JPH06176210A - 情報記録・再生装置 - Google Patents

情報記録・再生装置

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JPH06176210A
JPH06176210A JP4327755A JP32775592A JPH06176210A JP H06176210 A JPH06176210 A JP H06176210A JP 4327755 A JP4327755 A JP 4327755A JP 32775592 A JP32775592 A JP 32775592A JP H06176210 A JPH06176210 A JP H06176210A
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JP
Japan
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card
information carrier
information
data
interface device
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Pending
Application number
JP4327755A
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English (en)
Inventor
Toshio Tsuji
敏雄 辻
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP4327755A priority Critical patent/JPH06176210A/ja
Publication of JPH06176210A publication Critical patent/JPH06176210A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ICカードに対して個人のID、画像データ
等を高速で書込み、読出しを行う。 【構成】 ICカード1とデータ処理装置2との間での
通信は、シリアルデータ伝送ライン4と、ICカードO
N/OFF制御ライン5と、ICカード接続状態検出ラ
イン6と、ICカード受け入れ/排出制御ライン7と、
ICカード挿入状態検出ラインにより行う。これらのラ
インはそれぞれ独立に管理されているため、高速にデー
タのやりとりを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICカードに対して個
人のID、画像データ等を高速で書込み、読出しを行う
機能を備えた情報記録・再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の情報記録・再生装置は図
8に示すような構成であった。図8において、1はデー
タの記憶保持を行うICカード、2はICカード1に記
憶されているデータの処理を行うデータ処理装置、3は
ICカード1に対してデータの書込み・読出しを行うた
めのインターフェース装置である。この情報記録・再生
装置において、データ処理装置2はICカード1に対す
る命令だけでなく、ICカード1の受け入れ・排出動
作、ICカード1のON・OFF動作等のインターフェ
ース装置3に対する命令も、全てシリアルデータ伝送ラ
イン4を通してコマンドとして送信していた。例えば、
インターフェース装置3にICカード1の受け入れ動作
を行わせる場合、データ処理装置2はインターフェース
装置3に対しシリアルデータ伝送ライン4を通してIC
カード受け入れ動作コマンドを送信し、インターフェー
ス装置3はこのコマンドをシリアルデータ受信/制御処
理部24で受け取り、内部制御ライン25を通して、I
Cカード受け入れ/排出制御部13に対しICカード1
の受け入れ動作を行わせていた。図9は、従来の情報記
録・再生装置における一連の処理の流れを示したもので
ある。最初にデータ処理装置2はインターフェース3に
対し、予め決められた伝送プロトコル及び伝送速度でI
Cカード受け入れコマンド91及びICカードONコマ
ンド93の送信を行い、インターフェース装置3は、そ
れらのコマンドを受信し、その内容に従った動作を行っ
ていた。ICカード1がONした後は、データ処理装置
2はATR94で規定された伝送プロトコル及び伝送速
度でデータ書込み、データ読出し等のICカードに対す
るコマンドの送信を行い、ICカード1はそれらのコマ
ンドを受信し、それに応じた処理をしていた。この時、
インターフェース装置3はシリアルデータ受信/制御処
理部24で、それらのICカード1に対するコマンドを
読みとり、ICカード1に対するコマンドであることを
認識した後、直接そのコマンドをICカード1に送信し
ていた。最後にデータ処理装置2は、ICカード1のO
FF及び排出動作を行わせるため、ICカード1に対す
るコマンドと同様、ATRで規定された伝送プロトコル
及び伝送速度でICカードOFFコマンド99及びIC
カード排出コマンド111を送信し、インターフェース
装置3は、シリアルデータ受信/制御処理部24でこれ
らのコマンドを受信し、それに応じた処理をしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、インターフェース装置は予め決められた伝送プロ
トコル及び伝送速度で受信するだけではなく、そのIC
カードで規定された伝送プロトコル及び伝送速度でデー
タを受信する必要があるため、1台のインターフェース
装置で伝送プロトコル及び伝送速度の異なる複数種類の
ICカードに対応するためには、インターフェース装置
のシリアルデータ受信/制御処理部にかなりの負担がか
かるように設計しなければならなかった。特にインター
フェース装置のシリアルデータ受信/制御処理部が高速
でデータを受信することが出来ないことが多く、ICカ
ードに多量のデータを書き込んだり読み出したりする
時、伝送速度が遅いためかなりの時間がかかることがあ
った。例えばICカードに記憶された4〜5Kバイトの
顔画像データを従来のインターフェース装置で読み出す
場合、データ読出しを9600bpsで行うため、完全
にデータを読み出すのに約15秒かかっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この問題点を解決するた
めに本発明は、インターフェース装置内に、データ処理
装置とICカードとの間で直接データの伝送を行うシリ
アルデータ伝送部と、ICカードのON/OFFの制御
を行うICカードON/OFF制御部と、ICカードが
前記インターフェース装置に接続されているかどうかを
判断するICカード接続状態検出部を備え、データ処理
装置とインターファース装置の間に、前記シリアルデー
タ伝送部、ICカードON/OFF制御部、ICカード
接続状態検出部それぞれに対応してそれぞれ独立に通信
を行う複数本の伝送ラインで構成された通信網を設ける
ものである。
【0005】
【作用】この構成により、ICカードに対して命令を実
行する場合は、全てシリアルデータ伝送部につながれて
いる伝送ラインを通して行い、その他のICカードのO
N/OFF制御、ICカードの挿入/排出制御等のイン
ターフェース装置に対する命令に対しては、別の伝送ラ
インを通して行う。このときICカードに対する命令
は、全てデータ処理装置とICカードの間で直接行って
いる。これによりインターフェース装置はデータ処理装
置及びICカードから伝送されて来たデータの読み取り
を行うことなく、インターフェース装置及びICカード
に対する一連の命令を実行することができる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の情報記録・再生装置の一実
施例を示す構成図である。図1において、1はデータの
記憶保持を行うICカード、2はICカード1に記憶さ
れているデータの処理を行うデータ処理装置、3はIC
カード1に対してデータの書込み/読出しを行うための
インターフェース装置である。データ処理装置2とイン
ターフェース装置3は、ある伝送方式を用いた複数のラ
インで接続され、ICカードの受け入れ/排出の制御及
びICカードへ供給するクロック周波数の切り替え、I
CカードのON/OFFの制御、ICカードに対するシ
リアルデータの伝送、ICカードの端子接続状態の検
出、ICカードの挿入状態の検出を、それぞれ別々のラ
インで行っている。ラインドライバ/レシーバ部9、2
2は、データ処理装置2とインターフェース装置3の間
でデータ伝送を行うため、ある伝送方式(例えばRS2
32C、RS−485)に変換するためのものである。
ICカード1は、インターフェース装置3の挿入口23
から自動または手動で挿入され、ICカード受け入れ部
15に入ったあと、端子接続部16に電気的に接続され
る。ICカード挿入状態検出部14は、ICカード1が
挿入口23のところにあるかどうかを検出するためのも
ので、自動挿入でモーターを始動させる時とか、排出動
作を行った後ICカード1が挿入口23に残った状態に
なっているかどうかを調べる時に使用される。この検出
内容は、ICカード挿入状態検出ライン8を通してデー
タ処理装置2に通知される。ICカード接続状態検出部
12は、ICカード1の端子部17が端子接続部16に
接続されているかどうかを検出するためのもので、その
内容をICカードON/OFF制御部11、ICカード
接続状態検出部12及びICカード接続状態検出ライン
6を通してデータ処理装置2に通知する。ICカード受
け入れ/排出制御部13及びICカードON/OFF制
御部11は、ICカード1の受け入れ/排出及びICカ
ード1のON/OFFを行うところで、ICカードON
/OFF制御ライン5及びICカード受け入れ/排出制
御ライン7の指示に従った動作をする。シリアルデータ
伝送部10は、データ処理装置2とICカード1の間で
データ伝送を行うとき、全二重と半二重を置き換えてい
るだけである。これらの構成により、最初にICカード
1の受け入れ及びON動作を行う時、データ処理装置2
はICカード受け入れ/排出制御ライン7を受け入れ/
排出可能状態にし、ICカードON/OFF制御ライン
5をON要求状態にする。これによりICカード受け入
れ/排出制御部13は、ICカード挿入状態検出部14
の内容を確認し、ICカード1が挿入口23に来た時点
でICカード1の受け入れ動作を行う。手動でICカー
ド1の受け入れ動作を行うインターフェース装置3の場
合は、このような受け入れ動作は全て手動で行う。この
受け入れ動作が終了した時点で、ICカード1は端子接
続部16に接続される。このときICカード接続状態検
出部12は、ICカード1が接続状態にあることをIC
カードON/OFF制御部11に通知する。ICカード
ON/OFF制御部11は、これによりICカード1に
電源(Vcc)及びクロック(CLK)を供給し、リセ
ット端子(RST)をLowからHighにすることに
より、ICカード1は起動する。この時、ICカード1
は、シリアルデータ伝送ライン4を通して、アンサ・ト
ゥ・リセット(以下ATRと呼ぶ)をデータ処理装置2
に返す。この後は、このATRで規定された伝送プロト
コル及び伝送速度(ボーレート)でシリアルデータ伝送
ライン4を通して、データ処理装置2とICカード1の
間で直接、データの書込み/読出し等のICカード1に
対する一連の命令を実行する。この伝送において、IC
カード1に供給するクロック周波数の切り替えを行う必
要がある場合は、ICカード受け入れ/排出制御ライン
7を用いて行う(ICカード受け入れ/排出制御ライン
7は後述するクロック周波数切り替えラインと共通にし
ている)。最後にICカード1のOFF及び排出動作を
行う時、データ処理装置2は、ICカード受け入れ/排
出制御ライン7を受け入れ/排出可能状態に保ったま
ま、ICカードON/OFF制御ライン5をOFFの要
求状態にする。これによりICカードON/OFF制御
部11は、ICカード1に対する電源(Vcc)及びク
ロック(CLK)の供給を中止し、ICカード1をOF
F状態にする。その後、すぐにICカード受け入れ/排
出制御部13はICカード1の排出動作を行う。この
時、ICカード受け入れ/排出制御ライン7を受け入れ
/排出不可能状態にしたままICカードON/OFF制
御ライン5をOFFの要求状態にすると、ICカード1
は排出されないでOFFされた状態でICカード受け入
れ部15に残ったままになる。この状態でICカードO
N/OFF制御ライン5を再度ON要求状態にすれば、
ICカード1はICカード受け入れ部15に入ったまま
の状態でリセットされ、再起動する。図2は、伝送方式
としてRS−485を用いた手動式のインターフェース
装置の詳細図を示したものである。ラインドライバ/レ
シーバ部9にはRS−485専用のIC(テキサスイン
スツルメンツ製SN75174・SN75175)が使
用されており、インターフェース装置3の内部で表1に
示す信号値に置き変わる。
【0007】
【表1】
【0008】ICカード受け入れ部15には、ICカー
ド挿入状態検出スイッチ24とICカード接続状態検出
スイッチ25があり、ICカードが挿入状態または接続
状態にあるときはそれぞれのスイッチはONの状態にな
る。ICカードが接続状態にあり、かつICカードON
/OFF制御ライン5がONの要求状態にある時、NO
R回路26の出力はHighになり、二つのトランジス
タ27、28はONになる。これにより電源端子(Vc
c)に5Vの電源が供給され、クロック端子(CLK)
にはクロック発振回路29によりクロックが供給され
る。この後、約20秒程遅れてリセット端子(RST)
がLowからHighになる。これは抵抗24とコンデ
ンサー25から構成された積分回路と電圧検出回路32
(ミツミ電機製PST520D)により行われる。これ
らの一連の動作によりICカードはON状態になる。こ
の後は、シリアルデータ伝送部10を通して、ICカー
ドに対してデータの送受信を行う。ここで送信データの
全二重と半二重を置き換えるため、ダイオード43が使
われている。ICカードをOFFにするためには、IC
カードON/OFF制御ライン5をOFFの要求状態に
する。これによりNOR回路26の出力はLowにな
り、2つのトランジスタ27、28もOFFになる。こ
れによりICカードに接続される全ての端子はLowに
なり、ICカードはOFFされる。ICカードの受け入
れは手動で行い、排出はICカード受け入れ/排出制御
部13により行われる。ここでRSラッチ回路33(松
下製MN4043B)の真理値を表2に示す。
【0009】
【表2】
【0010】ICカード受け入れ/排出制御ライン7が
受け入れ/排出可能状態にあり、かつICカードが接続
状態にある時に、ICカードON/OFF制御ライン5
をONからOFFの要求状態にする。これによりNOR
回路34の入力は全てLowになり、出力はHighに
なる。この後、抵抗35とコンデンサー36から構成さ
れた積分回路と電圧検出回路37(セイコーエプソン製
S−8052ALR)により数十秒遅れて、トランジス
ター38がONになり、リレー回路39もONになる。
これによりソレノイド40に5Vの電圧がかかり、IC
カード1が挿入時に引っかけられていた箇所41がはず
れ、バネ42によりICカードが排出される。ここでI
CカードON/OFF制御ライン5をOFF要求状態に
してから数十秒後にICカードの排出動作を行ったの
は、ICカードに接続されている全ての端子を完全にL
owしてから排出するためである。ICカード受け入れ
/排出制御ライン7を受け入れ/排出不可能状態にした
まま、上記一連のICカードのOFF及び排出動作を行
おうとすると、ICカードのOFFは同じように行われ
るが、NAND回路34の入力の1つであるICカード
受け入れ/排出制御ラインがHighの状態であるた
め、ICカードの排出動作は行われないでICカード受
け入れ部15に残ったままになる。この後、再度ICカ
ードON/OFF制御ライン5をONの要求状態にする
と、ICカードはリセットされ再起動する。
【0011】図3は、ICカード1に供給するクロック
周波数の切り替えを行うクロック発振回路29の詳細図
である。図4は、このクロック発振器の各部の波形を示
したものである。クロック周波数の切り替えに関して
は、ISO規格7816ー3の4.2.5で規定されて
おり、いかなるクロックパルス幅も、切り替え前か切り
替え後のどちらか短い周期の45%以下にならないよう
にしなければならない。
【0012】図3において、互いに同期の取れていな
い、周波数の異なる第1の水晶発振器48と第2の水晶
発振器49の切り替えの制御は、クロック周波数切り替
えライン7により行われる。二つの水晶発振器が発振し
ている状態で、クロック周波数切り替えライン7をLo
wの状態にしていると、全てのDタイプフリップフロッ
プ50、51、57、59の正の出力はLow状態にな
り、AND回路53及びOR回路55を通して、第1の
水晶発振器48のクロックがICカードのクロック端子
に出力される(状態1)。この状態からクロック周波数
切り替えライン7をHighにすると、OR回路56の
出力はHighになり、その直後の第1の水晶発振器4
8のクロックの立ち上がりで、Dタイプフリップフロッ
プ57の出力はLowからHighになる(状態2)。
この時Exclusive−OR回路54の出力もHi
ghになる。この後、クロックの立ち下がりでDタイプ
フリップフロップ50の負の出力はLowになり、これ
までAND回路53を通して供給されていた第1の水晶
発振器48のクロックの供給は停止する(状態3)。こ
の時のAND回路58の出力はHigh状態になってい
る。次に第2の水晶発振器49のクロックの立ち上がり
で、Dタイプフリップフロップ59の出力はLowから
Highになり、それと同時にExclusiveーO
R回路54の出力はHighからLowになる(状態
4)。この後、第2の水晶発振器49のクロックの立ち
下がりでDタイプフリップフロップ51の出力はHig
hになり、AND回路52及びOR回路55を通して、
第2の水晶発振器49のクロックがICカードのクロッ
ク端子に出力される(状態5)。クロック周波数切り替
えライン7がHighからLowになった時も、同じよ
うに第2の水晶発振器49から第1の水晶発振器48の
クロックに切り替えられる。以上のように、ICカード
へ供給するクロックは、切り替えのところで少なくとも
第1のクロックの立ち上がりから立ち下がりまでの半周
期はHighの状態が保たれ(状態2〜3)、第2のク
ロックの立ち上がりから次の立ち上がりまでLowの状
態(状態4〜5)が保たれるため、切り替えの前後でク
ロックパルス幅が45%以下になることはない。図5
は、ICカード1の自動受け入れ/排出動作を行うイン
ターフェース装置3のICカード受け入れ/排出制御部
13及びICカード受け入れ部15の詳細図を示したも
のである。ICカード受け入れ部15には、ICカード
挿入状態検出スイッチ24、ICカード接続状態検出ス
イッチ25及びICカード位置検出スイッチ44が設け
られている。ICカード1がこれらのスイッチのところ
に来たとき、そのスイッチはONになり、その出力はH
ighからLowになる。ICカード受け入れ/排出制
御部13の制御回路は、これらの3つのスイッチとIC
カードON/OFF制御ライン5とICカード受け入れ
/排出制御ライン7の状態をもとにICカード1の受け
入れ動作及び排出動作の制御を行っている。モーター4
6はこれらの制御のもとで正方向/逆方向に回転し、ロ
ーラー45によりICカード1の受け入れ/排出動作を
行う。ICカード受け入れ/排出制御部13内の各制御
回路は表3に示す動作を行う。
【0013】
【表3】
【0014】初めにICカード1の受け入れ動作を行う
時は、ICカード受け入れ/排出制御ライン5を受け入
れ/排出可能状態(Low)にし、ICカードON/O
FF制御ライン7をON要求状態(Low)にする。こ
の状態でICカード1が挿入口23のところに来た時
(状態2)、モーターは正方向に回転し、ICカード1
をICカード受け入れ部15に引き込む。正常な形状の
カードが引き込まれた場合は、状態4を経て状態7にな
り、ICカード1の受け入れ動作を完了する。この状態
7のところに来たとき、モーター駆動回路47には正方
向、逆方向ともHighの電圧がかかり、それまで回転
していたモーター46が一時Lock状態になり急激に
停止する。この後、少し遅れて正方向及び逆方向ともL
owになり、モーター46が停止した状態でフリーにな
る。ICカード1の排出動作を行う時は、ICカード受
け入れ/排出制御ライン5を受け入れ/排出可能状態
(Low)にし、ICカードON/OFF制御ライン7
をOFF要求状態(High)にする。これによりモー
ター46は逆方向に回転し、状態15から状態12を経
て状態10になる。この状態10のところで正方向、逆
方向ともLowになり、モーター46の回転はフリーに
なる。この時、ICカード1は挿入口23に残った状態
になっているが、ローラー45が自由に回転するため簡
単に取り出せる。図6は、本情報記録・再生装置を動作
させるためのデータ処理装置2の動作のフローチャート
を示したものである。この時、インターフェース装置3
はICカード1に対し2種類の周波数の発振が可能であ
り、クロック周波数切り替えライン7がLowのとき
は、3.579545MHzの周波数の発振を行い、H
ighの状態の時は4.9152MHzの周波数の発振
を行うこととする。初めにデータ処理装置2はICカー
ド受け入れ/排出制御ライン7を受け入れ/排出可能状
態(Low)にし(ステップ601)、ICカードON
/OFF制御ライン5をON要求状態(Low)にする
(ステップ602)。もしICカード1が受け入れられ
ていない状態であれば、インターフェース装置3は、手
動または自動で受け入れ動作を行う。ここでデータ処理
装置2はICカード接続状態検出ライン6を確認し(ス
テップ603)、ある時間以内にICカード1が受け入
れられなかった場合は、ICカードON/OFF制御ラ
イン5をOFF要求状態(High)に戻し、ICカー
ド1の受け入れ動作を中止する(ステップ605、60
6)。ある時間以内にICカード1が受け入れられた場
合は、インターフェース装置3はICカード1をON状
態にする。この時、インターフェース装置3はICカー
ド1に対し3.579545MHzのクロックを供給す
る。(ステップ607)データ処理装置2は、この時点
でICカード1から9600bpsでATRが返って来
るかどうかをシリアルデータ伝送ライン4を通して確認
する。(ステップ608)ある時間以内にATRが返っ
て来ない場合は、異常カードであるとみなし、ICカー
ド1のOFF及び排出処理に移る。(ステップ612)
ATRが正常に返ってきた場合は、データ処理装置2
は、このATRで決められた伝送プロトコル及び伝送速
度でICカード1に対しシリアルデータ伝送ライン4を
通してデータの書き込み、読みだしを行う。(ステップ
611)ただしICカード1に供給するクロック周波数
を4.9152MHzにする必要がある場合は、ATR
を受信した時点で、クロック周波数切り替えライン7を
Highの状態にしてから、データの書き込み、読みだ
しを行う(ステップ609、610)。ICカード1に
対する全ての処理を終了した後、最後にICカード1の
OFF処理を行う。ここでICカード1の排出動作を同
時に行う場合は、ICカード受け入れ/排出制御ライン
7を受け入れ/排出可能状態(Low)にしてから、I
CカードON/OFF制御ライン5をOFF要求(Hi
gh)にする(ステップ612)。またICカード1を
排出しないでOFFのみを行う場合は、データ処理装置
2はICカード受け入れ/排出制御ライン7を受け入れ
/排出不可能状態(High)にした状態でICカード
ON/OFF制御ライン5をOFF要求状態(Hig
h)にする(ステップ613)。この後、ICカード1
がインターフェース装置3に入った状態で再度ICカー
ド1をONする場合は、一旦クロック周波数切り替えラ
イン7をLowの状態にしてからICカードON/OF
F制御ライン5をON要求状態(Low)にすると、I
Cカードに3.579545MHzの周波数を供給した
状態でICカードをONすることができる。以上の方法
でインターフェース装置はICカード1に対して一連の
動作を全て行ったことになる。図7は、本情報記録・再
生装置を応用した顔画像データによる個人認証システム
である。ICカード1には、データ量の多い顔画像デー
タ(約4Kバイト)と比較的データ量の少ないカード所
持者のIDナンバー、取引データ等が書き込まれる。デ
ータ処理装置2は、カード所持者の顔画像データを取り
込むビデオカメラ70と、取り込まれた顔画像データを
圧縮/伸張するデータ処理部と、圧縮された顔画像デー
タを送信したり受信したりする伝送制御部と、ICカー
ド1から送信されてきた顔画像データを伸張した後、そ
の顔画像を表示するディスプレイ71から構成されてい
る。インターフェース装置3とデータ処理装置2との間
の通信網は、高速伝送(153600bps)を行うた
めRS−485が用いられている。最初にカード発行を
行う場合、カード所持者の顔画像データをビデオカメラ
70で取り込み、データ処理装置2でデータ圧縮した
後、インターフェース装置3を通してICカード1に書
き込む。このICカード1をカード所持者に持たせ、あ
る目的でICカード1を使用する場合、そのICカード
1がカード所持者のものかどうかを確認するため、本情
報記録・再生装置を用い、ICカード1に記憶された顔
画像データを153600bpsで読み取り、その顔画
像データを伸張した後、ディスプレイ71に表示する。
この時、カード所持者とそのディスプレイ71に表示さ
れた顔画像データを別の認証者が比較し、そのICカー
ドがカード所持者のものであるかどうかを確認する。そ
れがカード所持者のものであれば、そのICカード1を
利用することが可能になる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、比較的簡
単なハードウェア構成のインターフェース装置を用い
て、153600bpsの高速データ伝送を行うことが
でき、顔画像データのような比較的データ容量の多いも
のも1秒以内に読みとるため、カード所持者の認証もす
ばやく行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における情報記録・再生装置の
構成図
【図2】本発明の実施例におけるRS−485を用いた
手動式のインターフェース装置の詳細図
【図3】本発明の実施例におけるインターフェース装置
のクロック発振器の詳細図
【図4】本発明の実施例におけるインターフェース装置
のクロック発振器の波形図
【図5】本発明の実施例における自動受け入れ/排出動
作を行うインターフェース装置のICカード受け入れ/
排出制御部及びICカード受け入れ部の詳細図
【図6】本発明の実施例におけるデータ処理装置のフロ
ーチャート
【図7】本発明の実施例における情報記録・再生装置を
応用した顔画像データによる個人認証システム
【図8】従来例における情報記録・再生装置の構成図
【図9】従来例における情報記録・再生装置の処理のフ
ローチャート
【符号の説明】
1 ICカード 2 データ処理装置 3 インターフェース装置 4 シリアルデータ伝送ライン 5 ICカードON/OFF制御ライン 6 ICカード接続状態検出ライン 7 ICカード受け入れ/排出制御ライン(クロック周
波数切り換えライン) 8 ICカード挿入状態検出ライン 9 ラインドライバ/レシーバ部 10 シリアルデータ伝送部 11 ICカードON/OFF制御部 12 ICカード接続状態検出部 13 ICカード受け入れ/排出制御部 14 ICカード挿入状態検出部 15 ICカード受け入れ部 16 端子接続部 17 端子部 18 制御処理部 19 データ記憶部 20 データ処理部 21 伝送制御部 22 ラインドライバ/レシーバ部 23 挿入口 24 シリアルデータ伝送部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリとCPUを備え、個人のIDデー
    タ、画像データ等の情報を記録する情報担体と、前記情
    報担体と電気的接続をとるインターフェース装置と、通
    信網により前記インターフェース装置と接続されるデー
    タ処理装置とを備え、前記インターフェース装置は、前
    記情報担体に記録・再生する情報を伝送するシリアルデ
    ータ伝送部と、前記情報担体の活性化/非活性化を制御
    する情報担体活性化制御部と、前記情報担体が前記イン
    ターフェース装置に接続されているかどうかを判断する
    情報担体接続状態検出部とを備え、前記通信網は、前記
    シリアルデータ伝送部、前記情報担体活性化制御部、前
    記情報担体接続状態検出部それぞれに対応してそれぞれ
    独立に前記データ処理装置と通信を行うことを特徴とす
    る情報記録・再生装置。
  2. 【請求項2】インターフェース装置は、さらに情報担体
    の受け入れ、排出を制御する情報担体受け入れ/排出制
    御部を備え、通信網は前記情報担体受け入れ/排出制御
    部に対しても独立してデータ処理装置と通信を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の情報記録・再生装置。
  3. 【請求項3】インターフェース装置は、さらに情報担体
    が前記インターフェースの挿入口にあるかどうかを検出
    する情報担体挿入状態検出部を備え、通信網は前記情報
    担体挿入状態検出部に対しても独立してデータ処理装置
    と通信を行うことを特徴とする請求項1記載の情報記録
    ・再生装置。
  4. 【請求項4】インターフェース装置は、情報担体に対し
    2つの異なる周波数のクロックを供給するクロック発振
    器を備え、通信網は前記クロック発振器に対して独立し
    てデータ処理装置と通信を行い、クロック周波数の切り
    替えを行うことを特徴とする請求項1記載の情報記録・
    再生装置。
  5. 【請求項5】インターフェース装置とデータ処理装置を
    一体に組み込み、情報担体の受け入れ、活性化、情報の
    記録・再生、非活性化、排出を行うことを特徴とする請
    求項1から4のいずれかに記載の情報記録・再生装置。
  6. 【請求項6】情報担体に個人を特定するデータを記憶
    し、この情報を読出し再生することにより個人の認証を
    行うことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載
    の情報記録・再生装置。
  7. 【請求項7】データ処理装置において、データの圧縮・
    伸張を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれか
    に記載の情報記録・再生装置。
  8. 【請求項8】情報担体とデータ処理装置との間の通信速
    度およびプロトコルを、前記情報担体あるいは前記デー
    タ処理装置の通信能力により決定することを特徴とする
    請求項1から7のいずれかに記載の情報記録・再生装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0869510A (ja) * 1994-07-28 1996-03-12 Sgs Thomson Microelectron Sa メモリカードまたはチップカードの読み取り機システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0869510A (ja) * 1994-07-28 1996-03-12 Sgs Thomson Microelectron Sa メモリカードまたはチップカードの読み取り機システム

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