JPH06174106A - 無給油式圧縮機の軸封装置 - Google Patents

無給油式圧縮機の軸封装置

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JPH06174106A
JPH06174106A JP33150492A JP33150492A JPH06174106A JP H06174106 A JPH06174106 A JP H06174106A JP 33150492 A JP33150492 A JP 33150492A JP 33150492 A JP33150492 A JP 33150492A JP H06174106 A JPH06174106 A JP H06174106A
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JP
Japan
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seal
rotor
gas
pressure
flow path
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JP33150492A
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Hideaki Togo
秀明 東後
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータの熱膨張により、非接触式シールのシ
ール部の隙間が小さくなるのを防止し、シール性能を安
定させ、かつ安定した運転を可能にした無給油式圧縮機
の軸封装置を提供する。 【構成】 スクリュロータ3のロータ軸14の周囲を取
り囲むとともに、ロータ室7と軸受4との間に位置する
固定環10と回転環11とからなる非接触式シール6を
備えるとともに、圧力調節弁21を設けたシールガス供
給流路用の第1流路23から、固定環10および回転環
11の互いに対向するシール面8,9の間にシールガス
の供給を受ける無給油式圧縮機の軸封装置において、吐
出流路31の温度を検出して、検出温度がシール面8,
9の間の間隔の異常狭小に結び付く値を示す場合には、
圧力調節21弁に対して、圧力を増大させる信号を出力
する温度調節計32を設けて形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮ガスが、例えば毒
性がある等、有害である場合に好適な非接触式シールを
用いた無給油式圧縮機の軸封装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、無給油式圧縮機の軸封装置とし
て、ガス圧縮用ロータの軸の周囲を取り囲むとともに、
ロータ室と軸受箱との間に位置する固定環と回転環とか
らなる非接触式シールを備え、この固定環と回転環の互
いに対向するシール面の間にシールガス(例:N等の
不活性ガス)の供給を受けるようにした非接触式シール
を用いた軸封装置が公知である(特開平4−11299
1号公報)。この種の軸封装置は、固定環と回転環の各
シール面間の隙間を小さくして、シールガスの消費量を
少なくすることができ、またメカニカルシールのように
潤滑油を使用しないために圧縮ガスへの油の混入はな
く、無給油式圧縮機の特性を損なわない等の優れた特性
を有している。
【0003】一方、この非接触式シールを用いた軸封装
置の場合、シールガス流路が小さいため、詰まりが生じ
易く、また接触摩擦によりシール面を破損してガス漏れ
を起こし易いという面も備えている。これを防止するた
めに、シールガスの供給流路から上記固定環,回転環と
の間の隙間を通って、シールガス排出流路へと続く流路
の上記供給流路と排出流路との間の差圧を一定の範囲内
に保つようにするとともに、差圧がこの範囲から外れた
場合には、上記排出流路からシールガスを供給するよう
にした装置が発明されている(特願平3−104166
号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特願平3−104
166号に記載の発明の場合、シールガスの供給流路と
排出流路との間の差圧を一定範囲内に保つようにしてあ
る。ところが、圧縮機の場合、圧縮により吐出側のガス
温度が上昇するため、ロータの温度も上昇する。この結
果、ロータが熱膨張するが、ロータの軸方向の動きは、
スラスト軸受により制限されているので、吐出側にスラ
スト軸受がある場合、吸込側に向かってロータは熱膨張
することになる。この際、固定環と回転環との間の微小
な隙間(μmオーダ)にてシール作用を生じている非接
触式シールの、この隙間の大きさがロータの熱膨張によ
り変化する。このため、上記隙間が小さくなり過ぎ、シ
ールガス流量が減少する等によりシール性能が不安定に
なったり、焼付き等の問題が生じることが考えられる。
このことは、図7〜9によっても裏付けられる。
【0005】図7〜9は、無給油式スクリュ圧縮機の場
合のシールガスの状態変化を示している。このうち、図
7は、運転状態が、吸込圧力−102mmAq,吐出圧
力0.5kg/cmG,吸込温度20°C,吐出温度
76°Cの場合における、シールガスの供給圧力(kg
/cm)とシールガス流量(NM/h)との関係を
示し、計画値に比べて実際のシールガス流量はかなり小
さくなっており、特に三角印でプロットした吸込側の軸
封装置において著しく、これと同様の現象は、図8,9
においても現れている。
【0006】また、図8は、圧縮機の吐出圧力(kg/
cmG)とシールガス供給圧力(kg/cmG),
シールガス流量(Nm/h)との関係を示し、シール
ガス供給圧力を略一定に保った場合、吐出圧力の増大と
ともに、特に吸込側の軸封装置におけるシールガス流量
の低下が著しい。図9は、圧縮機の吐出温度(°C)と
シールガス供給圧力(kg/cmG),シールガス流
量(Nm/h)との関係を示し、シールガス供給圧力
を略一定に保った場合、吐出温度の上昇とともに、特に
吸込側の軸封装置におけるシールガス流量の低下が著し
い。本発明は、上記従来の問題点を課題としてなされた
もので、ロータの熱膨張によるシール部の隙間の縮小を
防止し、シール性能を安定させ、かつ安定した運転を可
能とした無給油式圧縮機の非接触式軸封装置を提供しよ
うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1発明は、ガス圧縮用ロータの軸の周囲を取り囲
むとともに、ロータ室と軸受部との間に位置する固定環
と回転環とからなる非接触式シールを備えるとともに、
圧力調節弁を設けたシールガス供給流路から、上記固定
環および回転環の互いに対向するシール面の間にシール
ガスの供給を受ける無給油式圧縮機の軸封装置におい
て、上記固定環と回転環との間の間隔の大きさ、或はこ
の間隔の変化に結び付く変化を呈する状態量の内の少な
くともいずれかを検出し、検出値が上記間隔の異常狭小
に結び付く値を示す場合には、上記圧力調節弁に対し
て、圧力を増大させる信号を出力する手段を設けて形成
した。
【0008】また、第2発明は、ガス圧縮用ロータの軸
の周囲を取り囲むとともに、ロータ室と軸受部との間に
位置する固定環と回転環とからなる非接触式シールを備
えるとともに、流量調節弁を設けたシールガス供給流路
から、上記固定環および回転環の互いに対向するシール
面の間にシールガスの供給を受ける無給油式圧縮機の軸
封装置において、圧力調節弁を設けた加圧流体流路から
の加圧流路の作用により、上記ロータ軸に対する吸込側
から吐出側に向かう方向のスラスト力を発生させるバラ
ンスピストンと、上記固定環と回転環との間の間隔の大
きさ、或はこの間隔の変化に結び付く変化を呈する状態
量の内の少なくともいずれかを検出し、検出値が上記間
隔の異常狭小に結び付く値を示す場合には、少なくとも
圧力調節弁に対して、圧力を増大させる信号を出力する
手段を設けて形成した。
【0009】
【作用】上記発明のように構成することにより、ロータ
の熱膨張により、非接触式シール、特に吸込側の非接触
式シールの固定環に対して回転環が異常接近する可能性
が生じた場合には、固定環と回転環とを離すように作用
する力の大きさが増大するようになる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。図1,図2は、第1発明の第1実施例に係る
軸封装置1を適用した無給油式スクリュ圧縮機を示し、
ケーシング2内に互いに噛み合う雌雄一対のスクリュロ
ータ3が軸受4により回転可能に支持してある。また、
スクリュロータ3と軸受4との間にはカーボンリング等
によるシール5と軸封装置1の一部をなす非接触式シー
ル6とが設けてあり、スクリュロータ3を収納したロー
タ室7からの圧縮ガスの機外への漏洩を防ぐように形成
してある。
【0011】非接触式シール6は、微小間隔(μmオー
ダ)を介して互いに対向するシール面8,9を有する固
定環10と回転環11とからなり、固定環10をロータ
軸長手方向に摺動可能に、かつばね12により回転環1
1のシール面8に向けて付勢した状態で、中間部材13
を介してケーシング2に支持させる一方、回転環11を
ロータ軸14と一体回転可能に設けてある。また、ケー
シング2および中間部材13に固定環10側のシールガ
ス流通孔である第1ガス孔15と、ケーシング2に回転
環11側のシールガス流通孔である第2ガス孔16が穿
設してあり、この第1ガス孔15を回転環11のシール
面8に連通させる貫通孔17が固定環10内に穿設して
ある。
【0012】一方、図示しないシールガス供給源より圧
力調節弁21,流量計22を経て第1ガス孔15に至る
第1流路23と、第2ガス孔16より三方切換弁24を
経て戻し流路25に至る第2流路26と、この第2流路
26を三方切換弁24を介して第1流路23に連通させ
る第3流路27とが設けてある。ここで、流量計22は
第1流路23内のシールガス流量を検出するとともに、
検出流量が予め設定したシールガス流量の上,下限値の
範囲内である場合には、三方切換弁24のa,bポート
を連通させてシールガスを第1流路23から第2流路2
6を経て戻し流路25に導き、上記検出流量が上記範囲
外である異常時の場合には、三方切換弁24のa,cポ
ートを連通させて、第2流路26を戻し流路25とは遮
断し、第1流路23と連通させて、第2ガス孔16にも
シールガスを供給するようにしたものである。なお、本
実施例では、この異常時の場合には図1中※印で示す信
号に基づいてアラームを発するとともに、圧縮機を停止
させるように形成してある。
【0013】また、第1流路23,第2流路26には両
流路間の差圧を検出し、この差圧に基いて圧力調節弁2
1の開度を変えて、非接触式シール6に供給するシール
ガスの流量を調節する開度調節手段28が設けてある。
さらに、圧縮機の吐出流路31には、吐出温度検出可能
に温度調節計32が設けてあり、検出温度が設定値以上
となる、異常に高い値を示す場合には、圧力調節弁21
に対して圧力を増大させる信号、即ち開度を増大させる
信号を出力するように形成してある。以上、本実施例で
は、軸封装置1は、非接触式シール6,第1流路23,
第2流路26,温度調節計32、および圧力調節弁21
を備えたものとなっている。
【0014】次に、上記構成からなる軸封装置1の動作
について説明する。非接触式シール6が、破損、詰まり
もない正常な状態にあるときには、流量計22によるシ
ールガス流量の検出値は上記上,下限値の範囲内にあ
り、流量計22からの信号により三方切換弁24はa,
bポートが連通した状態になっている。したがって、第
1流路23より第1ガス孔15を経て供給されるシール
ガスは貫通孔17を経てシール面8,9間を通って図2
中矢印にて示すようにロータ室7側に向かって流れ、第
2ガス孔16,第2流路26を経て、戻し流路25へ送
り出される。そして、このシールガスの流れにより、シ
ール面8,9は微小な隙間で、非接触状態に保たれると
ともに、ロータ室7からの圧縮ガスの機外(図中右方)
への漏洩は阻止されている。また、圧縮機の作動中にお
けるシールガス流量の変動に対応して開度調節手段28
により圧力調節弁21の開度が変えられ、上記流量が調
節される。
【0015】これに対して、例えばシールガス流路の詰
まりが生じると、シールガス流量が低下し、流量計22
による検出値が上記下限値以下となる。また、例えばシ
ール面8,9が破損するとシールガス流量が増大し、上
記検出値は上記上限値を超えることになる。このよう
に、上記検出値が上記上,下限値の範囲外になると、流
量計22からの信号により三方切換弁24のa,bポー
トを遮断して、a,cポートを連通させることにより第
3流路27,第2流路26を経て、第2ガス孔16より
シールガスを供給して、ロータ室7から圧縮ガスが機外
へ漏洩するのを阻止するようになっている。さらに、こ
の場合には、上述したように、流量計22から※印で示
す信号によりアラームを発するとともに、圧縮機を停止
させ、圧縮ガスの漏洩防止の徹底化を図ってある。
【0016】さらに、温度調節計32による検出温度が
異常に高くなると、温度調節計32からの信号によっ
て、圧力調節弁21の開度が増大し、第1流路23にお
けるガス流量が増大する。この結果、シールガスの供給
圧力が上昇し、固定環10と回転環11との間の間隔が
適正に保たれ、両者の接触による事故が防止される。即
ち、吐出温度が異常に高い場合、ロータ温度も高くロー
タが熱膨張して、ロータ側から固定環10と回転環11
との間の間隔、特に固定環10と回転環11との間の間
隔を狭める方向の力が生じるが、上記供給圧力を上昇さ
せて固定環10と回転環11とを離す方向の力を大きく
して、固定環10と回転環11とが異常接近するのを防
止するようになっている。
【0017】図3は、第1発明の第2実施例に係る軸封
装置1aを適用した無給油式スクリュ圧縮機を示し、図
1,2に示す装置とは、温度調節計32に代えて流量調
節計33を設けた点を除き、他は実質的に同様であり、
互いに対応する部分には同一番号を付して説明を省略す
る。この第2実施例では、流量調節計33により第1流
路23におけるシールガスの流量を検出し、検出流量が
設定値よりも小さい場合、即ち異常に流量が小さい場
合、圧力調節弁21に対して、開度を増大させる信号を
出力させるように形成してある。これにより、第1実施
例の場合と同様に、固定環10と回転環11との異常接
近を防止している。なお、流量計22と流量調節計33
は機能的には同種のものであり、上記第2実施例におい
て流量調節計33を省いて、流量計22により、上記同
様に圧力調節弁21の開度調節を行わせるようにしても
よい。
【0018】図4は、第1発明の第3実施例に係る軸封
装置1bを適用した無給油式スクリュ圧縮機を示し、図
1,2に示す装置とは、温度調節計32に代えて固定環
10に埋設した非接触式の隙間測定センサ34、および
隙間伝送器35をを設けた点を除き、他は実質的に同様
であり、互いに対応する部分には同一番号を付して説明
を省略する。この第3実施例では、隙間測定センサ34
により直接固定環10と回転環11の間の隙間の大きさ
を検出し、検出値を隙間伝送器35に入力し、隙間伝送
器35から圧力調節弁21に対して制御信号を出力する
ように形成してある。そして、上記隙間の大きさが異常
に小さい場合には、第1,第2実施例と同様に圧力調節
弁21の開度を大きくして、シールガス流量を増大さ
せ、シールガス供給圧力を高め、固定環10と回転環1
1との間の隙間を大きくするようになっている。これに
より、第1,第2実施例の場合と同様に、固定環10と
回転環11との異常接近を防止している。
【0019】なお、上記第1〜第3実施例において、図
1,3および4中二点鎖線にて示すように、第1流路2
3にアキュムレータ36を設けてもよい。これにより、
三方切換弁24のa,cポートを連通させる上記異常時
に、シールガスを第2ガス孔16にも供給する際に、第
1流路23へのシールガス供給源の容量が十分大きくな
い場合にも、アキュムレータ36内のシールガスで必要
量を確保できるようになる。また、上記第1〜第3実施
例において、図1,3および4中一点鎖線にて示すよう
に、第1流路23と第3流路27との分岐部の上流側に
圧力スイッチ37を設けて、この箇所の流路内の圧力を
検出させ、検出圧力が予め定めた設定値よりも低い場合
には戻し流路25と第2流路26とを連通させるように
三方切換弁24の流路を強制的に切換えさせ、その他の
場合、即ち第1流路23からガス供給がなされている正
常な場合には、上記第1発明と同様の運転に切換えさせ
るようにしてもよい。
【0020】そして、これにより装置起動の際、シ−ル
ガスの導入開始時に流量計22による検出圧力が上記設
定値以下の場合でも、第1流路23から非接触シ−ル6
を経て第2流路26へとシ−ルガスを流して流量計22
による検出圧力を上昇させて円滑に正常運転に移行する
ようになる。さらに詳説すれば、装置起動前は第1流路
23内のシ−ルガス流は止められており、三方切換弁2
4はa,cポ−トが連通した状態になっている。そし
て、この状態でシ−ルガスを導入すると第1流路23を
流れる前に第3流路27を流れ、第1流路23内を流れ
るシ−ルガス量が少なくなる。この結果、流量計22に
よる検出圧力は予め設定した上,下限値の範囲内に入ら
ず装置の起動ができなくなってしまうおそれがある。
【0021】このように、第1流路23内のシ−ルガス
流量が少なくなるのは、第3流路27から非接触シ−ル
6に流れたガス圧力が第1流路23からのシ−ルガスの
入口である第1ガス孔15におけるガス圧力よりも高く
なり、第1流路23からシ−ルガスが流れ難くなるから
である。これに対して、圧力スイッチ37を設けること
により、斯る不具合はなくなる。即ち、装置起動時のよ
うに第1流路23内のガス圧力が設定値よりも低い場合
には圧力スイッチ30により強制的に三方切換弁24を
a,bポ−ト連通の状態にするようなる。そして、斯る
不具合のないシ−ルガスが流れている正常運転状態では
第1発明と同様の運転が行われる。
【0022】この設定値はできるだけ小さく、0に近い
ほうが好ましく、このように小さくすることによりシ−
ルガス流量を0にする直前まで圧縮ガスの機外への漏洩
を防止することができる。また、圧力調節弁21の駆動
部は図示しない計装ラインの空気を用いた空気式のもの
の他、電気式、自力式でもよく、その形式は問わない。
さらに、三方切換弁24に代えて第2流路26と戻し流
路25,第2流路26と第3流路27との間に二つの二
方弁を設けてもよい。その他、第3流路27の第1流路
23への合流箇所は圧力調節弁21の入側であってもよ
い。図1〜4では、吐出側に設けた軸封装置1,1a,
1bを示したが、この各々は吸込側にも設けられる。
【0023】図5は、第1発明の第1実施例に係る軸封
装置1と同様に吐出温度に基づいて非接触シールの隙間
調節するようにした第2発明の第1実施例に係る軸封装
置41を適用した第1の無給油式スクリュ圧縮機を示
し、吸込口42,吐出口43を形成したケーシング44
内に互いに噛み合う雌雄一対のスクリュロータ45を収
納するとともに、これをその両側のロータ軸46,47
にてラジアルおよびスラスト軸受48により回転可能に
支持してある。そして、モータ49,駆動歯車50,従
動歯車51,ロータ軸47を介してスクリュロータ45
を回転させ、これにより吸込口42から吸込んだガスを
圧縮して、吐出口43に吐出するように形成してある。
また、軸受48とスクリュロータ45との間にはカーボ
ンシール53、および上記非接触式シール6と同様の構
成からなる非接触式シール54が設けてあり、この非接
触シール54はロータ軸46,47とともに一体回転す
る回転環55と、ロータ軸46,47の長手方向に摺動
可能に、かつ非回転状態でケーシング44側に支持され
た固定環56とからなっている。
【0024】一方、図示しないシールガス供給源に通
じ、中間部に一例として自力式の圧力調節弁57、およ
び吸込側圧力調節弁57a,吐出側圧力調節弁57bを
備えた第1流路58と、図示しないシールガス戻し流路
に至る第2流路59と、ケーシング44に上記固定環5
6に連通するように穿設した第1貫通孔60と、同じく
ケーシング44にカーボンリングシール53に連通する
ように穿設した第2貫通孔61とが設けてある。ここ
で、圧力調節弁57は第1流路58と第2流路59との
間の差圧により弁開度を調節するものである。即ち、第
1流路58の圧力が高くなる程、圧力調節弁57の開度
は小さくなってゆく。
【0025】一方、吸込側圧力調節弁57aは吸込圧力
に対応して、また吐出側圧力調節弁57bは吐出圧力に
対応してそれぞれ第1貫通孔60,第2貫通孔61へ供
給するガス圧を調節するものである。そして、第1流路
58から第1貫通孔60,非接触シール54,カーボン
リングシール53,第2貫通孔61を経て、第2流路5
9へとシールガスを流すことによりスクリュロータ45
の部分から軸受48側へガスが漏れるのを阻止するよう
になっている。また、ロータ軸46の端部にはバランス
ピストン62が空間63内を摺動可能に設けてあり、そ
の反ロータ側空間63aには、第1流路58から分岐さ
せた第3流路64により吐出圧力と一定の関係を有する
圧力のシールガスを導いて、バランスピストン62に対
してこのシールガスの圧力を作用させるように形成して
ある。そして、ロータ軸46に対して逆スラスト力を生
じさせて、軸受48に作用するスラスト力を軽減させて
ある。
【0026】さらに、バランスピストン62のロータ側
には、バランスピストン62に対して反ロータ側に向か
う方向の力を作用させるばね65が設けてあり、例えば
圧縮機の起動時のように吐出圧力の上昇前で、吐出側か
ら吸込側に向かう方向のスラスト力が小さい場合でも、
スクリュロータ45,ロータ軸46,47を上記スラス
ト力と同方向に押圧して、これらががたつくことにより
軸受48が破損するのを防止するようになっている。以
上、バランスピストン62および第3流路64を設ける
ことによりスラスト荷重軽減装置が形成されている。
【0027】さらに、本実施例では、吐出流路31に、
吐出温度検出可能に温度調節計66と、第3流路64に
圧力調節弁67が設けてあり、温度調節計66による検
出温度が設定値異常となる、異常に高い値を示す場合に
は、温度調節計66からの信号により圧力調節弁67の
開度を大きくさせて、バランスピストン62の背圧を高
めさせるように形成してある。このように、軸封装置4
1は、非接触式シール54,温度調節計66,第3流路
64,バランスピストン62を備えたものとなってい
る。そして、これによりロータ軸46に作用する逆スラ
スト力を強め、第1発明の場合と同様に、固定環56と
回転環55とが異常接近するのを防止するようにしてあ
る。図5中符号x同志は連続することを示している(図
6についても同様)。
【0028】なお、圧力調節弁66を設けずに、温度調
節計32からの信号を圧力調節弁17bに導いて上記同
様の制御を行うようにしてもよい。また、図5に示す装
置では、第3流路64によりシールガスの圧力を直接バ
ランスピストン62の反ロータ側に作用させているが、
これに代えて、この反ロータ側にダイヤフラムを設けて
このダイヤフラムを介して上記圧力をバランスピストン
62に作用させるようにしてもよい。ところで、図示し
ていないが、図1〜4に示す装置の第2流路26,第3
流路27と同様の流路により、第1流路58のシールガ
ス圧力が異常に高い場合、又は異常に低い場合にはこれ
を検出して、第1流路58のシールガスを第2貫通孔6
1に導くとともに圧縮機を停止させるようになってい
る。
【0029】また、図5では、第1流路58の吐出側か
ら分岐させた第3流路64を設けたものを示したが、吸
込側圧力調節弁57aの出側で分岐させて、バランスピ
ストン62の反ロータ側に通じるように形成してもよ
い。上記第3流路64のガス圧は吐出圧力に対応して調
節されるので、バランスピストン62に作用する圧力も
変動するが、作用圧を一定に保ちたい場合は、上記のよ
うに吸込側の方からバランスピストン62を加圧するよ
うにする。この場合にはガス圧は吸込圧力より若干高め
で、略一定であるので、バランスピストン62には略一
定の力で加圧できる。
【0030】さらに、第3流路64の分岐部は圧力調節
弁57,57a,17bの出側,入側のいずれでもよ
く、逆スラスト力の大きさはバランスピストン62の受
圧面積を適宜定めることにより行えばよい。その他、圧
力調節弁47として自力式のものを示したが、これに代
えて空気式又は電気式でもよく、その形式は問わず、こ
の場合、この圧力調節弁の開度を温度調節計66からの
信号により制御させるようにしてもよい。さらに、第1
流路58,第2流路59のそれぞれに圧力調節弁を設け
てもよい。
【0031】図6は、第1発明の第1実施例に係る軸封
装置1と同様に吐出温度に基づいて非接触シールの隙間
調節するようにした第2発明の第2実施例に係る軸封装
置41bを適用した、第2の無給油式スクリュ圧縮機を
示し、図5に示す装置とはこのスラスト荷重軽減装置を
除き、他は実質的に同一であり、互いに対応する部分に
は同一番号を付して説明を省略する。図示するように、
このスラスト荷重軽減装置は液体タンク71と、液体タ
ンク71の下部の液体部分をバランスピストン62の反
ロータ側に連通させるとともに、圧力調節弁72を設け
た液体流路73と、液体タンク71の上部空間部を吐出
口43、または吐出流路31に連通させるガス流路75
を設けることにより形成してある。そして、液体を介し
てバランスピストン62に吐出圧力を作用させることに
より、バランスピストン62を直接吐出ガスに触れさせ
ることなく逆スラスト力を発生するように形成してあ
る。この場合、温度調節計66により液体流路73に設
けた圧力調節計72の開度を調節するようになってい
る。
【0032】ところで、このガス流路75に代えて、図
6中二点鎖線にて示すように、液体タンク71の上部空
間に第1流路58から分岐させたガス流路75aを導く
ようにしてもよい。なお、図5,6に示す装置におい
て、温度調節計32によるバランスピストン62の背圧
の調節に代えて、或はこの調節とともに、第1流路58
に流量調節計33を設けて、第1発明の第2実施例と同
様に、或は固定環56に隙間測定センサ34を設けると
ともに、隙間伝送器35を設けて第1発明の第3実施例
と同様に、シールガス供給圧力を調節するようにしても
よい。なお、第1発明,第2発明において回転環11,
55は自己潤滑性のある材料から形成するのが良く、例
えば二硫化モリブデンを使うか、或はポリテトラフルオ
ロエチレン(PTFE)コーティングを施すのが好まし
い。
【0033】このように自己潤滑性のある材料を用いる
ことにより、例えば必ずしもシールガスの供給が可能で
あるとは限らない装置据付時でも、ロータを回転させて
運転調節が可能となり、また実運転中でもシールガスの
供給が停止した場合に、ロータ回転の停止までの間にシ
ール面が焼付きを起すのを防止できる。また、上記各実
施例ではスクリュ式圧縮機について説明したが、本発明
はスクリュ式のものに限るものではない。さらに、第
1,第2発明とも、シールガス用の流路は図1〜6に示
すものに限定するものでなく、非接触式シールの固定
環,回転環の異常接近に結び付く減少を検出した際に、
シールガス供給圧力を高め得る構成であればよい。その
他、第1発明の第1〜第3実施例を併用したもの、およ
びこの各実施例と上記第2発明に係る装置の上記各構成
を組合わせたものであってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、第1発
明は、ガス圧縮用ロータの軸の周囲を取り囲むととも
に、ロータ室と軸受部との間に位置する固定環と回転環
とからなる非接触式シールを備えるとともに、圧力調節
弁を設けたシールガス供給流路から、上記固定環および
回転環の互いに対向するシール面の間にシールガスの供
給を受ける無給油式圧縮機の軸封装置において、上記固
定環と回転環との間の間隔の大きさ、或はこの間隔の変
化に結び付く変化を呈する状態量の内の少なくともいず
れかを検出し、検出値が上記間隔の異常狭小に結び付く
値を示す場合には、上記圧力調節弁に対して、圧力を増
大させる信号を出力する手段を設けて形成した。
【0035】また、第2発明は、ガス圧縮用ロータの軸
の周囲を取り囲むとともに、ロータ室と軸受部との間に
位置する固定環と回転環とからなる非接触式シールを備
えるとともに、流量調節弁を設けたシールガス供給流路
から、上記固定環および回転環の互いに対向するシール
面の間にシールガスの供給を受ける無給油式圧縮機の軸
封装置において、圧力調節弁を設けた加圧流体流路から
の加圧流路の作用により、上記ロータ軸に対する吸込側
から吐出側に向かう方向のスラスト力を発生させるバラ
ンスピストンと、上記固定環と回転環との間の間隔の大
きさ、或はこの間隔の変化に結び付く変化を呈する状態
量の内の少なくともいずれかを検出し、検出値が上記間
隔の異常狭小に結び付く値を示す場合には、少なくとも
圧力調節弁に対して、圧力を増大させる信号を出力する
手段を設けて形成した。
【0036】このため、ロータの熱膨張により、非接触
式シール、特に吸込側の非接触式シールの固定環に対し
て回転環が異常接近する可能性が生じた場合には、固定
環と回転環とを離すように作用する力の大きさが増大す
るようになり、シール部の隙間が小さくなるのを防止
し、シール性能を安定させ、かつ安定した運転が可能に
なる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1発明の第1実施例に係る軸封装置を適用
した無給油式スクリュ圧縮機の全体構成図である。
【図2】 上記圧縮機の部分断面図である。
【図3】 第1発明の第2実施例に係る軸封装置を適用
した無給油式スクリュ圧縮機の全体構成図である。
【図4】 第1発明の第3実施例に係る軸封装置を適用
した無給油式スクリュ圧縮機の全体構成図である。
【図5】 第2発明の第1実施例に係る軸封装置を適用
したスクリュ圧縮機の全体構成図である。
【図6】 第2発明の第2実施例に係る軸封装置を適用
したスクリュ圧縮機の全体構成図である。
【図7】 無給油式スクリュ圧縮機におけるシールガス
供給圧力とシールガス流量との関係を示す図である。
【図8】 無給油式スクリュ圧縮機における吐出圧力と
シールガス供給圧力,シールガス流量との関係を示す図
である。
【図9】 無給油式スクリュ圧縮機における吐出温度と
シールガス供給圧力,シールガス流量との関係を示す図
である。
【符号の説明】
1,1a,1b 軸封装置 3 スクリュロー
タ 4 軸受 6 非接触式シー
ル 7 ロータ室 8,9 シール面 10 固定環 11 回転環 14 ロータ軸 21 圧力調節計 23 第1流路 31 吐出流路 32 温度調節計 33 流量調節計 34 隙間測定センサ 35 隙間伝送器 41,41b 軸封装置 45 ス
クリュロータ 46,47 ロータ軸 54 非接触式シ
ール 55 固定環 56 回転環 57 圧力調節弁 58 第1流路 62 バランスピストン 66 温度調節計 67 圧力調節計
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】図7〜9は、無給油式スクリュ圧縮機の場
合のシールガスの状態変化を示している。このうち、図
7は、運転状態が、吸込圧力−102mmAq,吐出圧
力0.5kg/cm2G,吸込温度20°C,吐出温度
76°Cの場合における、シールガスの供給圧力(kg
/cm2G)とシールガス流量(Nm3/h)との関係
を示し、計画値に比べて実際のシールガス流量はかなり
小さくなっており、特に三角印でプロットした吸込側の
軸封装置において著しく、これと同様の現象は、図8,
9においても現れている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】また、図8は、圧縮機の吐出圧力(kg/
cm2G)とシールガス供給圧力(kg/cm2G),
シールガス流量(Nm3/h)との関係を示し、シール
ガス供給圧力を略一定に保った場合、吐出圧力の増大と
ともに、特に吸込側の軸封装置におけるシールガス流量
の低下が著しい。図9は、圧縮機の吐出温度(°C)と
シールガス供給圧力(kg/cm2G),シールガス流
量(Nm3/h)との関係を示し、シールガス供給圧力
を略一定に保った場合、吐出温度の上昇とともに、特に
吸込側の軸封装置におけるシールガス流量の低下が著し
い。本発明は、上記従来の問題点を課題としてなされた
もので、ロータの熱膨張によるシール部の隙間の縮小を
防止し、シール性能を安定させ、かつ安定した運転を可
能とした無給油式圧縮機の非接触式軸封装置を提供しよ
うとするものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】次に、上記構成からなる軸封装置1の動作
について説明する。非接触式シール6が、破損、詰まり
もない正常な状態にあるときには、流量計22によるシ
ールガス流量の検出値は上記上,下限値の範囲内にあ
り、流量計22からの信号により三方切換弁24はa,
bポートが連通した状態になっている。したがって、第
1流路23より第1ガス孔15を経て供給されるシール
ガスは貫通孔17を経てシール面8,9間を通って図2
中矢印にて示すようにロータ室7側および軸受側に向か
って流れ、ロータ室側は第2ガス孔16,第2流路26
を経て、戻し流路25へ送り出される。そして、このシ
ールガスの流れにより、シール面8,9は微小な隙間
で、非接触状態に保たれるとともに、ロータ室7からの
圧縮ガスの機外(図中右方)への漏洩は阻止されてい
る。また、圧縮機の作動中におけるシールガス流量の変
動に対応して開度調節手段28により圧力調節弁21の
開度が変えられ、上記流量が調節される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】そして、これにより装置起動の際、シ−ル
ガスの導入開始時に流量計22による検出流量が上記設
定値以下の場合でも、第1流路23から非接触シ−ル6
を経て第2流路26へとシ−ルガスを流して流量計22
による検出流量を上昇させて円滑に正常運転に移行する
ようになる。さらに詳説すれば、装置起動前は第1流路
23内のシ−ルガス流は止められており、三方切換弁2
4はa,cポ−トが連通した状態になっている。そし
て、この状態でシ−ルガスを導入すると第1流路23を
流れる前に第3流路27を流れ、第1流路23内を流れ
るシ−ルガス量が少なくなる。この結果、流量計22に
よる検出流量は予め設定した上,下限値の範囲内に入ら
ず装置の起動ができなくなってしまうおそれがある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1,1a,1b 軸封装置 3 スクリュロー
タ 4 軸受 6 非接触式シー
ル 7 ロータ室 8,9 シール面 10 固定環 11 回転環 14 ロータ軸 21 圧力調節計 23 第1流路 31 吐出流路 32 温度調節計 33 流量調節計 34 隙間測定センサ 35 隙間伝送器 41,41b 軸封装置 45 スクリュロ
ータ 46,47 ロータ軸 54 非接触式シ
ール 55 固定環 56 回転環 57 圧力調節弁 58 第1流路 62 バランスピストン 66 温度調節計 67 圧力調節計
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図2】
【図4】
【図5】
【図7】
【図6】
【図8】
【図9】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス圧縮用ロータの軸の周囲を取り囲む
    とともに、ロータ室と軸受部との間に位置する固定環と
    回転環とからなる非接触式シールを備えるとともに、圧
    力調節弁を設けたシールガス供給流路から、上記固定環
    および回転環の互いに対向するシール面の間にシールガ
    スの供給を受ける無給油式圧縮機の軸封装置において、
    上記固定環と回転環との間の間隔の大きさ、或はこの間
    隔の変化に結び付く変化を呈する状態量の内の少なくと
    もいずれかを検出し、検出値が上記間隔の異常狭小に結
    び付く値を示す場合には、上記圧力調節弁に対して、圧
    力を増大させる信号を出力する手段を設けて形成したこ
    とを特徴とする無給油式圧縮機の軸封装置。
  2. 【請求項2】 ガス圧縮用ロータの軸の周囲を取り囲む
    とともに、ロータ室と軸受部との間に位置する固定環と
    回転環とからなる非接触式シールを備えるとともに、流
    量調節弁を設けたシールガス供給流路から、上記固定環
    および回転環の互いに対向するシール面の間にシールガ
    スの供給を受ける無給油式圧縮機の軸封装置において、
    圧力調節弁を設けた加圧流体流路からの加圧流路の作用
    により、上記ロータ軸に対する吸込側から吐出側に向か
    う方向のスラスト力を発生させるバランスピストンと、
    上記固定環と回転環との間の間隔の大きさ、或はこの間
    隔の変化に結び付く変化を呈する状態量の内の少なくと
    もいずれかを検出し、検出値が上記間隔の異常狭小に結
    び付く値を示す場合には、少なくとも圧力調節弁に対し
    て、圧力を増大させる信号を出力する手段を設けて形成
    したことを特徴とする無給油式圧縮機の軸封装置。
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