JPH06174575A - 静電容量式圧力検出装置 - Google Patents

静電容量式圧力検出装置

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JPH06174575A
JPH06174575A JP35163192A JP35163192A JPH06174575A JP H06174575 A JPH06174575 A JP H06174575A JP 35163192 A JP35163192 A JP 35163192A JP 35163192 A JP35163192 A JP 35163192A JP H06174575 A JPH06174575 A JP H06174575A
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JP
Japan
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pressure
housing
diaphragm
pressure sensor
metal plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP35163192A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kondo
武史 近藤
Haruo Yasuda
治夫 安田
Osamu Yamaguchi
修 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pacific Industrial Co Ltd
Original Assignee
Pacific Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、圧力検出器1を収納するハウジン
グ3に自在にたわむ薄膜状の金属板16を気密的に接合
し、該金属板16金属板16を介してダイアフラ6によ
り圧力を検出することにより、圧力流体の密閉性の向上
を確保できるようにした静電容量式圧力検出装置の提供
を目的とするものである。 【構成】 本発明の静電容量式圧力検出装置は、ハウジ
ング3に設けた圧力導入口4より内部の圧力導入室5に
圧力を導入し、内部に取り付けた圧力検出器1および電
子回路2により圧力を検出する静電容量式圧力検出装置
において、前記ハウジング3に自在にたわむ薄膜状の金
属板16を気密的に接合すると共に、該金属板16の上
面にダイアフラム6が当接状態になるように圧力検出器
1を固定し、圧力導入室5の圧力により前記金属板16
を介して圧力検出器1のダイアフラム6を変位させ、圧
力に応じた静電容量を出力するように構成したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力によるダイアフラ
ムの変位を静電容量の変化として検出する静電容量式圧
力検出装置に係り、特に圧力流体の密閉性の向上を簡単
な構造で確保できるようにした静電容量式圧力検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の静電容量式圧力検出装置
は、図3に示すように、圧力に応じた静電容量を出力す
る圧力検出器1と、圧力検出器1の静電容量の出力を電
圧信号に変換し外部に出力する電子回路2と、これらを
収納するハウジング3により構成される。
【0003】この装置をさらに詳細に説明すると、ハウ
ジング3の下端には圧力導入口4が開けられハウジング
3内に外部から圧力が導入できる構造になっており、圧
力導入口4の上には下部にダイヤフラム6を備えた圧力
検出器1が設置され、該圧力検出器1と圧力導入口4間
の空隙に圧力導入室5が形成されている。また、圧力検
出器1はゴム製のOリング7を挟んでハウジング3に密
閉固定され、圧力導入室5からハウジング3内への圧力
流体が漏れないようになっている。そして、前記圧力検
出器1から出力される静電容量は、接続ピン15を通し
てハウジング3内の電子回路2に入力され、電圧信号に
変換されハウジング3上部に設けたコネクタ9により外
部に出力する構造である。
【0004】なお、前記の圧力検出器1は、図4と図5
に示すように、アルミナセラミック材からなる円筒状の
ダイアフラム6と、ダイアフラム6より厚いセラミック
材からなる円筒状の支持部材10の外周部を、電極間の
微小間隔が保たれるようにして低融点ガラス11にて接
合し一体化した構造であり、互いに向かい合ったそれぞ
れの表面に印刷により形成された、電極12−電極14
および電極13−電極14間に静電容量のコンデンサを
形成し、接続ピン15で外部に接続できるようにしたも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、従来
の静電容量式圧力検出装置では、圧力流体を圧力検出器
1の受圧面であるダイアフラム6に直接接触させる方法
を取っており、ハウジング3と圧力検出器1間の圧力流
体の漏れ防止をはかるために、圧力検出器1とハウジン
グ3との間にゴム製のOリング7を使用していた。しか
し、この方法では高圧時の密閉性が悪く、わずかながら
圧力流体の漏れが発生した。従って、圧力流体としてフ
ロン系の冷媒を使用するようなルームエアコンなどの用
途に採用した場合、使用中に冷媒抜けが発生し、このよ
うな用途には使用できなかった。また、Oリング7は物
性的に使用できる圧力流体の種類が限定される欠点があ
った。
【0006】さらに、圧力検出器1の受圧面には大きな
力をうけるため、該圧力検出器1はハウジング3に十分
な強度をもって締め付ける必要があるが、締め付け強度
を優先するとOリング7に多大なダメージを与え、締め
付け力が弱いと漏れや取り付け強度不足をまねくため
に、従来の圧力検出装置の組立には細心の注意が必要
で、大量生産に向かなかった。
【0007】また、Oリング7を使用しない方法とし
て、セラミックからなる圧力検出器1をハウジング3に
直接ロー付けし、密閉性を確保する方法も考えられる。
しかし、セラミックとハウジング3を構成するステンレ
ス材や鉄系の金属との直接接合は熱膨張率の差により技
術上困難で、図6で示すようにセラミックとこれら金属
の間に高価なコバール材からなるリング18を介在さ
せ、例えば図6のA点、B点でロー付けする必要があ
る。この時のロー付け熱は約1000℃程度が必要で、
この温度はダイアフラム6と支持部材10を接合してい
る低融点ガラス11の溶融温度である約500℃より高
く、ロー付けにより低融点ガラス11が溶けたり、セラ
ミック上に形成した電極が剥離したりする欠点があり、
この方法は実際上使用できないと言えた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧力検出器1
を収納するハウジング3に自在にたわむ薄膜状の金属板
16を気密的に接合し、該金属板16を介してダイアフ
ラ6により圧力を検出することにより、圧力流体の密閉
性の向上を確保できるようにした静電容量式圧力検出装
置の提供を目的とするものである。
【0009】すなわち、本発明の静電容量式圧力検出装
置は、ハウジング3に設けた圧力導入口4より内部の圧
力導入室5に圧力を導入し、内部に取り付けた圧力検出
器1および電子回路2により圧力を検出する静電容量式
圧力検出装置において、前記ハウジング3に自在にたわ
む薄膜状の金属板16を気密的に接合すると共に、該金
属板16の上面にダイアフラム6が当接状態になるよう
に圧力検出器1を固定し、圧力導入室5の圧力により前
記金属板16を介して圧力検出器1のダイアフラム6を
変位させ、圧力に応じた静電容量を出力するように構成
したことを特徴とするものである。
【0010】
【実施例】本発明の実施例について図を基に説明する。
1図は本発明の実施内容を示す断面図であり、3は、内
部に圧力を導入しても変形やたわみを生じないように十
分な強度をもたせた厚板金属製のハウジングで、当該ハ
ウジング3の下端には圧力導入口4が開けられている。
また、ハウジング3内部の圧力導入口4の上側には、た
わみ自在な薄膜状の金属板16がハウジングの肩部に全
周溶接などの手段により張り付けられ、ハウジング3側
壁と金属板16により圧力導入口4を除いて密閉状態の
圧力導入室5が形成されている。圧力検出器1は、ダイ
アフラム6面が前記金属板16と当接するように置か
れ、圧力検出器1の上面をハウジング3の側面より加締
めることでハウジング3に固定されている。
【0011】この圧力検出器1の出力は、圧力検出器1
の上あるいは横に設置した電子回路2に接続ピン15と
リード線8を介して接続され、圧力に応じて出力される
静電容量を電圧信号に変換し、装置全体を保護するため
の樹脂あるいは金属からなるケース17に設けたコネク
タ9を介して外部に出力される。なお、圧力検出器1の
構造は従来と同じであり、説明は省略する。
【0012】
【作用】つぎに本発明の静電容量式圧力検出装置の作用
について説明する。圧力導入口4から圧力導入室5内に
導かれる圧力流体は図2で示すように金属板16を介
し、金属板16に当接した圧力検出器1のダイアフラム
6をたわませ変位させる。なお、前記の金属板16は薄
膜状の板を使用しており、ダイアフラム6に比較してた
わみ易くダイアフラム6に圧力をそのまま伝達すること
ができる。ダイアフラム6が変位すると、ダイアフラム
6の中央部表面に印刷した電極12と、ダイアフラム6
と向かい合った支持部材10表面の電極14との間隔が
狭くなり、圧力に比例した静電容量Cpが出力される。
一方、電極12の周囲に設けた電極13と支持部材10
の電極14間は圧力変位が少なく、圧力に対してはほぼ
一定で、基準となる静電容量Crが出力される。これら
の静電容量Cp、Crは電極12、13、14に接続さ
れた接続ピン15とリード線8を通して電子回路部2に
入力され、圧力に比例した電圧に変換されコネクタ9か
ら外部に出力される。
【0013】このように、本構造では圧力導入室5の上
部は金属板16が設置され、周囲が溶接などの手段で密
閉されており、圧力流体が外部に漏れることはない。ま
た本実施例では圧力検出器1としてセラミックの場合に
ついて説明したが、硝子やシリコン系で構成することも
でき、本発明の構造によれば、圧力検出器1の材質を選
ばない特長がある。またダイアフラム6の強度が不足す
る場合で金属板16を適度の厚さにすることにより、金
属板16でダイアフラム6の強度を補強することができ
る。なお電子回路2は本実施例に限らず、所望する本体
の形状に応じて適宜な位置や形態で構成できるのはゆう
までもない。
【0014】
【発明の効果】このように本発明の静電容量式圧力検出
装置は、圧力検出器1を収納するハウジング3に自在に
たわむ薄膜状の金属板16を気密的に接合し、該金属板
16を介してダイアフラ6により圧力を検出し、圧力信
号を出力するものである。したがって、圧力流体の漏れ
が完全に防止でき、漏れのために従来使用できなかった
ルームエアコンなどの多くの用途に使用できる。また、
圧力流体の密閉にゴムなど有機物質を使用しないために
長期の耐久性を確保することができ、ハウジング3と金
属板16の耐食性だけを配慮することであらゆる物質の
圧力流体に対応できる。また、構造も簡単で、設計の自
由度も大きくでき、安価に大量生産が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る静電容量式圧力検出装置の断面
【図2】 本発明に係る静電容量式圧力検出装置のダイ
アフラム部の断面図
【図3】 従来の静電容量式圧力検出器の断面図
【図4】 本発明および従来の静電容量式圧力検出器の
構造を示す斜視図
【図5】 本発明および従来の静電容量式圧力検出器を
示す斜視図
【図6】 従来の静電容量式圧力検出器の他の実施例を
示す断面図
【符号の説明】
1 圧力検出器 2 電子回路 3 ハウジン
グ 4 圧力導入口 5 圧力導入室 6 ダイアフ
ラム 8 リード線 9 コネクタ 16 金属板
17 ケース。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング3に設けた圧力導入口4より
    内部の圧力導入室5に圧力を導入し、内部に取り付けた
    圧力検出器1および電子回路2により圧力を検出する静
    電容量式圧力検出装置において、前記ハウジング3に自
    在にたわむ薄膜状の金属板16を気密的に接合すると共
    に、該金属板16の上面にダイアフラム6が当接状態に
    なるように圧力検出器1を固定し、圧力導入室5の圧力
    により前記金属板16を介して圧力検出器1のダイアフ
    ラム6を変位させ、圧力に応じた静電容量を出力するよ
    うに構成したことを特徴とする静電容量式圧力検出装
    置。
JP35163192A 1992-12-07 1992-12-07 静電容量式圧力検出装置 Pending JPH06174575A (ja)

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JPH06174575A true JPH06174575A (ja) 1994-06-24

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