JPH0617782Y2 - 紙搬送用のローラー - Google Patents

紙搬送用のローラー

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JPH0617782Y2
JPH0617782Y2 JP1988047582U JP4758288U JPH0617782Y2 JP H0617782 Y2 JPH0617782 Y2 JP H0617782Y2 JP 1988047582 U JP1988047582 U JP 1988047582U JP 4758288 U JP4758288 U JP 4758288U JP H0617782 Y2 JPH0617782 Y2 JP H0617782Y2
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JP
Japan
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shaft
inner cylinder
roller
roller body
cylinder
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JP1988047582U
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JPH01149341U (ja
Inventor
和夫 石川
Original Assignee
アイエスケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、複写機、印刷機、ファクシミリ等において用
紙を搬送したり走行案内したりするのに使用される金属
製のローラーに関する。
(従来の技術) この種のローラーは、ローラー本体と、これの両端に同
軸線状に突設される取付用の軸体とで構成されている。
しかして従来のローラーにおいては、ローラー本体とし
てアルミ管や鋼管等のいわゆる一重管を使用し、この一
重管からなるローラー本体の両端部内にそれぞれ軸体の
一端部を嵌着することによって、軸体をローラー本体に
固着するようにしているが、これでは強度的に弱いた
め、これを補う従来技術として実開昭56−45847
号公報に開示されるように、ローラー本体を、外筒と、
外筒の内部に同軸線状に延びる内筒と、外筒と内筒の間
に、周方向に互いに一定間隔をおいてそれぞれ軸方向に
延びるように連接された複数の連結壁部と、からなる二
重管で形成し、またローラー本体と別体の各軸体をステ
ンレス丸棒によって形成し、該各軸体の一端部をローラ
ー本体の内筒端部に圧入嵌着してローラーを形成するよ
うにした考案が提案されている。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来のローラーにあっては、ローラー本体が二重管
によって形成されることによって、一重管からなるロー
ラー本体に比べて強度的に強くなるが、該ローラ本体の
内筒端部にステンレス丸棒等の中実軸を該ローラー本体
の内部が完全に密閉状態に圧入嵌着することによって該
軸体をローラー本体に固着するようになっているため、
ローラー使用時に紙との接触摩擦等によりローラー本体
が加熱されたような場合に内部の空気圧が上昇して軸体
が抜けるといった問題があった。
この問題点を解消するためにローラー本体に通気孔を後
加工で形成するとか、中実軸に代えて中空軸を使用する
ことも考えられるが、前者では、当然に後加工による製
作費の上昇をきたし、また後者であれば、中実軸に比べ
て強度的に弱いという難点がある。
従って、本考案は、ローコスト化を図ることができ、且
つ軸体がローラー本体から抜け出るおそれのないと共
に、5度的に充分な強度を有するローラーを提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案のローラーにおいて
は、ローラー本体と、ローラー本体の両端に同軸線状に
突設される取付用の軸体とからなる紙搬送等用のローラ
ーにおいて、ローラー本体を、外筒と、外筒の内部に同
軸線状に延びる内筒と、外筒と内筒の間に、周方向に互
いに一定間隔をおいてそれぞれ軸方向に延びるように連
接された複数の連結壁部と、からなる二重管に形成し、
またローラー本体と別体の各軸体は中実軸からなり、該
中実軸の一端部外周面に、周方向に鋸歯状に連続してそ
れぞれ軸方向に延びる多数の凹凸条部を形成し、この各
軸体の一端部をローラー本体の内筒端部に圧入嵌着し
て、前記凹条部と内筒内周面との間に内筒の内部と外部
とに通じる通気孔を形成してなる構成を採用するもので
ある。
上記通気孔を設けるにあたっては、各軸体の一端部外周
面に、ローレット加工等により周方向に鋸歯状に連続し
てそれぞれ軸方向に延びる多数の凹凸条部を形成し、こ
の軸体の一端部をローラー本体の内筒端部に圧入嵌着す
ることによって、この軸体の端部外周面と内筒の内周面
との間にそれぞれ軸方向に延びる多数の微小通気孔を形
成するものである。
(実施例) 実施例について図面を参照して説明すると、第1図にお
いて1はアルミ押出し型材からなる2重管状のローラー
本体、2,2はローラー本体1の両端に同軸線状に突設
されるローラー取付用の軸体で、鋼材を切削加工して中
実軸に形成されている。
ローラー本体1は、外筒3と、外筒3の内部に同軸線状
に延びる内筒4と、外筒3と内筒4とを連結すべく周方
向に90°の相互間隔を保ってそれぞれ軸方向に延びるよ
うに外筒3内周面と内筒4外周面の間に連接された4つ
の連結壁部5…とからなり、外筒3と内筒4との外径比
は例えば2:1とされ、また外筒3と内筒4の肉厚比は
例えば1:1.5〜2とされる。
各軸体2はその一端部たる固着側端部2aと本体軸部2bと
からなり、固着側端部2aは本体軸部2bより若干径小であ
って、その先端部には先細テーパ状の透導部6とローラ
ー本体1の内筒4の内径よりわずかに径小の平行状案内
部7とが連設され、この案内部7と本体軸部2bとの間に
位置する軸部の外周面には、軸方向にローレット切りさ
れるローレット加工により、周方向に鋸歯状に連続して
それぞれ軸方向に延びる多数の凹凸条部8が形成されて
おり、該凹凸条部8における凹条部側の外径は平行状案
内部7の外径とほぼ同一であり、凸条部側の外径は本体
軸部2bの外径より小さく且つローラー本体1の内筒4の
内径よりも大きくなっている。
上記軸体2をローラー本体1に取付けるようにあたって
は、軸体2を例えば第1図の右側部分に示すような状態
からローラー本体1に近づけて、先端の先細テーパ状透
導部6で透導しながら平行状案内部7をローラー本体1
の内筒4内に嵌挿し、そしてこの状態から軸体2に軸方
向の押圧荷重をかけることにより、外周面に凹凸条部8
を有する軸部を内筒4の端部に圧入嵌着して、軸体2を
内筒4に対し第1図の左側部分に示すような状態に固着
する。この圧入固着時において、ローラー本体1が軸体
2よりも材質的に柔らかいため凹凸条部8の各凸条部が
内筒4の内周面に食い込んで、軸体2が内筒4に対し相
対回転不能に一体結合されると共に、内筒4の内周面と
各凹条部との間には軸方向に延びる微小通気孔9が形成
される(第4図参照)。この微小通気孔9を介して内筒
4の内部が外部即ち大気に解放される。尚、第1図の左
側部分を参照して明らかなように、外周面に凹凸条部8
を有する軸部は通気孔9の一端部が閉塞されることのな
いよう本体軸部2bとの隣接端部を若干残した状態で内筒
4に圧入される。上記のように内筒4の内部の空気が微
小通気孔9を通じて大気と流通可能であるため、ローラ
ー本体1が加熱されても、内筒4内部が加圧膨張される
ことがない。
(考案の効果) 本考案のローラーによれば、軸体の固着側端部を、外筒
と内筒を有するローラー本体の内筒端部に圧入嵌着する
ようにしているため、軸体形成用の軸材料として当初か
ら径の小さいものを使用することが可能であると共に、
切削加工も簡単に行うことができ、したがって軸材料を
経済的に使用できてコストの低廉化を図ることができ
る。また、軸体には内筒の内部の外部とに通じる通気孔
を設けているため、温度上昇による内筒の内圧の上昇を
阻止して軸体の抜け出しを防止することができる。更
に、ローラー本体が外筒と内筒と連結壁部とからなるた
め、従来の一重管からなるローラー本体に比べて構造的
に頑強となって、特に長尺状のローラーに好適である。
特に本考案においては、軸体は中実軸からなるため、中
空軸に比べて充分な強度を有すると共に、軸体の固着側
端部の外周面に軸方向に延びる多数の凹凸条部を形成し
ているため、内筒に対する固着が極めて強固となり、更
に該凹凸条部を内筒に嵌着することによって該凹凸条部
の凹条部と内筒内周面との間に内筒の内部と外部とに通
じる通気孔が形成されてなるため、従来のように後加工
によってロール本体に通気孔を形成する必要がなく、そ
れだけ安価に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部縦断側面図、第2
図は第1図のII−II線拡大断面図、第3図は第1図のII
I−III線断面図、第4図は第2図の矢印IVで示される部
分の拡大図である。 1…ローラー本体、2…軸体、2a…固着側端部、2b…本
体軸部、3…外筒、4…内筒、5…連結壁部、8…凹凸
条部、9…通気孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローラー本体と、ローラー本体の両端に同
    軸線状に突設される取付用の軸体とからなる紙搬送等用
    のローラーにおいて、ローラー本体を、外筒と、外筒の
    内部に同軸線状に延びる内筒と、外筒と内筒の間に、周
    方向に互いに一定間隔をおいてそれぞれ軸方向に延びる
    ように連接された複数の連結壁部と、からなる二重管に
    形成し、またローラー本体と別体の各軸体は中実軸から
    なり、該中実軸の一端部外周面に、周方向に鋸歯状に連
    続してそれぞれ軸方向に延びる多数の凹凸条部を形成
    し、この各軸体の一端部をローラー本体の内筒端部に圧
    入嵌着して、前記凹条部と内筒内周面との間に内筒の内
    部と外部とに通じる通気孔を形成してなることを特徴と
    する紙搬送用のローラー。
JP1988047582U 1988-04-07 1988-04-07 紙搬送用のローラー Expired - Lifetime JPH0617782Y2 (ja)

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JPH01149341U JPH01149341U (ja) 1989-10-16
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JPS5940241U (ja) * 1982-09-04 1984-03-14 大豊工業株式会社 回転軸
JPS6175767A (ja) * 1984-09-14 1986-04-18 Nobuyuki Hirohata ロ−ル

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