JPH06176770A - スパイラル形電池の組立ラインにおける電極セット部品の検査方法 - Google Patents

スパイラル形電池の組立ラインにおける電極セット部品の検査方法

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JPH06176770A
JPH06176770A JP32182592A JP32182592A JPH06176770A JP H06176770 A JPH06176770 A JP H06176770A JP 32182592 A JP32182592 A JP 32182592A JP 32182592 A JP32182592 A JP 32182592A JP H06176770 A JPH06176770 A JP H06176770A
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JP
Japan
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inspection
electrode set
set component
central hole
electrode
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JP32182592A
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English (en)
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Eiju Naito
英寿 内藤
Tomoya Murata
知也 村田
Yasuhiro Ishiguro
康裕 石黒
Takashi Fukuhara
敬司 福原
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FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スパイラル形電池の組立ラインにおいて、電
極セット部品の一端部の中心穴の位置に正しくリードタ
ブ先端部が配置されているか否かを、簡単な構成で自動
的に確実に検査することができるようにする。 【構成】 電極セット部品1の中心穴1aに一端側から
他端側へ向けて光源部13からの検査光束を照射すると
ともに、前記中心穴1aを貫通してくる前記検査光束を
光電変換手段14で受光し、前記光電変換手段14の出
力により前記中心穴1aを貫通した前記検査光束の光量
をレベル弁別し、リードタブ先端部6aの位置の良/不
良を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、円筒形リチウム電池
で代表されるスパイラル構造の電極セット部品を内蔵し
たスパイラル形電池の組立技術に関し、特に、円筒ケー
スに収納する前の段階で電極セット部品の形状不良を見
つけるための検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】円筒形リチウム電池や円筒形ニッケルカ
ドミウム電池などでは図1に示すような内部構造(スパ
イラル形電池と称する)を採用したものが多い。この発
明の対象である電極セット部品1は、薄いシート状の正
極2とセパレータ3と負極4とを交互に対向させた積層
物をスパイラル状に巻き込んで円筒形に成形したものが
主構成要素であり、その円筒体の一端部には絶縁ディス
ク5が当てがわれているとともに、正極2および負極4
にそれぞれ接続されたリードタブ6および7が前記円筒
体の両端側に引き出されている。絶縁ディスク5の中心
には細い筒部5aが一体に形成されており、その筒部5
aが電極セット部品1の中心穴1aの下端側に挿入され
ている。電極セット部品1の下端側に引き出されている
リードタブ6は絶縁ディスク5の下面側に折り曲げら
れ、その先端部6a(円形に形成されている)が中心穴
1aおよび筒部5aと同芯に配置され、中心穴1aの下
端がリードタブ先端部6aで塞がれた状態になってい
る。
【0003】電極セット部品1の上端側に引き出されて
いるリードタブ7の先端側は蓋セット部品8に接続され
ている。蓋セット部品8は、金属製の端子板9とその外
周に組合されている封口ガスケット10の他、端子板9
の内側に一体的に内蔵された安全弁機構(図示省略)を
備えている。
【0004】この種のスパイラル形電池は次のような工
程を経て組立られる。有底円筒形の金属製電池ケース1
1内に電極セット部品1を収納する。そのとき前記絶縁
ディスク5を下にする。そうすると絶縁ディスク5の下
面中心に当てがわれているリードタブ先端部6aが電池
ケース11の内底面の中心部に接する。そこで電極セッ
ト部品1の上端側から中心穴1aにスポット溶接電極を
挿入し、絶縁ディスク筒部5aを貫通したスポット溶接
電極の先端でリードタブ先端部6aを押え、リードタブ
先端部6aを電池ケース11の底面にスポット溶接す
る。その後、電池ケース11内に電解液を注入し、さら
に蓋セット部品8で電池ケース11の開口部を塞ぐ封口
工程に進む。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のような構成のス
パイラル形電池の組立ラインにおいて、リードタブ先端
部6aと電池ケース11のスポット溶接の不良が生じや
すいという問題があった。その不良の原因の多くは、図
2に示すように、リードタブ先端部6aが正規の位置
(中心穴1aの下端を塞ぐ位置)からずれていて、電極
セット部品1の中心穴1aに挿入したスポット溶接電極
が正しくリードタブ先端部6aに当接しないことにあ
る。リードタブ6はステンレス薄板などからなり、これ
を所定位置から折り曲げて絶縁ディスク5の下面中心に
先端部6aを位置させる工程での不調などによって、図
2のような不良品を生じることがある。
【0006】そこで、電極セット部品1を電池ケース1
1に収納する前に、リードタブ先端部6aが正しい配置
になっているか否かを検査する必要がある。従来におい
ては、専門の検査員を配して目視により前記の検査を行
っていたが、信頼性の面および経費の面で前記検査を自
動化することが強く望まれていた。
【0007】この発明は前述した従来の問題点に鑑みな
されたもので、その目的は、前記のようなスパイラル形
電池の組立ラインにおいて、電極セット部品の一端部の
中心穴の位置に正しくリードタブ先端部が配置されてい
るか否かを、簡単な構成で自動的に確実に検査すること
ができる検査方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明では、薄
いシート状の正極とセパレータと負極との積層物をスパ
イラル状に巻き込んで中心穴を有する円筒形に成形する
とともに、正極または負極に接続したリードタブの先端
部を前記円筒体の一端部における前記中心穴の位置に合
せて配置してなる電極セット部品について、検査ステー
ジにおいて前記電極セット部品の中心穴に一端側から他
端側へ向けて検査光束を照射するとともに、前記中心穴
を貫通してくる前記検査光束を光電変換手段で受光し、
前記光電変換手段の出力により前記中心穴を貫通した前
記検査光束の光量をレベル弁別し、前記リードタブ先端
部の位置の良/不良を判定するようにした。
【0009】
【作用】円筒形をなす前記電極セット部品の一端部にお
いて前記中心穴が前記リードタブ先端部でほぼ塞いでい
るのが正規の状態である。したがってリードタブ先端部
の位置が正しければ、前記中心穴を貫通して前記光電変
換手段で受光される前記検査光束の光量レベルはごく僅
かである。リードタブ先端部が正規の位置からずれてい
ると、このリードタブ先端部で遮蔽されずに前記光電変
換手段に達する前記検査光束の光量レベルが大きくな
る。これを電気的にレベル弁別することでリードタブ先
端部の位置の良/不良を正確にかつ高速に判定すること
ができる。
【0010】
【実施例】この発明の検査方法の実施形態の一例を図3
に示している。ライン上を流れてくる電極セット部品1
は検査ステージ12で一時的に位置決めされる。検査ス
テージ12の一端側には光源部13が配置されており、
ここから発生する検査光束が検査ステージ12内の電極
セット部品1の一端側から中心穴1aに向けて照射され
る。光源部13は、ランプ13aからの光をコリメータ
13bで平行光束にし、絞り13cで中心穴1aより少
し大きい程度の光束とし、その検査光束を中心穴1aと
平行に照射する。
【0011】検査ステージ12において光源部13と反
対側には受光部14が配設されている。受光部14は、
前記検査光束の光軸上の所定範囲の光をレンズ14aで
フォトトランジスタなどの受光素子14b上に集光する
ようになっており、電極セット部品1の中心穴1aを貫
通した前記検査光束を受光する。受光素子14bの出力
はアンプ15を経てコンパレータ16に入力され、適宜
に設定されたしきい値を基準としてレベル弁別される。
【0012】図3において、円筒形をなす電極セット部
品1の中心穴1aの右端側が前記リードタブ先端部6a
でほぼ塞がれているのが正規の状態である。したがって
リードタブ先端部6aの位置が正しい電極セット部品1
については、その中心穴6aを貫通して前記受光部14
に達する光量はごく少なく、受光素子14bの出力レベ
ルは低い。また、リードタブ先端部6aが図2のように
正規の位置からずれている電極セット部品1について
は、検査光束がリードタブ先端部6aで遮蔽されずに前
記受光部14に多く達するため、受光光量が相当大きく
なり、受光素子14bの出力レベルは高くなる。この受
光レベルの大小が前記コンパレータ16で弁別される。
なお、図示した実施例では検査光束が中心穴1aを抜け
出る側にリードタブ6がある位置関係で検査を実施して
いるが、この関係は逆でもよい。
【0013】また前記の実施例では、受光部14は設定
範囲の全受光量に対応した出力を発生するように構成さ
れているが、この受光部14に替えてイメージセンサを
用いる場合でも次のようにして本発明の検査方法を実施
することができる。検査ステージ12における受光部1
4の側にイメージセンサを設置し、電極セット部品1の
前記リードタブ先端部6aおよびその周辺部分を撮像す
る。そのイメージ出力から前記中心穴1aを貫通した前
記検査光束の光量レベルを抽出し、前記実施例と同様に
レベル弁別する。前記イメージセンサのイメージ出力に
基づいて電極セット部品1の外形形状などを同時に検査
する場合には、この実施例が適している。イメージセン
サを利用する場合であっても、この発明では、イメージ
出力から前記中心穴1aを貫通した前記検査光束の光量
レベルを抽出し、単純なレベル弁別方式でリードタブ先
端部6aの位置の良/不良を判定しているので、パター
ン認識のような高度な処理を行う必要がない。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明で
は、電極セット部品の中心穴に一端側から他端側へ向け
て検査光束を照射するとともに、前記中心穴を貫通して
くる前記検査光束を光電変換手段で受光し、前記光電変
換手段の出力により前記中心穴を貫通した前記検査光束
の光量をレベル弁別し、前記リードタブ先端部の位置の
良/不良を判定するようにしたので、ハードウェアおよ
びソフトウェアの構成が非常に簡単な装置でこの検査方
法を容易に自動化することができる。また検査原理が単
純なので非常に信頼性の高い検査を高速に実施すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の対象であるスパイラル形電池の概略
構成図である。
【図2】同上電池における電極セット部品のリードタブ
先端部の位置不良品の概略斜視図である。
【図3】この発明の検査方法の実施形態の一例を示す概
略図である。
【符号の説明】
1 電極セット部品 1a 中心穴 2 正極 3 セパレータ 4 負極 5 絶縁ディスク 5a 筒部 6 リードタブ 6a 先端部 7 リードタブ 8 蓋セット部品 9 端子板 10 封口ガスケット 11 電池ケース 12 検査ステージ 13 光源部 13a ランプ 13b コリメータ 13c 絞り 14 受光部 14a レンズ 14b 受光素子 15 アンプ 16 コンパレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福原 敬司 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄いシート状の正極とセパレータと負極
    との積層物をスパイラル状に巻き込んで中心穴を有する
    円筒形に成形するとともに、正極または負極に接続した
    リードタブの先端部を前記円筒体の一端部における前記
    中心穴の位置に合せて配置してなる電極セット部品につ
    いて、検査ステージにおいて前記電極セット部品の中心
    穴に一端側から他端側へ向けて検査光束を照射するとと
    もに、前記中心穴を貫通してくる前記検査光束を光電変
    換手段で受光し、前記光電変換手段の出力により前記中
    心穴を貫通した前記検査光束の光量をレベル弁別し、前
    記リードタブ先端部の位置の良/不良を判定することを
    特徴とするスパイラル形電池の組立ラインにおける電極
    セット部品の検査方法。
  2. 【請求項2】 前記光電変換手段は設定範囲の全受光量
    に対応した出力を発生する受光素子であることを特徴と
    する請求項1に記載のスパイラル形電池の組立ラインに
    おける電極セット部品の検査方法。
  3. 【請求項3】 前記光電変換手段は前記電極セット部品
    端部の前記中心穴およびその周辺を撮像するイメージセ
    ンサからなり、そのイメージ出力から前記中心穴を貫通
    した前記検査光束の光量レベルを抽出することを特徴と
    する請求項1に記載のスパイラル形電池の組立ラインに
    おける電極セット部品の検査方法。
JP32182592A 1992-12-01 1992-12-01 スパイラル形電池の組立ラインにおける電極セット部品の検査方法 Pending JPH06176770A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018078111A (ja) * 2013-09-02 2018-05-17 エルジー・ケム・リミテッド 二次電池移送装置及び二次電池の装着不良検出方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018078111A (ja) * 2013-09-02 2018-05-17 エルジー・ケム・リミテッド 二次電池移送装置及び二次電池の装着不良検出方法
US10249902B2 (en) 2013-09-02 2019-04-02 Lg Chem, Ltd. Secondary battery transfer device and method for detecting receipt failure of secondary battery

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