駆動する構造であつたため、車
両に圧力空気源を備える必要があり、エアーブレーキシ
ステムを有する中・大型車両にしか流体式リターダ装置
を搭載できないという技術的課題があつた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構成
は、車輪と共に回転する回転軸に相対回転不可能に固定
可能なロータと、ロータに対向して設けられ、車体側部
材に実質的に固定されるステータと、回転軸とロータと
を断接可能なクラッチ装置と、作動流体入口及び作動流
体出口を有して車体側部材に固定され、ロータ及びステ
ータを収容するリターダ室に作動流体を充填するケース
と、該ケースに付属され、前記クラッチ装置を断接する
駆動装置とを備える流体式リターダ装置であつて、前記
駆動装置が、該ケースに形成され、空気圧プランジャ部
材によつて区画される負圧室を有する空気圧シリンダ装
置及び該空気圧プランジャ部材と一体の第1液圧プラン
ジャ部材によつて区画される第1液圧室を有する第1液
圧シリンダ装置を備え、該負圧室に負圧を導入して該第
1液圧室に圧液を発生する空液変換装置と、該ケースに
形成され、該第1液圧シリンダ装置の第1液圧室に接続
する第2液圧室を第2液圧プランジャ部材によつて区画
し、該第2液圧プランジャ部材に前記クラッチ装置を接
続する第2液圧シリンダ装置とを有し、前記空液変換装
置の負圧室に負圧を導入して該第1液圧室及び第2液圧
室に圧液を発生させ、該第2液圧プランジャ部材を該第
1液圧プランジャ部材に対して倍力させて駆動すること
を特徴とする流体式リターダ装置である。
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構成
は、車輪と共に回転する回転軸に相対回転不可能に固定
可能なロータと、ロータに対向して設けられ、車体側部
材に実質的に固定されるステータと、回転軸とロータと
を断接可能なクラッチ装置と、作動流体入口及び作動流
体出口を有して車体側部材に固定され、ロータ及びステ
ータを収容するリターダ室に作動流体を充填するケース
と、該ケースに付属され、前記クラッチ装置を断接する
駆動装置とを備える流体式リターダ装置であつて、前記
駆動装置が、該ケースに形成され、空気圧プランジャ部
材によつて区画される負圧室を有する空気圧シリンダ装
置及び該空気圧プランジャ部材と一体の第1液圧プラン
ジャ部材によつて区画される第1液圧室を有する第1液
圧シリンダ装置を備え、該負圧室に負圧を導入して該第
1液圧室に圧液を発生する空液変換装置と、該ケースに
形成され、該第1液圧シリンダ装置の第1液圧室に接続
する第2液圧室を第2液圧プランジャ部材によつて区画
し、該第2液圧プランジャ部材に前記クラッチ装置を接
続する第2液圧シリンダ装置とを有し、前記空液変換装
置の負圧室に負圧を導入して該第1液圧室及び第2液圧
室に圧液を発生させ、該第2液圧プランジャ部材を該第
1液圧プランジャ部材に対して倍力させて駆動すること
を特徴とする流体式リターダ装置である。
【0007】このような流体式リターダ装置は、車両の
走行中において、駆動装置によつてクラッチ装置を接続
させてその機能が発揮される。すなわち、負圧室に負圧
供給源からの負圧を供給し、空気圧プランジャ部材及び
第1液圧プランジャ部材を一体に往き作動させる。これ
により、第2液圧室に圧液が発生し、適当に倍力されて
第2液圧プランジャ部材が往き作動する。第2液圧プラ
ンジャ部材の往き作動により、クラッチ装置が接続さ
れ、ロータが回転を開始する。その結果、リターダ装置
の機能が発揮され、ロータによる攪拌によつて生ずる作
動流体の速度エネルギがステータに吸収され、減速作用
が発生する。
走行中において、駆動装置によつてクラッチ装置を接続
させてその機能が発揮される。すなわち、負圧室に負圧
供給源からの負圧を供給し、空気圧プランジャ部材及び
第1液圧プランジャ部材を一体に往き作動させる。これ
により、第2液圧室に圧液が発生し、適当に倍力されて
第2液圧プランジャ部材が往き作動する。第2液圧プラ
ンジャ部材の往き作動により、クラッチ装置が接続さ
れ、ロータが回転を開始する。その結果、リターダ装置
の機能が発揮され、ロータによる攪拌によつて生ずる作
動流体の速度エネルギがステータに吸収され、減速作用
が発生する。
【0008】流体式リターダ装置の駆動停止は、駆動装
置によつてクラッチ装置を切断し、ロータの回転を実質
的に停止させてなされる。すなわち、負圧室に大気を導
入し、空気圧プランジャ部材及び第1液圧プランジャ部
材を一体に復帰させ、第2液圧プランジャ部材を復帰さ
せる。これによつてクラッチ装置が切断され、ロータの
回転が実質的に停止するので、作動流体の速度エネルギ
がステータに作用しなくなり、リターダ装置の駆動が停
止する。
置によつてクラッチ装置を切断し、ロータの回転を実質
的に停止させてなされる。すなわち、負圧室に大気を導
入し、空気圧プランジャ部材及び第1液圧プランジャ部
材を一体に復帰させ、第2液圧プランジャ部材を復帰さ
せる。これによつてクラッチ装置が切断され、ロータの
回転が実質的に停止するので、作動流体の速度エネルギ
がステータに作用しなくなり、リターダ装置の駆動が停
止する。
【0009】以下、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1,図2は、本発明の第1実施例を示
す。流体式リターダ装置は、ロータ側ケース1とステー
タ側ケース2とを後記するステータ5の外向きフランジ
部5a及びシールリング19を介在させて複数個のボル
ト30によつて一体的に固着したケース3を有する。こ
のケース3は、図外のフレームのサイドメンバーやトラ
ンスミッションリヤカバー等の車体側部材に固着されて
非回転である。ロータ側ケース1及びステータ側ケース
2の中心部には、トランスミッション出力軸等の回転軸
10が2組のシール部材32a,32b及び軸受33,
34を介在させて回転自在かつ液密に貫通している。こ
の回転軸10は、図外のプロペラシャフト等を介して車
輪に接続され、車輪と共に回転するものであり、主回転
軸10aに副回転軸10bをセレーシヨン結合させ、ナ
ット10cにて固定してある。
して説明する。図1,図2は、本発明の第1実施例を示
す。流体式リターダ装置は、ロータ側ケース1とステー
タ側ケース2とを後記するステータ5の外向きフランジ
部5a及びシールリング19を介在させて複数個のボル
ト30によつて一体的に固着したケース3を有する。こ
のケース3は、図外のフレームのサイドメンバーやトラ
ンスミッションリヤカバー等の車体側部材に固着されて
非回転である。ロータ側ケース1及びステータ側ケース
2の中心部には、トランスミッション出力軸等の回転軸
10が2組のシール部材32a,32b及び軸受33,
34を介在させて回転自在かつ液密に貫通している。こ
の回転軸10は、図外のプロペラシャフト等を介して車
輪に接続され、車輪と共に回転するものであり、主回転
軸10aに副回転軸10bをセレーシヨン結合させ、ナ
ット10cにて固定してある。
【0010】このようにして回転軸10の周囲に、シー
ル部材32a,32bを介在するケース3にて区画さ
れ、常時作動流体(油又は水)が充填されたリターダ室
4を画成している。このリターダ室4内には、ステータ
側ケース2の内側に位置させて、回転軸10を中心とす
る放射状の羽根が形成されたステータ5が設けられると
共に、ロータ側ケース1の内側に位置させて、回転軸1
0を中心とする放射状の羽根を有し、ステータ5と対向
して回転軸10側の部材に相対回転不可能に固定可能な
ロータ6が設けられる。しかして、ステータ5は、外向
きフランジ部5aによつてケース3と一体をなし、車体
側部材に実質的に回転不可能に固定されている。
ル部材32a,32bを介在するケース3にて区画さ
れ、常時作動流体(油又は水)が充填されたリターダ室
4を画成している。このリターダ室4内には、ステータ
側ケース2の内側に位置させて、回転軸10を中心とす
る放射状の羽根が形成されたステータ5が設けられると
共に、ロータ側ケース1の内側に位置させて、回転軸1
0を中心とする放射状の羽根を有し、ステータ5と対向
して回転軸10側の部材に相対回転不可能に固定可能な
ロータ6が設けられる。しかして、ステータ5は、外向
きフランジ部5aによつてケース3と一体をなし、車体
側部材に実質的に回転不可能に固定されている。
【0011】また、このリターダ室4の下部に位置する
ステータ側ケース2に作動流体入口9aが設けられ、リ
ターダ室4の下部に位置するロータ側ケース1に作動流
体出口9bが設けられている。
ステータ側ケース2に作動流体入口9aが設けられ、リ
ターダ室4の下部に位置するロータ側ケース1に作動流
体出口9bが設けられている。
【0012】更に、ロータ6の内周部には、図2に拡大
して示すように円環状をなす複数枚のプレッシャプレー
ト14a,14b,14cをスプライン部35にて結合
させて中心軸線方向のスライド自在に支持する筒状の支
持部材7が設けられ、この支持部材7は第1軸受12及
び第2軸受11を介してケース3に回転自在に支承され
る。すなわち、第1軸受12は、内輪をロータ側ケース
1の環状段面に圧入固定して設けられ、外輪との間に転
動体を保持し、第2軸受11は、内輪を端部に位置する
可動のプレッシャプレート14aの環状段面に圧入固定
して設けられ、外輪との間に転動体を保持している。そ
して、支持部材7の軸線方向の一端部は、軸線方向の移
動不可能なプレッシャプレート15及びロータ6の内周
部と共にリベット31によつて一体的に固着され、プレ
ッシャプレート15の筒状部には第1軸受12の外輪が
圧入固定されている。
して示すように円環状をなす複数枚のプレッシャプレー
ト14a,14b,14cをスプライン部35にて結合
させて中心軸線方向のスライド自在に支持する筒状の支
持部材7が設けられ、この支持部材7は第1軸受12及
び第2軸受11を介してケース3に回転自在に支承され
る。すなわち、第1軸受12は、内輪をロータ側ケース
1の環状段面に圧入固定して設けられ、外輪との間に転
動体を保持し、第2軸受11は、内輪を端部に位置する
可動のプレッシャプレート14aの環状段面に圧入固定
して設けられ、外輪との間に転動体を保持している。そ
して、支持部材7の軸線方向の一端部は、軸線方向の移
動不可能なプレッシャプレート15及びロータ6の内周
部と共にリベット31によつて一体的に固着され、プレ
ッシャプレート15の筒状部には第1軸受12の外輪が
圧入固定されている。
【0013】また、第2軸受11の外輪は、後記する第
2液圧プランジャ部材24bの先端部の環状段面24f
に圧入固定されている。しかして、ロータ6を支持する
支持部材7は、その一端部がプレッシャプレート15及
び第1軸受12を介してロータ側ケース1に回転自在に
堅固に支持され、その他端部が可動のプレッシャプレー
ト14a、第2軸受11及び第2液圧プランジャ部材2
4bを介してステータ側ケース2に回転自在に支持され
る。
2液圧プランジャ部材24bの先端部の環状段面24f
に圧入固定されている。しかして、ロータ6を支持する
支持部材7は、その一端部がプレッシャプレート15及
び第1軸受12を介してロータ側ケース1に回転自在に
堅固に支持され、その他端部が可動のプレッシャプレー
ト14a、第2軸受11及び第2液圧プランジャ部材2
4bを介してステータ側ケース2に回転自在に支持され
る。
【0014】一方、複数枚のクラッチプレート16は、
回転軸10に軸線方向の移動自在にスプライン部36に
て結合され、各プレッシャプレート14a,14b,1
4c,15間に挟装されている。この支持部材7、プレ
ッシャプレート14a,14b,14c,15、クラッ
チプレート16等によつて、回転軸10側部材とロータ
6とを断接可能なクラッチ装置13を構成している。
回転軸10に軸線方向の移動自在にスプライン部36に
て結合され、各プレッシャプレート14a,14b,1
4c,15間に挟装されている。この支持部材7、プレ
ッシャプレート14a,14b,14c,15、クラッ
チプレート16等によつて、回転軸10側部材とロータ
6とを断接可能なクラッチ装置13を構成している。
【0015】しかして、回転軸10と一体に回転するク
ラッチプレート16に対し、プレッシャプレート14
a,14b,14c,15を押し付けることにより、ク
ラッチ装置13が接続され、非回転部であるケース3に
第1軸受12及び第2軸受11を介して回転自在に支持
された筒状の支持部材7が回転するので、支持部材7と
一体のロータ6が回転軸10と一体回転する。
ラッチプレート16に対し、プレッシャプレート14
a,14b,14c,15を押し付けることにより、ク
ラッチ装置13が接続され、非回転部であるケース3に
第1軸受12及び第2軸受11を介して回転自在に支持
された筒状の支持部材7が回転するので、支持部材7と
一体のロータ6が回転軸10と一体回転する。
【0016】次に、クラッチ装置13を断接駆動する駆
動装置22について説明する。駆動装置22は、負圧に
て作動する空液変換装置23と、液圧にて作動する第2
液圧シリンダ装置24とからなる。
動装置22について説明する。駆動装置22は、負圧に
て作動する空液変換装置23と、液圧にて作動する第2
液圧シリンダ装置24とからなる。
【0017】空液変換装置23は、空気圧シリンダ装置
23m及び第1液圧シリンダ装置23nを備える。空気
圧シリンダ装置23mは、ステータ側ケース2の外周部
に環状に形成した空気圧シリンダ23aに、環状の空気
圧プランジャ部材23bをスライド自在に嵌挿し、負圧
室23cを画成して構成され、空気圧プランジャ部材2
3bの外周部は、気密性及び可撓性を有するダイヤフラ
ム23dによつて空気圧シリンダ23aとの気密を保持
している。この空気圧プランジャ部材23bは、軽量化
のために内部を空洞にすると共に、負圧室23c内に圧
縮して介装した戻しスプリング23hによつて常時復帰
方向に付勢されている。
23m及び第1液圧シリンダ装置23nを備える。空気
圧シリンダ装置23mは、ステータ側ケース2の外周部
に環状に形成した空気圧シリンダ23aに、環状の空気
圧プランジャ部材23bをスライド自在に嵌挿し、負圧
室23cを画成して構成され、空気圧プランジャ部材2
3bの外周部は、気密性及び可撓性を有するダイヤフラ
ム23dによつて空気圧シリンダ23aとの気密を保持
している。この空気圧プランジャ部材23bは、軽量化
のために内部を空洞にすると共に、負圧室23c内に圧
縮して介装した戻しスプリング23hによつて常時復帰
方向に付勢されている。
【0018】また、第1液圧シリンダ装置23nは、空
気圧プランジャ部材23bの筒状をなす内周部に、一体
に形成した第1液圧プランジャ部材23eと、ステータ
側ケース2に形成され、第1液圧プランジャ部材23e
がしゆう動自在に嵌入する第1液圧シリンダ23fとを
備え、第1液圧シリンダ23fに第1液圧プランジャ部
材23eが嵌入して、第1液圧室23gを画成してい
る。但し、第1液圧プランジャ部材23eの断面積より
も空気圧プランジャ部材23bの断面積を大きく設定し
て、負圧室23cに導入される負圧の作用が倍力される
ようになつている。
気圧プランジャ部材23bの筒状をなす内周部に、一体
に形成した第1液圧プランジャ部材23eと、ステータ
側ケース2に形成され、第1液圧プランジャ部材23e
がしゆう動自在に嵌入する第1液圧シリンダ23fとを
備え、第1液圧シリンダ23fに第1液圧プランジャ部
材23eが嵌入して、第1液圧室23gを画成してい
る。但し、第1液圧プランジャ部材23eの断面積より
も空気圧プランジャ部材23bの断面積を大きく設定し
て、負圧室23cに導入される負圧の作用が倍力される
ようになつている。
【0019】この負圧室23cのインレットポート23
iには、図外の切換バルブを介して負圧供給源が接続さ
れ、切換バルブの切り換え操作によつて、空気圧プラン
ジャ部材23b及び第1液圧プランジャ部材23eを一
体として図上にて左方に往き作動させるようになつてい
る。空気圧プランジャ部材23bの往き作動は、第1液
圧プランジャ部材23eによつて案内される。負圧供給
源は、通常、バキュームブレーキシステムに組み込まれ
ているものでよいが、エンジンの負圧を使用することも
できる。23jは、第1液圧室23gの外周部に設けら
れ、圧液及び空気を封止するシールリングであり、23
kは、第1液圧室23gの内周部に設けられ、圧液を封
止するシールリングである。
iには、図外の切換バルブを介して負圧供給源が接続さ
れ、切換バルブの切り換え操作によつて、空気圧プラン
ジャ部材23b及び第1液圧プランジャ部材23eを一
体として図上にて左方に往き作動させるようになつてい
る。空気圧プランジャ部材23bの往き作動は、第1液
圧プランジャ部材23eによつて案内される。負圧供給
源は、通常、バキュームブレーキシステムに組み込まれ
ているものでよいが、エンジンの負圧を使用することも
できる。23jは、第1液圧室23gの外周部に設けら
れ、圧液及び空気を封止するシールリングであり、23
kは、第1液圧室23gの内周部に設けられ、圧液を封
止するシールリングである。
【0020】また、空液変換装置23の外面は、ステー
タ側ケース2の外面に取付けた着脱自在な空気孔付カバ
ー29によつて覆い、ダイヤフラム23d、第1液圧プ
ランジャ部材23e等の損傷を防止するようにしてあ
る。
タ側ケース2の外面に取付けた着脱自在な空気孔付カバ
ー29によつて覆い、ダイヤフラム23d、第1液圧プ
ランジャ部材23e等の損傷を防止するようにしてあ
る。
【0021】一方、第2液圧シリンダ装置24は、ステ
ータ側ケース2の内周部に形成した環状の第2液圧シリ
ンダ24aに、環状の第2液圧プランジャ部材24bを
しゆう動自在に嵌挿させて、第2液圧室24cを画成し
て構成されている。24dは、第2液圧プランジャ部材
24bの外周部に設けられ、圧液を封止するシールリン
グであり、24eは、第2液圧プランジャ部材24bの
内周部に設けられ、圧液を封止するシールリングであ
る。
ータ側ケース2の内周部に形成した環状の第2液圧シリ
ンダ24aに、環状の第2液圧プランジャ部材24bを
しゆう動自在に嵌挿させて、第2液圧室24cを画成し
て構成されている。24dは、第2液圧プランジャ部材
24bの外周部に設けられ、圧液を封止するシールリン
グであり、24eは、第2液圧プランジャ部材24bの
内周部に設けられ、圧液を封止するシールリングであ
る。
【0022】この第2液圧室24cと第1液圧室23g
とが、通液路25によつて接続され、これらには作動液
が充満されている。但し、第1液圧プランジャ部材23
eの断面積よりも第2液圧プランジャ部材24bの断面
積を大きく形成し、圧液が1:(5〜10)に倍力され
るように設定してある。しかして、空気圧シリンダ23
a、第1液圧シリンダ23f及び第2液圧シリンダ24
aは、同心状に形成されている。そして、第2液圧プラ
ンジャ部材24bの先端部の環状段面24fには、前述
したように第2軸受11の外輪が圧入固着されると共
に、外向きフランジ状をなす突起部24gがステータ側
ケース2の内壁に当接するストッパーを形成している。
とが、通液路25によつて接続され、これらには作動液
が充満されている。但し、第1液圧プランジャ部材23
eの断面積よりも第2液圧プランジャ部材24bの断面
積を大きく形成し、圧液が1:(5〜10)に倍力され
るように設定してある。しかして、空気圧シリンダ23
a、第1液圧シリンダ23f及び第2液圧シリンダ24
aは、同心状に形成されている。そして、第2液圧プラ
ンジャ部材24bの先端部の環状段面24fには、前述
したように第2軸受11の外輪が圧入固着されると共
に、外向きフランジ状をなす突起部24gがステータ側
ケース2の内壁に当接するストッパーを形成している。
【0023】次に、流体式リターダ装置の作用について
説明する。車両の走行中において、図外のリターダスイ
ッチをON作動し、駆動装置22を駆動してクラッチ装
置13を接続させる。すなわち、負圧室23cに負圧供
給源からの負圧を供給し、空気圧プランジャ部材23b
及び第1液圧プランジャ部材23eを一体に往き作動さ
せる。これにより、通液路25を介して第2液圧室24
cに圧液が発生し、前述したように倍力されて第2液圧
プランジャ部材24bが往き作動する。第2液圧プラン
ジャ部材24bの往き作動により、第2軸受11を介し
てプレッシャプレート14aが押し込まれるので、各プ
レッシャプレート14a,14b,14c,15間にそ
れぞれクラッチプレート16が挟圧されてクラッチ装置
13が接続し、回転軸10、クラッチプレート16、各
プレッシャプレート14a,14b,14c,15及び
支持部材7を介してロータ6が回転を開始する。その結
果、リターダ装置の機能が発揮され、ロータ6による攪
拌によつて生ずる作動流体の速度エネルギがステータ5
に吸収される。
説明する。車両の走行中において、図外のリターダスイ
ッチをON作動し、駆動装置22を駆動してクラッチ装
置13を接続させる。すなわち、負圧室23cに負圧供
給源からの負圧を供給し、空気圧プランジャ部材23b
及び第1液圧プランジャ部材23eを一体に往き作動さ
せる。これにより、通液路25を介して第2液圧室24
cに圧液が発生し、前述したように倍力されて第2液圧
プランジャ部材24bが往き作動する。第2液圧プラン
ジャ部材24bの往き作動により、第2軸受11を介し
てプレッシャプレート14aが押し込まれるので、各プ
レッシャプレート14a,14b,14c,15間にそ
れぞれクラッチプレート16が挟圧されてクラッチ装置
13が接続し、回転軸10、クラッチプレート16、各
プレッシャプレート14a,14b,14c,15及び
支持部材7を介してロータ6が回転を開始する。その結
果、リターダ装置の機能が発揮され、ロータ6による攪
拌によつて生ずる作動流体の速度エネルギがステータ5
に吸収される。
【0024】具体的には、ロータ6の羽根による自己ポ
ンプ作用(及び図外のポンプ)によつて、冷却を兼ねた
作動流体が作動流体入口9aから矢印A方向に流入して
作動流体出口9bから流出する循環状態において、ロー
タ6の回転エネルギがステータ5に良好に吸収され、作
動流体に熱として伝えられて減速作用が発生する。同時
に、作動流体によつて湿式多板をなすクラッチ装置13
の冷却も図られる。
ンプ作用(及び図外のポンプ)によつて、冷却を兼ねた
作動流体が作動流体入口9aから矢印A方向に流入して
作動流体出口9bから流出する循環状態において、ロー
タ6の回転エネルギがステータ5に良好に吸収され、作
動流体に熱として伝えられて減速作用が発生する。同時
に、作動流体によつて湿式多板をなすクラッチ装置13
の冷却も図られる。
【0025】リターダスイッチをOFF作動し、負圧室
23cに大気を導入すれば、戻しスプリング23hの弾
発力によつて空気圧プランジャ部材23b及び第1液圧
プランジャ部材23eが一体に復帰し、第2液圧プラン
ジャ部材24b及び第2軸受11も復帰する。第2液圧
プランジャ部材24bは、突起部24gがステータ側ケ
ース2の内壁に当接するまで復帰する。これによつてク
ラッチ装置13が切断され、ロータ6の回転が実質的に
停止するので、リターダ装置の駆動が停止する。すなわ
ち、作動流体の速度エネルギがステータ5に作用しなく
なり、リターダ装置の作動が停止する。
23cに大気を導入すれば、戻しスプリング23hの弾
発力によつて空気圧プランジャ部材23b及び第1液圧
プランジャ部材23eが一体に復帰し、第2液圧プラン
ジャ部材24b及び第2軸受11も復帰する。第2液圧
プランジャ部材24bは、突起部24gがステータ側ケ
ース2の内壁に当接するまで復帰する。これによつてク
ラッチ装置13が切断され、ロータ6の回転が実質的に
停止するので、リターダ装置の駆動が停止する。すなわ
ち、作動流体の速度エネルギがステータ5に作用しなく
なり、リターダ装置の作動が停止する。
【0026】図3には、本発明の第2実施例を示し、第
1実施例と実質的に同一部分には同一符号を付してそれ
らの説明を省略する。この実施例にあつては、空液変換
装置23の第1液圧シリンダ装置123nの構成が、第
1実施例と相違している。この第1液圧シリンダ装置1
23nは、ステータ側ケース2に周方向の3箇所以上と
して第1液圧シリンダ123fを形成し、各第1液圧シ
リンダ123fに第1液圧プランジャ部材123eをし
ゆう動自在に嵌挿し、第1液圧室123gを画成してい
る。この各第1液圧プランジャ部材123eは、空気圧
プランジャ部材23bに溶接固着されて一体をなしてい
る。なお、第1液圧プランジャ部材123eの断面積の
総和よりも第2液圧プランジャ部材24bの断面積を大
きく形成し、1:(5〜10)に倍力されるようにして
ある。また、第1液圧プランジャ部材123eが周方向
で分割されているので、空気圧プランジャ部材23bの
外周部のみならず内周部をも、気密性及び可撓性を有す
るダイヤフラム23dによつて覆い、空気圧シリンダ2
3aの気密を保持している。勿論、通液路25は、各第
1液圧室123gと第2液圧室24cとを接続するよう
に複数個形成してある。
1実施例と実質的に同一部分には同一符号を付してそれ
らの説明を省略する。この実施例にあつては、空液変換
装置23の第1液圧シリンダ装置123nの構成が、第
1実施例と相違している。この第1液圧シリンダ装置1
23nは、ステータ側ケース2に周方向の3箇所以上と
して第1液圧シリンダ123fを形成し、各第1液圧シ
リンダ123fに第1液圧プランジャ部材123eをし
ゆう動自在に嵌挿し、第1液圧室123gを画成してい
る。この各第1液圧プランジャ部材123eは、空気圧
プランジャ部材23bに溶接固着されて一体をなしてい
る。なお、第1液圧プランジャ部材123eの断面積の
総和よりも第2液圧プランジャ部材24bの断面積を大
きく形成し、1:(5〜10)に倍力されるようにして
ある。また、第1液圧プランジャ部材123eが周方向
で分割されているので、空気圧プランジャ部材23bの
外周部のみならず内周部をも、気密性及び可撓性を有す
るダイヤフラム23dによつて覆い、空気圧シリンダ2
3aの気密を保持している。勿論、通液路25は、各第
1液圧室123gと第2液圧室24cとを接続するよう
に複数個形成してある。
【0027】但し、第2実施例によれば、3箇所以上の
各第1液圧プランジャ部材123eに圧液及び空気を封
止するシールリング123jを介装してあるので、シー
ルリング123jの使用個数は増加するが、第1液圧プ
ランジャ部材123eを3個とすれば、シールリング1
23jのしゆう動面積が減少すると共に、ステータ側ケ
ース2に同数の第1液圧シリンダ123fを形成すれば
よいので、加工が容易である。
各第1液圧プランジャ部材123eに圧液及び空気を封
止するシールリング123jを介装してあるので、シー
ルリング123jの使用個数は増加するが、第1液圧プ
ランジャ部材123eを3個とすれば、シールリング1
23jのしゆう動面積が減少すると共に、ステータ側ケ
ース2に同数の第1液圧シリンダ123fを形成すれば
よいので、加工が容易である。
【0028】しかして、第2実施例によれば、車両の走
行中において、図外のリターダスイッチをON作動し、
負圧室23cに負圧供給源からの負圧を供給すれば、空
気圧プランジャ部材23b及び各第1液圧プランジャ部
材123eが一体に往き作動する。これにより、第1実
施例と同様に空気圧シリンダ23a及び第1液圧シリン
ダ123fと同心状に形成した第2液圧シリンダ24a
に画成される第2液圧室24cに、各通液路25を通じ
て圧液が発生し、第2液圧プランジャ部材24bが往き
作動する。第2液圧プランジャ部材24bの往き作動に
より、クラッチ装置13が接続する。
行中において、図外のリターダスイッチをON作動し、
負圧室23cに負圧供給源からの負圧を供給すれば、空
気圧プランジャ部材23b及び各第1液圧プランジャ部
材123eが一体に往き作動する。これにより、第1実
施例と同様に空気圧シリンダ23a及び第1液圧シリン
ダ123fと同心状に形成した第2液圧シリンダ24a
に画成される第2液圧室24cに、各通液路25を通じ
て圧液が発生し、第2液圧プランジャ部材24bが往き
作動する。第2液圧プランジャ部材24bの往き作動に
より、クラッチ装置13が接続する。
【0029】リターダスイッチをOFF作動し、負圧室
23cに大気を導入すれば、戻しスプリング23hの弾
発力によつて空気圧プランジャ部材23b及び各第1液
圧プランジャ部材123eが一体に復帰し、第2液圧プ
ランジャ部材24b及び第2軸受11も復帰する。第2
液圧プランジャ部材24bは、突起部24gがステータ
側ケース2の内壁に当接するまで復帰する。これによつ
てクラッチ装置13が切断され、リターダ装置の駆動が
停止する。
23cに大気を導入すれば、戻しスプリング23hの弾
発力によつて空気圧プランジャ部材23b及び各第1液
圧プランジャ部材123eが一体に復帰し、第2液圧プ
ランジャ部材24b及び第2軸受11も復帰する。第2
液圧プランジャ部材24bは、突起部24gがステータ
側ケース2の内壁に当接するまで復帰する。これによつ
てクラッチ装置13が切断され、リターダ装置の駆動が
停止する。
【0030】以上の説明によつて理解されるように、本
発明に係る流体式リターダ装置によれば、クラッチ装置
を断接する駆動装置が負圧にて作動するので、バキュー
ムブレーキシステム等の負圧供給源を備える例えば小型
トラック車両に、流体式リターダ装置を容易に搭載する
ことが可能になつた。加えて、負圧にて作動する駆動装
置が、流体式リターダ装置のケースに一体に形成されて
いるので、車両への搭載性に優れる。
発明に係る流体式リターダ装置によれば、クラッチ装置
を断接する駆動装置が負圧にて作動するので、バキュー
ムブレーキシステム等の負圧供給源を備える例えば小型
トラック車両に、流体式リターダ装置を容易に搭載する
ことが可能になつた。加えて、負圧にて作動する駆動装
置が、流体式リターダ装置のケースに一体に形成されて
いるので、車両への搭載性に優れる。
【図1】 本発明の第1実施例に係る流体式リターダ装
置を示す断面図。
置を示す断面図。
【図2】 同じくクラッチ装置を示す断面図。
【図3】 本発明の第2実施例に係る流体式リターダ装
置を示す断面図。
置を示す断面図。
1:ロータ側ケース、2:ステータ側ケース、3:ケー
ス、4:リターダ室、5:ステータ、6:ロータ、7:
支持部材、9a:作動流体入口、9b:作動流体出口、
10:回転軸、11:第2軸受、12:第1軸受、1
3:クラッチ装置、14a,14b,14c,15:プ
レッシャプレート、16:クラッチプレート、22:駆
動装置、23:空液変換装置、23a:空気圧シリン
ダ、23b:空気圧プランジャ部材、23c:負圧室、
23d:ダイヤフラム、23e,123e:第1液圧プ
ランジャ部材、23f,123f:第1液圧シリンダ、
23g,123g:第1液圧室、23h:戻しスプリン
グ、23j,23k,123j:シールリング、23
m:空気圧シリンダ装置、23n,123n:第1液圧
シリンダ装置、24:第2液圧シリンダ装置、24a:
第2液圧シリンダ、24b:第2液圧プランジャ部材、
24c:第2液圧室、24f:環状段面、24g:突起
部、25:通液路、26,27,28:シールリング、
29:カバー、32a,32b:シール部材、33,3
4:軸受。
ス、4:リターダ室、5:ステータ、6:ロータ、7:
支持部材、9a:作動流体入口、9b:作動流体出口、
10:回転軸、11:第2軸受、12:第1軸受、1
3:クラッチ装置、14a,14b,14c,15:プ
レッシャプレート、16:クラッチプレート、22:駆
動装置、23:空液変換装置、23a:空気圧シリン
ダ、23b:空気圧プランジャ部材、23c:負圧室、
23d:ダイヤフラム、23e,123e:第1液圧プ
ランジャ部材、23f,123f:第1液圧シリンダ、
23g,123g:第1液圧室、23h:戻しスプリン
グ、23j,23k,123j:シールリング、23
m:空気圧シリンダ装置、23n,123n:第1液圧
シリンダ装置、24:第2液圧シリンダ装置、24a:
第2液圧シリンダ、24b:第2液圧プランジャ部材、
24c:第2液圧室、24f:環状段面、24g:突起
部、25:通液路、26,27,28:シールリング、
29:カバー、32a,32b:シール部材、33,3
4:軸受。
Claims (1)
- 【請求項1】 車輪と共に回転する回転軸に相対回転不
可能に固定可能なロータと、ロータに対向して設けら
れ、車体側部材に実質的に固定されるステータと、回転
軸とロータとを断接可能なクラッチ装置と、作動流体入
口及び作動流体出口を有して車体側部材に固定され、ロ
ータ及びステータを収容するリターダ室に作動流体を充
填するケースと、該ケースに付属され、前記クラッチ装
置を断接する駆動装置とを備える流体式リターダ装置で
あつて、前記駆動装置が、該ケースに形成され、空気圧
プランジャ部材によつて区画される負圧室を有する空気
圧シリンダ装置及び該空気圧プランジャ部材と一体の第
1液圧プランジャ部材によつて区画される第1液圧室を
有する第1液圧シリンダ装置を備え、該負圧室に負圧を
導入して該第1液圧室に圧液を発生する空液変換装置
と、該ケースに形成され、該第1液圧シリンダ装置の第
1液圧室に接続する第2液圧室を第2液圧プランジャ部
材によつて区画し、該第2液圧プランジャ部材に前記ク
ラッチ装置を接続する第2液圧シリンダ装置とを有し、
前記空液変換装置の負圧室に負圧を導入して該第1液圧
室及び第2液圧室に圧液を発生させ、該第2液圧プラン
ジャ部材を該第1液圧プランジャ部材に対して倍力させ
て駆動することを特徴とする流体式リターダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19589792A JPH0617858A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 流体式リターダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19589792A JPH0617858A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 流体式リターダ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617858A true JPH0617858A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=16348812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19589792A Pending JPH0617858A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 流体式リターダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617858A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100187058A1 (en) * | 2007-06-01 | 2010-07-29 | Zf Friedreichshafen Ag | Hydrodynamic Retarder |
-
1992
- 1992-07-01 JP JP19589792A patent/JPH0617858A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100187058A1 (en) * | 2007-06-01 | 2010-07-29 | Zf Friedreichshafen Ag | Hydrodynamic Retarder |
US8770362B2 (en) * | 2007-06-01 | 2014-07-08 | Zf Friedrichshafen Ag | Hydrodynamic retarder |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5701986A (en) | Wet clutch assembly | |
US6135259A (en) | Hub drive | |
JP3074030B2 (ja) | 流体式リターダ装置 | |
WO2013112158A1 (en) | Wheel assembly for vehicle | |
JPH061211A (ja) | 流体式リターダ制御装置 | |
RU2372226C2 (ru) | Тормозное устройство | |
JPH0617858A (ja) | 流体式リターダ装置 | |
US4846316A (en) | Hydraulic retarder attached with parking brake | |
CN113365888B (zh) | 具有带有可轴向移动制动盘元件的集成制动装置的电动轴驱动单元 | |
US3565218A (en) | Hydrodynamic decelerator | |
CN211175258U (zh) | 一种能实现行车辅助减速和驻车制动的减速器总成 | |
JP2547004Y2 (ja) | 流体式リターダ装置 | |
JP2559354Y2 (ja) | 流体式リターダ装置 | |
GB1459271A (en) | Vehicle wheel and brake assemblies | |
JP2519007Y2 (ja) | リターダ | |
JPH08216864A (ja) | 流体式リターダ装置 | |
JPH0635688U (ja) | 流体式リターダ | |
JP2583950Y2 (ja) | 流体式リターダ装置 | |
JP2001295870A (ja) | 流体式リターダ装置 | |
JP2583491Y2 (ja) | 流体式リターダ装置 | |
JPH04293658A (ja) | 流体式リターダ装置 | |
JPH08170653A (ja) | 湿式多板のクラッチ装置 | |
JPH1120633A (ja) | リターダ | |
JP2559353Y2 (ja) | 流体式リターダ装置 | |
CN113544400B (zh) | 离合器设备、混动模块以及用于机动车的驱动装置 |